JP2926557B2 - 製紙機械の紙通し用ドライヤ部及び紙通し方法 - Google Patents

製紙機械の紙通し用ドライヤ部及び紙通し方法

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JP2926557B2
JP2926557B2 JP9252979A JP25297997A JP2926557B2 JP 2926557 B2 JP2926557 B2 JP 2926557B2 JP 9252979 A JP9252979 A JP 9252979A JP 25297997 A JP25297997 A JP 25297997A JP 2926557 B2 JP2926557 B2 JP 2926557B2
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    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • F26B13/107Arrangements for guiding the feed end or trailing end of the materials, e.g. threading of webs
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0063Devices for threading a web tail through a paper-making machine

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械において
紙ウエブの紙通しを行う装置に関する。より詳しくは、
本発明は製紙機械のドライヤ部において紙ウエブの紙通
しを行う装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙は、水中に懸濁した繊維からなる製紙
用紙料に始まる連続したプロセスにより製造される。紙
料中の繊維が製紙機械の紙形成部即ち湿潤端における1
以上の紙形成ワイヤ(網)上に配され、これにより繊維
のウエブ(帯)が形成される。このウエブは、10〜2
0%の繊維組成をもつ状態で紙形成部を去り、プレス部
に入りここで繊維組成は35〜50%に上げられる。紙
ウエブはプレス部からドライヤ部に入り、ここでウエブ
は繊維95%及び水分5%まで乾燥される。製紙は連続
プロセスではあるが、紙の品質を新しくする場合又は形
成されたウエブに破れが生じた場合には、その都度新し
くプロセスを開始しなければならない。ウエブの破れは
頻繁に生じ、特に新設又は改修後の製紙機械の初期段階
ではそれが著しい。
【0003】製紙機械の運転開始のプロセスは、機械の
紙通しと呼ばれる。ウエブが製紙機械の形成部及びプレ
ス部を進行する時は、常時形成ワイヤ又はプレスフェル
トによりウエブを支持するのが普通である。よって形成
部及びプレス部では通常自動的に紙通しがなされる。歴
史的にドライヤ部の紙通しにはより問題があった。現行
の大部分の製紙機械では、ドライヤ部の前面の溝内を2
本のロープが並んで走行する。ウエブは形成部又はプレ
ス部のいずれかにおいてテール(尾部)を形成するよう
にほぼ4〜12インチ巾にカットされ、ウエブの残りの
部分は除去され繊維に再生される。テールは、プレス部
端においてウエブの残りの部分から分離され、次に紙通
しロープに吹き寄せられると紙通しロープの間にからま
り、ドライヤを通過する間ロープに引きつけられる。テ
ールが首尾よくドライヤ部を通過すると、テールは次第
にその巾を広げ、完全なウエブがドライヤ部を通過した
時、紙通し作業は完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製紙機械のドライヤ部
の紙通しのためにロープを使用することには、いくつか
の問題がある。第一に、製紙速度が大きくなるにつれ
て、ロープによる紙通し方法の信頼性が低下したことで
ある。加えて、ロープによるウエブの紙通しはウエブの
テールをドライヤ部を通る正常な通路からドライヤ外方
にそらせるため、紙通し中にテールの破れを引起すこと
がある。速度が大きくなるとロープが破損することがあ
り、そうするとドライヤ部の構成品とからみ合い、紙の
破れ及び機械の休止を引起す。紙通しを改良する試みと
して、反転ロール内にダンパーを配して、紙通しの間に
テールに接触するロールのその部分で吸引される真空を
選択的に強化することが提案されている。封印された箱
が、反転ロール上方の2個のドライヤロールの間に挿入
され、これにより箱の外壁と移動するフェルトの間に真
空引きを適用させる。しかしながら、紙通しの間テール
の領域に対しより選択的に真空を適用することが望まし
い。
【0005】必要とされるものはロープを使用すること
なく、製紙機械のドライヤ部の紙通しを行う装置と方法
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紙通し装置は、
各対のドライヤロールの間に真空の反転ロールを配した
一列式ドライヤロールからなるドライヤシステムを採用
する。トップフェルト式のドライヤ部の頂部では、ドラ
イヤフェルトは紙ウエブを各ドライヤの表面に押しあて
るように保持してこれを乾燥する。反転ロールは、ドラ
イヤフェルトと紙ウエブをあるドライヤロールから次の
ドライヤロールへ送りこれを巻付けさせる。紙ウエブと
ドライヤフェルトが反転ロール周りに巻付けられている
時、ドライヤフェルトは反転ロールの表面に接触した位
置にあり、紙ウエブはドライヤフェルトと反転ロールの
間に保持されない。紙の速度が上昇するにつれて生じる
紙のばたつきを防止するため、反転ロールはその内部へ
空気を吸引する真空ロールとされている。紙のばたつき
は、紙ウエブのしわ及び紙の破れを引起すことがある。
真空の反転ロールはドライヤフェルトを通して大気を吸
引して紙ウエブをドライヤフェルトに引きつけ、こうし
てばたつきを防止する。反転ロールの引きつけ作用は、
ドライヤフェルトとドライヤロールの間でウエブを締付
けることと相まって、紙ウエブのクロスマシン方向の収
縮を減少させることとなりシートの形成を改善する。
【0007】紙ウエブがドライヤロールの間を移動する
時、紙ウエブをフェルト上により良く保持するために、
ドライヤロールの間の反転ロールの上方に真空箱を配
し、これにより、紙ウエブがドライヤロールから反転ロ
ールへ及び反転ロールから次のドライヤロールへ走行す
る時、紙ウエブは真空によりドライヤフェルト上に保持
される。真空箱の両端部には、クロスマシン方向のビー
ムに取付けられた金属板のバッフルもしくはシールが形
成される一方、真空箱の両側部は移動するフェルト自体
により形成され、この移動するフェルトが前記金属板の
バッフルに固着されたシーリング部材と係合する。反転
ロールに適用される真空は反転ロール内の多数の穴を通
じて真空箱に連通し、また真空箱からドライヤフェルト
を通して紙ウエブに連通している。
【0008】ドライヤ部に紙通しを行うために、紙ウエ
ブのテールは反転ロール周りに案内する必要がある。こ
れは、ドライヤロール上のドライヤフェルトがドライヤ
ロール表面から離れる個所の近傍で前記ドライヤロール
の表面の部分へ向って吹出される空気の噴出により紙ウ
エブを前記ドライヤロール表面から引きはなすことによ
り行われる。加えて、真空箱は紙通しバッフル手段によ
り、真空箱のドライヤ部前方部に近い部分を区分されて
いる。ダンパが反転ロール内部に配されており、これが
真空箱の区分された部分の真空を強化する。空気の噴出
とドライヤの各反転ロールに適用される紙通しの真空と
の組合せにより、紙通しウエブのテールは確実に各ドラ
イヤを離れると共に、ドライヤロールの間の反転ロール
周りを回る時紙通し室のより強い真空により確実にドラ
イヤフェルトに引きつけられる。
【0009】本発明の特徴は、紙ウエブ破れの少いドラ
イヤ部を提供することである。本発明の別の特徴は、製
紙機械のドライヤ部においてロープを要しない紙通しを
行う手段を提供することである。
【0010】本発明の更なる特徴は、より高い機械速度
により、コスト効率良く運転することのできる製紙機械
のドライヤ部を提供することである。
【0011】本発明の更なる目的、特徴及び利点は、図
面に関連してなされる以下の詳細説明から明らかにされ
よう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2において同じ符号は
類似の部品を示しており、これらの図において、トップ
フェルト式ドライヤ部20の一部が示されている。ドラ
イヤ部20は加熱された回転自在の円筒状の第一ドライ
ヤロール22を有する。第二ドライヤロール24が、第
一ドライヤロール22の下流に回転すべく設けられてお
り、第一及び第二ドライヤロール22,24の間には反
転ロール26が配されている。通常、ドライヤ部は、複
数の反転ロールで分けられた一連のドライヤロールから
なる。図1に示された如く、紙ウエブ28は第一及び第
二ドライヤロール22,24の周りに巻付けられ、ドラ
イヤフェルト30がその上に添えられている。この実施
の形態においては、ドライヤフェルトは水柱1/2イン
チの差圧において毎分毎平方フィート当り、70〜50
0立方フィートの透過性を有する。
【0013】紙ウエブ28はドライヤロール22に巻付
けられ、ドライヤロール22の加熱された円筒状表面3
2に押付けられている。ドライヤ部20は、ベロイト・
コーポレーション(Beloit Corporati
on)の商標「ベルラン(BelRun)ドライヤ」と
しても知られるいわゆる一列式ドライヤである。一列式
ドライヤは、すべてのドライヤロールがその回転軸を平
行にして一平面又は一列内に設けられているものであ
る。ドライヤ部20はまた、ドライヤフェルト30がド
ライヤロール22,24の頂部上に巻付けられるトップ
フェルト式のドライヤ部である。一列式ドライヤ部は、
ウエブが各ドライヤと直接接触するため、紙ウエブの乾
燥には有利であり、そのため、ドライヤ部は任意の乾燥
量を達成するのに使用するドライヤロールの数が少なく
なる。加えて、ウエブ28が破れた場合、図1に示され
たドクター背部34に取付けられたドクターブレード3
3が、ウエブの破れ部分がドライヤロール22周りに巻
付く前にこれを除去するため、紙の破れの場合の回復が
非常に容易である。
【0014】ウエブとドライヤフェルトを移送するドラ
イヤロールにはより低い列がないため、反転ロール26
は隣接し合うドライヤロール22,24の間の下方に位
置している。フェルト30は次に反転ロールの表面36
に巻付けられ、ウエブ28はフェルト30の外面に巻付
けられる。ドライヤ速度が大きくなるにつれて、ウエブ
のしわや引裂きによる紙の欠陥を回避するため、ドライ
ヤ部走行の全域においてウエブを拘束することがより重
要となる。ウエブ28を反転ロール26面に保持するた
め、反転ロールは、真空ロールとなっている。図2に示
された如く、真空ロールの表面36の全域に多数の穴3
8が設けられ、ロール外套40を貫通している。見易く
するため図には一部の穴のみが示されている。真空は軸
42を通って反転ロール26に適用される。反転ロール
26は回転すべく軸受上に支持されている。軸は、反転
ロール内から空気を吸引しその内部を減圧する手段を提
供する。
【0015】フェルト30が反転ロール26周りに動く
時フェルト30に適用される真空により、大気圧がウエ
ブ28をフェルト30に押しつけるべく働く。反転ロー
ル26は、フェルト30とウエブ28の走行方向を反転
させる機能を有し、それによりウエブは第二ドライヤロ
ール24においては第二ドライヤロール24の表面に密
着して巻付けられる。
【0016】通常ウエブ、特にそのテール、が反転ロー
ルとドライヤロールの間を移動する時、これをフェルト
上に保持するため、第一及び第二ドライヤロール22,
24の間の各反転ロール26の上方に真空箱46が配さ
れる。各対のドライヤロールの間に配された真空箱46
は、クロスマシン方向に反転ロールとドライヤロールの
全巾に亘って配される。真空箱は、箱の両側部が剛構造
でなく移動するフェルト自体で形成されるようになって
いる。この試みは、真空箱を反転ロールと連通させて真
空を適用する個別の室に区分することに都合がよく、そ
れによって反転ロール内の差圧を真空箱内の差圧に合わ
せることを可能にする。真空箱46は、図2に示すよう
に、前方端シールもしくはバッフル48と後方端シール
もしくはバッフル(図示せず)及び中間もしくは紙通し
部シールもしくはバッフル50からなる。前方端、後方
端及び紙通し部シールは、フロントマシン(機械前面)
ブラケット54によりドライヤフレーム56に取付けら
れたクロスマシン(機械横方向)ビーム52に取付けら
れている。同様に、バックマシン(機械後面)ブラケッ
ト(図示せず)は後方のドライヤフレーム(図示せず)
に取付けられている。前方端のシール及び後方端のシー
ル並びにドライヤロール22,24の間に平行に配され
た頂部シール57は、反転ロール及び真空箱46を形成
するフェルトと共にシールされた室を形成する。頂部シ
ール57は、クロスマシンビーム52に固着された金属
ばね59により支持されている。
【0017】真空箱46は、反転ロール26の多孔表面
を通して空気が吸引される。その真空は、フェルト30
とウエブ28が第一ドライヤロール22と反転ロール2
6の間を、及び反転ロールから第二ドライヤロール24
へと移送される間にフェルトを通して空気を吸引する。
フェルト30を通して空気を吸引することにより、ウエ
ブは大気圧によりフェルトに締めつけられ、それによっ
て紙ウエブ28がドライヤロール22を離れる時のばた
つきが防止される。真空箱46は、また、フェルト30
と反転ロール26に付着した境界層が、図1の線58に
沿ったフェルトと反転ロールの合致する部分において高
圧域を形成するのを防止する。
【0018】図2に示すように、真空箱46は、紙通し
部シール50によって2部分、即ち、前方端シール48
と紙通し部シール50により形成される紙通し部60と
残りの非紙通し部62に分割される。反転ロール26が
支持されている固定軸42は、それを通して真空を反転
ロール26に適用する。シール65が固定軸42と反転
ロール26の内表面の間に配されている。シール65は
紙通し部シール50の下方に位置する。シール65は、
反転ロール26と接触係合する又は接触に近い係合をす
る非金属ライニング材で構成される。シール65は、反
転ロール26の内部を紙通し部61と非紙通し部67に
区分する。風量制御ダンパー板64が、反転ロール26
の紙通し部61に対して、またそれによって真空箱46
の紙通し部60に対して適用される真空を増大させるた
めに設けられている。このダンパー板64は、反転ロー
ルの非紙通し部67を閉じて紙通し部61の真空を増大
させるべく制御することができる。ダンパー板64は反
転ロール26のすべての部分に或る程度の真空が及ぶよ
うに、ダンパー板64自体に穴を設けるか又はそのよう
に操作が調整される。
【0019】典型的な紙通し手順としては、ウエブ28
の縁端において4〜12インチ巾のテールが紙形成部
(図示せず)においてウエブから形成され、プレス部
(図示せず)で脱水され、そしてウエブの残りの部分は
破断紙置場に積まれ、テールのみがドライヤ部20に送
られる。ドライヤフェルトはウエブのテールとしっかり
と係合し、これを第一ドライヤロール22に案内する。
フェルト30がドライヤロール22を離れると、空気管
70から供給された空気66が1個以上のノズル68
ら噴出され、テールをドライヤロール表面32から吹き
剥がすと共に、フェルト30の部分72に吹きつける。
ウエブを受けるフェルト30の部分72には真空箱46
の紙通し部60によって高められた真空が適用される。
この高められた真空は、図2に示された計測管71を通
して計測することができ、水柱約2.5インチである。
真空はウエブ28をフェルト30に引きつけ、こうして
ウエブ28は反転ロール26周りに巻きつけられる。フ
ェルトを通して適用される真空は、また、テールが第二
ドライヤロール24への移行を完了することを確保す
る。ドライヤ部20におけるこの他の各ドライヤにおい
ても同様に、反転ロールの支持軸42内のダンパ板64
を使用して、真空箱の紙通し部及び反転ロール26の紙
通し部における吸引により真空を高めて紙通しが行われ
る。
【0020】前方端シール48、後方端シール(図示せ
ず)、紙通し部シール50及び頂部シール57の設計
は、紙通しに必要なレベルの真空を維持するために重要
である。前方端シール48並びに後方端シール(図示せ
ず)の設計には、支持ビーム52から片持ちされるシー
ル構造により大気圧荷重を支持しなければならないので
これを考慮する必要がある。大気圧荷重が前方端シール
を内方に片よらせると、シールは反転ロール26の表面
に摺接することになる。
【0021】かくして前方端シールは、横方向ビーム5
2にボルト締めされた内側金属板ブラケット76と外側
金属板ブラケット78で構成される。外側ブラケット7
8は、帯金86によりブラケット78にボルト締めされ
た側部シール84を有する。側部シール84は、厚い綿
フェルトで構成され、前方端シール48の両側部でフェ
ルト30と係合するように配され、かつ、ウエブ28の
縁端に対して調整可能となっている。反転ロールのロー
ル頂部のシール87は、外側ブラケット78底部の通常
円弧状の底部フランジ88にリベット締めされている。
ロール頂部のシール87は、ブレーキライニング材で構
成され、前方端シール48と同一線上に配されている。
2個の隅部シール90が外側ブラケット78にボルト締
めされており、これらはデュポン.カンパニー(DuP
ont Co.)製造のテフロン(Teflon,登録
商標)といったプラスチック材で構成されている。後方
端シール(図示せず)の構成は前方端シール48と同様
である。紙通し部シール50も厚い綿フェルトの側部シ
ールを有するブラケット及びロールと係合する下部ブレ
ーキライニング材パッドにより同様に構成されている。
テフロンの隅部シール片は紙通し部シール50について
は省くことができる。
【0022】頂部シール57は、約0.5〜1インチ厚
の比較的厚いフェルト状綿のパッドで構成される。この
フェルト状綿はビーム52を横切る板ばね59に支持さ
れている。好ましくは、フェルト状綿は、ビーム52の
長さに沿ってクロスマシン方向に配される複数の板ばね
で支持されるのがよい。この板ばね59は、第一及び第
二ドライヤロール22,24の間にマシン方向に取付け
られる。板ばね59は、ドライヤロールの表面から間隔
を置いた丸みのある表面とするため下方かつ内方に丸め
られている。板ばねは大気圧に抗して頂部シールのフェ
ルトを支持する。こうして、間隔を置いた前方端及び後
方端のバッフルもしくはシール及び紙通しバッフルもし
くはシールは減圧領域を形成し、これは本実施の形態に
おいてはクロスマシン方向に約35インチの長さであ
る。この領域において装置の紙通しの時には真空が強化
され、ウエブが十分に紙通しされた後は真空が緩められ
る。
【0023】なお、反転ロール内の真空レベルの調整に
ついて枢支されたタンパ板を説明したが、他の形式の流
体制御機構を採用することも可能である。
【0024】また、本発明は、ここに図示し説明した特
定の構成及び部品配置に限定されず、特許請求の範囲内
の修正されたものをも含むものである。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、製紙機械における紙通
しにおいてドライヤロールに対する空気の噴出と反転ロ
ールから真空を受ける真空箱内の紙通し部における真空
を強化することにより確実に紙ウエブのテールを保持で
きるため、従来のようなロープを使用することなく、紙
ウエブの破れが少なく、かつ、より高速の機械速度に対
応することができ、コスト効率の高い紙通しを行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るドライヤ紙通し装
置の正面図である。
【図2】図1の紙通し装置の部分的に切欠いた斜視図
で、ドライヤロールとフェルトは見易くするために省い
てある。
【符号の説明】
20 トップフェルト式ドライヤ部 22 第一ドライヤロール 24 第二ドライヤロール 26 反転ロール 28 紙ウエブ 30 ドライヤフェルト 46 真空箱 48 前方端シール(バッフル) 50 紙通し部シール(バッフル) 52 ビーム 60 紙通し部 62 非紙通し部 64 ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21F 5/04 D21F 7/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一列式ドライヤロールと互いに隣接する
    ドライヤロールの間に配された反転ロールとを有すると
    共に、前方端と後方端とを有し、紙ウエブの全巾よりも
    小さい巾の紙ウェブのテールを受けるようになっている
    製紙機械のドライヤ部において; 各々が実質的に一平面内にある軸線と円筒表面とを有
    し、一列に形成された複数のドライヤロール; 各々が互いに隣接する前記ドライヤロールの間に配さ
    れ、実質的に前記ドライヤロールの軸線を含む平面から
    間隔を置いて平行をなす一平面内にある軸線と互いに隣
    接する前記ドライヤロールの表面に近接して間隔を置い
    た円筒表面とを有すると共に、各々が多孔表面を有し、
    この多孔表面を通して空気を吸引する手段を有する複数
    の反転ロール; 紙ウエブのテールを各ドライヤロール表面に保持するよ
    うに、各ドライヤロールと各反転ロールの部分に巻付け
    られ、前記ドライヤロールと、反転ロールの間を走行す
    るドライヤフェルト; 前記互いに隣接するドライヤロールの間に配された前記
    反転ロールから真空を受ける関係にあって前記互いに隣
    接するドライヤロールの間に配されると共に、クロスマ
    シン方向に互いに間隔を置いて配されたシール手段によ
    り形成され、前記ドライヤフェルトがドライヤロールか
    ら反転ロールへ及び反転ロールから次のドライヤロール
    へ移動する時、前記ドライヤフェルトの上にある前記紙
    ウエブのテールに真空を適用する真空箱; 前記ウエブと前記ドライヤフェルトが前記ドライヤロー
    ルの表面を離れ隣接する反転ロールへ移動する場所近傍
    の前記ドライヤロール表面の部分に吹き付けを行うよう
    に配された空気噴出部; 前記真空箱を、前記ドライヤ部の前方端、後方端の一方
    の近くに配された紙通し部と、非紙通し部とに区分する
    バッフル手段; 及び前記真空箱の紙通し部に供給される真空を強化する
    ダンパ手段; を備えたことを特徴とする製紙機械の紙通し用ドライヤ
    部。
  2. 【請求項2】 前記各反転ロールは、その表面を貫通す
    る多数の穴を形成する部分を有してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の製紙機械のドライヤ部。
  3. 【請求項3】 前記ドライヤフェルトは、水柱1/2イ
    ンチの差圧において毎分毎平方フィート当り70〜50
    0立方フィートの透過性を有してなることを特徴とする
    請求項1に記載の製紙機械のドライヤ部。
  4. 【請求項4】 前記真空箱は、クロスマシン方向に支持
    された前方端バッフル手段、紙通し部バッフル手段及び
    後方端バッフル手段、並びに互いに隣接するドライヤロ
    ールの間にビーム部材に沿って配された頂部バッフル手
    段で形成されており、前記前方端バッフル手段と前記紙
    通し部バッフル手段の間に減圧された領域が形成され、
    その減圧された領域に隣接する前記真空箱の上方を通過
    する前記ドライヤフェルトを通して選択的に空気を吸引
    することにより前記ドライヤ部の紙通しにおいて前記紙
    ウエブのテールを前記ドライヤフェルト上に保持するよ
    うにしてなることを特徴とする請求項1に記載の製紙機
    械のドライヤ部。
  5. 【請求項5】 前記頂部バッフル手段は、前記ドライヤ
    フェルトに接してばね部材によって支持されたフェルト
    材で形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の
    製紙機械のドライヤ部。
  6. 【請求項6】 前記前方端バッフル手段、紙通し部バッ
    フル手段及び後方端バッフル手段は、各々前記反転ロー
    ルに隣接する円弧状底部と前記頂部バッフル手段と前記
    反転ロールの間に配された2側部を有する実質的に三角
    形状のブラケットから成ると共に、前記ドライヤフェル
    トと係合する両側部には側部のフェルトシール手段が設
    けられてなることを特徴とする請求項4に記載の製紙機
    械のドライヤ部。
  7. 【請求項7】 前記円弧状底部と前記反転ロールの間に
    摩耗性ライナ材を更に備えてなることを特徴とする請求
    項6に記載の製紙機械のドライヤ部。
  8. 【請求項8】 前記ドライヤフェルトが前記ドライヤロ
    ールと前記反転ロールの間を走行する時に、前記ドライ
    ヤフェルトと前記反転ロールの間に配されるように、前
    記バッフル手段の直線の側部と円弧状底部の間に形成さ
    れる隅部にテフロンのインサート部材が設けられてなる
    ことを特徴とする請求項6記載の製紙機械のドライヤ
    部。
  9. 【請求項9】 前記ドライヤロールはすべてトップフェ
    ルト式であることを特徴とする請求項1に記載の製紙機
    械のドライヤ部。
  10. 【請求項10】 前記紙ウエブが破れた場合に前記紙ウ
    エブが各ドライヤロールに巻付くことを防止するため、
    前記空気噴出部の下流に各ドライヤロールの表面に向っ
    て配されたドクターブレードを更に備えてなることを特
    徴とする請求項9に記載の製紙機械のドライヤ部。
  11. 【請求項11】 第一ドライヤロール; 第二ドライヤロール; 前記第一ドライヤロールと前記第二ドライヤロールの間
    に配され、その軸線を前記第一ドライヤロールの軸線と
    前記第二ドライヤロールの軸線の下方に配された反転ロ
    ール; 前記第一ドライヤロールの上部、前記反転ロールの下部
    及び前記第二ドライヤロールの上部に巻付けられたフェ
    ルト; 前記フェルトと前記第一ドライヤロールの間に巻付けら
    れた、前記反転ロールの巾よりも小さい巾の紙ウエブの
    テール; 前記反転ロールの外部及び内部を連通する複数の穴を形
    成する前記反転ロールの部分; 前記反転ロールの内部から前記反転ロールの穴を通して
    空気を吸引する手段; 前記反転ロールの一方端において、その上方に配された
    第一バッフル手段; 前記第一バッフル手段からクロスマシン方向に間隔を置
    いて前記第一バッフル手段の反対端において反転ロール
    の上方に配された第二バッフル手段; 前記第一バッフル手段と前記第二バッフル手段の間に配
    され、それ自体と前記第一バッフル手段の間に前記紙ウ
    エブのテールの巾にほぼ相当する紙通し領域を形成する
    と共に、前記第一バッフル手段及びそれ自体及び前記フ
    ェルトの間にシール部を形成する紙通し部バッフル手
    段; 前記紙ウエブのテールが前記フェルト上にあって前記紙
    通し領域を通過する時、前記紙通し部バッフル手段と前
    記第一バッフル手段の間からの空気の吸引の度合を調整
    可能に強化し、それによって前記フェルトを通して空気
    を吸引しそうして前記反転ロールを横切って前記第二ド
    ライヤロール上に紙通しするために前記フェルト上に前
    記紙ウエブのテールを保持する減圧領域を生ぜしめる空
    気の吸引の度合を調整可能に強化する手段;及び前記ウエブのテールと前記フェルトが前記第一ドラ
    イヤロールを離れ前記反転ロールに向って移動する場所
    近傍の前記第一ドライヤロールの表面の部分に吹付けを
    行うように配された空気噴出部; を備えてなることを特徴とする製紙機械の一列式ドライ
    ヤ部における紙通し装置。
  12. 【請求項12】 前記空気の吸引の度合を調整可能に強
    化する手段は、前記反転ロール内で前記紙通し部バッフ
    ル手段のほぼ下方に配されたダンパーであることを特徴
    とする請求項11に記載の製紙機械の紙通し装置。
  13. 【請求項13】 前記第一バッフル手段、紙通し部バッ
    フル手段及び第二バッフル手段は、前記反転ロールの上
    方に配されたクロスマシン方向に固着されたビーム部材
    に連結されてなることを特徴とする請求項11に記載の
    製紙機械の紙通し装置。
  14. 【請求項14】 前記バッフル手段は、それぞれ、紙シ
    ートの巾及びロールのシール手段に対応する選択された
    配置とするため前記ビーム部材に調整可能に取付けられ
    てなることを特徴とする請求項13に記載の製紙機械の
    紙通し装置。
  15. 【請求項15】 前記第一バッフル手段は、前記ビーム
    部材に連結された第一ブラケット部材を有し、かつ、前
    記反転ロールの上方に位置する円弧状底部を有してなる
    ことを特徴とする請求項13に記載の製紙機械の紙通し
    装置。
  16. 【請求項16】 前記第一バッフル手段は、前記第一ブ
    ラケット部材と前記紙通し部バッフル手段の間に配され
    た第二ブラケット部材を更に有し、かつ、前記第一及び
    第二ブラケット部材を結ぶ部分の下方に、前記第一バッ
    フル部材と前記反転ロールの間の回転部のシール手段を
    形成するブレーキライニング材が取付けられてなること
    を特徴とする請求項15に記載の製紙機械の紙通し装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第二バッフル手段は; 前記ビーム部材に連結され、紙シートの巾に合わせて調
    整可能なブラケット部材; 前記フェルトが前記第一ドライヤロールから前記反転ロ
    ールへ走行する時前記フェルトと係合してシール手段を
    形成するように前記ブラケット部材に連結された第一繊
    維材の帯; 前記フェルトが前記反転ロールから前記第二ドライヤロ
    ールへ走行する時、前記フェルトと係合してシール手段
    を形成するように前記ブラケット部材に連結された第二
    繊維材の帯; 及び回転する前記反転ロールと係合してシール手段を形
    成するように前記ブラケット部材の下方に連結された第
    三繊維材の帯; を備えてなることを特徴とする請求項13に記載の製紙
    機械の紙通し装置。
  18. 【請求項18】 前記バッフル手段と前記フェルトの間
    のシール手段は、更に前記ビーム部材上に配された繊維
    材の帯により形成されると共に少くとも1個のばねによ
    り前記フェルトに押しあてられた繊維材の帯により形成
    されてなることを特徴とする請求項13に記載の製紙機
    械の紙通し装置。
  19. 【請求項19】 紙ウエブを切ってテールを作り、前記
    テールをドライヤ部を形成する多数のドライヤロールの
    乾燥用表面に送り; 前記ドライヤロール表面上の前記テールの上にドライヤ
    フェルトを巻付け; 前記テールとドライヤフェルトを前記ドライヤロール表
    面の実質的な部分に巻付け; 前記ドライヤフェルトを前記ドライヤロール表面から離
    して隣接する反転ロールに巻付け; 前記テールと前記ドライヤフェルトが前記ドライロール
    から離れて隣接する反転ロールに向って移動する場所近
    傍の前記ドライヤロールの表面の部分に空気の吹付けを
    行って前記ドライヤロールと前記反転ロールの間を走行
    する前記テールを前記ドライヤフェルトに向って前記ド
    ライヤロール表面から引き離し; 前記反転ロールの表面に形成された多数の穴を通して前
    記反転ロールの表面から空気を吸引し、それによって前
    記反転ロールの上方及び隣接する2個のドライヤロール
    の間及び前記反転ロールの全巾よりも小さい巾に沿って
    間隔を置いて配された2個のバッフル部材の間に減圧領
    域を形成し、前記ドライヤフェルトが前記ドライヤロー
    ルと前記反転ロールの間及び前記反転ロールと次のドラ
    イヤロールの間を動く時前記ドライヤフェルトを通して
    空気を吸引し、それによってドライヤ部の前記テールの
    紙通しを行うように、前記反転ロールの内部から空気を
    吸引し; 前記テールの紙通し完了後、前記減圧領域における真空
    の度合を緩めるように前記反転ロール内のダンパー手段
    を調整する; 工程からなることを特徴とする製紙機械の一列式ドライ
    ヤ部における紙ウエブの紙通し方法。
  20. 【請求項20】 紙通し中の前記減圧領域内の真空の度
    合は水柱約2.5インチであることを特徴とする請求項
    19に記載の製紙機械の紙通し方法。
  21. 【請求項21】 前記2個のバッフル手段の間に形成さ
    れる前記減圧領域は、クロスマシン方向長さが約35イ
    ンチであることを特徴とする請求項19に記載の製紙機
    械の紙通し方法。
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