JPH11503453A - ヤドリギ抽出物および方法 - Google Patents

ヤドリギ抽出物および方法

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Abstract

(57)【要約】 ヤドリギ抽出物を調製し、医薬品級のものとして同定する方法が開示され、医薬品級ヤドリギ抽出物はAIDS、癌、その他免疫系が抑制される疾患を治療するのに有用である。この方法はさまざまな糖と選択的に結合するマーカータンパク質の発見に基づくものである。本発明による医薬品級ヤドリギ抽出物は各タンパク質の一定濃度レベルを必要とする。更なる必要条件は、各タンパク質画分が悪性細胞の増殖を阻止することに関して特定の生物活性レベルを満たすことである。この抽出物中に存在するビスコトキシンおよびアルカロイドに対するフィンガープリントマーカーも提供される。医薬品級ヤドリギ抽出物を用いる治療方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヤドリギ抽出物および方法 発明の背景 1.発明の分野 本発明はヤドリギ抽出物の調製、およびそのような抽出物を医学的に有用で、 かつ製薬上許容される形態に作製する方法に関する。より具体的には、本発明は ヤドリギ抽出物を調製して使用する方法に関し、この方法では特定のマーカータ ンパク質を利用して上記抽出物の品質および臨床における使用がコントロールさ れる。これらのマーカータンパク質は、特定の疾患を治療するにあたっての上記 抽出物の有効性の尺度(measure)を提供する。抽出物は、その中に存在する種々 のタンパク質マーカーの量および/または生物活性、ならびに意図される臨床用 途によって医薬品級組成物として許容されるか、または拒絶される。 2.関連技術の説明 ヤドリギは世界中に見いだされる種々の半寄生植物を含むヤドリギ属(Viscum )(ヤドリギ科 Loranthaceae)に属する。ヤドリギは、リンゴ、サクラ、オー ク、サンザシ、ライムおよびドングリを含む種々の落葉樹の上に生える寄生体で ある。ヤドリギおよびその抽出物は何百年にもわたって広範な治療的場面で用い られてきた。多様な病気を治療する治療剤としてのヤドリギの有効性は、多くの 民間伝承、迷信および神秘的な物語の主題となってきた。初期のヤドリギの使用 の多くは事実よりも空想に基づいていたかもしれないが、強力な万能薬としての ヤドリギの評判はそれを受けるに値する。なぜなら、この寄生植物は非常に多様 な、複雑でかつ薬学上効力のある成分を含有しているからである。 1900年代の始めに、ヤドリギおよびその抽出物の薬学的特性はより厳密な科学 的研究に付された。特に、心臓血管性疾患(特に高血圧および動脈硬化)、癌お よび関節炎を含む様々な特定疾患の治療にヤドリギ抽出物を使用することが示唆 された。登録商標ISCADORTM、HELIXORTMおよびPLENOSOLTMのもとで市販されてい る発酵させたヤドリギ抽出物は、多数の特定疾患の治療に用いることを提案され ている。ISCADORTMおよびHELIXORTMは皮下に注射され、PLENOSOLTMは皮内および 静脈内の両方に投与されてきた。これら3つの市販の調製物は、ヨーロッパに見 いだされるヤドリギ、すなわちビスカム・アルブム L.(Viscum album L.)に由来 する。 1980年から、その免疫調節特性および癌治療における可能性としての有用性の ため、ヤドリギの研究が盛んになった。International Journal of Cancer Rese arch Treatment - ONCOLOGY- Vol.43,別冊1,1986参照。ヤドリギ研究者らが 直面している大きな問題は、ヤドリギおよびその抽出物中の薬学的に活性な成分 の分析、同定および標準化を包含する。この問題は、ヤドリギ抽出物中に見いだ される多数の複雑な成分はヤドリギの種、その植物が生育した位置、一年のうち その植物が収穫された時期、具体的な宿主樹木、使用された抽出法、および多数 の他の因子によって種類および量が広く異なる、という事実によって一層難しく なる。 薬学的活性をもたらすことが判明したヤドリギ中の成分の主な種類は、レクチ ン、フェニルプロパン、ビスコトキシン、アルカロイド、フラボノイド、リグナ ン(lignan)、アミン、フェニルカルボン酸および多糖を含む。ヤドリギ中に一般 に存在する薬学的に重要な化合物の種類はすでに同定されたが、多数の入手可能 な抽出物を標準化し、1またはそれ以上の成分が観察された生物活性に関与する のかどうか、そしてそれらの成分が共に作用するのか、または個々に有効である のか、を証明することについては研究者はこれまであまり成功をおさめていない 。ヤドリギ抽出物の極めて多様な性質および抽出組成物における固有の可変性は 、この抽出物を用いて臨床研究を実施することを困難にしている。意味のある臨 床データを得るためには、薬学的作用物質の標準化が必須である。さらに、ヤド リギ抽出物中の有効成分の同定および標準化もまた、患者の日常的な治療におい て重要である。用量レベルと治療プロトコールが有効であることを確実にするた めには、ヤドリギ抽出物が一貫性のある、実証しうる品質であることが絶対に必 要である。 上記から明らかなように、ヤドリギおよびそれから調製される抽出物はさらな る研究を要する効力のある薬理学的作用物質である。世界の各地に由来する移し いヤドリギ品種の薬効的および薬理学的特性に関するこの継続中の研究の一部と して、ヤドリギ抽出物の品質の標準化を提供する必要がある。さらに、種々の臨 床研究に用いられる抽出物および治療プロトコールもまた標準化され、そして品 質管理プログラムが設けられることが必須である。 発明の概略 本発明によれば、医薬品級のヤドリギ抽出物の調製方法が提供される。本明細 書に用いる「医薬品級」という用語は、ヤドリギ抽出物中のある特定された薬理 学的に活性な成分が、ある特定された絶対的および/または相対的濃度限界の範 囲内になければならない、および/または上記成分が特定の生物活性アッセイで 測定した時ある活性レベルを示さなければならない、ということを意味する。本 発明の方法によって調製された医薬品級ヤドリギ抽出物は、臨床研究および患者 の治療全般に用いるのに特に適している。上記方法は、特定の治療プロトコール の基礎として用いられる抽出物が、その意図された目的にとって有効であること を確実にする。 本発明の方法は、ある種の癌およびAIDS治療に関しては、ヤドリギ抽出物によ って示される生物活性の大半を特定のマーカータンパク質が提供する、という発 見に基づいている。これらのマーカータンパク質はレクチン類とも呼ばれてきた 。マーカータンパク質はラクトース、ガラクトース、メリビオース、N-アセチル -D-ガラクトサミンまたはフコースと選択的に結合する、糖結合タンパク質であ る。本発明の方法は、ヤドリギ抽出物が調製され、それらが特定されたレベルの これら糖結合タンパク質を含有している場合にのみ、および/またはこれらタン パク質が選択された癌細胞の増殖を阻止する能力によって測定された時、定めら れた最低限の生物活性を示す場合にのみ、AIDS症例およびある種の癌の治療に使 用されることを確実にする。 本発明の方法は、まず第1にヤドリギの粉末を調製する工程を含む。ヤドリギ 粉末は次に水性溶液を用いて抽出され、水性抽出物を形成する。粉末ヤドリギま たはヤドリギ残留物は、標準化されるべき公知容量のヤドリギ抽出物/溶液を凍 結乾燥することによっても得ることができる。濃度は、1ミリリットル(ml)あた りの植物素材の重量(mg)として表現することができる。または、タンパク質含有 量についてアッセイし、溶液1ミリリットルあたりのタンパク質の重量(μgまた はmg)として記述することができる。上記水性抽出物の一部を分析してラクトー ス、ガラクトース、メリビオース、N-アセチル-D-ガラクトサミンまたはフコー スと結合する1以上のタンパク質の濃度をmg/ml単位で測定する。また、結合に 際しカルシウムイオンに依存するかどうかに基づいて上記タンパク質をさらに分 離する。これら糖結合タンパク質を分析して、選択された癌細胞系(白血病細胞 系L1210 等)の増殖を阻止するのに必要なタンパク質濃度を決定することも可能 である。本発明の最終工程は、抽出物を医薬品級のものとして同定すること、す なわち特定の治療プロトコールに用いるのに抽出物を許容する、または拒絶する ことを包含する。この最終工程は、抽出物が特定の濃度および/または活性限界 の範囲内にある糖結合タンパク質レベルを有するかどうかを決定することを含む 。実際には、特定の治療プロトコールにとって医薬品級であると同定されるため には、抽出物は必要とされる糖結合タンパク質フィンガープリントを満たさなけ ればならない。 マウス白血病L1210 細胞培養系を用いて、抽出物全体の活性を最初にアッセイ することができる。「活性単位」で表されるこの活性は、抽出物が本発明による 医薬品級のものであるかどうかを確定するためのさらなる試験に付すのに十分な 効力を有するかどうかを決定するための最初のスクリーニング工程として用いる ことができる。 本発明の1つの特徴として、本発明の方法はAIDSおよび免疫系の他の疾患の治 療に用いられるヤドリギ抽出物の一貫性のある品質および生物活性を確実なもの とするのに非常に適している。上記抽出物は特定の癌(例えば乳癌、肺癌、結腸 癌等)および種々の他の悪性疾患を治療するためにも使用できる。一般に、Ca++ 依存性糖結合タンパク質5個の全ての濃度は、約0.01から1.0 mg/mlの間にあり 、また阻止活性は約0.001 から0.5 の間にある。非Ca++依存性糖結合タンパク質 の一般的濃度は、約0.10から2.0 mg/mlの間にあり、また阻止活性は約0.0001か ら0.5 μg/mlの間にある。これらの特定の範囲の糖結合タンパク質を有する抽出 物は、 AIDS患者、癌患者、術後悪性疾患を有する患者および化学療法後の患者を治療す るのに有効であることが見いだされた。 本発明のさらなる特徴として、発酵させていないヤドリギ抽出物が、上記の医 薬品級の必要条件を満たすタンパク質濃度および阻止濃度レベルを有することが 見いだされた。他方、発酵させたヤドリギ抽出物はそうではなかった。さらに、 韓国に見いだされる、オークの木に生えるビスカム・アルブム・コロラトゥム(V iscum album coloratum)という種に属するヤドリギを水性溶液を用いて抽出し、 一貫して上記の医薬品級生成物の限界内にある抽出物を生成することができる、 ということが判明した。本発明はまた、ISCADOR のようなビスカム・アルブム L .の「発酵させた」抽出物の標準化にも有用である。 本発明の別な特徴は、生物的に活性な残留非糖結合タンパク質(ビスコトキシ ン)およびアルカロイド(ドラーゲンドルフ試薬を用いると陽性証跡を示す窒素 化合物)を分離して、それぞれタンパク質含量または重量に基づいて定量し、さ らなるフィンガープリントマーカーを提供することができる、というものである 。本発明の好ましい実施態様においては、抽出物が医薬品級であると同定される てめにはレクチンフィンガープリント必要条件を満たすだけでなく、抽出物が1% 抽出物である場合(すなわち、100 mlの水性溶液を用いて抽出した1 g の植物素 材)、抽出物 1 ml あたり約10〜50μg のアルカロイド画分を含有しなければな らない。抽出物はまた、1%抽出物1 mlあたり約10〜40μg のビスコトキシンを含 有していなければならない。 本発明は、ヤドリギ抽出物の品質および臨床上の有効性を綿密にコントロール する能力を提供する。本発明の1側面として、特定の糖結合タンパク質フィンガ ープリントが提示される。これらのタンパク質フィンガープリントは、特定のヤ ドリギ抽出物が薬理学的活性のレベルおよび特定治療法にとっての組成物必要条 件を満たすかどうかを決定するのに有用である。このような決定は、ヤドリギ抽 出物を用いた臨床研究および患者の治療が、一貫性のある、実証しうる抽出組成 物パラメーターに基づくことを確実にする上で重要である。 本発明の上記の特徴および他の多くの特徴、およびそれらに伴う有利な点は、 添付の図面と合わせて以下の詳細な説明を読むことにより一層よく理解されるで あろう。 図面の簡単な説明 図は、本発明の品質保証法にしたがって分析される水性抽出物の抽出手順の好 ましい例を図式的に表したものである。 発明の詳細な説明 本発明は、AIDSおよび特定の癌の治療に有効な医薬品級のヤドリギ抽出物を作 製する方法に関する。この方法は、ヤドリギ抽出物がタンパク質濃度、含有量、 および薬理学的活性に関して特定の必要条件を満たす水性抽出物であることを要 求する。 本明細書の目的のため、「医薬品級」という用語は水性ヤドリギ抽出物が約0. 01から1.0 mg/mlの範囲内で、ラクトース、ガラクトース、メリビオース、N-ア セチル-D-ガラクトサミンまたはフコースと結合可能な少なくとも1つのCa++依 存性糖結合タンパク質を含有することを意味する。好ましくは、1以上のCa++依 存性糖結合タンパク質は約0.50μg/ml以下の阻止濃度を示さなければならない。 本明細書に用いる「阻止濃度」という用語は、糖結合タンパク質が特定の癌細胞 系の増殖をin vitroで阻止する能力の尺度である。阻止濃度は、特定癌細胞系の 増殖の50% 阻止を引き起こすのに必要な抽出液1 mlあたりの糖結合タンパク質の 量(μg)で表される。阻止濃度を測定するのに用いられる好ましい細胞系は、L12 10 として同定されている白血病細胞系である。この特定の癌細胞系は、多数の 商業的供給源から入手可能である。L1210 細胞は薬物の有効性を試験するための スクリーニング系として使用されてきた。L1210 細胞の培養および増殖の詳細に ついては、ONCOLOGY,Vol.43/S1/86,42-50頁およびExperientia 36(1980)599 -600頁を含む多数の科学論文に記述されている。阻止濃度を測定するために使用 できる他の細胞系は、KB細胞または反復可能な結果を示す他の迅速に増殖する細 胞系を含む。特定の細胞培養系における巨大分子合成の阻止、等の他のパラメー ターもまた使用できる。 医薬品級であると同定されるためには、抽出物はラクトース、ガラクトース、 メリビオース、N-アセチル-D-ガラクトサミンまたはフコースと結合可能な1以 上の非Ca++依存性糖結合タンパク質をも含有していなければならない。非Ca++依 存性糖結合タンパク質のレベルは、約0.1 〜2.0 mg/ml でなければならない。上 記1以上の非Ca++依存性糖結合タンパク質の阻止活性は、好ましくは約0.5 μg/ ml以下である。 本発明によれば、任意の公知の粉末化方法によってヤドリギ粉末が調製される 。任意の種類のヤドリギを用いることができるが、抽出物の拒絶率を低レベルに 維持するためには、韓国ソウル市内または周辺のオークの木に見いだされるビス カム・アルブム・コロラトゥム種、またはヨーロッパ中に広く見いだされるビス カム・アルブム L.種からヤドリギ抽出物を調製することが好ましい。さらに、 ヤドリギを収穫したらあまり時間を置かず瞬間凍結し、次に凍結状態でこれを挽 いて粉末にすることが好ましい。液体窒素または同様の冷凍用液体を用いた瞬間 凍結が好ましい。粉末を調製する際は、ヤドリギ植物全体が使用できる。好まし い収穫時期は、液果が熟する時期である。ヤドリギ中の複雑な成分の全ての変動 性で、かつ比較的未知の性質により、本発明の方法の必要条件を満たす抽出調製 物の数を最大にするためには、上記の好ましい工程の全てを忠実にたどることが 好ましい。ヤドリギ植物の新鮮で柔らかい部分(葉、茎、および/または液果を 含む)を圧縮して細胞液汁を絞ってもよい。これを水または滅菌生理食塩水で希 釈すると水性抽出物ができる。 実質的に純粋な水性溶液を用いてヤドリギ粉末を抽出する。抽出溶液は、抽出 プロセスを強化するために付加的成分を含んでもよい。抽出物は塩化カルシウム または塩化ナトリウム等の塩を、ヤドリギ液汁からのタンパク質の抽出を増大さ せるに十分な量含むことができる。約0.02 Mの塩濃度が好ましい。TRITONTM x-1 00等の界面活性剤もまた、植物細胞壁からのタンパク質の抽出を強化するために 加えることができる。好ましくは、0.02 M Trisを用いて抽出用溶剤をpH約7.8に 緩衝化する。抽出手順は、抽出されるヤドリギの量に対して一定量の抽出用溶剤 を用いなければならない。これは、以下に記述するレベルのタンパク質をもたら す。好ましくは、約100〜400 gのヤドリギ粉末を約1000〜4000 mlの水性溶液を 用いて抽出する。ヤドリギ粉末を溶液と混合して、1 〜4 時間放置する。抽出期 間後に残る粉末微粒子を濾過、遠心、または他の通常の分離技法によって分離し 、水性ヤドリギ抽出物を生成する。 内容物の薬理学的分析を行なう前に、好ましくは全般的生物活性に関してヤド リギ抽出物をアッセイする。抽出物の生物学的評価は、培養中のマウス白血病L1 210 の増殖の阻止に基づいて行なわれる。この最初の試験から、抽出物のID50( 抽出物1 mlあたりのμg数で表した、無処理の対照と比較してL1210 細胞の増殖 における50% 阻止を引き起こす濃度)が測定される。抽出物の生物活性は「活性 単位」(A.U.)で表され、これはID50値(μg/ml)に対する抽出物濃度(mlあたり の抽出物のμg数で表される)の比を表す。抽出物評価のこの最初の工程を通過す るためには、1 mlの1%抽出物(10 mg 全抽出物)は100 以上の活性単位を有さな ければならない。100 A.U.よりも低い活性単位を有する抽出物は拒絶され、合格 点を有する抽出物はその生物活性成分の特定の数値および比を証明するために以 下に記述するようにさらに分析される。 本発明によれば、ヤドリギ抽出物の一部をさらに分析して、抽出物中の1以上 の糖結合タンパク質の濃度を測定する。この分析は、好ましくは図に図式的に示 すアフィニティーカラムクロマトグラフィーにより実施する。この分析は、糖に 結合するためにCa++を必要とするタンパク質と非Ca++依存性のタンパク質とを分 離するために、二段階に分けて実施される。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)また は他のキレート化剤を含む緩衝液を用いて、興味のある特定の糖(すなわち、ラ クトース、ガラクトース、メリビオース、N-アセチル-N-ガラクトサミンおよび フコース)で処理したアフィニティーカラムからCa++依存性タンパク質を溶出す る。次に、このようにして得た画分をタンパク質含有量について分析する。同様 のクロマトグラフィー原理に基づく他のアフィニティーカラムもまた使用できる 。例えば、マンノース、ラムノース、マルトース、アシアロフェチュイン、グル コサミン、およびn-アセチルグルコサミンである。これらの糖に特異的な抽出物 中のレクチンの適切なレベルおよび活性は、前述の糖特異的レクチンの基準を満 たす抽出物中のそれらのレベルを測定することにより確定することができる。 EDTA含有緩衝液を用いて糖特異的アフィニティーカラムのそれぞれを溶出した 後、各アフィニティーカラムに結合させた糖に対応する糖をそれぞれ含有する緩 衝液を用いてカラムを溶出する。SepharoseTM4Bが好ましいカラム充填剤である 。この第2の溶出で得られる種々の画分は、非Ca++依存性糖結合タンパク質を含 有している。これらの画分のそれぞれのタンパク質含有量もまた定量される。タ ンパク質の定量は、ニンヒドリンに基づく試験、分光測定、およびBio-Rad また はPierce分析を含む通常の定量分析法の任意のものを用いて実施することができ る。上記のような多数緩衝液の使用が好ましい。各タイプのタンパク質の全レベ ルが測定されるからである。アフィニティーカラムクロマトグラフィーが好まし い。なぜなら、これは当業者に周知の通常の分離技法であり、また複数のタンパ ク質をそれらの糖結合特異性に基づいて抽出物から分離するのに非常に適してい るからである。選択された糖結合タンパク質のそれぞれの正確な測定がもたらさ れるならば、他の分離法を用いることもできる。 抽出物中のレクチン(糖結合タンパク質)含有量、アルカロイド画分、および ビスコトキシンレベルを分析するための別の方法は、硫酸アンモニウムの使用を 伴う。この方法では、70%の硫酸アンモニウムを用いてヤドリギ調製物の全タン パク質を沈降させる。調製物を遠心にかけ、ビスコトキシンおよび糖結合タンパ ク質(レクチン)の混合物を含有する沈降物を得る。この混合物を、酸加水分解 したSepharose 4Bカラムを用いて分離する。上記の特定の糖を含有する緩衝液を 用いて、結合したレクチンをカラムから溶出することができる。特定の糖結合タ ンパク質を同定するためのアフィニティークロマトグラフィーは、上に記述した ように実施することができる。最初にカラムを通過した未結合タンパク質はビス コトキシンを含有しており、これは通常のタンパク質定量分析法にしたがって定 量される。 アルカロイド画分を含有する硫酸アンモニウム上清を凍結乾燥し、クロロホル ムを用いてアルカロイドを抽出する。クロロホルム残留物は全アルカロイドをも たらし、これらもまた重量測定または通常の方法により定量される。 本発明により測定される5個のCa++依存性および非Ca++依存性糖結合タンパク 質とは、ラクトース、ガラクトース、メリビオース、N-アセチル-D-ガラクトサ ミンまたはフコースと結合するタンパク質である。糖結合タンパク質(Ca++依存 性および非Ca++依存性の両方)のそれぞれの濃度は、抽出物の全タンパク質含有 量の0.1〜2.8 重量パーセントである。抽出物が本発明の必要条件を満たすのに 必要な具体的な相対重量パーセント範囲を表6に示す。表7および8は、ヨーロ ッパおよび韓国産ヤドリギから調製した医薬品級抽出物の重量パーセント範囲を それぞれ示す。 抽出物中の全タンパク質含有量に対する各糖結合タンパク質の相対百分率は、 抽出条件にかかわらず、かなり一定に保たれるであろう。しかし、種々の糖結合 タンパク質の実際の濃度レベルは、ヤドリギおよび水性抽出用溶剤の相対量、抽 出時間の長さおよび抽出温度を含む多数の因子により各抽出物において変動する 。抽出物を分析して種々の特定糖結合タンパク質の濃度レベルを測定し、そして 抽出物が本発明の医薬品級の必要条件を満たすかどうかを決定する一次的方法と してこれらの濃度レベルを用いることが好ましい。しかし、もし糖結合タンパク 質の相対百分率が表6(全般的ヤドリギ抽出物用)並びに表7および8(それぞ れヨーロッパおよび韓国産ヤドリギ抽出物用)に示す限界内に留まる場合は、抽 出物を希釈または濃縮して、好ましい濃度範囲の外にあるタンパク質濃度レベル としてもよい。いったん医薬品級であると同定されたならば、抽出物を脱水して 粉末として保存し、後に再水和してAIDSまたはガンの治療に用いることができる 。 抽出物中のCa++依存性糖結合タンパク質の好ましい濃度レベルは、0.01から1. 0 mg/mlの範囲内である。本発明の方法は、Ca++依存性糖結合タンパク質の1つ のみを測定して抽出物が医薬品級の限界内にあるかどうかを確認することによっ て実施できる。しかし、2個以上の糖結合タンパク質(例えば、ガラクトース、 ラクトースおよび/またはN-アセチル-D-ガラクトサミン特異的タンパク質)の レベルを測定することが好ましい。より好ましくは、抽出物を分析して5個のCa++ 依存性糖結合タンパク質の全ての濃度レベルが上記の濃度限界を満たすかどう かを決定する。本発明の方法はまた、特定のCa++依存性糖結合タンパク質のうち 3または4個の種々の組合せを測定することによっても実施することができる。 濃度範囲および阻止活性範囲を表9、10および11に示す。 抽出物中の非Ca++依存性糖結合タンパク質の濃度レベルは、約0.10から2.0 mg /mlの範囲内になければならない。本発明の方法は、非Ca++依存性糖結合タンパ ク質の1つのみを測定して抽出物が医薬品級の限界内にあるかどうかを確認する ことによって実施できる。しかし、上記のように、2個以上の非Ca++依存性糖結 合タンパク質のレベルを測定することが好ましい。より好ましくは、抽出物を分 析して5個の非Ca++依存性糖結合タンパク質の全ての濃度レベルが要求される濃 度限界を満たすかどうかを決定する。最も好ましい方法は、完全なタンパク質フ ィンガープリント(すなわち、10個の糖結合タンパク質画分全てのタンパク質濃 度)の決定を包含する。この最も好ましい実施態様においては、10個のタンパク 質画分の全てが上記の要求される濃度レベルを有さない限り、抽出物は医薬品級 抽出物であると同定または考慮されない。フィンガープリントパラメーターは表 9、10および11に示す。 種々のタンパク質画分の生物活性を単独で又はそれらの各々と対応する濃度レ ベルと組合せて用いて、抽出物を本発明による医薬品級であると同定することが できる。Ca++依存性糖結合タンパク質グループのそれぞれを構成する種々のタン パク質は、その各々が約0.001〜0.5 μg/mlの阻止濃度を示さなければならない 。非Ca++依存性糖結合タンパク質グループのそれぞれを構成する種々のタンパク 質もまた、その各々が約0.0001〜0.5 μg/mlの阻止濃度を示さなければならない 。 阻止作用を測定する方法は、先に言及した参照文献を含む多数の科学論文に記 述されている。白血病L1210 細胞に対する阻止作用をin vitroで測定することが 好ましい。L1210 細胞は容易に入手可能であり、周知の培養法により容易に維持 することができ、また一貫して再現性のある結果をもたらすので、上記の方法が 好ましい。各糖結合タンパク質画分の阻止濃度は、該画分を徐々に増やしながら 添加し、細胞増殖が対照培養物と比較してどの時点で50% 阻止されたかを確認す ることにより測定される。抽出物を本発明による医薬品級であると同定するため には、各糖結合タンパク質の濃度レベルおよび阻止濃度の両方を測定し、その全 てが上記の、そして表9、10および11に示す範囲内にあることが好ましい。 いったん上記特定の糖結合タンパク質の濃度レベルおよび/または阻止濃度が 確定すると、前述の範囲が満たされているならば該抽出物は医薬品級であると同 定される。1以上の必要条件が満たされない場合は、該抽出物は拒絶される。医 薬品級であると同定された抽出物は、AIDSおよび癌等の疾患の治療プログラ ムに用いられる。医薬品級抽出物はAIDSの治療に有効であるばかりでなく、 免疫系が抑制されている任意の患者に使用することができる。抽出物が先に示し た限界よりも上のタンパク質レベルを有する場合は、タンパク質濃度を確立され た限界まで下げるのに必要なだけ抽出物を希釈することができる。抽出物のタン パク質濃度が限界よりも低い場合は、その抽出物は拒絶され、医薬品級であると は同定されない。 より厳格な糖結合タンパク質フィンガープリントの分析を開始する前に、最初 に全般的活性について抽出物をスクリーニングすることが好ましい。ある全活性 レベルを満たさない抽出物は、本発明のより特異的なタンパク質フィンガープリ ント必要条件をも満たさないことが判明した。活性単位は個々のタンパク質画分 の測定と同様に測定される。ただし、全抽出物を試験するという点のみが異なっ ている。本発明によれば、抽出物は100 AU以上の活性を有していなければならな い。表12は、前述のようにL1210 細胞を用いて多数の異なるヤドリギ抽出物をス クリーニングし、それらの生物活性を測定した最初のスクリーニングの結果を示 す。表から分かるように、ISCADOR 等の市販の調製物は最初のスクリーニング試 験を満たさず、よってそれらは本発明による医薬品級ではない。また、ISCADOR 抽出物はより厳格な本発明の特定タンパク質フィンガープリント必要条件をも満 たさない。しかし、本発明の特定タンパク質フィンガープリント必要条件を満た す抽出物n-T4GEN およびT4GEN は、両方とも最小限度である100 AUをはるかに上 回る活性レベルを有する。上記のスクリーニング手順が好ましい。なぜなら、こ のスクリーニングは、より時間のかかるタンパク質フィンガープリンティングを 実施することなく比較的迅速に非医薬品級抽出物を同定するのを可能とするから である。いったん抽出物がこの最初のスクリーニング工程を通過したならば、次 に本発明による医薬品級であることを示すために該抽出物はさらにタンパク質フ ィンガープリント必要条件を満たさなければならない。 糖に結合しないタンパク質を含有する抽出物画分を分析し、抽出物が医薬品級 であるかどうかを同定するのに使用可能なさらなるフィンガープリントを提供す ることもまた好ましい。図に示すように、糖結合タンパク質を抽出物から分離し た後、未結合タンパク質を含有する画分が残る。この未結合タンパク質画分は「 アルカロイド」画分およびビスコトキシン画分を含んでいる。これら2つの画 分は、Sephadex G-75カラムまたはその等価物を用いたカラムクロマトグラフィ ーにより互いに分離することができる。アルカロイド画分中のアルカロイドの量 は、1%抽出物1ミリリットルあたり約10〜50μgでなければならない。タンパク 質画分中のビスコトキシンの量は、1%抽出物1ミリリットルあたり約10〜40μg でなければならない。先に記述した通り、1%抽出物とは100 mlの水性抽出用溶剤 を用いて1 g の最初の脱水していない全植物素材を抽出したものである。ビスコ トキシンおよびアルカロイド性タンパク質の量は、100 mlあたりの抽出された植 物素材の量が増大するにつれ、それに比例して増大する。 使用に際しては、抽出物はそのままで、または適切な医薬品用キャリアーで希 釈して、AIDSまたは特定の癌を治療するための公知の方法にしたがって投与され る。AIDS治療のためには、好ましくは1%抽出物を0.01〜1 mlの投与量で皮下注射 する。2%および5%抽出物等のより濃縮された抽出物を用いることが可能である。 必要とされる投与量によって、さらに高濃度の抽出物を用いることも可能である 。注射は好ましくは週に2回実施するが、より頻繁に行なってもよい。癌性腫瘍 に対しては、抽出物を腫瘍内に直接注射するか、または皮下に注射する。 本発明でn-T4GEN と同定される抽出物を試験して、その抗HIV活性を立証し た。n-T4GEN を分析したところ、表11に示す糖結合タンパク質フィンガープリン トを満たすことが判明した。アルカロイドおよびビスコトキシン画分中のタンパ ク質の量もまた、要求されるフィンガープリントの範囲内にあることが判明した 。n-T4GEN 抽出物は韓国産ヤドリギから調製されたものである。n-T4GEN を、試 験溶液1 mlあたり1%抽出物が1 μl含まれる濃度をもたらすのに十分な量(試験 溶液1 mlあたり10μgの抽出物に等しい)だけ培養ウエルに添加した。この濃度 のn-T4GEN は、HIV感染細胞におけるウイルス逆転写酵素レベルの減少を伴っ て、H9リンパ性ヒト白血病細胞におけるHIV誘導細胞変性効果を阻止した。 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)はT4リンパ球に感染する。H9ヒトリンパ 腫細胞系において、このウイルスは巨大な多核融合(syncytial)細胞を生成する 。ウイルス感染の3 〜6 日後、融合細胞(syncytium)の数は試験される薬剤の存 在下および不在下で定量されたウイルス増殖の程度と相関する。これらの細胞変 性効果、およびウイルス逆転写酵素のアッセイを用いて、n-T4GEN の抗HIV効 果 を示した。 試験溶液1 mlあたり1%のn-T4GEN 抽出物1 μl/mlを用いた抗HIVアッセイは 、下記のように実施した: 精製したトリ骨髄芽球症ウイルス逆転写酵素(RT)(BRL Labs,Gaithersber g,MD)を用いてRT活性に関してHIV接種物を標準化し、これを2x106細胞あ たりHIVの0.02RT単位でポリブレン処理したH9細胞を感染させるのに用い た。ウイルスを37℃で2時間吸着させ、次に細胞を2回洗浄し、10%ウシ胎児血 清を含有するRPMI 1640培地に 2x105細胞/mlの密度で再懸濁し、そして1 mlずつ 24ウエルプレート(Falcon Division,Beckton Dickinson Co.,Cockneyville,M D)に分注した。感染の5〜6日後に融合性巨大細胞の形成が現れた。そしてこの細 胞変性効果(CPE)を、0.1 mlのアリコートを0.1 mlの無水メタノールに分注 し、巨大細胞の数を顕微鏡で数えることにより定量的に測定した。試験溶液1 ml あたり1 μl(10 μg)の1% n-T4GEN抽出物を用いた抗ウイルス処理によるCPE の抑制を、処理していない感染H9細胞と比較した。 600 xgで30分間清澄化し、10%ポリエチレングリコール - 0.13 M NaCl中で4 ℃で18時間沈降させ、そして600 xgで60分間遠心した1 mlの培養物アリコートを 用いて、逆転写酵素活性を測定した。ペレットをグリセリン-Tris 緩衝液(50%グ リセロール、25 mM Tris HCl pH 7.5、5 mMジチオトレイトール、15 mM KCl、0. 025% Triton-X および0.25 mM EDTA)に溶解した。このRTアッセイは、J.Levy ら,Science 225,840(1984); D.D.Hoら、同誌 226,451(1984)の方法を改変 したもので、以下のものを含有する最終反応混合物を用いた。すなわち、40 mM Tris HCl pH 7.8、2.2 mMジチオトレイトール、10 mM MgCl2、50 mM KCl、0.03% Triton-X、25μCi 3H-チミジントリホスフェート(New England Nuclear,Bosto n,MA)および50μg/ml ポリrAオリゴdT12-18(BRL,Gaithersburg,MD)である 。鋳型としてポリdAオリゴdT12-18を用いてバックグラウンドカウントを測定し 、ポリrA dT プライマーcpm よりこれを引き算して、RT活性によるチミジン取 り込みを特異的に測定した。 試験の結果を以下の示す。 これらの結果は、n-T4GEN が非毒性濃度においてH9リンパ腫細胞に対するH IV誘導細胞変性効果を阻止したことを示す。これらの濃度(10 μg/ml)で、ウ イルス逆転写酵素の有意な(67.2%)抑制も見られた。本明細書でT4GEN と同定す る抽出物をn-T4GEN と共に試験し、それらの抗癌活性を立証した。T4GEN を分析 したとろ、表10に示す糖結合タンパク質フィンガープリントを満たすことが判明 した。アルカロイドおよびビスコトキシン画分中のタンパク質の量もまた、必要 とされるフィンガープリント範囲の範囲内にあった。T4GEN はヨーロッパ産ヤド リギから調製したものであった。 C3H乳腺癌16/Cの皮下移植片を有する動物を用いて、T4GEN およびn-T4GEN の抗癌活性を試験した。この腫瘍は、C3H雌マウス中に肺を通過した腫瘍とし て維持される。この例では、腫瘍(1x106細胞)を体重18〜20 gのB6C3F1 ハイブリ ッド雌マウスの皮下に移植した(S.C.)。翌日、腫瘍を担持するマウスをランダム 化し、異なる治療群に分けた(1群あたりマウス10匹)。対照群は15匹のマウ スからなり、治療期間にこれらは生理食塩水のみを投与された。移植の48時間後 に処置(腹腔内投与)を開始し、14日間にわたって実施した(毎日1回注射)。 第5、9および14日目に動物の体重を測定し、毒性効果を評価した。移植後21お よび28日目に腫瘍を測定し、その結果を式 l x w2/2(l=腫瘍の長さ、w=腫瘍の 幅、単位mm)を用いて腫瘍重量として表す。 以下に示す結果は、T4GEN 抽出物は1キログラムあたり1 mlの1%抽出物と等し い投与量スケジュール(20 mg/kg)で連日(1〜14日)投与すると、この腫瘍の増殖 を98% 阻止したことを示す。同じ実験において、n-T4GEN(5 mg/kg、連日 1〜14 日)は乳腺癌16/Cの33% 増殖阻止を引き起こした。しかし、処理した動物の30% は実験の終了時(93日目)まで腫瘍を持たないままであった。この動物モデルは 、ヒト乳癌の一般に認められたモデルである。結果は以下の通りである。 本発明の実施例は以下の通りである。 実施例1 韓国産ヤドリギ由来の医薬品級ヤドリギ抽出物(n-T4GEN)の調製 韓国産ヤドリギから得た植物粉末(2.4 kg)を300 mlバッチの水を用いて清潔な ブレンダーの中で抽出した。チーズクロスを裏打ちしたフィルターベッドで抽出 物を濾過し、線維性および水に不溶性の残留物を除去し、最終容量は6.03 Lとな った。抽出物の最終濃度は39.8%(植物重量/容量)であった。 抽出物を4℃で2週間、空気の不在下に放置した(窒素を充填した)。この時 、さらなる不溶性残留物が沈殿した。冷抽出物を0.8 μフィルターで濾過し、そ して0.2 μフィルターを用いて滅菌環境下で最終滅菌濾過を実施した。半精製生 成物を500 mlの滅菌真空容器に集め、T4GEN と同定した。この生成物サンプルは 、発熱物質(パイロジェン)を含まないことが判明した。層流フード中で滅菌注 射器を用いてサンプルをフラスコから移し、サンプルの各1 mlが400 mgの抽出物 を含有するように希釈した(約40% 溶液)。 抽出物サンプルを、図に図式的に示すアフィニティークロマトグラフィー系に したがって分析した。タンパク質を分離するために使用したカラムは、Sepharos eTM 4Bであった。 カラムは下記のように調製した。 Sepharose 4B の活性化:二重蒸留水を用いてSepharose 4B(400 ml)を繰り返し 洗浄し、ブフナー漏斗を用いて濾過した。Na2CO3(0.5 M,pH 11)を用いてSephar ose 残分を繰り返し洗浄し、2 Lのシリンダー中で攪拌しながら400 mlのNa2CO3 (0.5 M,pH 11)に懸濁した。シリンダーをアルミホイルで覆い、Sepharose 4B の攪拌した懸濁液中にジビニルスルホン(48 ml,光の不在下で)を80分かけて滴 下した。反応物をさらに30分間室温で攪拌した。次に、約500 mlのNa2CO3(0.5 M,pH 10,NaHCO3を生じる)を用いて、ガラス濾過器で樹脂を濾過した(決して 手または紙で触れない)。この時点で樹脂を400 mlのNa2CO3(0.5 M,pH 10)に懸 濁し、そして糖特異的親和性樹脂を下記のように調製するのに使用した。 ガラクトース特異的Sepharose 4B:上記の活性化した樹脂380 ml(5 M Na2CO3 中)に、ガラクトース(38 g)を攪拌しながら光の不在下で添加した。得られた懸 濁液を一晩攪拌し、次に懸濁液をガラス濾過器で濾過した。反応した活性化Seph aroseを不活性化するため、0.5 M,NaHCO3(pH 8.5)を用いて残分を洗浄し、次に 350 mlのNaHCO3(0.5 M,pH 8.5)および14 mlの2-メルカプトエタノールに懸濁し た。攪拌した懸濁液を室温で4 時間維持し、次にガラス濾過器で濾過した。0.2 M PBS(リン酸緩衝化生理食塩水)で樹脂を洗浄し、最終的に380 mlの0.2 MPBS に 懸濁して、少数のNaN3結晶と共に4℃で保管した。 ラクトース特異的Sepharose 4B:調製方法はガラクトースについて上に記述し たものと同じであった。ここでは、300 mlの活性化Sepharose を30 gのラクトー スと反応させ、300 mlのNaHCO3(0.5 M,pH 8.5)および12 mlの2-メルカプトエタ ノールを用いて親和性樹脂を不活性化し、最終的に300 mlのPBS およびNaN3中に 前の調製物について記述したように懸濁した。 N- アセチル-D-ガラクトサミン特異的Sepharose 4B:活性化Sepharose 4B(30ml )を3 gのN-アセチル-D-ガラクトサミンで上記のように処理した。30 mlのNaHCO3 (0.5 M,pH 8.5)および5 mlの2-メルカプトエタノールを用いて応答を停止させ た。樹脂を30mlのPBS および少数のNaN3結晶中に4℃で維持した。 フコース特異的Sepharose 4B:活性化Sepharose 4B(50 ml)を5 gのフコースと 反応させた。50 mlのNaHCO3および5 mlの2-メルカプトエタノールを用いて親和 性樹脂を処理し、未反応のSepharose を不活性化した。樹脂を上記のように50 m l のPBS およびNaN3中に維持した。 メリビオース特異的Sepharose 4B:活性化Sepharose 4B(50 ml)を5 gのメリビ オースで処理した。50 mlのNaHCO3および5 mlのメルカプトエタノールを用いて 反応を停止させた。樹脂を50 mlのPBS および少数のNaN3結晶中に4℃で維持し た。 同じ方法を用いて異なる糖特異性を有するカラムを準備することができる。使 用したカラムは、5 M 尿素を用いた溶出およびそれに続く0.5 M NaHCO3(pH 8.5) を用いた溶出により再生した。使用前に、0.02 M Tris/HCl 緩衝液(緩衝液C) を用いてカラムを平衡化する。 抽出物およびアフィニティークロマトグラフィーに用いられた緩衝液は下記の ように調製した。 全ての緩衝液は二重蒸留水(DD)を用いて調製した。 A)NaCl(0.2 M)およびジチオトレイトール(1 mM)を含有するTris/HCl(0.02 M ,pH 7.8)に、使用直前にフェニルメタンスルホニルフルオリド(0.01 mM)。(緩 衝液A)。 B)0.4 M KCl,2% Triton x-100,1 mM ジチオトレイトールおよび0.01 mM フェニルメタンスルホニルフルオリド(使用前に加える)を含有するTris/HCl( 0.02 M,pH 7.8)。(緩衝液B)。 C)1.25 M NaCl,25 mM CaCl2,0.05% Triton x-100および1 mM ジチオトレ イトールを含有するTris/HCl(0.02 M,pH 7.8)。(緩衝液C)。 D)25 mM CaCl2のかわりに4 mM EDTA を含有する緩衝液C。(緩衝液D)。 2 M tris緩衝液を用いて既知量のヤドリギ抽出物をpH 7.8に調節した。この溶 液を一連のSepharoseTM4B アフィニティーカラム(1.6x7 ml)に吸着させた。カラ ムを過剰な(200 ml)の、25 mM CaCl2を含有する0.02 M tris 緩衝液(pH 7.8)( 緩衝液C)で洗浄し、未結合タンパク質(ビスコトキシンおよびアルカロイド) を全て除去した。次に4 mM EDTA を含有する tris 緩衝液(pH 7.8)(緩衝液D) を用いて各カラムを別々に洗浄し、特異的な糖に結合するのにCa++を必要とする タンパク質、すなわちCa++依存性糖結合タンパク質を溶出した(100 ml サンプル )。次に、カラムをtris緩衝液(緩衝液C,200 ml)で洗浄し、0.5 M の対応する 糖を含有する同じ緩衝液(100 ml)を用いてカラムを溶出して非Ca++依存性糖結合 タンパク質を除去した。Sephadex G-75 カラム(2.5x75 cm)を用いて未結合タン パク質を分画化し、ビスコトキシンをアルカロイドから分離した。全画分を透析 して塩類および他の緩衝液成分を除去した。透析した各画分をDIAFLO限外濾過膜 YM10(10,000 カットオフ)を用いてAmicon濃縮器で濃縮した。標準としてウシ グロブリンを用いてBio-rad アッセイによりタンパク質濃度を測定した(分離さ れた各タンパク質をSDS pageゲルクロマトグラフィーによりその純度および分子 量について性状決定することができる)。 各糖結合タンパク質について阻止濃度(ID50)を下記のように測定した。 白血病細胞L1210 を、10%(v/v)ウシ胎児血清および1%(v/v)Pen Strepを補充し たRPMI 1640培地中で37℃で非同調対数成長に維持した。細胞集団が2倍になる 時間は11〜12時間であった。細胞を対数増殖期に保つため、48時間ごとに1x104 細胞/mlの密度で継代した。 全ての増殖阻止試験のため、全ストック溶液および希釈物は滅菌0.7% NaCl溶 液を用いて調製した。各阻止濃度について細胞培養物を2〜5 x 104細胞/ml の密 度で2サンプルずつマイクロタイタープレートに播いた(0.18 ml/ウエル)。覆 いをしたマイクロタイタープレートを空気中に5%CO2を含む湿潤化CO2インキ ュベーターで48時間インキュベートした。インキュベーション期間の終わりに、 各ウエルのアリコートを容量を計測した等張生理食塩水に添加し、電子カウンタ ーでカウントした。高濃度の画分は迅速な細胞断片化を引き起こしたので、結果 が信頼性を失わないように、細胞数計測に先立って試験マイクロタイタープレー トを必ず顕微鏡で点検した。トリパンブルー排除によって細胞生存能を決定した 。結果は、(生理食塩水で処理した対照の細胞密度と比較した)細胞増殖阻止パ ーセントを、グラフから確認される、細胞増殖の50% 阻止を引き起こしたタンパ ク質(または特定画分)の濃度(ID50)の対数に対してプロットすることにより計 算した。 本実施例にしたがって調製したn-T4GEN 塩および界面活性剤抽出物についての 分析結果を表1および2に示す。表1および2より分かるように、韓国産ヤドリ ギの抽出物は液汁および細胞壁由来の両方とも、本発明による医薬品級であると 同定されるために必要な範囲内に全てはいるタンパク質濃度および阻止活性を有 する。したがって、これらの抽出物は癌またはAIDS治療に向けられた臨床研究に 用いることができる。これらの抽出物はまた、日常的な患者の治療に使用するこ とができる。なぜなら、それらの品質および効果は本発明によって要求されるタ ンパク質フィンガープリントアイデンティファイアー(identifier)にしたがって 証明されているからである。 Sephadex G75カラム(表1参照)から得られたL1210系で生物学的活性を有す るタンパク質含有画分(12−100)は、ビスコトキシン(1.019g)の混合物を含 有していた。画分(101−140)を合わせ、200mlのクロロホルムで3回抽出した 。クロロホルム層を無水Na2SO4上で乾燥し、濾過し、真空下でエバポレートして 201mgのアルカロイドを得た(表1に記載するビスコトキシンおよびアルカロイ ドの重量は、アフィニティーカラムから得られた未結合画分では合計325mlに調 整されている)。このように、該1%抽出物の1mlは、4.9μgのレクチン、10〜 40μgのビスコトキシンを含有する72μgの未結合タンパク質、および14.3μgの アルカロイドを含有していた。 実施例2 ヨーロッパヤドリギからの医薬等級ヤドリギ抽出物の調製 水性塩抽出物だけをその糖結合タンパク質フィンガープリントに関して分析す る以外は実施例1に従い、ヨーロッパヤドリギ(Viscum album L.)の抽出物を 調製し分析した。該抽出物は、T4GENと同定されている。該フィンガープリント 決定の結果を表3に記載する。該T4GEN抽出物は、本発明方法の要件を満たし、 したがって医薬等級抽出物に適合する。 表4は、発酵させたヤドリギ抽出物であるISCADORRの分析について記載してい る。この画分は本発明の要件のいくつかを満たすが、そのすべてを満たすわけで はない。例えば、該メリビオースおよびフコース画分の生物活性は低すぎる。 ており、この表では、ID50は、培養中のL1210細胞の50%阻害を引き起こすのに 1ml当たりで要した希釈ファクターとして表されている。表5は、表3および4 活性が一般に低いことを示す。 実施例3 二回蒸留水抽出物の調製 既知重量の植物(100g)を取り、それを二回蒸留水の存在下で洗い、破砕して 、ヤドリギの40重量%溶液を得ることにより、チョウセン(Korean)ヤドリギか らの抽出物を調製した。破砕して該蒸留水と合わせる前に、その植物を切断し、 その切断物をビニール袋に入れ、液体窒素中で急速冷凍しておくのが好ましい。 該凍結物は、好ましくは、ブレンダー中で約2分間破砕して蒸留水と合わせる。 得られた混合物を10,000rpmで65分間遠心して、抽出物を不溶性残渣から分離す る。既知量の水(100ml)で該残渣を2回抽出して、すべての抽出物を取り出し 、遠心分離に供す。上清を合わせる。得られた抽出物を、空気の不存在下、室温 で2週間保存する。ついで該抽出物を、一般に公知の段階濾過により滅菌する。 ついで、該滅菌抽出物を、既に記載されているとおりに予備的スクリーニング 試験に供して、L1210白血病系に関するその生物活性が100A.U.以上であるか否か を判定した。該抽出物がこの試験に通れば、実施例1および2に記載していると おりに、それをより厳格な試験に供して、その糖結合性タンパク質フィンガープ リントを決定する。該タンパク質レベルが、本発明で要求される範囲内であれば 、該抽出物は医薬等級であると認定される。表13は、前記のとおり調製された抽 出物の試験の結果を記載している。この表からわかるように、該抽出物は、それ が本発明で医薬等級と認定されるのに必要な範囲内の濃度レベルおよび割合を有 する。 実施例4 チョウセンヤドリギの全抽出物の調製 ヤドリギ100gを取り、それを凍結し、それを粉末にすることにより、チョウセ ンヤドリギの抽出物を調製した。ついで該凍結粉末を融解し、200mlの冷アセト ンで抽出した。該抽出混合物を10,000rpmで60分間遠心した。該沈殿物を冷アセ トンの2つの100mlアリコートで洗浄し、ふたたび10,000rpmで60分間遠心した。 得られた抽出残渣を、ブレンダー中、緩衝液A(実施例1参照)の2つの200ml アリコートでそれぞれ2分間抽出した。その2つの抽出アリコートを10,000rpm で60分間遠心し、上清を合わせた。該抽出残渣を、最後に、追加的な200mlの緩 衝液Aで抽出する。遠心後、この最終抽出物を残りの2つのアリコートと合わせ て塩抽出物を得、塩の除去後にそれを本発明に従い試験して、その糖結合性タン パク質フィンガープリントが、前記の医薬等級の要件を満たすか否かを判定した 。 緩衝液Aによる前記抽出後に残存する抽出残渣をデタージェント抽出液(緩衝 液B(実施例1参照))で抽出して抽出物を得、それを透析してデタージェントお よび塩を除いた後で試験して、それが本発明の医薬等級の要件を満たすか否かを 判定することもできる。 明細書中で言及した科学論文および他の文献は、参照として特にそれらすべて を本明細書に組み込む。 これまで本発明の代表的な実施態様を説明してきたが、当業者であれば、その 開示は例示にすぎず、本発明の範囲内で種々の他の変形、適合化および修飾を行 ってもよいことがわかるはずである。したがって、本発明は、本明細書で例示す る特定の実施態様に限定されるものではなく、以下の請求の範囲により限定され るにすぎない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.医薬品級のヤドリギ(mistletoe)抽出物を調製する方法であって、 ヤドリギ粉末を用意し、 このヤドリギ粉末を水性溶液で抽出して水性抽出物を形成し、 この水性抽出物の一部を分析して該抽出物中の1種以上のCa++依存性糖結 合性タンパク質の濃度を測定し、この糖結合性タンパク質はラクトース、ガラク トース、メリビオース、N-アセチル-D- ガラクトサミンおよびフコースに結合す る該抽出物中のタンパク質の群から選択され、そして 1種以上のCa++依存性糖結合性タンパク質の濃度が約0.01〜1.0 mg/ml で あるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定する、 各工程を含んでなる方法。 2.前記方法が、 前記水性抽出物を分析して1種以上のCa++依存性糖結合性タンパク質の阻 止濃度を測定し、そして 1種以上のこの糖結合性タンパク質の阻止濃度が約0.001〜0.50μg/mlであ る、 追加の工程を含む、請求項1に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 3.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析して前記非Ca++依存性抽出物中の1種以上の 非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度を測定し、この糖結合性タンパク質は ラクトース、ガラクトース、メリビオース、N-アセチル-D- ガラクトサミンおよ びフコースに結合する該抽出物中のタンパク質の群から選択され、 1種以上の非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度が約0.1〜2.0 mg/ml であるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定する、 追加の工程を含む、請求項1に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 4.前記方法が、 前記水性抽出物を分析して1種以上の非Ca++依存性糖結合性タンパク質の 阻止濃度を測定し、そして 1種以上の非Ca++依存性糖結合性タンパク質の阻止濃度が約0.0001〜0.50 μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定する、 追加の工程を含む、請求項3に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 5.前記方法が、 前記水性抽出物の前記部分を分析してガラクトースに結合する該抽出物中の Ca++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度およびこ のガラクトース結合性タンパク質の阻止濃度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性ガラクトース結合性タンパク質 の濃度が約0.1〜2.0 mg/ml で、このガラクトース結合性タンパク質の阻止濃度 が約0.001〜0.5 μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして 同定する、 各工程を含む、請求項2に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 6.前記方法が、 前記水性抽出物の前記部分を分析してメリビオースに結合する該抽出物中の Ca++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度およびこ のメリビオース結合性タンパク質の阻止濃度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性メリビオース結合性タンパク質 の濃度が約0.01〜0.5 mg/ml で、このメリビオース結合性タンパク質の阻止濃度 が約0.001〜0.50μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして 同定する、 各工程を含む、請求項5に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 7.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してN-アセチル-D- ガラクトサミンに結合する 該抽出物中のCa++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の 濃度およびこのN-アセチル-D- ガラクトサミン結合性タンパク質の阻止濃度を測 定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性N-アセチル-D- ガラクトサミン 結合性タンパク質の濃度が約0.1〜1.0 mg/ml で、このN- アセチル-D- ガラクト サミン結合性タンパク質の阻止濃度が約0.001〜0.5 μg/mlであるときだけ前記 水性抽出物を医薬品級のものとして同定する、 各工程を含む、請求項6に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 8.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してフコースに結合する該抽出物中のCa++依 存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度およびこのフコー ス結合性タンパク質の阻止濃度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性フコース結合性タンパク質の濃 度が約0.1〜1.5 mg/ml で、このフコース結合性タンパク質の阻止濃度が約0.01 〜0.5 μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定する、 各工程を含む、請求項7に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 9.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してラクトースに結合する該抽出物中のCa++ 依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度およびこのラク トース結合性タンパク質の阻止濃度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性ラクトース結合性タンパク質の 濃度が約0.1〜0.5 mg/ml で、このラクトース結合性タンパク質の阻止濃度が約0 .0001〜0.5 μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定 する、 各工程を含む、請求項8に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 10.前記抽出物が医薬品級として同定された後に該抽出物を脱水する追加工程を 含む、請求項1に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 11.前記抽出物が医薬品級として同定された後に該抽出物を水性溶液で希釈する 追加工程を含む、請求項1に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 12.AIDSを患う哺乳動物に、請求項1に記載の方法により調製された医薬品 級ヤドリギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、AIDSを患 う哺乳動物のヤドリギ抽出物による治療方法。 13.AIDSを患う哺乳動物に、請求項10に記載の方法により調製された医薬 品級ヤドリギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、AIDSを 患う哺乳動物のヤドリギ抽出物による治療方法。 14.AIDSを患う哺乳動物に、請求項11に記載の方法により調製された医薬 品級ヤドリギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、AIDSを 患う哺乳動物のヤドリギ抽出物による治療方法。 15.癌を患う哺乳動物に、請求項1に記載の方法により調製された医薬品級ヤド リギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、癌を患う哺乳動物の ヤドリギ抽出物による治療方法。 16.癌を患う哺乳動物に、請求項10に記載の方法により調製された医薬品級ヤ ドリギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、癌を患う哺乳動物 のヤドリギ抽出物による治療方法。 17.癌を患う哺乳動物に、請求項11に記載の方法により調製された医薬品級ヤ ドリギ抽出物を治療上有効な量で投与することを含んでなる、癌を患う哺乳動物 のヤドリギ抽出物による治療方法。 18.医薬品級のヤドリギ抽出物を調製する方法であって、 ヤドリギ粉末を用意し、 このヤドリギ粉末を水性溶液で抽出して水性抽出物を形成し、 この水性抽出物の一部を分析して該抽出物中のタンパク質の総濃度および該 抽出物中の1種以上のCa++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タン パク質の濃度を測定し、この糖結合性タンパク質はラクトース、ガラクトース、 メリビオース、N-アセチル-D- ガラクトサミンおよびフコースに結合する該抽出 物中のタンパク質の群から選択され、そして 総タンパク質濃度に対する1種以上のCa++依存性および/または非Ca++ 依存性糖結合性タンパク質の相対濃度が約0.1〜2.8%であるときだけ前記水性抽 出物を医薬品級のものとして同定する、 各工程を含んでなる方法。 19.前記水性抽出物を分析して1種以上のCa++依存性および/または非Ca++ 依存性糖結合性タンパク質の阻止濃度を測定し、そして 1種以上のCa++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質 の阻止濃度が約0.001〜0.50μg/mlであるときだけ前記水性抽出物を医薬品級の ものとして同定する、 追加の工程を含む、請求項18に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 20.前記方法が、 前記水性抽出物の前記部分を分析してガラクトースに結合する該抽出物中の Ca++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度を測定し 、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性ガラクトース結合性タンパク質 の相対濃度が約0.1〜1.9%であるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとし て同定する、 各工程を含む、請求項18に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 21.前記方法が、 前記水性抽出物の前記部分を分析してメリビオースに結合する該抽出物中の Ca++依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度を測定し 、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性メリビオース結合性タンパク質 の濃度が約0.1〜2.2%であるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同 定する、 各工程を含む、請求項20に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 22.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してフコースに結合する該抽出物中のCa++依 存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性フコース結合性タンパク質の濃 度が約0.1〜2.0%であるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定す る、 各工程を含む、請求項21に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 23.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してラクトースに結合する該抽出物中のCa++ 依存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃度を測定し、そし て Ca++依存性および/または非Ca++依存性ラクトース結合性タンパク質の 濃度が約0.1〜2.4%であるときだけ前記水性抽出物を医薬品級のものとして同定 する、 各工程を含む、請求項22に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 24.前記方法が、 前記水性抽出物の一部を分析してN-アセチル-D- ガラクトサミンに結合する 該抽出物中のCa++存性および/または非Ca++依存性糖結合性タンパク質の濃 度を測定し、そして Ca++依存性および/または非Ca++依存性N-アセチル-D- ガラクトサミン 結合性タンパク質の濃度が約0.1〜2.8%であるときだけ前記水性抽出物を医薬品 級のものとして同定する、 各工程を含む、請求項23に記載の医薬品級ヤドリギ抽出物の調製方法。 25.請求項1に記載の方法により調製された医薬品級ヤドリギ抽出物。 26.請求項18に記載の方法により調製された医薬品級ヤドリギ抽出物。
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