JPH11505272A - 画像化剤として使用するためのポリマー―脂質ミクロカプセル化フッ素化ガス - Google Patents

画像化剤として使用するためのポリマー―脂質ミクロカプセル化フッ素化ガス

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JPH11505272A JP10508764A JP50876498A JPH11505272A JP H11505272 A JPH11505272 A JP H11505272A JP 10508764 A JP10508764 A JP 10508764A JP 50876498 A JP50876498 A JP 50876498A JP H11505272 A JPH11505272 A JP H11505272A
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Abstract

(57)【要約】 ガス、特にフッ素化ガス、例えば、パーフルオロカーボンを天然または合成ポリマーと脂質の組み合わせから形成した微粒子に取り込ませると、脂質を含まない微粒子と比較してエコー反射性が顕著に増加することが知見された。疎水性であり、微粒子中で水の浸透及び/または吸収を制限する、脂質以外の化合物もエコー反射性を増強させるために微粒子中に取り込み得る。好ましい態様において、ポリマーは合成生分解性ポリマーである。画像化すべき標的化組織に好適な直径、例えば、静脈内投与には0.5〜8ミクロンの直径、胃腸管または他の内腔の画像化用に経口投与するには0.5〜5mmの直径を有する微粒子を製造する。好ましいポリマーは、ポリヒドロキシ酸であり、例えばポリ乳酸-コ-グリコール酸であり、最も好ましくは、細胞−内皮系(reticulo-endothelial system:RES)による吸収を阻害させるポリエチレングリコールまたは他の物質と結合したものである。最も好ましい脂質は、リン脂質であり、好ましくは、0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)の割合、最も好ましくは0.1〜10(脂質重量/ポリマー重量)の割合で取り込まれた、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジアラキドイルホスファチジルコリン(DAPC)、ジベヘノイルホスファチジルコリン(DBPC)、ジトリコサノイルホスファチジルコリン、ジリグノセロイルファチジルコリン(DLPC)である。他の検出可能な薬剤を使用して画像化するための微粒子も同様に製造し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 画像化剤として使用するためのポリマー−脂質ミクロカプセル化フッ素化ガス発明の背景 本発明は、一般に診断用の画像化剤の分野、及び特に経時エコー反射性を維持 するために中に封入された脂質を有するミクロカプセル化超音波造影剤に関する 。 ヒトまたは動物の内臓及び構造の画像を得るために超音波を使用すると、超音 波、ヒトの耳で識別できる周波数以上の音エネルギーの波は、人体を通過する際 に反射する。体組織は異なるタイプ毎に超音波を多様に反射させ、異なる内部構 造から反射する超音波により生み出される該反射を検出し、次いで視覚ディスプ レーに電気的に変換する。 コントラスト−増強剤がないと、超音波の反射により生じた超音波画像中の周 囲組織と詳細な構造を的確に識別できないので、医学的条件において重要な臓器 または構造の有用な画像を得ることは非常に困難である。特定の生理的及び病理 的状態の検出及び観察は、重要な臓器または他の構造に薬剤を注入することによ って超音波画像のコントラストを増強することにより実質的に改善され得る。他 にも、コントラスト−増強剤自体の動きの検出は特に重要である。例えば、特定 の心血管異常に由来することが知られている明確な血流パターンは、血流中にコ ントラスト剤を注入し、次いで血液の流れの動力学を観察することにより識別し 得る。 超音波コントラスト剤として有用な物質は、超音波が体を通過するにつれて作 用することにより機能し、反射して画像を形成し、これから医学診断がなされる 。種々のタイプの物質は、超音波に多様に種々の度合いで作用する。さらに、コ ントラスト−増強剤により生じた特定の作用は、他のものよりもより容易に測定 され観察される。コントラスト−増強剤用の理想組成物の選択に際しては、超音 波が体を通過する際に超音波に最大効果を有する物質が好まれるであろう。また 、超音波の作用は容易に測定されるものでなければならない。超音波画像で知見 し得るものには3つの主なコントラスト−増強作用:後方散乱、ビーム減衰(bea m attenuation)及び音速差(speed of sound differential)がある。後方散乱 体を通過する超音波が構造、例えば、臓器または他の体組織と出会うと、構造 は超音波の一部を反射する。体内の構造が異なれば、超音波エネルギーを異なる 方向に異なる強度で反射する。反射されたエネルギーを検出し、これを用い、超 音波が通過した構造の画像を作成する。「後方散乱」という用語は、超音波エネ ルギーが特定の物理的特性を有する物質により音源の後方に散乱する現象を指す 。 超音波画像で観察されたコントラストは、多大な量の後方散乱を引き起こすと して公知の物質の存在により増強され得る。そのような物質が体の特定の部分に 投与されると、体のその部分の超音波画像とそのような物質を含まない周囲組織 との間のコントラストが増強される。その物理的特性により、種々の物質が種々 の度合いで後方散乱を生じることは周知である。従って、コントラスト−増強剤 の探索は、安定で無毒であり且つ最大の後方散乱を示す物質に集中してきた。 超音波エネルギーの後方散乱を生じさせる物質の能力は、圧縮に対する能力な どの、物質の特性に依存する。種々の物質について調査するとき、「横断面散乱 (scattering cross-section)」として公知の後方散乱を生じさせる物質の能力 のある特定の尺度を比較するのが有用である。特定の物質の横断面散乱は、散乱 物質(scatterer)の半径に比例し、超音波エネルギーの波長及び物質の他の物 理的特性に依存する。J.Ophir及びK.J.Parker,Contrast Agents in Dia gnostic Ultrasound,Ultrasound in Medicine&Biology,vol.IS,n,4,319 ,323頁(1989). 画像コントラスト剤として種々の物質の有用性を評価する際に、より高い横断 面散乱を有するはずの薬剤を計算することができ、この薬剤が超音波画像で最大 のコントラストを提供するはずである。固体粒子の圧縮率は周囲媒体の圧縮率よ りもかなり低く、粒子の密度はずっと大きいことを予測することができる。この 予測に基づいて、固体粒子コントラスト−増強剤の横断面散乱は1.75であると推 測された。Ophir及びParker,325頁、同上。純粋な液体散乱物質の場合には、 散乱物質及び周囲媒体の断熱圧縮及び密度は殆ど同一だろうから、液体の横断面 散乱は0ということになる。しかしながら、多量の液剤が存在する場合には、液 体は幾らか後方散乱を示すこともある。例えば、液体が血管全体を占めるように 液剤が非常に細い血管から非常に太い血管を通過する場合、液体は測定可能な後 方散乱を示すだろう。にもかかわらず、純粋な液体は、当業者により遊離気体微 小気泡と比較して比較的効率の悪い散乱物質であると評価されている。ビーム減衰 特定の固体コントラスト−増強剤の存在により観察し得るもう一つの作用は、 超音波の減衰である。特定の組織種間の局在化減衰の差により、画像コントラス トは慣用の画像化により観察できた。K.J.Parker及びR.C.Wang,"Measur ement of Ultrasonic Attenuation Within Regions selected from B-Sca n Images”,IEEE Trans.Biomed.Enar.BME30(8),431-37頁(1983);K. J.Parker,R.C.Wang及びR.M.Lerner,"Attenuation of Ultrasound Ma gnitude and Frequency Dependence for Tissue Characterization,"Radio logy,153(3),785-88頁(1984).薬剤の注入の前後に行った組織の領域の減衰の測 定により、画像が増強され得るのではないかという仮説が取り上げられた。しか しながら、液剤のコントラスト増強を測定するための手段として、減衰コントラ ストに基づく方法は十分に開発されておらず、十分に開発されているとしても、 この方法が使用される内臓または構造について制限を受けるだろう。例えば、減 衰の実質的な差が測定され得る前に大容量の液体コントラスト剤が所与の血管内 に存在しなければならないため、心血管系の画像中で液体コントラスト剤による 減衰損失がうまく観察できるという見込みはないだろう。 粒子によるエネルギー吸収は、「相対移動(relative motion)」と称される メカニズムにより発生する。相対移動により生じる減衰の変化は、粒子濃度に対 して一次的に増加し、粒子と周囲媒体との間の密度の差の二乗に応じて増加する ことが知見され得る。K.J.Parkerら,"A Particulate Contrast Agent wi th Potential for Ultrasound Imaging of Liver",Ultrasound in Medici ne&Biology,Vol13,No.9,555頁,561頁(1987).従って、固体粒子の実質的な 蓄積が発生する場合には、作用が後方散乱現象よりも十分に小さく、心血管診断 で殆ど使用できなくても、減衰コントラストは、画像コントラスト増強を観察す るための実行可能なメカニズムであり得る。音速差 超音波画像においてコントラストを増強させるためのさらなる方法は、音速は 音が伝播する媒体に依存するという事実に基づいて提案されてきた。従って、音 速が周囲組織と異なる十分に多量の薬剤を標的領域に注射することができるので あれば、標的領域内の音速の差は測定可能であろう。 端的に言えば、超音波診断は、体の内臓の情報を得るために使用可能な、強力 な、非浸襲性の手段である。グレースケール画像化及びカラードップラーの出現 により、本方法の範囲及び解像度は非常に発展した。超音波診断を実施する方法 及びコントラスト剤を製造し使用する方法は非常に改善されたが、さらに、心臓 潅流及び心室(cardic chambers)、固体臓器、腎臓潅流;固体臓器潅流用の画 像化の解像度;及びリアルタイム画像化時に血液の速度及び流動方向のドップラ ー信号を高める必要がある。 種々の天然及び合成ポリマーが画像コントラスト剤(例えば、空気)を封入す るために用いられてきた。Schneiderら,Invest.Radiol.,Vol.27,134-139頁( 1992)は、3ミクロンの、空気を充填したポリマー粒子について記載している。 これらの粒子は、血漿中及び加圧下で安定だと報告された。しかしながら、2.5 MHzでは、そのエコー反射性は低かった。別の種類の微小気泡懸濁液が超音波 処理アルブミンより得られた。Feinsteinら.,J.Am.Coll.Cardiol.,Vol.11 ,59-65頁(1988).Feinsteinは、生体外(in vitro)で優れた安定性を有する、 肺を通過する管(transpulmonary passage)用に好適にサイズ調製された微小気泡 (microbubbles)の製造について記載している。しかしながら、これらの微小気泡 は生体内(in vivo)で短命で、圧力下での不安定性により、数秒(1回の循環に ほぼ等しい)のオーダーの半減期しかない。Gottlieb,S.ら,J.Am.Soc.Ech o., Vol.3,328頁(1990),要約;及びShapiro,J.R.ら,J.Am.Coll.Cardiol., Vol.16,1603-1607頁(1990).ゼラチンで封入した気泡については、Carrollら (Carroll,B.A.ら,Invest.Radiol.,Vol.15.260-266頁(1980)及びCarrol l,B.A.ら.,Radiology,Vol.143,747-750頁(1982))により記載されているが 、これらの粒子はサイズが大きかったため(12〜80ミクロン)、肺の毛細血管を 通過することはできないだろう。ゼラチンで封入した微小気泡については、Ras or Associates,Inc.によりPCT/US80/00502にも記載されている。これら の粒子は、ゼラチン を「合着(coalescing)」することにより形成させる。 ガラクトース(SHU 454 及びSHU 508)の微結晶により安定化された微小 気泡はFritzchらによって報告された。Fritzsch,T.ら,Invest.Radiol.Vo l.23(Suppl 1),302-305頁(1988)及びFritzsch,T.ら,Invest.Radiol.Vol.2 5(Suppl 1),160-161頁(1990).微小気泡は生体外で15分までは持続するが、生 体内で20秒未満しか持続しない。Rovai,Dら.,J.Am.Coll.Cardiol., Vol.1 0,125-134頁(1987)及びSmith,Mら.,J.Am.Coll.Cardiol., Vol.13,1622-1 628頁(1989).フッ素−含有物質の殻内に封入されたガス微小気泡は、Molecula r Biosystems,Inc.によりWO 96/04018号に記載されている。 欧州特許出願第90901933.5号(Schering Aktienegesellschaft)は、微小気泡 が合成ポリマーまたは多糖類により形成されている、超音波画像化用のミクロカ プセル化ガスまたは揮発性液体の製造及び使用について開示している。欧州特許 出願第91810366.4号(Sintetica S.A.)(0 458 745 A1)は、治療上または診断 目的のため宿主動物に注射するための、または経口、直腸若しくは尿道投与する ための、水性キャリヤ中に分散され得る界面沈積ポリマー膜により結合された空 気またはガス微小気泡について開示している。WO 92/18164号(Delta Biotec hnology Limited)は、画像化で使用するための、中にガスが取り込まれている 中空球を形成するための蛋白質水溶液を非常に規制した条件下(例えば、温度、 噴霧速度、粒径、及び乾燥条件について)で噴霧乾燥することによる微粒子の製 造について記載している。WO 93/25242号は、ポリシアノアクリレートまたは ポリエステルの殻内に含有されたガスからなる超音波画像化用の微粒子の合成に ついて記載している。WO 92/21382号は、マトリックスが炭水化物である、ガ スを含有する共有結合で結合したマトリックスを包含する微粒子コントラスト剤 の製作について開示している。米国特許第5,334,381号、5,123,414号及び5,352, 435号(Unger)は、ガス、ガス前駆体(例えば、pH活性化または光−活性化ガ ス前駆体)並びに他の液体若しくは固体コントラスト増強剤を包含する超音波コ ントラスト剤として使用するためのリポソームについて記載している。 米国特許第5,393,524号(Quay)は、超音波画像のコントラストを増強させ るためにフルオロカーボンを包含する薬剤の使用について開示している。この薬 剤は、選択されたガスの非常に小さな気泡、または微小気泡からなり、これは、 溶液中で長期の予想寿命を有し、肺に浸透するほど十分に小さいので、心血管系 及び他の生命維持に必要な臓器の超音波画像化に使用可能である。WO95/23615 号(Nycomed)は、パーフルオロカーボンを含有する、例えば蛋白質溶液などの 溶液のコアセルベーションにより形成される画像化用のミクロカプセルについて 開示している。PCT/US 94/08416号(Massachusetts Institute of Techn ology)は、空気及びパーフルオロカーボンなどのガスを包含する、中に画像化剤 を封入したポリエチレングリコールーポリ(ラクチド−コ−グリコリド)ブロッ クポリマーで形成された微粒子について開示している。WO 94/16739号(Sonu s Pharmaceuticals,Inc.,)に記載されているように、固体及び液体は同程度 に音を反射するが、ガスはより有効性が高いことが知られ、超音波コントラスト 剤として使用するのに好ましい媒体である。実際、SonusのPCT出願の実施例 12にも示されているように、エマルションまたはコロイド懸濁液と比較して、 ミニブタに投与したときに、蛋白質ミクロカプセルは、高まる安全性への関心( 並びに効力の点)についても却下されたのである。 これらのいずれの特許も、例えば、エックス線、陽電子若しくは光子エミッシ ョン断層撮影法、または磁気共鳴画像化などの他の検出法を使用して検出し得る 微粒子については記載していない。 これらの全ての場合において、画像化剤の安定性及び易製造性を促進しまたは 維持すると共に、画像化剤のエコー反射性を増強することが望ましい。微粒子の エコー反射性を増加させる一方法は、封入されたガスが循環する微粒子中に残存 する時間を増加させることである。不幸にも、殆どの場合、ガスまたは封入物質 の性質に拘わらず、特に血管内循環の水性環境においてガスは急速に拡散する。 従って、顕著に増強されたエコー反射性を有する微粒子を提供することが本発 明の目的である。本発明のもう一つの目的は、生体内で数回の循環時間以上に持 続し得る画像化剤を含有する微粒子を提供することである。本発明のさらなる目 的は、封入ガスを長時間保持し、したがって微粒子の生体内エコー反射性を増加 させる微粒子を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、画像化剤を含有する微粒子を提供することである 。本発明のさらなる目的は、体の特定の領域に標的化される画像化剤を含有する 微粒子を提供することである。本発明のさらにもう一つの目的は、中に取り込ま れた画像化剤を有する微粒子を製造する方法を提供することである。発明の概要 ガス、特にフッ素化ガス(例えば、パーフルオロカーボン)を天然または合成 ポリマーと脂質との組み合わせから形成した微粒子中に取り込むと、脂質を含ま ない微粒子と比較して顕著に増強されたエコー反射性を有することが知見された 。疎水性で且つ微粒子中への水の拡散を制限する脂質以外の化合物もエコー反射 性を増強させるために微粒子中に取り込み得る。好ましい態様においては、ポリ マーは、合成の、生分解性ポリマーである。微粒子は、画像化すべき標的化組織 に最適な直径、例えば、静脈内投与には0.5ミクロン〜8ミクロンの直径及び、 胃腸管または他の内腔の画像化用に経口投与するためには、0.5〜5mmの直径 で製造する。好ましいポリマーは、ポリヒドロキシ酸、例えば、ポリ乳酸−コ− グリコール酸、ポリラクチドまたはポリグリコリドであり、最も好ましいものは 、細胞内皮系(reticuloendothelial system:RES)による摂取を阻害するポリ エチレングリコールまたは他の物質と結合させたものである。最も好ましい脂質 としては、好ましくは、0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)、最も好ましくは 0.1〜10(脂質重量/ポリマー重量)の割合で取り込まれた、リン脂質、より好 ましくはジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホス ファチジルコリン(DSPC)、ジアラキドイルホスファチジルコリン(DAPC) 、ジベヘノイルホスファチジルコリン(DBPC)、ジトリコサノイルホスファチ ジルコリン(DTPC)、ジリグノセロイルファチジルコリン(DLPC)が挙げら れる。 これらの微粒子の接着性は、生体接着性ポリマーを選択することにより増強す ることも減弱させることもできる。例えば、ポリマーを経口投与で使用する場合 には、接着性は増強され得る。標的化は、ポリマーの選択、または特定の組織種 または細胞表面分子と特異的に結合するリガンドの該ポリマー内への取り込みま たは該ポリマーとの結合によっても達成し得る。さらに、リガンドは、粒子の電 荷、脂肪親和性または親水性に影響するミクロスフィアに結合し得る。ポリマー 微粒子は、超音波画像化、磁気共鳴画像化、蛍光透視法、エックス線、及びコン ピュータ化断層撮影法を含む種々の診断用画像化方法で有用である。微粒子は、 心臓病学的用途、血液潅流用途を含む種々の画像化用途並びに臓器及び周辺静脈 画像化に使用し得る。図面の簡単な説明 図1は、ポリマー微粒子に取り込まれた脂質の炭素鎖長の影響のグラフであり 、レシチン(●)、DPPC(□)、DSPC(◇)及びDAPC(×)に関して経時( 分)で後方散乱の度合いをプロットした。発明の詳細な説明 ガス、特にパーフルオロカーボンを含有するポリマー−脂質微粒子からなるポ リマーデリバリーシステムの合成法を提供する。微粒子は、種々の超音波診断画 像化用途、特に超音波方法(例えば、血管画像化及び心エコー法)において有用 である。さらに脂質を取り込むと、脂質を取り込んでいない同じポリマー微粒子 と比較して、エコー反射性が顕著に増加する。微粒子の製造方法及び試薬 本明細書中では、「微粒子(microparticle)」なる用語は、他に記載しないか ぎり、ミクロスフィア及びミクロカプセル並びに微粒子を包含するものとする。 微粒子は、球形であっても球形でなくてもよい。ミクロカプセルは、他の物質、 この場合にはガスの核を取り巻く外部ポリマー殻を有する微粒子として定義され る。ミクロスフィアは、通常、以下に記載するように、画像化の目的のためにガ スを充填したポリマー内に孔によって形成された蜂の巣状構造を包含し得る固体 ポリマー球である。ポリマー 非生分解性及び生分解性マトリックスの双方をガスの搬送用に脂質と混合して 使用し得るが、静脈内注射の場合には特に生分解性マトリクッスが好ましい。非 浸食性ポリマーを経口投与に使用してもよい。より再現性の高い合成及び分解の ため、合成ポリマーが好ましい。ポリマーは、生体内安定性に必要な時間、即ち 、画像化が望まれる部位に分配するのに必要な時間及び、画像化に必要な時間を ベースとして選択される。一態様においては、心エコー法、神経音波検査法 (neurosonography)、子宮卵管造影法(hysterosalpingography)、及び固体臓器の 診断方法などの用途に使用するために、約20〜30分以上の生体内安定性を有する 微粒子を製造し得る。コントラスト剤を封入した微粒子の生体内安定性は、ポリ エチレングリコール(PEG)と共重合したポリラクチド−コ−グリコリド等のポ リマーを使用することにより製造時に調節し得る。外表面上で暴露されても、P EGは親水性が非常に高いので、これらの物質が循環する時間を延長し得る。 代表的な合成ポリマーとしては、ポリ(ヒドロキシ酸)[例えば、ポリ(乳酸 )、ポリ(グリコール酸)、及びポリ(乳酸−コ−グリコール酸)]、ポリグリ コリド、ポリラクチド、ポリラクチド コ−グリコリドコポリマー及びブレンド 、ポリアンヒドリド、ポリオルソエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポ リアルキレン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリアルキレング リコール[例えば、ポリ(エチレングリコール)]、ポリアルキレンオキシド[例 えば、ポリ(エチレンオキシド)]、ポリアルキレンテレフタレート[例えば、ポ リ(エチレンテレフタレート)]、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテル 、ポリビニルエステル、ポリビニルハライド[例えば、ポリ(塩化ビニル)]、ポ リビニルピロリドン、ポリシロキサン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(酢酸 ビニル)、ポリスチレン、ポリウレタン及びそのコポリマー、誘導化セルロース (例えば、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、セルロースエ ーテル、セルロースエステル、ニトロセルロース、メチルセルロース、エチルセ ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ−プロピルメチルセルロ ース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、酢酸セルロース、セルロースプロピ オネート、酢酸セルロースブチレート、酢酸セルロースフタレート、カルボキシ エチルセルロース、三酢酸セルロース、及びセルロース硫酸ナトリウム塩(以後 、本明細書中、「合成セルロース」と称することとする)、アクリル酸、メタク リル酸のポリマー若しくはコポリマーまたはエステルを含む誘導体、ポリ(メチ ルメタクリレート)、ポリ(エチルメタクリレート)、ポリ(ブチルメタクリレ ート)、ポリ(イソブチルメタクリレート)、ポリ(ヘキシルメタクリレート) 、ポリ(イソデシルメタクリレート)、ポリ(ラウリルメタクリレート)、ポリ (フェニルメタクリレート)、ポリ(メチルアクリレート)、ポリ(イソプロピ ルアクリレ ート)、ポリ(イソブチルアクリレート)、及びポリ(オクタデシルアクリレー ト)(以後、本明細書中、「ポリアクリル酸」と称することとする)、ポリ(酪 酸)、ポリ(吉草酸)、及びポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、そのコポ リマー及びブレンドが挙げられる。本明細書中で使用する「誘導体」なる用語は 、置換基、化学基の追加(例えば、アルキル、アルキレン)、ヒドロキシル化、 酸化及び当業界で日常的になされる他の変形を含むポリマーを包含するものとす る。 好ましい非生分解性ポリマーの例としては、エチレンビニルアセテート、ポリ (メタ)アクリル酸、ポリアミド、そのコポリマー及び混合物が挙げられる。 好ましい生分解性ポリマーの例としては、ヒドロキシ酸のポリマー(例えば、 乳酸及びグリコール酸、ポリラクチド、ポリグリコリド、ポリラクチド−コ−グ リコリド)及びPEG、ポリアンヒドリド、ポリ(オルソ)エステル、ポリウレ タン、ポリ(酪酸)、ポリ(吉草酸)及びポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン )とのコポリマー、ブレンド並びにそのコポリマーが挙げられる。 好ましい天然ポリマーの例としては、蛋白質、例えばアルブミン及びプロラミ ン(例えば、ゼイン)及び多糖類、例えば、アルギネート、セルロース及びポリ ヒドロキシアルカノエート(例えば、ポリヒドロキシブチラート)が挙げられる 。 胃腸管内におけるように、粘膜表面の画像化用に使用する特に重要な生分解性 ポリマーとしては、ポリアンヒドリド、ポリアクリル酸、ポリ(メチルメタクリ レート)、ポリ(エチルメタクリレート)、ポリ(ブチルメタクリレート)、ポ リ(イソブチルメタクリレート)、ポリ(ヘキシルメタクリレート)、ポリ(イ ソデシルメタクリレート)、ポリ(ラウリルメタクリレート)、ポリ(フェニル メタクリレート)、ポリ(メチルアクリレート)、ポリ(イソプロピルアクリレ ート)、ポリ(イソブチルアクリレート)及びポリ(オクタデシルアクリレート )が挙げられる。溶媒 本明細書中で定義したように、ポリマー溶媒は、揮発性であるか、比較的低い 沸点を有するか、真空下で除去し得る有機溶媒であり、例えば、塩化メチレンな どの、痕跡量をヒトに投与することが可能な有機溶媒である。他の溶媒、例えば 、酢酸エチル、エタノール、メタノール、ジメチルホルムアミド(DMF)、ア セ トン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸、ジメチルスルホ キシド(DMSO)及びクロロホルム、またはその組み合わせも使用し得る。通 常、ポリマーは、0.1〜60w/v%、より好ましくは0.25〜30w/v%の濃度のポリマ ー溶液を形成するように溶媒中に溶解させる。疎水性化合物 脂質 通常、疎水性化合物を有効量で取り込むこと、及びこれにより微粒子による水 の浸透及び/または摂取を制限することは、中にガス、特にパーフルオロカーボ ンなどのフッ素化ガスを有するポリマー微粒子のエコー反射性を増強させるのに 有効である。ポリマー微粒子内のガスを安定化させるために使用し得る脂質とし ては、以下の脂肪酸及び誘導体、モノ、ジ、及びトリグリセリド、リン脂質、ス フィンゴ脂質、コレステロール及びステロイド誘導体、テルペン及びビタミンが 挙げられるが、これらに限定されるものではない。脂肪酸及びその誘導体として は、飽和及び不飽和脂肪酸、奇数及び偶数の脂肪酸、シス及びトランス異性体、 並びにアルコール、エステル、無水物、ヒドロキシ脂肪酸及びプロスタグランジ ンを含む脂肪酸誘導体が挙げられるが、これらに限定されるものではない。使用 し得る飽和及び不飽和脂肪酸としては、直鎖または分岐形のいずれの形の12個〜 22個の炭素原子を有する分子が挙げられるが、これらに限定されるものではない 。使用し得る飽和脂肪酸の例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン 酸及びステアリン酸が挙げられるが、これらに限定されるものではない。使用し 得る不飽和脂肪酸の例としては、ラウリン酸、フィゼテリン酸、ミリストオレイ ン酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸及びオレイン酸が挙げられるが、これ らに限定されるものではない。使用し得る分岐脂肪酸としては、イソラウリン酸 、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸及びイソステアリン酸並びにイソプレノ イドが挙げられるが、これらに限定されるものではない。脂肪酸誘導体としては 、12-(((7'-ジエチルアミノクマリン-3イル)カルボニル)メチルアミノ)-オクタ デカン酸;N-[12-(((7'ジエチルアミノクマリン-3-イル)カルボニル)メチル-ア ミノ)オクタデカノイル]-2-アミノパルミチン酸、Nスクシニル−ジオレイルホ スファチジルエタノールアミン及びパルミトイル−ホモシステイン;及び/また は その組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。使用し得る モノ、ジ及びトリグリセリド及びその誘導体としては、炭素原子6〜24個の脂肪 酸または脂肪酸混合物を有する分子、ジガラクトシルジグリセリド、1,2-ジオレ オイル-sn-グリセロール;1,2-ジパルミトイル-sn-3スクシニルグリセロール; 及び1,3-ジパルミトイル-2-スクシニルグリセロールが挙げられるが、これらに 限定されるものではない。 使用し得るリン脂質としては、ホスファチジン酸、飽和及び不飽和脂質を有す るホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグ リセロール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リソホスフ ァチジル誘導体、カルジオリピン及びβ-アシル-イ-アルキルリン脂質が挙げら れるが、これらに限定されるものではない。リン脂質の例としては、ホスファチ ジルコリン(例えば、ジオレイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスフ ァチジルコリン、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン、ジラウロイルホス ファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステア ロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジアラキドイルホスファチジルコリン (DAPC)、ジベヘノイルホスファチジルコリン(DBPC)、ジトリコサノイル ホスファチジルコリン(DTPC)、ジリグノセロイルホスファチジルコリン(D LPC));及びホスファチジルエタノールアミン(例えば、ジオレイルホスフ ァチジルエタノールアミンまたは1-ヘキサデシル-2-パルミトイルグリセロホス ホエタノールアミン)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。非対 称アシル鎖(例えば、6個の炭素原子の1つのアシル鎖及び12個の炭素原子のも う一つのアシル鎖)を有する合成リン脂質も使用し得る。 使用し得るスフィンゴ脂質の例としては、セラミド、スフィンゴミエリン、セ レブロシド、ガングリオシド、スルファチド及びリソスルファチドが挙げられる 。スフィンゴ脂質の例としては、ガングリオシドGM1及びGM2が挙げられる が、これらに限定されるものではない。 使用し得るステロイドとしては、コレステロール、コレステロールサルフェー ト、コレステロールヘミスクシネート、6-(5-コレステロール-3β-イルオキシ)- 6-アミノ-6-デオキシ-1-チオ-α-D-ガラクトピラノシド、6-(5-コレステン-3β -トロ キシ)ヘキシル-6-アミノ-6-デオキシ-1-チオ-α-D-マンノピラノシド及びコレ ステリル)4'-トリメチル35アンモニオ)ブタノエートが挙げられるが、これらに 限定されるものではない。 使用し得る追加の脂質化合物としては、トコフェロール及び誘導体、並びに油 及びステアリルアミンなどの誘導化油が挙げられる。 種々のカチオン性脂質、例えば、DOTMA、N-[1-(2,3-ジオレオイルオキ シ)プロピル-N,N,N-トリメチルアンモニウムクロリド;DOTAP、1,2-ジ オレオイルオキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロパン;及びDOTB、1,2-ジ オレオイル.3-(4'-トリメチル-アンモニオ)ブタノイル-snグリセロールを使用し 得る。 最も好ましい脂質は、リン脂質、好ましくは、DPPC、DDSPC、DAP C、DSPC、DTPC、DBPC、DLPCであり、最も好ましくは、DPP C、DAPC及びDBPCである。 脂質含量は、0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)であり;最も好ましくは、 0.1〜10(脂質重量/ポリマー重量)である。他の疎水性化合物 他の好ましい疎水性化合物としては、アミノ酸(例えば、トリプトファン、チ ロシン、イソロイシン、ロイシン及びバリン)、芳香族化合物(例えば、アルキ ルパラベン(例えば、メチルパラベン及び安息香酸)が挙げられる。画像化剤 ガス 任意の生体適合性または薬理学的に許容可能なガスを微粒子中に取り込み得る 。「ガス」なる用語は、ガスか、画像化が実施される温度でガスを形成し得る任 意の化合物を指すものとする。ガスは、単一化合物、例えば、酸素、窒素、キセ ノン、アルゴン、窒素、または化合物の混合物、例えば空気から構成され得る。 フッ素化ガスが好ましい。フッ素化ガスの例としては、CF4、C26、C38 、C48、SF6、C24及びC36が挙げられる。パーフルオロプロパンは使 用温度で凝縮しない不溶性ガスであり且つ薬理学的に許容可能であるので、特に 好ましい。他の画像化剤 ガスの代わりにまたはガスと組み合わせて、他の画像化剤を取り込ませること ができる。使用し得る画像化剤としては、陽電子エミッション断層法(PET)、 コンピュータ援助断層法(CAT)、単光子エミッションコンピュータ断層法、エ ックス線、蛍光透視法、及び磁気共鳴画像化(MRI)に通常使用可能な薬剤が挙 げられる。これらの薬剤を装填した微粒子は、当業界で使用可能な標準的な方法 及び市販の装置を使用して検出し得る。 MRIでコントラスト剤として使用するのに好適な物質の例としては、現在入 手可能なガタリニウム(gatalinium)錯体、例えば、ジエチレントリアミン五酢酸 (DTPA)及びガトペントテートジメグルミン(gatopentotate dimeglumine)並 びに鉄、マグネシウム、マンガン、銅及びクロムが挙げられる。 CAT及びエックス線に有用な物質の例としては、静脈内投与にはヨウ素ベー スの物質、例えばイオン性モノマー(典型例はジアトリゾ酸塩及びイオタラメー トである)、非イオン性モノマー(例えば、イオパミドール、イソヘキソール及 びイオバソル(ioversol))、非イオン性ダイマー(例えば、イオトロール(iot rol)及びイオジキサノール(iodixanol))及びイオン性ダイマー(例えば、イオ キサグレート)が挙げられる。他の有用な物質としては、経口用途にはバリウム が挙げられる。微粒子及びその製造法 最も好ましい態様では、微粒子は噴霧乾燥により製造する。他の方法、例えば 、以下に述べるように溶媒抽出、ホットメルトカプセル化及び溶媒蒸発も使用し 得る。重要な点は、微粒子を形成する前に、ポリマーは溶解されるか、または脂 質と共に融解しなければならないことである。脂質の取り込みに特に関連して述 べられてきたが、脂質を他の有用な疎水性化合物で置換し得ることが理解されよ う。 好ましい態様では、微粒子に所望のガス流を適用するか、これを真空にして微 粒子から封入ガスを除去し、次いで所望のガスを充填することにより、ガスを置 換する。a.溶媒蒸発 本方法では、ポリマー及び脂質を塩化メチレン等の揮発性溶媒中に溶解させる 。画像化剤としてのガスを取り込むために微粒子を形成するために使用する場合 に は、固体としてまたは水溶液中の孔形成剤を溶液に添加し得る。他の画像化剤を 取り込む場合には、画像化剤は、固体としてまたは溶液中の画像化剤としてポリ マー溶液に添加し得る。混合物を超音波処理するか、またはホモジナイズし、得 られた分散液またはエマルションを、TWEEN(商標)20、TWEEN(商標 )80、PEGまたはポリ(ビニルアルコール)などの界面活性剤を含有する水溶 液に添加し、ホモジナイズしてエマルションを形成する。得られたエマルション を殆どの有機溶媒が蒸発するまで撹拌すると、微粒子が遊離する。種々のポリマ ー濃度を使用し得る(0.05〜0.60g/ml)。この方法により、種々のサイズ(1〜 1000ミクロン)及び形態の微粒子を得ることができる。この方法は、ポリエステ ルなどの比較的安定なポリマーに有用である。 溶媒蒸発法は、E.Mathiowitzら.,J.Scanning Microscopy,4,329(1990);L .R.Beckら.,Fertil.Steril.,31,545(1979); 及びS.Benitaら.,J.Pharm. Sci., 73,1721(1984)により記載されている。 しかしながら、ポリアンヒドリドなどの不安定ポリマーは、水の存在により、 製造時に分解してしまう。これらのポリマーに関しては、完全有機溶媒中で実施 する、以下の二つの方法がより有用である。b.ホットメルトミクロカプセル化 この方法では、ポリマー及び脂質を最初に溶融し、次いで孔形成剤の固体粒子 または固体若しくは液体診断剤と混合する。混合物を非混和性溶媒(シリコン油 など)中に懸濁させ、連続して撹拌しながら、ポリマーの融点より5℃高い温度 まで加熱する。一度エマルションを安定化させたら、これをポリマー粒子が固化 するまで冷却する。得られた微粒子を石油エーテルなどのポリマー非溶媒でデカ ンテーションにより洗浄すると、易流動性粉末が得られる。この方法により、1 ミクロン〜1000ミクロンのサイズの微粒子を得ることができる。この方法で製造 した球の外面は通常平滑で緻密である。この方法を使用してポリエステル及びポ リアンヒドリドから作成した微粒子を製造する。しかしながら、この方法は、分 子量が1000〜50,000のポリマーに限定されている。 ホットメルトミクロカプセル化は、E.Mathiowitzらにより、Reactive Pol vmers, 6,275(1987)に記載されている。例えば、ビス−カルボキシフェノキ シプロパン及びセバシン酸からモル比20:80で製造したポリアンヒドリド(P(C PP-SA)20:80)(Mw 20,000)は、ホットメルトミクロカプセル化により製造 し得、例えば、ポリ(フマル−コ−セバシン酸)(20:80)(Mw 15,000)微粒 子は、ホットメルトミクロカプセル化により製造し得る。c.溶媒除去 この方法は、ポリアンヒドリドのために主に設計されたものであった。この方 法では、孔形成剤を、選択したポリマーの塩化メチレンなどの揮発性有機溶媒中 溶液に分散または溶解させる。この混合物を有機油(シリコン油など)中で撹拌 することにより懸濁させて、エマルションを形成させる。溶媒蒸発法と異なり、 この方法は、高い融点及び種々の分子量を有するポリマーから微粒子を製造する のに使用し得る。この方法で製造した球の外部形態は、使用したポリマーの種類 に強く依存する。d.微粒子の噴霧乾燥 微粒子は、好適な溶媒に生体適合性ポリマー及び脂質を溶解させ、ポリマー溶 液に孔形成剤を分散させ、次いでポリマー溶液を噴霧乾燥させて微粒子を形成す ることによる、噴霧乾燥により製造し得る。本明細書中で定義したように、ポリ マー及び孔形成剤の溶液を「噴霧乾燥」する方法とは、溶液を霧状にして微細な 霧を形成させ、熱キャリヤガスと直接接触させることにより乾燥させる方法を指 すものとする。当業界で使用可能な噴霧乾燥装置を使用して、ポリマー溶液を噴 霧乾燥機の入口に搬送し、乾燥機内の管を通過させ、次いで出口を通して霧状に することができる。温度は、使用するポリマーまたはガスに依存して変動させ得 る。入口及び出口温度は、所望の製品を製造するために制御し得る。 ポリマー溶液の粒子のサイズは、ポリマー溶液を噴霧するのに使用するノズル 、ノズル圧力、流量、使用するポリマー、ポリマー濃度、溶媒種及び噴霧温度( 入口及び出口温度)及び分子量の関数である。通常、濃度が同一であると想定す ると、分子量が高くなればなる程カプセルサイズは大きくなる。噴霧乾燥の典型 的なプロセスパラメータは、以下の通りである。ポリマー濃度=0.005〜0.20g/m l、入口温度=30〜1000℃、出口温度=20〜100℃、ポリマー流量=5〜200ml/分 、及びノズル径=0.2〜4mmID。1〜10ミクロンの半径の、ポリマー、濃度、 分子量及び噴霧量の選択に依存する形熊を有する微粒子を得ることができる。 画像化剤が固体の場合には、噴霧前にポリマー溶液に添加する固体粒子として 薬剤を封入してもよく、画像化剤を水溶液に溶解させ、次いで噴霧前にポリマー 溶液と乳化させてもよく、または噴霧前に好適な溶媒中のポリマーと一緒に固体 を共可溶化させてもよい。e.ヒドロゲル微粒子 ゲルタイプのポリマー(例えば、ポリホスファゼンまたはポリメチルメタクリ レート)で製造した微粒子は、ポリマーを水溶液に溶解させ、所望により孔形成 剤を懸濁させ、混合物中に脂質を懸濁させ、混合物をホモジナイズし、次いでミ クロの液滴を形成する装置で押しだし、ミクロの液滴を形成させ、これをゆっく り撹拌している反対に荷電したイオンまたは高分子電解質からなる硬化浴中に落 とすことにより製造する。これらのシステムの優れた点は、製造後、微粒子をポ リカチオン性ポリマー(ポリリシンなど)でコートすることにより微粒子の表面 をさらに改変させることができる点にある。微粒子は、種々のサイズの押出機を 使用することにより制御される。微粒子形成を容易にする添加剤 種々の界面活性剤を画像化剤含有微粒子の製造時に添加し得る。使用し得る( 0.1〜5重量%)乳化剤または界面活性剤としては、ほとんどの生理学的に許容 可能な乳化剤が挙げられる。これらの例としては、アミノ酸と結合させたか、非 結合のもの、例えば、タウロデオキシコレート及びコール酸などの胆汁塩または 胆汁酸の天然及び合成形が挙げられる。 孔形成剤は、孔形成を早めるために0.01〜90w/v%の量で配合させ得る。例え ば、噴霧乾燥法、溶媒蒸発法においては、孔形成剤(例えば、揮発性塩、例えば 、重炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、塩化アンモニウム若しくは安息香酸 アンモニウムまたは他の凍結乾燥可能な塩)を最初に水に溶解させる。孔形成剤 を含有する溶液をポリマー溶液と乳化させて、ポリマー中に孔形成剤の液滴を形 成させる。次いでこのエマルションを噴霧乾燥するかまたは溶媒蒸発/抽出法に より処理する。ポリマーが沈澱したら、硬化微粒子を凍らせ、凍結乾燥させて孔 形成剤を除去する。微粒子サイズ 肺の毛細血管床(pulmonary capillary bed)を通過し得る注射可能な微粒子を 製造する好ましい態様においては、微粒子は、約1〜10ミクロンの直径を有して いなければならない。微粒子が大きすぎると肺床(pulmonary bed)を閉塞させ、 小さすぎると十分なエコー反射性を提供し得ない。大きな微粒子は、注射以外の 他の経路で投与する場合、例えば、経口(胃腸管の測定)、他の粘膜表面への適 用(直腸、膣、口腔、鼻腔)または吸入による投与には有用である。経口適用に 好ましい粒径は、約0.5ミクロン〜5mmである。有用な医薬的に許容可能なキャ リヤとしては、グリセロール及びTWEEN(商標)20を含む生理食塩水及びT WEEN(商標)20を含む等張マンニトールが挙げられる。粒径分析は、光学顕 微鏡、走査電子顕微鏡または透過電子顕微鏡によりCoulterカウンターで実施し 得る。標的化 微粒子は、微粒子を形成するポリマーの選択、微粒子のサイズ及び/または微 粒子にリガンドを包含させたりまたは接着させることにより、特異的または非特 異的に標的化することができる。例えば、電荷、粒子の脂肪親和性若しくは親水 性に影響する単数または複数の生物学的活性分子を微粒子の表面に接着させ得る 。さらに、組織接着を最小とするか、または生体内で微粒子に特異的標的化を容 易とする分子を微粒子に接着し得る。代表的な標的化分子としては、抗体、レク チン及び特定のタイプの細胞の表面にレセプターにより特異的に結合する他の分 子が挙げられる。RESによる摂取の阻害 微粒子の摂取(uptake)及び排除は、ポリマーの選択及び/または接着または摂 取を最小とする分子の取り込みまたは結合により最小とすることもできる。例え ば、微粒子による組織接着は、微粒子の表面に対しポリ(アルキレングリコール )部分を共有結合させることにより最小化することができる。表面のポリ(アル キレングリコール)部分は水に対して高い親和性を有し、粒子の表面上での蛋白 質吸着を減少させる。従って、細胞−内皮系(reticulo-endothelial system:R ES)による微粒子の認識及び摂取は減少する。 例えば、ポリ(アルキレングリコール)の末端ヒドロキシル基は、粒子の電荷 、脂肪親和性または親水性に影響する単数または複数の生物学的活性粒子を微粒 子の表面に共有結合させるのに使用し得る。当業界で使用可能な方法は、生体内 での微粒子の搬送特性、安定性または他の特性を助長させるため、広範囲の任意 のリガンドを微粒子に結合させるために使用し得る。診療用途 典型的には微粒子を医薬的に許容可能なキャリヤ(例えば、リン酸塩で緩衝さ せた生理食塩水若しくは生理食塩水またはマンニトール)と混和し、次いで検出 するための有効量を、好適な経路、通常は血管(i.v.)内に注射または経口によ り患者に投与する。封入した画像化剤を含有する微粒子を管画像化、並びに肝臓 及び腎臓疾患を検出する為の用途、心臓病学的用途、腫瘍体及び組織の検出及び 特徴付け、並びに周辺の血液速度の測定に使用し得る。微粒子は、組織接着を最 小とし、または上述のごとく生体内で体の特定の領域に微粒子を標的化するリガ ンドとも結合させ得る。 上記の方法及び組成物は、以下の非限定的な実施例を参照することによりさら に理解されるだろう。実施例1 レシチンを有するオクタフルオロプロパンPEG-PLGA/PLGA微粒子の製 造 PEG-PLGA(75:25)(IV=0.75dL/g Birmingham Polymers)3.2グラム 、PLGA(50:50)(IV=0.4dL/g Henley Chemicals)6.4グラム、レシチン (Spectrum Chemicals)23mg及びパルミチン酸(Spectrum Chemicals)193mgを 塩化メチレン190ml に溶解させた。0.70g/ml酢酸アンモニウム10.8mlをポリマー 溶液に添加し、ポリマー/酢酸アンモニウムをポリマー溶液に添加し、ポリマー /酢酸アンモニウム混合物をVirtisホモジナイザーを使用して10,000RPMで 1分間ホモジナイズした。溶液を流量20ml/分で汲み上げ、Bucchi Lab噴霧乾 燥機を使用して噴霧乾燥させた。入口温度は40℃であった。この微粒子粉末を集 め、FTSトレー凍結乾燥機で120時間凍結乾燥させた。粒子を5mlのPurform バイアルのアリコートに分け、ブチルストッパーでシールし、クリンプした。バ イアルを10psigの圧力でオクタフルオロプロパンを充填し、ガス下で3分間連続 パージした。この時点でバイアルを使用するまで4℃で貯蔵した。粒径は1〜10 ミクロンの範囲であり、Coulterカウンターでサイズ分析すると、数平均方法で 2.0ミクロンを有していた。走査電子顕微鏡から、粒子は、一般的に、平滑表面 とわずかな小鈍鋸歯を有する球であることが判明した。実施例2 ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)を有するオクタフルオロプロパ ンPEG-PLGA/PLGA微粒子の製造 ジパルミトイルホスファチジルコリン(Avanti,Birmingham AI)29.6mgをレ シチンの代わりに使用した以外には、実施例1と同様に微粒子を製造した。実施例3 ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)を有するオクタフルオロプロパ ンPEG-PLGA/PLGA微粒子の製造 ジステアロイルホスファチジルコリン(Avanti,Birmingham AI)29.9mgをレ シチンの代わりに使用した以外には、実施例2と同様に微粒子を製造した。実施例4 ジアラキドイルホスファチジルコリン(DAPC)を有するオクタフルオロプロパ ンPEG-PLGA/PLGA微粒子の製造 ジアラキドイルホスファチジルコリン(Avanti,Birmingham AI)29.9mgをレ シチンの代わりに使用した以外には、実施例2と同様に微粒子を製造した。実施例5 微粒子後方散乱の生体外評価 実施例1〜4で製造したオクタフルオロプロパンを含有する種々のポリマー微 粒子の後方散乱を、微粒子の懸濁液10マイクロリットルを集中(focused)超音 波ビームに暴露することにより得た。後方散乱した音響出力をサンプルの深度の 関数として以下のように検出した。パルサー−レシーバ(Panametrics(登録商標 )Model 5800)を使用して、微粒子の生理食塩水中懸濁液に超音波パルスを送る 、集中超音波トランスデューサー(2.25MHz)に衝撃励起(shock excite)を与え た。 懸濁液を、37℃に調節した温度調節水浴に配置した、シリンダー状サンプルチ ャンバ(生理食塩水55ml)に入れた。トランスデューサーがチャンバの音響窓 に焦点を合わせるように、チャンバをトランスデューサーから1.5インチ離して 配置した。懸濁液中の微粒子を保持するために、チャンバを15rpmで回転させた 。食塩水のガス溶解量を、溶解酸素メーター(Orion(登録商標)モデル840)で検 出して、約90%空気飽和で保持した。音響テストシステムの操作を、PCで操作 するLabVIEW(登録商標:National Instruments(登録商標))なる専売プロ グラムで制御した。コンピュータはパルスレシーバにより超音波トランスデュー サーを衝撃励起させた。 後方散乱信号を同トランスデューサーにより受信し、返送信号をパルサーレシ ーバユニットにより増幅した。100MSa/sでデジタル化するために、増幅信号を デジタルオシロスコープ(LeCroy(登録商標)モデル9310AM)に通過させた。デ ジタル化信号をさらに処理した。信号を二乗し、FFTにより分析し、トランス デューサーの6dB帯域幅で積分した。システムにより集められた音響データを 、微粒子懸濁液の深度の関数として、任意の単位で、積分後方散乱出力(IBP) に変換した。50パルス由来のIBP対深度データを平均化し、平均化IBPデー タにより最も直線となる線を検出し、次いで後方散乱係数に比例するy切片を検 出した。各サンプルを10分の総時間において2.5分間隔で試験した。 4つの異なる微粒子のロット毎の時間の関数としての後方散乱を図1に示す。 レシチンは、種々の鎖長のリン脂質の混合物である。ホスホコリンに結合した脂 肪酸の鎖長が長くなるにつれて、後方散乱の大きさは長時間維持し、これは、微 粒子中のオクタフルオロプロパンの安定性が増加したことを示している。高度に 精製したリン脂質を使用すると、レシチン中に含有されるリン脂質の混合物と比 較して、ガスの安定化にもより有効である。
【手続補正書】 【提出日】1998年8月26日 【補正内容】 請求の範囲 1. 診断用画像化用の微粒子を製造する方法であって、該微粒子は生体適合性 ポリマーから形成され、その中に画像化剤を取り込んでおり、 (a) 微粒子を形成する前に、ポリマーと疎水性化合物とを有機溶媒に溶解さ せるかまたはポリマーを疎水性化合物とともに溶融することによりポリマー中に 疎水性化合物を取り込ませ、そして (b) ポリマー溶媒を除去するかまたはポリマーを冷却することにより微粒子 を形成させる ことを含み、 ここで、微粒子のエコー反射性を疎水性化合物を有しない微粒予のエコー反射性 と比較して増加させるのに有効な量の疎水性化合物を微粒子中のポリマーと混合 し、 該疎水性化合物は、脂肪酸、脂肪酸アルコール、脂肪酸無水物、ヒドロキシ脂肪 酸、プロスタグランジン、リン脂質、スフィンゴ脂質、ステロイドおよびステロ イド誘導体、脂溶性ビタミン、テルペン、トリプトファン、チロシン、イソロイ シン、ロイシン、バリン、アルキルパラベン、および安息香酸からなる群から選 択されることを特徴とする方法。 2. 疎水性化合物を、疎水性化合物の重量対ポリマー重量で0.01〜30の 割合でポリマー中に取り込ませる請求項1に記載の方法。 3. 疎水性化合物が0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)の割合でポリ マーに取り込まれた脂質である請求項2に記載の方法。 4. 疎水性化合物が、ホスファチジン酸、飽和及び不飽和脂質を有するホスフ ァチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロー ル、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リソホスファチジル 誘導体、カルジオリピン及びβ−アシル−y−アルキルリン脂質からなる群から 選択されるリン脂質である請求項1に記載の方法。 5. リン脂質が、ジオレイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファ チジルコリン、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン、ジラウロイルホスフ ァチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスフ ァチジルコリン、ジアラキドイルホスファチジルコリン、ジベヘノイルホスファ チジルコリン、ジトリコサノイルホスファチジルコリン、ジリグノセロイルファ チジルコリン及びホスファチジルエタノールアミンからなる群から選択される請 求項4に記載の方法。 6. ガスが、フッ素化ガス、酸素、キセノン、アルゴン、ヘリウム及び空気か らなる群から選択される請求項1に記載の方法。 7. ガスが、CF4、C26、C38、C48、SF6、C24及びC36から なる群から選択される請求項6に記載の方法。 8. ガスがオクタフルオロプロパンである請求項7に記載の方法。 9. 微粒子が合成ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 10. 微粒子が天然ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 11.微粒子が生体接着性合成ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 12. 微粒子が、ポリ(ヒドロキシ酸)、ポリアンヒドリド、ポリオルソエス テル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアルキレンテレフタレート、ポリビ ニルエステル、ポリビニルハライド、ポリシロキサン、ポリ(酢酸ビニル)、ポ リスチレン、ポリウレタン及びそのコポリマー、合成セルロース、ポリアクリル 酸、ポリ(酪酸)、ポリ(吉草酸)、及びポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン )、エチレンビニルアセテート、それらのコポリマー及びブレンドからなる群か ら選択される合成ポリマーから形成される請求項9に記載の方法。 13. ガスを取り込んでいる生体適合性ポリマー微粒子を含む画像化診断用の 組成物であって、 (a) 微粒子を形成する前に、ポリマーと疎水性化合物とを有機溶媒に溶解さ せるかまたはポリマーと疎水性化合物とを溶融し、そして (b) ポリマー溶媒を除去するかまたはポリマーを冷却することにより微粒子 を形成させる の各工程を含み、 ここで、微粒子のエコー反射性を疎水性化合物を有しない微粒子のエコー反射性 と比較して増加させるのに有効な量の疎水性化合物を微粒子中のポリマーと混合 し、かつ 該疎水性化合物は、脂肪酸、脂肪酸アルコール、脂肪酸無水物、ヒドロキシ脂肪 酸、プロスタグランジン、リン脂質、スフィンゴ脂質、ステロイドおよびステロ イド誘導体、脂溶性ビタミン、テルペン、トリプトファン、チロシン、イソロイ シン、ロイシン、バリン、アルキルパラベン、および安息香酸からなる群から選 択されることを特徴とする組成物。 14. 疎水性化合物が、疎水性化合物の重量対ポリマー重量の0.01〜30 の割合でポリマーに取り込まれている請求項13に記載の微粒子。 15. 疎水性化合物が、0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)の割合で ポリマーに取り込まれた脂質である請求項14に記載の微粒子。 16. 疎水性化合物が、ホスファチジン酸、飽和及び不飽和脂質を有するホス ファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスフアチジルグリセロ ール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リソホスファチジ ル誘導体、カルジオリピン及びβ−アシル−y−アルキルリン脂質からなる群か ら選択されるリン脂質である請求項13に記載の微粒子。 17. リン脂質が、ジオレイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスフ ァチジルコリン、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン、ジラウロイルホス ファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホス ファチジルコリン、ジアラキドイルホスファチジルコリン、ジベヘノイルホスフ ァチジルコリン、ジトリコサノイルホスファチジルコリン、ジリグノセロイルフ ァチジルコリン及びホスファチジルエタノールアミンからなる群から選択される 請求項16に記載の微粒子。 18. ガスが、フッ素化ガス、酸素、キセノン、アルゴン、ヘリウム及び空気 からなる群から選択される、請求項13に記載の微粒子。 19. ガスが、CF4、C26、C38、C48、SF6、C24及びC36か らなる群から選択される請求項18に記載の微粒子。 20. ガスがオクタフルオロプロパンである請求項19に記載の微粒子。 21. 微粒子が合成ポリマーから形成される請求項13に記載の微粒子。 22. ポリマーが、ポリ(ヒドロキシ酸)、ポリアンヒドリド、ポリオルソエ ステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアルキレンテレフタレート、ポリ ビニルアルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリビニルハラ イド、ポリシロキサン、ポリ(酢酸ビニル)、ポリスチレン、ポリウレタン及び そのコポリマー、合成セルロース、ポリアクリル酸、ポリ(酪酸)、ポリ(吉草 酸)、及びポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、エチレンビニルアセテート 、それらのコポリマー及びブレンドからなる群から選択される請求項21に記載 の微粒子。 23. 脂質がポリマーと共に融解し、微粒子を形成している請求項15に記載 の微粒子。 24. 脂質とポリマーとを両方に対する溶媒に溶解させ、次いで微粒子を形成 している請求項23に記載の微粒子。 25. ポリマー及び脂質が固化した後にガスが微粒子に取り込まれている請求 項23に記載の微粒子。 26. ポリマーが、蛋白質及び多糖類からなる群から選択される天然ポリマー である請求項13に記載の微粒子。 27.生体適合性疎水性ポリマーから形成され、その中にガス状の画像化剤を取 り込んでいる微粒子の疎水性を増加させる方法において、 ポリマーと疎水性化合物とを有機溶媒に溶解させるか、またはポリマーと疎水性 化合物とを溶融し、 溶媒を除去するかまたはポリマーを冷却して微粒子を形成させ、 ここで、微粒子のエコー反射性を疎水性化合物を有しない微粒子のエコー反射性 と比較して増加させるのに有効な量の疎水性化合物を微粒子中のポリマーと混合 する、 ことを特徴とする方法。 28.該疎水性化合物が、脂肪酸、脂肪酸アルコール、脂肪酸無水物、ヒドロキ シ脂肪酸、プロスタグランジン、リン脂質、スフィンゴ脂質、ステロイドおよび ステロイド誘導体、脂溶性ビタミンおよびテルペンからなる群から選択される、 請求項27記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラッシュ,ヘンリー・ティー アメリカ合衆国マサチューセッツ州02144, サマービル,ブロードウェイ 911 (72)発明者 チャーチ,チャールズ・シー アメリカ合衆国マサチューセッツ州02174, アーリントン,ハンコック・ストリート 38

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 微粒子が生体適合性ポリマーから形成され、中に画像化剤を取り込んでい る診断用画像化用の微粒子を製造する方法であって、微粒子中で水の浸透または 吸収速度を減少させる量の疎水性化合物をポリマーに含ませることを含む該方法 。 2. 疎水性化合物を、疎水性化合物の重量対ポリマー重量で0.01〜30の割合で ポリマー中に取り込ませる請求項1に記載の方法。 3. 疎水性化合物が0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)の割合でポリマーに 取り込まれた脂質である請求項2に記載の方法。 4. 脂質が、脂肪酸及び誘導体、モノ、ジ及びトリグリセリド、リン脂質、ス フィンゴ脂質、コレステロール及びステロイド誘導体、油、ビタミン並びにテル ペンからなる群から選択される請求項1に記載の方法。 5. 脂質が、ホスファチジン酸、飽和及び不飽和脂質を有するホスファチジル コリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホス ファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リソホスファチジル誘導体、 カルジオリピン及びβ-アシル-y-アルキルリン脂質からなる群から選択されるリ ン脂質である請求項4に記載の方法。 6. リン脂質が、ジオレイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファ チジルコリン、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン、ジラウロイルホスフ ァチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスフ ァチジルコリン、ジアラキドイルホスファチジルコリン、ジベヘノイルホスファ チジルコリン、ジトリコサノイルホスファチジルコリン、ジリグノセロイルファ チジルコリン及びホスファチジルエタノールアミンからなる群から選択される請 求項5に記載の方法。 7. 画像化剤が、フッ素化ガス、酸素、キセノン、アルゴン、ヘリウム及び空 気からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 8. ガスが、CF4、C26、C38、C48、SF6、C24及びC36から なる群から選択される請求項7に記載の方法。 9. ガスがオクタフルオロプロパンである請求項8に記載の方法。 10. 画像化剤が、磁気共鳴画像化、コンピュータ断層撮影法、エックス線、 陽電子エミッション断層撮影法及び単一光子エミッションコンピュータ断層撮影 法からなる群から選択される画像化法により検出可能である請求項1に記載の方 法。 11. 微粒子が合成ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 12. 微粒子が天然ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 13.微粒子が生体接着性合成ポリマーから形成される請求項1に記載の方法。 14. 微粒子が、ポリ(ヒドロキシ酸)、ポリアンヒドリド、ポリオルソエス テル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアルキレン、ポリアルキレングリコ ール、ポリアルキレンオキシド、ポリアルキレンテレフタレート、ポリビニルア ルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリビニルハライド、ポ リビニルピロリドン、ポリシロキサン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(酢酸 ビニル)、ポリスチレン、ポリウレタン及びそのコポリマー、合成セルロース、 ポリアクリル酸、ポリ(酪酸)、ポリ(吉草酸)、及びポリ(ラクチド−コ−カ プロラクトン)、エチレンビニルアセテート、そのコポリマー及びブレンドから なる群から選択される合成ポリマーから形成される請求項11に記載の方法。 15. 微粒子が生体適合性ポリマーから形成され、中に画像化剤を取り込んで いる診断画像化用の微粒子であって、微粒子中で水の浸透及び吸収速度を減少さ せる疎水性化合物の有効量をポリマー中に含んでいる該微粒子。 16. 疎水性化合物が、疎水性化合物の重量対ポリマー重量の0.01〜30の割合 でポリマーに取り込まれている請求項15に記載の微粒子。 17. 疎水性化合物が、0.01〜30(脂質重量/ポリマー重量)の割合でポリマ ーに取り込まれた脂質である請求項16に記載の微粒子。 18. 脂質が、脂肪酸及び誘導体、モノ、ジ及びトリグリセリド、リン脂質、 スフィンゴ脂質、コレステロール及びステロイド誘導体、油、ビタミン並びにテ ルペンからなる群から選択される請求項17に記載の微粒子。 19. 脂質が、ホスファチジン酸、飽和及び不飽和脂質を有するホスファチジ ルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルグリセロール、ホ スファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リソホスファチジル誘導体 、 カルジオリピン及びβ-アシル-y-アルキルリン脂質からなる群から選択されるリ ン脂質である請求項18に記載の微粒子。 20. リン脂質が、ジオレイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスフ ァチジルコリン、ジペンタデカノイルホスファチジルコリン、ジラウロイルホス ファチジルコリン、ジパルミトイルホスフアチジルコリン、ジステアロイルホス ファチジルコリン、ジアラキドイルホスファチジルコリン、ジベヘノイルホスフ ァチジルコリン、ジトリコサノイルホスファチジルコリン、ジリグノセロイルフ ァチジルコリン及びホスファチジルエタノールアミンからなる群から選択される 請求項19に記載の微粒子。 21. 画像化剤が、フッ素化ガス、酸素、キセノン、アルゴン、ヘリウム及び 空気からなる群から選択されるガスである請求項15に記載の微粒子。 22. ガスが、CF4、C26、C38、C48、SF6、C24及びC36か らなる群から選択される請求項21に記載の微粒子。 23. ガスがオクタフルオロプロパンである請求項22に記載の微粒子。 24. ポリマーが、磁気共鳴画像化、コンピュータ断層撮影法、エックス線、 陽電子エミッション断層撮影法及び単一光子エミッションコンピュータ断層撮影 法からなる群から選択される画像化法により検出可能である請求項15に記載の 微粒子。 25. 微粒子が合成ポリマーから形成される請求項15に記載の微粒子。 26. ポリマーが、ポリ(ヒドロキシ酸)、ポリアンヒドリド、ポリオルソエ ステル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアルキレン、ポリアルキレングリ コール、ポリアルキレンオキシド、ポリアルキレンテレフタレート、ポリビニル アルコール、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリビニルハライド、 ポリビニルピロリドン、ポリシロキサン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(酢 酸ビニル)、ポリスチレン、ポリウレタン及びそのコポリマー、合成セルロース 、ポリアクリル酸、ポリ(酪酸)、ポリ(吉草酸)、及びポリ(ラクチド−コ− カプロラクトン)、エチレンビニルアセテート、そのコポリマー及びブレンドか らなる群から選択される請求項25に記載の微粒子。 27. 脂質がポリマーと共に融解し、微粒子を形成している請求項17に記載 の微粒子。 28. 脂質及びポリマーを両方に対する溶媒に溶解させ、次いで微粒子を形成 している請求項27に記載の微粒子。 29. ポリマー及び脂質が固化した後にガスが微粒子に取り込まれている請求 項27に記載の微粒子。 30. ポリマーが、蛋白質及び多糖類からなる群から選択される天然ポリマー である請求項15に記載の微粒子。
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