JPH06346394A - 2シーブシリンダー乾燥機 - Google Patents

2シーブシリンダー乾燥機

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JPH06346394A
JPH06346394A JP6041552A JP4155294A JPH06346394A JP H06346394 A JPH06346394 A JP H06346394A JP 6041552 A JP6041552 A JP 6041552A JP 4155294 A JP4155294 A JP 4155294A JP H06346394 A JPH06346394 A JP H06346394A
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JP
Japan
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sheave
cylinder
air
air guide
guide box
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Application number
JP6041552A
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English (en)
Inventor
Winfried Haessner
ハエシュナー ウィンフリード
Wilhelm Wanke
ヴァンケ ウィルヘルム
Peter Kahl
カール ペーター
Wolfgang Mueller
ミューラー ウオルフガング
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JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】2シーブシリンダー乾燥機において、シーブガ
イドローラー17は、ウェブおよびシーブが15一緒に
各シリンダー11,13からシーブガイドローラーの方
に走行するように配置され、2つのシリンダーの間にあ
る縦穴内に空気ガイドボックスが配置されている。空気
ガイドボックスは、空気チャンネル(通路)23を有し
ていて、これが送り出し位置Aの領域を対向している高
圧力ゾーンに接続している。この空気チャンネル内を高
温空気がドライブノズル24を通って流れる、したがっ
て送り出し位置Aの領域に、外方に密封板によって規定
されている低圧力(真空)ゾーンを形成する。高圧力ゾ
ーンは、さらに他の密封板およびによって規定されてい
る。 【効果】湯気を含んだ乾燥空気が側方にポケットから流
出することが回避され、ウェブが自由に次のシリンダー
の方に走行するゾーンにおいて紙ウェブの縁がはためく
危険が減少し、ウェブ切断の危険も減少される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、製紙機械、さら
に詳細には、請求の範囲1の前文に記載した特徴を有し
ている製紙機械における繊維材料ウェブ乾燥のための2
シーブシリンダー乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として下記の公報が挙げられ
る。
【0003】D1: ドイツ国特許第3630570号
=米国特許第4,694,587号 D2: ドイツ国特許第3818600号 D3: ヨーロッパ特許第0472513号 本出願の主題およびD2から公知である構成に共通して
いる特徴は、以下の通りである。
【0004】1.乾燥すべきウェブは、各乾燥シリンダ
ーを出るとき、最初に、少し離れて、対応するシーブと
共に、殆どの場合、シーブガイドローラーまで走行す
る。ウェブはしたがってそこまではシーブによって支持
されている。その後、ウェブは自由に他のシリンダー列
の次のシリンダーの方に走行する。したがって、「自由
なウェブの流れ(運動)」(すなわち、ウェブが支持さ
れていないウェブ走行コース)は比較的短い。それによ
ってウェブのはためきおよびウェブの切断の危険が予防
される。
【0005】2.シーブガイドローラーのシーブに接触
しない周囲部分に、空気ガイドボックスが設けられてい
る。この空気ガイドボックスは、ウェブをシリンダーか
ら離して、シーブに吸着するため、ウェブおよびシーブ
がシリンダーから送り出される位置の領域に低圧力(真
空ゾーン)を形成する。
【0006】3.好ましくは、高温、乾燥空気をシーブ
を通り所謂ポケット内に吹出すため、空気ガイドボック
スの対向する側に空気吹出し開口が設けられている。
「ポケット」は、言うまでもなく、紙のないシリンダー
の周囲部分と、このシリンダーへのおよびこのシリンダ
ーからの紙の走行コースと、このシリンダーに対向して
いるシーブ走行コース(他のシリンダー列の2つのシリ
ンダー間)とによって規定されている。高温、乾燥空気
は、ウェブから出る湯気の急速な除去に役立つ。その場
合に、ウェブの幅に亘って出来る限り均一なウェブの乾
燥を達成するために、機械の幅に亘って個々のゾーンに
可変な空気量が供給される。
【0007】最新の製紙機械の運転速度をさらに上昇す
べきである(大体において1500m/分およびそれ以
上)という問題がそれから生じている。これは、乾燥シ
リンダー1台当りの乾燥性能の向上、したがって湯気を
除去するのに必要な乾燥空気量の増加を必要とする。こ
の要求は、公知の構成では不充分にしか満たされること
ができない。増加した空気量を、湯気排出に必要な所
に、つまりポケット内に導くことは非常に難しいか、ま
たは不可能である。(2、3の公知の構成では、供給し
た空気の大部分は、上昇したシーブ走行速度のため、シ
ーブのメッシュを通り、ポケット内に送らずに、その代
りにシーブから直接外方へ排出している。)あるいは、
まずい構造形式(たとえば、D2による)が、ポケット
からの湯気を含んだ空気の速やかな流出を妨げている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ポケ
ット内への湯気排出のため今までよりも多量の空気量を
吹込み、そしてそこから再び外部へ送り出すことができ
る改良した空気ガイドボックスの構造形式によって、公
知の2シーブシリンダー乾燥機の乾燥性能を向上するこ
とに基づいている。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明によれば、この課題は、
特に製紙機械における繊維材料ウェブを乾燥するための
2シーブシリンダー乾燥機であって、 a)多数の加速可能な乾燥シリンダーが、2つの互に重
なり合ったシリンダー列に配置されていて、その場合
に、上部の無端シーブが上部シリンダーに、そして下部
の無端シーブが下部シリンダーに配置されており、 b)各シリンダー列において、ウェブおよびシーブが互
に接触して(すなわち共通の走行路上を)各個々のシリ
ンダーから次のシーブガイドローラーに走行するよう
に、シーブガイドローラーが2つの隣接するシリンダー
間に配置されており、その後、ウェブは、自由に(すな
わち、シーブに接触せずに)、シーブガイドローラーか
ら他のシリンダー列の対向しているシリンダーに走行
し; c)各シリンダー列において、2つの隣接するシリンダ
ー、つまり第1および第2のシリンダーと、シーブおよ
びシーブガイドローラーとによって、縦穴が規定され;
その中に、シーブガイドローラーにほぼ併行に乾燥機を
横切って延びている空気ガイドボックスが配置されてお
り; d)ウェブをシーブに吸着するため、空気カイドボック
スが、空気ガイドボックスとシーブの走行路との間を、
第1のシリンダーからシーブガイドローラーまで延びて
いる縦穴の第1の部分に低圧力を発生し; e)空気ガイドボックスが、空気ガイドボックスと、第
2のシリンダーの方向におけるシーブガイドローラーの
シーブの走行路との間にあって、かつ密封板によって規
定されいてる縦穴の第2の部分に高圧力を発生すること
を特徴する乾燥機において、 f)シーブガイドローラーから第2のシリンダーへのシ
ーブ走行路のそばにある密封ギャップ(たとえば、密封
板)が、シーブガイドローラーと第2のシリンダーのほ
ぼ中央に配置されており、そして、空気ガイドボックス
がシーブ走行方向に関して、上記密封ギャップの後にシ
ーブ走行路から末広がりの壁(28)を有していること
を特徴とする2シーブシリンダー乾燥機により解決され
る。
【0010】あるいは、他の方法として、シーブガイド
ローラー(17)から第2のシリンダー(13)へのシ
ーブ走行路のそばにある密封ギャップが、もっぱら空気
ガイドボックス(21)の突出部(44)によって形成
されていることを特徴とする2シーブシリンダー乾燥機
によって解決される。あるいは他の方法として請求項2
により解決される。
【0011】双方の解決方法は、空気ガイドボックスが
−シーブガイドローラーから第2のシリンダーへのシー
ブ走行路のそばに、そしてしかも出来る限りシーブガイ
ドローラーのシーブの送り出し位置の近くに−密封ギャ
ップによって明らかに規定された高圧力ゾーンを形成し
ている点で共通している。これによって、乾燥空気は、
次の第2のシリンダーからも比較的遠く離れてシーブを
通って、ポケット内に流れざるを得ない。さらに双方の
解決方法では、空気ガイドボックスと次の第2のシリン
ダーとの間に十分に大きな間隔があり、したがって湯気
を含んだ乾燥空気は、少くとも主に最短径路を、つまり
再びシーブを通ってポケットから外方に流出することが
できる。言い換えると、湯気を含んだ乾燥空気が側方に
ポケットから流出することが少くとも大幅に回避され
る。これによって、ウェブが自由に次のシリンダーの方
に走行するゾーンにおいて紙ウェブの縁がはためく危険
は減少する。またウェブ切断の危険もまた今までよりも
はるかに減少される。
【0012】この有利な作用は、請求項1等による解決
方法では、空気ガイドボックス(シーブ走行方向に関し
て)、(次の第2のシリンダーから遠く離れて配置され
た)密封ギャップの後に、シーブ走行路から末広がりの
壁を有していることによって達成される。この壁は、次
の第2のシリンダーと共にチムニー状の中間スペースを
形成し、それが流出する水蒸気を含んだ空気に十分に大
きな流れ横断面を提供する。
【0013】第2の解決方法の場合、同じように有利な
結果が、高圧力ゾーンを規定している密封ギャップが、
専ら空気ガイドボックスの突出部によってのみ形成され
ることによって達成される。突出部とそのそばを通過す
るシーブとの間の間隔は、ゼロと数ミリメートルとの間
であり、接触が行なわれないことが好ましい。突出部
は、全空気ガイドボックスと同様に乾燥機を横切って延
びているパイプの一部分であることが好ましい。このパ
イプは、保持パイプとして、空気ガイドボックスの補強
と同時に乾燥空気の供給に役立っている。
【0014】
【作用】本発明のすべての実施例によって、冒頭に述べ
た短いウェブの流れ(径路)を維持しながら、乾燥性能
を向上するため、今までよりも多量の空気量をポケット
を通り流すことができ、それによってウェブのはためき
の増大および頻繁なウェブの切断の危険を生じないよう
にすることが達成される。
【0015】さらに他の本発明のアイディアよれば、空
気ガイドボックスは、それ自体公知の「第1の」密封板
を有し、それが、第1のシリンダーを経てシーブと共に
送られてくる空気境界層を偏向する。さらに、空気境界
層の出来る限り流動性のよい偏向のために、好ましくは
凹状の弯曲したガイド壁を設けることができる。このガ
イド壁は、好ましくは、前記の末広がりの壁と共に1つ
のユニットを形成し、このユニットが同時に空気ガイド
ボックスの補強に役立っている。この空気ガイドボック
スは言うまでもなく全乾燥機を横切って延びている。し
たがって、空気ガイドボックスは、ウェブの幅に相当す
る長さを有しており、その長さはおおよそ10mを有す
ることができる。
【0016】本発明のさらに他の実施例では、空気ガイ
ドボックスは、横断面で見て、2つのボックス部分に分
けることができる。この場合、個々には、下記のものを
備えている。外部ボックス部分が上記の密封ギャップ
(たとえば、「第2の」密封板によって)を形成し、そ
して好ましくは高温吹込空気供給に役立っている。小さ
いボックス部分が、外部ボックス部分とシーブガイドロ
ーラーとの間にある。リブまたは中間壁によって互いに
接続されている双方のボックス部分の間に、それぞれ2
つのリブまたは中間壁の間に、空気チャンネルが延びて
いる。この空気チャンネルは、空気ガイドボックスの第
1のシリンダーに面する側を、空気ガイドボックスの対
向している、いわゆる吹出し側に接続している。
【0017】外部ボックス部分の内部スペースは、ドラ
イビングジェット・ノズル開口をへて空気チャンネルに
接続されているので、供給された空気は、高速度で、空
気チャンネルを通り、吹出し側に流れる。空気ガイドボ
ックスの第1のシリンダーに面した側に、各空気チャン
ネルは少くとも1つの流入開口を有し、それは、エジェ
クター状の吸入開口として形成されている。ここでま
た、ドライビングジェットによって、低圧力(真空)が
発生する。追加の吸入チャンネルを、上記の内部ボック
ス部分に設けることができる。この吸入チャンネルもま
た、シーブガイドローラーと空気ガイドボックスとの間
にある中間スペースを空気チャンネルに接続している。
これによって、シーブガイドローラーと、その上を走行
するシーブとの間にあるガセット内で、出来る限り多く
の空気が吸入されて、ここに高圧力の発生が出来る限り
大幅に妨げられるようになっている。同じ目的のため
に、シーブガイドローラーのローラー外被は周囲のくぼ
みを有することができる。
【0018】内部ボックス部分は、シーブガイドローラ
ーの自由な周囲部分に接している第3の密封板を保持し
ていることが好ましく、これは吹出し側に存在する高圧
力が前に述べたガセットの方向に伝わるのを防止してい
る。
【0019】さらに他の有利な実施例は、追加の従属性
の範囲に記載されている。
【0020】さらに他の本発明のアイディアによれば、
特に簡単な構造形式が、下記の対策によって達成され
る。空気ガイドボッスクが、吹出し側に多くの簡単な穴
またはスロット状の吹出し開口を有しており、したがっ
て高圧力ゾーンに(再び上記の密封ギャップによって規
定された)所望の高圧力を生ずる。空気ガイドボックス
もまた、上記の送り出し位置の領域に、空気境界層の流
れを偏向する「第1の」密封板を保持しており、そして
シーブガイドローラーの自由な周囲部分に第3の密封板
を保持している。この密封板対および高シーブ速度によ
って空気ガイドボックスと、第1のシリンダーから送り
出されるシーブとの間に低い圧力(真空)ゾーンを生
じ、この低圧力ゾーンは、とりわけ2つの密封板と、シ
ーブガイドローラーとによって規定されている。シーブ
とシーブガイドローラーとの間のガセットにおける高圧
力の形成は、シーブガイドローラーのローラー外被に周
囲のくぼみを設けるとき防止される(または少くとも制
限される)。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を以下に図面を用いて説明す
る。
【0022】図1において、上部シリンダー列の第1の
加熱可能な乾燥シリンダー11および同様な第2のシリ
ンダー13と、さらに下部シリンダー列の2つのシリン
ダー10および12とから成る2シーブシリンダー乾燥
機が判る。破線で示した紙ウェブ9が、蛇行状に交互に
上部シリンダーおよび下部シリンダー上を走行する;紙
ウェブ9は、下部無端シーブ14によって下部シリンダ
ー10、12に、そして上部無端シーブ15によって上
部シリンダー11、13に押圧される。シーブ14、1
5の各々は、シーブガイドローラー16、17上を通っ
て2つの隣接するシリンダー間を走行する。各々のシー
ブガイドローラーは、紙ウェブ9および関連するシーブ
14または15が一緒にシリンダーの各々から送り出さ
れ、そしてシーブガイドローラーまで共通の走行路を有
するように配置されている。その後初めて、紙ウェブ9
は、シーブによって支持されずに、他のシリンダー列の
対向しているシリンダーの方に走行する。
【0023】2つの隣接するシリンダー(たとえば、1
1、13)の間にあって、かつシーブガイドローラー1
7の方に、そして再び戻るシーブ15の走行路によって
規定された中間スペースを以下に「縦穴(Schacht)」
18または19と呼ぶ。各縦穴には、空気ガイドボック
ス20または21がある。下部および上部空気ガイドボ
ックスは、図1に示したように、同じに形成することが
できるが、しかし異なる様式もまた考えられる。各々の
空気ガイドボックス20、21は多くの目的に役立つ。
空気ガイドボックスは、紙ウェブ9を対応するシーブ1
4、15に吸着するために、「縦穴の第1の部分」にお
ける「第1の」シリンダー10、11のウェブの送出し
た部分に、つまり空気ガイドボックスとウェブを送り出
すシリンダーとの間に、低圧力(真空)を発生する。
【0024】この対策によって、高速運転速度のとき
(大体1500m/分)、ウェブ切断の危険を減少する
ための、ウェブの安定した走行が達成される。空気ガイ
ドボックスの対向する側、つまり「縦穴の第2の部分」
に高圧が発生される。この目的のため、好ましくは、乾
燥高温空気が空気ガイドボックスによって送られ、そし
てシーブを通り吹きつけられる。高温空気は、このよう
にしていわゆるポケットTに達し、そこで紙ウェブから
出る水蒸気(湯気)を受け入れ、その後部分的に機械の
両端のポケット端部を経てポケットから出るが、しかし
大部分は、対応するシーブを通って上方または下方に出
て行く。
【0025】空気ガイドボックス21の詳細は以下の図
2からよりはっきりと判る。送り出し位置Aからある距
離をへだてて、空気ガイドボックスは第1の密封板(Di
chtleiste)31を保持しており、この密封板31は、
シリンダー上を走行するシーブの近くまで延びている。
密封板31およびそれに続いている好ましくは凹状に弯
曲したガイド壁29が、シーブ15と共に送られてきた
空気境界層(矢印L)を外方に偏向する。第1の密封板
31の代りに、同じ目的のために、公知の、シーブ走行
方向に対して吹き出す空気吹出しスロットを設けること
ができるが、機械的作用の、たとえばフェルトストリッ
プから形成された密封板31設けることが好ましい。高
速運転速度の場合、密封板31の背面に、つまり送り出
し点Aの領域に、単に走行するシーブ15によってある
程度の低圧力(真空)を生ずる。これは下記の対策によ
ってさらに増大される。
【0026】空気ガイドボックス21は、上記の第1の
密封板31を保持しており、かつ高温空気の供給に役立
つ外部の主部分21aと、シーブガイドローラー17の
自由周囲部分に沿って延びている内部ボックス部分21
bとに分かれている。双方のボックス部分21aおよび
21bは、機械の幅に亘って配分された多くのリブまた
は中間壁22によって接続されている。空気ガイドボッ
クス21のこの構造形式によって、この空気ガイドボッ
クスは、送り出し位置Aの領域から空気ガイドボックス
の対向する側にまで延びており、つまりシーブ15がシ
ーブガイドローラー17から第2のシリンダー13にま
で走行している領域に多数の空気チャンネル(通路)2
3を有している。中間壁22は、空気の流れを機械回転
方向に導いている、すなわち、空気チャンネル23内の
横方向の流れは、少くとも大幅に、妨げられる。
【0027】各々の空気チャンネル23内に、少くとも
1つのドライブノズル(Treibduser)24が開口してい
る。このノズルを通り、ボックス部分21aの内部から
高温空気が空気チャンネル23内に流出し、そしてこれ
等の空気チャンネル23を通りシーブ15の方向に流出
する。シーブガイドローラー17上に走行するシーブ1
5によって規定されているガセットZの領域は、少くと
も1つの吸入チャンネル25を経て空気チャンネル23
に接続されている。上記の配置によって、同時に高湿空
気がシーブ15を通ってポケットTに吹き込まれ、かつ
送り出し位置Aの領域およびガセットZの空気が吸引さ
れる。言い換えると、空気ガイドボックス21の第1の
シリンダー11に面した側に低圧力(真空)領域が作ら
れ、反対に、対向している側に高圧ゾーンが作られる。
高圧ゾーンを規定するために、外部ボックス部分21a
に、第2の密封板32または突出部32A(一定破線で
示した)が設けられており、これは、第2のシリンダー
13の方に走行するシーブ15の近くまで延びている。
さらに、内部ボックス部分21bは、「第3の」密封板
33を保持しており、これは、シーブガイドローラー1
7の自由周囲部分に接している。
【0028】最後に、内部ボックス21bは、空気チャ
ンネル23の入口に第4の密封板34を保持しており、
第1のシリンダー11によって送り出されるシーブ15
の近くまで延びている。図3に示したように、最後に挙
げた第1の密封板はしかし省略されてもよい。図3は、
例示的にすべての実施例に対して、空気ガイドボックス
の各端部に全部壁38が設けられていて、それが出来る
限りシーブ15およびローラー17に接近していること
を示している。それによって側方の流入(低圧力領域)
または洩れ空気の流出(高圧ゾーンにおける)が出来る
限り大幅に防止される。
【0029】ポケットTから(シーブ15を通り)上方
または下方への水蒸気を含んだ空気の流出を容易にする
ため、第2のシリンダー13に対向する空気ガイドボッ
クスの外部部分21aは、シーブ15から末広がりの壁
28を有している。外部ボックス部分21a内への高温
供給空気のための前面入口開口が27で示されている。
追加の供給空気接続部26を、空気ガイドボックスのい
わゆるバンデル(Bandel)領域のために設けることがで
きることが図4に図示されている。
【0030】空気ガイドボックスの他の部分からバンデ
ル領域を分離するため、少くとも外部ボックス21aは
分離壁37を有しているので、バンデル領域は接続部2
6によってのみ供給空気を送られる。これによって、バ
ンデル領域において、製紙機械のスタートのとき、ある
いはウェブの切断後、つまり、乾燥部分内に、すなわち
送り出し点Aの領域に、所謂バンデル(紙ウェブの縁ス
トリップの)を通すとき、機械幅の他の領域におけるよ
りも高い低圧力(真空)を発生できる。入口27を通る
空気の供給はこの場合図示しない弁によって妨げること
ができる。
【0031】図4はさらに、空気ガイドボックスがバン
デル領域にガセットZに向けられた空気吹出しノズル3
9を有することができることを示している。このノズル
によって、送られて来たバンデルの先端は、シーブガイ
ドローラー17から次のシリンダー12に導かれる。
【0032】図5は、図1に比べて多少簡易化された、
しかし原理的には同じ作用の構造形式の空気ガイドボッ
クス20’、21’の異なる構造形式を示している。空
気ガイドボックス20’もまた、外部ボックス20aと
内部ボックス20bとに分けられており、その間にある
空気チャンネル23を有していて、この空気チャンネル
23内にドライズノズル24が開口している。図3にお
けるように、それと同じ目的のために密封板31、32
および33が設けられている。内部ボックス部分20b
を通過する吸入チャンネル(図3の25)は省略されて
いる。単一部品の空気ガイドボックス21’は、シーブ
ガイドローラー17と共に、空気チャンネル23’を形
成しており、この空気チャンネル23’内にもまだドラ
イブノズル24’が開口している。必要な場合には、高
圧ゾーンに(第2の密封板32によって規定された)追
加の吹出し開口42を設けることができる。(空気ガイ
ドボックス20’に存在する)第3の密封板33は必要
がない。
【0033】図6は、さらに他の異なる構造形式の空気
ガイドボックス40、41を示しており、これ等の空気
ガイドボックスは、一方では高温空気吹出しボックスと
して作用し(密封板32’によって規定された高圧ゾー
ンを有している図1ないし図5の空気ガイドボックスに
類似しているが、しかし多数の吹出し開口42を有して
いる)、そして、他方において送り出し位置Aおよびガ
セットZの領域に密封板31’および33’を保持して
おり、それ等の間に運転中、低圧力(真空)ゾーンを形
成する。第1の密封板31’によってまたシーブと共に
送られて来た空気境界層(矢印L)の偏向が行なわれ
る。シーブガイドローラー16および17は、好ましく
は、円周のくぼみ8を備えたローラー外被を有している
ので、ガセットZ内に万一生じた高圧力は除去される。
そのような周囲のくぼみは、好ましくは、図1ないし図
5による実施例の場合にも設けることができる。
【0034】図7は、さらに他の変形の空気ガイドボッ
クス50を示している。これは実質的に図5の空気ガイ
ドボックス20’に類似している。空気境界層は、同様
に密封板31によって偏向される。外部ボックス部分5
1は、面取りした保持体43(たとえば保持パイプ)か
ら成っており、それは同時に、乾燥空気の供給に役立っ
ており、そして空気分配開口47を有している。ボック
ス部分51は、シーブガイドローラー17の方向に取付
けた空気ガイドボックス45および46を有しており、
これ等の空気ガイドボックスが、互にドライブノズル2
4’を形成している。保持体43の突出部44は、一方
では、シーブ15と共に非接触の密封ギャップを形成
し、そして他方では、第2のシリンダー13と共に、チ
ムニー状の中間スペースを作っている。ドライブノズル
24は、空気チャンネル23’内に開口しており、この
空気チャンネル23’は外部ボックス部分51と、内部
ボックス部分52とによって規定されており、この内部
ボックス部分52もまた、ガイドローラー17に接して
いる密封板33を有している。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ポケット内への湯気排
出のため今までよりも多量の空気量を吹込み、そしてそ
こから再び外部へ送り出すことができる改良した空気ガ
イドボックスの構造形式により、湯気を含んだ乾燥空気
が側方にポケットから流出することが少くとも大幅に回
避されることによって、ウェブが自由に次のシリンダー
の方に走行するゾーンにおいて紙ウェブの縁がはためく
危険が減少し、ウェブ切断の危険もまた今までよりもは
るかに減少されるので、公知の2シーブシリンダー乾燥
機の乾燥性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、2シーブ乾燥機の長手方向の断面の概
略的部分断面を示している。
【図2】図2は、図1の拡大詳細図を示している。
【図3】図3は、図2の可能な変更を示している。これ
では、空気ガイドボックスの中央主部分の断面が延びて
いる。
【図4】図4は図3に対応しているが、しかしこれでは
所謂バンデル領域の断面が延びている。
【図5】図5は、多くの図1と異なる配置を示してい
る。
【図6】図6は、多くの図1と異なる配置を示してい
る。
【図7】図7は、本発明の特に有用なさらに他の構造形
式を示している。
【符号の説明】
9 ウェブ、 10、11、12、13 シリンダー、 14、15 シーブ、 16、17 シーブガイドローラー、 18、19 縦穴、 20、20’、21、21’、40、41、50 空気
ガイドボックス、 21a、21b、51、52 ボックス部分、 22、28、29、37、38 壁、 23 空気チャンネル(通路)、 24、24’ ドライブノズル、 25 吸入開口、 26 接続部、 27 入口、 31、31’、32、33、33’、34 密封板、 32A、44 突出部、 32’ 密封ギャップ、 39 空気吹き出し装置、 42 吹出開口、 43 保持体、 47 空気分配開口、 A 送り込み位置、 L 空気境界層、 T ポケット、 Z ガゼット。
フロントページの続き (72)発明者 ウィルヘルム ヴァンケ ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム 89522 ラーベンスブルガー ストラッセ 14 (72)発明者 ペーター カール ドイツ連邦共和国 ハイデンハイム 89518 ゲオルク−ボイトラー−シュトラ ッセ 8 (72)発明者 ウオルフガング ミューラー ドイツ連邦共和国 ジーンゲン 89537 ハイドンシュトラッセ 1

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に製紙機械における繊維材料ウェブ
    (9)を乾燥するための2シーブシリンダー乾燥機であ
    って、 a)多数の加速可能な乾燥シリンダーが、2つの互に重
    なり合ったシリンダー列に配置されていて、その場合
    に、上部の無端シーブ(15)が上部シリンダー(1
    1、13)に、そして下部の無端シーブ(14)が下部
    シリンダー(10、12)に配置されており、 b)各シリンダー列において、ウェブ(9)およびシー
    ブ(14、15)が互に接触して(すなわち共通の走行
    路上を)各個々のシリンダーから次のシーブガイドロー
    ラーに走行するように、シーブガイドローラー(16、
    17)が2つの隣接するシリンダー間に配置されてお
    り、その後、ウェブは、自由に(すなわち、シーブに接
    触せずに)、シーブガイドローラー(たとえば17)か
    ら他のシリンダー列の対向しているシリンダー(12)
    に走行し; c)各シリンダー列において、2つの隣接するシリンダ
    ー(たとえば、11、13)、つまり第1および第2の
    シリンダーと、シーブ(15)およびシーブガイドロー
    ラー(17)とによって、縦穴(19)が規定され;そ
    の中に、シーブガイドローラーにほぼ併行に乾燥機を横
    切って延びている空気ガイドボックス(21)が配置さ
    れており; d)ウェブ(9)をシーブ(15)に吸着するため、空
    気カイドボックス(21)が、空気ガイドボックスとシ
    ーブ(15)の走行路との間を、第1のシリンダー(1
    1)からシーブガイドローラー(17)まで延びている
    縦穴(19)の第1の部分に低圧力を発生し; e)空気ガイドボックス(21)が、空気ガイドボック
    スと、第2のシリンダー(13)の方向におけるシーブ
    ガイドローラー(17)のシーブ(15)の走行路との
    間にあって、かつ密封板によって規定されいてる縦穴
    (19)の第2の部分に高圧力を発生することを特徴す
    る乾燥機において、 f)シーブガイドローラー(17)から第2のシリンダ
    ー(13)へのシーブ走行路のそばにある密封ギャップ
    (たとえば、密封板32)が、シーブガイドローラー
    (17)と第2のシリンダー(13)のほぼ中央に配置
    されており、そして、空気ガイドボックス(21)がシ
    ーブ走行方向に関して、上記密封ギャップの後にシーブ
    走行路から末広がりの壁(28)を有していることを特
    徴とする2シーブシリンダー乾燥機。
  2. 【請求項2】 シーブガイドローラー(17)から第2
    のシリンダー(13)へのシーブ走行路のそばにある密
    封ギャップが、もっぱら空気ガイドボックス(21)の
    突出部(44)によって形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  3. 【請求項3】 シーブ走行路から末広がりの壁(28)
    が、突出部(44)に接続していることを特徴とする請
    求項2に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  4. 【請求項4】 上記の末広がり壁(28)または突出部
    (44)が、次の第2のシリンダー(13)と共に、チ
    ムニー状の中間スペースを形成していることを特徴とす
    る請求項1〜3のいづれか1項に記載の2シーブシリン
    ダー乾燥機。
  5. 【請求項5】 空気ガイドボックス(21)が、送り出
    し位置(A)の方に走行するシーブ(15)のそばに、
    「第1の」密封板(31)を保持しており、この密封板
    (31)がシーブと共に送られてくる空気境界層(L)
    を外方に偏向し、そして、空気ガイドボックス(21)
    が−「第1」の密封板(31)の後の流れの方向に−空
    気境界層の流れ(L)を外方に偏向し、かつ好ましくは
    凹状に弯曲したガイド壁(29)を有していることを特
    徴とする請求項1に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  6. 【請求項6】 密封ギャップが「第2の」密封板(3
    2)によって形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  7. 【請求項7】 密封ギャップが、接触していないことを
    特徴とする請求項1または2に記載の2シーブシリンダ
    ー乾燥機。
  8. 【請求項8】 空気ガイドボックス(21)が、−上記
    の低圧力および高圧力を発生するため−空気吹出しノズ
    ル(ドライブノズル24)を有しており、それが、エジ
    ェクター作用により空気を縦穴の第1の部分から、縦穴
    (19)の第2の部分に移送することを特徴とする請求
    項1〜7のいづれか1項に記載の2シーブシリンダー乾
    燥機。
  9. 【請求項9】 空気ガイドボックス(21)が、横断面
    で見て、少くとも1つの空気チャンネル(23)によっ
    て、外部の、密封ギャップを形成するボックス部分(2
    1a)と、シーブガイドローラー(17)の自由周囲部
    分に沿って延びている内部ボックス部分(21b)とに
    分かれており、そして、空気チャンネルが、エジェクタ
    ー状の吸入開口を経て上記の縦穴の第1の部分に接続し
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の2シ
    ーブシリンダー乾燥機。
  10. 【請求項10】 内部ボックス部分(21b)が、シー
    ブガイドローラー(17)の自由周囲部分のそばに、さ
    らに他の密封板(33)を有しており、それが高圧力ゾ
    ーンと低圧力領域と(すなわち、上記縦穴の第1の部
    分)を仕切っていることを特徴とする請求項9に記載の
    2シーブシリンダー乾燥機。
  11. 【請求項11】 空気ガイドボックスの内部部分(21
    b)が、追加の吸入開口(25)を有し、それが上記の
    空気チャンネル(23)に連絡していることを特徴とす
    る請求項9に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  12. 【請求項12】 空気ガイドボックスの内部部分(21
    b)が、空気チャンネル(23)の入口開口部分に−つ
    まり第1のシリンダー(11)からシーブガイドローラ
    ー(17)へのシーブ走行路の領域に−追加の密封板
    (34)を有していることを特徴とする請求項9に記載
    の2シーブシリンダー乾燥機。
  13. 【請求項13】 空気ガイドボックスの内部部分(21
    b)が、バンデル(Bandel)領域にガセット(Z)(シ
    ーブガイドローラー(17)とその中に走行するシーブ
    バンド(15)との間)に向けられた空気吹出し装置
    (39)を有していことを特徴とするる請求項9に記載
    の2シーブシリンダー乾燥機。
  14. 【請求項14】 −バンデル領域において−上記の空気
    チャンネル(23)から1つのチャンネル部分が分かれ
    ていて、それが空気ガイドボックスの残りの部分に関係
    なく(26)、供給空気を加えることが可能であり、そ
    してそのチャンネル部分に好ましくは別の吸入開口が配
    置されることを特徴とする請求項13に記載の2シーブ
    シリンダー乾燥機。
  15. 【請求項15】 空気ガイドボックス(40、41)
    が、上記の高圧力を発生するため、(シーブ走行方向に
    関して)密封ギャップ(32’)の前に多数の吹出し開
    口(42)を有していることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
  16. 【請求項16】 空気ガイドボックス(40、41)
    が、上記の低圧力を発生するため、送り込み位置(A)
    の方に走行するシーブ(15)のそばに、「第1の」密
    封板(31’)と、シーブガイドローラー(17)の自
    由周囲部分に接しているさらに他の密封板(33’)と
    を有しており、この密封板(33’)が高圧力ゾーンと
    低圧力領域とを仕切っていることを特徴とする請求項1
    5に記載の2シーブシリンダー乾燥機。
JP6041552A 1993-03-11 1994-03-11 2シーブシリンダー乾燥機 Pending JPH06346394A (ja)

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