JPH11501358A - 触媒を含有するリン酸塩ビルダー自動食器洗浄組成物 - Google Patents

触媒を含有するリン酸塩ビルダー自動食器洗浄組成物

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JPH11501358A
JPH11501358A JP9522958A JP52295897A JPH11501358A JP H11501358 A JPH11501358 A JP H11501358A JP 9522958 A JP9522958 A JP 9522958A JP 52295897 A JP52295897 A JP 52295897A JP H11501358 A JPH11501358 A JP H11501358A
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ドナ、ジーン、ヘイグバーグ
ウイリアム、マイケル、シェパー
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Abstract

(57)【要約】 リン酸塩ビルダーおよび金属含有漂白触媒、好ましくはマンガン含有触媒および/または特定のコバルト/アンモニア触媒、を含んでなる自動食器洗浄洗剤組成物。好ましい組成物は、式[Co(NH3)n(M)m(B)b]Tyを有するコバルト漂白触媒を含んでなり、式中、コバルトは+3酸化状態にあり、nは4または5(好ましくは5)であり、Mは1箇所でコバルトに配位した1個または2個以上の配位子であり、mは0、1または2(好ましくは1)であり、Bは2箇所でコバルトに配位した配位子であり、bは0または1(好ましくは0)であり、b=0である場合、m+n=6であり、b=1である場合、m=0およびn=4であり、Tは数yで存在する適切に選択された1種または2種以上の対陰イオンであり、yは電荷が釣り合った塩を得るための整数(好ましくはyは1〜3であり、最も好ましくはTが−1に帯電した陰イオンである場合の2である)であり、さらに、該触媒は塩基加水分解反応速度定数が0.23M-1-1(25℃)未満である。好ましい自動食器洗剤組成物は、さらにアミラーゼおよび/またはプロテアーゼ酵素を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】 触媒を含有するリン酸塩ビルダー自動食器洗浄組成物 技術分野 本発明は、漂白剤含有洗剤組成物の分野、特に漂白剤を含んでなる自動食器洗 浄洗剤に関する。より詳しくは、本発明はリン酸塩ビルダーおよび金属含有漂白 触媒、好ましくはマンガン含有触媒および/または特定のコバルト/アンモニア 触媒、を含んでなる自動食器洗浄洗剤(液体、ペースト、および固体、例えば錠 剤および特に顆粒)に関する。食器の好ましい洗浄方法を含む。 発明の背景 自動食器洗浄(特に家庭用電気器具における)は、布地洗濯とは非常に異なっ た分野である。家庭における布地洗濯は、目的に合わせて造られた、回倒作用を 行なう機械により行なうのが一般的にである。これらの機械は、スプレー作用に よる家庭用自動食器洗浄装置とは非常に異なっている。後者のスプレー作用は、 発泡を引き起こす傾向がある。泡は家庭用食器洗浄装置の低い下枠から容易に溢 れ、スプレー作用を遅らせ、そのために洗浄作用が低下する。そのため、家庭用 食器洗浄装置の分野に限っては、通常、一般的な発泡性洗濯用界面活性剤の使用 は限られている。これらの見方は、家庭用食器洗浄の分野における独特な処方上 の制約を簡単に例示しているに過ぎない。 漂白薬品による自動食器洗浄は、布地の漂白とは異なる。自動食器洗浄では、 漂白薬品の使用により、食器からの汚れ除去が促進されるが、汚れの漂白も起こ り得る。さらに、漂白薬品による、汚れの再堆積防止および染み防止効果も望ま しい。ある種の漂白薬品(例えば過酸化水素供給源、単独で、またはテトラアセ チルエチレンジアミンTAEDと共に)は、特定の状況下では、食器の洗浄に役 立つこともあるが、この技術は、食器洗浄では満足できるものとは程遠い結果を もたらし、例えば頑固な茶染みを除去する能力は、特に硬水では限られており、 かなり大量の漂白剤を必要とする。洗濯用に開発された他の漂白活性剤は、自動 食器洗浄製品に入れた時に、特に溶解度が極端に低い場合、見苦しい堆積物を形 成するなどの、悪影響さえ及ぼすことがある。他の漂白系は、食器洗浄に敏感な 製品、例えば銀器、アルミニウム製調理器具またはある種のプラスチック、に損 傷を与えることがある。 消耗品のガラス器具、食器および皿類、特に装飾を施したもの、は、家庭用の 食器洗浄装置で洗浄する場合、損傷を受けることが多く、交換するのに費用がか かる。消費者は、細かい物品の分別を好まず、すべての食器および調理器具を単 一の自動洗浄操作にかけることができる簡便性を好む。しかし、日常の仕事とし てこれを行なうことは、これまで達成されていない。 上記の技術的な制約、ならびに消費者の必要性と要求を考慮して、自動食器洗 浄洗剤(ADD)組成物は、常に変化し、改良されている。その上、リン酸塩の 規制、熱エネルギー放出量を少なくすること、および洗浄工程を支援する水を少 なくすること、などのすべての環境的ファクターが、ADD組成物の改良を益々 強く求めている。 ADD組成物には、飲料の染み(例えば茶、コーヒー、ココア、等)を食器類 から除去し易くする1種または2種以上の成分を含む必要があることが認識され ている。水酸化ナトリウムの様な強アルカリ、次亜塩素酸塩の様な漂白剤、リン 酸塩の様なビルダー、等は、様々な程度で役立つが、すべてガラス器、食器また は銀器に損傷を与えるか、またはそれらの上に被膜を残すことがある。そこで、 より温和なADD組成物が開発されている。これらの組成物は、過酸化水素の供 給源を、所望により、上記の様に、TAEDの様な漂白活性剤と共に使用する。 さらに、市販のデンプン分解酵素(例えばNovo Nordisk S/Aから市販のTERMAMYL (商品名)の様な酵素を加えることができる。アルファーアミラーゼ成分は、A DDのデンプン汚れ除去特性に少なくともある程度有効である。アミラーゼを含 むADDは、使用中にやや温和な洗浄pHを与え、製品1グラムあたりの水酸化 ナトリウム当量を大きくせずに、デンプン系汚れを除去することができる。した がって、ADD組成物中で特にアミラーゼの様な酵素との相容性を有する様に特 別に設計された改良漂白活性剤を確保することが非常に望ましい。漂白活性剤の 存在下でより優れたアミラーゼ作用を確保することも同様に必要である。 ある種のマンガン触媒含有機械食器洗浄組成物が米国特許第5,246,61 2号明細書(1993年9月21日Van Dijik 等に発行)に記載されている。こ れらの組成物は、塩素漂白剤を含まず、アミラーゼおよびそこに記載されている 構造により規定されるマンガン触媒(+3または+4酸化状態にある)を含んで なる機械食器洗浄組成物であるといわれている。その中で好ましいマンガン触媒 は、MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ ノナン)2(PF6)2といわれている二核マンガン、大環状配位子含有分子である。 これらのより複雑な配位子を含むその様な触媒物質は、製造に幾つかの合成段階 を必要とし、それによって触媒のコストを引き上げ、容易に入手して使用できる ものではない。そのため、簡単で、容易に入手できる、自動食器洗浄組成物に有 効な触媒および方法が依然として必要である。 ここで有用な、簡易なコバルト触媒が、染みの付いた布地を洗濯する漂白剤含 有洗濯組成物用に、米国特許第4,810,410号明細書(Diakum等、198 9年3月7日発行)に開示されている。例えば、その中の表8は、コバルト触媒 [Co(NH35Cl]Cl2を含む、および含まない洗濯組成物で洗濯した布 地上の一連の染みに対する染み除去結果を示している。そこに報告されている布 地からの染み除去は、測定した他の染みと比較して十分とはいえない。 茶の染みを除去する洗濯用途で比較的劣っているコバルト触媒は、その後に提 出された公開ヨーロッパ特許出願第408,131号明細書(1991年1月1 6日公開、Unilever NV)に含まれる開示により強化されている。その中の例IV は、その出願の発明の、「先行技術の[Co(NH3)5Cl]Cl2」(上記Diaku n 等の特許に相当するヨーロッパ特許の初期の公開を指す)との比較といわれて おり、茶染みを除去する値をCo−Co(26.3)、 [Co(NH3)5Cl]Cl2」(20.6)であると報告しているが、これは例I Iで報告されている簡易なMn+2触媒に対して観察された値(茶染み除去値2 1.4)より低い。 マンガン触媒対コバルト触媒に関する同様の結果が、米国特許第5,244, 594号明細書(Favre等、1993年9月14日発行)で、綿布地から茶染み を除去するための洗濯使用に関して報告されている。その中の例Iは、EP40 8,131号明細書によるCo−Co触媒がマンガン触媒よりも劣っていること を示すデータを記載している。さらに、例IVも、EP408,131号明細書の Co−Co触媒およびDiakun特許の[Co(NH3)5Cl]Cl2触媒の20℃に おける染み除去値がマンガン触媒よりも低いことを報告している。 洗濯過程中では布地から茶染みを除去する結果は劣っているが、本発明の自動 食器洗浄組成物に使用した場合、これらの触媒は食器から茶染みを驚く程効果的 に除去する。その様な効果は先行技術からは予期されなかった。 本発明の目的は、コバルト触媒含有漂白成分をより効果的に選択して配合した 、リン酸塩を含まず、塩素漂白剤を含まず、特にコンパクトな顆粒状の自動食器 洗い組成物を提供することである。もう一つの目的は、アミラーゼ酵素を含むか 、または含まないが、特に前者の場合、特殊なコバルト触媒含有漂白系を、従来 のアミラーゼまたは漂白安定性アミラーゼを含有する追加の選択した成分と組み 合わせ、茶の優れた洗浄結果をもたらし、同時に家庭用食器および皿類を効果的 に保護する、完全処方ADD組成物を提供することである。 背景技術 上記の米国特許第4,810,410号明細書(Diakun等、1989年3月7 日発行)、米国特許第5,246,612号明細書(Van Dijik 等、1993年 9月21日に発行)、およびヨーロッパ特許出願公開第408,131号明細書 (1991年1月16日公開、Unilever NV)に加えて、米国特許第5,114 ,611号明細書(Van Kralingen 等、1992年5月19日発行(コバルトの 様な遷移金属および非大環状配位子の遷移金属錯体)、米国特許第4,430, 243号明細書(Bragg、1984年2月7日発行(コバルトを含む触媒性重金 属陽イオンを含んでなる洗濯漂白組成物))、独国特許第2,054,019号 明細書(1971年10月7日、Unilever NV により公開(コバルトキレート化 剤触媒))、およびヨーロッパ特許出願第549,271号明細書(1993年 6月30日、Unilever PLCにより公開(洗浄組成物中の大環状有機配位子))も 参照。 発明の概要 ここで、リン酸塩ビルダーおよび金属含有漂白触媒(好ましくはマンガンおよ び/またはコバルト含有漂白触媒)を含んでなる自動食器洗浄洗剤(“ADD” )組成物が、優れた洗浄および染み除去(例えば茶染み除去)効果を与え、組成 物中に低水準の触媒を使用できることが分かった。 概略的には本発明は、下記(a)〜(d)を含んでなる自動食器洗い洗剤組成 物に関する。 (a)触媒として有効な量(好ましくは組成物の約0.0001〜約1重量%の 量)の金属含有漂白触媒(好ましくはコバルト漂白触媒および/またはマンガン 漂白触媒)、 (b)有効量の過酸化水素供給源、 (c)約10%〜約75%のリン酸塩ビルダー、および (d)補助物質、好ましくは酵素、界面活性剤、非リン酸塩ビルダー、キレート 化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択された自動食器洗浄洗剤補助物 質。 ここで好ましい組成物は、コバルト含有漂白触媒またはマンガン含有漂白触媒 を含んでなる。好ましいコバルト含有漂白触媒は、下記式を有する。 [Co(NH3)n(M)m(B)b]Ty 式中、コバルトは+3酸化状態にあり、nは4または5(好ましくは5)であり 、Mは1箇所でコバルトに配位した1個または2個以上の配位子であり、mは0 、1または2(好ましくは1)であり、Bは2箇所でコバルトに配位した配位子 であり、bは0または1(好ましくは0)であり、b=0である場合、m+n= 6であり、b=1である場合、m=0およびn=4であり、Tは数yで存在する 1種または2種以上の対陰イオンであり、yは電荷が釣り合った塩を得るための 整数(好ましくはyは1〜3であり、最も好ましくはTが−1に帯電した陰イオ ンである場合の2である)であり、さらに、該触媒は塩基加水分解反応速度定数 が0.23M-1-1(25℃)未満である。 また、別の態様では、本発明の組成物は、漂白触媒が、マンガン漂白触媒から なる群から選択された物質、特に以下により詳細に説明するマンガン「TACN 」である組成物である。 ここで好ましい洗剤組成物は、さらにアミラーゼ酵素を含んでなる。従来のア ミラーゼ、例えばTERMAMYL(商品名)、を使用して優れた結果を得ることができ るが、好ましいADD組成物は、酸化安定性を強化したアミラーゼを使用するこ とができる。その様なアミラーゼは、NOVOから市販されている。この酵素中、酸 化安定性は、B.Licheniformisの位置197または類似の親アミラーゼの同様の 位置におけるメチオニン残基を置き換えることにより、強化されている。 本ADDには多くの利点があり、例えば、経済的であり、コンパクトであり、 それらの強力な漂白作用から予想されるよりも家庭用食器に対する損傷が少なく 、塩素化合物に依存せず、好ましくない過剰の苛性成分の使用を避ける様に処方 することができる。特定の好ましい実施態様では、これらの組成物は実質的にホ ウ素および/または塩素漂白剤を含まない。 ADD組成物の実施態様では、漂白改良物質を追加することができる。好まし くは、これらの物質は、テトラアセチルエチレンジアミン(「TAED」)の様 な漂白活性剤から選択される。 本発明は、好ましくは塩素漂白剤を含まず、他の酵素(特にプロテアーゼおよ び/またはアミラーゼ)を包含する追加成分を配合した、顆粒状の、完全に処方 されたADDを提供する。 本発明は、洗浄方法、より詳しくは、家庭用食器洗浄装置で食器を洗浄する方 法であって、自動食器洗浄装置中で、上記のADD組成物を含んでなる水性アル カリ性浴で汚れた食器を処理することを含んでなる方法にも関する。 すでに述べた様に、本発明には、酵素、特にアミラーゼを配合する優れた柔軟 性を有するために、茶染みの除去、食器の良好な保護、および全体的に良好な洗 浄の優れた組合せを始めとする利点がある。 他に指示がない限り、使用する部数、百分率および比率は重量%として表示す る。上記の文献はすべて関連する部分でここに参考として含める。 発明の詳しい説明 自動食器洗浄組成物 本発明の自動食器洗浄組成物は、リン酸塩ビルダー、過酸化水素の供給源およ び金属含有漂白触媒を含んでなる。過酸化水素の供給源は、過ホウ酸ナトリウム 、過炭酸ナトリウム、およびそれらの混合物の様な一般的なすべての過酸化水素 放出塩である。使用可能な酸素の供給源、例えば過硫酸塩漂白剤(例えばDuPont 製のOXONE)も有用である。好ましい実施態様では、水溶性ケイ酸塩(アルカリ度 を 与え、腐食を抑えるのに有用)、低発泡性非イオン系界面活性剤(自動食器洗浄 で汚れ付着/被膜形成の抑制に特に効果的)、分散剤重合体(カルシウムおよび /またはマグネシウム塩の結晶成長を変性、阻止する)、キレート化剤(遷移金 属を抑制)、リン酸塩以外のビルダー、例えばクエン酸塩(カルシウムおよび/ またはマグネシウムを抑制し、緩衝作用を助長する)、アルカリ(pH調節)、 および洗剤組成物酵素(食品、特にデンプンおよびタンパク質系の汚れの洗浄を 支援)の様な追加成分が存在する。追加の漂白変性物質、例えばTAEDの様な 従来の漂白活性剤、は、その様な漂白変性剤が、本発明の目的に好適な様式で与 えられるのであれば、加えることができる。さらに、本発明の洗剤組成物は、1 種または2種以上の加工助剤、充填材、香料、通常の酵素、酵素コアまたは「ノ ンパレイユ」を含む酵素造粒材、ならびに顔料、等も含むことができる。 一般的に、本ADD組成物の製造に使用する材料は、ガラス器具上への染み/ 被膜形成に関して検査するのが好ましい。染み/被膜形成に関する試験方法は、 DIN試験方法を含む、自動食器洗浄洗剤の文献に全般的に記載されている。し たがって、ある種の、特に鎖長の長い油性材料、およびクレーの様な不溶性物質 、ならびに長鎖脂肪酸またはセッケン浮き滓を形成させるセッケンは制限するか 、または本組成物から除外するのが好ましい。 必須成分の量は広い範囲内で変えることができるが、ここで好ましい自動食器 洗い洗剤組成物(1%水溶液のpHが約7〜約12、より好ましくは約9〜約1 1.5、最も好ましくは約11未満、特に約9〜約11である)では、約10% 〜約75%、好ましくは約15%〜約50%のリン酸塩ビルダー、約0.1%〜 約70%、好ましくは約0.5%〜約30%の過酸化水素供給源、約0.000 1%〜約1%、好ましくは約0.005%〜約0.1%の金属含有漂白触媒(こ こで有用な最も好ましいコバルト触媒は約0.005%〜約0.01%で存在す る)、約0.1%〜約40%、好ましくは約0.1%〜約 20%の水溶性(two ratio) ケイ酸塩、および約0.1%〜約20%、好ましく は約0.1%〜約10%の低発泡性非イオン系界面活性剤が含まれる。その様な 十分に処方した実施態様は、典型的にはさらに約0.1%〜約15%の重合体分 散剤、約0.01%〜約10%のキレート化剤、および約0.00001%〜約 10%の洗剤酵素を含んでなるが、その他の追加または補助成分も存在できる。 本発明の顆粒状洗剤組成物は、最良の貯蔵安定性を得るために、典型的には含水 量を例えば遊離の水約7%未満に制限する。 さらに、本発明の好ましいADD組成物は、実質的に塩素漂白剤を含まない。 塩素漂白剤を「実質的に含まない」とは、処方者が好ましいADD組成物にクロ ロイソシアヌレートの様な塩素含有漂白添加剤を敢えて加えないことを意味する 。しかし、処方者が関知しない要因により、例えば水道水の塩素処理のために、 少量の塩素漂白剤が洗浄液中に存在することは認められる。用語「実質的に含ま ない」は、他の成分の好ましい制限にも当てはめることができる。 ここで「有効量の」とは、どの様な比較試験条件を採用しても、汚れた表面の 洗浄を強化するのに十分な量を意味する。同様に、用語「触媒的に有効な量」と は、どの様な比較試験条件を採用しても、汚れた表面の洗浄を強化するのに十分 な、金属含有漂白触媒の量を意味する。自動食器洗いでは、汚れた表面とは、例 えば茶染みの付いた磁器カップ、簡単なデンプンまたはより複雑な食品汚れで汚 れた皿、トマトスープで染みを付けたプラスチックへらでよい。試験条件は、使 用する洗浄装置の型および使用者の習慣により異なる。ある種の機械は他の機械 よりも洗浄サイクルが著しく長い。装置の内側をあまり加熱せずに温水を使用す る使用者もいれば、温水または冷水を満たし、内蔵した電気コイルにより加熱す る使用者もいる。無論、漂白剤および酵素の性能はその様な条件により影響され 、十分に処方した洗剤および洗浄組成物に使用する量を適切に調節することがで きる。金属含有漂白触媒 本発明の組成物および方法は、ADD組成物に使用するのに有効な金属含有漂白 触媒を使用する。マンガンおよびコバルト含有漂白触媒が好ましい。 金属含有漂白触媒の一種は、特定の漂白触媒活性を有する遷移金属陽イオン、 例えば銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、またはマンガ ンの陽イオン、漂白触媒活性がほとんど、またはまったく無い補助金属陽イオン 、例えば亜鉛またはアルミニウムの陽イオン、および触媒および補助金属陽イオ ンに対して限定された安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジア ミン四酢酸、エチレンジアミン四(メチレンホスホン酸酸)およびそれらの水溶 性塩を含んでなる触媒系である。その様な触媒は米国特許第4,430,243 号明細書に記載されている。 他の種類の漂白触媒には、米国特許第5,246,621号明細書および米国 特許第5,244,594号明細書に記載されているマンガン系錯体がある。こ れらの触媒の好ましい例としては、MnIV 2(u−O)3(1,4,7−トリメチル −1,4,7−トリアザシクロノナン)2-(PF6)2(「MnTACN」)、 MnIII 2(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリ アザシクロノナン)2-(ClO4)2、MnIV 4(u−O)6(1,4,7−トリアザシク ロノナン)4-(ClO4)2、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7− トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2-(ClO4)3、およびそれら の混合物がある。公開ヨーロッパ特許出願第549,272号明細書も参照。こ こで好適な他の配位子には、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシ クロドデカン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、2−メチル− 1,4,7−トリアザシクロノナン、およびそれらの混合物がある。 自動食器洗浄組成物および濃縮粉末洗剤組成物に有用な漂白触媒も本発明に好 適な成分として選択することができる。好適な漂白触媒に関しては、米国特許第 4,246,612号明細書および米国特許第5,227,084号明細書参照 。 Mn(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン (OCH3 )3-(PF6)の様な単核マンガン(IV)錯体を開示している米国特許第5,194 ,416号明細書も参照。 米国特許第5,114,606号明細書に記載されているさらに別の種類の漂 白触媒は、少なくとも3個の連続したC−OH基を有する非カルボキシレートポ リヒドロキシ化合物である配位子を含むマンガン(II)、(III)、および/または( IV)の水溶性錯体である。好ましい配位子としては、ソルビトール、イジトール 、ズルシトール、マンニトール、キシリトール、アラビトール、アドニトール、 メソ−エリトリトール、メソ−イノシトール、ラクトース、およびそれらの混合 物がある。 米国特許第5,114,611号明細書は、Mn、Co、FeまたはCuを含 む遷移金属と非(大)環状配位子の錯体を含んでなる漂白触媒を開示している。 該配位子は下記式で示される。 式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれR1−N=C−R2およびR3−C= N−R4が5または6員環を形成する様に、それぞれH、置換アルキルおよびア リール基から選択することができる。BはO、S、CR56、NR7およびC= Oから選択されたブリッジ基であり、ここでR5、R6、およびR7はそれぞれH 、置換または未置換基を含むアルキル、またはアリール基でよい。好ましい配位 子には、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、イミダゾール、ピラゾ ール、およびトリアゾール環がある。所望により、該環はアルキル、アリール、 アルコキシ、ハロゲン化物およびニトロの様な置換基で置換 されていてよい。特に好ましいのは配位子2,2’−ビスピリジルアミンである 。好ましい触媒としては、Co、Cu、Mn、Fe−ビスピリジルメタンおよび ビスピリジルアミン錯体がある。非常に好ましい触媒としては、Co(2,2’ −ビスピリジルアミン)Cl2 、ジ(イソチオシアナート)ビスピリジルアミ ン−コバルト(II)、過塩素酸トリスジピリジルアミンーコバルト(II)、Co(2 ,2−ビスピリジルアミン)22ClO4、過塩素酸ビス(2,2’−ビスピリ ジルアミン)銅(II)、過塩素酸トリス(ジ−2−ピリジルアミン)鉄(II)、およ びそれらの混合物がある。 他の例としては、グルコン酸Mn、Mn(CF3SO3)2、Co(NH3)5Clお よびN4MnIII(u−O)2MnIV4)+および [Bipy2MnIII(u−O)2MnIVBipy2]-(ClO4)3を包含する、四−N−座およ び二−N−座配位子との二核Mn錯体がある。 漂白触媒は、水性媒体中で水溶性配位子を水溶性マンガン塩と混合し、得られ た混合物を蒸発により濃縮しても製造することができる。この場合、マンガンの あらゆる水溶性塩を使用できる。Mn(II)、(III)、(IV)および/または(V)は商 業的規模で容易に入手できる。場合により、洗浄液中に十分なマンガンが存在す ることもできるが、一般的に、洗剤組成物組成物中にMn陽イオンが触媒的に有 効な量で確実に存在するのが好ましい。そこで、配位子のナトリウム塩およびM nSO4、Mn(ClO42またはMnCl2(あまり好ましくない)からなる群 から選択された物質を、配位子:Mn塩のモル比約1:4〜4:1で、中性また は弱アルカリ性pHで水に溶解させる。水は最初に沸騰により脱酸素し、窒素で 噴霧することにより冷却するとよい。得られた溶液を蒸発させ(所望によりN2 の下で)、得られた固体を、それ以上精製することなく、漂白および洗剤組成物 に使用する。 別の態様では、MnSO4の様な水溶性マンガン供給源を漂白/洗浄組成物に 、 または配位子を含んでなる水性漂白/洗浄浴に加える。ある種の錯体が明らかに その場(in situ)で形成され、漂白剤の性能が確実に改良される。その様なそ の場で形成させる方法では、マンガンに対して大過剰モルの配位子を使用し、配 位子:Mnのモル比を3:1〜15:1にするのが便利である。追加の配位子は 、鉄や銅の様な浮浪金属イオンを補集し、それゆえ、分解による漂白から保護す るのにも役立つ。可能なその様な系の一つは、公開ヨーロッパ特許出願第549 ,271号明細書に記載されている。 本発明の漂白触媒作用マンガン錯体の構造は明らかになっていないが、配位子 のカルボキシルおよび窒素原子とマンガン陽イオンの相互作用により生じるキレ ートまたは他の水化配位錯体を含んでなると考えられる。同様に、触媒作用過程 中のマンガン陽イオンの酸化状態も確実には分かっていないが、(+II)、(+III) 、(+IV)または(+V)原子価状態であろう。配位子には、マンガン陽イオンに付加 する6個の可能な点があるので、多核物質および/または「籠」構造が水性漂白 媒体中に存在し得ることは容易に推測される。実際に存在する活性Mn配位子物 質の形態が何であれ、その物質は明らかに触媒的に作用し、茶、ケチャップ、コ ーヒー、ワイン、ジュース、等の頑固な染みに対する漂白性能を向上させる。 他の漂白触媒は、例えば公開ヨーロッパ特許出願第408,131号明細書( コバルト錯体触媒)、公開ヨーロッパ特許出願第384,503号明細書および 第306,089号明細書(メタロ−ポルフィリン触媒)、米国特許第4,72 8,455号明細書(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,7 48号明細書および公開ヨーロッパ特許出願第224,952号明細書(アルミ ノケイ酸塩触媒上に吸収されたマンガン)、米国特許第4,601,845号明 細書(アルミノケイ酸塩担体とマンガンおよび亜鉛またはマグネシウム塩)、米 国特許第4,626,373号明細書(マンガン/配位子触媒)、米国特許第 4,119,557号(第二鉄錯体触媒)、独国特許第2,054,019号明 細書(コバルトキレート物質触媒)、カナダ特許第866,191号明細書(遷 移金属含有塩)、米国特許第4,430,243号明細書(マンガン陽イオンお よび非触媒作用金属陽イオンとのキレート物質)、および米国特許第4,728 ,455号明細書(グルコン酸マンガン触媒)に記載されている。 好ましいのは下記式を有するコバルト(III)触媒である。 Co[(NH3)nM'mB'bT'tqp]Yy 式中、コバルトは+3酸化状態にあり、nは0〜5(好ましくは4または5、最 も好ましくは5)の整数であり、M’は単座配位子を表し、mは0〜5(好まし くは1または2、最も好ましくは1)の整数であり、B’は二座配位子を表し、 bは0〜2の整数であり、T’は三座配位子を表し、tは0または1であり、Q は四座配位子を表し、qは0または1であり、Pは五座配位子を表し、pは0ま たは1であり、n+m+2b+3t+4q+5p=6であり、Yは、電荷の釣り 合った塩を得るために、数yで存在する1種または2種以上の適切に選択された 対陰イオンであり、yは1〜3(好ましくは2〜3、最も好ましくはYが−1に 帯電した陰イオンである場合に2である)の整数であり、好ましいYは、塩酸塩 、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、およびそれらの組 合せからなる群から選択され、さらに、コバルトに付加した配位位置の少なくと も一つは自動食器洗浄使用条件下で不安定であり、残りの配位位置が自動食器洗 浄条件下でコバルトを安定化させるので、アルカリ性条件下におけるコバルト(I II) からコバルト(II)への還元電位は通常の水素電極に対して約0.4ボルト未 満(好ましくは約0.2ボルト未満)になる。 この種の好ましいコバルト触媒は、下記式を有するものである。 [Co(NH3)n(M')m]Yy 式中、nは3〜5(好ましくは4または5、最も好ましくは5)の整数であり、 M’は不安定な配位部分であり、好ましくは塩素、臭素、水酸化物、水、および (mが1を越える場合)それらの組合せからなる群から選択され、mは1〜3( 好ましくは1または2、最も好ましくは1)の整数であり、m+n=6であり、 Yは、電荷の釣り合った塩を得るために、数yで存在する適切に選択された対陰 イオンであり、yは1〜3(好ましくは2〜3、最も好ましくはYが−1帯電し た陰イオンである場合に2である)の整数である。 ここで有用なこの種の好ましいコバルト触媒は、式[Co(NH3)5Cl]Yy を有する塩化コバルトペンタアミン塩であり、特に[Co(NH3)5Cl]Cl2で ある。 より好ましいのは、下記式を有するコバルト(III)漂白触媒を使用する本発明 の組成物である。 Co[(NH3)n(M)m(B)b]Yy 式中、コバルトは+3酸化状態にあり、nは4または5(好ましくは5)であり 、Mは1箇所でコバルトに配位した1種または2種以上の配位子であり、mは0 、1または2(好ましくは1)であり、Bは2箇所でコバルトに配位した配位子 であり、bは0または1(好ましくは0)であり、b=0である場合、m+n= 6であり、b=1である場合、m=0およびn=4であり、Tは数yで存在する 、1種以上の適切に選択された対陰イオンであり、yは電荷の釣り合った塩を得 るための整数(好ましくはyは1〜3、最も好ましくはTが−1に帯電した陰イ オンである場合に2である)であり、さらに該触媒は塩基加水分解反応速度定数 が0.23M-1-1(25℃)未満である。 好ましいTは、塩化物、ヨウ化物、I3 -、ギ酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩 、亜硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、臭化物、PF6 -、BF4 -、B(Ph)4 - 、リン酸塩、亜リン酸塩、ケイ酸塩、トシレート、メタンスルホン酸塩、およ びそれらの組合せからなる群から選択される。所望により、T中に1超過の陰イ オン 基が存在する場合、Tは、HPO4 2-、HCO3 -、H2PO-の様にプロトン化す ることができる。さらに、Tは、非従来型無機陰イオン、例えば陰イオン系界面 活性剤(例えば直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、アルキルサルフ ェート(AS)、アルキルエトキシスルホンネート(AES)、等)および/ま たは陰イオン系重合体(例えば、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、等) からなる群から選択することができる。 M部分としては、例えばF-、SO4 -2、NCS-、SCN-、S23 -2、NH3 、PO4 3-、およびカルボキシレート(これは好ましくはモノカルボキシレート であるが、コバルトへの結合が1分子あたりただ1個のカルボキシレートによる のである限り、その部分に1個超過のカルボキシレートは存在できず、その場合 、M部分における他のカルボキシレートはプロトン化するか、またはその塩の形 態でよい)があるが、これらに限定するものではない。M中に1個超過の陰イオ ン基が存在する場合、所望により、Mはプロトン化することができる(例えばH PO4 2-、HCO3 -、H2PO4 -、HOC(O)CH2C(O)O-、等)。好ましいM 部分は、下記式を有する置換または未置換C1〜C30カルボン酸である。 RC(O)O− 式中、Rは好ましくは水素およびC1〜C30(好ましくはC1〜C18)の置換また は未置換アルキル、C6〜C30(好ましくはC6〜C18)の置換または未置換アリ ール、およびC3〜C30(好ましくはC5〜C18)の置換または未置換ヘテロアリ ールからなる群から選択され、その際、置換基は−NR'3、−NR'4 +、−C(O )O−R’、−OR’、−C(O)NR'2からなる群から選択され、R’は水素お よびC1〜C6部分からなる群から選択される。したがって、その様な置換基Rは 、−(CH2)nOHおよび−(CH2)nNR’4 +部分を含み、ここでnは1〜約16 、好ましくは約2〜約10、最も好ましくは約2〜約5の整数である。 最も好ましいMは、上記の式を有し、Rが水素、メチル、エチル、プロピル、 直鎖または分枝鎖の4〜C12アルキル、およびベンジルからなる群から選択され たカルボン酸である。最も好ましいRはメチルである。好ましいカルボン酸M部 分としては、ギ酸、安息香酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ドデカン酸、 マロン酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、2−エチルヘキサン 酸、ナフテン酸、オレイン酸、パルミチン酸、トリフレート(triflate)、酒石酸 、ステアリン酸、酪酸、クエン酸、アクリル酸、アスパラギン酸、フマル酸、ラ ウリン酸、リノール酸、乳酸、リンゴ酸、および特に酢酸がある。 B部分としては、カーボネート、ジおよびより高級のカルボキシレート、(例 えばシュウ酸、マロン酸塩、リンゴ酸、コハク酸、マレイン酸)、ピコリン酸、 アルファーおよびベータアミノ酸(例えばグリシン、アラニン、ベーターアラニ ン、フェニルアラニン)がある。 ここで有用なコバルト漂白触媒は、公知であり、例えばそれらの塩基加水分解 速度と共に、M.L.Tobe、「Base Hydrolysis of Transition-Metal Complexes」 ,Adv .Inorg.Bioinorg.Mech.,(1983),2,1-94頁に記載されている。例えば 、17頁の表1には、塩基加水分解速度(そこではkOHと呼ばれている)が、シ ュウ酸塩(kOH=2.5×10-4-1-1(25℃))、NCS-(kOH=5.0× 10-4-1-1(25℃))、ギ酸塩(kOH=5.8×10-4-1-1(25℃))、 および酢酸塩(kOH=9.6×10-4-1-1(25℃))と錯体形成されたコバ ルトペンタアミン触媒に関して記載されている。ここで最も好ましいコバルト触 媒は、式Co[(NH3)5OAc]Tyを有し、式中、OAcが酢酸塩部分を表すコ バルトペンタアミン酢酸塩、特に塩化コバルトペンタアミン酢酸塩、[Co(NH3 )5OAc]Cl2、ならびに[Co(NH3)5OAc](OAc)2、[Co(NH3)5O Ac](PF6)2、[Co(NH3)5OAc](SO4)、[Co(NH3)5OAc](BF4)2 、および[Co(NH3)5OAc](NO3)2(ここでは「PAC」)である。 これらのコバルト触媒は、上記Tobeの文献およびそこに記載されている関連文 献、米国特許第4,810,410号明細書(Diakun等、1989年3月7日発 行)、J .Chem.Ed.(1989),66(12),1043-45、The Synthesis and Characteri zation of Inorganic Compounds,W.L.Jolly(Prentice Hall; 1970),pp.461- 3、Inorg .Chem.18,1497-1502(1979)、Inorg .Chem.21,2881-2885(1982) 、Inorg. Chem.18,2023-2025(1979)、Inorg.Synthesis,173-176(1960)、お よびJournal of Physical Chemistry56,22-25(1952)、ならびに以下に記載す る合成例に開示されている様な公知の手順により、容易に製造することができる 。 これらの触媒は、製品の美観のために、所望により色の影響を少なくするため に、あるいは以下に例示する様に酵素含有粒子に配合するために、補助材料と共 に処理するか、または触媒の「斑点」を含有する様に組成物を製造することもで きる。 実用的な問題として、限定するものではないが、本発明の洗浄組成物お よび洗浄方法は、少なくとも1億分の1のオーダーの、好ましくは約0.01 p pm〜約25 ppm、より好ましくは約0.05 ppm〜約10 ppm、最も好ましくは 約0.1 ppm〜約5 ppmの活性漂白触媒を水性洗濯媒体中に与える様に調節する ことができる。自動食器洗い工程の洗濯液中にその様な水準を得るには、本発明 の代表的な自動食器洗い組成物は、重量で洗浄組成物の約0.0005%〜約0 .2%、より好ましくは約0.004%〜約0.08%、の漂白触媒を含んでな る。リン酸塩ビルダー ADD組成物に使用するリン酸塩ビルダーは良く知られている。これらのビル ダーには、ポリリン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカノールア ンモニウム塩(例えばトリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、ガラス質重合体メター リン酸塩)があるが、これらに限定するものではない。リン酸塩ビルダー供給源 は、Kirk Othmer,3rd Edition,Vol.17,pp.426-472およびCottonおよびWilki nsonにより“Advanced Inorganic Chemistry”pp.394-400(John Wiley and Son s,Inc.,1972)に詳細に説明されている。 リン酸塩ビルダーの好ましい量は、約10%〜約75%、好ましくは約15% 〜約50%のリン酸塩ビルダーである。過酸化水素供給源 過酸化水素供給源は、上記のKirk Othmer's Encyclopedia of Chemical Techn ology,4th Ed(1992,John Wiley & Sons),Vol.4,pp.271-300「漂白剤(調 査)」に詳細に記載されており、各種の被覆および変性形態を含む様々な形態の 過ホウ酸ナトリウムおよび過炭酸ナトリウムを含む。過酸化水素供給源の「有効 量」とは、消費者が家庭用の食器洗浄装置中、アルカリの存在下で汚れた食器類 を洗浄した時に、過酸化水素供給源を含まない組成物と比較して、汚れた食器類 からの染み(特に茶染み)の除去を測定できる程度に改良できる量である。 より一般的に、過酸化水素供給源とは、消費者の使用条件下で有効量の過酸化 水素を与える都合の良い化合物または混合物である。量は広く変えることができ るが、通常は重量で本ADD組成物の約0.1%〜約70%、より一般的には約 0.5%〜約30%である。 ここで使用する過酸化水素の好ましい供給源は、過酸化水素自体を含むすべて の都合の良い供給源でよい。例えば、過ホウ酸塩、例えば過ホウ酸ナトリウム( すべての水和物でよいが、好ましくは一または四水和物)、炭酸ナトリウム過酸 化水素化物または同等の過炭酸塩、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素化物、尿素 過酸化水素化物、または過酸化ナトリウムをここで使用できる。使用可能な酸素 の供給源、例えば過硫酸塩漂白剤(例えばOXONE、DuPont製造)も有用である。 過ホウ酸ナトリウム一水和物および過炭酸ナトリウムが特に好ましい。すべての 都合の良い過酸化水素供給源の混合物も使用できる。 好ましい過炭酸塩漂白剤は、平均粒子径が約500ミクロン〜約1000ミク ロンであり、約200ミクロンより小さい粒子が約10重量%以下であり、約1 ,250ミクロンより大きい粒子が約10重量%以下である。所望により、過炭 酸塩はケイ酸塩、ホウ酸塩または水溶性界面活性剤で被覆することができる。過 炭酸塩は様々な商業的供給源、例えばFMC、SolvayおよびTokai Denka、から 入手できる。 ここで有効な漂白組成物は、上記のコバルト触媒および過酸化水素供給源だけ を含むことができるが、十分に処方したADD組成物は、性能を改良または変更 するために、典型的には他の自動食器洗い洗剤補助物質も含んでなる。これらの 物質は、自動食器洗い組成物に必要とされる特性に応じて適宜選択される。例え ば、染み形成および被膜形成性は低いのが好ましく、好ましい組成物は、The Am erican Society for Testing and Materials(「ASTM」)D3556−85 (1989改訂)「機械的食器洗いの際のガラス器具上への堆積に関する標準試 験方法」により試験して、染み形成および被膜形成度が3またはそれ未満、好ま しくは2未満、最も好ましくは1未満である。また、例えば低発泡性も望ましく 、好ましい組成物は、通常の使用条件下で食器洗浄装置の底に2インチ未満、よ り好ましくは1インチ未満の泡を発生する(公知の方法、例えば米国特許第5, 294,365、(Welch等、1994年3月15日発行)に記載されている様 な公知の方法を使用して測定)。補助物質 本組成物に所望により含まれる洗剤成分または補助成分は、洗浄性能、洗浄す べき基材の処理を支援または強化するための、または組成物の美観を改良するた めに設計された1種または2種以上の物質を含むことができる。これらの成分は さらに、組成物の形態に応じて、すなわち販売すべき組成物が液体、ペースト (半固体)、または固体形態(錠剤および本組成物に好ましい顆粒形態を含む) にあるか、に応じて選択される。本発明の組成物に、この分野で確立している通 常の使用水準(一般的に、補助成分は合計で組成物の約30〜約99.9重量% 、好ましくは約70〜約95重量%を占める)で含むことができる補助成分とし ては、他の活性成分、例えば以下に詳細に説明する様な、低発泡性非イオン系界 面活性剤、非リン酸塩ビルダー、キレート化剤、酵素、発泡抑制剤、分散剤重合 体(例えばBASF Corp.またはRhom & Haasから)、着色斑点、銀保護、曇り防止 および/または腐食防止剤、染料、充填材、殺菌剤、アルカリ度供給源、ヒドロ トロピー剤、酸化防止剤、酵素安定剤、香料、溶解性付与剤、担体、加工助剤、 顔料、pH調整剤、および液体組成物用の溶剤がある。1.洗剤界面活性剤 (a)低発泡性非イオン系界面活性剤 −界面活性剤は、自動食器洗いにおいて、 洗浄を支援し、食品、特にタンパク質からの汚れによる発泡を抑制し、染み形成 /被膜形成を抑制するのに役立ち、本洗剤組成物中に組成物の約0.1%〜約2 0%の量で含まれる。一般的に、漂白剤に対して安定した界面活性剤が好ましい 。本発明のADD(自動食器洗い洗剤)組成物は好ましくは低発泡性非イオン系 界面活性剤(LFNI)を含んでなる。LFNIは、重量で0〜約10%、好ま しくは約0.25〜約4%の量で存在できる。LFNIは、LFNIがADD製 品に与える水の被膜で覆う(特にガラスから)作用を改良するためにADDで使 用するのが最も好ましくは一般的である。これらの物質には、以下にさらに説明 する、自動食器洗いで直面する食品汚れの消泡に知られている非シリコーン、非 リン酸塩重合体材料も含まれる。 好ましいLFNIには、非イオン系アルコキシル化界面活性剤、特に第1級ア ルコールに由来するエトキシル化物、およびそれらの物質と、より複雑な界面活 性剤、例えばポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレ ン(PO/EO/PO)リバースブロック重合体、との混合物がある。PO/E O/PO重合体型界面活性剤は、特に玉子の様な一般的な食品汚れ成分に対する 、発泡抑制または消泡作用を有することで良く知られている。 本発明の、LFNIが存在する好ましい実施態様では、この成分が約95°F (35℃)で固体、より好ましくは約77°F(25℃)で固体である。製造を 容易にするために、好ましいLFNIは融点が約77°F(25℃)〜約140 °F(60℃)、より好ましくは約80°F(26.6℃)〜約110°F(4 3.3℃)である。 好ましい実施態様では、LFNIは、炭素数が約8〜約20である1価アルコ ールまたはアルキルフェノールと、アルコールまたはアルキルフェノール1モル あたり約6〜約15モルのエチレンオキシドの反応から得られるエトキシル化界 面活性剤である。 特に好ましいLFNIは、の炭素数が約16〜約20個である直鎖脂肪アルコ ール(C16〜C20アルコール)、好ましくはC18アルコール、が、アルコール1 モルあたり平均約6〜約15モル、好ましくは約7〜約12モル、最も好ましく は約7〜約9モルのエチレンオキシドと縮合して得られる。好ましくは、その様 にして誘導されたエトキシル化非イオン系界面活性剤は、平均よりも比較的狭い エトキシレート分布を有する。 LFNIは所望によりプロピレンオキシドを約15重量%までの量で含むこと ができる。他の好ましいLFNI界面活性剤は、ここに参考として含める米国特 許第4,223,163号明細書(1980年9月16日発行、Builloty)に記 載されている製法により製造することができる。 ここで非常に好ましい、LFNIが存在するADDは、エトキシル化モノヒド ロキシアルコールまたはアルキルフェノールを使用し、さらにポリオキシエチレ ン、ポリオキシプロピレンブロック重合体化合物を含んでなり、LFNIのエト キシル化モノヒドロキシアルコールまたはアルキルフェノール画分は、総LFN Iの約20%〜約100%、好ましくは約30%〜約70%を占める。 上記の必要条件に適合する好適なブロックポリオキシエチレン−ポリオキシプ ロピレン重合体化合物としては、開始剤反応性水素化合物として、エチレングリ コール、プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパンおよび エチレンジアミンを基剤とする化合物がある。単一の反応性水素原子を含む開始 剤化合物、例えばC12〜C18脂肪族アルコール、の連続エトキシル化およびプロ ポキシル化により製造される重合体状化合物は、本ADDにおいて一般的に十分 な発泡抑制効果を与えない。BASF-Wyandotte Corp.,Wyandotte,Michigan から 市販のPLURONIC(商品名)およびTETRONIC(商品名)と呼ばれる特定のブロック 重合体界面活性剤化合物は、本発明のADD組成物に好適である。 特に好ましいLFNIは、約40%〜約70%のポリオキシプロピレン/ポリ オキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロック重合体混合物を含むが、この混 合物は、混合物の約75重量%の、ポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピ レンのリバースブロック共重合体(その共重合体は、17モルのエチレンオキシ ドおよび44モルのプロピレンオキシドを含む)、および混合物の約25重量% の、トリメチロールプロパンで開始した、トリメチロールプロパン1モルあたり 99モルのプロピレンオキシドおよび24モルのエチレンオキシドを含む、ポリ オキシエチレンとポリオキシプロピレンのブロック共重合体を含んでなる。 ADD組成物でLFNIとして使用するには、曇り点が比較的低く、親水性− 親油性バランス(HLB)が高いLFNIが好適である。1%水溶液の曇り点は 一般的に約32℃未満であり、水温の全域で発泡を最適に抑制するには、好まし くはより低く、例えば0℃である。 使用可能なLFNIには、Olin Corp.からSLF18 として市販されているエトキ シル化度約8のC18アルコールポリエトキシレート、および上記の融点特性を有 するすべての生物分解性LFNIもある。(b)陰イオン系共界面活性剤 本発明の自動食器洗い洗剤組成物は、陰イオン系共界面活性剤を実質的に含ま ないのが好ましい。ある種の陰イオン系共界面活性剤、特に脂肪カルボン酸は、 食器の上に見苦しい被膜を生じることが分かっている。その上、多くの陰イオン 系界面活性剤は発泡性が高い。存在する場合、陰イオン系共界面活性剤は一般的 に、カルシウムの存在下で良好な溶解性を有する種類である。その様な陰イオン 系共界面活性剤としてはさらにスルホベタイン、アルキル(ポリエトキシ)サル フェート(AES)、アルキル(ポリエトキシ)カルボン酸塩、および短鎖C6 〜C10アルキルサルフェートおよびスルホネートがある。2.洗剤酵素 ここで使用する「洗剤用酵素」とは、ADD組成物で洗浄、汚れ除去、または 他の有利な効果を有するすべての酵素を意味する。好ましい洗剤用酵素は、プロ テアーゼ、アミラーゼおよびリパーゼの様な加水分解酵素である。自動食器洗い に非常に好ましいのはアミラーゼおよび/またはプロテアーゼであり、現在市販 されている種類、および漂白剤との相容性が高くなってはいるが、漂白剤による 不活性化にある程度敏感である改良型の両方を含む。 一般的に、上記の様に、本発明の好ましいADD組成物は、1種または2種以 上の洗剤用酵素を含んでなる。ただ1種類の酵素だけを使用する場合、その組成 物が自動食器洗浄用であれば、その酵素は好ましくはデンプン分解酵素である。 自動食器洗いには、タンパク分解酵素およびデンプン分解酵素の混合物が非常に 好ましい。より一般的には、配合する酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リ パーゼ、セルラーゼ、およびペルオキシダーゼ、ならびにそれらの混合物が含ま れる。他の種類の酵素も使用できる。これらの酵素は、好適なすべての起源に、 例えば植物、動物、細菌、菌類および酵母に由来することができる。しかし、酵 素の選択は、pH活性および/または最適安定性、熱的安定性、活性洗剤、ビルダ ー、等に対する安定性などのあらゆるファクターにより左右される。これに関し て、細菌性または菌類の酵素、例えば細菌性アミラーゼおよびプロテアーゼ、お よび菌類性セルラーゼ、が好ましい。 酵素は一般的に本発明の洗剤組成物中に、「洗浄に有効な量」を与えるのに十 分な量で配合する。「洗浄に有効な量」とは、布地、食器などの基材上で洗浄、 染みの除去または汚れ除去効果を達成できるすべての量を意味する。酵素は触媒 性材料であるので、その様な量は非常に小さくてよい。現在の市販製剤を実際に 使用する場合の代表的な量は、組成物1グラムあたり重量で約5mgまで、より典 型的には約0.01mg〜約3mgの活性酵素である。つまり、本組成物は典型的に は、約0.001〜約6重量%、好ましくは0.01〜1重量%の市販の酵素製 剤を含んでなる。プロテアーゼ酵素は通常、その様な市販の製剤中に、組成物1 グラムあたり0.005〜0.1Anson 単位(AU)の活性を与えるのに十分な 量で存在する。自動食器洗い目的には、与えられる非触媒活性物質の総量を最少 に抑え、それによって染み形成/被膜形成結果を改良するために、市販製剤の活 性酵素含有量を増加するのが望ましい。 プロテアーゼの好適な例は、B.SubtilisおよびB.licheniformis の特定株から 得られるスブチリジンである。別の好適なプロテアーゼはBacillusの株から得ら れ、pH領域8〜12で最大活性を有し、デンマークのNovo Industries A/S によ り開発され、ESPERASE(商品名)として販売されている。この酵素および類似の 酵素の製造は、Novoの英国特許第1,243,784号明細書に記載されている 。タンパク質系汚れの除去に好適な、市販のタンパク分解酵素には、Novo Indus tries A/S (デンマーク)からALCALASEおよびSAVINASE、およびInternational Bio-Synthetics,Inc.(オランダ)からMAXATASEの商品名で販売 されている酵素がある。他のプロテアーゼとしては、プロテアーゼA(ヨーロッ パ特許出願第130,756号明細書、1985年1月9日公開、参照)および プロテアーゼB(ヨーロッパ特許出願第87303761.8号明細書、198 7年4月28日提出、およびヨーロッパ特許出願第130,756号明細書、Bo tt et al.、1985年1月9日公開、参照)がある。 「プロテアーゼD」と呼ばれる特に好ましいプロテアーゼは、自然界には見ら れないアミノ酸配列を有するカルボニル加水分解酵素の変形であり、これは前駆 物質のカルボニル加水分解酵素から、A.Baeck等の「プロテアーゼ含有洗浄組成 物」と題する米国特許出願第08/322,676号明細書および C.Ghosh 等 「プロテアーゼ酵素を含んでなる漂白組成物」米国特許出願第08/322,6 77号明細書、どちらも1994年10月13日提出、に記載されている様に、 Bacillus amyloliquefaciensスブチリジンの番号付けにより、該カルボニル加水 分解酵素中の位置+76に等しい位置にある複数のアミノ酸残基を、好ましくは +99、+101、+103、+104、+107、+123、+27、+10 5、+109、+126、+128、+135、+156、+166、+195 、+197、+204、+206、+210、+216、+217、+218、 +222、+260、+265および/または+274からなる群から選択され た位置に等しい1種以上のアミノ酸残基位置とも組み合わせて、異なったアミノ 酸で置き換えることにより得られる。 ここで好適なアミラーゼには、例えば英国特許第1,296,839号明細書 (Novo)に記載されているα−アミラーゼ、RAPIDASE(商品名)、International Bio-Synthetics,Inc.およびTERMAMYL (商品名)Novo Industriesがある。 安定性、例えば酸化安定性、を改良するための酵素(例えば安定性強化アミラ ーゼ)の研究が知られている。例えばJ.Biological Chem.,Vol.260,No.11, 1985年6月、6518〜6521頁参照。「基準アミラーゼ」とは、本発明 のアミラーゼ成分の範囲内にある通常のアミラーゼである。さらに、やはり本発 明の中に在る、安定性を強化したアミラーゼはこれらの「基準アミラーゼ」に一 般的に匹敵する。 本発明は、特定の好ましい実施態様で、洗剤における安定性を改良した、特に 酸化安定性を改良したアミラーゼを使用することができる。便利な絶対的安定性 の基準点(それに対して本発明のこれらの好ましい実施態様で使用するアミラー ゼが測定可能な改良を示す)は、1993年に商業的に使用され、Novo Nordisk A/Sから市販されているTERMAMYL(商品名)の安定性である。このTERMAMYL(商 品名)アミラーゼは「基準アミラーゼ」であり、それ自体、本発明のADD(自 動食器洗い洗剤)組成物に非常に好適である。ここでより好ましいアミラーゼに は、共通して「安定性を強化した」アミラーゼであるという特徴があり、例えば pH9〜10の緩衝溶液中の過酸化水素/テトラアセチルエチレンジアミンに対す る酸化安定性、例えば約60℃の様な通常の洗濯温度における熱的安定性、また は例えばpH約8〜約11におけるアルカリ安定性、を上記の基準アミラーゼに対 して測定して、少なくともかなり改良されているのが特徴である。ここで好まし いアミラーゼは、より有用な基準アミラーゼに対してさらに改良されているが、 後者の基準アミラーゼは前駆的アミラーゼのいずれかにより代表され、本発明の 中で好ましいアミラーゼはその変形である。その様な前駆的アミラーゼは、それ 自体、天然産であるか、または遺伝子工学の産物である。安定性は、この分野で 開示されている技術的試験のいずれ化を使用して測定することができる。WO9 4/02597号明細書(それ自体、およびそこに引用されている文献をここに 参考として含める)に記載されている文献参照。 一般的に、本発明の好ましい実施態様に関連する安定性強化アミラーゼはNovo Nordisk A/SまたはGenencor Internationalから入手できる。 ここで好ましいアミラーゼには、1、2または複数のアミラーゼ種が直接の前 駆体であるかは別にして、1種または2種以上のBacillusアミラーゼ、特にBaci llusアルファーアミラーゼから部位特異的変異誘導を使用して得られるという共 通性がある。 上記の様に、「酸化安定性を強化した」アミラーゼは、本発明に 使用するのに好適であるが、本発明はそれらを必須成分としてではなく、「所望 により、ただし好ましい」として使用する。その様な好ましいアミラーゼは、下 記により代表されるが、これに限定するものではない。 (a)上記のWO/94/02597号明細書(Novo Nordisk A/S、1994 年2月3日公開)によるアミラーゼ[TERMAMYL(商品名)として知られているB. Licheniformisアルファーアミラーゼの197位置、またはB.amyloliquefacie ns、B.subtilis またはB.stearothermophilus の様な類似の親アミラーゼの類 似した位置、にあるメチオニン残基を、アラニンまたはトレオニン(好ましくは トレオニン)を使用して置き換えた突然変異体によりさらに示されている]、 (b)the 207th American Chemical Society National Meeting,March 13-1 7 1994でのGenencor International、C.Mitchinson により「耐酸化性アルファ ーアミラーゼ」と題して研究発表された安定性強化アミラーゼ。その研究発表の 中で、自動食器洗い洗剤中の漂白剤がアルファーアミラーゼを不活性化するが、 酸化安定性を改良したアミラーゼがGenencorにより、B.Licheniformis NCIB806 1 から製造されたことが記載されている。メチオニン(Met)が最も変性され易 い残基であると識別されている。Metを位置8、15、197、256、30 4、366および438でそれぞれ置き換え、特殊な突然変異体を形成しており 、特に重要なのがM197LおよびM197Tであり、M197T変異体が最も 安定した発現変異体である。安定性は、CASCADE (商品名)およびSUNLIGHT ( 商品名)で測定した。 (c)ここで特に好ましいのは、Novo Nordisk A/Sから入手できる直前の親で さらに変性させたアミラーゼ変異体である。これらのアミラーゼは、まだ商品名 が付いていないが、供給者によりQL37+M197Tと呼ばれている。 公知のキメラ性、ハイブリッド、または入手可能なアミラーゼの単純な突然変 異体の親形態から部位特異的変異誘導により得られた様な、他のどの酸化安定性 を強化したアミラーゼでも使用できる。 本発明に使用できる、ただし好ましくないセルラーゼとしては、細菌および菌 類型セルラーゼの両方が含まれる。一般的に、これらの最適pHは5〜9.5であ る。好適なセルラーゼは米国特許第4,435,307号明細書(Barbesgoard 等、1984年3月6日)に記載されているが、これはHumicola insolens およ びHumicola株DSM1800 またはAeromonas 属に属するセルラーゼ212生産菌類か ら生産された菌類セルラーゼ、および海洋軟体生物、Dolabella Auricula Solan der の肝膵臓から抽出されたセルラーゼを開示している。好適なセルラーゼは、 GB−A−2,075,028号明細書、GB−A−2,095,275号明細 書およびDE−OS−2,247,832号明細書にも記載されている。CAREZY ME(商品名)(Novo)が特に有用である。 洗剤用に好適なリパーゼ酵素としては、Pseudomas 族の微生物、例えば英国特 許第1,372,034号明細書に記載されているPseudomas stutzeri ATCC 19 .154、により生産される酵素がある。日本国特許出願第53,20487号明細 書(1978年2月24日公開)も参照。このリパーゼはAmano Pharmaceutical Co.Ltd.,名古屋、日本国、からLipase P「Amano」、以下「Amano-P」と呼ぶ、 の商品名で市販されている。他の市販されている好適なリパーゼには、Amano-CE S、Toyo Jozo Co.,Tagata,日本国、から市販されている、Chromobacter viscos um、例えばChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673 に由来するリ パーゼ、さらにU.S.Biochemical Corp.,U.S.A.およびDisoynth Co.、オランダ 、から市販のChromobacter viscosum リパーゼ、およびPseudomonas gladioliに 由来するリパーゼがある。Humicola lanuginosa に由来し、Novo(EP 341,947号明細書も参照)から市販されているLIPOLASE(商品名)酵素が ここで使用するのに好ましいリパーゼである。別の好ましいリパーゼ酵素は、ど ちらもNovoにより公開されたWO 92/05249A号明細書およびResearch Disclosure No.35944、1994年3月10日、に開示されている、Humicola lanuginosaリパーゼのD96L変異体である。一般的に、本発明の自動食器洗い実施 態様には、脂肪分解酵素は、アミラーゼおよび/またはプロテアーゼ程好ましく ない。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素供給源、例えば過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸 塩、過酸化水素、等と組合せて使用することができる。これらの材料は、一般的 に「溶液漂白」、つまり洗浄の際に基材から除去された染料または顔料がその洗 浄溶液中に存在する他の基材に移動するのを防止するために使用する。ペルオキ シダーゼ酵素は、この分野で公知であり、ワサビダイコンペルオキシダーゼ、リ グニナーゼ、およびハロペルオキシダーゼ、例えばクロロ−またはブロモ−ペル オキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えばNovo Industr ies A/S に譲渡されたO.Kirk によるPCT国際出願WO 89/099813 号明細書(1989年10月19日公開)に記載されている。本発明は、ペルオ キシダーゼを含まない自動食器洗い組成物の実施態様も含む。 様々な酵素材料およびそれらを合成洗剤組成物へ配合する手段も、米国特許第 3,553,139号明細書(1971年1月5日、McCarty et al.に発行)に 記載されている。酵素はさらに米国特許第4,101,457号明細書(Place 等1978年7月18日)および米国特許第4,507,219号明細書(Hugh es1985年3月26日発行)に記載されている。洗剤に使用する酵素は、様々 な技術により安定化させることができる。酵素安定化技術は、例えば米国特許第 3,600,319号明細書(1971年8月17日、Gedge 等に発行)ヨーロ ッパ特許第0,199,405号明細書(出願番号86200586.5号、1 986年10月29日、Venegas)に開示されている。酵素安定化系は米国特許 第3,519,570号明細書にも記載されている。(a)酵素安定系 −この酵素を含有する液体組成物、特に液体組成物、は、重量 で約0.001%〜約10%、好ましくは約0.005%〜約8%、最も好まし くは約0.01%〜約6%の酵素安定系を含んでなることができる。酵素安定系 は、洗剤酵素と相容性のある、どの様な安定系でもよい。その様な安定系は、例 えばカルシウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、ボロ ン酸、およびそれらの混合物を含んでなることができる。 本発明のADDの安定系は、0〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約6 重量%の塩素漂白剤補集剤を含んでなり、多くの水道水中に存在する塩素漂白物 質が、特にアルカリ性条件下で、酵素を攻撃し、不活性化するのを防止すること ができる。水中の塩素量は僅かで、一般的に約0.5 ppm〜約1.75 ppmであ るが、食器の洗浄中に酵素と接触する水の総体積中にある塩素は比較的大きいの で、使用中の酵素の安定性が問題となる。 好適な塩素補集剤陰イオンは、広く知られており、容易に入手することができ 、例えばアンモニウム陽イオンを含む、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ亜硫酸塩、 チオ硫酸塩、ヨウ化物、等がある。カルバミン酸塩、アスコルビン酸塩、等の酸 化防止剤、有機アミン、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはその アルカリ金属塩、モノエタノールアミン(MEA)、およびそれらの混合物も同 様に使用することができる。他の通常の補集剤、例えば重硫酸塩、硝酸塩、塩酸 塩、過酸化水素の供給源、例えば過ホウ酸ナトリウム四水和物、過ホウ酸ナトリ ウム一水和物および過炭酸ナトリウム、ならびにリン酸塩、縮合リン酸塩、酢酸 塩、安息香酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、サリチ ル酸塩、等、およびそれらの混合物も所望により使用できる。一般的に、塩素補 集剤の機能は、機能がより深く認識されている成分(例えば過ホウ酸ナトリウム の様 な本発明の他の成分)の幾つかにより果たすことができるので、その機能を所望 の程度に果たす化合物が本発明の酵素含有実施態様に欠けているのでなければ、 別の塩素補集剤を加える絶対的な理由はないが、それでも、補集剤は最適結果を 得るためにのみ加える。その上、処方者は、使用する場合、他の成分とほとんど 非相容性であるあらゆる酵素補集剤の使用を回避するために、化学者の通常の技 量を発揮することになる。アンモニウム塩の使用に関して、その様な塩は洗剤組 成物と単純に混合することができるが、貯蔵中に水を吸着する、および/または アンモニアガスを放出する傾向がある。したがって、その様な物質は、存在する 場合、米国特許第4,652,392号明細書(Baginski等)に記載されている 様な粒子中に保護するのが望ましい。3.所望により使用する漂白補助成分 (a)漂白活性剤 好ましくは、組成物中の過酸素漂白成分は、活性剤(過酸前駆物質)と共に処 方する。活性剤は、組成物の約0.01〜約15重量%、好ましくは約1〜約1 0重量%、より好ましくは約1〜約8重量%の量で存在する。好ましい活性剤は 、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベンゾイルカプロラクタム( BzCL)、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3−クロロベンゾイルカプ ロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(BOBS)、ノナノイル オキシベンゼンスルホネート(NOBS)、安息香酸フェニル(PhBz)、ド デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10−OBS)、ベンゾイルバレロラ クタム(BZVL)、オクタノイルオキシベンゼンスルホネート(C8−OBS )、過加水分解性(perhydrolyzable)エステルおよびそれらの混合物からなる群 から選択され、ベンゾイルカプロラクタムおよびベンゾイルバレロラクタムが最 も好ましい。pH領域約8〜約9.5における特に好ましい漂白活性剤は、OB SまたはVLの遊離基を有する活性剤である。 好ましい漂白活性剤は、すべてここに参考として含める米国特許第5,130 ,045号明細書(Mitchell等)および第4,412,934号明細書(Chung 等、および審査中の米国特許出願第08/064,624号明細書、第08/0 64,623号明細書、第08/064,621号明細書、第08/064,5 62号明細書、第08/064,564号明細書、第08/082,270号明 細書、および「酵素と共に使用するペルオキシ酸活性剤を含んでなる漂白化合物 」と題する、M.Burns,A.D.Willey,R.T.Hartshorn,C.K.Ghosh への審査中 の米国特許出願第08/133,691号明細書(P & G Case 4890R)に記載され ている活性剤である。 本発明における過酸素漂白化合物(AvOとして)の漂白活性剤に対するモル 比は、一般的に少なくとも1:1であり、好ましくは約20:1〜約1:1、よ り好ましくは約10:1〜約3:1である。 第4級置換漂白活性剤も含むことができる。本発明の洗剤組成物は、好ましく は第4級置換漂白活性剤(QSBA)または第4級置換過酸(QSP)、より好 ましくは前者を含んでなる。好ましいQSBA構造は、ここに参考として含める 、同時出願係属中の米国特許第08/298,903号明細書、第08/298 ,650号明細書、第08/298,906号明細書および第08/298,9 04号明細書(1994年8月31日提出)にさらに記載されている。(b)有機過酸化物、特に過酸化ジアシル −これらの物質は、すべてここに参考 として含めるKirk Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,Vol.17,Jo hn Wiley & Sons,1982 27-90 頁および特に63-72 頁に記載されている。過酸化 ジアシルを使用する場合、染み形成/被膜形成にほとんど悪影響を及ぼさないの が好ましい。4.pHおよび緩衝性変動 本発明の多くの洗剤組成物は緩衝液で処理する、すなわちこれらの洗剤組成物 は、酸性汚れの存在下でpH降下に対して比較的耐性がある。しかし、その他の 組成物には、緩衝容量が非常に低い、または実質的に緩衝液で処理していないも のもある。推奨する使用水準でpHを調整する、または変化させるための技術と しては、緩衝液の使用のみならず、追加のアルカリ、酸、pH飛躍系、2分室容 器、等の使用も含まれ、当業者には良く知られている。 本発明の好ましいADD組成物は、水溶性のアルカリ性無機塩および水溶性の 有機または無機ビルダーから選択されたpH調整成分を含んでなる。pH調整成 分は、ADDを水に1,000〜5,000 ppmの濃度で溶解させた時、pHが 約8を超えた領域に、好ましくは約9.5〜約11に維持で様に選択する。本発 明の好ましい非リン酸塩pH調整成分は、下記(i)〜(viii)からなる群から 選択する。 (i)炭酸ナトリウムまたはセスキ炭酸ナトリウム、 (ii)ケイ酸ナトリウム、好ましくはSiO2:Na2O比が約1:1〜約2:1で ある水和ケイ酸ナトリウム、およびそれらの、少量のメタケイ酸ナトリウムとの 混合物、 (iii)クエン酸ナトリウム、 (iv)クエン酸、 (v)重炭酸ナトリウム、 (vi)ホウ酸ナトリウム、好ましくはホウ砂、 (vii)水酸化ナトリウム、および (viii)(i)〜(vii)の混合物 好ましい実施態様は、少量のケイ酸塩(すなわち約3%〜約10%SiO2) を含む。 非常に好ましいpH調整成分系の例は、顆粒状クエン酸ナトリウムと無水炭酸 ナトリウムの2成分混合物、および顆粒状クエン酸ナトリウム三水和物、クエン 酸一水和物および無水炭酸ナトリウムの3成分混合物である。 本発明のADD組成物におけるpH調整成分の量は、好ましくは組成物の約1 〜約50重量%である。好ましい実施態様では、pH調整成分はADD組成物中 に約5〜約40重量%、好ましくは約10〜約30重量%の量で存在する。 初期洗浄溶液のpHが約9.5〜約11である本発明の組成物に関して、特に 好ましいADD実施態様は、ADDの約5〜約40重量%、好ましくは約10〜 約30重量%、最も好ましくは約15〜約20重量%のクエン酸ナトリウムを、 約5〜約30重量%、好ましくは約7〜25重量%、最も好ましくは約8〜約2 0重量%の炭酸ナトリウムと共に含んでなる。 各種の水溶性ののホウ酸、ヒドロキシスルホン酸、ポリ酢酸、およびポリカル ボン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩を含む、こ の分野で公知の非リン酸塩洗剤用ビルダーから選択された、他の所望により使用 する洗剤用ビルダーにより、実質的なpH調節系を補完する(すなわち硬水にお ける金属イオン封鎖を改良する)ことができる。その様な物質のアルカリ金属、 特にナトリウム、の塩が好ましい。それらの金属イオン封鎖特性には、別の水溶 性非リン系有機ビルダーも使用できる。ポリ酢酸塩およびポリカルボン酸塩の例 は、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、酒石酸塩モノコハク酸、酒石 酸塩ジコハク酸、オキシジコハク酸、カルボキシメトキシコハク酸、メリト酸の ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウムおよび置換アンモニウムの塩、 およびベンゼンポリカルボン酸ナトリウム塩である。(a)水溶性ケイ酸塩 本発明の自動食器洗い洗剤組成物は、さらに水溶性ケイ酸塩を含むことができ る。ここで使用する水溶性ケイ酸塩は、ADD組成物の染み形成/被膜形成特性 に悪影響を及ぼさない程度に可溶なすべてのケイ酸塩でよい。 ケイ酸塩の例は、メタケイ酸ナトリウムであり、より一般的にはケイアルカリ 酸金属塩、特にSiO2:Na2O比が1.6:1〜3.2:1を有するケイ酸ア ルカリ金属塩、および層状ケイ酸塩、例えば米国特許第4,664,839号明 細書(1987年5月12日H.P.Rieckに発行)に記載されている様な層状ケイ 酸ナトリウム、である。NaSKS−6(商品名)は、Hoechst から市販されて いる結晶性層状ケイ酸塩の商品名である(一般的に略して「SKS−6」)。ゼ オライトビルダーと異なり、NaSKS−6およびここで有用な他の水溶性ケイ 酸塩は、アルミニウムを含まない。NaSKS−6は、層状ケイ酸塩のδ−Na2 SiO5形態であり、独国DE−A−3,417,649号明細書およびDE− A−3,742,043号明細書に記載されている様な方法により製造される。 SKS−6は、ここで使用するのに好ましい層状ケイ酸塩であるが、他のその様 な層状ケイ酸塩、例えば一般式NaMSix2x+1・yH2O(式中、Mはナトリ ウムまたは水素であり、xは1.9〜4の数、好ましくは2であり、yは0〜2 0の数、好ましくは0である)を有するケイ酸塩も使用できる。Hoechst から市 販の他の各種層状ケイ酸塩には、α、βおよびγ形態として、NaSKS−5、 NaSKS−7およびNaSKS−11がある。例えばケイ酸マグネシウムの様 な他のケイ酸塩も有用であり、顆粒状処方における破砕剤(crispeningagent)と して、酸素漂白剤用の安定剤として、および発泡調整系の成分として役立つ。 自動食器洗い(ADD)用途に特に有用なケイ酸塩には、顆粒状水和2-ratio ケイ酸塩、例えばPQ Corp.から市販のBRITESIL(商品名)H20 およびBRITESIL( 商品名)H24 があるが、ADD組成物が液体形態を有する場合、各種ケイ酸塩の 液体等級も使用できる。ADDには、安全な限度内で、メタケイ酸ナトリウムま たは水酸化ナトリウムを単独で、または他のケイ酸塩と組合せて使用し、洗浄p Hを望ましい水準に押し上げることができる。5.ビルダー 本発明の組成物には、ケイ酸塩以外の洗剤用ビルダーを配合し、ミネラル硬度 を調整し易くすることができる。無機ならびに有機ビルダーを使用できる。ビル ダーは一般的に自動食器洗いおよび布地洗濯組成物に使用し、粒子状の汚れを除 去し易くする。 ビルダーの量は、組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態により大き く異なる。存在する場合、組成物は典型的には少なくとも約1%のビルダーを含 んでなる。高性能組成物は、典型的に重量で約10%〜約80%、より典型的に は約15%〜約50%の洗剤ビルダーを含んでなる。しかし、より多い、または より少ない量のビルダーも使用できる。 無機または非リン酸塩P含有洗剤ビルダーには、ホスホン酸塩、フィチン酸、 ケイ酸塩、炭酸塩(重炭酸塩およびセスキ炭酸塩を含む)、硫酸塩、クエン酸塩 、ゼオライトまたは層状ケイ酸塩およびアルミノケイ酸塩があるが、これらに限 定するものではない。好ましいアルミノケイ酸塩に関しては、米国特許第4,6 05,509号明細書参照。 炭酸塩ビルダーの例は、独国特許出願第2,321,001号明細書(197 3年11月15日発行)に記載されている様に、炭酸アルカリ土類およびアルカ リ金属塩である。様々な等級および種類の炭酸ナトリウムおよびセスキ炭酸ナト リウムを使用でき、その中には、他の成分、特に洗剤用界面活性剤のための担体 として特に有用である。 アルミノケイ酸塩ビルダーも本発明の組成物に使用できるが、自動食器洗い洗 剤には好ましくない。アルミノケイ酸塩ビルダーは、現在市販されているほとん どのヘビーデューティー顆粒状洗剤組成物で非常に重要であり、液体洗剤処方で も重要なビルダー成分である。アルミノケイ酸塩ビルダーには、実験式Na2O ・Al23・xSiOz・yH2Oを有する物質があるが、ここでzおよびyは少 なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約0.5であ り、xは約15〜約264の整数である。 有用なアルミノケイ酸塩イオン交換材料が市販されている。これらのアルミノ ケイ酸塩は構造が結晶性または無定形で、天然のアルミノケイ酸塩または合成品 でよい。アルミノケイ酸塩イオン交換材料の製造方法は、米国特許第3,985 ,669号明細書(Krummel 等、1976年10月12日発行)に記載されてい る。ここで有用な好ましい合成結晶性アルミノケイ酸塩イオン交換材料は、ゼオ ライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXの名称で 市販されている。別の実施態様では、結晶性アルミノケイ酸塩イオン交換材料は 式Na12[(AlO2)12(SiO2)12]・xH2Oを有し、式中、xは約20〜約3 0、特に約27である。この材料はゼオライトAと呼ばれている。ここでは脱水 されたゼオライト(x=0〜10)も使用できる。好ましくは、アルミノケイ酸 塩は粒子直径が約0.1〜10ミクロンである。表面積を最大にすることで交換 速度をさらに増加するために、個々の粒子は好ましくは0.1ミクロンより小さ くても良い。高表面積はアルミノケイ酸塩の、特に顆粒状組成物における、界面 活性剤用の吸着剤としての有用性をも高める。単一の凝集物は顆粒状組成物中の 偏析を最少に抑えるための寸法を有し、凝集物の粒子は洗浄中に1ミクロン未満 の個々の粒子に分散し得る、ケイ酸塩またはアルミノケイ酸塩粒子の凝集物が効 果的である。炭酸塩の様な他のビルダーと同様に、界面活性剤の担体機能を強化 する様に造られた物理的および形態学的な形状を有するゼオライト使用するのが 望ましく、適切な粒子径は処方者が自由に選択できる。 本発明の目的に有用な有機洗剤ビルダーには、非常に様々なポリカルボキシレ ート化合物があるが、これらに限定するものではない。ここで使用する「ポリカ ルボキシレート」とは、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個 のカルボキシレートを有する化合物を意味する。ポリカルボキシレートビルダー は、一般的に酸の形態で組成物に加えることができるが、中和された塩の形態で 、 または「塩基過剰」に加えることもできる。塩の形態で使用する場合、アルカリ 金属、例えばナトリウム、カリウム、およびリチウム、またはアルカノールアン モニウムの塩が好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーには、様々な種類の有用な材料がある。ポリカ ルボキシレートビルダーの重要な一群には、Berg、米国特許第3,128,28 7号明細書(1964年4月7日発行)およびLamberti等、米国特許第3,63 5,830号明細書(1972年1月18日発行)に記載されている様なオキシ ジコハク酸塩がある。米国特許第4,663,071号明細書(1987年5月 5日Bushet 等に発行)の「TMS/TDS」ビルダーも参照。好適なエーテル ポリカルボキシレートには、環状化合物、特に脂環式化合物、例えば米国特許第 3,923,679号明細書、第3,835,163号明細書、第4,158, 635号明細書、第4,120,874号明細書および第4,102,903号 明細書に記載されている化合物がある。 他の有用な洗剤ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無 水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルの共重合体、1,3,5− トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボキシメチ ルオキシコハク酸、ポリ酢酸、例えばエチレンジアミンテトラ酢酸およびニトリ ロトリ酢酸、の各種アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウムの塩、 ならびにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1 ,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸の様なポリカルボ キシレート、およびそれらの可溶性塩がある。 クエン酸塩ビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩 )は、再生可能な資源から入手できること、および生物分解性であることから、 ヘビーデューティー洗濯洗剤および自動食器洗い処方に特に重要なポリカルボキ シレートビルダーである。クエン酸塩は、上記のBRITESIL型のゼオライトおよび / または層状ケイ酸塩ビルダーとの組合せでも使用できる。オキシジコハク酸塩も その様な組成物および組合せで特に有用である。 本発明の洗剤組成物には、米国特許第4,566,984号明細書(Bush、1 986年1月28日発行)に記載されている3,3−ジカルボキシ−4−オキサ −1,6−ヘキサンジオネートおよび関連する化合物も好適である。有用なコハ ク酸ビルダーには、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク酸およびそれら の塩がある。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハク酸である。コハ ク酸エステルビルダーの具体例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチ ル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2− ペンタデセニル、等がある。コハク酸ラウリルは、この種の好ましいビルダーで あり、ヨーロッパ特許出願第86200690.5/0,200,263号明細 書(1986年11月5日公開)に記載されている。 他の好適なポリカルボキシレートは、米国特許第4,144,226号明細書 (Crutchfield 等1979年3月13日発行)および米国特許第3,308,0 67号明細書(Diehl、1967年3月7日発行)に記載されている。米国特許 第3,723,322号明細書も参照。 脂肪酸、例えばC12〜C18モノカルボン酸、も組成物に単独で、または上記の ビルダー、特にクエン酸塩および/またはコハク酸塩ビルダー、と組み合わせて 配合し、ビルダー活性を追加することができるが、一般的に好ましくない。その 様な脂肪酸の使用は、一般的に洗濯組成物の発泡性が低下するので、処方者はこ のことを考慮すべきである。脂肪酸またはそれらの塩は、セッケンの浮き滓が形 成され、食器の上に堆積することがある場合、自動食器洗い(ADD)実施態様 には好ましくない。 リン系のビルダーを使用できる場合、各種のリン酸アルカリ金属塩、例えば良 く知られているトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムおよびオルト リン酸ナトリウム、を使用することができる。ホスホン酸塩ビルダー、例えばエ タン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネートおよび他の公知のホスホネート (例えば米国特許第3,159,581号明細書、第3,213,030号明細 書、第3,422,021号明細書、第3,400,148号明細書および第3 ,422,137号明細書参照)も使用できるが、その様な材料は一般的に少量 でキレート化剤または安定剤として使用される。6.キレート化剤 本発明の洗剤組成物は、所望により1種または2種以上の遷移金属の選択的な 金属イオン封鎖剤、「キーラント」または「キレート化剤」、例えば鉄および/ または銅および/またはマンガンキレート化剤を含有することができる。ここで 使用するのに好適なキレート化剤は、アミノカルボキシレート、ホスホネート( 特にアミノホスホネート)、多官能置換された芳香族キレート化剤およびそれら の混合物からなる群から選択することができる。理論に拘泥する積もりはないが 、これらの材料の利点は、一部、過酸化水素および/または漂白活性剤を分解す ることが知られている洗濯溶液中の鉄、銅およびマンガンを抑制する、非常に優 れた能力によると考えられる。他の利点としては、無機被膜防止またはスケール 抑制がある。ここで使用する市販のキレート化剤には、DEQUEST (商品名)シリ ーズ、およびMonsanto、DuPont、およびNalco,Inc.から市販のキレート化剤が ある。 所望により使用するキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、 エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミント リアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネー ト、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタ アセテート、およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、アンモニ ウム塩、および置換アンモニウム塩がある。一般的に、キレート化剤混合物は、 複数の遷移金属抑制、製品の長期安定性、および/または沈殿遷移金属酸化物お よび/または水酸化物の抑制の様な機能を組み合わせるために使用することがで きる。 多官能置換された芳香族キレート化剤も本発明の組成物に有用である。米国特 許第3,812,044号明細書(1974年5月21日Connor等に発行)参照 。酸の形態のこの種の好ましい化合物は、ジヒドロキシジスルホベンゼン、例え ば1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン、である。 ここで使用するのに非常に好ましい生物分解性キレート化剤は、エチレンジア ミン二コハク酸塩(EDDS)、特に米国特許第4,704,233号明細書( 1987年11月3日、Hartman およびPerkins)に記載されている[S,S] 異性体である(しかし、これに限定するものではない)。三ナトリウム塩が好ま しいが、マグネシウム塩の様な他の形態も有用である。 アミノホスホネートも、洗剤組成物中に少なくとも低水準の総リン含有量が許 容される場合には、本発明の組成物でキレート化剤として好適であり、エチレン ジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)およびジエチレントリアミンペン タキス(メチレンホスホネート)を含む。これらのアミノホスホネートは、炭素 数が6超過である原子を含むアルキルまたはアルケニル基を含まないのが好まし い。 使用する場合、キレート化剤または遷移金属の選択的な金属イオン封鎖剤は、 好ましくは本発明の組成物の約0.001〜約10重量%、より好ましくは、約 0.05〜約1重量%を含んでなる。7.分散剤重合体 −本発明の好ましいADD組成物は、さらに分散剤重合体を含 むことができる。存在する場合、本発明のADD組成物中の分散剤重合体の量は 具体的には0〜約25重量%、好ましくは約0.5〜約20重量%、より好まし くは約1〜約8重量%である。分散剤重合体は、本発明のADD組成物の、特に 洗浄pHが約9.5を超える様な高pH実施態様における被膜形成性能を改良す るのに効果的である。炭酸カルシウムまたはケイ酸マグネシウムが食器上に堆積 するのを阻止する重合体が特に好ましい。 ここで使用するのに好適な分散剤重合体は、米国特許第4,379,080号 明細書(Murphy)(1983年4月5日発行)にさらに例示されている。 好適な重合体は、ポリカルボン酸の少なくとも部分的に中和された、またはア ルカリ金属塩、アンモニウムまたは置換アンモニウム塩(例えばモノ、ジ、また はトリエタノールアンモニウム)塩であるのが好ましい。アルカリ金属塩、特に ナトリウムの塩が最も好ましい。重合体の分子量は、広い範囲内で変えることが できるが、約1,000〜約500,000、より好ましくは約1,000〜約 250,000、最も好ましくは、特にADDを北米の自動食器洗浄装置で使用 する場合、約1,000〜約5,000である。他の好適な分散剤重合体には、 米国特許第3,308,067号明細書(1967年3月7日Diehl に発行)に 記載されている重合体がある。重合により好適な分散剤重合体を形成できる不飽 和単量体状の酸には、アクリル酸、マレイン酸(または無水マレイン酸)、フマ ル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサコン酸、シトラコン酸およびメチレンマ ロン酸がある。カルボキシレート基を含まない単量体状の部分、例えばメチルビ ニルエーテル、スチレン、エチレン、等の存在は、その様な部分が分散剤重合体 の約50重量%を超えなければ、好適である。 分子量が約3,000〜約100,000、好ましくは約4,000〜約20 ,000であり、アクリルアミド含有量が分散剤重合体の約50重量%未満、好 ましくは約20重量%未満である、アクリルアミドおよびアクリレートの共重合 体も使用できる。最も好ましくは、その様な分散剤重合体は分子量が約4,00 0〜約20,000であり、アクリルアミド含有量が重合体の約0〜約15重量 %である。 特に好ましい分散剤重合体は、低分子量の変性ポリアクリレート共重合体であ る。その様な共重合体は、モノマー単位として、a)約90〜約10重量%、好 ましくは約80〜約20重量%のアクリル酸またはその塩、およびb)約10〜 約90重量%、好ましくは約20〜約80重量%の置換アクリルモノマーまたは その塩を含み、一般式-[(C(R2)C(R1)(C(O)OR3)]を有し、見掛け上満た されていない原子価は実際上水素により占有され、置換R1、R2、またはR3の 少なくとも1個、好ましくはR1またはR2が炭素数が1〜4であるアルキルまた はヒドロキシアルキル基であり、R1またはR2は水素でよく、R3は水素または アルカリ金属塩でよい。最も好ましいのは置換されたアクリルモノマーであり、 その際R1はメチルであり、R2は水素であり、R3はナトリウムである。 好適な低分子量ポリアクリレート分散剤重合体は、好ましくは分子量が約15 ,000未満であり、好ましくは約500〜約10,000であり、最も好まし くは約1,000〜約5,000である。ここで使用するのに最も好ましいポリ アクリレート共重合体は、分子量が約3,500であり、約70重量%のアクリ ル酸および約30重量%のメタクリル酸を含んでなる、完全に中和された形態の 重合体である。 他の好適な変性ポリアクリレート共重合体としては、米国特許第4,530, 766号明細書および第5,084,535号明細書に開示されている不飽和脂 肪族カルボン酸の低分子量共重合体がある。 本ADD組成物の凝集形態は、重合体分散剤の水溶液を凝集物を製造するため の液体結合剤として使用することができる(特に組成物がクエン酸ナトリウムと 炭酸ナトリウムの混合物からなる場合)。特に好ましいのは、平均分子量が約1 ,000〜約10,000であるポリアクリレート、および平均分子量が約2, 000〜約80,000であり、アクリレート対マレエートまたはフマレート部 分の比が約30:1〜約1:2であるアクリレート/マレエートまたはア クリレート/フマレート共重合体である。不飽和モノおよびジカルボキシレート モノマーの混合物を基剤とするその様な共重合体の例は、ヨーロッパ特許出願第 66,915号明細書(1982年12月15日公開)に記載されている。 ここで有用な他の分散剤重合体としては、Midland,Michigan のDow Chemical Companyから入手できる、分子量が約950〜約30,000であるポリエチレ ングリコールおよびポリプロピレングリコールがある。例えば融点が約30℃〜 約100℃であるその様な化合物は、分子量1,450、3,400、4,50 0、6,000、7,400、9,500、および20,000で得ることがで きる。その様な化合物は、エチレングリコールまたはプロピレングリコールを、 必要モル数のエチレンまたはプロピレンオキシドと重合させ、それぞれのポリエ チレングリコールおよびポリプロピレングリコールの所望の分子量および融点を 得ることにより、製造される。ポリエチレン、ポリプロピレンおよび混合グリコ ールは、式HO(CH2CH2O)m(CH2CH(CH3)O)n(CH(CH3)CH2O)o OHで表され、式中、m、n、およびoは、上記の分子量および温度の必要条件 を満たす整数である。 ここで有用なさらに他の分散剤重合体には、硫酸セルロースエステル、例えば 硫酸酢酸セルロース、硫酸セルロース、硫酸ヒドロキシエチルセルロース、硫酸 メチルセルロース、および硫酸ヒドロキシプロピルセルロース、がある。硫酸セ ルロースナトリウムがこの群の最も好ましい重合体である。 他の好適な分散剤重合体は、カルボキシル化した多糖、特に米国特許第3,7 23,322号明細書(Diehl、1973年3月27日発行)に記載のデンプン 、セルロースおよびアルギン酸塩、米国特許第3,929,107号明細書(Th ompson、1975年11月11日発行)に記載のポリカルボン酸のデキストリン エステル、米国特許第3,803,285号明細書(Jensen,1974年4月9 日 発行)に記載のヒドロキシアルキルデンプンエーテル、デンプンエステル、酸化 デンプン、デキストリンおよびデンプン加水分解物、米国特許第3,629,1 21号明細書(Eldib、1971年12月21日発行)に記載のカルボキシル化 デンプン、および米国特許第4,141,841号明細書(McDonald、1979 年2月27日発行)に記載のデキストリンデンプンである。好ましいセルロース に由来する分散剤重合体はカルボキシメチルセルロースである。 妥当な分散剤のさらに別の群はポリアスパラギン酸エステルの様な有機分散剤 重合体である。8.材料保護剤 −本ADD組成物は、腐食防止剤および/または曇り防止剤とし て有効な1種または2種以上の材料保護剤を含むことができる。その様な物質は 、特に、電気メッキしたニッケルシルバーおよびスターリングシルバーが家庭用 の食器に依然として比較的一般的に使用されているヨーロッパの特定の国々にお ける機械食器洗い組成物に、あるいはアルミニウムの保護が重要であり、組成物 のケイ酸塩含有量が低い場合に、好ましい成分である。一般的に、その様な材料 保護剤としては、メタケイ酸塩、ケイ酸塩、ビスマス塩、マンガン塩、パラフィ ン、トリアゾール、ピラゾール、チオール、メルカプタン、アルミニウム脂肪酸 塩、およびそれらの混合物がある。 存在する場合、その様な保護剤は好ましくは低水準で、例えばADD組成物の 約0.01%〜約5%で配合する。好適な腐食防止剤には、パラフィン油、一般 的に炭素数が約20〜約50を主として枝分れした脂肪族炭化水素があり、好ま しいパラフィン油は、環状対非環状炭化水素の比が約32:68である、主とし て枝分れしたC25-45の物質から選択する。これらの特性に合致するパラフィン 油はWintershall、Salzbergen、独国、からWINOG 70の商品名で販売されている 。さらに、少量の硝酸ビスマス(すなわちBi(NO3)3)を添加することも好ま しい。 他の腐食防止剤化合物としては、ベンゾトリアゾールおよび類似の化合物、メ ルカプタンまたはチオナフトールおよびチオアントラノールを含むチオール、細 かく分割したアルミニウム脂肪酸塩、例えばトリステアリン酸アルミニウム、が ある。処方者には明らかな様に、その様な物質は、ガラス器上に染みや被膜を形 成する傾向を避けるか、または組成物の漂白作用を犠牲にしない様に、一般的に 慎重に、限られた量で使用する。この理由から、漂白剤との反応性がかなり強い メルカプタン、および特にカルシウムと共に沈殿する一般的な脂肪カルボン酸は 避ける方が好ましい。9.シリコーンおよびリン酸エステル発泡抑制剤 −本発明のADDは、所望によ りアルキルリン酸エステル発泡抑制剤、シリコーン発泡抑制剤、またはそれらの 組合せを含むことができる。一般的にその量は0%〜約10%、好ましくは約0 .001%〜約5%である。シリコーン発泡抑制剤を使用する場合、その量は低 い傾向があり、例えば約0.01%〜約3%である。好ましい非リン酸塩組成物 はリン酸エステル成分をまったく含まない。 シリコーン発泡抑制剤技術およびここで有用な他の消泡剤は、ここに参考とし て含める「Defoaming,Theory and Industrial Applications」,Ed.,P.R.Gar rett,Marcel Dekker,N.Y.,1973,ISBN 0-8247-8770-6 に広範囲に記載されて いる。特に「Foam control in Detergent Products」(Ferch 等)および「Surf actant Antifoams」(Blease 等)と題する章参照。米国特許第3,933,67 2号明細書および第4,136,045号明細書も参照。非常に好ましいシリコ ーン発泡抑制剤は、ヘビーデューティー顆粒の様な洗濯洗剤用に知られている種 類の化合物であるが、これまでヘビーデューティー液体洗剤にのみ使用されてい る種類も本組成物に配合することができる。例えば、トリメチルシリルまたは代 わりの末端ブロック単位を有するポリジメチルシロキサンをシリコーンとして使 用することができる。これらの物質は、12%シリコーン/シリカ、18% ステアリルアルコールおよび70%の顆粒形態にあるデンプンを含んでなる発泡 抑制剤により例示される様に、シリカおよび/または表面活性非ケイ素成分と混 合することができる。シリコーン活性化合物の好適な商業的供給源はDow Chemic al Corp.である。 発泡抑制剤の量は、その組成物の発泡傾向によりある程度左右され、例えば、 2%オクタデシルジメチルアミンオキシドを含んでなる、2000 ppmで使用す るADDは、発泡抑制剤の存在を必要としないことがある。実際、泡形成傾向が 代表的なココアミンオキシドより本来はるかに低い、洗浄に有効なアミンオキシ ドを選択するのが本発明の利点である。対称的に、アミンオキシドを高発泡性陰 イオン系共界面活性剤、例えばアルキルエトキシサルフェート、と組み合わせる 処方では、利点は主に発泡抑制剤の存在から得られる。 リン酸エステルも銀製および銀メッキした器具の表面をある程度保護すると考 えられているが、本発明の組成物は、リン酸エステル成分なしに、優れた銀保護 性を有することができる。理論に拘泥するわけではないが、pHが低く、例えば pH9.5またはそれ未満であることに加え、アミンオキシドの含有量が低い処 方では、それらの両方が銀保護性を改善すると考えられる。 それにも関わらずリン酸エステルを使用するのが望ましい場合、好適な化合物 が、ここに参考として含める米国特許第3,314,891号明細書(1967 年4月18日Schmolka et alに公布、に記載されている。好ましいアルキルリン 酸エステルは、16〜20炭素数が16〜20のものである。非常に好ましいア ルキルリン酸エステルは、モノステアリル酸リン酸エステルまたはモノオレイル 酸リン酸エステル、またはそれらの塩、特にアルカリ金属塩、またはそれらの混 合物である。 単純なカルシウム沈殿セッケンは、食器上に堆積する傾向があるので、本組成 物における消泡剤として使用するのは避ける方が好ましいことが分かった。実際 、 リン酸エステルはその様な問題がまったくない訳ではなく、処方者は一般的に、 本組成物中の、堆積する可能性がある消泡剤の含有量を最少に抑える様に選択す ることになる。10.他の所望により使用する補助成分 −コンパクトさの程度がより大きい、ま たはより小さいことが必要であるかにより、本ADD中にも充填材が存在するこ とができる。これらの充填材としては、スクロース、スクロースエステル、硫酸 ナトリウム、硫酸カリウム、等を、ADD組成物の約70%まで、好ましくは0 %〜約40%の量で使用する。好ましい充填材は硫酸ナトリウム、特に微量不純 物の含有量ができるだけ小さい良好な等級である。 ここで使用する硫酸ナトリウムは、好ましくは漂白剤と絶対反応しないだけの 十分な純度を有し、少量の金属イオン封鎖剤、例えばホスホン酸塩またはマグネ シウム塩形態のEDDS、で処理することができる。漂白剤の分解を避けるのに 十分な純度に関して、特にここで使用するすべてのケイ酸塩を含む、pH調節成 分も優先されることに注意する。 本組成物中に所望により存在するが、本発明は、塩化ナトリウムまたは塩化カ リウムが実質的に存在しない実施態様も含む。 ベンゼンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスル ホン酸ナトリウム、等、のヒドロトロピー剤は界面活性剤の分散性を改良するた めに存在することができる。 漂白剤に対して安定した香料(臭気に対して安定)、および漂白剤に対して安 定した染料、例えば米国特許第4,714,562号明細書(Roselle 等、19 87年12月22日発行)に記載されているような染料、も本発明の組成物に適 量加えることができる。本発明の趣旨および範囲に調和する他の一般的な洗剤成 分は排除しない。 本発明のADD組成物は、水に敏感な成分または水性環境中に一緒に入れた時 に共に反応し得る成分を含むことができるので、ADDの遊離水分の含有量を最 少に、例えばADDの7%またはそれ未満、好ましくは4%またはそれ未満に抑 え、水および二酸化炭素に実質的に不透過性である包装を施すことが望ましい。 成分を互い同士から、および空気および水分から保護する方法を例示するための 被覆手段をここで説明した。再充填可能で再循環使用可能な型のプラスチックビ ン、ならびに通常のバリヤーカートンまたはボックスは、最大限の貯蔵安定性を 確保するためのもう一つの有効な手段である。上記の様に、成分があまり相容性 ではない場合、保護のために、少なくとも1種のその様な成分を低発泡性非イオ ン系界面活性剤で被覆することもさらに望ましいであろう。その様な相容性の無 い成分の適切に被覆した粒子を形成させるのに容易に使用できる様々なワックス 状の物質があるが、処方者は、プラスチック製を含む食器の上に堆積または被膜 形成する傾向が顕著ではない物質を好む。 本発明の好ましい、実質的に塩素漂白剤を含まない顆粒状自動食器洗い組成物 は、アミラーゼ(例えばTERMAMYL(商品名))および/または漂白剤に対して安 定したアミラーゼ、および過ホウ酸ナトリウムおよび過炭酸ナトリウムから選択 された過酸化水素供給源、上記したコバルト触媒、を含んでなる漂白剤系を含ん でなる、実質的に塩素漂白剤を含まない自動食器洗い組成物である。 酸化安定性を強化したアミラーゼ、および過ホウ酸ナトリウムおよび過炭酸ナ トリウムから選択された過酸化水素供給源、コバルト触媒、およびTAEDまた はNOBSを含んでなる漂白剤系を含んでなる、実質的に塩素漂白剤を含まない 自動食器洗い組成物も含まれる。洗浄方法 本発明は、汚れた食器を、上記のコバルト触媒を好ましくは約2 ppm〜約10 ppmの濃度で含んでなる水性媒体と接触させることを含んでなる、汚れた食器の 洗浄法も含む。好ましい水性媒体は、洗浄溶液中のpHが約8を超え、より好ま しくは約9.5〜約12、最も約9.5〜約10.5である。 本発明は、自動食器洗浄装置中で汚れた食器を、アミラーゼおよびコバルト触 媒を含んでなる水性アルカリ性浴を用いて処理することを含んでなる、家庭用の 自動食器洗浄装置中での食器洗浄法も含む。コバルト触媒の合成方法 カルボキシレート配位子を有する好ましいコバルト漂白触媒は、好ましい触媒 [Co(NH35OAc]Cl2、[Co(NH3)5OAc](OAC)2、[Co(NH3)5 OAc](PF6)2、および[Co(NH3)5OAc](NO3)2に関して説明する下記 の合成法により製造することができる。[ Co(NH3)5OAc]Cl2の合成 合成例1 [Co(NH3)5Cl]Cl2(26.4g、0.10モル)を蒸留水(800ml )に加える。攪拌しながら、NH4OH(23.4ml、0.600モル)を徐々 に加える。次いで溶液を75℃に加熱し、攪拌しながら固体を溶解させる。溶液 を室温に冷却する。無水酢酸(30.6g、0.30モル)を攪拌しながら徐々 に加える。溶液を室温で1時間攪拌する。この時点で、反応溶液を凍結乾燥させ てピンク色の粉末にするか、または溶液を回転蒸発装置にかけ、得られた固体を 0.05mmで一晩ポンプ吸引し、残留水およびNH4OAcを除去する。固体を エタノールで洗浄することにより、過剰の酢酸アンモニウムおよび塩化アンモニ ウム塩も除去することができる。収量35g、UV−可視分光法で78.1%。 HPLC[D.A.Buckingham,等,Inorg .Chem.28,4567-4574(1984)の方法に よる]は、すべてのコバルトが[Co(NH3)5OAc]Cl2として存在すること を示している。合成例2 NH4Cl(25.0g)をNH4OH(150ml)に溶解させる。この溶液に[ Co(H2O)6]Cl2(26.4g、0.10モル)を加え、スラリーを形成させ る。H22(30%、40ml)を溶液に攪拌しながら徐々に滴下する。無水酢酸 (30.6g、0.30モル)を攪拌しながら徐々に加える。溶液を室温で1時 間攪拌する。この時点で、反応溶液を凍結乾燥させてピンク色の粉末にするか、 または溶液を回転蒸発装置にかけ、得られた固体を0.05mmで一晩ポンプ吸引 し、残留水およびNH4OAcを除去する。固体をエタノールで洗浄することに より、過剰の酢酸アンモニウムおよび塩化アンモニウム塩も除去することができ る。収量35g、UV−可視分光法で78.1%。HPLC[D.A.Buckingham ,等,Inorg .Chem.28,4567-4574(1984)の方法による]は、すベてのコバル トが[Co(NH3)5OAc]Cl2として存在することを示している。合成例3 水酸化アンモニウム(4498.0ml、32.3モル、28%)および塩化ア ンモニウム(749.8g、14.0モル)を混合し、コンデンサー、内部温度 計、攪拌機、および滴下漏斗を取り付けた12リットルの三つ口丸底フラスコに 入れる。混合物が均質になってから、塩化コバルト(II)六水和物(1500.0 g、6.3モル)を少量ずつ5分間にわたって加え、スラリーを形成させる。反 応混合物は50℃に温まり、泥の様な色を呈する。H22(429.0g、6. 3モル、50%)を30分間かけて加える。過酸化物を加えている間に混合物は 濃赤色で均質になり、温度は60〜65℃に上昇する。次いで30分後に酢酸ア ンモニウム(485.9g、6.3モル)を混合物に加える。さらに15分間攪 拌した後、無水酢酸(2242.5g、22.1モル)を1時間かけて加える。 酸無水物は、反応温度を75℃未満に維持する様に加える。冷却する間、混合物 を2時間攪拌する。赤色混合物を濾過し、濾液を、オレンジ−ピンク色の固体が 生じるまでイソプロパノールで処理する。固体を集め、イソプロパノール、エー テルで洗浄し、乾燥させて、オレンジ−ピンク色の固体を得る。UV−可視測定 により、生成物は純度95.3%の[Co(NH3)5OAc]Cl2であることを示 している。[ Co(NH3)5OAc](OAc)2の合成 水酸化アンモニウム(286.0ml、2.06モル、28%)および塩化アン モニウム(68.81g、0.89モル)を、コンデンサー、内部温度計、攪拌 機、および滴下漏斗を取り付けた1000mlの三つ口丸底フラスコ中で混合する 。混合物が均質になってから、酢酸コバルト(II)四水和物(100.00g、0 .40モル)を少量ずつ5分間にわたって加える。混合物は黒色になり、31℃ に温まる。H22(27.32g、0.40モル、50%)を15分間かけて滴 下しながら、混合物を処理する。混合物は53℃に発熱し、加え終わった後、濃 赤色になる。1時間攪拌後、HPLC分析は、すべてのコバルトが[Co(NH3)5 OAc](OAc)2であることを示している。濃縮により、所望の錯体が赤色 固体として得られる。[ Co(NH3)5OAc](PF6)2の合成 前の例の生成物[Co(NH3)5OAc](OAc)2を水中で1当量のNaPF6で 室温で処理する。反応混合物を1時間攪拌し、粘性の液体に濃縮し、10〜15 ℃に冷却する。混合物から赤色の結晶が析出するので、これを濾過して集める。 赤色生成物のHPLC分析は、すべてのコバルトが[Co(NH3)5OAc](PF6 )2として存在することを示している。硝酸ペンタアミンアセタートコバルト(III)の合成 酢酸アンモニウム(67.83g、0.880モル)および水酸化アンモニウ ム(256.62、2.050モル28%)を、コンデンサー、攪拌機、および 内部温度計を取り付けた1000mlの三つ口丸底フラスコ中で混合する。この透 明溶液に酢酸コバルト(II)四水和物(110.00g、0.400モル)を加え 、金属塩を加え終わると、溶液は黒褐色になる。この混合物を短時間40℃に暖 める。過酸化水素(27.21g、0.400モル、50%)を20分間かけて 滴下して加える。過酸化物を加えるにつれて反応混合物は60〜65℃に温まり 、赤色に変化する。さらに20分間攪拌した後、赤色の混合物を、硝酸ナトリウ ム(74.86g、0.880モル)を水50mlに溶解させた溶液で処理する。 混合物を室温に放置している間に赤色の結晶が生じる。固体を集めて濾過し、冷 水およびイソプロパノールで洗浄して、6.38g(4.9%)の錯体が赤色固 体として得られる。濾液を一つに合わせ、回転蒸発(50〜55℃、15mmHg (水アスピレーター真空))により濃縮して、スラリーを形成させる。このスラ リーを濾過し、残った赤色固体を冷水およびイソプロパノールで洗浄して、錯体 89.38g(68.3%)が得られる。総収量95.76g(73.1%)。 HPLC、UV−可視、および燃焼による分析は、提案された構造と一致してい る。 C218CoN78に対する計算値:C7.34、H5.55、 N29.97、Co18.01、 実測値:C7.31、H5.72、N30.28、Co18.65 下記の非限定的な例は本発明のADD組成物をさらに例示する。 例1成分 重量% トリポリリン酸ナトリウム(STPP) 24.0 炭酸ナトリウム 20.0 水和2.0rケイ酸塩 15 非イオン系界面活性剤 2.0 重合体1 4.0 プロテアーゼ(4%活性) 0.83 アミラーゼ(0.8%活性) 0.5 過ホウ酸塩一水和物(15.5%活性AvO)2 14.5 コバルト触媒3 0.008 過酸化ジベンゾイル(18%活性) 4.4 水、硫酸ナトリウムおよび少量成分 残り1 60%アクリル酸/20%マレイン酸/20%アクリル酸エチル、または70 %アクリル酸/10%マレイン酸/20%アクリル酸エチルから選択されたター ポリマー2 上記式のAvO水準は2.2%である。3 上記の様にして製造した硝酸ペンタアミンアセタートコバルト(III)、MnT ACNで置き換えることができる。 上記の食器洗い洗剤組成物例のADDを使用し、茶染みの付いたカップ、デン プン汚れおよびスパゲッティ汚れの付いた皿、ミルク汚れの付いたグラス、デン プン、チーズ、玉子またはベビーフード汚れの付いた皿、およびトマト染みの付 いたプラスチックへらを家庭用の食器洗浄装置に入れ、低温装填、60℃ピーク 、または一様な45〜50℃の洗浄サイクルを使用し、組成物濃度約1,000 〜約5,000 ppmで洗浄し、優れた結果を得た。 下記の例は、漂白剤/酵素粒子を含み、リン酸塩ビルダーを加えたADD組成 物をさらに例示するが、これらに限定するものではない。記載するすべての百分 率は完成組成物の重量で表示するが、過ホウ酸塩(一水和物)成分だけはAvO として記載する。 例2−3 例2および3の各組成物中、触媒および酵素は組成物中に、スプレー被覆、流 動床造粒、marumarizing、プリル加工、またはフレーク加工/粉砕操作により製 造した200〜2400ミクロン複合材料粒子として導入する。所望により、プ ロテアーゼおよびアミラーゼ酵素は、安定性の理由からそれぞれの触媒/酵素複 合材料粒子に個別に形成させ、これらの個別の複合材料を組成物に加えることが できる。 例4−5 以下に、本発明の組成物に使用する触媒/酵素粒子(ドラム造粒により製造) を説明する。例5に関しては、触媒を顆粒コアの一部として配合し、例4では、 触媒を被覆として後から転化する。平均粒子径は約200〜800ミクロンであ る。例4および例5の触媒/酵素粒子 顆粒状食器洗い洗剤を以下に示すが、例4はコンパクト製品であり、例5は通 常/綿毛状製品である。 本発明の他の複合材料を以下に示す。 例6〜8 例6〜8の各組成物中、触媒および酵素は最終組成物中に、スプレー被覆、ma rumarizing、プリル加工、またはフレーク加工/粉砕操作により製造した200 〜2400ミクロンの触媒/酵素複合材料粒子として導入する。所望により、プ ロテアーゼおよびアミラーゼ酵素は、安定性の理由からそれぞれの触媒/酵素複 合材料粒子に個別に形成させ、これらの個別の複合材料を組成物に加えることが できる。 例9〜11 上記のすべてのADD組成物は通常の様式で自動食器洗いで使用し、食器、ガ ラス器、調理/食器、等を洗浄することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式(a)〜(d)を含んでなる自動食器洗い洗剤組成物。 (a)触媒として有効な量の金属含有漂白触媒、 (b)有効量の過酸化水素供給源、 (c)10%〜75%のリン酸塩ビルダー、および (d)自動食器洗い洗剤補助物質。 2. 金属含有漂白触媒が、マンガン含有漂白触媒、コバルト含有漂白触媒、 およびそれらの混合物から選択され、好ましくは硝酸ペンタアミンアセタートコ バルト(III)、MnTACN、およびそれらの混合物からなる群から選択される 、請求項1に記載の自動食器洗い洗剤組成物。 3. コバルト含有漂白触媒が、下記式で示されるものを有する請求項1また は2に記載の自動食器洗い洗剤組成物。 Co[(NH3)nM'mB'bT'tqp]Yy (式中、コバルトが+3酸化状態にあり、nが0〜5の整数であり、M’が単座 配位子を表し、mが0〜5の整数であり、B’が二座配位子を表し、bが0〜2 の整数であり、T’が三座配位子を表し、tが0または1であり、Qが四座配位 子を表し、qが0または1であり、Pが五座配位子を表し、pが0または1であ り、n+m+2b+3t+4q+5p=6であり、Yが、電荷の釣り合った塩を 得るために、数yで存在する1種または2種以上の適切に選択された対陰イオン であり、yが1〜3の整数であり、さらに、コバルトに付加した配位位置の少な くとも一つが自動食器洗い使用条件下で不安定であり、残りの配位位置が自動食 器洗い条件下でコバルトを安定化させるので、アルカリ性条件下におけるコバル ト(III)からコバルト(II)への還元電位が通常の水素電極に対して約0.4ボル ト未満となる) 4. 下記(a)〜(d)を含んでなる自動食器洗い洗剤組成物。 (a)触媒として有効な量の、下記式で示されるものを有するコバルト漂白触媒 。 [Co(NH3)n(M)m(B)b]Ty (式中、コバルトは+3酸化状態にあり、nは4または5であり、Mは1箇所で コバルトに配位した1個または2個以上の配位子であり、mは0、1または2で あり、Bは2箇所でコバルトに配位した配位子であり、bは0または1であり、 b=0である場合、m+n=6であり、b=1である場合、m=0およびn=4 であり、Tは数yで存在する1または2種以上の対陰イオンであり、yは電荷が 釣り合った塩を得るための整数であり、さらに、前記触媒は塩基加水分解反応速 度定数が0.23M-1-1(25℃)未満である) (b)有効量の過酸化水素供給源、 (c)10%〜75%のリン酸塩ビルダー、および (d)自動食器洗い洗剤補助物質。 5.下記(a)〜(e)を含んでなる自動食器洗い洗剤組成物。 (a)触媒として有効な量の、下記式を有するコバルト触媒、 [Co(NH3)5OAc]Ty (式中、Tは数yで存在する1種または2種以上の対陰イオンであり、yは1ま たは2である) (b)有効量の、過ホウ酸塩、過炭酸塩、およびそれらの混合物からなる群から 選択された過酸化水素供給源、 (c)10%〜75%のリン酸塩ビルダー、 (d)プロテアーゼ、アミラーゼ、およびそれらの混合物からなる群から選択さ れた洗剤用酵素、および (e)1種または2種以上の低発泡性非イオン系界面活性剤、水溶性ケイ酸塩、 漂白活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択された自動食器洗い洗剤 補助物質。 6. 組成物が通常の使用条件下で2インチ未満の泡を発生する様に選択され た自動食器洗い補助物質を含んでなる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自 動食器洗い洗剤組成物。 7. 自動食器洗い補助物質の一部または全部として、1種または2種以上の 低発泡性非イオン系界面活性剤を含んでなる、請求項1〜6のいずれか1項に記 載の自動食器洗い洗剤組成物。 8. 自動食器洗い補助物質の一部または全部として、好ましくはプロテアー ゼ、アミラーゼ、およびそれらの混合物からなる群から選択された1種または2 種以上の洗剤用酵素を含んでなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動食 器洗い洗剤組成物。 9. 自動食器洗い補助物質の一部または全部として、1種または2種以上の 漂白活性剤を含んでなり、好ましくは漂白活性剤が、TAED、ベンゾイルカプ ロラクタム、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3−クロロベンゾイルカプ ロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、ノナノイルオキシベンゼ ンスルホネート、安息香酸フェニル、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート 、ベンゾイルバレロラクタム、オクタノイルオキシベンゼンスルホネート、第4 級置換漂白活性剤、過加水分解性(perhydrolyzable)エステルおよびそれらの混 合物である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の自動食器洗い洗剤組成物。 10. 1%水溶液のpHが11.5未満である、請求項1〜9のいずれか1 項に記載の自動食器洗い洗剤組成物。 11. 家庭用自動食器洗浄装置における食器の洗浄方法であって、汚れた食 器を自動食器洗浄装置中で、請求項1〜10のいずれか1項に記載の自動食器洗 浄組成物を含んでなる水性アルカリ性浴で処理する、ことを含んでなる方法。
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