JPH1150639A - タイルパネル及びその製造方法 - Google Patents

タイルパネル及びその製造方法

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JPH1150639A
JPH1150639A JP22420497A JP22420497A JPH1150639A JP H1150639 A JPH1150639 A JP H1150639A JP 22420497 A JP22420497 A JP 22420497A JP 22420497 A JP22420497 A JP 22420497A JP H1150639 A JPH1150639 A JP H1150639A
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JP
Japan
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panel
tile
tiles
joint
joints
Prior art date
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JP22420497A
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English (en)
Inventor
Michiyuki Takeuchi
道幸 竹内
Takashi Mizutani
岳志 水谷
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて少ない製造工程により容易に製作でき
るタイルパネルの提供を目的とする。 【構成】 裏に補強リブ2b,2bを有し表面に一体ま
たは別体で目地材2c,2cが設けられてなるパネル板
2の表面の、前記目地材2c,2c間にタイル3,3を
嵌め込んでタイルパネル1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイルパネル及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のタイルパネルは図1
4の斜視図で示すように、枠組形成されたフレーム51
の表面に下地板52が固着され、この下地板52の表面
に接着剤54を塗布して、この接着剤54上に多数のタ
イル55,55,55を貼着して構成されており、この
ようなタイルパネル57は図15〜図19に示すような
製造工程を経て製作されるものである。即ち、図15に
示すように、金属パイプ51a,51bを所定寸法に切
断し、これを溶接により枠組形成してフレーム51を造
形し、このフレーム51の表面側に接着剤を塗布して、
図16に示すように、その表面に下地板52を貼着し、
さらに下地板52にビス用下孔を開けてビス53,53
を打ち込み、ビス53,53により下地板52をフレー
ム51に固定させ、その後に図17に示すように、下地
板52の表面に接着剤54を塗布し、予め整列型を用い
て多数のタイル55,55をそれぞれ目地空間を形成さ
せた状態で整列させて、前記接着剤54の表面に載せて
図18に示すように貼着させており、この状態で硬化炉
内に入れて養生させ、その後に図19のように、各タイ
ル55,55間に目地56を詰める作業を行い、さらに
余分な目地を拭き取る等してタイルパネル57が完成さ
れており、製造工数が極めて多く、手間を要し、製作が
困難であるとともに、乾湿の影響を受けて下地板52に
反りが発生し易い等の問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、少ない工程により容易
に製造できるタイルパネル及びその製造方法を提供せん
ことを目的とし、その要旨は、タイルパネルを裏に補強
リブを有し表面に一体または別体で目地材が設けられて
なるパネル板の表面の、前記目地材間にタイルを嵌め込
んで形成したことである。また、製造方法は、裏に補強
リブ,表に目地を格子状に一体形成したパネル板を製作
し、該パネル板の格子状目地間にタイルを貼り付ける方
法であり、またさらに、裏に補強リブを有するパネル板
の表面に、別体の目地材を格子状に嵌め込み、該目地材
間にタイルを貼り付ける製造方法とすることである。ま
た、タイルパネルは、パネル板の裏面に発泡材が固着さ
れ、また、パネル板の表側にヒーターが配設されている
ことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本例のタイルパネルの斜視構成図であ
り、タイルパネル1は、パネル板2の表面に形成された
多数のタイル嵌合凹部S,S,S内にそれぞれタイル
3,3を嵌め込んで形成されるものであり、前記パネル
板2は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いて射出
成形,プレス成形,ブロー成形,中空射出成形等の方法
により製造されるものであり、板状の表面部2aの裏側
に、補強リブ2b,2bが一体状に形成され、外周には
側縁リブ2dが一体状に形成されたものであり、さらに
表面部2aの表側には、格子状に目地材2c,2c,2
cが一体状に形成されたものである。この格子状の目地
材2c,2cにより表面側には多数のタイル嵌合凹部S
が形成されて、この各タイル嵌合凹部S内にタイル3が
嵌め込まれるのである。
【0005】即ち、図2に示すように、樹脂でパネル板
2を製作しておけば、このパネル板2の表面にタイル3
を嵌め込み、必要に応じて接着剤を介在させて各タイル
3を強固にパネル板2の表面側に貼着することができ、
また、必要に応じて硬化炉内で養生させて完成すること
ができ、予めパネル板2を製造しておけば、タイル3を
嵌め込むだけの作業により、極めて工程を少なくしてタ
イルパネル1を製作することができ、従来のような複雑
な工程を省略することができ、極めて容易にタイルパネ
ルを製作することができるものとなる。
【0006】即ち、従来におけるフレーム51製作のた
めの切断とか溶接とか枠組が不要となり、また、下地板
52を固定するための下孔加工とかビス打ち作業も省略
でき、さらに接着剤の塗布作業も省略でき、さらにタイ
ルを表面に貼着する際のタイルの整列型も不要であり、
さらに目地材の充填作業も不要となり、硬化させるため
の設備も省略させることができ、さらに養生時間も省略
することができるのである。しかも、本例のパネル板2
には予め目地材2c,2cが所定間隔で形成されている
ものであるため、タイル3,3間の目地調節が全く不要
なものとなる。また、補強リブ2bにより補強されてお
り、パネル板2を適当な寸法に切断した場合にも、この
補強リブ2bによりその強度が確保されて、別途、補強
材を用いる必要がなくなり、また、パネル板2は樹脂製
であるため乾湿の影響を受けることがなく、反りの発生
がない。また、従来ではセメント系の目地材を充填して
いたのでカビが発生しやすく、目地部分に汚れが発生し
やすかったが、本例では目地材2cが一体状に樹脂で形
成されているため、パネル板2の材料となる樹脂内に予
め抗菌剤を混入させておく等すればカビ等の発生を確実
に防ぐことができるものとなる。また、目地に従来のよ
うなクラックが発生することもなくなり、損傷の少ない
タイルパネル1を容易に製作することができるものとな
る。
【0007】なお、図4は前記パネル板2の断面図であ
るが、このパネル板2は図5の断面図で示すような構造
とすることもでき、図5では、パネル板2の補強リブ2
bと側縁リブ2dの下端に水平状に底面部2eが一体形
成されて、表面部2aと底面部2e間で中空部Cが形成
されたものであり、表面側には目地材2cが格子状に一
体形成されたものである。
【0008】さらに図6の断面図で示すものは、前記目
地材2c,2cの部分のみに軟質樹脂を用いたものであ
り、このような軟質目地材2cも二色成形により一体状
に形成させることができるものである。このように目地
材2cのみを軟質樹脂で形成させておけば、タイル3の
寸法誤差を吸収して、タイル嵌合凹部S内にタイル3を
良好に嵌め込むことができるものとなり、タイル3の嵌
め込み作業が容易なものとなる。
【0009】さらに図7に示すものは、目地材2cを楔
状に軟質樹脂で形成したものであり、上端側が拡径した
楔状としておけば、一旦タイル3をタイル嵌合凹部S内
に嵌合させた後には、タイル3の抜脱が強固に防がれる
ものとなる。さらに図8に断面図で示すパネル板2は、
表面部2aの表面に、格子状に目地嵌め込み凹溝2f,
2fを形成させたものであり、この目地嵌め込み凹溝2
f内には、別体の目地材4が嵌め込まれて、パネル板2
の表面で目地材4が格子状に嵌め込み固定されるもので
ある。
【0010】即ち、嵌め込み目地材4は図9の断面図で
示すように、樹脂で別体に格子状もしくは棒状に形成さ
せておくことができ、また、軟質の樹脂を用いて、図1
0に示すように、上端鍔部4aを有する嵌め込み目地材
4とすることもでき、さらに図11に示すような、コの
字状の上端鍔部4aを有する軟質樹脂の嵌め込み樹脂材
4とすることもでき、さらに図12に示すように、中空
部Cの軟質樹脂製の嵌め込み目地材4とすることもで
き、それぞれの嵌め込み目地材4を選択して、前記目地
嵌め込み凹溝2fに嵌め込んで、パネル板2の表面に格
子状に目地材4を配列させることができ、目地形状を任
意に設定することができる。さらに、目地嵌め込み凹溝
2fを一定間隔とし、目地材の空間を任意に設定するこ
とでタイルモジュールが違うタイルにも同じ下地材で対
応できる(例えば、100ピッチなら100角、100
×200、200角、400角に対応可)。
【0011】なお、さらに図13に示すように、パネル
板2の裏面に発泡材5を固着させて断熱性に優れたタイ
ルパネルを製造することもでき、この発泡材5は、ウレ
タンを注入するとか、また、貼付けまたは吹き付け等し
てパネル板2の裏面に固着させることができる。さらに
パネル板2の表面側に、面状ヒーター6を成形時に貼付
け等して構成することもでき、この面状ヒーター6によ
り暖房機能を備えたタイルパネルを製造することができ
るものとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明のタイルパネルは、裏に補強リブ
を有し表面に一体または別体で目地材が設けられてなる
パネル板の表面の、前記目地材間にタイルを嵌め込んで
形成したことにより、工程を極めて少なくして容易に製
造することができ、反りのないタイルパネルとし得る効
果を有する。
【0013】また、タイルパネルは、裏に補強リブ,表
に目地を格子状に一体形成したパネル板を製作し、該パ
ネル板の格子状目地間にタイルを貼り付けして製造する
ことにより、パネル板を製作すれば、このパネル板の目
地間にタイルを貼り付けるのみで良好な目地間隔のタイ
ルパネルを製作することができ、製造工程が簡略化して
容易にタイルパネルを製造することができ、現場施工に
おける目地調節等の面倒な作業を省略することができる
効果を有する。
【0014】また、裏に補強リブを有するパネル板の表
面に、別体の目地材を格子状に嵌め込み、該目地材間に
タイルを貼り付けることとしたため、別体の目地材を例
えば軟質樹脂等で形成させておけば、良好に寸法誤差を
吸収できて、タイルを目地材間に良好に貼付けて容易に
タイルパネルを製造することができるものとなる。
【0015】また、前記パネル板の裏面に発泡材が固着
されていることにより、発泡材により断熱機能の高いタ
イルパネルが得られる効果を有する。また、前記パネル
板の表側にヒーターが配設されていることにより、暖房
機能を付加したタイルパネルを得ることができる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイルパネルの一部破断斜視構成図である。
【図2】パネル板の斜視構成図である。
【図3】図2のパネル板上にタイルを嵌め込んだ状態の
斜視構成図である。
【図4】パネル板の断面構成図である。
【図5】パネル板の変更例を示す断面構成図である。
【図6】目地材を軟質樹脂で形成した二層成形のパネル
板の断面構成図である。
【図7】さらに軟質樹脂の目地材を楔状としたパネル板
の断面構成図である。
【図8】表面に目地嵌め込み凹溝を形成したパネル板の
断面構成図である。
【図9】図8の目地嵌め込み凹溝に嵌め込まれる嵌め込
み目地材の断面構成図である。
【図10】さらに異なる断面形状の嵌め込み目地材の断
面構成図である。
【図11】さらに異なる断面形状の嵌め込み目地材の断
面構成図である。
【図12】さらに異なる断面形状の嵌め込み目地材の断
面構成図である。
【図13】裏面に発泡材が固着され、表面にヒーターが
貼着されたパネル板の断面構成図である。
【図14】従来のタイルパネルの斜視構成図である。
【図15】従来のタイルパネルを構成するフレームの斜
視構成図である。
【図16】従来、フレーム上に下地板を固着した状態の
斜視構成図である。
【図17】さらに下地板上に接着剤を塗布してタイルを
貼着する状態の斜視構成図である。
【図18】タイルを貼着した後に硬化させる状態の斜視
構成図である。
【図19】さらに目地を詰めた状態の従来のタイルパネ
ルの斜視構成図である。
【符号の説明】
1 タイルパネル 2a 表面部 2b 補強リブ 2c 目地材 2e 底面部 2f 目地嵌め込み凹溝 4 嵌め込み目地材 5 発泡材 6 面状ヒーター S タイル嵌合凹部 C 中空部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏に補強リブを有し表面に一体または別
    体で目地材が設けられてなるパネル板の表面の、前記目
    地材間にタイルを嵌め込んで形成したことを特徴とする
    タイルパネル。
  2. 【請求項2】 裏に補強リブ,表に目地を格子状に一体
    形成したパネル板を製作し、該パネル板の格子状目地間
    にタイルを貼り付けることを特徴とするタイルパネルの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 裏に補強リブを有するパネル板の表面
    に、別体の目地材を格子状に嵌め込み、該目地材間にタ
    イルを貼り付けることを特徴とするタイルパネルの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記パネル板の裏面に発泡材が固着され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のタイルパネ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記パネル板の表側にヒーターが配設さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項4に記
    載のタイルパネル。
JP22420497A 1997-08-05 1997-08-05 タイルパネル及びその製造方法 Pending JPH1150639A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102120937B1 (ko) * 2019-08-20 2020-06-09 김종현 벽체용 판넬

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102120937B1 (ko) * 2019-08-20 2020-06-09 김종현 벽체용 판넬
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