JPH11506782A - オストワルド係数の低いフッ素化エーテルで安定化させたガスエマルジョン - Google Patents

オストワルド係数の低いフッ素化エーテルで安定化させたガスエマルジョン

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JPH11506782A JP9501477A JP50147797A JPH11506782A JP H11506782 A JPH11506782 A JP H11506782A JP 9501477 A JP9501477 A JP 9501477A JP 50147797 A JP50147797 A JP 50147797A JP H11506782 A JPH11506782 A JP H11506782A
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Abstract

(57)【要約】 超音波および磁気共鳴イメージングのコントラストを増強するための長時間持続型ガスエマルジョンはオストワルド係数の低いフルオロモノエーテルおよびフルオロポリエーテル化合物を利用している。微小気泡調製物を含むガスエマルジョンが開示されており、前記ガスエマルジョン中、微小気泡はペルフルオロジグリム(CF3(OCF2CF22OCF3)、ペルフルオロモノグリム(CF3OCF2CF2OCF3)、ペルフルオロジエチルエーテルC25OC25、ペルフロオロエチルメチルエーテルCF3OC25、ペルフルオロジメチルエーテルCF3OCF3並びにCF3OCF2OCF3およびフルオロポリエーテル、CF3(OCF22OCF3、CF3(OCF23OCF3およびCF3(OCF24OCF3などのフルオロエーテルを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 オストワルド係数の低いフッ素化エーテルで安定化させたガスエマルジョン 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、超音波のコントラストを増強するなどの目的で使用する安定な長寿 命ガスエマルジョンの製法および該製法で製造したエマルジョンの組成物を包含 する。さらに、本発明は、このようなエマルジョンを製造するための前駆物質も 包含する。 2.技術の背景 超音波技術は、イオン化放射線を使用するイメージング手法の重要でより経済 的な代替法を提供する。多数の従来型のイメージング技術、たとえば磁気共鳴イ メージング法(MRI)、コンピュータ断層撮影(CT)およびポジトロン・エ ミッション断層撮影(PET)などが利用できるが、これらの手法の装置は非常 に高価である。さらに、CTおよびPETでは、イオン化放射線を使用する。こ れらの手法とは異なり、超音波イメージング装置は比較的安価である。さらに、 超音波イメージング法ではイオン化放射線は使用しない。 超音波イメージング法では組織による音波の反射に影響を与える組織密度や組 成の相違を利用している。画像は、組織界面などの、組織の密度または圧縮性に 明確な差がある場所で特にはっきりしている。固体組織の界面、骨格系、種々の 器官および/または腫瘍などは超音波で容易に画像化される。 従って、多くのイメージングの適用では、超音波はコントラスト増強剤を使用 することなく好適に実施される。しかし、循環血の映像化などのその他の適用で は、コントラスト増強剤の開発が進められている。このような造影剤の特に重要 な用途は灌流イメージング法の分野である。このような超音波造影剤は心筋、腎 臓、肝臓およびその他の組織の循環血の画像化を改善できる。このことは、画像 化した組織に関連する研究、診断、手術および治療を容易にもする。血液プール 用造影剤では血液含量(例えば、腫瘍や炎症組織)に基づく画像化も可能であり 、母体の血液循環のコントラストを増強するだけで胎盤および胎児の映像化も容 易になる。 種々の超音波コントラスト増強剤が提案されてきた。一般に、静脈注射可能な 小さな気泡を分散させる方法がもっとも成功している。画像診断すべき生体の血 流中に気泡を注射し、周囲の流体組織や血液と異なる密度を持ち、それらより圧 縮性が非常に高いエマルジョンを循環血中に提供する。その結果、これらの気泡 は超音波で容易に画像化される。 残念ながら、in vivoで有効な超音波散乱剤である気泡を作り出すのは難しか った。いくつかの説明が明らかである。まず、閉じ込められた気体が周囲の液体 中に拡散されるため、このような気泡は急速に収縮する傾向がある。これは、空 気や非常に水に溶けやすい(窒素などの)空気の成分気体を含む気泡では特に起 こりやすい。単に気泡を大きくして、気泡が消失するまでに流出すべき気体を増 やすことにより、気泡の寿命を改善できると期待されるかもしれない。しかし、 直径が約10μmを超える気泡は肺で血流から除去され、さらに循環することが 妨げられるため、この方法は不満足なものであることが明らかとなっている。さ らに、それ以上大きな気泡は小さい血管や毛細血管中を循環することができない 。 in vivoで満足な性能を有する微小気泡は有利な生物学的特性も持つ必要があ る。先ず、微小気泡内部の気体を構成する化合物は生体親和性でなければならな い。最終的には、気相を含有する微小気泡が崩壊し、その気相が溶解した気体と して、または凝縮された液体のサブミクロンの液滴として血液中に放出される。 従って、気体は主として、肺呼吸または呼吸とその他の細網内皮系の代謝経路の 組み合わせによって、体外に除去される。動物またはヒトの循環系を何回か通過 するのに十分気泡が維持される場合でも、肝臓の細網内皮系食細胞が微小気泡を 取り込み、造影剤の効果を限定することがある。有害な免疫系反応もin vivoで の気泡の寿命を短縮する可能性があり、避ける必要がある。例えば、「裸の」微 小気泡は補体系の活性化などの有害な反応を引き起こすことが示されている(例 えば、K.A.Shastriら、(1991)Undersea Biomed.Res.,18,157参照)。 しかし、当技術分野で公知のように、これらの望ましくない反応は適切な被包剤 の使用により減少させることができる。 従って、微小気泡のin vivoでの寿命を改善するために、安定性を使用するこ と、すなわち、種々の被包材料の使用も試みられた。例えば、縣濁液中で先ず形 成され、固化の間に気体を閉じ込めるゼラチンまたはアルブミンのミクロスフェ アが使用された。Hilmannらの米国特許第4,466,442号およびW heatlyらの米国特許第5,352,436号に記載のように、気泡分散の 安定剤として表面活性剤を使用することも検討された。Ungerの米国特許第 5,334,381号およびRyanらの米国特許第4,900,540号に記 載のように、一部の表面活性剤含有コントラスト増強剤では、リポソームの水性 コア内に気泡を封じ込める。 最近、封入された気体が気泡の寿命に与える影響が非常に注目されている。空 気およびその成分のほかに、クリプトンやアルゴンなどの種々の貴ガスが使用さ れている。現在、水溶性の低い生体適合性のある気体が注目を集めている。溶解 度の低さは気泡安定性の重要な要素であることが理論的に示されている。Epste inおよびPlessetのOn the Stabihty of Gas Bubbles in Liquid-Gas So lutions,(1950)J.Chem.Phys.18(11),1505-1509では、気泡の収縮速度は気体 の密度、周囲の媒質への溶解度および分散性の関数として得られた。液液エマル ジョンの安定性も、分散相の溶解度の低下に伴って上昇することが明らかとなっ た(KabalnovおよびShchukin、Ostwald Ripening Theory: Apphcations t o Fluorocarbon Emulsion Stability,Advances in Colloid and Interfac e Science,38:69-97,1992)。 単純化した仮定では、EpsteinおよびPlessetの式から、米国特 許第5,393,524号明細書にQuayが記載した気泡の寿命(τ)の式: τ∝ρ/DC (1) (式中、ρは閉じ込められた気体の密度であり、Dは周囲媒質への気体の分散性 であり、Cは周囲媒質への気体の溶解度である)が得られる。この式に基づき、 Quayは、大気圧および体温(37℃)で気体であり、空気と比べて、水溶性 が低く、密度が高く、溶液中への気体分散性が低いことに基づき選択した気体を 使用して気泡を形成している。同じ状況で、SchneiderらはEP055 4213A1で、水溶性が低く、分子量の大きいことにより選択した気体を開示 している。具体的に開示された気体には、SF6およびSeF6並びに種々の過フ ッ素化された炭化水素を含んでいる。 (EpsteinおよびPlessetが当初予測したように)水溶性および 分散性が低いことが、気体の気泡からの放出速度に影響する可能性があるが、Q uayおよびSchneiderの気体選択の基準は、ある種の不適切気体を包 含し、ある種のより適した気体を除外するという点で正確ではない。例えば、米 国特許第5,393,524号で、Quayは提案した気体についてQ値を計算 して、微小気泡気体を選択することを示しており、Q値は式: Q=4×10-7×ρ/DC (2) (式中、ρは気体の密度(kg/m3)であり、Cは気体の水溶性(M)であり 、Dは溶液への気体の分散性(cm2/s)である)で計算する。Quayは、 超音波コントラスト増強に使用できる気体であるには、Q値は少なくとも30で なければならないことを教示している。文献上の水溶性データ(E.Wilhelm、 R.BattinoおよびR.J.Wilcock、Chemical Reviews,1977,v.77,p.219)を使 用した単純な推定は、ほとんどすべての公知の気体(水素およびヘリウムを除く )のQ値はほぼこの値であるかこの値を超えることを示している。25℃で、例 えば、酸素のQ値は20であり、窒素のQ値は35である。従って、Quayの 開示は効果的な微小気泡用の気体の選択についての指標はほとんど提供しない。 さらに、QuayのQ係数の基準はEP0554213A1に記載のSchn eiderの開示と同様、気泡収縮のある種の主要な原因、すなわち、気泡の表 面張力、表面活性剤の作用、気体の浸透作用、充填気体が凝縮されて液体になる 可能性を考慮していない。すなわち、充填気体の分圧は気泡内部の過剰のラプラ ス圧力に対するに十分高くなければならない。飽和蒸気圧が低い場合には、充填 気体は凝縮されて液体になり、造影能が失われる可能性がある。従って、当技術 分野では、生体適合性があり、容易に製造でき、超音波イメージング法でin vivoでのコントラスト増強が優れている安定なコントラスト増強剤が必要とされ ている。また、微小気泡の前駆物質やこのようなコントラスト増強剤の製造およ び使用法も必要とされている。 発明の概要 本発明は、オストワルド係数の低いフルオロエーテル化合物を使用し、超音波 および磁気共鳴イメージング法のコントラスト増強用の微小気泡調製物を含む長 時間持続型ガスエマルジョンを提供する。本発明の化合物を使用して微小気泡調 製物を製造すると、それ以前に可能であったものより長期間にわたり、心臓その 他の内臓のイメージが持続される。本発明では、飽和蒸気圧が非常に低下するこ となく、水溶性の低い(従って、オストワルド係数が驚くほど低い)、これまで に考慮されなかった種類の化合物を含むガスエマルジョンを開示する。高い蒸気 圧は、充填気体が凝縮されて液体になるために生じるコントラストの消失を減少 させるのにも役立つ。これらの化合物はフッ素化されたモノエーテルまたはポリ エーテルである。ペルフルオロポリエーテルを炭素原子数が同じペルフルオロカ ーボン類似体と比較すると、エーテル酸素を添加しても蒸気圧に有意な影響は与 えないが、水溶性は約2〜3分の1に低下する。このことは、炭化水素がエーテ ルに変換されると水溶性が有意に上昇するという点で予期しなかった、驚くべき ことである。 従って、液体媒質中に多数の気泡を含み、前記気体がフルオロモノエーテルま たはフルオロポリエーテルまたはその混合物を含む超音波コントラスト増強用ガ スエマルジョンが開示される。いくつかの態様では、気体は37℃でオストワル ド係数が約100×10-6未満の化合物を含み、特にin vivoで長時間コントラ ストを増強する。ペルフルオロジエチルエーテル、ペルフルオロジメチルエーテ ル、ペルフルオロメチルエチルエーテル、ペルフルオロモノグリム、ペルフルオ ロジグリム、C4103、C5124、C6145が特に有利であることが明ら かにされている。 本発明の気泡は表面活性剤層で囲まれていてよく、表面活性剤層は好ましくは 第一の表面活性剤と第二の表面活性剤とを含み、第一の表面活性剤は本質的に、 少なくとも炭素原子を10個含むアシル鎖を少なくとも1つ有するリン脂質また はリン脂質混合物からなり、前表面活性剤の少なくとも約5重量%を占め、第二 の表面活性剤は第一の表面活性剤より水溶性が高い。最も好ましくは、第一表面 活性剤はアシル鎖を1つ以上有するホスファチジルコリンを含み、少なくとも1 つのアシル鎖は炭素原子を12〜18個含み、前記第二表面活性剤はアシル鎖を 1つ以上有するホスファチジルコリンを含み、少なくとも1つのアシル鎖は炭素 原子を6〜12個含む。 さらに、本発明の広範な面では、微小気泡の前駆物質およびガスエマルジョン を形成する方法を提供する。当業者には、本発明の微小気泡調製物は多数の異な る手法で製造できることは理解されよう。例えば、微小気泡は、開示のフルオロ エーテル化合物と、粉末、タンパク質ミクロスフェア、噴霧乾燥ミクロスフェア 、空間含有粒子、顆粒、リポソーム、飽和糖溶液等と共に使用して製造すること ができる。また、これらの構造材料を個々に使用して、フルオロエーテルをその 中に分散させると、乾燥した微小気泡前駆物質が得られる。液体媒質、好ましく は水を添加すると、ガスエマルジョンが形成される。 好ましい態様では、生体適合性の膜形成材料を含有する液体組成物を噴霧乾燥 させて、ミクロスフェアの粉末を形成し、このミクロスフェアを本明細書に開示 のオストワルド係数の低いフルオロエーテル化合物と合わせ、水相を粉末と混合 することにより製造する。ミクロスフェア粉末は実質的に水相に溶解し、微小気 泡を形成する。好ましくは、微小気泡を単層の表面活性剤で被覆する。 さらに、本発明は、開示のガスエマルジョンを使用する、調波(harmonic)超音 波イメージング法を含むイメージング法を提供する。 本発明のその他の目的、特徴および利点は、以下の図面と共に好ましい態様の 例示を考慮すると、当業者には明らかであろう。図面は最初に簡単に説明する。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の2つのフルオロエーテルガスエマルジョンと空気とを比較 した、時間の関数として示すin vivoパルスドップラ信号強度のグラフである。 第2a図、第2b図および第2c図は、ウサギにガスエマルジョン造影剤を注 射した後の時間に対する超音波信号の減衰を示すグラフである。各グラフは、フ ルオロエーテルを含む微小気泡調製物をフルオロカーボン類似体を含む従来技術 の微小気泡調製物と比較するように並べてある。 第3a図、第3b図および第3c図は各々、気泡造影剤注射前の豚の心臓(第 3a図、注射1分後の豚の心臓(第3b図)および注射6分後の豚の心臓(第3 c図)の2つの超音波イメージを示す。図中、(対照イメージ以外の)上部に示 したイメージはペルフルオロポリエーテルC5124を含む微小気泡調製物を使 用して得られたものであり、下部に示したイメージはペルフルオロヘキサンC6 14を含む微小気体調製物を使用して得られたものである。 発明の詳細な説明 I.一般的な説明 本明細書では、微小気泡(microbubble)とは、直径約0.5から300μm、 好ましくは直径約200、100または50μm以下の、水性媒質中の気泡とす る。微小気泡は気液界面に層またはコーティングを有していても、有していなく てもよい。コーティングが存在する場合には、1つ以上の分子の厚さであってよ い。さらに、微小気泡は二分子層(単ラメラ・リポソームの場合などのように) に閉じ込められていても、数層の二重層(マルチラメラ・ベシクル)に閉じ込め られていてもよい。本発明の微小気泡は変性タンパク質などの、より永続的なシ ェル型構造体で囲まれていてもよい。 エマルジョンとは、一般に表面活性剤界面で安定化された2つ以上の混合不能 な流体の分散物であることを特徴とし、本発明の表面活性剤を含有する態様たは 本質的にガスエマルジョンで、エマルジョンの非連続層は液体ではなく気体であ る。従って、本明細書で使用される「ガスエマルジョン」という用語は、表面活 性剤界面を有するまたは有さない水性媒質中の多数の微小気泡の分散物を含む。 すなわち、本発明のガスエマルジョンは、単純には、フルオロエーテルを含む微 小気泡調製物である。 血管内で使用する場合、最適な気泡の大きさは2つの競合する因子により決定 される。気泡が小さいと、小血管や毛細血管中の循環に有効であるが、超音波エ コー生成能は気泡の大きさに大きく作用される。従って、血管の超音波コントラ スト増強に適した微小気泡の直径は好ましくは約1〜10μmであり、3〜5μ mであると特に好ましい。 II.微小気泡用の気体および気体の組み合わせの選択 多くの微小気泡調製物の寿命が短くなる一因は、気泡内の蒸気圧の上昇であり 、その上昇は表面張力が気泡に作用することにより生じる。気泡の直径が小さく なるほど、この内部圧力が上昇する。内部蒸気圧が上昇すると、気泡の中の気体 を溶解させ、その結果、気体が溶液に溶かされるに従って気泡が崩壊する。ラプ ラスの式ΔP=2σ/r(式中、ΔPは気泡内で上昇した気体圧力であり、σは 気泡フィルムの表面張力であり、rは気泡の半径である)は、周囲の気泡表面ま たはフィルムにより気泡にかけられる圧力を示している。ラプラス圧力は気体の 半径に反比例する。従って、気泡が収縮すると、ラプラス圧力は上昇し、気泡か ら気体が拡散される速度および気泡が収縮する速度が上昇する。 気泡の寿命に関するQuayの式(式1)はこの因子を無視している。気泡の ラプラス圧力の作用と、血液は自然に、ほぼ大気圧のときに窒素などのある種の 気体を含んでいるという事実とを考慮すると、気体の好適性について異なる結論 が得られる。さらに具体的には、窒素または空気または血液中に天然に大量に存 在する別の気体などの「第一改変剤ガス(primary modifier gas)」と、水溶性が 低く、蒸気圧が低い「気体浸透圧調整剤(gas osmotic agent)」と組み合わせた 気体混合物により最適な気泡寿命が得られると結論される。このような気体混合 物のいくつかの態様は同時係属出願である米国特許出願第08/099,951 、08/284,083および08/395,680に記載されており、これら は参照により本明細書に含めるものとする。 適切な気体の組み合わせの安定化作用は、水溶液中のある種の仮説的気泡につ いての検討を通してより容易に理解される。検討した気泡はすべて、表面張力を 低下させる表面活性剤の層で囲まれていると考えられる。しかし、溶解度、表面 活性剤膜層の透過性、および外部濃度の異なる気体または気体混合物を考慮する 。 第一の改変剤ガスと第二の浸透圧調整剤と媒質との間の物理的相互作用を気泡 の挙動の一般理論に取り入れることができる。第一改変剤ガスを(溶液中の気体 浸透圧調整剤の濃度と比べて)比較的高い濃度含有する溶液中では、気泡の寿命 は第二の気体浸透圧調整剤のある物理特性の関数として理論的に決定される。 2つの理想的な気体、空気(窒素)(naモル)と浸透圧調整剤(nFモル)を 含有する半径rの微小気泡を考えてみよう。微小気泡は、浸透圧調整剤を含まず 、無限に供給される空気で飽和された無限水媒質中にある。空気は水に非常に溶 けやすく、微小気泡からすぐに拡散されて出てくる。微小気泡を半透膜と同様に 取り扱うと、微小気泡中の空気の化学的ポテンシャルは無限時と等しく、微小気 泡中のフルオロカーボンの化学ポテンシャルは無限時より高い。界面を横切る圧 力の勾配に対する機械的平衡化は迅速であると仮定する。従って、微小気泡の寿 命を決定するのは、微小気体からの浸透圧調整剤の拡散である。微小気泡中の圧 力は空気分圧とフルオロカーボン分圧の総計である。 空気は水媒質に非常に溶けやすく、気泡の内外へ迅速に拡散されるため、空気 の正味質量流量は小さく、微小気泡内の空気分圧は水媒質にかかる大気圧とほぼ 等しい。これは、浸透圧調整剤のみによりラプラス圧力が過剰になることを意味 している。 さらに、球状粒子から媒質中の濃度がゼロの媒質への浸透圧調整剤の定常状態 の拡散質量流J(mol/s)は、 である。 ここで、Dは水中の浸透圧調整剤の拡散係数であり、CF.subsurfは平衡な表 面下(subsurface)水中浸透圧調整剤濃度である。水中の表面下浸透圧調整剤濃度 は微小気泡中のフルオロカーボンと平衡であると仮定する。蒸気は不飽和なので 、微小気泡の浸透圧調整剤の表面下濃度はその飽和濃度より低く、内部浸透圧調 整剤蒸気圧と以下の関係にある。 式4,5,6から次の式が得られる。 平衡な浸透圧調整剤の水溶解度との比が含まれる。この比はオストワルド係数と して知られている(Lと表すことが多い)。微小気泡の半径の二乗は気体浸透圧 調整剤のオストワルド係数に比例した速度で時間と共に減少する。従って、オス トワルド係数の低い気体浸透圧調整剤は優れた気泡寿命を提供する。気体浸透圧 調整剤のオストワルド係数は好ましくは約500×10-6、100×10-6また は50×10-6未満であり、最も好ましくは約40×10-6、30×10-6、2 0×10-6、10×10-6、5×10-6または1×10-6未満である。 第1表はある種の生体適合性のフルオロカーボンを含む数種の化合物の溶解度 、蒸気圧およびオストワルド係数を示している。第1表は、体温および大気圧で 気体であり、QuayおよびSthneiderにより気泡用気体と考えられた ペルフルオロブタンおよびペルフルオロペンタンのオストワルド係数は低く、従 って、第一改変ガスと共に気体浸透圧調整剤として好適に作用することを示して いる。しかし、体温および大気圧で液体の候補化合物を考慮に入れることができ るため、これまではまったく微小気泡調製物に適するとは考えられなかった、あ る主の最適な低いオストワルド係数を有する化合物が選択できる。 式7は、気体の1つがすでに血流中に存在し、その気体(第一改変ガス)が気 液界面を混合物中の他のガス(気体浸透圧調整剤)より非常に速く拡散できる気 体混合物を含む気泡に有効であることを覚えておかなければならない。この場合 のみ、気泡中の気体浸透圧調整剤の分圧が気泡内の総圧力ではなく、ラプラス圧 力にのみ等しくなる。ラプラス圧力は1気圧未満の可能性がある(少なくとも気 泡寿命の大部分で)ので、体温および大気圧で液体である気体浸透圧調整剤を使 用することができる。このような化合物は、第一改変剤ガスが共存しなければ、 まったく気泡を形成しない。 一方、気体浸透圧調整剤は体温で液体であってよいが、その飽和蒸気圧は、ラ プラス圧力が気泡中の気体浸透圧調整剤を直ちに凝縮して液体にしないよう、十 分大きくなければならない。気体浸透圧調整剤の飽和蒸気圧は好ましくは約10 0トールより大きい。これまで微小気泡充填ガスと考えられていた過フッ素化炭 化水素では一般に、水溶性と飽和蒸気圧が相関している。すなわち、水溶性の低 いフルオロカーボンを選択することは飽和蒸気圧の低いフルオロカーボンを選択 することも意味していた。 本発明では、水溶性は低いが、有意に低い飽和蒸気圧は持たない、これまで考 慮に入れられなかった種類の化合物を開示しており、これらの化合物は驚くほど 低いオストワルド係数を有している。これらの化合物はフッ素化モノエーテルお よびポリエーテルである。フッ素化モノエーテルおよびポリエーテルは安全で非 毒性であることが知られている。当技術分野では、所与の炭素原子数のこれらの 化合物で、蒸気圧が非常に高く、沸点が低いことも知られている(D.D.Lawson他 、J.Fluorine Chem.12,p.221 (1978))。従って、フッ素化ポリエーテルの沸 点および飽和蒸気圧は、同じ炭素原子数のフルオロカーボン類似体とほぼ等しい 。 しかし、フルオロエーテルの水に対する溶解度、すなわちオストワルド係数は フルオロカーボン類似体より低く、酸素原子が1つ増える毎にこの値は2〜3分 の1に低下する。通常、水と水素結合できる酸素原子を追加すると、溶解度は上 昇すると考えられる。気泡がフルオロモノエーテルまたはフルオロポリエーテル と混合した空気または窒素を含有している場合に、特に寿命の長いコントラスト 増強用ガスエマルジョンが製造できることが実験的に発見された。従って、ペル フルオロジグリム、CF3(OCF2CF22OCF3、ペルフルオロモノグリム 、CF3OCF2CF2CF3、ペルフルオロジエチルエーテル、C25OC25、 ペルフルオロエチルメチルエーテル、CF3OC25、ペルフルオロジメチルエ ーテル、CF3OCF3並びにCF3OCF2OCF3、CF3(OCF22OCF3 、CF3(OCF23OCF3およびCF3(OCF24OCF3などのペルフルオ ロエーテルが特に好適な気体浸透圧調整剤であることが発見された。 広範なフッ素化エーテルが上記の特性を有しており、そのためガスエマルジョ ンを安定させる気体浸透圧調整剤として特に適している。炭素原子数により、フ ッ素化エーテルは体温および大気圧で、気体でも液体であってもよい。体温およ び大気圧で気体であるこれらのフッ素化エーテルはガスエマルジョン調製物の単 独の気体成分としても有用である。第一改変ガスはすべてガス浸透圧調整剤から 構成されたガスエマルジョンの有効性を改善するが、使用するフッ素化エーテル が体温および大気圧で気体である場合には必要ではない。さらに、有用なフッ素 化エーテル浸透圧調整剤は完全にフッ素化されていても、部分的にのみフッ素化 されていてもよい。本発明の気体浸透圧調整剤として有用な部分的に水素化され たフッ素化エーテルには以下のものが含まれる。 CH3CH2OCF2CHF2、CH3CH2OCF2CF3、CHF2CH2OCF2C HF2、CF3CH2OCF2CH2F、CF3CH2OCH2CF3、CF3CH2OC F2CHF2、CHF2CH2OCF2CF3、CF3CH2OCF2CF3、CH3OC H2CF2CHF2、CH3OCH2CF2CF3、CH3OCF2CF2CHF2、CH3 OCF2CHFCF3、CH3OCF2CF2CF3、CHF2OCH2CF2CHF2、 CHF2OCH2CF2CF3、CF3OCH2CF2CHF2、CF3OCH2CF2C F3、CH3OCH(CF32、CH3OCF(CF32、CHF2OCH(CF3 2、CH3OCH2CHF2、CH3OCF2CH2F、CH3OCH2CF3、CH3 OCF2CHF2、CHF2OCH2CHF2、CHF2OCF2CH2F、CHF2O CH2CF3、CHF2OCHFCF3、CF3OCH2CHF2、CH3OCF2CF3 、CF3OCH2CF3、およびCF3OCHFCF3 オストワルド係数の低い好適な気体、好ましくはフッ素化エーテルを選択する と、この気体を含む微小気泡は、下記に詳述するように、シェルまたは表面活性 剤の界面層を持つ形でも、持たない形でも、種々な方法で形成できる。 III.微小気泡の形成および封入 微小気泡の製法には、Molecular Biosystems社の欧州特許出願第0,359, 246号および第0,633,030号に記載のアルブミンまたはその他のタン パク質の超音波処理による粒状ミクロスフェアの形成、米国特許第4,446, 442号に記載のテンシド(tenside)および粘度増強剤の使用、米国特許第4, 684,479号に記載のような脂質被覆した非リポソーム微小気泡、米国特許 第5,088,499号および第5,123,414号に記載の封入されたガス を有するリポソーム、米国特許第5,445,813号に記載の両親媒性化合物 の使用、PCT出願公開WO96/08234に記載の脂質縣濁液の使用、米国 特許第5,271,928号および第5,380,519号に記載の積層表面活 性剤の使用、米国特許第4,442,843号、第5,141,738号および 第4,657,756号に記載の微小顆粒の使用、米国特許第4,718,43 3号に記載のアルブミン粒状ミクロスフェアの使用がある。上記個々の特許およ び特許出願の開示は参照により本明細書に含めるものとする。 本発明のガスエマルジョンはフルオロエーテルを含む遊離の気体微小気泡の調 製物を含むことは当業者には理解されよう。すなわち、選択された態様では、本 発明のガスエマルジョンは、米国特許第5,393,524号および第5,04 9,688号に記載のように、表面活性剤を使用することなく形成することがで きる。これらの特許明細書は参照により本明細書に含めるものとする。 好ましい態様では、微小気泡調製物は超音波処理で製造することができる。超 音波処理は多くの方法で実行できる。例えば、表面活性剤溶液を含み、頂部に気 体を含むバイアルを薄膜を通して超音波処理することができる。膜の厚さは好ま しくは約0.5mmまたは0.4mm未満であり、より好ましくは約0.3mm またはさらに0.2mm未満であり、すなわち、物質中の超音波の波長より薄い 。これは許容可能な伝達を可能にし、膜の加熱を最小に留めるためである。この 膜は、ゴム、テフロン、マイラー、ウレタン、アルミ被覆フィルム、または任意 その他の超音波透過性の合成または天然ポリマーフィルムまたはフィルム形成材 料などの材料製であってよい。超音波処理は、膜に超音波プローブまたは焦点性 超音波「ビーム」を接触させ、または押しつけることにより実施できる。超音波 プローブは使い捨てであってもよい。どちらの場合も、プローブは膜に対してお くか、膜を通して液体に挿入する。超音波処理が終わったら、微小気泡溶液をバ イアルから回収し、患者に分配する。 超音波処理は、インクジェットプリンタと同様の、低出力超音波振動吸引アセ ンブリーを持つシリンジ内でも実行できる。また、シリンジまたはバイアルを、 容器内の一点にエネルギーが集中する低出力超音波浴に入れ、浴内で超音波処理 することもできる。 微小気泡を機械的に形成することも考えられる。例えば、機械的高剪断バルブ (またはダブルシリンジ針)と二本のシリンジ、またはシリンジ上の吸引アセン ブリで泡を形成することができる。単純な振とうも使用することができる。下記 の縮小気泡法は超音波処理した気泡よりエネルギーインプットの低い機械的に形 成された気泡に特に適している。このような気泡は一般に、最も望ましい生体適 合性のある造影剤に比べ非常に大きな直径を有しており、本発明に従って適切な 大きさまで縮小させることができる。 別の方法では、表面活性剤溶液中に高圧で改変剤ガスを導入して、過飽和とし た液体浸透圧調整剤エマルジョンを使用して微小気泡を形成できる。この製法は 、圧力を解除したときに気体が発泡し、気泡を形成するソーダポップの開栓と同 様の作用である。 別の方法では、圧力が解除されたときに沸騰するペルフルオロブタン、フレオ ンまたはその他の類似物質を使用して、シェービングフォームと同様に、気泡を 形成することもできる。しかし、この方法では、水相の過加熱や過飽和を避けら れるように、乳化された液体が非常に低温で沸騰し、あるいは多数の気泡凝集部 位を含んでいることが望ましい。この過飽和が起こると、所望の大量の小さな気 泡(液滴1つで1つの気泡)ではなく、少数の凝集部位で少数の大きな気泡が形 成されることがある。 別の方法では、表面活性剤と、小さな孔または空間を持つ構造体で作製された 増嵩剤との凍結乾燥ケーキを、滅菌溶液を入れ、頂部に浸透圧調整用ガス混合物 を入れたバイアルに入れる。溶液を急速に凍結させて、微細な氷結晶構造を形成 することができるため、凍結乾燥により微細な孔(氷の結晶が除去された後の空 間)が形成される。 また、粉末または顆粒状の糖などの任意の溶解可能または可溶性の空間形成( void forming)構造または材料を使用できる。液体媒質添加前に、このような構 造材料が複数の空間を画定する必要はない。さらに、空間形成構造体が表面活性 剤を含むのが好ましいが、これは本発明の実施に必須ではない。この態様では、 空間形成材料は表面活性剤からなるものでも、表面活性剤を含むものでもなく、 表面活性剤と液体の両方を、上記構造体と所望の気体と共に、容器に入れる。再 構成の際、これらの空間は浸透圧調整用気体を封入し、固体のケーキまたは粉末 を溶かしながら、ガスを含む微小気泡を形成する。 別の方法では、好ましくは水性溶液中に迅速に溶解するまたは水和される乾燥 した空間含有(void containing)粒子または(中空の球または蜂の巣状などの) 他の構造体、例えば、アルブミン、微細な糖の結晶、中空の噴霧乾燥させた糖、 塩、中空の表面活性剤の球、乾燥させた多孔性のポリマーの球、乾燥させた多孔 性のヒアルロン酸、または置換されたヒアルロン酸の球、または市販の乾燥させ たラクトースのミクロスフェアも、気体浸透圧調整剤で安定化させることができ る。さらに、変性タンパク質のミクロスフェアは特に可溶性ではないが、本発明 に適合し、本明細書の教示に従って空間含有構造体として使用できる。 従って、広義には、本発明は、 多数の空間を画定する構造材料と、 前記空間内に分散されたフルオロエーテルを含む気体または気体混合物と、 表面活性剤とを 含み、前記容器に液体を添加すると、前記構造材料、前記気体および気体混合物 および前記表面活性剤が合わさって微小気泡を形成するようにされた微小気泡前 駆組成物を提供する。 本明細書で使用される「構造材料(structural material)」とは、液体媒質と 合わせたときに気泡の形成を促進する、多数の空間を画定する任意の材料を意味 するものと理解されたい。このような構造材料は、空間含有構造体でも空間形成 構造体でも、水性環境に可溶でも不溶でもよい。本発明に適合する構造材料の例 には、噴霧乾燥粉末、粉末状または顆粒状の糖、変性タンパク質ミクロスフェア を含むタンパク質ミクロスフェア、凍結乾燥ケーキ、凍結乾燥粉末、塩、中空の 表面活性剤の球、乾燥させた多孔性ポリマー球および乾燥させた多孔性ヒアルロ ン酸を含むが、これらに限定されるものではない。特に好ましい態様では、構造 材料は表面活性剤を含む。 好ましくは、オストワルド係数の低い気体を含むガスエマルジョン組成物は、 親水性モノマーまたはポリマーまたはその混合物を含有する水性分散液を噴霧乾 燥させて製造する。この手順は同時係属出願である米国特許出願第08/405 ,477号にも詳述されている。この場合、気泡形成組成物は、でんぷんなどの 親水性部分の、好ましくは表面活性剤を含む水性分散液を乾燥させて、構造材料 を形成させることにより形成する。さらに具体的には、厚さ約0.2μm、直径 1〜10μmの、乾燥した、中空の、ほぼ微小球状の多孔性シェルを形成する。 市販の噴霧乾燥器は当技術分野でよく知られており、任意特定のでんぷん/表面 活 性剤分散液に適した設定は、下記の実施例を参照して、標準的経験試験により容 易に決定できる。形成後、ミクロスフェアをバイアル内に入れ、抜気し、空気を 所望の気体または気体混合物で置換することにより構造材料または乾燥させたミ クロスフェアに所望の気体を浸透させる。 噴霧乾燥させる溶液の親水性部分は、例えば、グルコース、ラクトースまたは でんぷんなどの炭水化物であってよい。PVAおよびPVPなどのポリマーも企 図される。種々のでんぷんおよび誘導体化でんぷんが特に適していることが判明 している。微小気泡の形成に使用するのに特に好ましいでんぷんには、分子量が 約500,000ダルトンより大きい、またはデキストロース当量(DE)が約 12未満のでんぷんが含まれる。DE値は、でんぷんポリマーの加水分解の程度 を示す定量値であり、デキストロース標準物質の還元力を100として求めた還 元力の測定値である。DE値が高ければ高いほど、でんぷんの加水分解の程度が 大きい。このような好ましいでんぷんには、食品業界で市販されている種類の食 用植物でんぷんが含まれ、これには、National Starch and Chemical社( Bridgewater、ニュージャージ)からN−LOKおよびCAPSULEの商標で 市販されているものや、ヒドロキシエチルでんぷん(du Pont Pharmaceu-ti calsから商標HETASTARCHおよびHESPANとして、味の素(日本、 東京)からM-Hydroxyethylstarchとして入手できる)などの誘導体化でんぷんが 含まれる。しかし、特に優れた安定化特性があるため、分子量500,000以 上のでんぷんが好ましい(短鎖でんぷんはよく噴霧乾燥され、本発明の微小気泡 の製造にも使用できることに注意されたい)。親水性モノマーまたはポリマーは 、前駆物質のこの実施態様中では、溶液の約0.1〜10%w/v含まれ、約1 〜5%w/vであると特に適していることが判明している。 好ましくは、水性分散液は、溶液の約0.01〜20%w/vの任意選択の表 面活性剤または表面活性剤混合物も含んでいる。多数の表面活性剤および表面活 性剤混合物が公知であり、使用できる。表面活性剤は、リン脂質、ホスホコリン 、リゾリン脂質、非イオン表面活性剤、中性または陰イオン表面活性剤、中性ま たは陰イオン性であってよいフッ素化表面活性剤、またはこれらの乳化剤または 起 泡剤の混合物からなる群から選択できる。表面活性剤のその他の具体的な例には 、ポリオキシプロピレンとポリオキシエチレンのブロックコポリマー(この種の 化合物の例はPluronic F-68などのPluronicである)、糖エステル、脂肪アルコ ール、脂肪族酸化アミン、ヒアルロン酸脂肪族エステル、ヒアルロン酸脂肪族エ ステル塩、ドデシルポリ(エチルレンオキシ)エタノール、ノニルフェノキシポ リ(エチレンオキシ)エタノール、誘導体化でんぷん、ヒドロキシエチルでんぷ ん脂肪酸エステル、脂肪酸の塩、市販の食用植物でんぷん、デキストラン脂肪酸 エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ゼラチン、血清アルブミンおよびその 混合物が含まれる。ポリオキシエチレンステアレートなどのポリオキシエチレン 脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、ポリオキシエチ ル化ソルビタン脂肪酸エステル、グリセロールポリエチレングリコールオキシス テアレート、グリセロールポリエチレングリコールリシノレート、エトキシル化 大豆ステロール、エトキシル化ひまし油およびそれらの水素添加誘導体も企図さ れる。また、Tween(R)、Span(R)、Brij(R)などの非イオン性アル キルグルコシドも本発明の範囲に含まれる。Spanには、ソルビタンテトラオ レエート、ソルビタンテトラステアレート、ソルビタントリステアレート、ソル ビタントリパルミテート、ソルビタントリオレエートおよびソルビタンジステア レートが含まれる。Tweenには、ポリオキシエチレンソルビタントリステア レート、ポリオキシエチレンソルビタントリパルミテート、ポリオキシエチレン ソルビタントリオレエートが含まれる。Brijには、別の有用な材料群が含ま れ、この群にはポリオキシエチレン10ステアリルエーテルが含まれる。陰イオ ン表面活性剤、特に炭素原子数6〜24個の脂肪酸(またはその塩)も使用でき る。好適な陰イオン表面活性剤の一例は、オレイン酸またはその塩のオレイン酸 ナトリウムである。陽イオン表面活性剤および塩化ドデシルトリメチルアンモニ ウムなどのその塩も適している。 以上から、広範な表面活性剤を使用できることが理解されよう。実際、本発明 では、ほとんどすべての表面活性剤(開発中のものを含む)または表面活性剤混 合物を使用することができる。所与の用途に最も適した表面活性剤は不当な実験 を必要としない経験的研究により決定できる。従って、当業者は主として生体適 合性のような特性に基づいて表面活性剤を選択できる。 溶液が、第一の表面活性剤としての疎水性リン脂質と、少なくとも1つのその 他のより親水性の強い第二の表面活性剤を含む表面活性剤混合物を含有すると特 に適していることが明らかとなった。好ましくは、疎水性リン脂質は少なくとも 1つのアシル基を有し、アシル基の炭素原子数の総数は少なくとも10個である (例えば、ジデカノイルリン脂質)。いくつかの態様では、第一表面活性剤のリ ン脂質は炭素原子数約10個または14個から約20個または24個のアシル基 を有している。例えば、ジパルミトイルホスファチジルコリン(アシル基を2個 含み、各アシル基が炭素原子を16個含んでいる)が使用できる。アシル基は水 素化またはフッ素化されていてもよい。その他のリン脂質のヘッド基も企図され る。例えば、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロールまたはホスフ ァチジルエタノールアミンは本発明に適した特性を有している。このようなリン 脂質の組み合わせも、タマゴもしくは大豆のレシチンまたは肺表面活性物質など の天然のリン脂質製品のように“第一表面活性剤”を構成することができる。ま た、第一表面活性剤であるリン脂質にしょ糖ジ−、トリ−およびテトラ−エステ ルなどのその他の非常に水不溶性である表面活性剤を添加することもできる。コ レステロールを第一表面活性剤に添加することができ、コレステロールとリン脂 質の比が約0.01〜0.5w/wの範囲であると、安定性を高めるのに有用で あることが判明している。リン脂質のアシル鎖は飽和であるのが好ましいが、不 飽和アシル基も本発明の範囲に含まれる。第一表面活性剤は、好ましくは溶液の 約0.005〜20%w/v、より好ましくは溶液の約0.02〜10%w/v となる。 比較的疎水性の長いアシル鎖を有するリン脂質と、第一のリン脂質より親水性 の高いより短鎖のリン脂質とを含むリン脂質混合物を使用すると有利であること が認められている。具体例としては、炭素原子数12個または14個のアシル基 を有する第一のリン脂質を、炭素原子数8個または10個のアシル基を持つ共表 面活性剤である第二のリン脂質と共に使用できる。 第一表面活性剤または第二表面活性剤のいずれかとして、炭素原子数12個の アシル鎖を含むリン脂質を使用すると特に有利であることが発見された。例えば 、炭素原子数12個のアシル基を含むリン脂質が第一表面活性剤を構成してよく 、糖エステルまたはPluronic化合物が第二表面活性剤を構成してよい。 別の選択肢としては、炭素原子数16個のアシル鎖を有するリン脂質が第一表面 活性剤を構成し、炭素原子数12個のアシル鎖を有するリン脂質が第二表面活性 剤を構成してよい。 膨張剤、好ましくは、Freon113などのフルオロカーボンを上記のでん ぷん/表面活性剤溶液に分散させると、最終的に製造される噴霧乾燥製品はより 効果的に気泡を形成する。膨張剤は、噴霧乾燥プロセスの間に気体になる任意の 物質であってよい。膨張剤を、例えば、市販のマイクロフルイダイザを使用し、 約5000から15000psiの圧力で、表面活性剤溶液中に分散させる。こ のプロセスにより、表面活性剤の単分子層で被覆された水と混合しないFreo n(またはその他の膨張剤)のサブミクロンの液滴からなる従来のエマルジョン が形成される。この分散法およびその他の手法は一般的で、当技術分野でよく知 られている。 噴霧乾燥させる溶液が膨張剤を含むと、より多数の中空のミクロスフェアが形 成され、噴霧乾燥した粉末1g当たりの超音波信号が大きくなる。噴霧乾燥機に 流入する溶液の霧状の液滴が乾燥機内で熱い空気と混合する際、膨張剤はこれら の液滴内でスチーム気泡形成の核となる。好適な膨張剤は、乾燥中の液滴が高温 (約100℃)になった状態で、霧状の液滴内の溶液を気体または蒸気で過飽和 にするものである。好適な膨張剤には次のものが含まれる。 1.室温で溶液を飽和させるのに使用する、水性溶液との混合性が限定された、 溶解した低沸点(100℃未満)の溶媒、例えば、塩化メチレン、アセトンおよ び二硫化炭素。 2.室温および高圧(例えば3バール)で溶液を飽和する気体、例えば、CO2 またはN2。液滴は、1気圧、100℃でこの気体で過飽和になる。 3.非混合性低沸点(100℃未満)液体のエマルジョン、例えば、Freon 113、ペルフルオロペンタン、ペルフルオロヘキサン、ペルフルオロブタン 、ペンタン、ブタン、FC−11、FC−11B1、FC−11B2、FC−1 2B2、FC−21、FC−21B1、FC−21B2、FC−31B1、FC −113A、FC−122、FC−123、FC−132、FC−133、FC −141、FC−141B、FC−142、FC−151、FC−152、FC −1112、FC−1121およびFC−1131。 膨張剤は、表面活性剤溶液の約0.5%〜10%v/vの量となるように、で んぷん/表面活性座溶液に添加する。約3%v/vの膨張剤は、好適な微小気泡 を形成する噴霧乾燥粉末を製造することが明らかとなった。膨張剤は噴霧乾燥プ ロセスの間に実質的に蒸発し、従って、最終的な噴霧乾燥後の粉末では微量以上 存在しない。 この溶液のその他の任意選択成分は、水相内の種々の塩またはその他の物質で ある。このような物質には、従来の粘度調整剤、燐酸バッファまたはその他の従 来の生体適合性のバッファなどのバッファ、または酸または塩基などのpH調整 剤、(等張性、高張性、低張性を付与する)浸透圧調整剤を含むと有利でありう る。好ましい溶液はpHが約7で、等張である。これらの追加成分は各々、一般 に溶液の5%w/v未満である。好適な塩の例には、リン酸ナトリウム(一ナト リウム塩および二ニナトリウム塩)、塩化ナトリウム、リン酸カルシウムおよび その他の生理学的に許容される塩を含む。 噴霧乾燥後、ミクロスフェアの種々の各成分は、最終的な噴霧乾燥製品中で次 の割合(重量%)となるのが好ましい。 親水性構造材料 1%〜100% 表面活性剤 0%〜90% 塩、バッファ、等 0%〜90% 特に好ましい態様では、組成物は次の割合(重量%)を有する。 親水性構造材料 10%〜60% 表面活性剤 0.1%〜10% 塩、バッファ、等 10%〜60% 上記のように、ミクロスフェアをバイアルに入れ、所望の気体を乾燥させたミ クロスフェアに浸透させる。すなわち、バイアルを真空チャンバに入れて抜気す る。次に、空気を所望の気体または気体混合物で置換する。気体を次に球の空間 内に拡散させる。圧力または真空のサイクルにより拡散を助けることができる。 次に、バイアルをクリンプシールし、好ましくはガンマ線または加熱で滅菌する 。 好ましくは、最初の第一改変剤ガス(空気または窒素などの空気の成分気体の いずれであってもよい)と第二の浸透圧調整用安定剤ガス(好ましくは、オスト ワルド係数が低い)が各々、約1:100、1:75、1:50、1:30、1 :20または1:10から約1000:1、500:1、250:1、100: 1、75:1または50:1のモル比で存在する。特に好ましい態様では、気体 は、20℃でペルフルオロジグリムで飽和させた窒素である。 IV.包装および使用 本発明の微小気泡調製物の作製に使用するためのキットが製造できると理解さ れよう。これらのキットには、微小気泡を形成するための上記の気体、液体およ び表面活性剤を封入した容器を含むことができる。容器では、1つのチャンバに 滅菌した乾燥成分と気体を入れ、第二チャンバに滅菌した水性の液体を入れるこ とができる。また、表面活性剤は添加前に液体に溶解させてもよい。 従って、広義には、本発明はガスエマルジョンの製法を提供し、この方法は、 多数の空間を画定する構造材料と表面活性剤と前記空間内に分散させたフルオ ロエーテルを含む気体または気体混合物とを含む容器を提供し、 前記容器に水性の液体を添加し、 前記容器内で前記構造材料、前記表面活性剤および前記水性液体を混合して、 表面活性剤層で囲われた前記気体または気体混合物の気泡を含むガスエマルジョ ンを形成することを含む。 好適な二チャンバ・バイアル容器が、例えばWheaton Glass社( Millville、ニュージャージー)からWHEATON RS177FL WおよびS−1702FLの商標で市販されている。別な例としては、B−D HYPAK Liquid/Dry 5+5ml Dual Chamber 予充填シリンジシステム(Becton Dickinson、Frankli n Lake、ニュージャージー、米国特許4,613,326号に記載)があ る。このシステムには次の利点がある。 1.簡便に使用できる。 2.水性不溶性ガスの浸透圧調整剤がチャンバ内に、一端では水性溶液のチャン バで、多端では針をシーリングする非常に面積の小さいエラストマで封入されて いる。 3.製造時に、Monoject #305(Sherwood Medica l、セントルイス、MO)などの濾過針をシリンジに取り付けて、未溶解の固体 の注入を確実に回避できる。 二チャンバシリンジを使用した微小気泡の形成は実施例VIIIに記載する。 噴霧乾燥した粉末と水性溶液とを滅菌的に合わせることができるその他の二チ ャンバ再構成システムも本発明の範囲に含まれることは当業者には理解されよう 。このようなシステムでは、水相を水不溶性の浸透圧調整用ガスと環境との間に おくと、製品の有効期限を延長するのに特に有利である。微小気泡を形成するの に必要な物質が容器内にまだ存在していない場合、キットの他の成分と共に、キ ットの他の成分との容易な混合を助けるようにした形態または容器に包装するこ とができる。 本発明の微小気泡の特殊な用途の例には、心臓、心筋組織の灌流イメージング 、ストレスまたは運動試験中の心臓およびその組織の灌流特性の測定、または心 筋梗塞による灌流の消失または変化の検査が含まれる。同様に、組織への血流量 を増加させるように設計した薬剤を経口または静脈内投与した後、心筋組織を見 ることもできる。また、冠状組織静脈グラフト、冠動脈形成、または血栓溶解剤 (TPAまたはストレプトキナーゼ)などの種々の介入による変化またはそれら の介入の間の変化の映像化も増強することができる。これらの造影剤は末梢静脈 から簡便に投与して、循環系全体の映像化を増強できるので、一般的な血管疾患 の診断および胎盤組織の生存能の超音波モニタリングも容易にする。 特に好ましい態様では、本発明は、開示のガスエマルジョンを造影剤として使 用した調波超音波イメージング法を提供する。本発明の気泡は特に、同時係属出 願の米国特許出願08/314,074に記載の方法などの調波イメージング法 に有用である。開示の微小気泡が微小気泡に照射される超音波照射の(基本)周 波数の変換能力を最適化することにより、画像化が増強される。従って、本発明 は医学的に有用な超音波励起振幅で調和波を生成できる微小気泡の使用を提供す る。 本発明は超音波イメージング法以外にも使用できることも強調すべきである。 実際、本発明は、非生物学的用途を含むすべてのシステムでのリン脂質含有気体 の使用を包含するに十分広範なものである。 本発明の微小気泡処方にはその他の成分も含みうることも理解されたい。例え ば、浸透圧調整剤、安定剤、キレート形成剤、バッファ、粘度調整剤、空気溶解 度改変剤、塩および糖を微小気泡縣濁液に添加して、寿命およびコントラスト増 強強化を最大化することができる。滅菌性、等張性および生体適合性などを考慮 し、注射可能な組成物にこのような従来の添加物を決定できる。このような物質 の使用は当業者に理解されるであろうし、具体的な量、比および物質の種類は過 度の実験をすることなく経験的に決定できる。 本発明の微小気泡調整物はすべて、トリやほ乳類などの脊椎動物に、脊椎動物 の超音波イメージングする部分の造影剤として使用できる。好ましくは、脊椎動 物はヒトであり、画像化する脊椎動物の部分は血管系である。この態様では、少 量(例えば、脊椎動物の体重に対し0.1ml/Kg[噴霧乾燥粉末2mg/K g])を動物に血管内投与する。約0.005ml/Kgから約1.0ml/K gなどの他の量の微小気泡も使用できる。この手法を用い、心臓、動静脈、肝臓 や腎臓などの血液の豊富な器官を超音波で画像化できる。 V.実施例 上記の説明は以下の実施例を参照してさらによく理解されよう。しかし、この ような実施例は本発明を実施する好ましい方法の例示であって、本発明の範囲お よび添付の請求の範囲を限定するものではない。 実施例I 超音波処理による微小気泡の製造 表面活性剤として2%Pluronic F−68および1%スクロースステ アリン酸エステル、改変剤ガスとして空気、気体浸透圧調整剤としてペルフルオ ロヘキサンを含有する等張の水相を超音波処理して、数加重平均(averagenumbe r weighted)サイズ5ミクロンの微小気泡を製造した。 この実施例では、0.9%NaCl、2%Pluronic F−68および 1%スクロースステアリン酸エステルを含有する滅菌水溶液1.3mlを2.0 mlのバイアルに入れた。バイアルの頂部の残存空間0.7mlには最初、空気 を含んでいた。25℃においてペルフルオロヘキサン蒸気で飽和させた空気(空 気540トール、ペルフルオロヘキサン220トール)をバイアルの頂部空間に 流した。バイアルを薄い0.22mmのポリテトラフルオロエチレン(PTFE )の隔膜でシールした。バイアルを水平に倒し、Sonics&Materia lsから入手できる50ワットのソニケータ(VC50型)に取り付けた1/8 インチ(3mm)の超音波プローブを隔膜に静かに押しつけた。この位置で、隔 膜によりプローブと溶液は離れていた。次に、プローブに電力を掛け、溶液を1 5秒間超音波処理すると、細かく分割された微小気泡の白い溶液を形成された。 この微小気泡のHoriba LA−700のレーザー光散乱粒子分析器で測定 した数加重平均サイズは5ミクロンであった。 実施例II リン脂質含有溶液の噴霧乾燥 注射用の水にMaltrin M−100マルトデキストリン(Grain Processing社、Muscatine、IA)2.0%w/v、塩化ナ トリウム(Mallinckrodt、セントルイス、MO)0.95%w/v 、Superonic F−68(Serva、ハイデルベルグ、ドイツ)1. 0 %、Ryoto スクロースステアレート S−1670(Mitsubish i−Kasei Food社、東京、日本)1.0%w/vおよびLipoid E−100−3水添リン脂質(Ludwigshafen、ドイツ)0.5% を含む溶液を1リットル製造した。 次に、この溶液を、 熱い空気の流速 39.5CFM 入口の空気の温度 245℃ 出口の空気の温度 100℃ アトマイザの空気流 350リットル/分 液体供給速度 1リットル/時 の条件を使用し、二流体アトマイザを備えたNiro アトマイザ・ポータブル ・噴霧乾燥機 (Niro Atomizer、コペンハーゲン、デンマーク) で噴霧乾燥させた。 乾燥した中空球状の生成物の直径は約1μMから約15μMの間であり、この 乾燥機に標準的なサイクロン・セパレータで回収した。粉末のアリコート(25 0mg)を10mlの管状バイアルに秤取し、抜気し、13℃においてペルフル オロヘキサンで飽和した窒素を流し、密封した。窒素は、13℃の水浴に浸漬し たペルフルオロヘキサンを充填した気体洗浄ビン3本に通して、ペルフルオロヘ キサンで飽和させた。 注射用の水5mlで再構成すると、光学顕微鏡で、1〜20ミクロンの大きさ の気泡が多数観察された。長時間にわたり約1ミクロンの気泡が多数観察できた ことは、非ニュートン粘弾性表面活性剤として処方中にリン脂質を追加したこと により安定性が上昇したことを示している。 実施例III しょ糖エステル/ポロキサマー表面活性剤を含有する ペルフルオロジグリムガスエマルジョン 下記の注射用成分を使用し、下記の2つの溶液を1リットルずつ製造した。 溶液1: 3.9%w/v m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本 ) 3.25%w/v 塩化ナトリウム (Mallinckrodt、セントル イス、MO) 2.83%w/v リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallinckrodt 、セントルイス、MO) 0.42%w/v リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallinckrodt 、セントルイス、MO) 溶液2: 2.11%w/v Poloxamer 188(BASF、Parsipa ny、NJ) 0.32%w/v Ryoto スクロースステアレート S−1670(M itsubishi−Kasei Food社、東京、日本) 0.16%w/v Ryoto スクロースステアレート S−570(Mi tsubishi−Kasei Food社、東京、日本) 溶液2を高剪断ミキサーに入れ、氷浴で冷却した。1リットルの溶液2中に1 ,1,2−トリクロロトリフルオロエタン(Freon 113;EM Sci ence、Gibbstown、ニュージャージー)の粗い懸濁液が30ml形 成された。この懸濁液を5℃、10000psiで、マイクロフルイダイザ(M icrofluidics社、ニュートン、MA;M−110F型)に5回通し て、乳化させた。得られた懸濁液を溶液1に加えた。次に、この混合物を、 熱空気の流速 31CFM 入口の空気の温度 370℃ 出口の空気の温度 120℃ アトマイザの空気流 290リットル/分 エマルジョン供給速度 1.5リットル/時 の条件で、二流体アトマイザを備えたNiro アトマイザ・ポータブル噴霧乾 燥機(Niro Atomizer、コペンハーゲン、デンマーク)で噴霧乾燥 させた。 この乾燥した、中空の球状生成物は、約1μMおよび約15μMの直径を有し 、この乾燥機に標準のサイクロンセパレータで回収した。粉末のアリコート(2 00mg)を10mlの管状バイアルに秤取し、20℃においてペルフルオロジ グリムで飽和した窒素を流し、密封した。20℃の水浴に浸漬した3本のペルフ ルオロジグリムを充填した気体洗浄ビンに通し、窒素をペルフルオロジグリムで 飽和させた。バイアル1本当たりのペルフルオロジグリム蒸気量は12〜14m gであった。 水を注入したときの圧力を解放するための通気孔として18ゲージ針を挿入し た後、バイアルを注射用の水5mlで再構成したところ、1ml当たり約6×1 08個の気泡が形成された。この気泡はin vitroで数日安定であった。 得られた微小気泡懸濁液1mlを、ドップラ超音波信号をモニターする機械を 頚動脈に装着した体重約3kgのウサギに静脈注射した。システム6ドップラフ ローモジュール(Triton Technology社、サンジエゴ、カリフ ォルニア)に接続した10MHzのフローカフ(Triton Technol ogy社、ES−10−20型)からLeCroy9410オシロスコープ(L eCroy、Chestnut Ridge、NY)にRFドップラ信号を送っ た。オシロスコープで計算された信号の根平均二乗(root mean square,RMS )電圧をコンピュータに送り、得られた曲線をプロットして、ピークのエコー生 成信号強度と、血液中の微小気泡の半減期を求めた。コントラスト前の信号は0 .1ボルトRMS未満であった。 注射60秒後、信号強度は1.1Vrmsで、減衰定数は約0.00859s-1 であった。 実施例IV リン脂質/ポロキサマー表面活性剤を含む ペルフルオロジグリムガスエマルジョン 下記の注射用成分を使用し、下記の2つの溶液を1リットルずつ製造した。 溶液1: 36g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 30g 塩化ナトリウム (Mallinckrodt、セントルイス、MO) 26g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallinckrodt、セントルイ ス、MO) 3.9g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallinckrodt、セントル イス、MO) 溶液2: 4.5g Poloxamer 188(BASF、Parsipany、NJ ) 4.5g ジパルミトイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、AL) 溶液2を高剪断ミキサーに入れ、氷浴で冷却した。1リットルの溶液2中に1 ,1,2−トリクロロトリフルオロエタン(Freon 113;EM Sci ence、Gibbstown、ニュージャージー)の粗い懸濁液が30ml形 成された。この懸濁液を5℃、10000psiで、マイクロフルイダイザ(M icrofluidics社、ニュートン、MA;M−110F型)に5回通し て、乳化させた。得られた懸濁液を溶液1に加えた。次に、この混合物を、 熱空気の流速 31CFM 入口の空気の温度 325℃ 出口の空気の温度 120℃ アトマイザの空気流 290リットル/分 エマルジョン供給速度 1.5リットル/時 の条件で、二流体アトマイザを備えたNiro アトマイザ・ポータブル噴霧乾 燥機 (Niro Atomizer、コペンハーゲン、デンマーク)で噴霧乾 燥させた。 この乾燥した、中空の球状生成物は、約1μMおよび約15μMの直径を有し 、この乾燥機に標準のサイクロンセパレータで回収した。粉末のアリコート(2 0 0mg)を10mlの管状バイアルに秤取し、20℃においてペルフルオロジグ リムで飽和した窒素を流し、密封した。20℃の水浴に浸潰した3本のペルフル オロジグリムを充填した気体洗浄ビンに通し、窒素をペルフルオロジグリムで飽 和させた。バイアル1本当たりのペルフルオロジグリム蒸気量は12〜14mg であった。 水を注入したときの圧力を解放するための通気孔として18ゲージ針を挿入し た後、バイアルを注射用の水5mlで再構成したところ、1ml当たり約3×1 08個の気泡が形成された。この気泡はin vitroで数日安定であった。 得られた微小気泡懸濁液1mlを、ドップラ超音波信号をモニターする機械を 頚動脈に装着した体重約3kgのウサギに静脈注射した。システム6ドップラフ ローモジュール(Triton Technology社、サンジエゴ、カリフ ォルニア)に接続した10MHzのフローカフ(Triton Technol ogy社、ES−10−20型)からLeCroy9410オシロスコープ(L eCroy、Chestnut Ridge、NY)にRFドップラ信号を送っ た。オシロスコープで計算された信号の根平均二乗(RMS)電圧をコンピュー タに送り、得られた曲線をプロットして、ピークのエコー生成信号強度と、血液 中の微小気泡の半減期を求めた。コントラスト前の信号は0.1ボルトRMS未 満であった。 注射60秒後、信号強度は0.4Vrmsで、減衰定数は約0.01835s-1 であった。 実施例V リン脂質混合物表面活性剤を含むペルフルオロジグリムガスエマルジョン 下記の注射用成分を使用し、下記の2つの溶液を1リットルずつ製造した。 溶液1: 36g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 30g 塩化ナトリウム (Mallinckrodt、セントルイス、MO) 26g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallinckrodt、セントル イス、MO) 3.9g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallinckrodt、セントル イス、MO) 溶液2: 4.8g ジパルミトイルホスファチジルコリン(Avanti PolarL ipids、Alabaster、AL) 3.4g ジオクタノイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、AL) 溶液2を高剪断ミキサーに入れ、氷浴で冷却した。1リットルの溶液2中に1 ,1,2−トリクロロトリフルオロエタン(Freon 113;EM Sci ence、Gibbstown、ニュージャージー)の粗い懸濁液が30ml形 成された。この懸濁液を5℃、10000psiで、マイクロフルイダイザ(M icrofluidics社、ニュートン、MA;M−110F型)に5回通し て、乳化させた。得られた懸濁液を溶液1に加えた。次に、この混合物を、 熱空気の流速 31CFM 入口の空気の温度 325℃ 出口の空気の温度 120℃ アトマイザの空気流 290リットル/分 エマルジョン供給速度 1.5リットル/時 の条件で、二流体アトマイザを備えたNiro アトマイザ・ポータブル噴霧乾 燥機 (Niro Atomizer、コペンハーゲン、デンマーク)で噴霧乾 燥させた。 この乾燥した、中空の球状生成物は、約1μMおよび約15μMの直径を有し 、この乾燥機に標準のサイクロンセパレータで回収した。粉末のアリコート(2 00mg)を10mlの管状バイアルに秤取し、13℃においてペルフルオロジ グリムで飽和した窒素を流し、密封した。13℃の水浴に浸漬した3本のペルフ ルオロジグリムを充填した気体洗浄ビンに通し、窒素をペルフルオロジグリムで 飽和させた。バイアル1本当たりのペルフルオロジグリム蒸気量は12〜14m g であった。 水を注入したときの圧力を解放するための通気孔として18ゲージ針を挿入し た後、バイアルを注射用の水5mlで再構成したところ、1ml当たり約2×1 08個の気泡が形成された。この気泡はin vitroで数日安定であった。 得られた微小気泡懸濁液1mlを、頚動脈にドップラ超音波信号をモニターす る機械を装着した体重約3kgのウサギに静脈注射した。システム6ドップラフ ローモジュール(Triton Technology社、サンジエゴ、カリフ ォルニア)に接続した10MHzのフローカフ(Triton Technol ogy社、ES−10−20型)からLeCroy9410オシロスコープ(L eCroy、Chestnut Ridge、NY)にRFドップラ信号を送っ た。オシロスコープで計算された信号の根平均二乗(RMS)電圧をコンピュー タに送り、得られた曲線をプロットして、ピークのエコー生成信号強度と、血液 中の微小気泡の半減期を求めた。コントラスト前の信号は0.1ボルトRMS未 満であった。 注射60秒後、信号強度は0.2Vrmsで、減衰定数は約0.00387s-1 であった。 実施例VI長鎖リン脂質/短鎖リン脂質混合物から製造したガスエマルジョンの生体適合性 実施例IIに記載のように、噴霧乾燥用の下記のエマルジョンを1リットル製 造した。 3.6%w/v m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本 ) 3.0%w/v 塩化ナトリウム(Mallinckrodt、セントルイス 、MO) 2.6%w/v リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallinckrodt、 セントルイス、MO) 0.39%w/v リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallinckrodt 、セントルイス、MO) 0.22%w/v ジパルミトイルホスファチジルコリン(Syngena社 、ケンブリッジ、MA) 0.31%w/v ジオクタノイルホスファチジルコリン(Avanti P olar Lipids社、Alabaster、AL) 3.0%v/v 1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン(Freon 113;EM Science、Gibbstown、NJ) ジパルミトイルホスファチジルコリンとジオクタノイルホスファチジルコリン がこの比のとき、表面活性剤は混合ミセルのみを形成する。5mlの水で再構成 すると、1ml当たり約5100万個の1〜20ミクロンのガスエマルジョン液 滴が観察された。ラットに5mg/kg投与すると、ガスエマルジョンのエコー 発生信号の一次減衰定数は0.0029s-1であった。これは静脈内半減期4分 に相当する。 Quidel社(サンジエゴ、カリフォルニア)のin vitro C3a 診断キットで、ガスエマルジョンの補体活性化をアッセイした。ガスエマルジョ ンと陰性対照(食塩水)の間に差は認められず、ガスエマルジョンが補体を活性 化しないことを示している。裸の微小気泡が補体を活性化することはよく知られ ている。 テストした試料 [C3a](ng/ml) Zymosan(陽性対照) 43403 食塩水(陰性対照) 604 ガスエマルジョン 412 ガスエマルジョンを20mg/kg投与し、麻酔下イヌにおける血行力学の変 化についてアッセイした。平均動脈圧および肺動脈圧に変化は認められなかった 。これらの結果は、臨床用量の10〜100倍のガスエマルジョンで血行力学的 作用は認められないことを示している。 このように、同じガスエマルジョン処方で、優れた効果および生体適合性が得 られた。 実施例VII 二チャンバ・バイアルを使用した微小気泡の形成 噴霧乾燥した粉末800mgを、20mlのWheaton RS−177F LW二チャンバ・バイアルの下部チャンバに秤取した。13℃においてペルフル オロヘキサンで飽和した窒素をバイアルに流入させた後、チャンバ間シールを挿 入した。上部チャンバに注射用滅菌水10mlを充填した。上部チャンバのスト ッパを挿入して、上部チャンバ中の気泡を全て排除した。上部ストッパを下げる と、チャンバ間シールが下部チャンバの中に入れられ、水が下部チャンバに流入 し、粉末を再構成した。光学顕微鏡で示されたように、多数の安定な微小気泡が 形成された。この手順では、この型の包装が簡便で、水性相を粉末に添加すると きに圧力上昇をなくすための通気孔を備える必要性がなくなることが示される。 実施例VIII 二チャンバシリンジを使用する微小気泡の形成 噴霧乾燥した粉末100mgを、5ml+5mlのHYPAK 液体/乾燥物 ・二チャンバ・シリンジ(Becton Dickinson、Frankli n Lakes、NJ)に秤取し、粉末(端が針になっている)チャンバに振り 入れた。次に、チャンバ間シールをバイパス・チャンネルのすぐ上においた。次 に、5μMフィルタを有する針をシリンジに装着した。次に、アセンブリを真空 チャンバに入れ、抜気し、13℃において気体浸透圧調整剤であるペルフルオロ ヘキサンで飽和した窒素でチャンバを再充填することにより、粉末を含有するチ ャンバを気体浸透圧調整剤で充填した。フィルター針により、粉末含有チャンバ の抜気および大気の再充填が可能になる。次に、シーリング針カバーを針の上に 載せた。液体チャンバに4mlの注射用の水を充填し、気泡を全部除去するため に一時的な通気孔(ガラスシリンジバレルとプランジャの間に挿入した針金)を 使用して、プランジャを取り付けた。 再構成するために、針シーリングカバーを取り外して、粉末チャンバの圧力の 蓄積を除去した。次に、プランジャを押下げ、チャンバ間シールをバイパスの位 置とし、チャンバ間シールの周囲の水を粉末含有チャンバ内に流入させた。すべ ての水が粉末チャンバに入ったら、プランジャを止めた。シリンジを振とうして 、粉末を溶解させた。シリンジを保持して、針になった端を上げ、さらにプラン ジャを押下げて、過剰な気体と大きな気泡すべてを排除した。次いで、プランジ ャを一番下まで押下げて、(光学顕微鏡で観察して)多数の安定した微小気泡を 含有する溶液をシリンジから押し出した。 実施例IX フルオロエーテルを含有するガスエマルジョンと空気およびフルオロアルカン とを含有するガスエマルジョンのin vivoでの効果の比較 実施例IIIに記載のように分散液Aの1リットルを製造し、噴霧乾燥し、実 施例Vに記載のように分散液Bおよび分散液Cの1リットルを製造し、粉末乾燥 させた。 A.しょ糖エステル微小気泡処方(表中「AF0145」) 36g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 30g 塩化ナトリウム(Mallincrodt、セントルイス、MO) 26g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallincrodt、セントルイ ス、MO) 3.9g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallincrodt、セントル イス、MO) 4.5g しょ糖エステル11025003(Alliance Pharm aceutical社、サンジエゴ、CA) 19.5g Poloxamer 188(BASF、Parsipany、 NJ) 30ml 1,2,2−トリクロロトリフルオロエタン(Freon 113 、EM Science、Gibbstown、NJ) 水(注射用) 490ml B.リン脂質混合物微小気泡処方(表中「24b]) 36g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 30g 塩化ナトリウム (Mallincrodt、セントルイス、MO) 26g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallincrodt、セントルイ ス、MO) 3.9g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallincrodt、セントル イス、MO) 4.5g ジミリストイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、アラバマ) 4.5g ジオクタノイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、アラバマ) 5.8%v/v ペルフルオロヘキサン(3M) 水(注射用)490ml C.リン脂質混合物微小気泡処方(表中「24f]) 36g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 30g 塩化ナトリウム (Mallincrodt、セントルイス、MO) 26g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallincrodt、セントルイ ス、MO) 3.9g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallincrodt、セントル イス、MO) 3.4g ジミリストイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、アラバマ) 4.8g ジオクタノイルホスファチジルコリン(Avanti Polar Lipids、Alabaster、アラバマ) 5.8%v/v ペルフルオロヘキサン(3M) 水(注射用)490ml 噴霧乾燥させた試料100mgを10mlのバイアルに入れ、3ウェイバルブ を具備するシリンジ針を使用し、ペルフルオロエーテル空気混合物の抜気−気体 供給サイクルを反復して気体を供給した。充填用気体として、ペルフルオロジメ チルエーテル(85%、Exfluor Research、テキサス、オース チン)、ペルフルオロ(メチルエチルエーテル)(80%、Exfluor R esearch、テキサス、オースチン)、ペルフルオロ(ジエチルエーテル) (90%、Strem Chemicals、Newburyport、MA) 、n−ペルフルオロプロパンおよびn−ペルフルオロブタン(97%、PCR社 )を使用した。1バイアル当たりのペルフルオロエーテルおよびフルオロカーボ ン蒸気の量は表に示す。水5mlにより再構成した後で、気泡が形成された。こ の気泡はin vitroで数日間安定であった。in vivoでのエコー発生能を実施例I IIに記載のようにパルスドップラ信号増強ウサギモデルで評価した。気泡分散 特性は下表にまとめた。 すべてのペルフルオロエーテル試料は血流中への注射300秒後まで有意な超 音波信号を提供した。空気を充填した同じ調製物では注射5秒後にまったくエコ ー発生は認められなかった。さらに、ペルフルオロエーテルを充填した試料では 、少量を使用した場合でさえ、同じ炭素原子数のフルオロカーボン類似体より2 0〜30%有効性が高かった。図には、上表に示した実験1および2について、 時間の関数として、パルスされたドップラ信号をボルトで示す。 実施例Xフルオロエーテルガスエマルジョンまたはフルオロアルカン含有ガスエマルジョ ンを投与した後の心臓および肝臓のin vivoエコー発生の比較 実施例IXの表に示した試料2および3をウサギの耳の静脈に注射し、超音波 散乱信号を7MHzのトランスジューサを持つACUSON 128XPで測定 した。注射直後、両方の組成物は血管および心臓を実質的にコントラストアウト した。このコントラストは徐々に(数分単位で)消失し、次に肝臓をコントラス トアウトした。これはペルフルオロブタン(試料3)では10分間、ペルフルオ ロ(メチルエチルエーテル)(試料2)では15分間持続した。 本発明は、in vivoで気泡の寿命が長い超音波および磁気共鳴イメージング( MRI)用コントラスト増強剤として適した安定なガス分散液またはエマルジョ ンを提供する。一般的な超音波コントラスト増強剤は動脈系をほぼ1回通過する 間、または数秒から1分間しかコントラスト増強能を示さない。従って、このよ うな薬剤は静脈注射後、一般に患者で大動脈を通過して循環しない。比較すると 、本発明により製造した安定な造影剤は静脈注射後、患者の循環系全体を複数回 通過するのに十分な時間持続的にコントラストを増強する。in vivoでの数分間 の気泡の寿命が容易に示される。超音波の際にこのようにコントラスト増強能が 長いと非常に有利である。さらに、本発明のコントラスト増強剤は優れたイメー ジングを提供する。例えば、心臓、肝臓および腎臓を通る血液のはっきりした、 鮮明で、明確なイメージが得られる。従って、本発明の組成物は少量の非毒性量 を末梢静脈に投与し、全身のイメージを増強するのに使用できる。 実施例XI ウサギモデルにおけるペルフルオロエーテル含有ガスエマルジョンと ペルフルオロアルカン含有ガスエマルジョンのin vivoでの効果の比較 実施例Vに記載のように1リットルの分散液Dを製造し、噴霧乾燥した。 分散液Dの組成: 43.2g m−HESヒドロキシエチルでんぷん(味の素、東京、日本) 31.32g リン酸ナトリウム、二塩基塩(Mallincrodt、セン トルイス、MO) 4.68g リン酸ナトリウム、一塩基塩(Mallincrodt、セント ルイス、MO) 1.2g Poloxamer 188(BASF、Parsipany、N J) 6g ジミリストイルホスファチジルコリン(Avanti Polar L ipids、Alabaster、AL) 61.2g ペルフルオロヘキサン(3M) 44.4g 塩化ナトリウム(Mallincrodt、セントルイス、MO ) 水(注射用)945g 噴霧乾燥させた粉末200mgを20mlのバイアルに入れ、1リットルのエ アーバッグ中で予め製造した浸透圧調整剤と窒素の混合物のガスを注入した。粉 末を入れたバイアルを繰り返し抜気し、総圧力1atmで浸透圧調整剤と窒素の 混合物を充填した。浸透圧調整剤の分圧は0.13±0.03atmであった。 検討した浸透圧調整剤を下記第III表に示す。 粉末を10mlの水で再構成後、気泡が形成された。この気泡のin vivoでの エコー発生能を、実施例IIIに記載のように、パルスドップラ信号増強ウサギ モデルを使用して評価した。注射量を0.2ml(すなわち、ウサギ1kg当た り乾燥粉末約1mg)に減量した点が実施例IIIと異なった。第2a図、第2 b図および第2c図は分圧の近い異なる充填ガスについて、超音波信号の経時的 な減衰を比較している。データは、ペルフルオロエーテル(太線)を含む微小気 泡調製物とそのペルフルオロカーボン類似体(細線)とを比較できるよう、対で 示してある。グラフから、ペルフルオロエーテルを充填した気泡はそのフルオロ カーボン類似体に比べ血中に長時間維持されることが明らかである。 実施例XII ブタモデルにおけるペルフルオロエーテル含有ガスエマルジョンと ペルフルオロアルカン含有ガスエマルジョンのin vivoの効果の比較 粉末Dを実施例XIに記載のように製造し、ペルフルオロヘキサン−N2混合 物(1バイアル当たり浸透圧調整剤28mg、分圧0.16atm)およびC5 124−N2混合物(1バイアル当たり浸透圧調整剤22mg、分圧0.12a tm)を充填した。粉末を水10mlで再構成した後、気泡が形成された。 麻酔したブタ(14〜16kg)の大腿動脈、大腿静脈、頚静脈に、血行力学 的モニタリングと造影剤投与のために、埋め込み式カテーテルを装着した。HP Sonos 2500超音波装置を使用し、三頭筋(capillary mascle)のレベ ルで労胸骨(parasternal)短軸方向の心臓イメージを得た。2MHzで放射し、 4MHzで受信する広帯域リニアフェーズアレイプローブを使用し、第二調波モ ードでイメージを得た。イメージングは各心臓サイクルの最後の収縮期に間欠的 に(ゲーティングした)、トリガした。再構成した造影剤0.5mlを0.5m lの滅菌食塩水で希釈し、頚動脈から1分間かけて注入した。 第3a図、第3b図および第3c図は、造影剤注入前(3a)、注射1分後( 3b)および注射6分後(3c)の心臓のイメージを示している。 注射1分後には、両方の充填剤で心臓の実質的なコントラストが示されている (第3b図)。しかし、6分後には、ペルフルオロエーテルを含む微小気泡調製 物を使用して得たイメージの組織のコントラストはまだ非常に大きかったが(第 3c図)、ペルフルオロヘキサンを含む微小気泡調製物を使用して得たイメージ のコントラストは顕著に低下している。これは、ペルフルオロポリエーテルを充 填した微小気泡は長期間にわたり臨床的に有用なコントラストイメージを明確に 提供することを示している。 以上の説明は本発明の好ましい態様を詳述しており、企図した最良の様式を示 している。しかし、本明細書中に上記説明がいかに詳しく示されていても、本発 明は多くの方法で実行でき、本発明は添付の請求の範囲およびその均等物に従っ て構成されるものであると理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 シュット,アーネスト,ジョージ アメリカ合衆国,92129 カリフォルニア, サンディエゴ,ラグウィード ストリート 12139番地, (72)発明者 ウィアーズ,ジェフリー,グレグ アメリカ合衆国,92129 カリフォルニア, サンディエゴ,サリックス ウェイ 12191番地,

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体媒質中の多数の気泡を含み、前記気泡が37℃でオストワルド係数が5 00×10-6未満の化合物を含む超音波コントラスト増強用ガスエマルジョン。 2.前記気泡がフルオロエーテルを含む、請求の範囲第1項に記載のガスエマル ジョン。 3.化合物の蒸気圧が37℃で約760mmHg未満である、請求の範囲第1項 に記載のガスエマルジョン。 4.気泡が表面活性剤層で囲まれている、請求の範囲第1項に記載のガスエマル ジョン。 5.表面活性剤層が、リン脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質、非イオン表面活 性剤、中性表面活性剤、陰イオン表面活性剤、中性フッ素化表面活性剤、陰イオ ンフッ素化表面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される表面 活性剤を含む、請求の範囲第4項に記載のガスエマルジョン。 6.表面活性剤層が少なくとも第一表面活性剤と第二表面活性剤を含み、第一表 面活性剤は、本質的に、少なくとも10個の炭素原子を含む少なくとも1つのア シル鎖を有するリン脂質またはリン脂質混合物からなり、表面活性剤全体の少な くとも約5%w/wを占め、第二表面活性剤は第一表面活性剤より水溶性が高い 、請求の範囲第4項に記載のガスエマルジョン。 7.前記第二表面活性剤が、脂肪酸、脂肪酸の塩、脂肪酸の糖エステル、ポリオ キシプロピレン−ポリオキシエチレンコポリマー、非イオンアルキルグルコシド 、ポリソルベートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求の 範囲第6項に記載のガスエマルジョン。 8.前記第二表面活性剤が、各アシル鎖が14個以下の炭素原子を有する、リン 脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質およびそれらの組み合わせからなる群から選 択される、請求の範囲第6項に記載のガスエマルジョン。 9.前記第一表面活性剤が、1つ以上のアシル鎖を有し、少なくとも1つのアシ ル鎖が12〜18個の炭素原子を有するホスファチジルコリンを含み、前記第二 表面活性剤が、1つ以上のアシル鎖を有し、少なくとも1つのアシル鎖が6〜1 2個の炭素原子を有するホスファチジルコリンを含む、請求の範囲第6項に記載 のガスエマルジョン。 10.液体媒質中に多数の気泡を含み、前記気泡がフルオロエーテルを含む超音 波コントラスト増強用ガスエマルジョン。 11.前記フルオロエーテルが、CF3OCF2OCF3、CF3(OCF22OC F3、CF3(OCF23OCF3およびCF3(OCF24OCF3からなる群か ら選択される、請求の範囲第10項に記載のガスエマルジョン。 12.フルオロエーテルが、ペルフルオロジエチルエーテル、ペルフルオロジメ チルエーテル、ペルフルオロジグリム、ペルフルオロメチルエチルエーテルおよ びペルフルオロモノグリムからなる群から選択される、請求の範囲第10項に記 載のガスエマルジョン。 13.気体がさらに空気または窒素を含む、請求の範囲第10項に記載のガスエ マルジョン。 14.気体がさらに空気または窒素を含む、請求の範囲第11項に記載のガスエ マルジョン。 15.気泡が表面活性剤層で囲まれている、請求の範囲第10項に記載のガスエ マルジョン。 16.表面活性剤層が、リン脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質、非イオン表面 活性剤、中性表面活性剤、陰イオン表面活性剤、中性フッ素化表面活性剤、陰イ オンフッ素化表面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される表 面活性剤を含む、請求の範囲第15項に記載のガスエマルジョン。 17.表面活性剤層が少なくとも第一表面活性剤と第二表面活性剤を含み、第一 表面活性剤は、本質的に、少なくとも10個の炭素原子を含む少なくとも1つの アシル鎖を有するリン脂質またはリン脂質混合物からなり、表面活性剤全体の少 なくとも約5%w/wを占め、第二表面活性剤は第一表面活性剤より水溶性が高 い、請求の範囲第15項に記載のガスエマルジョン。 18.前記第二表面活性剤が、脂肪酸、脂肪酸の塩、脂肪酸の糖エステル、ポリ オキシプロピレン−ポリオキシエチレンコポリマー、非イオンアルキルグルコシ ド、ポリソルベートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求 の範囲第17項に記載のガスエマルジョン。 19.前記第二表面活性剤が、各アシル鎖が14個以下の炭素原子を有する、リ ン脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質およびそれらの組み合わせからなる群から 選択される、請求の範囲第17項に記載のガスエマルジョン。 20.前記第一表面活性剤が、1つ以上のアシル鎖を有し、少なくとも1つのア シル鎖が12〜18個の炭素原子を有するホスファチジルコリンを含み、前記第 二表面活性剤が、1つ以上のアシル鎖を有し、少なくとも1つのアシル鎖が6〜 12個の炭素原子を有するホスファチジルコリンを含む、請求の範囲第15項に 記載のガスエマルジョン。 21.前記気泡が遊離の気泡である、請求の範囲第10項に記載のガスエマルジ ョン。 22.多数の空間を画定する構造材料と表面活性剤と前記空間内に分散させたフ ルオロエーテルを含む気体または気体混合物とを含む容器を提供するステップと 、 前記容器に水性の液体を添加するステップと、 前記容器内で前記構造材料、前記表面活性剤および前記水性液体を混合して、 それにより表面活性剤層で囲われた前記気体または気体混合物の気泡を含むガス エマルジョンを形成するステップとを含む、ガスエマルジョンの形成方法。 23.前記構造材料が実質的に水溶性である、請求の範囲第22項に記載の方法 。 24.前記フルオロエーテルが、CF3OCF2OCF3、CF3(OCF22OC F3、CF3(OCF23OCF3およびCF3(OCF24OCF3からなる群か ら選択されるポリフルオロエーテルである、請求の範囲第22項に記載の方法。 25.フルオロエーテルが、ペルフルオロジエチルエーテル、ペルフルオロジメ チルエーテル、ペルフルオロメチルエチルエーテル、ペルフルオロモノグリムお よびペルフルオロジグリムからなる群から選択される、請求の範囲第22項に記 載の方法。 26.前記構造材料が前記表面活性剤を含む、請求の範囲第22項に記載の方法 。 27.前記表面活性剤が、リン脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質、非イオン表 面活性剤、中性表面活性剤、陰イオン表面活性剤、中性フッ素化表面活性剤、陰 イオンフッ素化表面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される 、請求の範囲第22項に記載の方法。 28.前記材料が空間含有構造体および可溶性空間形成構造体からなる群から選 択される、請求の範囲第22項に記載の方法。 29.前記構造材料が、糖、噴霧乾燥させたミクロスフェア、凍結乾燥粉末、凍 結乾燥ケーキ、粉末化および粒状化した糖、タンパク質ミクロスフェアおよび乾 燥させた多孔性ヒアルロン酸からなる群から選択される、請求の範囲第22項に 記載の方法。 30.多数の空間を画定する構造材料と、 前記空間内に分散されたフルオロエーテルを含む気体または気体混合物と、 表面活性剤とを含み、 前記材料、前記気体または気体混合物および前記表面活性剤が共に、前記容器 に液体を添加した際に微小気泡を形成するようにされている微小気泡前駆組成物 。 31.前記構造材料が実質的に水溶性である、請求の範囲第30項に記載の組成 物。 32.前記フルオロエーテルが、CF3OCF2OCF3、CF3(OCF22OC F3、CF3(OCF23OCF3およびCF3(OCF24OCF3からなる群か ら選択されるフルオロポリエーテルである、請求の範囲第30項に記載の組成物 。 33.フルオロエーテルが、ペルフルオロジエチルエーテル、ペルフルオロジメ チルエーテル、ペルフルオロメチルエチルエーテル、ペルフルオロモノグリムお よびペルフルオロジグリムからなる群から選択される、請求の範囲第30項に記 載の組成物。 34.前記構造材料が前記表面活性剤を含む、請求の範囲第30項に記載の組成 物。 35.前記表面活性剤が、リン脂質、ホスホコリン、リゾリン脂質、非イオン表 面活性剤、中性表面活性剤、陰イオン表面活性剤、中性フッ素化表面活性剤、陰 イオンフッ素化表面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選択される 、請求の範囲第30項に記載の組成物。 36.前記構造材料が空間含有構造体および水溶性空間形成構造体からなる群か ら選択される、請求の範囲第30項に記載の組成物。 37.前記構造材料が、噴霧乾燥させたミクロスフェア、粉末化および粒状化し た糖、凍結乾燥粉末、凍結乾燥ケーキ、タンパク質ミクロスフェアおよび乾燥さ せた多孔性ヒアルロン酸からなる群から選択される、請求の範囲第30項に記載 の組成物。 38.前記構造材料が噴霧乾燥させたミクロスフェアを含み、前記噴霧乾燥させ たミクロスフェアがでんぷん、誘導体化でんぷんおよび糖エステルからなる群か ら選択された化合物を含む、請求の範囲第37項に記載の組成物。 39.前記構造材料が炭水化物およびタンパク質からなる群から選択される化合 物を含む、請求の範囲第30項に記載の組成物。 40.請求の範囲第10項に記載の造影剤を物体または身体に導入するステップ と、 前記物体または身体の少なくとも一部をイメージングするステップと を含む物体または身体を超音波イメージングする方法。 41.前記イメージングステップが超音波調波イメージングを含む、請求の範囲 第40項に記載の方法。 42.請求の範囲第10項に記載の造影剤を物体または身体内に導入するステッ プと、 前記物体または身体の少なくとも一部をイメージングするステップと を含む物体または身体を磁気共鳴イメージングする方法。
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