JPH11501222A - ポリリン酸塩含有保存料系および低濃度のキサンタン・ガムの存在下で安定なフレーバ/混濁エマルジョンを含む飲料 - Google Patents

ポリリン酸塩含有保存料系および低濃度のキサンタン・ガムの存在下で安定なフレーバ/混濁エマルジョンを含む飲料

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JPH11501222A JP9522265A JP52226597A JPH11501222A JP H11501222 A JPH11501222 A JP H11501222A JP 9522265 A JP9522265 A JP 9522265A JP 52226597 A JP52226597 A JP 52226597A JP H11501222 A JPH11501222 A JP H11501222A
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Abstract

(57)【要約】 約0.005%から約0.015%のキサンタン・ガムと、約100ppmから約1000ppmの、ソルビン酸、安息香酸、これらのアルカリ金属塩およびこれらの混合物から選択された保存料と、約300ppmから約3000ppmの食品グレードの水溶性ポリリン酸塩と、約60重量%から約99重量%の硬度が0ppmから約180ppmの添加水とを含有する安定なフレーバ/混濁エマルジョンを含む希釈ジュースまたは茶飲料などの飲料。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリリン酸塩含有保存料系および低濃度のキサンタン・ガムの存在下で 安定なフレーバ/混濁エマルジョンを含む飲料 技術分野 本出願は、安定なフレーバ・エマルジョンおよび/または混濁エマルジョンを 含む飲料、特に希釈ジュースおよび茶飲料に関する。本出願は特に、ポリリン酸 塩含有保存料系の存在下で安定なフレーバ・エマルジョンおよび/または混濁エ マルジョンを含む飲料に関する。 発明の背景 混濁したまたは不透明な外観を有する希釈ジュース飲料製品は当業界でよく知 られている。これらの希釈ジュース製品の混濁したまたは不透明な外観は一般に 飲料エマルジョンを混合することにより達成される。飲料エマルジョンはフレー バ・エマルジョン(すなわち、飲料にフレーバと混濁性を提供する)または混濁 エマルジョン(すなわち、主として混濁性を提供する)でありうる。いずれの型 の飲料エマルジョンも連続した水相に分散された油相を含んでおり、すなわち「 水中油型(Oil-in-water)」エマルジョンである。この油相は一般に微細な小滴の 形で連続した水相に均質に分散しており、飲料に混濁したまたは不透明な外観を 与える。 飲料エマルジョンは、元の2つの混合不能な液体の状態に戻ろうとする傾向の ある熱動力学的に不安定な系(すなわち、二相系)である。油は分散相であるた め、分離する、または凝集して塊を形成して「綿状化」する傾向のある小滴とし て存在する。増量剤(weighting agent)が存在しない場合、油相は水相より軽い ので、分離し、飲料容器の頂部へ上昇する可能性がある。この現象は一般に「ク リーミング」と呼ばれており、ビンの首の部分の内側に目障りなリングとして( 一般に、「リンギング」と呼ばれる状態)またはビンの肩の上に粉末状の「綿状 物」として現れることがある。反対に、油相は水相より重たいコロイド状粒子 に付着することができ、この場合、油相は容器の底に沈殿する。混濁がビンの底 部に沈殿として現れることから、この状態は一般に「沈殿」と呼ばれている。 これらのフレーバ/混濁エマルジョンの安定性を高めるために、増粘剤または 増粘剤混合物を希釈ジュース飲料に添加することができる。増粘剤には、アルギ ン酸プロピレングリコールエステル、キサンタン・ガム、ペクチン、でんぷん、 改質でんぷん、ゲラン・ガム(gellan gum)およびカルボキシメチルセルロースが 含まれる。1994年12月27日発行の米国特許第5376396号(Clark) (好ましくはアルギン酸プロピレングリコールエステルを含むゲラン・ガムとカ ルボキシメチルセルロースの混合物から形成する飲料安定系)および1979年 8月7日発行の米国特許第4163807号(Jackman)(柑橘類果汁または柑橘類 果汁を含有する果物飲料および本質的にキサンタン・ガムとナトリウムカルボキ シメチルセルロースとからなるガムの組合せからなる果物パルプを含有する柑橘 類果物製品)を参照のこと。これらの増粘剤は本質的に、希釈ジュース飲料の相 対粘度を上昇させることにより、フレーバ/混濁エマルジョンを安定化させる。 しかし、これらの増粘剤はフレーバ/混濁エマルジョンを安定化させる一方、特 に、これらの増粘剤を比較的大量に必要とする場合、飲料のフレーバや感触に望 ましくない作用を与えることもある。この点に関して、キサンタン・ガムは、好 ましい。なぜなら、飲料保存の間に一般的である剪断ひずみゼロ付近では比較的 高い粘度を付与するが、飲料が消費されると、剪断ひずみが劇的に低下し、適切 な粘度特性を提供するからである。残念ながら、一部の増粘剤、特にキサンタン ・ガムは希釈ジュース飲料に高濃度で混合したときに、フレーバ/混濁エマルジ ョンを不安定にする可能性がある。 希釈ジュース製品中のフレーバ/混濁エマルジョンの安定化能は製品中に一般 に存在するその他の飲料成分によりさらに複雑になる可能性がある。冷蔵するこ となく(例えば、室温で)保存する意図のある希釈ジュース飲料中に存在するこ とが望ましいこのような1つの成分は抗菌保存料である。希釈ジュース飲料は、 食品劣化微生物に曝露されると、急速な細菌増殖に適した環境を提供する可能性 がある。このような曝露は、製造中または包装中の希釈ジュース飲料への偶発的 接種により生じる可能性があり、まれに起こっている。その後、食品劣化微生物 は希釈ジュース飲料のジュース成分が提供する養分により急速に増殖できる。 微生物をある程度阻止するために、ソルビン酸塩、安息香酸塩、有機酸および これらの組合せなどの保存料が希釈ジュース飲料中に使用されてきた。これらの 保存料の一部は微生物の増殖を阻止する有効濃度で希釈ジュース飲料のフレーバ を低下させることがある。従って、最近、希釈ジュース飲料中に低濃度で含まれ るこれらの保存料の効果を高めるために、ある種の食品グレードのポリリン酸塩 (特に、ヘキサメタリン酸ナトリウム)を使用することが示唆されている。水の 硬度が比較的低い希釈ジュース飲料に、ソルビン酸カリウムなどのソルビン酸塩 保存料と共に、ヘキサメタリン酸ナトリウムなどの抗菌性ポリリン酸塩を使用す ることを開示している1995年7月11日発行の米国特許第5431940号 (Calderas)を参照のこと。 しかし、キサンタン・ガムと共にポリリン酸塩特にヘキサメタリン酸ナトリウ ムが存在すると、希釈ジュース飲料中に使用されているフレーバ/混濁エマルジ ョンを不安定にする作用がある可能性が発見された。理論と結びつけるのではな いが、ヘキサメタリン酸ナトリウムとキサンタン・ガムを含むポリマー材料は、 十分な水と混合すると、水を十分含んだコロイド様の状態(すなわち、各ポリマ ーは分離相である)で存在すると考えられている。ポリマー材料の濃度および飲 料中のその他の成分との相容性に依存して、これらの個々のコロイド状粒子は相 分離し、凝集して塊となるそれ自身に独特な傾向を有しており、連続した水相の 一部から油相の小滴が除かれる。油の小滴が残りの利用可能な空間に多くなると 、次いでこれらの小滴が凝集し、綿状化する速度が急速に上昇し、その他の場合 より非常に早くリングや綿状物が生じる。 従って、(1)安定なフレーバ/混濁エマルジョンを有し、(2)ポリリン酸 塩、特にヘキサメタリン酸ナトリウムを含有する保存料系の使用により室温で保 存でき、(3)所望の口当たりを有し、(4)望ましくないフレーバ効果を持た ない希釈ジュース飲料を処方できることが望ましい。 発明の開示 本発明は、安定なフレーバ・エマルジョンおよび/または混濁エマルジョンを 有する飲料製品、特に、希釈ジュースおよび茶飲料製品に関する。これらの飲料 製品は、 (a) 約0.2%から約5%のフレーバ・エマルジョンおよび混濁エマルジ ョンから選択した水中油型飲料エマルジョンと、 (b) 0%から約40%の果汁の固形物、茶の固形物およびこれらの混合物 から選択した固形物フレーバと、 (c) 約0.005%から約0.015%のキサンタン・ガムと、 (d) 約100ppmから約1000ppmのソルビン酸、安息香酸、これ らのアルカリ金属塩およびこれらの混合物から選択した保存料と、 (e) 保存料の抗菌効果を高めるのに有効な量の水溶性ポリリン酸塩と、 (f) 約60重量%から約99重量%の硬度0ppmから180ppmの添 加水と を含む。 キサンタン・ガムは単独でこれらの比較的低濃度で、さらにポリリン酸塩を含 有する飲料中のフレーバまたは混濁エマルジョンを不安定化させることなく、独 特な粘度特性を付与する効果を有することが発見されている。カルボキシメチル セルロースなどのその他の飲料安定剤をキサンタン・ガムと共に混合して、エマ ルジョンを不安定にすることなく、粘度および口当たりに良い影響を与えること ができる。これらのその他の飲料安定剤を使用しなくても、低濃度のキサンタン ・ガムは剪断ひずみゼロ付近で比較的高い粘度を付与するが、飲料が消費された ときには、剪断ひずみ下で劇的に低下し、飲料に適切な粘度特性を付与する。さ らに、キサンタン・ガムは比較的低濃度で飲料に含まれているため、ソルビン酸 ナトリウムなどの保存料の効果を高めるために含まれているポリリン酸塩と有害 な相互作用を行うことがない。 発明の詳細な説明 A.定義 本明細書で使用する「微生物の増殖」とは、最初の汚染濃度が約10cfu/ mlであった後、飲料中の飲料劣化微生物数が100倍以上に増加したことを意 味する。 本明細書で使用する「周囲陳列時間」とは、華氏68度(20℃)の飲料製品 が、飲料劣化微生物10cfu/mlで汚染された後に微生物の増殖に有効に抵 抗できる期間を意味する。 本明細書で使用する「含む」という用語は、本発明の飲料の製造に種々の成分 を共同して使用できることを意味する。 本明細書で使用する「非炭酸飲料」とは、1容未満の炭酸ガスを含有する飲料 を意味する。 特記しない限り、本明細書で使用される重量、部およびパーセントは重量ベー スである。 B.飲料エマルジョン 本発明の飲料は、約0.2%から約5%、好ましくは約0.5%から約3%、 最も好ましくは約0.8%から約2%の飲料エマルジョンを含んでいる。この飲 料エマルジョンは混濁エマルジョンまたはフレーバ・エマルジョンであってよい 。 混濁エマルジョンでは、混濁剤は好適な食用グレードの乳化剤を使用して水中 油型エマルジョンとして安定化させた1つ以上の油脂を含むことができる。種々 の油脂のいずれも、食品および飲料に使用するのに適したものであれば、混濁剤 として使用できる。精製、漂白または脱臭して嫌なフレーバを除去した油脂が好 ましい。混濁剤として使用するのに特に好適なものは官能的に中性のこれらの脂 肪である。これらの脂肪には、以下の由来の脂肪が含まれる。すなわち、大豆、 トウモロコシ、サフラワー、ひまわり、綿実、キャノーラ、および菜種などの植 物脂肪、ココナッツ、ヤシおよびヤシ仁などのナッツ脂肪ならびに合成脂肪が含 まれる。好適な油脂混濁剤に関する1987年11月10日発行の米国特許第4 705691号(Kupperら)(参照により本明細書に組み込む)参照のこと。 油脂混濁剤を水中油型エマルジョンとして安定化させる任意の好適な食品グレ ードの乳化剤が使用できる。好適な乳化剤には、アカシアガム、改質食用 でんぷん(例えば、コハク酸アルケニルで改質した食用でんぷん)、セルロース 由来の陰イオンポリマー(例えば、カルボキシメチルセルロース)、ガム・グア ッティ(gum ghatti)、改質ガム・グアッティ、キサンタン・ガム、トラガカント ガム、グアーガム、ローカスト・ビーン・ガム、ペクチンおよびこれらの混合物 が含まれる。1987年11月10日発行の米国特許第4705691号(Kupp er他)(参照により本明細書に組み込む)を参照のこと。米国特許第26613 49号(Caldwell他)(参照により本明細書に組み込む)に記載された改質でん ぷんなどの、疎水基および親水基を含有するよう処理した改質でんぷんは本発明 に使用するのに好ましい乳化剤である。米国特許第3455838号(Marotta 他)および米国特許第4460617号(Barndt他)(参照により本明細書に組 み込む)に記載のものなどのコハク酸オクテニルエステル(OCS)で改質した でんぷんが特に好ましい乳化剤である。 混濁剤は増量剤と組み合わせて使用すると、分離して、上部に上昇することな く、飲料に完全なまたは部分的な不透明効果を与える飲料不透明化剤を提供する ことができる。飲料不透明化剤はジュース含有飲料の消費者に対しその外観を提 供する。任意の好適な増量油を飲料不透明化剤に使用することができる。一般的 な増量油には、臭素化植物油、木材ロジンのグリセロールエステル(エステルガ ム)、イソ酪酸酢酸スクロースエステル(SAIB)およびその他のスクロース エステル、ガムダマール、コロホニー、ガムエレミ、またはその他の当業者に公 知のものが含まれる。その他の好適な増量剤には、消化されない臭素化液体ポリ オールポリエステルが含まれる。1987年11月10日発行の米国特許第47 05690号(Brand 他)(参照により本明細書に組み込む)を参照のこと。 混濁/不透明エマルジョンは、混濁剤を増量剤(不透明化剤エマルジョン用) 、乳化剤および水と共に混合して製造する。このエマルジョンは一般に、約0. 1%から約25%の混濁剤、約1%から約20%の増量油剤(不透明化剤エマル ジョンの場合)、約1%から約30%の乳化剤および約25%から約97.9% の十分量の水を含有する。 エマルジョンの水不溶性成分の粒径は、当業界で公知の好適な装置を使用して 小さくする。乳化剤が縣濁液中に油を保持できる力は粒径に比例するため、粒径 約0.1ミクロンから約3.0ミクロンの粒子のエマルジョンが好適である。好 ましくは、粒子の直径は約2.0ミクロン以下である。最も好ましくは、実質的 にすべての粒子の直径が1.0ミクロン以下のエマルジョンである。混合物をホ モジェナイザ、コロイドミルまたはタービン型撹拌器を通すことにより粒径を小 さくできる。一般に、1回または2回通せば十分である。1987年11月10 日発行の米国特許第4705691号(Kupper他)(参照により本明細書に組み 込む)を参照のこと。 飲料に有用なフレーバ・エマルジョンは、飲料の香料として使用することが当 業界で公知の1つ以上の好適なフレーバ油、抽出物、含油樹脂、精油等を含む。 この成分は果物などの天然製品を濃縮して得られるものなどのフレーバ濃縮物も 含むことができる。テルペンを含まない柑橘類の油およびエッセンスも本発明で 使用することができる。好適なフレーバの例には、オレンジ、レモン、ライムな どの果物フレーバ、コーラ・フレーバ、茶のフレーバ、コーヒー・フレーバ、チ ョコレート・フレーバ、乳製品のフレーバなどが含まれる。これらのフレーバは 、精油および抽出物などの天然源由来のものであってよく、合成により製造され たものでもよい。フレーバ・エマルジョンは一般に種々のフレーバの混合物を含 み、エマルジョン、アルコール抽出物または噴霧乾燥物の形で使用できる。フレ ーバ・エマルジョンは、上記のように、増量剤と共にまたは増量剤なしに、混濁 剤も含むことができる。1987年11月10日発行の米国特許第470569 1号(Kupper他)(参照により本明細書に組み込む)を参照のこと。 フレーバ・エマルジョンは、一般に、フレーバ油(0.001%から20%) を乳化剤(1%から30%)および水と混合することにより、混濁/不透明化剤 エマルジョンと同様に製造する。(油縣濁剤も存在してもよい)。直径約0.1 ミクロンから3.0ミクロンの粒子のエマルジョンが好適である。好ましくは、 粒子の直径は約2.0ミクロン以下である。最も好ましくは、粒子の直径は約1 .0ミクロン以下である。乳化剤は粒状化したフレーバ油をコーティングして、 合着の防止と適当な分散の維持を促進する。フレーバ・エマルジョンの粘度 および比重は最終的な飲料と相容性であるよう調節する。1987年11月10 日発行の米国特許第4705691号(Kupper他)(参照により本明細書に組み 込む)を参照のこと。 C.果汁および茶の固形物 本発明の希釈ジュース飲料は、任意であるが好ましくは、果汁、茶固形物およ び果汁と茶固形物の混合物から選択されたフレーバ固形物を含む。果汁を含む場 合には、本発明の飲料は0.1%から約40%、好ましくは1%から約20%、 より好ましくは約2%から約10%、最も好ましくは約3%から約6%の果汁を 含むことができる。(ここで測定した場合、果汁の重量パーセントは非濃縮(si ngle strength)の2°ブリックスから6°ブリックスの果汁をベースとする) 。果汁はピューレ、粉砕物として、または非濃縮もしくは濃縮ジュースとして含 めることができる。約20°ブリックスから約80°ブリックスの固形物(主と して糖の固形物)を含む濃縮物として果汁を混合するのが特に好ましい。 果汁は、希釈ジュース飲料への使用が知られている、柑橘類の果汁、柑橘類以 外の果汁またはこれらの混合物のいずれでもよい。このような果汁の例には、リ ンゴ果汁、ブドウ果汁、洋ナシ果汁、ネクタリン果汁、スグリ果汁、キイチゴ果 汁、グズベリー果汁、ブラックベリー果汁、ブルーベリー果汁、イチゴ果汁、バ ンレイシ果汁、ザクロ果汁、グアバ果汁、キーウィー果汁、マンゴ果汁、パパイ ヤ果汁、スイカ果汁、カンタロープ果汁、サクランボ果汁、クランベリー果汁、 パイナップル果汁、桃果汁、アプリコット果汁、プラム果汁およびこれらの混合 物などの柑橘類以外の果汁、およびオレンジ果汁、レモン果汁、ライム果汁、グ レープフルーツ果汁、タンジェリン果汁およびこれらの混合物などの柑橘類の果 汁を含むが、これらに限定されるものではない。その他の果汁ならびに野菜ジュ ースまたは植物ジュースなどの果物以外のジュースを本発明の非炭酸飲料製品の ジュース成分として使用することができる。 茶の固形物を含める場合には、本発明の飲料は約0.02重量%から約0.2 5重量%、好ましくは約0.7重量%から約0.15重量%の茶の固 形物を含むことができる。本明細書で使用する「茶の固形物」という用語は、C. sinensisおよびC.assamicaを含むCamellia属から得られる茶材料、例えば新しく 採集されたばかりの茶葉、採集後直ちに乾燥させた新鮮な緑茶葉、存在するすべ ての酵素を不活化するために乾燥前に熱処理した新鮮な緑茶葉、非発酵茶、イン スタントの緑茶および部分発酵させた茶葉を含む、茶材料から抽出した固形物を 意味する。緑茶材料は茶葉、茶の木の茎、ならびに関連するその他の植物材料お よび紅茶を生成するための実質的な発酵を行っていない植物材料である。Phylla nthus 属、アセンヤク、ガンビールおよびUncaria 科の茶の木も使用できる。未 発酵茶と部分発酵茶の混合物が使用できる。 本発明の飲料に使用する茶の固形物は公知の慣用の茶固形物抽出法で得られる 。このようにして得られた茶の固形物は一般に、カフェイン、テオブロミン、タ ンパク質、アミノ酸、ミネラルおよび炭水化物を含む。茶の固形物を含有する好 適な飲料は、1990年8月7日発酵の米国特許第4946701号(Tsai他) (参照により本明細書に組み込む)に従って処方できる。 D.キサンタン・ガムおよびその他の増粘剤 本発明の飲料は主要な増粘剤およびエマルジョン安定剤としてキサンタン・ガ ムを含む。キサンタン・ガムは、細菌のXanthomonas campestrisを使用する発酵 プロセスにより作られる菌体外ヘテロ多糖ポリマーである。このポリマーは、セ ルロースと等しい構造のβ1,4−結合したD−グルコースユニットをバックボ ーンとして持つ、5個の糖残基(グルコースユニット2個、マンノースユニット 2個およびグルクロン酸1個)を有する。キサンタン分子は非常に弾力性があり 、非常に疑似プラスチック性の水溶液を提供する。剪断ひずみが徐々に上昇する と、粘度は急激に低下するが、剪断ひずみがなくなると、ほぽ瞬時に粘度は回復 する。 本発明以前には、キサンタン・ガムは、フレーバ/混濁エマルジョンを安定化 させるために、一般に飲料中に約0.1%から約0.3%の濃度で使用されてい た。1995年1月31日発行の米国特許第5385748号(Bunger他)を参 照のこと。しかし、これらの濃度でキサンタン・ガムを含めると、本発明の飲料 に共に含まれているポリリン酸塩と有害な相互作用を起こすことが判った。実際 、キサンタン・ガムは、0.1%以上の濃度で混合すると、これらのポリリン酸 塩と悪く相互作用し、エマルジョンを不安定にし、羊毛状の塊を形成する。本発 明の飲料に好適に使用されるポリリン酸塩であるヘキサメタリン酸ナトリウムの 場合に特に真実である。 従って、キサンタン・ガムは、ポリリン酸塩(例えばヘキサメタリン酸ナトリ ウム)との有害な相互作用を避けるのに十分低く、(1)フレーバ/混濁エマル ジョンを安定化させ、(2)飲料にその他の所望の粘度効果を付与するのに十分 高い濃度で本発明の飲料に含める。本発明の飲料は約0.005%から約0.0 15%、好ましくは約0.005%から約0.01%のキサンタン・ガムを含ん でいる。これらの比較的低い濃度では、ポリリン酸塩の存在下でさえ、キサンタ ン・ガムは相分離を起こす傾向を持たないだけ十分濃度が低いと考えられた。し かし、そのままの溶液中でまだ顕著な粘度を有し、そのため、フレーバ/混濁エ マルジョンの安定化に寄与する。 本発明の飲料はキサンタン・ガムの他にその他の増粘剤も含むことができる。 これらのその他の増粘剤には、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸プロピ レングリコールエステル、ゲラン・ガム、グアーガム、ペクチン、トラガカンス ・ガム、アカシア・ガム、ローカスト・ビーン・ガム、アラビア・ゴム、ゼラチ ンおよびこれらの増粘剤の混合物が含まれる。(上記のように、これらの任意の 増粘剤の多くは飲料エマルジョン中の油脂混濁剤を安定化するための乳化剤とし ても作用できる。)これらのその他の増粘剤は、関連する特定の増粘剤および所 望の粘度効果に応じて、一般に約0.07%までの濃度で本発明の飲料に含める ことができる。 E.ポリリン酸塩含有保存料系 本発明の重要な態様は、室温で保存中、飲料が消費されるまで、飲料エマルジ ョンを安定化させることである。しかし、果汁または茶固形物などの飲料の成分 は、特に室温で保存したときに、微生物が急速に増殖するための適した環境を提 供しうる。このため、このような微生物の増殖を防ぐまたは遅延させるために 保存料系を含むことが必要となる。 従って、本発明の飲料は、ソルビン酸、安息香酸、これらのアルカリ金属塩お よびこれらの混合物を、約100ppmから約1000ppm、好ましくは約2 00ppmから約1000ppm、最も好ましくは約200ppmから約750 ppm含む。保存料は、好ましくは、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビ ン酸ナトリウムおよびこれらの混合物から選択する。ソルビン酸カリウムが最も 好ましい。 本発明の飲料はさらに、保存料の抗菌効果を高めるのに有効な量の食品グレー ドの水溶性ポリリン酸塩も含む。保存料の抗菌効果を高めるのに「有効な量」の ポリリン酸塩を構成するものは、使用する具体的な保存量、飲料中に存在する保 存料の濃度、飲料のpH、飲料中に存在する硬度のレベルを含む多くの要素に依 存する。ポリリン酸塩は、飲料中に存在する硬度(すなわち、カルシウムイオン およびマグネシウムイオン)を封鎖することにより、保存料の抗菌効果を高める と考えられている。ポリリン酸塩は飲料中に存在する微生物にカルシウムおよび マグネシウムを失わさせて、微生物が保存料の抗菌作用からそれ自身を保護する 能力を妨げる。飲料に約300ppmから約3000ppm、好ましくは約90 0ppmから約3000ppm、より好ましくは約1000ppmから約150 0ppmのポリリン酸塩を含めると保存料の抗菌効果を高める効果があることが 判明した。 本発明の飲料に使用するのに好適な食品グレードの水溶性ポリリン酸塩は以下 の一般式: (MPO3)n (式中、nは約3から約100の平均であり、各Mはナトリウム原子およびカリ ウム原子から独立して選択される)を有し、すなわち、ポリリン酸のアルカリ金 属塩である。好ましくは、nは約13から約30の平均でり、各Mはナトリウム 原子である。nが約13から約21の平均である直鎖ポリリン酸ナトリウム(す なわち、各Mがナトリウム原子である)、例えばヘキサメタリン酸ナトリウムが 特に好ましい。 選択された保存料とポリリン酸塩とは相乗的に、または少なくとも相加的に作 用して、本発明飲料中の微生物の増殖を阻止する。この組合せは、保存料耐性の Zygosaccharomyces bailiiを含む酵母および酸耐容性保存料耐性細菌を阻止する のに特に有効である。本発明の飲料について特定したジュース濃度の範囲(すな わち、約0.1%から約40%)でも、飲料中のジュースの割合が低下するにつ れて室温での陳列時間が長くなり、低いジュース濃度は約20日を超える室温陳 列時間と関係するのに対して、より高いジュース濃度は約10日から20日の間 の室温陳列時間と関係する傾向がある。本明細書に記載の範囲内で保存料とポリ リン酸塩の濃度を変化させることにより、室温陳列時間にも影響を与える可能性 がある。しかし、ジュース、保存料、ポリリン酸塩の濃度および水の硬度(およ び好ましくは水のアルカリ度)が飲料について本明細書に記載の範囲であれば、 室温陳列時間は少なくとも約10日であろう。 F.硬度およびアルカリ度 本発明の飲料は比較的硬度が低く、好ましくはアルカリ度が調整されている水 も含んでいる。特に、本発明飲料は約60%から約99%の追加の水、より一般 的には約80%から約93%の水を含んでいる。硬度は上記の保存料系と共に使 用するときに、抗菌作用を非常に改善するのは主としてこの水成分の硬度である 。硬度の他に、添加する水のアルカリ度を調整することにより抗菌作用が幾分改 善される。 本明細書で使用する「硬度」という用語は、一般に水の中にカルシウムおよび マグネシウム陽イオンが存在することを意味する。本発明の目的で、添加する水 成分の硬度はAssociation of Official Analytical Chemists(AOAC)(バー ジニア州アーリントン)が出版したOfficial Methods of Analysis、627ペー ジから628ページ(14版、1984年)に記載のAssociation of Official Analytical Chemists(AOAC)基準(参照により本明細書に組み込む)に従っ て計算する。AOAC基準では、硬度は水中のCaCO3当量(mg/L)の合 計であり、この合計は水中の以下の陽イオンの濃度(mg/L)に係数をかける ことにより得られる。 水に硬度を付与する化合物は主として、炭酸、重炭酸、硫酸、塩化および硝酸 マグネシウムおよびカルシウムであるが、水に多価の陽イオンを提供できるその 他の化合物も硬度を付与できる。水は硬度により、一般に、柔らかい(0〜60 ppm)、やや硬い(61〜120ppm)、硬い(121〜180ppm)、 非常に硬い(180ppmを超える)に分類される。 本明細書で使用する「アルカリ度」という用語は、一般に水中に炭酸陰イオン および重炭酸陰イオンが存在することを意味する。本発明では、添加水成分のア ルカリ度はAOAC(バージニア州アーリントン)が出版したOfficial Methods of Analysis 、618ページから619ページ(14版、1984年)に記載の Association of Official Analytical Chemists(AOAC)基準(参 照により本明細書に組み込む)に従って計算する。硬度を測定するための標準の AOAC滴定法では、適切に較正した自動滴定装置とpHメータまたは可視滴定 を含むことができる。次に、アルカリ度を計算し、添加水成分中のCACO3( mg/L)当量として表す。水にアルカリ度を付与する化合物には、カリウム、 ナトリウム、カルシウムおよびマグネシウムの炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、水 酸化物および珪酸塩が含まれる。 本発明では、添加水は、例えば果汁成分などのその他の添加材料により飲料に 偶発的に含まれた水は含まない。この添加水は0ppmから約180ppm、好 ましくは0ppmから約60ppm、最も好ましくは0ppmから約30ppm の硬度を含む。硬すぎる水は、公知の慣用の方法で処理または軟化して、硬度の レベルを適切なレベルまで低下させることができる。次いで、この処理した水を 添加水として使用する。添加水を軟化する好適な方法には水をCa(OH)2で処 理することが含まれる。このよく知られている方法は最初に炭酸カルシウムとし て100ppmから150ppmの硬度を最初に有している水に最も好適で、経 済的である。この軟化法は硬度が約100ppm未満の原料水には効率的ではな い。 添加水を軟化する別の好適な方法にはイオン交換操作を含む。このよく知られ ている方法を使用して、初期硬度50ppmから100ppmの水を処理するこ とができる。このようなイオン交換操作は家庭用および工業用に広く利用されて いる。添加水の硬度を調節する他の方法も使用できる。 添加水は、好ましくは0ppmから約300ppm、より好ましくは0ppm から60ppmのアルカリ度を有している。アルカリ度は知られているまたは慣 用の水処理法で調節できる。添加水成分の硬度およびアルカリ度を調整する好適 な方法は、例えば、WoodroofおよびPhillipsによりBeverages: Carbonated & No ncarbonated (AVI出版社)、132ページから151ページ(改訂版、198 1年)に、またThorner およびHerzbergによりNon-alcoholic Food Service Bev erage Handbook (AVI出版)、229ページから249ページ(第2版、197 8)に記載されており、これらのいずれの説明も参考として本明細書に組み込む ものとする。 添加水の硬度および好ましくはアルカリ度が上記範囲内にあることが重要であ る。上記の保存料系はそれ自体では、酵母および酸耐容性保存料耐性細菌のその 後の増殖を十分阻止しない。しかし、この同じ保存料系を、上記の水質の調整と 組み合わせると、飲料中のその後の微生物の増殖を少なくとも10日間まで、一 般には少なくとも約20日間まで阻止するであろう。 G.酸度 本発明の飲料のpHは一般に、約2.5から約4.5、好ましくは約2.7か ら約3.5である。このpHの範囲は非炭酸飲料に一般的なものである。飲料の 酸度は公知の慣用の方法、例えば、食品グレードの酸性バッファの使用により、 必要とされる範囲に調整し、維持することができる。一般に、上記範囲の飲料の 酸度は微生物を阻止するための最大酸度と望ましい飲料のフレーバおよび酸味感 を与えるための最適酸度との釣り合いがとれた点である。 H.甘味料 本発明の飲料は甘味料、好ましくは炭水化物甘味料、より好ましくは単糖類お よび/または二糖類を含むことができ、一般に含んでいるであろう。特に、これ らの飲料は一般に約0.1%から約20%、より好ましくは約6%から約14% の糖の固形物を含んでいる。好適な甘味料の糖には、マルトース、スクロース、 グルコース、フルクトース、転化糖およびこれらの混合物が含まれる。これらの 階は固体または液体の形で飲料に混合することができるが、一般には、そして好 ましくはシロップとして、より好ましくは高フルクトース・コーン・シロップな どの濃縮シロップとして含ませることができる。本発明の飲料の製造では、これ らの任意の甘味料は、果汁成分、フレーバ剤などの飲料のその他の成分によりあ る程度、提供することができる。 これらの飲料に使用するための好ましい炭水化物甘味料は、スクロース、フル クトース、グルコースおよびこれらの混合物である。フルクトースは液体フルク トース、高フルクトース・コーン・シロップ、乾燥フルクトースまたはフルクト ース・シロップとして得られるまたは提供されうるが、高フルクトース・ コーン・シロップとして提供されると好ましい。高フルクトース・シロップ(H FCS)はHFCS−42、HFCS−55およびHFCS−90として市販さ れており、これらは各々42重量%、55重量%および90重量%の糖固形物を フルクトースとして含んでいる。 これらの飲料に単独で、または炭水化物甘味料と組み合わせて、任意に含むこ とのできる人口甘味料およびノーカロリー甘味料には、例えば、サッカリン、シ クラメート、アセトスルファム、L−アスパルチル−L−フェニルアラニン低級 アルキルエステル甘味料(例えば、アスパルテーム)、米国特許第441192 5号(Brennan 他)に開示のL−アスパルチル−D−アラニンアミド、米国特許 第4399163号(Brennan 他)に開示のL−アスパルチル−D−セリンアミ ド、米国特許第4338346号(Brand )に開示のL−アスパルチル−L−1 −ヒドロキシメチル−アルカンアミド甘味料、米国特許第4423029号(Riz zi)に開示のL−アスパルチル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、 1986年1月15日公開の欧州特許出願第168112号(Janusz)に開示のL −アスパルチル−D−フェニルグリシンエステルおよびアミド甘味料等が含まれ る。特に好ましいノンカロリー甘味料はアスパルテームである。 I.その他の任意の飲料成分 本発明の飲料は、その他の保存料(例えば有機酸)、着色料等を含むその他の 任意の飲料成分を含むことができる。これらの飲料に、ビタミンやミネラルが飲 料の所望の特性(例えば室温陳列時間)を実質的に変化させず、これらのビタミ ンおよびミネラルが飲料の他の必須成分と化学的および物理学的に相容性であれ ば、ビタミンおよびミネラルの米国における推奨一日必要量(RDA)の0%か ら約110%を強化することができる。ビタミンA(例えばビタミンAのパルミ チン酸塩)、そのプロビタミン(例えばβ−カロテン)、ビタミンB1(例えば 、塩酸チアミン)およびビタミンC(例えば、アスコルビン酸)が好ましいが、 その他のビタミンおよびミネラルも使用できると理解されたい。 本明細書に記載のポリリン酸塩などのある種の食品グレードのポリリン酸塩 は、飲料中にある間、アスコルビン酸の不活化阻止を助けることができる。カル シウム、鉄およびマグネシウムの強化は、これらの多価陽イオンがポリリン酸塩 に結合し、これを不活化する可能性があるため、避けるべきであることを示すこ とも重要である。 J.製造 本発明の飲料は非炭酸飲料を処方する慣用の方法で製造することができる。こ のような慣用法には、ホット・パッキングまたは無菌包装操作を含むことができ るが、上記のように、飲料を安定にしたり、室温陳列時間を延長するためには、 このような操作は必要ではない。 希釈ジュース飲料を製造する方法は、例えば、1988年4月12日発行の米 国特許第4737375号(Nakel 他)に記載されている(参照により本明細書 に組み込む)。飲料製品を製造する方法は、WoodroofおよびPhillipsによりBeve rages: Carbonated & Noncarbonated (AVI出版)(改訂版、1981年)に、T horner およびHerzbergによりNon-alcoholic Food Service Beverage Handbook (AVI出版)(第2版、1978年)に記載されている。 本発明の希釈ジュース飲料を製造する1つの方法は、飲料濃縮物を作製し、こ の濃縮物に抗菌性ポリリン酸塩およびキサンタン・ガム(他の増粘剤を含むまた は含まない)を含有する糖シロップを加え、次いで、この混合物を水、糖シロッ プおよび飲料濃縮物で調整して、必要な酸度および材料成分を得ることを含む。 このような調製物に使用する添加水はすべて、必要な硬度を有するまたは必要な 硬度に調整する必要があり、好ましくは必要なアルカリ度レベルに調整しなけれ ばならない。このような方法では、飲料濃縮物は、(正しいアルカリ度および硬 度の)水、酸性化剤(例えば、クエン酸)、水溶性ビタミン、ジュース濃縮物を 含むフレーバ剤および保存料を混合して製造できる。次に、水中油型エマルジョ ンを濃縮物に加えることができる。飲料の製造に使用するための糖シロップは、 ポリリン酸塩および増粘剤(キサンタン・ガムを含む)を水に加え、次にアスコ ルビン酸およびポリリン酸塩を水に加え、これらの2つの混合物を追加の水と合 わせ、次に糖シロップ(例えば、高フルクトース・コーン・シロップ)を混合物 に加えることにより別に製造する。得られた糖シロップに別の保存料を加えるこ とができる。糖シロップと濃縮物とを合わせて、飲料を形成する。飲料は少量の 添加水、糖シロップおよび飲料濃縮物で調整して、本発明の飲料の必要な酸度お よび組成を達成することができる。次に、滅菌し、包装し、保管することができ る。 K.試験法:室温陳列時間 室温陳列時間とは、飲料劣化微生物を10cfu/ml接種した後、華氏68 度(20℃)の非炭酸飲料製品が微生物増殖に有効に耐える期間に対応する。本 明細書で使用する「微生物増殖」という用語は、最初に約10cfu/mlを接 種した後、飲料中で飲料劣化微生物の数が100倍以上に増加することを意味す る。 飲料の室温陳列時間は次の方法で決定できる。Zygosaccharomyces bailiiを含 む少なくとも4つの異なる酵母分離菌を含有する保存料耐性酵母菌混合物および Acetobacter 種を含む保存料耐性酸耐容性細菌を飲料に接種する。接種に使用す るすべての酵母菌および細菌は予め、保存した果汁飲料から分離しておく。接種 した飲料製品を華氏68度(20℃)で21日間維持し、好気的平板培養を定期 的に実施する。酵母菌および細菌個体群の好気的平板計数はCompendium of Meth ods for the Microbiological Examinations of Foods 、American Public Heal th Association(米国公衆衛生協会)(ワシントンD.C.)(C.Vanderzantおよ びD.F.Splittstoesser編)(参照により本明細書に組み込む)に記載のように実 施する。これらの平板計数を使用して、接種した飲料中の微生物の増殖の程度を 決定する。 実施例 本発明の希釈ジュース飲料の具体的な実施形態およびその製法を以下に示す。 実施例I 以下の成分処方を使用して混濁エマルジョンを製造する。 上記の成分を記載の順序で混合し、110T型マイクロフルイダイザ(Microf luidics 社、ニュートン、マサチューセッツ)を使用して、平均粒径が直径で1 μm未満の混濁エマルジョンを製造するように均質化する。 次に、この混濁エマルジョンおよび下記の組成を使用して、飲料濃縮物を製造 する。 上記の成分を記載の順序で混合する。次に、予め華氏100度に加熱した蒸留 水に、キサンタン・ガム(Kelco Keltrol F)およびカルボキシ メチルセルロース(Hercules CMC 7HOCF)を、キサンタンと CMCと水の比0.1:0.5:200で十分に分散させて、増粘剤のプレミッ クスを製造する。次に、予め華氏100度(37.8℃)に加熱した蒸留水に、 アスコルビン酸および平均鎖長13のヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP) (モンサント社、セントルイス、ミズーリ州)を、酸とSHMPと水の比0.3 :1:587.2で分散させて、別のプレミックスを製造する。次に、増粘剤プ レミックスとSHMPプレミックスを200.6:588.5の比 で合わせ、増粘剤/SHMP混合物の合わせたものを提供する。 次に、飲料濃縮物と増粘剤/酸/SHMP混合物を下記の成分と記載の順序で 混合し、完成した希釈ジュース飲料を提供するが、この飲料は、消費するまで室 温条件で保存しても、羊毛状の塊形成や顕著なリング形成に対し安定である。 実施例II 実施例Iと同じ方法で混濁エマルジョンおよび飲料濃縮物を製造する。次に、 予め華氏100度に加熱した蒸留水に、キサンタン・ガム(Kelco Keltrol F)お よびゲラン・ガム(Kelco Kelcogel)を、キサンタンとゲランと水の比0.1:0 .1:200で十分に分散させて、増粘剤のプレミックスを製造する。次に、予 め華氏100度(37.8℃)に加熱した蒸留水に、アスコルビン酸および平均 鎖長13のヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)(モンサント社、セント ルイス、ミズーリ州)を、酸とSHMPと水の比0.3:1:587.6で分散 させて、別のプレミックスを製造する。次に、増粘剤プレミックスとSHMPプ レミックスを200.2:588.9の比で合わせ、増粘剤/SHMP混合物の 合わせたものを提供する。 次に、飲料濃縮物と増粘剤/酸/SHMP混合物を下記の成分と記載の順序で 混合し、一晩冷蔵し、完成した希釈ジュース飲料を提供するが、この飲料は、消 費するまで室温条件で保存しても、羊毛状の塊形成や顕著なリング形成に対し安 定である。 実施例III 十分量の実施例IIに記載の希釈ジュース飲料を製造し、市販の高温瞬間(H TST)殺菌ユニット(冷蔵する代わりに)を通す。HTSTユニットでは、飲 料を2秒から3秒、滅菌温度に加熱してから冷却するか、華氏60度(15.6 ℃)以下とする。殺菌した飲料を瓶詰めし、さらに冷却することなく保存するこ とができ、高温(室温以上、華氏190度(87.8℃以下))に維持したとき でさえ、一晩で適当な粘度が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a) 0.2%から5%、好ましくは0.8%から2%の、フレーバ・ エマルジョンおよび混濁エマルジョンから選択される水中油型飲料エマルジョン と、 (b) 0%から40%の、果汁、茶固形物およびこれらの混合物から選 択したフレーバ固形物と、 (c) 0.005%から0.015%、好ましくは0.005%から0 .01%のキサンタン・ガムと、 (d) 100ppmから1000ppm、好ましくは200ppmから 1000ppm、最も好ましくは200ppmから750ppmの、ソルビン酸 、安息香酸、これらのアルカリ金属塩およびこれらの混合物から選択される保存 料、好ましくはソルビン酸カリウムと、 (e) 前記保存料の抗菌効果を増強するのに有効な量の水溶性ポリリン 酸塩と、 (f) 60%から99%、好ましくは80%から93%の、0ppmか ら180ppm、好ましくは0ppmから60ppm、最も好ましくは0ppm から30ppmの硬度を有する添加水と を含むことを特徴とする飲料。 2. 300ppmから3000ppm、好ましくは900ppmから3000 ppm、最も好ましくは1000ppmから1500ppmの前記ポリリン酸塩 を含み、前記ポリリン酸塩が次の一般式: (MPO3)n (式中、nは3から100、好ましくは13から30、最も好ましくは13から 21の平均であり、各Mは独立してナトリウム原子およびカリウム原子から選択 され、好ましくはナトリウム原子である)を有することを特徴とする請求項1に 記載の飲料。 3. 1%から20%、好ましくは2%から10%の果汁を含むことを特徴とす る請求項1または2に記載の飲料。 4. 0.02%から約0.25%、好ましくは0.7%から0.15%の茶の 固形物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の飲料。 5. 0.1%から20%、好ましくは6%から14%の糖甘味料をさらに含む ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の飲料。 6. pHが2.5から4.5、好ましくは2.7から3.5であることを特徴 とする請求項1ないし5のいずれかに記載の飲料。
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