JPH11505656A - ディスク用の再生および／または記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 １個のハウジング２と、収納区画内に載置され、各々が１個ずつのディスクを収納した複数個のディスクホルダー５を備えた少なくとも１個のディスクマガジン４と、情報をディスクから読み出しまたはディスクに書き込むための少なくとも１個のドライブ装置３と、ディスクマガジン４とドライブ装置との間において所望のディスクを所属のディスクホルダー５とともに往復搬送するために設けられ、かつディスクマガジン４の重畳方向に移動可能な搬送装置６と、中央制御装置とから成るディスク用の再生および／または記録装置。ディスクの入っていないディスクホルダー５の搬送をきわめて確実に防止するために、前記搬送装置６の中に引き入れたディスクホルダー５内にディスクが存在することを検出するためにハウジング側に備えた検出装置９が、搬送装置６に対応して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 ディスク用の再生および／または記録装置 本発明は −１個のハウジングと、 −収納区画内に載置され、各々が１個ずつのディスクを収納した複数個のディス クホルダーを備えた少なくとも１個のディスクマガジンと、 −情報をディスクから読み出しまたはディスクに書き込むための少なくとも１個 のドライブ装置と、 −ディスクマガジンとドライブ装置との間において所望のディスクを所属のディ スクホルダーとともに往復搬送するために設けられ、かつディスクマガジンの重 畳方向に移動可能な搬送装置と、 −中央制御装置とから成るディスク用の再生および／または記録装置に関する。 この種のディスク用の再生および／または記録装置はドイツ公開特許第３９２ ２７２１Ａ１号明細書により公知である。搬送装置には、内蔵したディスクとと もにディスクホルダーを収納するための支持アームが含まれる。搬送装置の引出 し装置は、選択したディスクとともにディスクホルダーを、適切に配置した支持 レールの上で支持アームに移動させる。ディスクホルダーが支持アーム上でその 終端位置に到達すると、搬送装置 がディスクホルダーをドライブ装置に運ぶ。このようにしてドライブ装置内に装 填されたディスクの目次は、ここで読み出される。これに対してディスクホルダ ー内にディスクが存在しない場合は、空のディスクホルダーはディスクマガジン に戻される。このような搬送、装填、および読出しの過程によってかなり多くの 時間が失われ、そのために装置使用の快適性が損なわれる。 この欠点を取り除くために、国際特許公開ＷＯ第９２／１３３４３号明細書に よって、搬送装置の支持アームにより収納されるディスクホルダー内のディスク の存在を実際に確認するために、搬送装置の支持アームにセンサーが取り付けら れている前記方式のディスク演奏再生装置がすでに公知になっている。センサー がディスクホルダー内のディスクの存在を検知しない場合は、このディスクホル ダーはただちに搬送装置によって所属のディスクマガジンの収納区画の中へと戻 される。このような方式で取り付けられたセンサーには、センサーと中央制御装 置へのインターフェースとの間のドラッグケーブルが必要となるが、この場合に はドラッグケーブルが搬送装置の動きを妨げないようにドラッグケーブルの長さ を決めなければならない。ドラッグケーブルの位置は正確に決定することができ ず、また動作サイクルが一定の回数を経過すると折損する危険があるために、し ばしば装置の動きに支障が生ずる点を考慮すると、ドラッグケーブルには欠点が ある。 本発明の課題は、ドライブ装置への空のディスクホルダーの搬送をきわめて確 実に防止する前記方式のディスク用の再生お よび／または記録装置を提供することである。 この課題は本発明により、搬送装置の中に引き入れたディスクホルダー内にデ ィスクが存在することを検出するためにハウジング側に備えた検出装置が、搬出 装置に対応して設けられたことによって解決される。 この処置によって、搬送装置内に存在するディスクホルダーにディスクが装着 されているかいないかを早い時点で検出することができる。ディスクホルダーが 空であることを検出装置が確認した場合には、ディスクホルダーはただちにディ スクマガジンに戻される。したがってさらに時間をかけてドライブ装置への搬送 を行いそれに続いて情報を読み出そうとする動作は、検出装置によって阻止され る。検出装置は固定的に設けられているので、高い動作信頼性が得られると同時 に保守不要にもなっている。 本発明の有利な構成によれば、故障に強くかつ単純な構造の検出装置を得るた めに、検出装置が光源装置として形成されている。光源装置はできるだけ１個の 赤外線送信機と１個の赤外線受信機とから成るものが有利である。赤外線は、搬 送装置内に存在するディスク用の透明な防塵用円板を支障なく透過することが可 能である。 本発明の別の有利な構成によれば、送信機がハウジング内の搬送装置の下方に 設けられ、また受信機が、搬送装置による影響を受けない光軸上に向かい合って ハウジング内の搬送装置の上方に設けられている。この場合光源装置の光線は、 搬送装置の動きによって遮断されることはなく、またディスクホルダー 内のディスクの存在を検出する過程を搬送過程の開始と同時に始めることも可能 である。 ディスクマガジンから搬送装置の中へのディスクホルダーの搬送が開始される と光源装置が作動することが有効である。搬送装置内に引き入れたディスクホル ダーの中にディスクが存在しない場合には、送信機の光線が受信機に入射し、ま た搬送装置内に引き入れたディスクホルダーの中にディスクが存在する場合には 、ディスクが光線を遮断することにより送信機の光線が受信機に入射しないこと も有利である。 本発明の別の構成によれば、光源装置に接続された制御装置によって迅速な信 号の評価が実行できるようにするために、搬送装置内のディスクホルダーが終端 位置に到達した後に、信号が受信されたかまたは受信されなかったかについて受 信機の確認が行われる。 さらに有利な点とみなされるのは、ディスクホルダーの中にディスクが存在す ることを受信機が検出した後に、搬送装置にそのままドライブ装置への搬送を続 けさせるための信号が送信されることである。ディスクホルダーの中にディスク が存在しないことを受信機が検出した後に、ディスクホルダーをただちに搬送装 置からディスクマガジンに戻すための信号が送信されることも有効である。これ によって全体として信頼性のある迅速な動作過程が得られる。 本発明の別な構成においては、検出装置が超音波装置として形成されている。 この場合には光源装置の送信機と受信機とを適切に交換するだけでよく、動作過 程は同じである。 前記の特徴さらに以下にも説明をする特徴は、そのつど示した組合せとしてだ けでなく、他の組合せとしてまたは単独ででも使用することができ、しかも本発 明の範囲から外れてもいないことが明らかである。 本発明の基礎になっている思想は、以下の説明において、図面に示されている 実施例により詳細に説明されている。１つだけ挙げてある図面は、本発明による ディスク用の再生および／または記録装置の概略正面図である。 ディスクに記憶されている情報とくに音楽演奏情報を光学的に読み出しおよび 再生するとともに情報をディスクに書き込むこともできるディスク用の再生およ び／または記録装置１に、図面に示されていない操作盤を備えたハウジング２が 設けられており、この操作盤が、中央制御装置に接続された各種のボタンたとえ ばディスク選択ボタン、ディスク演奏再生ボタン、停止ボタンを備えている。ハ ウジング２の右上半部には、情報をディスクから読み出しまたはディスクに書き 込むために重畳して設けられた４個のドライブ装置３が配置されている。各ドラ イブ装置３は、図面に示されていないガイドの中に引出しの形で支持され、した がって交換可能になっている。ドライブ装置３のタワーと向かい合ってハウジン グ２の他方の側にディスクマガジン４が配置され、このディスクマガジン４は、 各々が１個ずつのディスクを収納する適当な個数のディスクホルダー５を支持す るために載置された複数個の収納区画を備えている。ディスクマガジン４の下方 ならびにドライブ装置３のタワーの下方には、同一構成の別のディスクマガジン ４がそれぞ れ１個ずつ設けられている。すべてのディスクマガジン４は引出しの形で交換可 能なようにハウジング２に挿入されている。載置された両方のディスクマガジン ４と下方にディスクマガジン４を備えたドライブ装置３のタワーとの間の空間に 、１個のディスクを収納するディスクホルダー５用の往復移動可能な搬送装置６ が設けられている。この搬送装置６によって、ディスクホルダーは任意の収納区 画と任意のドライブ装置３とのいずれかを選択して搬送することができる。 載置された両方のディスクマガジン４の間には、ディスクとともにディスクホ ルダー５を収納する装填引出し区画７が設けられている。装填引出し区画７は、 １個のディスクを装着したディスクホルダー５を収納し、このディスクホルダー は、装填引出し区画７が挿入された状態において搬送装置６により検出すること ができる。装填引出し区画７が引き出された状態では、ディスクは手で容易に交 換することができる。 搬送装置６の下方のハウジング２内に光源装置９の赤外線送信機８が設けられ ている。搬送装置６による影響を受けない光軸上に赤外線送信機８と向かい合っ てハウジング２内に赤外線受信機１０が取り付けられている。ディスクマガジン ４内に支持されかつ所望のディスクを保持するディスクホルダー５は、図面に示 されていない搬送装置６の引出し装置によって検知され、水平方向に搬送装置６ の中に引き込まれる。この時点において光源装置９が作動する、すなわち赤外線 送信機８が赤外線を放射し、赤外線受信機１０は作動準備状態になる。水平な引 出し装置の搬送過程が終了すると、光信号が受信されたかまた は受信されなかったかについて中央制御装置が赤外線受信機１０の確認を行う。 搬送装置６内に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが実際に存在する 場合には、ディスクが光線を遮断することにより赤外線受信機１０には光線が入 射しない。中央制御装置は光信号が受信されなかったことを記録するとともに、 ディスクホルダー５をディスクとともに搬送装置６によってドライブ装置３の１ つにそのまま搬送することを開始する。ディスクをドライブ装置に装填する過程 を行った後、ディスクに記録された情報を読み出すことができる。 それに対し搬送装置６の中に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが 存在しない場合には、光源装置９の赤外線受信機１０に赤外線送信機８の光線が 入射する。赤外線受信機１０が受信したこの信号は中央制御装置に記録され、こ の中央制御装置はそれに基づき、ただちに搬送装置６が空のディスクホルダー５ を水平方向に搬送して該当するディスクマガジン４の所属収納区画の中に戻すよ う指令を出す。それに続いてただちにディスクの新規選択を行うことが可能にな る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年４月３日 【補正内容】 請求の範囲 （１）−収納区画内に載置され、各々が１個ずつのディスクを収納した複数個の ディスクホルダーを備えた少なくとも１個のディスクマガジンと、 −情報をディスクから読み出しまたはディスクに書き込むための少なくとも１個 のドライブ装置と、 −ディスクマガジンとドライブ装置との間において所望のディスクを所属のディ スクホルダーとともに往復搬送するために設けられ、かつディスクマガジンの重 畳方向に移動可能な搬送装置と、 −中央制御装置とから成る装置において、前記搬送装置６の中に引き入れたディ スクホルダー５内にディスクが存在することを検出するためにハウジング側に備 えた検出装置が、搬送装置６に対応して設けられたことを特徴とするディスク用 の再生および／または記録装置。 （２）検出装置が光源装置９として形成されていることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （３）光源装置９が１個の赤外線送信機８と１個の赤外線受信機１０とから成る ことを特徴とする請求の範囲第１項および第２項に記載のディスク用の再生およ び／または記録装置。 （４）送信機８がハウジング２内の搬送装置６の下方に設けられ、また受信機１ ０が、搬送装置６による影響を受けない光軸上に向かい合ってハウジング２内の 搬送装置６の上方に設けられていることを特徴とする請求の範囲第２項または第 ３項に記 載のディスク用の再生および／または記録装置。 （５）ディスクマガジン４から搬送装置６の中へのディスクホルダー５の搬送が 開始されると光源装置が作動することを特徴とする請求の範囲第２項ないし第４ 項のいずれか１項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （６）前記搬送装置６内に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが存在 しない場合には、送信機８の光線が受信機１０に入射し、また前記搬送装置６内 に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが存在する場合には、ディスク が光線を遮断することにより送信機８の光線が受信機１０に入射しないことを特 徴とする請求の範囲第２項ないし第５項のいずれか１項に記載のディスク用の再 生および／または記録装置。 （７）前記搬送装置６内のディスクホルダー５が終端位置に到達した後に、信号 が受信されたかまたは受信されなかったかについて受信機１０の確認が行われる ことを特徴とする請求の範囲第２項ないし第６項のいずれか１項に記載のディス ク用の再生および／または記録装置。 （８）前記ディスクホルダー５の中にディスクが存在することを受信機１０が検 出した後に、前記搬送装置６にそのままドライブ装置への搬送を続けさせるため の信号が送信されることを特徴とする請求の範囲第２項ないし第７項のいずれか １項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （９）前記ディスクホルダー５の中にディスクが存在しないことを受信機１０が 検出した後に、ディスクホルダー５をただちに前記搬送装置６からディスクマガ ジン４に戻すための信号が 送信されることを特徴とする請求の範囲第２項ないし第８項のいずれか１項に記 載のディスク用の再生および／または記録装置。 （１０）検出装置が超音波装置として形成されていることを特徴とする請求の範 囲第１項ないし第９項のいずれか１項に記載のディスク用の再生および／または 記録装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）−収納区画内に載置され、各々が１個ずつのディスクを収納した複数個の ディスクホルダーを備えた少なくとも１個のディスクマガジンと、 −情報をディスクから読み出しまたはディスクに書き込むための少なくとも１個 のドライブ装置と、 −ディスクマガジンとドライブ装置との間において所望のディスクを所属のディ スクホルダーとともに往復搬送するために設けられ、かつディスクマガジンの重 畳方向に移動可能な搬送装置と、 −中央制御装置とから成る装置において、前記搬送装置６の中に引き入れたディ スクホルダー５内にディスクが存在することを検出するためにハウジング側に備 えた検出装置が、搬送装置６に対応して設けられたことを特徴とするディスク用 の再生および／または記録装置。 （２）検出装置が光源装置９として形成されていることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （３）光源装置９が１個の赤外線送信機８と１個の赤外線受信機１０とから成る ことを特徴とする請求の範囲第１項および第２項に記載のディスク用の再生およ び／または記録装置。 （４）送信機８がハウジング２内の搬送装置６の下方に設けられ、また受信機１ ０が、搬送装置６による影響を受けない光軸上に向かい合ってハウジング２内の 搬送装置６の上方に設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第 ３項のい ずれか１項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （５）ディスクマガジン４から搬送装置６の中へのディスクホルダー５の搬送が 開始されると光源装置が作動することを特徴とする請求の範囲第１項ないし第４ 項のいずれか１項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （６）前記搬送装置６内に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが存在 しない場合には、送信機８の光線が受信機１０に入射し、また前記搬送装置６内 に引き入れたディスクホルダー５の中にディスクが存在する場合には、ディスク が光線を遮断することにより送信機８の光線が受信機１０に入射しないことを特 徴とする請求の範囲第１項ないし第５項のいずれか１項に記載のディスク用の再 生および／または記録装置。 （７）前記搬送装置６内のディスクホルダー５が終端位置に到達した後に、信号 が受信されたかまたは受信されなかったかについて受信機１０の確認が行われる ことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか１項に記載のディス ク用の再生および／または記録装置。 （８）前記ディスクホルダー５の中にディスクが存在することを受信機１０が検 出した後に、前記搬送装置６にそのままドライブ装置への搬送を続けさせるため の信号が送信されることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第７項のいずれか １項に記載のディスク用の再生および／または記録装置。 （９）前記ディスクホルダー５の中にディスクが存在しないことを受信機１０が 検出した後に、ディスクホルダー５をただち に前記搬送装置６からディスクマガジン４に戻すための信号が送信されることを 特徴とする請求の範囲第１項ないし第８項のいずれか１項に記載のディスク用の 再生および／または記録装置。 （１０）検出装置が超音波装置として形成されていることを特徴とする請求の範 囲第１項ないし第９項のいずれか１項に記載のディスク用の再生および／または 記録装置。