JPH11501693A - 熱可塑性ポリエステルの連続的製法 - Google Patents
熱可塑性ポリエステルの連続的製法Info
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- JPH11501693A JPH11501693A JP8527239A JP52723996A JPH11501693A JP H11501693 A JPH11501693 A JP H11501693A JP 8527239 A JP8527239 A JP 8527239A JP 52723996 A JP52723996 A JP 52723996A JP H11501693 A JPH11501693 A JP H11501693A
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Abstract
(57)【要約】
a)第1段階で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成性誘導体を、1モル過剰量のジヒドロキシ化合物でエステル化もしくはエステル交換させ、b)第2段階で、a)により得られたエステル交換生成物もしくはエステル化生成物を予備縮合させ、かつc)第3段階で、b)から得られた生成物を重縮合させ、この際、方法の段階a)及び/又は段階b)を、少なくとも2種の温度帯域中で実施することによる、熱可塑性ポリエステルの連続的製法。
Description
【発明の詳細な説明】
熱可塑性ポリエステルの連続的製法
本発明は、
a)第1段階で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成性誘導体
を、1モル過剰量のジヒドロキシ化合物でエステル化もしくはエステル交換させ
、
b)第2段階で、a)により得られたエステル交換生成物もしくはエステル化生
成物を予備縮合させ、かつc)第3段階で、b)から得られた生成物を重縮合さ
せることによって、熱可塑性ポリエステルを連続的に製造するための方法に関す
る。
ポリエステル、特にポリアルキレンテレフタレートの製造のために、大規模に
、所謂、エステル交換−もしくはエステル化−/重縮合法が実施され、この場合
には第1段階でエステル交換又はエステル化が行なわれ、かつ少なくとももう1
段階で本来の重縮合が行なわれる(Chemiefasern/Textilindustrie 40(1992)、1
058〜1062 及び Ullmann's Enzyklopaedie der techni schen Chemie、4.Auf 1.B
and19、S.61〜88 参照)。
西ドイツ国特許(DE−A)第2210655号明細書から、テレフタル酸(
TPA)を、ジオール、例えば1,4−ブタンジオールを用いて、チタン含有触
媒の存在下に、エステル化させ、引き続いて不連続的方法で重縮合させることが
公知である。
TPAから出発するこの不連続的製造は、西ドイツ国特許(DE−A)第11
35660号明細書、西ドイツ国特許(DE−A)第2120092号明細書、
西ドイツ国特許(DE−A)第2621099号明細書及び欧州特許(EP−A
)第46670号明細書から公知である。
西ドイツ国特許(DE−A)第3544551号明細書によれば、エステル化
を1段階で、減圧下に、235〜250℃の温度で実施する。第2段階で、減圧
下に、予備縮合させ、引続き重縮合させる。
錫−触媒の存在で、TPAをジオールでエステル化させることは、米国特許(
US−B)第3936421号明細書及び米国特許(US−B)第432944
4号明細書から公知である。
ジメチルテレフタレート(DMT)及びジオールから出発するポリエステルの
製法は、殊に、西ドイツ国特許(DE−A)第2514116号明細書及び西ド
イツ国特許(DE−A)第2738093号明細書から公知である。
公知技術水準から、ポリエステルの連続的製造は、特に、モノマーとしての、
テレフタル酸並びに、主に1,4−ブタンジオールから出発するポリエステルの
製造に関して、問題があることが明らかである。現在
、TPA及び主にブタンジオールを含有するジオールから、連続的にポリエステ
ルを製造する装置は、世界的に存在しない。
更に、選択的にポリエステルをTPA又はDMTから出発して製造することが
できる方法は知られていない。従って、特にテレフタル酸から出発する、ポリエ
ステルの連続的製法を提供すること、及びポリエステルを選択的にTPA又はD
MTから製造可能である方法を提供することが本発明の課題である。この方法か
ら得られるポリエステルは、使用物質に関係なく、全く充分に単一の特性スペク
トル、例えば触媒の低含量、できるだけ少ないカルボキシル末端基の数を示し、
並びに熱安定性及び加水分解安定性であるべきである。更に、このポリエステル
の分子量はできるだけ制限すべきでない。
意外にも、この課題は、方法の段階a)及び/又は段階b)を、少なくとも2
種の温度帯域中で実施することによって解決され得ることが判明した。
この方法の段階a)は、所謂、エステル交換反応もしくはエステル化反応と称
される。これは少なくとも2、有利に少なくとも3種の温度帯域中で実施される
。その際、後続帯域の温度は、先行帯域の温度よりも、1〜40、有利に2〜3
0、特に5〜10℃高くあるべきである。全体のエステル化反応の温度範囲は、
一般に(使用物質に応じて)200〜260、有利に
210〜250、特に220〜240℃であり、圧力は、一般に1〜10、有利
に1〜4、特に1〜2バールである。
この方法の段階a)を、少なくとも2種の温度帯域中で、個々の帯域において
全く充分に同一の圧力比で作業するように実施するのが有利である。異なる温度
帯域を得るための技術的前提、例えば装置(例えばカスケード型釜の形で)は当
業者に公知であり、従ってそれについての詳しいことは省略する。
ジヒドロキシ化合物としては、脂肪族、芳香族又は環状脂肪族ジオールを使用
することができる。
これらは、有利に2〜20、特に2〜12個のC−原子を有し、特に、2〜1
2個のC−原子、特に2〜6個のC−原子を有する脂肪族ジオールが有利である
。
この際、例えば、エタンジオール(エチレングリコール)、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、シクロヘキサンジオール、ヒドロキノン、
レゾルシン及びビスフェノールAが挙げられ、そのうちエタンジオール及び1,
6−ブタンジオールが特に有利である。
ジカルボン酸としては、有利に4〜20、特に4〜12個のC−原子を有する
脂肪族及び/又は芳香族ジカルボン酸を使用することができる。
例えばイソフタル酸、フタル酸、テレフタル酸、前
記の酸のアルキル置換誘導体、ナフタリンジカルボン酸(2,6及び2,7)、
脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸
及びデカンジカルボン酸が挙げられ、その内イソ−及びテレフタル酸又はその混
合物が特に有利である。
前記から、本発明による方法により、ポリアルキレンテレフタレートもしくは
ポリアルキレンイソフタレート又は酸成分としてテレ−及びイソフタル酸とのコ
ポリエステルを特に有利に製造することができることが明らかである。
本発明により製造されたポリエステルは、前記の成分に加えて、なお少量の、
有利に10モル%よりも少ない(各々モノマー成分に対して)他の単位、例えば
ヒドロキシカルボン酸から誘導される単位を含有することができる。
エステル平衡に所望の形で影響を与えるために、この反応のために、通常はモ
ル過剰量のジオールが使用される。ジカルボン酸もしくはジカルボン酸エステル
:ジオールのモル比は、通例1:1.1〜1:3.5、有利に1:1.2〜1:
2.2である。特に、ジカルボン酸:ジオール1:1.5〜1:2、並びにジエ
ステル:ジオール1:1.25〜1.5のモル比が極めて有利である。
しかしながら、第1帯域中でより少ない過剰量のジオールを用いてエステル反
応を実施することも可能で
あり、相応してその他の温度帯域中でそれ以上の量のジオールを付け加えること
も可能である。3種の温度帯域を伴う本発明による方法の有利な実施態様では、
3帯域における全ジオールは次のように分けられる(%):60〜85(1)、
10〜25(2)及び5〜15(3)、有利に:70〜80(1)、10〜20
(2)、5〜10(3)。
全段階a)の滞留時間は、140〜300、有利に150〜260及び特に有
利に160〜220分間であり、第1帯域の滞留時間は100〜180、有利に
110〜150分間であり、第2帯域の滞留時間は65〜140、有利に65〜
110分間である。3帯域を有する有利な実施態様のために、第3帯域における
滞留時間は15〜40、有利に15〜30分間であり、この際、第2帯域におけ
る滞留時間はそれに応じて減少し、かつ第1帯域においては前記のように保持さ
れる。
本発明による方法の有利な実施態様においては、第1帯域の滞留時間から第3
帯域までの滞留時間は、有利に6:3:1の比で減少する。
本発明による方法の段階a)においては、更に、慣用の触媒を、有利に第1温
度帯域に供給することができる。有利な触媒は、例えば殊に米国特許(US)第
3936421号明細書、米国特許(US)第4329444号明細書から公知
であるチタン化合物及び錫
化合物である。特に有利な化合物としては、テトラブチルオルトチタネート及び
トリイソプロピルチタネート並びに錫−ジ−オクトエートが挙げられ、これらは
段階a)において通例20〜80、有利に20〜70及び特に30〜70ppm
(金属に対して)の量で使用される。
ポリエステルのカルボキシル末端基含量を更に減少させるために、出発モノマ
ーの反応の際に、アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物(アルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属として計算される)1−10ミリモル、有利に2〜
7ミリモル及び特に2.5〜5ミリモル(ポリエステル1kg当たり)を添加す
ることが有利であり得る。そのような化合物は、西ドイツ国特許(DE−A)第
4333930号明細書に提示されている。有利な化合物としては、炭酸ナトリ
ウム、酢酸ナトリウム及びナトリウムアルコラート、特にナトリウムメタノラー
トが挙げられる。
良好な色(明色化)及び熱安定化のために、その他の添加剤、例えばホスフィ
ン、ホスファイト及び/又は立体障害フェノールを1重量%まで、有利に0.5
重量%までの量で添加することが有利であり得る。相応する化合物は当業者に公
知である。例えばトリフェニルホスフィン、トリフェニルホスファイト、ジ−t
−ブチルフェノール及びジ(トリ−t−ブチルフェノール)が挙げられる。
引続き、エステル交換生成物もしくはエステル化生成物を予備縮合段階b)に
連続的に移行させる。
この段階は、少なくとも2、有利に少なくとも3及び特に少なくとも4種の温
度帯域を有する。この際、後続帯域の温度は、先行帯域の温度よりも、1〜40
、有利に2〜30、及び特に5〜20℃高い。全予備縮合の温度範囲は一般に(
使用物質に応じて)220〜300、有利に225〜290、特に240〜29
0℃である。
圧力が、第1帯域では0.5〜1、有利に0.6〜0.8バールであり、かつ
第2もしくは最終帯域では20〜200、有利に25〜150、特に有利に50
〜150バールであるような方法で、予備縮合を行なうのが有利である。そのた
めに技術的には、例えば垂直に立てた管束反応器を使用することができ、その実
施のためのその他の反応器は当業者に公知である。
この方法の全段階b)の滞留時間は、10〜80、有利に15〜50、特に2
0〜40分間である。
本発明による方法の特に有利な1実施態様においては、4種の温度帯域を使用
し、その際、温度は帯域から帯域へ前記の比率で上昇し、圧力は第1から第4帯
域まで前記の範囲内で減少される。この有利な管束熱交換器の実施形態で第4帯
域は、蒸気相及び液相の分離のための装置(蒸気分離容器とも称される)からな
り、この際、分離容器の容積対管内の容積の比率は、
有利に5〜15:1、特に8〜13:1である。
この特に有利な実施態様においては、最初の3種の帯域の容積比率は、第1帯
域は30〜60、有利に50%、第2帯域は20〜40、有利に30%、第3帯
域は10〜30、有利に20%(容積に対して)(容積比)であるように構成さ
れている。本発明による方法の特に有利な実施態様の温度範囲、圧力範囲及び滞
留時間は次のように実施される:
第1帯域:温度330〜270、有利に240〜25
0℃、圧力0.6〜0.9、有利に0.7〜0.
9バール。
滞留時間10〜20、有利に13〜17分間。
第2帯域:温度240〜280、有利に250〜27
0℃、圧力0.2〜0.6、有利に0.3〜0.
5バール。
滞留時間10〜20、有利に7〜11分間。
第3帯域:温度250〜290、有利に260〜28
0℃、圧力0.1〜0.3、有利に0.1〜0.
25バール。
滞留時間10〜20、有利に4〜8分間。
第4帯域:温度260〜300、有利に270〜28
5℃、圧力0.015〜0.2、有利に0.02
5〜0.15バール。
滞留時間10〜20、有利に4〜8分間。
先にこの方法の段階a)で挙げた触媒及びその他の
添加剤を、記載された量で、この方法の段階b)に供給することができる。
本発明による方法の段階b)の後に、ポリエステルプレポリマーは、DIN5
3728、3部(1985)により、25℃で、フェノール/o−ジクロルベン
ゾール(1:1)中の0.5重量%溶液として測定される粘度数15〜40、有
利に20〜30ml/gを有する。
引続きこのポリエステルプレポリマーを、本発明による方法の段階c)に移行
させる。これは有利に1段階で240〜290、有利に240〜270、特に2
40〜265℃の温度で実施される。圧力は0.3〜10、有利に0.3〜5、
特に0.3〜2ミリバールである。
滞留時間は、通例30〜180、有利に35〜150分間である。
neuerung)を行なうことができる。表面再生とは、常に新しいポリマーが溶融物
の表面に達して、従ってジオールの排出が容易にされることを意味する。
この表面再生率は、有利に1分当たり1〜20、特に1.5〜6m2/生成物
kgである。
更に、この方法のこの段階で、前記したような触媒及び他の添加剤を添加する
ことも有利であり得る。
引続き生成物を常用の装置を用いて脱ガスさせ、索
状物として押し出し、冷却し、顆粒に加工する。
重縮合後に、このポリエステルは、DIN53728、3部(1985)によ
り、フェノール/o−ジクロルベンゾール混合物(25℃で、重量比1:1)中
の0.5重量%溶液中で測定される、一般に60〜160、有利に70〜155
ml/gの粘度数を有する。
カルボキシル末端基含量(ミリバル/ポリエステルkg)は、通例10〜50
、有利に15〜40、特に15〜30である。
これを通例、滴定法(例えば電位差法)により測定する。残留触媒含量は、金
属(例えば、Ti又は/及びSn)に対して、有利に150よりも多くなく、特
に120ppmよりも多くない。
より高い分子量の達成のために、更に、ポリエステルにもう1つの熱的処理を
施すことができる(固相での後縮合、焼戻し:Temperungとも称する)。
そのためには、顆粒を固相で、不活性ガス下で、連続的に又は不連続的に、融
点以下の温度、例えば170〜220℃で、所望の粘度数になるまで縮合させる
。
不連続的固相縮合のために、例えばスクリュー混合機又は反転乾燥機を、連続
的固相縮合のために、熱不活性ガスを通じた熱処理管(Temperrohre)を使用す
ることができる。連続的固相縮合が有利であり、この
際、不活性ガスとして有利に窒素ガスが使用される。
25℃で、o−ジクロルベンゾール/フェノール(比1:1)の0.5重量%
の溶液で測定される粘度数は、固相での後縮合後に、一般に100〜300、有
利に150〜220ml/gである。本発明による方法により、ポリエステルは
、ジカルボン酸、例えばテレフタル酸からも、ジエステル、例えばジメチルテレ
フタレートからも連続的に製造することができる。生成物は(出発物質に無関係
に)、低い残留触媒含量、少ないカルボキシル末端基含量並びに良好な熱及び加
水分解安定性を有する。更に、高分子量を有するポリエステルが得られる。
次に、本発明による方法をポリブチレンテレフタレート(PBT)の製造例で
説明する;しかしながら、この方法は当業者に公知の他のポリエステルの製造の
ためにも相応して好適である。
例
1)テレフタル酸から出発するポリブチレンテレフタレートの製造
テレフタル酸(TPA)306g(1.84モル)及び1,4−ブタンジオー
ル332g(3.68モル)を、エステル化のために、第1温度帯域(撹拌釜)
に供給した。同時に、PBT1kgに対して、Ti30ppm(テトラブチルオ
ルトチタネートとして)を添加した。
3帯域における温度は、上昇的に225/230/235℃であり、圧力は、
全3帯域で1バールであった。滞留時間は125/60/20分間であった。
その際生じる、過剰のブタンジオール、テレフタル酸、THF及び水を含有す
る蒸気をカラムに給送し、ここでブタンジオール及びTHFを回収した。
エステル化生成物は、>95%の変換率で、垂直に立っている管束反応器の底
部に給送された。第1帯域中では、温度は245℃、圧力は0.85バール、滞
留時間は15分間であった。
生成物は管中で連続的に上昇した。第2帯域では、温度は260℃であり、圧
力は0.40バールであり、滞留時間は9分間であった。
第3帯域では、温度は270℃であり、圧力は0.20バールであり、滞留時
間は6分間であった。
第4帯域に、PBT1kgに対して、T160ppm(テトラブチルオルトチ
タネートとして)及びNa3ppm(ナトリウムメタノラートとして、メタノー
ル中30%)を供給した。
第4帯域中の温度は285℃であり、圧力は0.08バールであり、滞留時間
は5.5分間であった。
過剰のブタンジオール及び反応生成物、例えばTHF及び水を、管束熱交換器
の上末端部で排出させ、後処理した。
引続きこの予備縮合物を(280℃で)、後縮合反
応器(段階c)中に移行させた。同時に、Ti30ppm(テトラブチルオルト
チタネートとして;PBT1kgに対して)及びNa3ppm(ナトリウムメタ
ノラートとして、メタノール中30%)を供給した。圧力は0.5〜2.5ミリ
バールであった。相応して、反応器の進入帯域では、急速な冷却が、同時に生成
物の粘度上昇を伴って起こった。250〜260℃で重縮合を終了させた。
1a)滞留時間40分間、圧力0.5ミリバール、258℃及び表面再生率2.
8m2(PBT1kg及び1分間当たり)で、粘度数130ml/gが得られた
(25℃で、フェノール/o−ジクロルベンゾールから成る1:1混合物中の0
.5重量%の溶液として測定)。
1b)滞留時間105分間、0.5ミリバール、255℃及び4.8m2(PB
T1kg1分間当たり)で、粘度数155ml/gが得られた。
2.ジメチルテレフタレートから出発するPBTの製造
DMT194g(1モル)及び1,4−ブタンジオール121.5g(1.3
5モル)を、第1帯域に供給した(エステル交換)。方法実施は、次の条件下で
、例1に一致させた。
段階a)1.帯域:180℃、1バール、125分間
2.帯域:190℃、1バール、 60分間
3.帯域:205℃、1バール、 20分間
段階b)1.帯域:245℃、0.85バール、15
5分間
2.帯域:260℃、0.40バール、9分
間
3.帯域:270℃、0.20バール、6分
間
4.帯域:285℃、0.08バール、5.
5分間
段階c)2a)258℃、0.05ミリバール、滞留
時間40分間、2.8m2/PBTkg及
び分、VZ:130ml・g
2b)255℃で滞留時間105分間、0.
5ミリバール、4.8m2/PBTkg及
び分、VZ:155ml/g
触媒を、入口で、段階a)の第1帯域に供給した:
Ti120ppm(テトラブチルオルトチタネートとして)及びNa6ppm(
ナトリウムメタノラートとして、メタノール中30%)。
例1及び2からのポリエステル生成物の比較
残留触媒含量を、レントゲン蛍光分析により測定し
た。
COOH−含量(カルボキシル末端基含量)を測定した:
ポリエステル100mgを、ニトロベンゾール7ml中に200℃で溶かした
。150℃に冷却の後に、水/イソプロパノール(10:90重量%)1l中の
酢酸カリウム2mgから成る混合物7mlを添加した。その際、カリウムをCO
OH−基に結合させ、酢酸を遊離させ、引続きこれを電位差法で滴定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.a)第1段階で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成性誘 導体を、1モル過剰量のジヒドロキシ化合物でエステル化もしくはエステル交換 させ、 b)第2段階で、a)により得られたエステル交換生成物もしくはエステル化 生成物を予備縮合させ、かつ c)第3段階で、b)から得られた生成物を重縮合させることによって、熱可 塑性ポリエステルを連続的に製造する方法において、方法の段階a)及び段階b )を、少なくとも2種の温度帯域中で実施し、この際、方法の段階a)において 、後続帯域の温度は、先行帯域の温度よりも1〜40℃高く、方法の段階a)を 少なくとも2種の温度帯域中で充分に同一の圧力比下で実施し、かつ方法の段階 b)において、後続帯域の温度は、先行帯域の温度よりも1〜40℃高いことを 特徴とする、熱可塑性ポリエステルを連続的に製造する方法。 2.方法の段階a)を、少なくとも3種の温度帯域中で実施する、請求項1に記 載の方法。 3.段階b)の第1帯域において、圧力は0.5〜1.0バールであり、第2も しくは最終帯域においては26〜200ミリバールである、請求項1又は2 に記載の方法。 4.方法の段階b)は、少なくとも4種の温度帯域を有する、請求項1から3ま でのいずれか1項に記載の方法。 5.管束交換器の段階b)の第4帯域は、蒸気相及び液相の分離のための装置か ら成る、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。 6.分離容器の容積対管中の容積の比は、5〜15:1である、請求項5に記載 の方法。
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