JPH11503626A - 歯列矯正装置の基面に接着剤を塗布するための方法 - Google Patents
歯列矯正装置の基面に接着剤を塗布するための方法Info
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- JPH11503626A JPH11503626A JP8528393A JP52839396A JPH11503626A JP H11503626 A JPH11503626 A JP H11503626A JP 8528393 A JP8528393 A JP 8528393A JP 52839396 A JP52839396 A JP 52839396A JP H11503626 A JPH11503626 A JP H11503626A
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Abstract
(57)【要約】
歯列矯正用接着剤(38)を歯列矯正装置(44)の基面に塗布しやすくするために、歯列矯正用接着剤(38)は周囲の温度より低く冷却される。接着剤(38)はキャリア(24,124,206)に分注され、キャリア(24,124,206)上で一定の形状に形成され、次いで接着剤が冷い間にキャリア(24,124,406)から剥離される。一実施態様において、一定量の接着剤(38)は装置(44)の基面に分注され、次いで接着剤(38)が冷たくて、比較的壊れ易い状態の間に、装置(44)はカットオフダイ(58,158)まで移動され、次に、加圧された空気流が装置の基面から過剰な接着剤(38)を破断し、除去する。
Description
【発明の詳細な説明】
歯列矯正装置の基面に接着剤を塗布するための方法発明の背景 技術分野
本発明は歯列矯正装置の基面に歯列矯正用接着剤を塗布するための方法で、特
に接着剤が予め塗布された歯列矯正装置の包装物品の製造に適する方法に関する
。関連技術の説明
歯列矯正治療は誤って配置された歯を矯正学的に正しい位置に移動させること
に関係する。ブラケットとして周知の小さい歯列矯正装置が切歯部、犬歯および
小臼歯に連結され、アーチワイアがブラケットのスロットに配置される。このア
ーチワイアは正しい咬合が行われるための所望の位置に歯を移動させる案内をす
る進路となる。アーチワイアの末端部は、臼歯に固定される頬面管として周知の
装置を用いて支持されることが多い。
過去には、ブラケットおよび頬面管などの歯列矯正装置は各装置をバンドに溶
接またはろう付けすることによって歯に連結され、次いで、所望の歯の面に取り
巻くように配置された。しかしながら、近年ではブラケットを歯の表面に直接接
着することが普通に実施されている。長い間ブラケットとともに使用された金属
バンドが使用されなくなったことによって、ブラケットがバンドに溶接されたと
きの外観よりも美観上上回る外観が得られ、歯列矯正治療に伴うことが多い“ピ
カピカ光る歯”や“金属微笑み”という外観に関する問題を軽減させやすくなる
。
接着剤付きブラケットが歯に配置される直前に、直接接着型ブラケットの基面
に歯列矯正用接着剤を塗布することが何年もの間普通に実施されていた。一定量
の接着剤が混合台または分注容器に分注され、歯列矯正医または歯列矯正医の助
手が小さいへらを使用して、各装置に少量の接着剤を“ぬる”場合もあれば、歯
列矯正医または歯列矯正医の助手が一定量の接着剤をシリンジを介してブラケッ
トに塗布する場合もあるだろう。
歯列矯正装置に関する最近の進歩には、米国特許第4,978,007号、第
5,015,180号および同5,328,363号に記載されている接着剤が
塗布されたブラケットがある。接着剤が予め塗布されたブラケットには、一般に
光硬化させることが可能な接着剤などの接着剤の正確な量を製造業者が塗布した
ブラケットがある。この接着剤は、使用前には剥離ライナーまたは外装を用いて
光線、蒸発、酸化、汚染、湿気および昇華から保護される。ブラケットを歯に配
置することが所望されるときは、ブラケットは剥離ライナーまたは(施してある
場合には)塗布から剥離されてから、単純に接着剤を使用して直接歯に配置され
る。
歯列矯正医または歯列矯正医の助手が接着剤をシリンジを介して各ブラケット
の基面に慎重に分注しなくてもよく、また別の方法として、接着剤を混合台また
はウェルに分注してから、接着剤を各ブラケットの基面に慎重に移さなくてもよ
いという点で、接着剤が予め塗布されたブラケットは歯列矯正医に大きな利点を
提供するものである。さらに、製造業者は、接着剤が各ブラケットに塗布される
量を制御することができる。この結果、ブラケットが所定の位置に押し付けられ
るとき、ブラケットの基面と歯との間の空間を実質的に充填するだけの分量の接
着剤が塗布されており、さらに接着剤の量が多すぎないので、ブラケットの基面
の周辺部を過度に清掃する
必要がなくなるだろう。有利には、接着剤は好ましくは光硬化させられる接着剤
で、ブラケットは歯の表面に正しい向きに慎重に位置決めされてから、硬化用の
照明を作動させて接着剤を硬化させ、ブラケットを所定の位置にしっかりと固定
させられる。
歯列矯正ブラケットに接着剤を自動化様式で予め塗布する1つの方法は、空気
圧によって作動される接着剤シリンジの使用がある。シリンジは上下を逆にされ
て、接着剤が重力によってシリンジの先端からたれるように接着剤を分注する。
ブラケットがブラケット保持器によって支持される場合には、ブラケットの基面
は直立し、シリンジから垂れてくる接着剤部の隣の位置に向かって水平方向に移
動するような向きにブラケットは置かれる。次に、ブラケットの基面とほぼ同じ
高さの距離にブラケットの基面と上下に間隔をおいて置かれた切断器はブラケッ
トの基面の方に動かされて接着剤に達し、接着剤を切断する。同時に加圧された
空気が接着剤の方向に向かって強く吹きつけられ、接着剤の切断部を基面に押し
付け、残った過剰な接着剤をブラケットから吹き払う。
歯列矯正装置に接着剤を予め塗布するための方法の改良は当該技術において常
に必要である。例えば、予め塗布する方法の速度を上げ、各装置を予め塗布する
製造費を削減させることが所望される。しかしながら、各装置が正確な容量の接
着剤を受容して、接着剤が装置の基面を確実に歯にしっかり固定し、意図しない
分離を生じさせないことも重要である。作業者による注意が、あるとしてもごく
わずかな自動化様式で実施される、予め塗布する方法の提供も有利であるだろう
。発明の開示
本発明は、歯列矯正装置の基面に接着剤を塗布するための方法に
関し、一定量の接着剤をキャリアに分注するステップと、接着剤の少なくとも一
部を周囲よりも低い温度まで冷却するステップとを含む。この方法はまた、ブラ
ケットの基面に接着剤を接触させるステップと、接着剤部分の温度が周囲よりも
低い間に、接着剤をキャリアから剥離するステップとを含む。
接着剤の少なくとも一部を冷却すると、冷却された接着剤はキャリアから容易
に剥離し、ペーストではなく固形材料と同様の取り扱い性を示すので、接着剤の
自動化された取り扱い性を大幅に高めることが観察されている。また、接着剤の
温度を低下させると、過剰な接着剤を除去し、装置を歯に接着させるために必要
なだけの量を装置に残すステップなどのその他の操作をし易くする。
本発明の詳細は請求の範囲にさらに記載される。図面の簡単な説明
第1図は、本発明の方法を一実施態様によって実施するための装置の一部の略
側面図である。
第2図は、第1図に示される装置の一部と第1図に示されなかった項目を追加
したものを示す略平面図である。
第3図は、第1図乃至第2図に示される装置の一部で、凍結プローブに向かっ
て前進させながら一定量毎に接着剤を平らにする状態を示す拡大部分斜視図であ
る。
第4図は、第3図に示される装置の一部で、接着剤が凍結プローブ上に分注さ
れると同時に、歯列矯正ブラケットを接着剤と接触するように移動させた搬送装
置のつかみ具を特に示す拡大部分斜視図である。
第5図は、第2図に略図が示され、つかみ具がブラケットと接着剤とをダイの
切断へりの頂上部に配置し、過剰な接着剤を吹き飛ば
すために、空気をブラケットの基面に向かって吹き付けるための口金が示される
拡大部分斜視図である。
第6図は、第6図に示されるカットオフダイ、ブラケットおよび接着剤の、空
気も吹き付けられるダイの内部通路を示す部分垂直断面図である。
第7図は、第1図乃至第2図に略図が示され、さらに第3図乃至第6図に部分
図が示される搬送装置を示す斜視図である。
第8図は、本発明の方法を別の実施態様によって実施するための装置の部分略
図で示す部分斜視図である。
第9図は、第8図に示される装置を使用して組み立てられた包装物品の開けら
れた状態を示す拡大斜視図である。
第10図は、本発明の方法をさらに別の実施態様によって実施するための装置
の垂直略図である。好ましい実施例の詳細な説明
第1図乃至第7図は、本発明の一実施態様によって歯列矯正装置の基面に接着
剤を塗布するための方法を実施するための装置20を示すものである。装置20
の概観は、第1および2図の略図で示される装置を見ることによって理解されう
る。
さらに詳細には、装置20はテイクオフスプール22を備える。歯列矯正用接
着剤から容易に剥離する外面が設けられた可撓性キャリア帯状で、厚さ0.00
2in.(0.05mm)のポリエステルキャリア24はテイクオフスプール2
2に巻き付けられる。キャリア24がテイクオフスプール22から解き放される
と、キャリア24は最初に第1のローラー26の下を通過し、次いで第2のロー
ラー28の上を、次いで第3のローラー30の下を、そして第4のローラー32
の上を通過する。第1図に示されるように、キャリア
24は次いでテイクオフスプール22の周囲を通過し、再度第1の遊びローラー
26の下を通過し、次いで第3のローラー30の真下に配置される第5のローラ
ー34の上を通過する。
分注装置36は、キャリア24が二度目に第1のローラー26の下を通過して
第5のローラー34に向かうキャリアの移動路の上方に配置される。分注装置3
6は、好ましくは光硬化させられ、好ましくは、満足な保存安定特性が得られる
ように、十分量のエトキシレーテッドビスフェノールジアクリレートまたはジメ
タクリレートを含有する歯列矯正用接着剤を収容するシリンジを備える。好適な
接着剤は米国特許第5,354,199号に記載されている。本願発明において
接着剤30の好ましい組成は、以下の成分(重量パーセントで表示する)を含有
する:ビスフェノール(Bisphenol)Aのジグリシジルメタクリレート
(“Bis−GMA;3M Company製)11.45%と、エトキシレー
テッドビスフェノールAジメチタクリレート(“EBDMA”;DIACRYL
101 Akzo Chemicals Inc.製)7.47%と、カンフ
ァーキノン(“CPQ”;フォトイニシエーター Aldrich Chemi
cal Company製)0.06%と、ジフェニルヨードニウムヘキサフル
オロホスフェート(“(C6H5)2I+PF6 -”;触媒3M Company製)0.15
%と、ブチレーテッドヒドロキシトルエン(”BHT“;PMC Specia
lties製重合禁止剤)0.02%と、エチル4―ジメチルアミノベンゾエイ
ト(”EDMAB“;Aldrich Chemical Company製ア
ミン)0.24%と、粒子表面積2.2乃至2.9m2/gに粉末化され、フィラ
ーの重量に対して2.60%のガンマメタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン(A−174,Union Carbide Corp.)でシラン処理さ
れる石英フィラー(Orthocast Manufacturing Co.
製)80.61%とを含有
する。
歯科用接着剤は溶剤、促進剤、吸収体、希釈剤、安定剤、顔料、染料、無機ま
たは有機線維状または粒状補強用または増量用フィラー、粘度調節剤、重合禁止
剤、界面張力抑制剤、湿潤補助剤、揺変剤、酸化防止剤、薬物(例、濾すことの
できるフッ化物)および当業者に周知のその他の成分を含有することもできる。
接着剤の粘弾性は粘稠度測定によって決定される。粘稠度は、1.04g±0
.01gの接着剤を10.16×10.16cmの2枚のガラス板の間に907
.2g重の力をかけて挟んだときの広がりとして測定される。接着剤を下側のガ
ラス板にのせ、上側のガラス板を907.2g重の力でゆっくり接着剤の上にか
ぶせる。上側のガラス板と907.2g重の荷重を合わせると1027±10g
である。2分経過したら、接着剤の広がり(直径)を放射状に0.8mm以上離
れた3個所において測定し、読み値を平均する。粘稠度は好ましくは約12mm
乃至約28mmまでの範囲内にあり、さらに好ましくは約21mm乃至約26m
mまでの範囲内にあり、きわめて好ましくは約23mm乃至約24.5mmまで
の範囲内にある。
分注装置36のシリンジは加圧空気の吹き出し口に連結される。加圧空気流は
接着剤をキャリア24に間欠的に分注するためにコンピュータ制御される。任意
には、接着剤の粘着性は、分注しやすくするために低下されてもよい。接着剤の
粘着性を低下させる一方法は、シリンジの周囲を発熱体で囲んで、シリンジ中の
接着剤の温度を約120°F(49℃)まで上昇させて、分注しやすくすること
である。接着剤の粘着性を低下させる別の方法は、分注前に接着剤に一定量の溶
剤を添加し、次いで分注後で、接着剤を円盤様形状に形成する前の二次操作にお
いて接着剤から溶剤を除去することである。キャリア24が進むと、シリンジは
略滴形状で(第3図に示さ
れる接着剤38aなどの)、間隔をおいた一定量ごとにしたもので、キャリア2
4に接触すると、下側方向に向かって平らにされる接着剤を分注する。
キャリア24が進むと、接着剤38aの各滴は、ローラー30と34との間に
配置され、隣り合って位置するキャリア24の延び(streaches)によ
って形成されるロール間隙(nip)の間を通過する。ローラー30と34との
間を通過した後、接着剤は平らにされて(第3図の接着剤38bの形状によって
認められるような)円盤形状の構造物になる。滴38aがロール間隙を通過する
と、キャリア24は上方への延びによって、むけるように滴38aから剥がれ、
上方への延びが滴38bから分離し易くする。ローラー30と34との間の距離
は、各量の接着剤38bの厚さが約0.025in.(0.6mm)であるよう
に調節される。
上記好ましい接着剤が使用されるとき、分注装置36から各時間ごとに分注さ
れる接着剤の量は、約30乃至50mgの範囲内であり、または約0.01乃至
0.02mlの範囲内である。しかしながら、ローラー30および34は滴38
aを予め選択された均一な厚さに平らにするので、各滴38aの接着剤の正確な
量は比較的重要ではない。以下の節において理解されるように、過剰な接着剤は
以降のステップの間にブラケットの基面から除去される。
第1図に示される搬送装置40はコンピュータ制御されており、第3図乃至第
7図に示される機械的つかみ具42が設けられた可動アームを備える。ブラケッ
ト44の歯に面する基面に接着剤を塗布するために、ブラケット44などの歯列
矯正装置を着脱可能に掴むために、つかみ具42は凹形の外面が設けられた比較
的不動の2本のフィンガー46と比較的可動の2本のフィンガー48を備える。
フィンガー46は、両翼歯列矯正ブラケットの近心タイウイングと
遠心タイウイングとの間の咬合−歯肉通路に入るように配列され、ブラケットの
基面の口唇側と、ブラケットの基面から口唇側に延在するブラケットの本体の咬
合および歯肉端とを直接隣接させるように使われる。
つかみ具42の比較的可動できる2本のフィンガー48は、普通の軸づり(p
ivot)に連結され、空気の作用によるピストン−アンド−シリンダ−(pi
ston−and−cylinder)組立物によって隣接する引っ込み位置に
向かって可動される。また、不動のフィンガー46も咬合−歯肉通路内に位置し
、ブラケットの基面の口唇側と接触しているとき、ブラケット44のタイウイン
グの間に上記咬合−歯肉通路の内側壁がくるように空気圧が放出されると同時に
外側へ向かう動きが得られるように比較的可動できるフィンガー48はばねにも
連結される。
可動フィンガー48に連結された搬送装置40のアームの動きおよび空気作用
によるピストン−アンド−シリンダー組立物の圧力はマスターコントローラ50
(Compumoter,no.4408)によって制御される。搬送装置40
は、四軸ロボット(Seiko,no.DRAN RT 2000)で、操作上
マスターコントローラ50に連結される内部コントローラによって動きが制御さ
れる。しかしながら、当業者によって理解されるように、搬送装置40は、固定
記憶装置を備える比較的安価な二軸ロボットであってもよい。
ブラケット44を供給する振動供給路52(vibratory feedi
ng track)上の位置につかみ具42を直接移動するように、コンピュー
タはプログラムされる。供給路52は傾斜されていて、上方を向いた細長い通路
が設けられ、ブラケットの基面が下を向く向きに配列されたブラケットの列を運
ぶ。路が振動す
ると、供給路52の通路に位置するブラケット44は、第2図の数字54によっ
て明示される普通のピックアップ位置に向かって移動する。
凍結プローブ56は、ローラー30および34の下流に位置するキャリア24
の移動路の下の中央部に配置される。凍結プローブ56(Neslab“R”プ
ローブ)は、円筒状の、金属製で、伝熱性作業台で、温度制御された冷却装置(
Neslab Cryocool投げ込み冷却器)に連結された冷却コイルに周
囲を取り巻かれている。
第1図および第3図に示されるように、キャリア24が進むと、平らにされた
接着剤の滴38bの各々は逐次的に凍結プローブ56の中心の真上の位置に向か
って移動する。各滴38bがプローブ56に向かって移動すると、搬送装置40
は、供給路52上のピックアップ位置54に向かってつかみ具42を移動し、可
動フィンガー48が連続的に各ブラケット44を掴み、次いで各ブラケット44
を供給路52から持ち上げて、凍結プローブ56に向かってブラケットを運ぶ。
接着剤の各滴38bが凍結プローブ56の中心の上の位置に到達すると、キャリ
アの進行が中断され、第3図乃至第4図に示されるように、つかみ具42が下降
して、ブラケット44の基面を滴38bに押し付ける。ブラケットの基面の周辺
とキャリア24の上面との距離が、ブラケットの形状と接着剤の所望される最終
的な厚さとに応じて、約0.015inch(0.4mm)乃至0.02inc
h(0.5mm)になると、ブラケット44の下方への移動は停止される。
接着剤の各滴38bが凍結プローブ56の中心の上にあたる位置に移動し、次
いでブラケット44が滴38bに押し付けられる短い時間の間止まった状態にな
ると、滴38bは周囲の温度より低い
温度まで(すなわち、通常の室温である約70°Fまたは21℃より低い温度ま
で)温度が下がる。滴38bが冷却されると、その弾性率は増大される。好まし
くは、滴38bの上方部よりも下方部がそのガラス転移温度より低い温度まで冷
却される。しかしながら、ブラケットが配置される歯の凸形形状に合うように、
ブラケット44の基面の下方部の歯に接する面は凹形である。この結果、ブラケ
ット44が下降するとき、冷却された滴38bは硬すぎたり、または凍結されて
いるのではなく、十分な流動性を示して、滴38bの接着剤が流れるように移動
してブラケットの基面の凹形形状と同じ形状を取り易くなること、特に凹形の基
面表面の最高部に到達し、基面表面の全部分を完全に覆うことが好ましい。次い
で短時間(例えば、約1000ミリ秒)の間、凍結プローブ56は接着剤を冷却
し続け、本質的に接着剤を固体化する。
次に、搬送装置40はつかみ具42を上方に移動して、ブラケット44と固定
された接着剤の滴38bをキャリア24から持ち上げる。滴38bを冷却するこ
とによって、接着剤の粘着性は低減し、接着剤はキャリア24から剥離し易くな
るので、滴38bは容易にキャリア24から剥離する。滴38bを冷却すること
によってその剛性も増大するので、基面の触感を高めたり、逃げを切り落とすよ
うな場合でも、ブラケットの基面に対する機械的な保持力が増大される。
稼動中には凍結プローブ56の温度は−70°F乃至−80°F(−57℃乃
至−62℃)までしか到達しないことが観察されているが、実際には、満足でき
る結果は冷却装置の温度コントローラを−100°F(−73℃)に設定するこ
とによって得られている。キャリア24の進行速度とつかみ具42を移動する時
間周期とは、わずか約1.0秒乃至1.25秒間に各滴38bが凍結プローブ5
6の上
面の上方部に配置されるようにする。このような時間は滴38bの底部が、滴3
8bをキャリア24から剥離し易くする温度まで冷却するためには十分な長さの
時間で、さらに滴38bの上方部は比較的流動性である程度に短い時間なので、
ブラケット44は滴38bに容易に押し付けられることが可能となり、滴38b
中の接着剤はブラケットの基面の凹形面と同じ形状になるある。
その後、つかみ具42はブラケット44を水平に移動してから、第2図に示さ
れ、第6図および第7図にさらに詳細に示される研磨されたステンレススチール
カットオフダイ58(62Rockwell硬度まで熱処理される)まで垂直に
移動する。カットオフダイ58は、切頭角錘の一般的形状の上方面を備え、中心
に垂直に位置する内側通路(第7図)がカットオフダイ58まで延在する。カッ
トオフダイ58の上面は、通路60の上面も取り囲み、平面図では多角形状を呈
する切断へり62まで続く。
ブラケット44がカットオフダイ58の中心に位置する垂直軸に沿って切断へ
り62に向かって下降すると、切断へり62は、ブラケット44の凹形の基面表
面に接触するまで接着剤の滴38bの中を移動し、接触すると、ブラケット44
のそれ以上の下降は停止される。好ましくは、切断へり62はブラケット44の
基面の周辺と同じ一般的な構造であるが、切断へり62の各へり部分は、ブラケ
ットの基面の対応するへり部分から内側に(すなわち、ブラケットの基面の中心
に向かって)0.02in.(0.05mm)の距離の間隔がある。例えば、ブ
ラケットの基面の周辺へりが矩形で、全体の寸法が0.127×0.102in
.(3.2×2.6mm)である場合には、平面図では切断へり62の上面も矩
形で、横方向の寸法は0.087×0.062in.(2.2×1.6mm)で
ある。
次に、ブラケット44の基面が切断へり62に接触している間に、カットオフ
ダイ58の傾斜した4箇所の側面のうちの2個所に配置される2本の固定空気管
64(第5図)を介して加圧された空気流が上向きに放出される。約0.25秒
後に、加圧された空気流が、つかみ具42の周囲の搬送装置40の可動アームに
一緒に移動するように配置される4本の管66の各々から流出し始める。(管6
6は第7図に示され、他の図面では分かりやすくするために示されていない。)
4本の管66は、加圧された空気をブラケット44の近心側と、遠心側と、咬合
側と、歯肉側とに沿って下向きに放出するように配列される。
管64および管66を介して流出する加圧空気は、接着剤滴の切断へり62の
外側に位置する部分を粉砕し、粉砕された断片(第5図乃至第6図に38dと明
示される)をブラケット44およびダイ58から吹き飛ばす。接着剤滴は、ダイ
58に隣接しているときは、依然として冷却されている状態にあって、(室温に
おけるその特性と比較して)弾性率が増大し、脆性が増大しているので、接着剤
の除去が通常の室温で実施される場合には流出が観察されると思われが、接着剤
滴は固体のようになり接着剤断片38は比較的きれいに粉砕し、流出せずに粘質
になる。ブラケット44の基面から除去された接着剤片を吹き飛ばすのに必要な
時間だけ空気は管64および66を介して流出し続ける。実際には、管64およ
び66を介する空気の流出は、管66を介して約1.2秒間流出すると中断され
る。
管64および66を介する空気流が中断されてから約0.2秒後に、加圧され
た空気流が切断へり62の内側に位置し、ブラケット44に固定された状態にあ
る(第6図の38cで明示されるように)接着剤層の部分に、通路60を介して
上方に向かって放出される。次に、搬送装置40が作動されてつかみ具42を上
昇させ、ブラケ
ット44と接着剤層38cとをカットオフダイ58から持ち上げる。通路60を
介して上方に流出する加圧空気流は、ブラケット44が切断へり62から持ち上
げられたとき、接着剤層38cとブラケットの基面とがしっかりと接触した状態
を保ちやすくし、また接着剤層38cから意図せず剥離される(そして、切断へ
り62または通路の内側に堆積する可能性のある)接着剤断片のいかなるもので
も通路60から除去する手助けともなる。
任意には、好ましくは周囲の温度より低く冷却されて、接着剤を固形様の状態
に維持する台の上にブラケットを配置することによって、ブラケットの基面の周
辺形状と形状がぴったりあう切断へりを備える上記カットオフダイを使用しなく
てもよい。基面の周辺は台に固定し、ブラケットの基面から接着剤が除去される
割れ目をつけるために使用される。さらに任意には、接着剤が塗布されたブラケ
ットが凍結プローブ上に配置されている間に接着剤の除去が実施される。しかし
ながら、形状が正確にあう上記の切断へりを使用することによって、ブラケット
の基面に固定された状態にある接着剤の重量の変動は小さくなるので、ブラケッ
トごとに従来より均一な結果が得られる。一例として、ブラケットが3M Un
itek Miniature Twin切歯部用ブラケット(3M Unit
ek,part no.017−213)であるとき、除去処理後の接着剤層の
重量は約6.5mgである。
次いで、搬送装置40は支持層保持器70によって剥離可能に支持される包装
用支持層68に配置される10個のウェルの1つにブラケット44と接着剤層3
8cとを移動する。包装用支持層68は、シリコン剥離剤(No.24,Dow
Chemicalまたはno.5M2121,General Electr
ic社)で処理された厚さ0.33mmの黒色ポリエチレンテレフタレートグリ
コ
ール(“Kodar”商品名PETG No.6763,Kodak Chem
ical Company)などの不透明材料から製造される。接着剤層38c
が支持層68のウェルに収容されて、アクリル感圧接着剤(no.H529;F
lexcon社)を用いてウェルの底部に接着された厚さ0.025mmのA型
透明延伸ポリエステルシートから製造される卵形剥離ライナーにしっかり接触す
るまで、つかみ具は支持層68に向かって下降する。支持層68および剥離ラー
ナーに関する詳細および別の構造物は上記来国特許第5,328,363号に記
載されている。
ブラケット22と接着剤層38cとを包装用支持層68のウェル中に配置した
後は、搬送装置40は、別のブラケット44をを掴んで、上記ステップを反復す
るために、供給路52上のピックアップ位置54までつかみ具42を移動する。
しかしながら、10個のウェルは支持層の全長にわたって間隔をおいて配置され
るので、個々の包装用支持層68に収容するのに必要な10回の操作の各々を実
施している間は、ブラケット44がカットオフダイ58から持ち上げられた後の
つかみ具42の正確な移動路は弱冠異なる。10個の支持層68が全てブラケッ
ト44と接着剤層38cを収容すると、支持層68は除去され、光線、水蒸気お
よび酸素の透過に対する防護壁となるふたを受容する。ふたの好適な材料の例に
は、ポリエステル、金属が塗布されたフィルム、箔とフィルムとの積層物および
米国特許第5,328,363号および同第5,348,154号に記載される
その他の材料がある。他の好適なふた材料および構造物はふた175に関連して
以下の節に記載されている。支持層68とふたは組み立てられると、(第9図に
示し、以下に記載される包装物品などの)個々の包装物品に切断される。
キャリア24の増分動きは、つかみ具42の動きと同期させたマ
スターコントローラ50を用いて制御される。キャリア24が凍結プローブ56
の下流に進行するとき、キャリア24はローラー72の下を通過し、次いで一対
の駆動ローラー74および76の間隙を通過し、テイクアップスプール78に到
達する。駆動ローラー74および76は、マスターコントローラ50に操作が連
結されたサーボモータ82の増分回転動きによって動かされるチェーン80によ
って駆動される。
第8図は、本発明の別の実施態様による歯列矯正装置の基面に接着剤を塗布す
るためにも有用な装置120の略図である。装置120は、ブラケット44が供
給路152の通路に送り出される普通の向きにブラケット44の位置を決めるよ
うに作動する振動ボウル供給器を備える。
供給路152の真っ直ぐになった終末部(第8図の途切れている部分)は、路
152に沿って配置されるキャリア124の進行方向と平行になる向きに延在す
る。可動式単離装置154は供給路152の出口部に配置され、路152からブ
ラケット44を受容するための上方を向いた受けが設けられる。装置154がブ
ラケット44を受容すると、供給路152の振動は中断され、空気作用によるピ
ストンアンドシリンダー組立物は装置154を路152の側方に移動し、搬送装
置140によってブラケットを単離し、ピックアップし易くする。キャリア12
4、搬送装置140、凍結プローブ156およびカットオフダイ158は本質的
にそれぞれ上記のキャリア24、搬送装置40、凍結プローブ56およびカット
オフダイ58と同じで、この品目に関するこのような詳細な説明は必要ない。
装置120は、支持層68に関連して上記した材料から製造される包装用支持
層168の一定量を収容する巻き取り枠165を備える。第8図に示されるよう
に、支持層168には間隔をおいて配
置された一連の卵形ウェル169が配置される。任意には、真空成形機が巻き取
り枠165の下流に配置され、支持層168が巻き取り枠165から解き放され
るとき、ウェル169が支持層168に形成されてもよい。
支持層168はキャリア124と平行に並んで延在する。駆動用鎖歯車170
とかみ合わせるために、一連の穴(示されていない)が支持層168の反対側の
部分に開けられる。鎖歯車の回転動きはマスターコントローラによって制御され
るので、支持層168はキャリア124の進行と段階的に時間同期して進行させ
られる。
キャリア124上の平らにされた各接着剤滴が単離装置154のすぐ横の位置に
接近すると、搬送装置140が移動して、装置154からブラケット44をピッ
クアップし、キャリアによって凍結プローブ156上の位置に移動されてブラケ
ット44の横に隣接した接着剤滴にブラケット44を配置し、次いでブラケット
44と接着剤滴をカットオフダイ158に運び、カットオフダイ58に関連して
上記した方法で過剰な接着剤が除去される。次に、搬送装置140は、ブラケッ
ト44と接着後に過剰接着剤の除去処理を施された接着剤部とを、カットオフダ
イ158のすぐ隣の位置に進んできたウェル169の中に配置する。
次いで支持層168は上方円筒ローラー171とウェル169と全面で接触し
ないように中心部に受けが設けられた下方ローラー173との間に配置された間
隙に向かって進まされる。ふた175の細長い帯は保存用巻き取り枠177に巻
き付けられ、ローラー171と173との間の間隙にも供給される。
ふた175は、“防護壁”層に接着された紙の層を備える。防護壁層はアルミ
ニウム箔または接着剤の揮発性成分の通過を実質的に遮断するいくつかの他の材
料から製造される。紙の層はウェル16
9とは反対の方向を向いているが、アルミニウム箔の層はウェル169の方を向
いている。紙とアルミニウム箔との層は積層物(no.15113;Lawso
n Mardon Flexible,Inc.製)として貼り合わされる。
卵形の感圧接着剤一式191(第9図)はふた175と各ウェルの周囲の支持
層168のフランジとを剥離可能に連結する。各一式191はウェル169の開
口部の周囲の少なくとも一部の第1の領域に延在する。接着剤一式191は好ま
しくは、高粘着性で、付けかえ不能な厚さ0.018mm乃至0.02mmで、
アルミニウム箔と紙との積層物に貼り合わされたアクリル感圧接着剤層(no.
H529,Flexcon社)と、低粘着性で、付けかえ可能な厚さ0.018
mm乃至0.02mmで、フランジと剥離可能に接着するアクリル感圧接着剤(
no.H588,Flexcon社)と、付けかえ不能な接着剤の層と付けかえ
可能な接着剤との間に配置された厚さ0.025mmのポリエステルキャリアフ
ィルムとを備える積層物である。各接着剤一式191は中心部に卵形の開口部を
備え、対応するウェル169の開口部を取り囲む。
気密シールは、ふた175と各ウェル169の開口部の周囲の第2の領域のフ
ランジとを連結する。第9図に図示されるように、ふた175が開けられると気
密シールが剥離されることから理解されるが、第2の領域は第9図の193で明
示される。第2の領域は第1の領域(感圧接着剤一式191がふた175とフラ
ンジとを剥離可能に連結するところ)と各ウェル169の開口部との間に配置さ
れる。気密シールは、ブラケット44の接着剤の揮発性成分の少なくとも一部が
接着剤一式191に実質的に接着しないように防ぎ、包装された接着剤の保存寿
命を延長する。
ホットメルト接着剤の層はアルミニウム箔層の下側面に延在する。
気密シールはプラテンの環状卵形の加熱された面(示されていない)を第2の領
域の紙とアルミニウム箔との積層物に押し付けることによって形成される。プラ
テンが、感圧接着剤一式191の卵形開口部内に位置する支持層168のフラン
ジとしっかり接触するように紙とアルミニウム箔との積層物を押し付けると、ホ
ットメルト接着剤は軟化される。その後、プラテンは紙とアルミニウム箔との積
層物から除去され、ホットメルト接着剤は冷却し、アルミニウム箔とフランジと
を機械的に貼り合わせ、同時に気密的に密封する。
ふた175が第9図に示される開いた位置まで移動されると、気密シールは壊
れ、感圧接着剤一式191の付けかえ可能な接着剤はフランジから剥離する。所
望の場合には、その後ふた175を弧状に下方に移動して付けかえ可能な接着剤
が再度フランジと接触し、ふた175を閉じた位置に維持するすることによって
、ふた175は再度閉じられることが可能である。
他の好適なふたおよび包装物品は米国特許第5,015,180号、同第5,
328,363号および発明の名称“接着剤が予め塗布された歯科装置用包装物
品”の同時係属出願米国特許出願番号第08/407,190号に記載されてい
る。さらに任意には、スポンジローラーによって支持層168の上面に塗布され
た液体感圧接着剤によって、ふた175は支持層168に剥離可能に連結されて
もよい。スポンジローラーは図面には示されていないが、ローラー171および
173のすぐ上流に配置される。ジェット吹き付け器または他の装置が液体感圧
接着剤をスポンジローラーに供給して、スポンジローラーを常に濡れた状態に維
持する。
好ましくは、上面層をふた175に連結して、剛さと堅さを与え、また印字可
能な上面を提供する。好ましい上面層は、厚さ0.13mmの白色で不透明なポ
リエステルフィルム(Melanex no.329;ICI社製)から製造さ
れ、厚さ0.025mmの感圧接着剤(Scotch n
o.9447積層成形接着剤;3M社製)の層でふた175に連結される。ヒー
トシール操作が完了した後で、上面層はふた175に連結される。上面層はふた
175と同じ形状である。
プラテンは矩形の加熱面も備え、卵形のプラテンがふた175に接触するとき
、ふた175の後方部に接触する。後方部は感圧一式191の後方に配置され、
プラテンの矩形面によって下に位置する同様の形状のフランジ部にヒートシール
され、ふた175と上面層が開けられるとき、ふた175と上面層がフランジか
ら完全に剥離しにくくする。
ヒートシール操作を実施するためには、フランジは好ましくは支持層168を
支持するアルミニウム作業台または(70デュロメーターで、厚さ0.03in
.(0.8mm)のシリコンゴム作業台などの)弾性作業台上に配置される。図
面には示されていないが、支持作業台は支持層168が進められると引っ込む可
動性アーム上に配置されるだろう。プラテンの温度、プラテンがふた175に押
し付けられる圧力およびプラテンがふた175に押し付けられている時間は、満
足な気密シールを確立する必要に応じて変えられるパラメータである。一実施例
として、10個のウェル169の上方に延在するふた175に約500lbs(
227kg)の圧力を約2秒乃至約3秒間かけるとき、プラテンの温度は約36
5°F(185℃)であってもよい。別の実施例として、プラテンの温度は約8
0℃で、約1.5kg/cm2乃至約2.0kg/cm2の圧をふた175にかけ
てもよい。
ふた175と上面層とは、ふた175の後方部に延在する一連の送り穴を備え
る。ふた175と上面層が開いた直立位置に移動されるとき、支えを施さなくて
もふた185と上面層がそれらの開いた直立位置に維持されやすくするために、
ふた175と上面層とは送り穴のところで曲がる。送り穴は、使用者がふた17
5と上面層とを引っ張り続けなくても、支持層168からこれらを切り離すよう
にふた175と上面層を開いた状態にするという触感による反応を使用者に提供
することもできる。
任意には、送り穴の1箇所または2箇所以上は、ふた175と上面層の細長い
部分に替えて、その下に位置するフランジ部分にしっかり押し付けて、機械的な
連動を確立する杭で囲った連結部を使用してもよい。杭で囲った連結部は、ふた
175と上面層が開けられるとき、フランジから完全には剥離しにくくする。
インクジェット印字装置179は、支持層168の進行を制御するマスターコ
ントローラによって制御され、ローラー171および173とプラテンとの下流
に配置される。印字装置179は、下に位置するウェル169の中に収容される
ブラケットのロット番号と種類を識別する印をふた175上につける。
次に、ふた175および支持層168は金型切断装置まで進行され、(マスタ
ーコントローラによって制御される)押し抜き具181が金型183に向かって
下降され、ふた175と支持層168とを切断し、1個のブラケット44を収容
する個々の包装物品185を形成する。好ましくは、支持層168のへり部分に
配置される鎖歯車駆動穴はウェル169のすぐ隣に配置されない。また、所望の
ときは、ふた175は支持層168より広くし、切断後のふた175の一部分が
切断後の支持層から張り出して、包装物品185を開封するための指で掴むこと
が可能なつまみを形成する。
図面には示されていないが、第2の搬送装置が任意に使用されて、包装物品1
85を掴んで、保存容器または出荷用容器内に包装物品185を収容してもよい
。包装物品185は第9図に開けられた状態で示されている。また、米国特許係
属出願番号第08/052,334号および同第08/071,037号に詳細
に記載されている。支持層168およびふた175の残りの部分は第2のローラ
ー対187および189との間を通過し、巻き取り枠191に到達する。
第10図に略図で記載される本発明の実施態様は、この例では装置200によっ
て実施される、接着剤を歯列矯正装置の基面に塗布する別の方法に関する。装置
202は、重い液体またはペーストを注ぐことができる(任意には、上記分注装
置36と同様である)容積移送式または高圧ポンプ202を備える。ポンプ20
2は、加圧されたタンク204から室温または室温より弱冠高温に維持された口
金205を介して接着剤を分注する。接着剤は口金205から移動中の無限閉回
路のキャリアベルト206上に連続した帯状に分注される。別の方法として、キ
ャリアベルト26はキャリアとして途切れることなく解きほぐされて、接着剤の
切断部が巻き取り物から除去されると巻き取られる剥離可能な巻き取り物のロー
ル材であってもよい。
キャリアベルト206は、接着剤から容易に剥離するポリエステルまたはポリ
テトラフルオロエチレンなどの材料から製造されるか、またはこのような材料か
らなる外面を備える。キャリアベルト206が矢印で示される方向に進ませられ
るとき、接着剤の帯は温度が周囲の温度より低温に、好ましくは5℃未満に維持
された低温帯211に移動する。低温帯211は、凍結プローブまたは(窒素な
どの)低温ガス流に隣接するチャンバ、部屋または領域でもよい。接着剤は低温
帯211においてそのガラス転移温度より低温に冷えて、回転羽根切断装置20
8の刃先き(または別の方法として裁断機の刃によって)小片に切断される。
好ましくは、回転切断装置は、切断後の接着剤部がブラケットの基面の構造と
合うように構成される。口金205の出口開口部の形状、接着剤の口金205か
らの押し出し速度およびキャリアベルト205は最初の断面面積および形状を制
御するので単位長さあたりの接着剤の重量を制御するが、回転切断装置は長さを
制御する。
次に、低温帯211に配置されたつかみ具付き搬送装置(示されていないが、
上記搬送装置と同様)はコンピュータによって移動され、接着剤の
切断部を連続的に掴む。各部は、ブラケットの基面が上を向くように逆さにして
支えられたブラケットの基面の上に配置される。別の方法として、搬送装置は低
温帯211において接着剤の切断部にブラケットを搬送するために使用してもよ
いし、または移動中のキャリアベルトがキャリアベルト206の隣に一連のブラ
ケットを搬送してもよい。
接着剤部がブラケットの基面にしっかり接着されると、接着剤は周囲の温度ま
たはそれより高温まで(70℃まで)暖められて、接着剤はブラケットの基面構
造に流れ込み、基面を濡らす。所望の場合には、接着剤が融けて、ブラケットの
基面の構造またはくり貫かれた受けのいかなるものにも浸透しやすくするために
、ブラケットは予め加温されてもよい。次いでブラケットと接着された接着剤部
は、上記の包装物品185などの包装物品の中に収容される。
上記の実施態様によって予測できるように、本願発明は、接着剤を周囲の温度
より低温に冷却することによって接着剤が取り扱いやすくなるという点において
有利である。室温に置かれた接着剤は粘着性が高いので、接着剤の冷却は、接着
剤を分離した小片に切断しやすいことばかりでなく、ブラケットに塗布するとき
に接着剤を取り扱いやすくする。さらに、接着剤部の形状は比較的正確に制御さ
れることができるので、製造業者は確実に各ブラケットに塗布される接着剤の量
を制御された正確な一定の許容範囲内にすることができる。
上記の本発明の方法はまた、接着剤が周囲の温度にあるとき、または周囲より
高温に加温されたときの、接着剤の流動特性の改善に関して利点がある。例えば
、接着剤のキャリア上への分注は室温または周囲より高温で分注することによっ
て容易になる。さらに、本願において上記の第10図に関連して記載した実施態様
において、接着剤部とブラケットの基面との接触は、ブラケットの基面を加熱し
て、接着剤を加温することによって容易になる。
数多の変形と追加と改良とを本願発明の精神から逸脱することなく行うことが
出来ることは当業者の当然とするところである。例えば、米国特許第5,015
,180号、同第5,328,363号および発明の名称“接着剤が予め塗布さ
れた歯科装置用包装物品”の米国特許同時継続出願番号第08/407,190
号に記載されている物などの多種多様の他の包装物品または容器が使用されもよ
い。従って、本発明の範囲は上記の実施例によって限定されるべきではなく、以
下の請求の範囲の内容およびこれと等価なものによって限定されるべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 パトラー,オリバー エル.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427,
セントポール,ピー.オー.ボックス
33427
(72)発明者 ジョーガキス,エバンゲロス ジー.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427,
セントポール,ピー.オー.ボックス
33427
(72)発明者 アムンドソン,アレン ビー.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427,
セントポール,ピー.オー.ボックス
33427
(72)発明者 ジョーダン,ラッセル エー.
アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427,
セントポール,ピー.オー.ボックス
33427
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.一定量の接着剤(38)をキャリア(24,124)上に分注するステッ プと、 接着剤(38)の少なくとも一部を周囲より低い温度まで冷却するステッ プと、 装置(44)の基面と接着剤(38)とを接触させるステップと、 接着剤(38)の一部の温度が周囲より低い間に接着剤(38)をキャリ ア(24,124,206)から剥離するステップと、 を含む、接着剤を歯列矯正装置(44)の基面に塗布するための方法。 2.装置(44)の基面と接着剤(38)とを接触させる前記ステップを実施 する前に、接着剤(38)を予め選択された一定の厚さに圧縮するステップを含 む請求の範囲第1項に記載の方法。 3.接着剤(38)の一部の温度が周囲より低い状態の間に過剰な接着剤を装 置(44)から除去するステップを含み、接着剤(38)を除去する前記ステッ プが加圧された空気流を装置(44)の基面に向かって吹き付けるステップを含 む請求の範囲第1項に記載の方法。 4.接着剤(38)を除去する前記ステップが、装置(44)を切断へり(6 2)上に移動するステップと、装置の基面の周辺から内側に間隔をおいて位置す る装置上の位置に向かって切断へり(62)を移動するステップとを含む請求の 範囲第3項に記載の方法。 5.一定量の接着剤(38)をキャリア(24,124,206)上に分注す る前記ステップを実施する前に接着剤(38)を暖めるステップを含む請求の範 囲第1項に記載の方法。 6.装置(44)を周囲よりも高い温度まで暖めるステップを含む請求の範囲 第1項に記載の方法。 7.接着剤(38)が冷却される間に接着剤(38)を複数の部に切断するス テップを含む請求の範囲1記載の方法。 8.装置(44)の基面と接着剤(38)とを接触させる前記ステップは、接 着剤(38)の温度が周囲よりも低い間で、接着剤(38)をキャリア(24, 124,206)から剥離する前記ステップの後に実施される請求の範囲第1項 に記載の方法。 9.接着剤(38)の少なくとも一部を冷却する前記ステップが冷却プローブ (56,156)を使用して実施される請求の範囲第1項に記載の方法。 10.接着剤(38)の少なくとも一部を冷却する前記ステップが低温帯が設 けられたチャンバ内で実施される請求の範囲第1項に記載の方法。
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