JPH11506613A - 競合増幅を用いる核酸配列検出方法 - Google Patents

競合増幅を用いる核酸配列検出方法

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JPH11506613A JP9501035A JP50103597A JPH11506613A JP H11506613 A JPH11506613 A JP H11506613A JP 9501035 A JP9501035 A JP 9501035A JP 50103597 A JP50103597 A JP 50103597A JP H11506613 A JPH11506613 A JP H11506613A
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アボツト・ラボラトリーズ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、被験サンプル中に存在し得る標的核酸配列の量を定量的に検出する方法を提供する。標的配列XおよびYを有する標的核酸配列を有し得る被験サンプルを、第1のセットが標的Xに特異的であり、第2のセットが標的Yに特異的である2個のプライマーセットと接触させる。被験サンプルは同時に、実質的に第1の標的配列および第2の標的配列ならびにそれの相当するオリゴヌクレオチドプライマーを組み合わせたものに由来する内部標準配列ISとも接触させる。増幅標的配列生成物XおよびYが、抗ハプテン捕捉試薬が付着した固相に捕捉することで検出されるような形で、オリゴヌクレオチドプライマーセットにハプテンが結合している。(X+Y)/Sの信号比を求めて、サンプル中に含まれる標的核酸配列の量を定量する。

Description

【発明の詳細な説明】 競合増幅を用いる核酸配列検出方法 発明の属する技術分野 本発明は、被験サンプル中に存在し得る核酸配列の増幅および検出方法、詳細 には、被験サンプル中に存在し得る核酸配列の定量的検出方法に関するものであ る。発明の背景 現在までに、被験サンプル中に存在し得る標的核酸配列を増幅する方法が当業 界において知られている。そのような方法には、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR )およびリガーゼ連鎖反応(LCR)などがある。これらの方法は、医学診断の 分野ならびに遺伝学、分子生物学および生化学の分野において広く利用されてい る。 PCRにおいては、一対のプライマーを過剰に用いて、標的核酸の相補鎖の外 側末端でハイブリッド形成させる。プライマーは標的核酸を鋳型として用いるポ リメラーゼによってそれぞれ延長する。延長生成物自体が標的配列となり、元の 標的鎖から解離する。次に、新たなプライマーがポリメラーゼによってハイブリ ッド形成および延長されて、そのサイクルが繰り返さ れて、標的配列分子の数が幾何級数的に増加する。PCRは米国特許46831 95号および4683202号に開示されている。 LCRは、もう一つの標的増幅機構である。LCRにおいては、2個のセンス (第1および第2)プローブと2個のアンチセンス(第3および第4)プローブ を標的に対して過剰に用いる。第1のプローブは標的鎖の第1の断片にハイブリ ッド形成し、第2のプローブは標的鎖の第2の断片にハイブリッド形成し、第1 の断片と第2の断片が互いに隣接していることから、一次プローブは連結して融 合生成物になることができる。さらに、第3(二次)プローブは第1のプローブ の一部にハイブリッド形成することができ、第4(二次)プローブは同様の連結 可能な形で第2のプローブの一部にハイブリッド形成することができる。標的が 最初に二本鎖であると、二次プローブも、最初の場合のように標的相補体にハイ ブリッド形成する。センスおよびアンチセンスのプローブの融合鎖が標的鎖から 分離されると、それは第3および第4のプローブとハイブリッド形成し、それら は連結して、相補的な二次融合生成物を形成することができる。融合生成物は機 能的に、標的またはその補体と等価で ある。ハイブリッド形成および連結のサイクルを繰り返すことによって、標的配 列の増幅が達成される。この方法は、引用によって本明細書に含まれるEP−A −320308に記載されている。ギャップLCR(GLCR)などの他の形態 のLCR法は、引用によって本明細書に含まれるバックマンら(K.C.Backman et al)へのEP−A−439182に開示されている。 残念ながら、核酸増幅反応の一つの欠点は、それがほとんどの場合定性的であ るという点である。増幅反応の性質から、それを利用して被験サンプル中に存在 し得る標的配列の存在を定量的に検出することは困難である。従って、従来の増 幅反応は被験サンプル中の微量の標的配列の存在を検出するのには有用であるが 、通常は、従来の増幅反応を用いては被験サンプル中の標的配列の量を求めるこ とはできない。 従来の増幅反応が、改良を加えることで定量的な増幅反応分析を行うことがで きるようになったものもある。そのような定量的増幅反応の一つは、「競合増幅 」と称されるものである。この方法は通常、PCRに適用される。この方法によ ると、増幅反応時に、標準核酸配列を標的配列と競合させる。一般に、 標準配列と標的配列を含有することが疑われるサンプルを一連の連続希釈で組み 合わせ、その連続希釈液のいずれにおいても標準配列は一定となるようにする。 別法では、標準配列とサンプル配列を一連の連続希釈において組み合わせるが、 その連続希釈液間で標準配列の量を変える。いずれの場合も、いずれの連続希釈 液中でも標準配列の濃度は既知である。次にPCRを一連の希釈液全てについて 行い、2つの核酸種の混合物を得る。一つの核酸種は標準配列由来のものであり 、一つの核酸種はサンプル配列由来のものである。特定の希釈液における各核酸 種の濃度は、増幅前の希釈液中の標準配列とサンプル配列のコピー数によって決 まる。増幅反応時には、検出可能基を両方の種類の配列に導入するのが普通であ る。増幅後、2つの核酸種を分離し、各核酸種に組み込まれた検出可能基の量を 測定する。この検出方法を、一連の希釈液の各液について行う。次に競合曲線を 得て、サンプル配列の量を既知量の標準配列に基づいて外挿することができる。 競合増幅の方法は、米国特許5219727号,Jalava et al.,BioTechnique s 15:134-39(1993)に記載されている。これらの競合増幅法は有用であることが 明らかになっているが、それらの 方法はかなりの量のサンプル調製時間と技術者の関与を必要とし、サンプル汚染 の危険性を伴う。さらに、一連の希釈液に対する増幅実施には、単一サンプルに 対する増幅実施の場合より多くの試薬を必要とする。これらの要素はいずれも、 競合増幅反応実施のコスト上昇につながる。 さらに、先行技術の方法はいずれもPCR増幅が関与し、標準配列の中央部分 は、検出対象の標的配列とは完全に無関係で、標準配列を標的配列と区別するの に使用される標的特異的プライマーに隣接している。そうして、2つの配列は容 易に区別される。標的配列と標準配列の両方の中央部分は増幅反応の成否におい て非常に重要であるから、このような方法はLCR増幅には適合しない。本出願 人らの発明以前には、LCR増幅を用いて標準配列の標的配列からの区別を行う 先行技術の方法はなかった。 そこで、標準配列の中央部分が標的配列とかなり類似しており、各アッセイご とに一連の濃度標準を増幅して定量を行う必要がない、臨床検査場面で使用する ことができる、増幅反応を定量的に行う方法が必要とされている。発明の概要 本発明は、被験サンプル中に存在し得る標的核酸配列の量を検出する方法にお いて、 (a)前記被験サンプルを、核酸増幅反応を行う手段ならびに (i)標的核酸のゲノム内において第1のプライマーセット(set)が第1 の標的配列を表し、第2のプライマーセットが第2の標的配列を表し、各プライ マーセットが4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個のプ ライマー中の2個がセンスプライマーであり、他の2個がアンチセンスプライマ ーである2個の標的プライマーセット, (ii)実質的に、第1の標的配列および第2の標的配列の組み合わせたも のに由来する内部標準(IS)配列、 (iii)4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個の プライマーのうち2個が第1の標的配列由来であり、他の2個が第2の標的配列 由来であるISプライマーセット、 (iV)dNTPのセット と、 前記標的配列もしくは前記IS配列の各鎖またはそれの相補 鎖にハイブリッド形成する標的オリゴヌクレオチドプライマー配列もしくはIS オリゴヌクレオチドプライマー配列の各対について、リガーゼ反応が起こり、そ れによってオリゴヌクレオチドプライマー配列間のヌクレオチドギャップが標的 核酸配列の存在下にdNTPによって満たされ、その場合に各リガーゼ反応がギ ャップを満たす上で同じdNTPセットまたはそれのサブセットを必要とするよ うなハイブリッド形成条件下に接触させる段階;ならびに (b)標的増幅生成物の被験サンプル中に存在するIS増幅生成物に対する比 を求める段階 とを有してなる検出方法を提供する。 上記の本発明の方法を用いて、特に2個の核酸配列のうちの1個が他の核酸配 列の突然変異または対立遺伝子を有している場合に、被験サンプル中に存在し得 る2個の異なる核酸配列間の識別を行うこともできる。 本発明はさらに、サンプル中に存在し得るB型肝炎ウィルスのDNAを定量的 に検出するための組成物において、HBVゲノム内の第1の標的配列もしくは第 2の標的配列のいずれかに対して十分に相補的な配列を有する約18〜約25塩 基対の4 個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなる組成物をも提供する。さらに、 HBV S遺伝子のコドン145および/またはHBVプレコア(precore)抗 原遺伝子のコドン28を有するB型肝炎の野生型DNAと突然変異型DNAとの 識別を行うための組成物も提供される。上述の組成物を有してなる試験キットも 、本発明によって提供される。図面の簡単な説明 図1は、標的配列XおよびYとそれらの相当するプライマーセットならびに内 部標準およびそれの相当するプライマーセットを描いた本発明の方法の模式図で ある。発明の詳細な説明 本発明で提供される方法は、プライマーセット(以下、「プローブセット」と も称する)を用いて標的核酸配列を増幅する核酸増幅反応(以下、「増幅反応」 と称する)に適用できる。すなわちこの方法では、増幅反応において、各プライ マーセットが標的核酸配列のゲノム内の異なる標的配列を代表するもの、すなわ ち第1の標的配列と第2の標的配列である2個の標的プライマーセットを用いて 、被験サンプル中に存在し得る標的配列の濃度を定量的に検出するものである。 さらにこの方法では、 実質的に第1の標的配列と第2の標的配列ならびにそれの相当するISプライマ ーセットの組み合わせたもの由来の配列を有してなる内部標準(IS)配列を用 いる。この方法では、2個の標的配列とIS配列が、標的プライマーセットおよ びISプライマーセットを有してなる同じオリゴヌクレオチドプライマーについ て競合する。その方法は通常は、反応混合物を生成するハイブリッド形成条件下 に、標的配列を有することが疑われる被験サンプルと、IS配列およびそれの相 当するISプライマーセットおよびdNTPとを接触させる段階を有する。反応 混合物を循環することで、リガーゼ反応を介してオリゴヌクレオチドプライマー 配列をハイブリッド形成させて、相当する標的配列またはIS配列およびそれの 相補鎖とオリゴヌクレオチドとを増幅する。そうして、増幅された標的配列また はIS配列の有無を検出することができる。 標的プライマーシリーズには2個のプライマーセットを含み、各プライマーセ ットは、標的核酸配列のゲノム内の異なる標的配列を代表する。第1のプライマ ーセットは第1の標的配列を表し、第2のプライマーセットは第2の標的配列を 代表する。本発明の説明において、第1の標的配列を「標的X」と称し、 第2の標的配列を「標的Y」と称する。各標的プライマーセットは4個のオリゴ ヌクレオチドプライマーを有しており、それらのプライマーのうちの2個はセン スプライマーであり、他の2個はアンチセンスプライマーである。 IS配列は実質的に、標的核酸の第1の標的配列と第2の標的配列の組み合わ せたものに由来するものである。本発明の方法で使用する場合、IS配列は1本 鎖または2本鎖であることができる。相当するISプライマーセットも4個のオ リゴヌクレオチドプライマーを有してなり、そのうちの2個は第1の標的配列由 来であり、他の2個は第2の標的配列由来である。 別の実施態様においては、本発明の方法を用いて、検出対象の特定の標的配列 、IS配列およびそれの相当するISプライマーセットに特異的なオリゴヌクレ オチドプライマーを用いることで、2個の標的配列XおよびYのうちの一方のみ を定量的に検出することができる。増幅反応において、標的配列XもしくはYお よびIS配列は、それぞれ標的配列XもしくはYのプライマーセットおよび内部 標準を有してなる同じ2個の共有オリゴヌクレオチドプライマーについて競合す る。ISプライマーセットの他の2個のオリゴヌクレオチドプライマーは、LC Rに有効に参加するが同時に検出対象の標的配列の増幅を妨害しない配列である ことができる。 被験サンプルは代表的には、対象とする標的核酸配列を含み得る被験者の身体 のいずれかの構成要素である。被験サンプルは、患者から検体を採取し、必要に 応じてそれに含まれる細胞を破壊して核酸を放出させる等の当業界で公知の方法 を用いて調製することができる。 標的核酸配列は通常、一連の標的プライマーがハイブリッド形成する2個以上 の標的配列を有する核酸配列(例:RNAまたはDNA)である。RNA標的配 列の場合、RNA標的配列のcDNAコピーを合成してから増幅反応を行なうこ とは明らかである。本発明の好ましい実施態様においては、両方の標的配列、従 ってそれらの相当するプライマーセットが標的核酸配列のゲノム内で特徴的に認 められる。本発明のこの特徴は、被験サンプル中で第1もしくは第2の標的配列 が欠失し又はその他変化したために、標的核酸配列が増幅反応において検出され なくなる危険性を低下させるという利点を提供するものである。さらに、両方の プライマーセットは、検出対象の標的核酸のゲノム中で高度に保存されている標 的配列を代表するのが普通で ある。この本発明のこの特徴は、被験サンプル中の変異配列の存在のために、増 幅反応において標的核酸配列が検出されなくなる危険性を低下させるという利点 を提供するものである。例えば、検出対象の核酸配列が細菌もしくはウィルスの ゲノム由来のものである場合、プライマー組み合わせは、それぞれ菌株間または ウィルス単離株間で高度に保存されている遺伝子生産物からの標的配列を代表す るものでなければならない。 例えば、標的配列はB型肝炎などのウィルスのゲノムを有することができ、標 的配列が、表面抗原遺伝子、コア抗原遺伝子およびプレコア抗原遺伝子などのウ ィルスゲノムに特徴的に存在する領域を有することができる。別の形態として、 両方の標的配列が上記の2つの領域のうちのいずれか一方の領域内に認められる 。 本発明の別の実施態様においては、異なるゲノム内に、2個の標的配列Xおよ びYが認められる。この実施態様は、類縁生物の核酸配列の検出に特に有用であ る。例えば、HIV検出のための増幅反応において、第1の標的配列がHIV− 1ゲノムのある領域由来であり、第2の標的配列が同じ領域またはHIV−2の 異なる領域由来のものであることができる。 標的核酸配列は、個々の標的プライマーセットが具体的な標的配列をハイブリ ッド形成及び増幅するだけの連続性がそれの部分にある限り、1本鎖、2本鎖、 連続または断片であることができる。標的核酸配列のゲノム全体の配列は未知で あっても、標的プライマー組み合わせを有する標的配列が少なくとも既知である 場合が一般的である。 増幅反応において検出対象の標的核酸配列の必要最低限の長さというものはな いが、代表的には、プライマーセットの各オリゴヌクレオチドプライマーは、約 18から約25塩基対から構成され、それが約50ヌクレオチドの連結プライマ ー対に翻訳される。 IS配列とその相当するプライマーセットとともに一連の標的プライマーを増 幅反応に用いて、被験サンプル中の標的配列の量を定量的に求めることができる 。LCRおよびGLCRなどの増幅反応は、当業界では公知である。これらの反 応は代表的には、プライマーを使用して、通常はかなり大きい核酸配列の小さい 領域である標的核酸配列のコピーを繰り返し形成する。プライマー自体は標的配 列の領域に対して相補的であり、好適な条件下に標的配列の相補領域にハイブリ ッド形成するまたは 結合する核酸配列である。標的配列のコピーは通常、リガーゼ活性を有する酵素 を用いて隣接するプライマー対を連結するプライマー連結のプロセスによって得 られる。酵素的連結法が主流であるが、本発明による使用には、化学的連結も同 様に好適である。モノマーまたは予め形成されたオリゴマーとしてプライマーま たはプローブに加えるヌクレオチドも、標的配列に対して相補的である。プライ マーが十分に連結するとそれらを、通常は反応混合物を相補的核酸鎖が解離する 温度である「溶融温度」まで加熱することで、標的配列から分離する。こうして 、標的配列に対して相補的な配列が形成される。 次に、新たな増幅サイクルが起こって、2本鎖配列を分離し、プライマーをそ れぞれの標的にハイブリッド形成させ、ハイブリッドプライマーを連結し、再分 離することで標的配列数をさらに増幅することができる。増幅サイクルによって 形成される相補的配列は、プライマーまたはプローブの延長のための鋳型として 役だって、さらに標的配列数を増幅することができる。従って、標的配列および それの相補配列の複数のコピーが得られる。 一般に、2個が標的鎖の一部に対して相補的であり、他の2 個がそれの相補体に対して相補的である4個のプライマーをLCRで用いる。増 幅反応実施手段と総称する増幅反応で使用される他の試薬は公知であり、それに は、マグネシウムなどの酵素補因子;塩;ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレ オチド(NAD);例えばアデニン三リン酸、グアニン三リン酸、シトシン三リ ン酸およびチミン三リン酸などのデオキシヌクレオチド三リン酸(dNTP)な どがある。 本発明の方法では、反応混合物を好ましくは約15から約60回循環させ、よ り好ましくは約20から約45回循環させる。さらに、例えばその方法で使用さ れるヌクレオチド三リン酸、酵素および補因子の濃度が、代表的増幅反応で通常 使用される濃度より高い場合があることは留意すべき点である。 一連の標的プライマー、IS配列およびそれの相当するプライマーセットを増 幅反応で使用した後、増幅標的配列生成物(「標的増幅生成物」とも称される) および増幅IS配列生成物(「IS増幅生成物」とも称される)を検出すること ができる。一つの実施態様において、増幅標的配列生成物の検出を、増幅IS配 列生成物の検出と切り離して、2つの反応とする。別法として、本発明の別の実 施態様では、標的増幅生成物およ びIS増幅生成物の検出を、標的増幅生成物とIS増幅生成物をその2つの増幅 生成物が識別可能な形で標識される一つの検出反応で行う。例えば、標的増幅生 成物はある波長で蛍光を発する蛍光標識に付着させるが、IS増幅生成物は別の 波長で蛍光を発する蛍光標識に付着させる。いずれの波長も一つの反応混合物中 で読み取りできよう。 2つの別個の反応が起こる本発明の実施態様では、増幅反応後、固相に固定化 された特有の捕捉試薬を用いて、各捕捉試薬によって特有の増幅生成物、すなわ ち、標的配列X、標的配列YまたはIS配列を固定化することで、増幅標的配列 生成物と増幅IS配列生成物を検出することができる。別法として、本発明の別 の実施態様では、第1の捕捉試薬によって標的増幅生成物を固定化し、第2の捕 捉試薬によってIS増幅生成物を固定化する。 捕捉試薬は通常、直接または間接に増幅生成物と特異的結合対を形成すること ができる「特異的結合対要素」を有する。本明細書で使用する場合、特異的結合 要素とは、結合対、すなわち例えば化学的もしくは物理的手段によって他方の分 子に特異的に結合する2個の異なる分子の1個の要素を意味する。抗原 および抗体の特異的結合対以外に、他の特異的結合対には、アビジンとビオチン ;アダマンタンおよびカルバゾールなどのハプテン(PCT出願PCT/US9 3/05534号として公開された1993年4月21日出願の米国特許出願0 8/049888号およびPCT/US93/06832として公開された19 93年7月1日出願の米国特許出願08/084495号に記載のもの)とハプ テンに特異的な抗体;相補的ヌクレオチド配列;酵素補因子もしくは酵素基質と 酵素などがあるが、これらに限定されるものではない。図1との関連で説明され る実施態様によれば、標的増幅生成物の検出に使用される捕捉試薬は、IS増幅 生成物の検出に使用される捕捉試薬とは異なる。 固相とは、不溶性であるか、またはその後の反応によって不溶性とすることが できる材料を指す。固相の選択は、結合要素を引きつけて固定化する固有の能力 を考慮して行うことができる。別法として、結合要素を引きつけて固定化する固 有の能力を有する別の受容体を固相に保持させることができる。その別の受容体 は、結合要素または結合要素に接合した帯電物質に関して反対の電荷を持つ帯電 物質などがあり得る。さらに別の代替法として、受容体分子を、固相に固定化( 付着)された、特 異的結合反応によって別の結合要素を固定化する能力を有する特異的結合要素で あることができる。受容体分子は、アッセイ実施前またはアッセイ実施時に、結 合要素を固相材料に間接的に結合させることができる。そこで、固相には例えば 、ラテックス、プラスチック、誘導体化プラスチック、磁性または非磁性金属、 ガラスもしくはシリコン表面、あるいは試験管、微量定量ウェル、シート、ビー ズ、微粒子、チップその他の当業者に公知の形状の表面などがあり得る。固相が さらに、必要に応じて接合体が接近できるだけの有孔率を有する好適な多孔性材 料を有し得ることは想到されるものであり、本発明の範囲に含まれる。微孔性構 造が通常は好ましいが、水和状態でゲル構造を持つ材料も使用することが可能で ある。ニトロセルロースの多孔性構造は、結合要素を含む非常に多様な試薬につ いて優れた吸収性および吸着性を有する。ナイロン(登録商標)も同様の特性を 有し、やはり好適である。そのような材料は、フィルム、シートまたは平板など の好適な形状で使用することができるか、あるいは紙、ガラス、プラスチックフ ィルムまたはファブリックなどの適切な不活性担体にコーティングまたは結合も しくは積層させることができる。 増幅生成物を固相に固定化できる方法は各種ある。例えば、増幅生成物と結合 対を形成するポリヌクレオチドで固相をコーティングすることができる。別法と して、固相に結合した結合要素と特異的結合対を形成する間接標識で増幅生成物 を標識することができる。固相に結合した特異的結合要素が、増幅反応で生成し 得る全ての増幅生成物と結合対を形成することができるか、あるいは固相に結合 した複数の特異的結合対が、標的配列X増幅生成物または標的配列Y増幅生成物 などの個々の増幅生成物に特異的であることができることは明らかである。さら に当業者であれば、標識を増幅生成物に組み入れるには各種方法があって、それ らを使用できることは理解できる。 標的増幅生成物とIS増幅生成物を固相に固定化した後、固相でのそれらの存 在を「標識」を用いて検出することができる。標識という用語は、検出可能な性 質または特性を有する分子もしくは部分を指す。例えば放射性同位元素、蛍光団 、化学的発光団、酵素、コロイド粒子、蛍光性微粒子を用いた場合のように、標 識が直接検出可能なものであることができるか、あるいは例えば特異的結合要素 を用いた場合のように、標識が間接的に検出可能なものであることができる。直 接標識の場合、標識 の検出を可能とするには、例えば基質、誘発試薬、光などの別の要素が必要な場 合があることは明らかである。検出に間接標識を使用する場合、それらは「接合 体」との組み合わせで使用するのが普通である。接合体は代表的には、直接検出 可能な標識に付着または結合した特異的結合要素である。接合体合成のための結 合化学は当業者には公知であり、例えば特異的結合要素の特異的結合性または標 識の検出可能な性質を破壊しない化学的および/または物理的手段などがあり得 る。 従って、固相に固定化される増幅生成物が直接検出可能な標識を有する場合、 固定化された増幅生成物を直接検出することができる。増幅生成物が間接標識を 有する場合、間接標識に特異的な結合要素を有する接合体を用いて、固相におけ る増幅生成物の存在を検出することができる。 識別可能な標識で各種増幅生成物を標識することで、異なる増幅生成物を識別 することができる。例えば、各増幅生成物を、異なる波長で発光する異なる蛍光 団で直接または間接的に標識することができる。別法として、各増幅生成物を、 それぞれが異なる発蛍光性基質の存在下に信号を放出する異なる酵素で標識する ことができる。さらに別の方法として、標識が信号を発 生する時期に基づいて増幅生成物を識別することができる。具体的には、蛍光団 および酵素からの信号の識別を、蛍光団からの一定信号を読み取り、酵素からの 速度信号を読み取って、それによって一定信号から速度信号が開始する基底線を 求めることで行うことができる。そのような検出方法は、譲受人が同一である引 用によって本明細書に含まれる本願と同時係属中の1994年12月22日出願 の米国特許出願08/362036号に記載されている。 本発明の1実施態様によれば、図1を参照すると、標的配列XおよびYを有す る標的核酸配列を有し得る被験サンプルを、標的Xに特異的であってオリゴヌク レオチドプライマー1、2、3および4を有する第1のセットと標的Yに特異的 であってオリゴヌクレオチドプライマー5、6、7および8を有する第2のセッ トという2つのプライマーセットと接触させる。被験サンプルは同時に、内部標 準配列ISとそれの相当するオリゴヌクレオチドプライマー1、2、5および6 とも接触する。ハプテンA、BおよびCは、抗ハプテン抗体捕捉試薬が付着する 微小粒子での捕捉によって増幅標的配列生成物XおよびYが検出されるような形 で、オリゴヌクレオチドプライマーセットと結 合している。図1に示した実施態様において、増幅生成物XおよびYは抗B抗体 によって捕捉され、酵素アルカリホスファターゼなどの標識と接合した抗A抗体 および抗C抗体の混合物によって信号が発生する。同様に、IS増幅生成物は、 抗A抗体によって捕捉され、アルカリホスファターゼなどの標識と接合した抗C 抗体によって信号を発生する。(X+Y)/Sの信号比を求めて、サンプル中に 含まれる標的核酸配列の量を定量する。 本発明の方法の基礎となる原理によれば、XおよびY標的配列が不在であるか 、または存在しても低レベルである場合、IS標的増幅の程度は一定となるはず である。XおよびY標的配列の開始濃度が高くなると、IS増幅に関与する4つ のオリゴヌクレオチドプライマーは、同じ4つのヌクレオチドプライマーがXお よびY標的増幅に関与することから、XおよびY標的増幅の場合と同じ配列につ いて競合する。そこで、XおよびY標的配列の開始時濃度が徐々に上昇するに連 れて、IS増幅の最終レベルは徐々に低下する。 増幅の途中では、標的増幅生成物とIS増幅生成物の間にハイブリッド構造が 生じ得る。そのようなハイブリッド内の3’ −ヒドロキシ末端を有するオリゴヌクレオチドがなおもDNAポリメラーゼによ って延長され得るとしても、そのようなハイブリッドは連結に参加することはで きない。そこで、増幅生成物のレベルが上昇するに連れて、そのようなハイブリ ッドの生成が上昇するはずである。それによって次に、第1および第2の標的配 列が存在しなかった場合に生成したであろうと考えられる量と比較して、生成す るIS増幅生成物の量が低くなるであろう。本発明の方法では、増幅反応で使用 されるIS配列の量が、ハイブリッド形成によって反応中にわたって生成するX およびY増幅生成物の量がほとんど低下しないようになっている。 反応混合物におけるハイブリッド形成の程度は、多くのオリゴヌクレオチドお よび増幅生成物を含む大きいネットワーク構造を含むものと考えられる。Xおよ びY標的配列が存在すると、抗A抗体によって捕捉される各ハイブリッドについ て、標識接合体によって検出可能な2組のハプテン(すなわち、BおよびC)が あることから、そのようなハイブリッドによって標識XおよびY検出の感度が上 昇し得る。他方、ハイブリッド構造は、標的配列が不在の場合は形成できないこ とから、偽陽性を生じ ることはないはずである。 DNAポリメラーゼの5’から3’へのエキソヌクレアーゼ活性によって、延 長されるオリゴヌクレオチドプライマーがハイブリッド形成しない連結した増幅 生成物鎖を切断することで、上記のバイブリッド構造を開裂させることができる 。鎖をDNAポリメラーゼによって切断するには、その鎖は切断部位の上流で1 本鎖でなければならない(すなわち5’)。適宜に、ポリメラーゼによってDN Aを切断するために、切断する鎖の配列を5’末端で変えることはできない。そ こで、オリゴヌクレオチドプライマー4および5の5’末端にハプテンを付着さ せるが、オリゴヌクレオチドプライマー1および8の5’末端にはハプテンを付 着させないようにすることで、増幅IS配列生成物の両方の鎖が開裂を受けやす くなるが、XおよびYの増幅配列生成物はいずれも開裂から保護されると考えら れる。 最終的な結果として、IS増幅生成物が開裂することでIS増幅生成物によっ て発生する信号は低下するが、XおよびY増幅生成物は開裂しないことから、標 的増幅生成物によって発生する信号は維持されて、それらは以後の増幅サイクル に参加することができるものと考えられる。開裂は、ヌクレオチドプラ イマー2および7のTmまたはそれよりわずかに低い温度で最終インキュベーシ ョンを行うことで、循環時およびその後に行うことになろう。これにより、開裂 可能構造を持つIS増幅生成物が存在するようになると考えられる(すなわち、 フォークの5’の腕が1本鎖であるフォーク状ハイブリッド構造)。使用される ポリメラーゼが5’から3’へのエキソヌクレアーゼ活性を持たない場合にはそ のような開裂は生じないことは明らかであろう。 本発明の理論によれば、標的配列XおよびYの信号が増幅反応中における増幅 生成物の形成によって上昇し、それから安定化することから、IS信号は一定レ ベルで始まり、次にオリゴヌクレオチドプライマーの競合、非連結性のハイブリ ッドの形成および上記のようなIS増幅生成物のエキソヌクレアーゼ開裂によっ て低下すると考えられる。 被験サンプル中のXおよびYの量は、増幅反応における標的配列XおよびYの 既知開始濃度に対して(X+Y)/ISをプロットすることで得られる標準曲線 で、サンプルについての(X+Y)/ISの信号比率の位置を決定することで求 めることができる。標的増幅生成物(X+Y)によって生じる信号のIS 増幅生成物によって生じる信号に対する比を求めることによって、被験サンプル 中のXおよびY標的の元の量を求めることができる。 以下の実施例は、本発明についてさらに詳細に説明するためのものであり、本 発明の範囲を限定するものではない。実施例 実施例1 HBVの定量的LCR増幅 GLCR増幅を用いて、IS標的配列とともに2固の標的配列を同時増幅した 。実際には、一方の標的配列である標的配列X(配列番号1)(簡明を期して1 本鎖として表してある)を2本鎖の形で使用した。配列番号1は、オノらの報告 のように(Ono et al.,Nucleic Acids Research 11:1747-57(1983))、B型肝 炎ウィルス(HBV)のマップ位置180〜225に相当する。他方の標的配列 である標的配列Y(配列番号2)(これも1本鎖として示してある)も、二本鎖 の形で用いた。配列番号2は、HBVのマップ位置658〜703に相当する。 挿入物をHBVサブタイプayからクローニングした。両方の配列を以下の表1 において5’から3’方向で示してある。 ベクターpUC19からのXおよびY標的配列を有する線形化2本鎖組換えD NAプラスミドY82−1を構築した。HBV挿入物は、全表面抗原遺伝子(S −遺伝子)、プレーS遺伝子の一部およびX遺伝子のわずかな部分を有してなる 約1400塩基対長のHBVゲノムのBamHI断片由来のものであった。 標的特異的プローブは、LCRによって上記の標的配列を増幅及び検出するた めのものである。第1のプライマーセットは、配列番号1とそれの相補鎖に特異 的であった。このセットからの2つのプローブ(配列番号3および配列番号4) を、「Bio」で表したビオチンでハプテン化した。このセットからの残りの2 個のプローブ(配列番号5および配列番号6)は「Fl」で表したフルオレセイ ンでハプテン化した。配列番号4および配列番号5の5’末端は「p」で表した リン酸基によって官能性となっており、それによって配列番号3を配列番号5に 連結 させ、配列番号4を配列番号6に連結させることができた。配列番号4と配列番 号6は配列番号1とハイブリッド形成し、配列番号3と配列番号5は配列番号1 の相補鎖とハイブリッド形成した。標的配列Xの増幅および検出に使用したプロ ーブセットを表2に示してあり、個々のプローブは5’から3’方向で示してあ る。 第2のプライマーセットは、配列番号2およびその相補鎖に特異的であった。 このセットからの2個のプローブ(配列番号7および配列番号8)は、「Ad」 で表したアダマンタンでハプテン化した。このセットの残りの2個のプローブ( 配列番号9および配列番号10)は、フルオレセイン(Fl)でハプテン化した 。配列番号8および配列番号9の5’末端はリン酸基(p)で官能性となってお り、それによって配列番号7の配列番号9への連結と配列番号8の配列番号10 への連結を行うことができた。配列番号8と配列番号10は配列番号2とハイブ リッド形成し、配列番号7と配列番号9は配列番号2の相補鎖とハイブリッド形 成した。標的配列Yの増幅および検出に用いたプローブ組み合わせを表3に示し てあり、個々のプローブは5’から3’方向で示してある。 X配列の5’側半分とY配列の5’側半分の相補鎖とのキメラを有する内部標 準標的配列を合成した。使用したIS標的は、1本鎖であった。その配列を5’ から3’方向で以下の表4に示してある。 配列番号11およびそれの相補鎖に特異的なプライマーセットは、4個のオリ ゴヌクレオチドプライマーである配列番号3、配列番号4、配列番号7および配 列番号8からなるものとした。 上記のようなXおよびY標的配列を有するプラスミドY82−1について、以 下の表5に記載のように、反応において8つの異なる濃度で試験を行って、ほぼ EP−A−439182に記載の方法に従ってGLCRによって標的配列の同時 増幅を行った。反応に使用した濃縮5X LCR緩衝液には、250mM EP PS緩衝液(pH7.8)、50mM MgCl2、50mM NH4Cl、400 mM K+および50μg/mLウシ血清アルブミン(BSA)を含有させた。L CRの「マスター溶液」には、以下の成分を含有させた。 酵素溶液には以下の成分を含有させた。 アボット(Abbott)リガーゼは市販されている(Abbott Laboratories,Abbot t Park,IL)。アンプリタック(Amplitaq;登録商標)ポリメラーゼは市販され ている(Cetus Corporation,Emeryville,CA)。Y82−1(2.5μL)を、 LCRマスター溶液41.5μLに加えた。混合物を混和し、微量遠心分離機を 用いて数秒間遠心して混合物を沈降させた。鉱油1滴を各反応混合物に加え、混 合物を100℃まで加熱して3分間経過させ、再度遠心した。混合物を放冷して 75℃とし、酵素溶液6μLを加えて最終容量を50μLとした。各50μL反 応は3連で行った。温度サイクリングは、COYテンプサイクラー(COY Tempcyc ler;Coy Laboratory Products,Inc.,Ann Arbor,MI から市販)で、85℃で3 0秒間と54℃で60秒間の40サイクルで行った。温度サイクリング後、3連 の反応液全てを合わせた。合わせたLCRプール液を半量ずつに分け、2つの別 個のIMxアッセイで分析した。各IMxアッセイは2連で 行った。第1のIMxアッセイ(IMx−1)はHBV XおよびY標的配列を 検出するためのものであった。具体的には、合わせたLCRプール液それぞれ3 5μLをIMx系(line)希釈液(市販品;Abbott Laboratories)35μLに 加えた。抗フルオレセイン抗体が付着した微粒子にオリゴヌクレオチドを捕捉さ せ、それをアルカルホスファターゼ(AP)に接合した抗ビオチン抗体および抗 アダマンタン抗体を50/50の比で含む接合体で検出した。第2のIMxアッ セイ(IMx−2)は、IS標的配列を検出するためのものであった。合わせた LCRプール液それぞれ35μLをIMx系希釈液に加えた。抗ビオチン抗体が 付着した微粒子にオリゴヌクレオチドを捕捉させ、それをAPに接合した抗アダ マンタン抗体を含む接合体で検出した。各LCRプール液についてのIMx結果 を以下に報告する。 Y82−1分子とIMx−1/IMx−2の比との対数:対数プロットから、 標的核酸配列の量が5桁にわたって線型であることが明らかになった。実施例2 野生型および突然変異型のHBVプレコア遺伝子および表面抗原遺伝子の検出 本発明の方法を用いて、HBV表面抗原(HBsAg)コドン145突然変異 について、野生型(Wt)配列および突然変異型(Mut)配列を識別すること ができる。HBsAg遺伝子のコドン145は、アミノ酸グリシンについてコー ドするものである。しかしながら、このコドン内の点突然変異によってアミノ酸 がアルギニンに変わり、ワクチンエスケープ表現型が生じる。Wt配列(配列番 号12)(ただし、簡明を期して1本鎖として示してある)は2本鎖の形で使用 する。突然変異配列(配列番号13)の点突然変異は太字で示してある。標的特 異的プローブは、以下の表6に示すように、LCRによってWtおよびMutの 標的配列を増幅および検出するためのものである。配列番号12およびそれの相 補鎖に特異的なプライマーセットは、配列番号14、配列番号15、配列番号1 6および 配列番号17を有する。配列番号15および配列番号16の5’末端は、リン酸 基によって官能性となっていることから、配列番号14を配列番号16に連結し 、配列番号15を配列番号17に連結させることができる。突然変異配列である 配列番号13の場合には、配列番号14に代えて配列番号18を用いる。 同様に、本発明の方法を用いて、HBVプレコア抗原(HBeAg)遺伝子の コドン28内の点突然変異を検出することができる。コドン28は、アミノ酸ト リプトファンについてコードしている。しかしながら、そのコドン内での点突然 変異によって、そのアミノ酸は終止コドンに変わり、HBeAg表現型となる。 それに伴って、さらに下流の3つの塩基で第2の突然変異が起こる場合が多い。 Wt配列(配列番号19)(簡明を期して1本鎖として示してある)は2本鎖の 形で使用する。突然変異配列(配列番号20)の点突然変異は太字で示してある 。標的特異的プローブは、以下の表6に示したように、LCRによってWtおよ びMut配列を増幅および検出するためのものである。配列番号19およびそれ の相補鎖に特異的なプライマー組み合わせは、配列番号21、配列番号22、配 列番号23 および配列番号24を有する。配列番号22および配列番号23の5’末端はリ ン酸基によって官能性であることから、配列番号21を配列番号23に連結し、 配列番号22を配列番号24に連結させることができる。単一の点突然変異の場 合には、プライマー配列番号21に代えてオリゴヌクレオチドプライマー配列番 号25を用いる。 IS配列を、以下の表6において配列番号26として示してある。配列番号2 6およびそれの相補鎖に特異的なプライマーセットは、4つのオリゴヌクレオチ ドプライマー配列番号16、配列番号17、配列番号23および配列番号24を 有する。HBsAg遺伝子について競合LCRを行うには、検出したい標的配列 、すなわちWtまたはMut配列について上記で挙げたオリゴヌクレオチドを、 配列番号23および配列番号24のオリゴヌクレオチドとともに使用する。HB eAg遺伝子について競合LCRを行うには、検出したい標的配列、すなわちW tまたはMut配列について上記で挙げたオリゴヌクレオチドを、配列番号16 および配列番号17のオリゴヌクレオチドとともに使用する。 別法として、HBsAgとHBeAgの両方の競合LCRア ッセイ、好ましくは両方のWtアッセイまたは両方のMutアッセイを、これら が同じヌクレオチド要件を共有することから、一緒に行うことができる。その場 合、配列番号16、配列番号17、配列番号23および配列番号24のオリゴヌ クレオチドが常に存在することから、ISは常に増幅される。他のLCRアッセ イで既に存在していると考えられるdGTPのみが必要であることから、ISで ギャップを満たすために追加のdNTPは必要ない。 実施例1に記載したIMxのやり方を用いて、WtおよびMutのHBsAg 増幅生成物を抗フルオレセイン微粒子に捕捉させて、抗ビオチン接合体で検出で きると考えられる。WtおよびMutのHBeAg増幅生成物を抗フルオレセイ ン粒子に捕捉させて、抗アダマンタン接合体で検出できると考えられる。一つの 反応で、HBsAg増幅生成物とHBeAg増幅生成物について試験を行うには 、抗アダマンタン結合体と抗ビオチン接合体の混合物を使用することになろう。 第2のIMx試験では、全ての反応に存在する同時増幅IS生成物を抗ビオチン 微粒子に捕捉させ、抗アダマンタン接合体で検出することになる。このようにし て、IS生成物を特異的に検出して、実施例1に記載の方法に従って試験対象の 標的配列のIMx信号と比較することになる。 以上、本発明について具体的な実施態様を参照しながら詳細に説明したが、本 発明の精神および範囲を逸脱しない限りにおいて、各種の変更および修正をその ような実施態様に加えることが可能なことは当業者には明らかであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 被験サンプル中に存在し得る標的核酸配列の量を検出する方法において、 (a)前記被験サンプルを、核酸増幅反応を行う手段ならびに (i)標的核酸のゲノム内において第1のプライマーセットが第1の標的配 列を表し、第2のプライマーセットが第2の標的配列を表し、各プライマーセッ トが4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個のプライマー 中の2個がセンスプライマーであり、他の2個がアンチセンスプライマーである 2個の標的プライマーセット、 (ii)実質的に、第1の標的配列および第2の標的配列の組み合わせたも のに由来する内部標準(IS)配列、 (iii)4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個の プライマーのうち2個が第1の標的配列由来であり、他の2個が第2の標的配列 由来であるISプライマーセット、 (iv)dNTPのセット と、 前記標的配列もしくは前記IS配列の各鎖またはそれの相補鎖にハイブリッド 形成する標的オリゴヌクレオチドプライマー配列もしくはISオリゴヌクレオチ ドプライマー配列の各対について、リガーゼ反応が起こり、それによってオリゴ ヌクレオチドプライマー配列間のヌクレオチドギャップが標的核酸配列の存在下 にdNTPによって満たされ、その場合に各リガーゼ反応がギャップを満たす上 で同じdNTPセットまたはそれのサブセットを必要とするようなハイブリッド 形成条件下に接触させる段階;ならびに (b)標的増幅生成物の被験サンプル中に存在するIS増幅生成物に対する比 を求める段階 とを有してなる検出方法。 2. 増幅反応が約15から約60回の温度サイクリングを含む請求項1に記載 の方法。 3. 前記各プライマーセットの1以上の要素が標識を有する請求項1に記載の 方法。 4. 前記標識が間接的に検出可能である請求項3に記載の方法。 5. 前記測定段階が (a)第1の捕捉試薬が標的増幅生成物を固定化し、第2の捕捉試薬がIS増 幅生成物を固定化するように、捕捉試薬を用いて前記標的増幅生成物およびIS 増幅生成物を固相に固定化する段階;ならびに (b)標的増幅生成物またはIS増幅生成物の存在によって生じる信号を検出 する段階 を有してなる請求項1記載の方法。 6. 前記捕捉試薬が、結合要素が前記増幅生成物に付いている特異的結合対要 素に特異的に結合する特異的結合対の1要素を有する請求項5に記載の方法。 7. 被験サンプル中に存在し得る2つの異なる核酸配列を識別する方法におい て、 (a)前記被験サンプルを、核酸増幅反応を行う手段ならびに (i)標的核酸のゲノム内において第1のプライマーセットが第1の標的配 列を表し、第2のプライマーセットが第2の標的配列を表し、各プライマーセッ トが4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個のプライマー 中の2個 がセンスプライマーであり、他の2個がアンチセンスプライマーである2個の標 的プライマーセット、 (ii)実質的に、第1の標的配列および第2の標的配列の組み合わせたも のに由来する内部標準(IS)配列、 (iii)4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、その4個の プライマーのうち2個が第1の標的配列由来であり、他の2個が第2の標的配列 由来であるISプライマーセット、 (iv)dNTPのセット と、 前記標的配列もしくは前記IS配列の各鎖またはそれの相補鎖にハイブリッド 形成する標的オリゴヌクレオチドプライマー配列もしくはISオリゴヌクレオチ ドプライマー配列の各対について、リガーゼ反応が起こり、それによってオリゴ ヌクレオチドプライマー配列間のヌクレオチドギャップが標的核酸配列の存在下 にdNTPによって満たされ、その場合に各リガーゼ反応がギャップを満たす上 で同じdNTPセットまたはそれのサブセットを必要とするようなハイブリッド 形成条件下に接触させる段階;ならびに (b)標的増幅生成物の被験サンプル中に存在するIS増幅生成物に対する比 を求める段階 とを有してなる検出方法。 8. 2個の核酸配列のうちの1個が他の核酸配列の突然変異または対立遺伝子 を有する請求項7に記載の方法。 9. サンプル中に存在し得るB型肝炎ウィルスのDNAを定量的に検出するた めの組成物であって、該組成物がHBVゲノム内の第1の標的配列もしくは第2 の標的配列に対して十分に相補的な配列を有する約18から約25塩基対の4個 のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、標的配列が配列番号1および2 ならびにそれらの相補鎖からなる群から選ばれる1以上の配列から選択され、プ ライマーがHBV DNAの同じ標的鎖の隣接する部分にハイブリッド形成可能 である組成物。 10. オリゴヌクレオチドプライマーが配列番号3、4、5および6を有する 請求項9に記載の組成物。 11. HBV S遺伝子のコドン145を有するB型肝炎の野生型DNAと突 然変異型DNAとを識別するための組成物であって、該組成物がHBVS遺伝子 内の第1の標的配列もしくは第2の標的配列に対して十分に相補的な配列を有す る約1 8〜約25塩基対の4個のオリゴヌクレオチドプライマーを有してなり、標的配 列が配列番号12および13ならびにそれらの相補鎖からなる群から選ばれる1 以上の配列から選択され、プライマーがHBVDNAの同じ標的鎖の隣接する部 分にハイブリッド形成可能である組成物。 12. オリゴヌクレオチドプライマーが配列番号14、15、16、17およ び18を有する請求項11に記載の組成物。 13. HBVプレコア抗原遺伝子のコドン28を有するB型肝炎の野生型DN Aと突然変異型DNAとを識別するための組成物であって、該組成物がHBVプ レコア抗原遺伝子内の第1の標的配列もしくは第2の標的配列に対して十分に相 補的な配列を有する約18ないし約25塩基対の4個のオリゴヌクレオチドプラ イマーを有してなり、標的配列が配列番号19および20ならびにそれらの相補 鎖からなる群から選ばれる1以上の配列から選択され、プライマーがHBV D NAの同じ標的鎖の隣接する部分にハイブリッド形成可能である組成物。 14. オリゴヌクレオチドプライマーが配列番号21、22、23、24およ び25を有する請求項13に記載の組成物。 15. 請求項9または10に記載のオリゴヌクレオチドプラ イマーセットを有する組成物を有してなるB型肝炎ウィルスを定量的に検出する ためのキット。 16. 請求項11または12に記載のオリゴヌクレオチドプライマーセットを 有する組成物を有してなるHBVS遺伝子のコドン145を有してなるB型肝炎 の野生型DNAと突然変異型DNAとを識別するためのキット。 17. 請求項13または14に記載のオリゴヌクレオチドプライマーセットを 有する組成物を有してなるHBVプレコア遺伝子のコドン28を有してなるB型 肝炎の野生型DNAと突然変異型DNAとを識別するためのキット。 18. 請求項13または14に記載のオリゴヌクレオチドプライマーセットを 有する組成物をさらに有してなる請求項16に記載のキット。
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