JPH11506768A - 殺微生物剤および防腐剤として有用な1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテンの乳化組成物 - Google Patents

殺微生物剤および防腐剤として有用な1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテンの乳化組成物

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JPH11506768A JP9501181A JP50118197A JPH11506768A JP H11506768 A JPH11506768 A JP H11506768A JP 9501181 A JP9501181 A JP 9501181A JP 50118197 A JP50118197 A JP 50118197A JP H11506768 A JPH11506768 A JP H11506768A
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Abstract

(57)【要約】 水系に分散および/または溶解する性能を有し、それにより微生物の増殖を有効に制御する、1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン(BBAB)を含んでいる乳化組成物が開示される。この組成物はBBABと非イオン系乳化剤を含んでいる。微生物の増殖を制御するために有効な量のこの組成物により微生物の増殖を禁止する方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 殺微生物剤および防腐剤として有用な 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンの乳化組成物 発明の分野 本発明は、1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンの乳化組成物およ び、これらの乳化組成物を殺微生物および防腐の目的に使用する方法に関する。 発明の背景 多数の商業、工業、農業製品および木材製品は、それらの経済的価値を低下さ せる、もしくは無くする微生物の攻撃を受け易い。微生物による分解を受けやす い材料の例は、表面塗料、木材、農業用種子、皮製品および可撓性プラスチック を含むプラスチック製品である。これらの製品が貯蔵される温度およびそれらの 固有の特性が、これら製品を微生物の増殖を受け易くする。これらの微生物は、 これら製品の製造中に、空気、タンク、配管、装置および人間に触れることによ り、および/または、それらの使用中に、包装された製品を何回も開け、そして 再び閉じることにより、また材料をかき混ぜたり或いは取出すために汚染物が混 入することにより、入り込んでくる。 有機物質を含む水系も微生物の攻撃を非常に受け易い。このような水系には、 ラテックス、界面活性剤、分散剤、安定化剤、増粘剤、接着剤、澱粉、ワックス 、蛋白質、乳化剤、洗剤、セルロース製品さらに、水溶液、エマルションもしく は懸濁液に配合されている樹脂が含まれる。これらの系は、比較的多量の水を含 んでいることが多く、微生物の増殖、従ってその攻撃およびそれによる分解に非 常に適した環境になる。微生物による有機物質を含む水系の分解は、粘度の低下 、ガスの生成、不快な臭い、pHの低下、乳化破壊、色の変化およびゲル化のよ うな、様々な問題として現れる。 水を含んでいる工業プロセス系で起きるもう一つの好ましくない現象はスライ ムの生成である。スライムは、微生物、繊維およびデブリス(生物体の破片と分 解物)のマット状堆積物から成る。スライムは、ねばねば、ペースト状、ゴム状 、 タピオカ様、もしくは硬くて、そのスライムが、その中で生成する液体懸濁液の 臭いとは異なる或いはその臭いが強まった特有の不愉快な臭いを有する。その生 成に関与する微生物は、主として、多様な種の胞子生成および非‐胞子生成細菌 、特に、細胞を封じ込める或いは包んでいるゼラチン様物質を分泌する胞子嚢形 状の細菌である。スライム微生物とは、糸状細菌、かび(mold)タイプの糸 状真菌、酵母菌および酵母菌様生物をも含んでいる。スライムは、紙の生産にお ける収率を低下させ、給水系統における詰りやその他の問題を誘き起こす。 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン(“BBAB”)の水中の溶 解度は非常に小さい。その結果、この化合物は、水に分散するのが非常に困難に なるであろう。この化合物は水に溶かすことができないので、これは、BBAB の実用性に大きい制約を加える。若し、或る化合物が水に分散も溶解もされない なら、その殺微生物剤としての活性がたとえ如何に良好でも、特に上に説明した ように殺微生物剤で処理される必要がある系の多くは水系であるという点から見 て、それは一般に、工業用用途に用いられないであろう。従って、水系でのBB ABの利用を可能にする配合物もしくはエマルションを開発することが必要であ る。換言すれば、BBABを含む水に分散できる配合物が必要である。 本発明の要約 本発明の目的は1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含み、水に 分散できる、および/または溶解できる殺微生物剤配合物を提供することである 。 さらなる目的は、この配合物を調製する方法を提供することである。 殺微生物剤としての上記配合物を使用して水系中での微生物の増殖を制御する 方法を提供することもこの方法の目的である。 もう一つの目的は、工業冷却水系またはパルプ製造系および製紙系などの水系 媒体中でのスライムの生成を制御する方法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、微生物による劣化もしくは外形の損傷を受け易い物 体上での微生物の増殖を制御する方法を提供することである。 本発明のさらなる特徴および利点は、一部は、以下の説明の中に示され、そし て一部は、その説明から明らかになるであろうし、或いは本発明を実施すること により習得されるであろう。本発明の目的と他の利点は、記載された説明と請求 の範囲中に特に指摘されている要素および組合せによって実現され、そして到達 されるであろう。 これらおよび他の利点を達成するために、そして本発明の目的に従って、この 明細書に具体的に且つ広範囲に説明されているように、本発明は、1,4‐ビス (ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンおよび約500〜約8,000の分子量と約 7〜約20のHLB値を有する非イオン系乳化剤を含む乳化された配合組成物に 関する。 本発明の追加の特徴は、水系中での微生物の増殖を制御する方法に関する。こ の方法は、微生物の増殖し易い水系を、微生物の増殖を制御するのに有効な量の この乳化組成物と接触させる工程を含んでいる。 本発明のもう一つの特徴は、スライムの生成し易い水系を、スライム生成を制 御するのに有効な量のこの乳化組成物と接触させる工程を含んでいるところの、 スライム生成を制御する方法である。 本発明のさらなる特徴は、微生物による劣化もしくは外形の損傷を制御する方 法を提供することである。この方法は、微生物による劣化もしくは外形の損傷を 受け易い物体を、微生物の増殖を制御するのに有効な量のこの乳化組成物と接触 させる工程を含んでいる。 上の一般的説明および以下の詳細な説明は、単に例示のため、および説明のた めであり、そして、特許請求の範囲によって、本発明のさらなる説明を提供する ことを意図するものであることが理解されるべきである。 詳細な説明 本発明で用いられる、1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン(BB AB)は次式を有する: これらの化合物の合成は、本明細書にその全体が引用参照されている米国特許 第2,840,598号明細書に説明されている。BBABのCAS(ケミカル アブストラクト)番号は20679‐58‐7である。BBABは、分子量が 330で、Bromine Compounds Ltd.から工業用グレード の製品として市販されている。HPLC分析では、この工業用グレードのBBA Bは、BBAB約87%、1‐ブロモアセトキシ‐4‐ジブロモアセトキシ‐2 ‐ブテン(MBAB)4%,および1‐ブロモアセトキシ‐4‐ヒドロキシ‐2 ‐ブテン(BAHB)4%である。これら化合物は全て活性な構成成分で、殺微 生物剤であると考えられる。本発明の目的には、BBABは、一種またはそれ以 上のこれらの他の化合物を少量含んでいてもよい。 BBABの沸点は、0.005mmHgで約135‐136℃であり、そして BBABの凍結点は、−20℃以下である。BBABはジメチルホルムアミドお よびエチレングリコールモノメチルエーテルに可溶である。BBABは、イソプ ロパノール、n‐ブタノール、グリセロール、エチレングリコール、プロピレン グリコール、およびジエチレングリコールにも可溶である。工業用グレードのB BABの比重は、20℃で1.74である。 BBABは比重が大きいので、水より密度が大きく、そのことが、水などの水 系にうまく分散しないという問題に追加される。言葉を換えて言えば、BBAB は水不溶と考えることができる。 本発明の乳化された濃厚な配合物は、活性成分として、少くともBBABを含 んでいる。この配合物は、分子量範囲が約500〜約8,000、望ましくは、 約800〜約7,000そしてより望ましくは約1,000〜約6,000で; そしてHLB値が約7〜約24、望ましくは約10〜約20、そしてより望まし くは約13〜約18の非イオン系乳化剤も含んでいる。 この配合物は、エポキシ化油、親水性溶媒および非イオン系乳化剤も含んでい ることが望ましい。 BBABは、一般に、本発明の配合物中に、少くとも一種の微生物の増殖を制 御或いは禁止するために十分な量存在する。望ましくは、この存在するBBAB の量は、約80wt%〜約90wt%、そしてより望ましくは、約82wt%〜 約87wt%、そして最も望ましくは約86wt%である。これらの重量パーセ ント、さらにまた、本明細書中で引用される全ての他の重量パーセントは、配合 物の総重量を基にした値である。 非イオン系乳化剤は、一般に、約1wt%〜約10wt%、そして望ましくは 約5wt%の量存在する。一般に、C1‐C8アルコール、望ましくは、C1‐C4 アルコールとエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを反応させることによ り合成された非イオン系乳化剤もしくは界面活性剤が使用される。反応成分の一 つとしてのプロピレンオキシドの代りに、ブチレンオキシドまたはプロピレンオ キシドとブチレンオキシドの混合物が用いられる。さらにまた、エチレンオキシ ドおよび場合によってはプロピレンオキシド、ブチレンオキシドもしくは、それ らの混合物と反応させたノニルフェノールも本発明の目的のために適した非イオ ン系乳化剤である。望ましい非イオン系乳化剤は、製造データに従う計算方法に 応じて2990或いは3117の分子量を有するブトキシポリプロピレンオキシ ポリエチレンオキシエタノールである。この化合物は、ユニオンカーバイト社( Union Carbide)[ダンバリー市、コネチカット州(Danbur y,CT)]から、タージトール(Tergitol)XDという商品名で市販 されている。非イオン系乳化剤としても用いられる他の市販の製品は、ステパン 社(Stepan Co.)[ノースフィールド市、イリノイ州(Northf ield,IL)]からのトキシマル(Toximul)8320(非イオ ン系アルコキシレート)或いは8322、ハークロス化学社(Harcros Chemicals Inc.)[カンサスシティー、カンサス州(Kansa s City,KS)]からの、テー.デット(T Det)XDおよびXH( アルコキシル化ブチルアルコール)、および、ヘンケル社(HenkelCor poration[シンシナティー市、オハイオ州(Cinn.OH)]からの モノラン(Monolan)6400(エチレンオキシド/プロピレンオキシド 共重合体)である。 アニオン系乳化剤は、望ましくはリン酸エステルアニオン系乳化剤である。こ の乳化剤は、溶液中でのBBABの安定性を改善するのに足る量用いられる。望 ましくは、このアニオン系乳化剤は、約0.5wt%〜約5wt%の範囲の量、 そしてより望ましくは約1.5wt%存在する。リン酸エステル官能基を有する 一つの望ましいアニオン系乳化剤は、約10〜約12のHLB値を有し、そして モナ工業社(Mona Industrie Inc.)[パターソン市、ニュ ージャージー州(Patterson,NJ)]から市販されているモナファッ クス(Monafax)785(アルコキシホスフェート)である。市場から入 手可能で、受け入れ可能の他のリン酸エステル型アニオン系乳化剤は、ハークロ ス化学社(Harcros Chemicals Inc.)(カンサスシティ ー、カンサス州)からのテー・マルツ(T‐MULZ)565、598、734 或いは800、メーザー化学社(Mazer Chmicals)[グルネー市 、アイオア州(Gurnee,IO)]からのマフォス(Maphos)、およ びローン プーラン社(Rhone‐Poulenc)[クランベリー市、ニュ ージャージー州(Cranberry,NJ)]から市販されているアンタラ( Antara)或いはガファック(Gafac)である。もう一つのリン酸エス テルアニオン系乳化剤は、ウィトコ化学社(Witco Chemicals Corporation)(ニューヨーク市、ニューヨーク州)から入手される エムホス(Emphos)PS‐236である。 該エポキシ化油は、BBABと相溶性で且つ不活性であるべきである。このエ ポキシ化油は、密度が大きい(即ち、1.0以上)ことが望ましい。望ましいエ ポキシ化油は、エポキシ化綿実油およびエポキシ化大豆油である。一般に、この エポキシ化油は、約1wt%〜約10wt%、そして望ましくは、約5wt%の 量存在する。 該親水性溶媒は強いカップリング性能を有し、そして推奨されるのはジプロピ レングリコールメチルエーテルである。この親水性溶媒の量は、望ましくは約1 .0wt%〜約5.0wt%、そしてより望ましくは、約1.5wt%である。 この親水性溶媒の一つの機能は、貯蔵中、室温もしくは、それ以下の温度でBB ABが結晶化する機会を減らすことである。 本発明の配合物中の最後の望ましい成分は、ブチル化ヒドロキシアニソール( “BHA”)もしくはブチル化ヒドロキシトルエン(“BHT”)のような酸化 防止剤である。他の受入れ可能の酸化防止剤は、トコフェロール、没食子酸プロ ピル、t‐ブチルヒドロキノン、およびジ‐t‐ブチルヒドロキノンである。こ れらの酸化防止剤の全ては、配合物全体の安定性を改善する能力も持っている。 この酸化防止剤の望ましい量は、約0.1wt%〜約5.0wt%の量、そして より望ましくは、約1.0wt%である。 本発明の一つの望ましい配合物は、以下の通りである: 式A: 工業用グレードのBBAB 86.0wt% (4%のMBABと4%のBHABを含む) エポキシ化綿実油 5.0wt% ターギトールXD 5.0wt% モナファックス785 1.5wt% ジプロピレングリコールモノメチルエーテル 1.5wt% ブチル化ヒドロキシアニソール 1.0wt% 約25.0wt%〜約50.0wt%の範囲の量のBBABのように、存在す る活性成分の量がより少ない場合には、推奨される成分の量が変わる。特に、こ の範囲のBBABの場合には、非イオン系乳化剤、望ましくはタージトールXD が、約5wt%〜約15wt%、より望ましくは約10wt%の量存在する。ア ニオン乳化剤、望ましくはモノファックス785は、約1.0wt%〜約5wt %、より望ましくは約3.0wt%の量存在するのが望ましい。親水性溶媒の代 りに、疎水性溶媒、望ましくはDMATO(トール油脂肪酸のジメチルアミド) が用いられ、望ましくは約10wt%〜約45wt%、そしてより望ましくは約 35wt%存在する。疎水性溶媒の他の例は芳香族溶媒である。 エポキシ化油を使用するのが望ましく、最も望ましくは、約15wt%の鉱物 油を含むエポキシ化油が使用される。このエポキシ化油は、望ましくは、約5w t%〜約10wt%、より望ましくは約7.5wt%の量存在する。鉱物油が用 いられない場合、エポキシ化油は、望ましくは約10wt%〜約25wt%、よ り望ましくは約16.5wt%の量存在する。 酸化防止剤、望ましくはBHA或いはBHTが、上の説明と同量存在する。 一般に、本発明の配合物の製造では、上述の構成成分を単にお互いに混合して 配合物を造る。本発明の配合物は、水系の環境で、活性成分BBABの使用を可 能にする。換言すれば、本発明の配合物は、水などの水系溶液中に分散および/ または溶解する能力を有している。これは、水系に存在する微生物の増殖を制御 もしくは禁止する重要な特徴である。水系に分散または溶解しない配合物は、少 くとも一種の微生物の増殖を制御もしくは禁止するために、率直に言って、それ 程有効でなく、そして本発明の配合物は、水のような水系中に分散もしくは溶解 するその能力によって、そのような水系で有効になる。 本発明の配合物は、単にその配合物を選んで、それを、如何なる需要にも応じ るために必要なwt%の活性成分を含ませるために、適量の水で稀釈する方法で 、さらに稀釈剤することができる。また工業では、製品は濃縮型で市販され、次 いで使用者の側で稀釈されることが要求される場合、容易に稀釈できない配合物 は、市販用途には望ましくない。本発明の配合物は、この利点も備えている。 本発明の方法では、少くとも一種の微生物の増殖を制御或いは禁止することの 中には、このような増殖を低減および/または防止することを含んでいる。 さらに、少くとも一種のこれらタイプの微生物の増殖を“制御する”(即ち、 防止する)ということは、少くとも微生物の増殖が禁止されると理解されるべき である。換言すれば、少くとも一種の微生物が、増殖しない或いは本質的に増殖 しない。少くとも一種の微生物の増殖を“制御する”と、その微生物の数は、希 望の水準に維持され、その数は、希望の水準まで(検出できない限界、例えば、 数ゼロさえまでも)減らされ、そして/または、その微生物の増殖が禁止される 。かくして、これらタイプの微生物の攻撃を受け易い基材もしくは材料は、この 攻撃および、その微生物により誘き起こされる腐敗および他の好ましくない効果 から守られる。さらに、少くとも一種の微生物の増殖を“制御する”とは、微生 物を生物静力学的に減らす、そして/または低水準に維持し、微生物による攻撃 および、その結果起きる腐敗および他の好ましくない効果を軽減すること、即ち 、微生物の増殖速度或いは微生物の攻撃速度を減速もしくはゼロにする、ことで あるとも理解すべきである。 下に示す実施例中に反映されるように、1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐ 2‐ブテンを含む本発明の配合物は、普通用いられている紙用添加物および塗料 用材料中の細菌および真菌に対する有効な防腐剤であり、このような添加剤およ び材料は、粘土、澱粉、炭酸カルシウム、二酸化チタン、カルボキシメチルセル ロース、ヒドロキシエチルセルロース、アクリル系ラテックス、カチオン系アク リルアミド重合体、アニオン系アクリルアミド重合体、ミョウバン、スチレン‐ ブタジエン樹脂および各種の他の重合体であるが、これらに限定されない。この ような紙用添加物および塗料用材料中の微生物に対して有効な1,4‐ビス(ブ ロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物の性能を基に、この組成物が、非常 に多くの基材および商業用、工業用、農業用製品および木材製品用の有効な保存 剤であることは明らかである。 従って、1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物は、微 生物の増殖し易い水系を、その微生物の増殖を制御するのに有効な量の、1,4 ‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物と接触させることを含ん でなる、水系中での少くとも一種の微生物の増殖を制御する方法に用いられる。 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含むこの配合物は、操業条件 下で、当該水系に直接添加される。代表的な水系は、水系の溶液、エマルション および 懸濁液である。特定の系としては、水‐系ペイントおよび金属加工液がある。 本発明はまた、少くとも一種の微生物の増殖を制御するのに有効な量の1,4 ‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンと薬学的に許容できないキャリヤー( non‐pharmaceutically acceptable carr ier)を含む配合物を含んでなる殺微生物剤組成物にも関する。薬学的に許容 できないキャリヤーは、溶媒、界面活性剤および、この技術分野の習熟者に知ら れているような工業用途に用いられる他のキャリヤーである。これらの薬学的に 許容できないキャリヤー体は、薬学的に許容できるキャリヤーに要求される低毒 性および純度を有しない。特に、非‐製薬用グレードの水が、これらの非‐製薬 用キャリヤーに含まれる。 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物は、スライムの 生成し易い水系を、そのスライムの生成を防ぐのに有効な量の、1,4‐ビス( ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物と接触させる工程を含んでなる、 水系中でのスライムの生成を制御する方法にも用いられる。1,4‐ビス(ブロ モアセトキシ)‐2‐ブテンを含むこの配合物は、操業条件下で、当該水系に直 接添加される。1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含むこの配合 物は、スライム生成微生物である細菌と真菌の両方を殺すために用いられる。こ の方法は、製紙に用いられるパルプスラリーまたは水冷装置に含まれる液体のよ うな水系液体で有効である。 本発明の配合物のさらなる用途は、微生物による劣化もしくは外形の損傷を受 け易い物体を、その微生物の増殖を禁止するのに有効な量の1,4‐ビス(ブロ モアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物と接触させる工程を含んでなる、微生 物による劣化もしくは外形の損傷を制御する方法である。 本明細書で用いられる、微生物には、酵母菌およびかび(mold)糸状菌を 共に含む細菌および真菌が含まれるが、それらに限定されない。細菌の例は、P seudomonas aeruginosaおよびOchro bactru m anthropiである。かびの例に含まれるのは、Aspergillu s niger(ATCC9642)である。 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含むこの配合物は、物体に 塗布されるかまたは、その物体を構成する成分と混合される。この方法は、木材 、塗料フィルム、皮製品、可撓性プラスチック、織物およびその類似物などの物 体に有効である。皮製品の防腐では、これらの化合物は、その皮の中に吸収され 、そして皮製品の長期の防腐に用いられる。同様に、木材の防腐用途では、1, 4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含むこの配合物は、木材を腐敗さ せる有機体の増殖を、短期もしくは長期に亘って禁止する方法を提供する。 本発明の配合物は他の既知の殺微生物剤に比べて多くの利点を有している。そ れらは塗料の防腐に、缶の中および塗装される表面に塗布された後の両方で用い られる。それらは加水分解に対し、広いpH範囲(3‐9)で安定で、ラテック スおよび油性系の両方で使用できる。これらは多くの溶媒に可溶であり、それ故 に、使用に便利なように容易に稀釈することができる。それらの相溶性と有効性 によって、プラスチック中の殺微生物剤としての利用、そして、木材、紙、布或 いは他の材料の含浸用もしくは表面塗布用に利用するのに便利になる。 希望する結果を達成するのに必要な活性化合物の有効量またはパーセントは、 或る程度、保護しようとする基材或いは水系、微生物の増殖条件、および希望さ れる保護の程度に依存して変化する。本発明の化合物の濃度は一般に、用いられ る組成物の約0.0001%〜4%(w/w)、望ましくは、0.0001%〜 0.2%そして、より望ましくは0.0005%〜0.0050%である。普通 の習熟者は、特定の用途で要求される有効量を、影響する全基材もしくは系を処 理する前に、様々の濃度で単に試験するだけで容易に決めることができる。 水系では、活性化合物の推奨される有効量は、水系の約20〜5000ppm 、そしてより望ましくは、約250〜2000ppmである。水系液体中でのス ライムの生成を防ぐのに有効な1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン の量は、望ましくは、その水系液の約1〜約200ppm、そしてより望ましく は、約1〜25ppmである。 本発明の本質を例示するために以下の実施例が示される。しかし本発明は、こ れらの実施例中に示された特定の条件または細部に限定されないことが理解され るべきである。 本発明は、以下の実施例によってさらに明らかにされるであろうが、これら実 施例は、本発明を純粋に例示することを意図したものである。 実施例1 1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含む配合物の調製 反応器に、全部の構成成分を室温で添加し、その溶液が均質になって、BHA が、その溶液に完全に溶解したことが確かめられるまで一定速度で撹拌して、上 に説明した式Aの配合物を調製した。 実施例2 材料および方法 1.殺微生物剤 式A 2.保存される材料 (1)粘土の30%水溶液、pH=3.2。 (2)生の澱粉の30%水溶液、pH=5.8。 (3)炭酸カルシウムの30%水溶液、pH=9.0。 (4)二酸化チタンの30%水溶液、pH=7.0。 (5)カルボキシメチルセルロース(CMC)の5%水溶液、pH=6.5。 (6)ヒドロキシエチルセルロース(HEC)の5%水溶液、pH=6.0。 (7)塗料構成成分として用いられるアクリル系ラテックス(出発ラテックス は、固形分51%を含んでいる)の50%水溶液、pH=5.5 (8)BFL950(カチオン系アクリルアミド重合体)の1%水溶液、pH =4.1。 (9)BL606(アニオン系アクリルアミド重合体)の1%水溶液、pH= 6.2。 (10)ミョウバン(48%硫酸アルミニウム)の5%水溶液、、pH=3. 5。 (11)スチレン‐ブタジエン樹脂(SBR)の30%水溶液、pH=7.0 。 3.微生物 細菌接種源は、予め、自然に汚染されたペイントから単離されたPseudo monas aeruginosaおよびOchrobactrum anth ropiである。真菌接種源は、Aspergillus niger(ATC C9642)の実験室菌株である。 細菌および真菌の両方を、上の水溶液中に、少くとも二週間、その溶液中で、 十分増殖するまで、馴化させた。次いで、この腐敗材料を競合試験用の接種源と して用いた。 4.培地 抗細菌試験での平板培養用には、ディフコ(difco)脱水トリプトン・グ ルコース・エキス(TGE)寒天を用いた。抗真菌試験での平板培養用には、デ ィフコ脱水サボロード(Sabouraud)の寒天を用いた。 5.方法 (1)細菌誘発試験(challange test) 4オンスのガラス瓶それぞれに、防腐しようとする上記材料の水溶液を50m L入れ、それに続いて、希望の殺生物剤濃度(ppm)になるように、式Aの配 合物(“ブサン”1210R)の希望の容量を添加した。殺生物剤濃度は、粘土 、CaCO3、TiO2および生の澱粉では100、500、1000および20 00ppm、そしてCMC、HEC、SBR、ミョウバン、BFL590および BL606では200、500および1000ppm、そして、アクリル系ラテ ックスでは200、500、1000および2000ppm、であった。防腐し ようとする各材料で、殺生物剤を加えない対照試料が含まれている。殺生物剤を 加える前に上の各水溶液のpHを測定した。細菌数が大体106/mLになるよ うに、約2mLの特定の腐敗材料を加えて接種することにより試料(処理用試料 および対照試料)を調製した。接種後直ちに、対照試料を平板培養し、実際の接 種濃度を測定した。対照試料および処理用試料を含む全試料を、ゆるく栓をした 瓶の中で室温で培養した。各週の培養の終りに、各試料(対照および処理)から 液を1mL採取し、TGE寒天上で平板培養して、生き残った細菌数を測定 した。全プレートを、計数する前に5日間室温で培養した。この試験は、一週毎 にサンプリングして6週間行われた。各週のサンプリング後直ちに、処理試料を 、重複対照試料の一つからの細菌接種源2mLを用いて再誘発した。 処理試料および対照試料は全て、2回試験をした。各添加後(殺生物剤、接種 源および再誘発を含む)、瓶を激しく振とうして試料を十分混ぜ合せた。細菌数 を95%或いはそれ以上減らすことができる殺生物剤濃度を、その材料を防腐す るための有効濃度と考えた。 (2)真菌誘発試験 抗真菌試験の方法は、上に説明した抗細菌試験で用いた方法に非常に似ている 。前の方法との差は以下の通りである。 接種源は、材料溶液中で予め数週間馴化したA.nigerを含む腐敗材料で あった。各試料での接種源の大きさは、約105胞子/mLであった。真菌増殖 用の再分離培地として、TEG寒天の代りにSabouraud寒天を用いた、 存在する真菌の水準を求めるために、全ての接種試料(対照および処理)につい て、各週毎に、Sabouraud寒天上で(稀釈平板培養の代りに)画線培養 (streak cultures)を行った。真菌の増殖は、増殖−非‐増殖 基準(growth‐no‐growth basis)で判定した。プレート 上で真菌が増殖しない殺生物剤濃度をその材料を防腐するための有効濃度と考え た。 “材料および環境微生物学のASTM規格”(“ASTM Standard on Materials and Enviromental Micro biology”)の手引き(初版、1987、278‐282頁)に示された 方法に従って試験した。 結果を要約して示した表23は、ビス1,4‐(ブロモアセトキシ)‐2‐ブ テンが、殺微生物剤および防腐剤として有効なことを示している。 ここで開示した本発明の明細と実施を参考にして、この技術分野の習熟者には 本発明の他の実施態様が明らかになるであろう。この明細書と実施例は、単に例 として役立つと考えられ、本発明の真の範囲と精神は、次の特許請求の範囲によ り示されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ソー,シアンドン アメリカ合衆国テネシー州38117,メムフ ィス,ヒルデイル・アベニュー 4271

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン;および (b)約500〜約8,000の分子量と約7〜約20のHLB値を有す る非イオン系乳化剤を含んでなる乳化された組成物。 2.エポキシ化油をさらに含んでなる、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.該エポキシ化油が、エポキシ化綿実油もしくはエポキシ化大豆油である請 求の範囲第2項に記載の組成物。 4.該1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンが、該組成物の少くと も約50wt%の量存在し、そしてさらに親水性溶媒を含んでなる、請求の範囲 第1項に記載の組成物。 5.該1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンが、該組成物の約50 wt%以下の量存在し、そしてさらに疎水性溶媒を含んでなる、請求の範囲第1 項に記載の組成物。 6.さらに鉱物油を含んでなる、請求の範囲第5項に記載の組成物。 7.該親水性溶媒が、ジプロピレングリコールメチルエーテルである請求の範 囲第4項に記載の組成物。 8.さらにアニオン系乳化剤を含んでなる、請求の範囲第1項に記載の組成物 。 9.該アニオン系乳化剤が、リン酸エステル官能基を有する、請求の範囲第8 項に記載の組成物。 10.さらに酸化防止剤を含んでなる、請求の範囲第1項に記載の組成物。 11.該酸化防止剤が、BHAまたはBHTである請求の範囲第10項に記載 の組成物。 12.さらに、エポキシ化油、親水性或いは疎水性溶媒、アニオン性乳化剤お よび酸化防止剤を含んでなる、請求の範囲第1項に記載の組成物。 13.微生物が増殖し易い水系を、 (a)該水溶液の少くとも約50wt%の量存在する1,4‐ビス(ブロモ アセトキシ)‐2‐ブテン;および (b)約500〜約8,000の分子量と約7〜約20のHLB値を有する 非イオン系乳化剤; を含んでなる組成物と接触させる工程を含んでなる、水系中で少くとも一種の微 生物の増殖を制御する方法。 ここで、該組成物は、該微生物の増殖を制御するのに有効な量存在する。 14.該組成物が、さらにエポキシ化油、親水性溶媒、アニオン性乳化剤およ び酸化防止剤を含んでなる、請求の範囲第13項に記載の方法。 15.該微生物が、細菌または真菌である、請求の範囲第13項に記載の方法 。 16.該水系が、水系溶液、水系エマルションもしくは水系懸濁液である、請 求の範囲第13項に記載の方法。 17.該水系エマルションがペイントである、請求の範囲第16項に記載の方 法。 18.該水系溶液が、金属加工液である請求の範囲第16項に記載の方法。 19.該有効な量が、該水系の約20〜約5000ppmである、請求の範囲 第13項に記載の方法。 20.該有効な量が、該水系の約250〜約2000ppmである、請求の範 囲第19項に記載の方法。 21.スライムが生成し易い水系を、 (a)1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン;および (b)約500〜約8,000の分子量と約7〜約20のHLB値を有する 非イオン系乳化剤; を含んでなる組成物と接触させる工程を含んでなる、スライムの生成を制御する 方法。 ここで、該組成物は、該スライムの生成を制御するのに有効な量存在する。 22.該組成物が、さらにエポキシ化油、親水性もしくは疎水性溶媒、アニオ ン性乳化剤および酸化防止剤を含んでなる請求の範囲第21項に記載の方法。 23.該有効な量が、該水系の約1〜約200ppmである、請求の範囲第2 1項に記載の方法。 24.該有効な量が、該水系の約5〜約25ppmである、請求の範囲第23 項に記載の方法。 25.該水系が、パルプスラリーである請求の範囲第21項に記載の方法。 26.該水系が、水冷装置である請求の範囲第21項に記載の方法。 27.微生物学的劣化もしくは変形を受け易い物質を、 (a)1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテン;および (b)約500〜約8,000の分子量と約7〜約20のHLB値を有する 非イオン系乳化剤; を含んでなる組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物学的劣化もしくは変 形を制御する方法。 ここで、該組成物は、少くとも一種の微生物の増殖を制御するのに有効な量存 在する。 28.該組成物が、さらにエポキシ化油、親水性または疎水性溶媒、アニオン 性乳化剤および酸化防止剤を含んでなる請求の範囲第27項に記載の方法。 29.該接触工程が、該組成物を該物体に塗布する工程である、請求の範囲第 27項に記載の方法。 30.該接触工程が、該組成物を該物体の表面を構成する成分と混ぜ合わす工 程である、請求の範囲第29項に記載の方法。 31.該物体が木材である請求の範囲第29項に記載の方法。 32.該物体がペイント‐フィルムである請求の範囲第29項に記載の方法。 33.該物体が皮製品である請求の範囲第29項に記載の方法。 34.該物質が可撓性プラスチックである請求の範囲第29項に記載の方法。 35.該物質が織物である請求の範囲第29項に記載の方法。 36.該少くとも一種の微生物が、細菌または真菌である請求の範囲第29項 に記載の方法。 37.1,4‐ビス(ブロモアセトキシ)‐2‐ブテンを含んでなる組成物に 約500〜約8,000の分子量と約7〜約20のHLB値を有する非イオン系 乳化剤を添加する工程を含む、前記組成物を水系中に分散させる方法。 38.さらに、エポキシ化油を添加することを含んでなる請求の範囲第37項 に記載の方法。
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