JPH11501191A - オーディオ増幅器 - Google Patents

オーディオ増幅器

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JPH11501191A
JPH11501191A JP9523463A JP52346397A JPH11501191A JP H11501191 A JPH11501191 A JP H11501191A JP 9523463 A JP9523463 A JP 9523463A JP 52346397 A JP52346397 A JP 52346397A JP H11501191 A JPH11501191 A JP H11501191A
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ステファン マーギュリタ ジーン ヴィレムス
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Abstract

(57)【要約】 オーディオ増幅器(20)は、供給されるオーディオ信号を制御する回路(300)を有する。この回路(300)は、オーディオ信号のある高周波数レンジをオーディオ信号の残りに比べて付加的に増幅する増幅器を有する。この付加的増幅は、オーディオ信号の振幅が限界値を越えたときに一回行われる。付加的増幅は、短時間だけ行われる。この発明に係るオーディオ増幅器は、短時間にオーディオ信号の高周波数のピークを付加的に増幅する。その結果、これらのピークの立ち上がりおよび立ち下がりは、短時間に大きくなる。これは、特にポップミュージックにおいて優れた効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】 オーディオ増幅器 この発明は、オーディオ信号を制御する回路を有するオーディオ増幅器に関す るものである。このようなオーディオ増幅器は、オーディオ装置やテレビジョン のような再生システムに用いられている。オーディオ信号を制御する回路は、例 えば、Philips Semiconductors社製のTEA6330Tタイプの集積回路を用い て構成された前置増幅器を有する。この公知の前置増幅器は、可設定伝達特性を 持っている。このオーディオ増幅器のユーザは、その伝達特性を調整することに よって、音量、ベースおよびトレブルの調節レンジを自由に制御することができ る。この公知のオーディオ増幅器において、ユーザによる設定は、オーディオ増 幅器に入力されるオーディオ信号に応じて適合させるものではない。 この発明の目的は、新たな心理音響学上の効果が得られるように、オーディオ 信号を制御するオーディオ増幅器を提供しようとするものである。 この目的を達成するため、この発明は、オーディオ信号を制御する回路を有す るオーディオ増幅器において、前記回路は、オーディオ信号の振幅が限界値を越 えたとき、多くともある時間の間、オーディオ信号のある高周波数レンジをオー ディオ信号の残りのレンジに比べて付加的に増幅する増幅手段を有することを特 徴とするものである。これらの手段は、短時間に付加的に増幅されるオーディオ 信号に高周波数のピークを生じさせることになる。これは、短時間に増幅された これらのピークの立ち上がりおよび立ち下がりをもたらすことになる。その結果 、ユーザはオーディオ信号が大きなインパクトをもつ心理音響学上の効果を体験 することになる。これは、特にポップミュージックにおいて優れた効果がある。 いわゆるダイナミックエクスパンダを持つオーディオ増幅器は、それ自体公知 である。これらのダイナミックエクスパンダは、オーディオ信号を、それが大き な振幅を持つ時に付加的に増幅する。しかしながら、これらは短時間ではなく、 連続的に増幅することにより、オーディオ信号の全ての周波数スペクトルにわた って付加的に増幅している。 この発明に係るオーディオ増幅器の一実施例では、上記の高周波数レンジは2 KHz以上の周波数のオーディオ信号成分を含むことを特徴とするものである。 この発明に係るオーディオ増幅器の一実施例では、前記増幅手段は、前記高周 波数レンジを前記残りのレンジに比べて6dBまで付加的に増幅するよう構成さ れていることを特徴とするものである。 この発明に係るオーディオ増幅器の一実施例では、前記増幅手段により前記高 周波数レンジを付加的に増幅する時間を5msにしたことを特徴とするものであ る。 所期の心理音響学上の効果は、これらの実施例によって得ることができる。 さらに、この発明は、再生システム、オーディオ信号を制御する回路、および オーディオ信号を制御する方法に関するものである。 この発明の上述した特徴および他の特徴を、以下実施例につき説明する。 図1は、オーディオ増幅器を有する再生システムを示す図である。 図2は、オーディオ増幅器内のオーディオ信号を制御する回路の第1実施例の 詳細図である。 図3は、オーディオ増幅器内のオーディオ信号を制御する回路の第2実施例の 詳細図である。 図4は、このような回路によって制御されたオーディオ信号の波形を示す図で ある。 図において、同様の素子は、同じ参照番号で示す。 図1は、再生システム100を示すものである。この再生システム100は、 例えば、家や車に設置されるオーディオ装置、携帯用オーディオ装置やテレビジ ョンである。この再生システムは、オーディオ増幅器20と、このオーディオ増 幅器20にオーディオ信号を供給する少なくとも一つのオーディオ源70と、前 記オーディオ増幅器で増幅されたオーディオ信号を音響再生する一つまたは複数 個のスピーカ90とを有する。オーディオ源70は、例えば、ラジオやテレビジ ョン信号の受信機、カセットプレーヤ、コンパクトディスクプレーヤ(CD)や デジタルコンパクトカセットプレーヤ(DDC)である。オーディオ増幅器20 は、オーディオ信号を制御する回路30を有し、この回路は、オーディオ信号の 瞬時値が一定の限界値を越えるときに、オーディオ信号の高周波数レンジを短時 間付加的に増幅する回路300と、前置増幅段40とを有する。オーディオ増幅 器20は、さらに、出力増幅段50を有する。出力増幅段50は、固定の利得を 持っている。この出力増幅段50は、例えば、Philips Semiconductors社製のT DA1555Qタイプの集積回路を用いて構成することができる。前置増幅段4 0は、Philips Semiconductors社製のTEA6330Tタイプの集積回路を用い て構成することができる。この集積回路は、3つのパラメータを適合させること によって設定できる伝達特性を持っている。これらのパラメータは、周波数レン ジ全体にわたる利得をある数のdBステップで適合させる音量調整、周波数スペ クトルの低音における利得をある数のdBステップで相対的に増幅または減衰さ せるベース調整、および周波数スペクトルの高音における利得をある数のdBの ステップで相対的に増幅または減衰させるトレブル調整である。さらに、再生シ ステムは、例えば、プログラム制御タイプの制御回路110を有する。この制御 回路110は、例えば、ユーザによってコントロールパネル130を経て入力さ れる動作命令に従って音量、ベースおよびトレブル調整を設定するI2Cバスに よって前記増幅段40に結合する。回路300のセッティングは、コントロール パネル130によって調節することもできる。 図2は、オーディオ信号の瞬時値が一定の限界値を越えたときに、オーディオ 信号のある高周波数レンジをある短時間の間、付加的に増幅する回路300の第 1実施例を示すものである。この回路は、一つのオーディオチャンネルについて 示している。この回路は、オーディオ源70からのオーディオ信号を受ける信号 入力端子301を有する。この信号入力端子は、抵抗R1の一端に接続する。抵 抗R1の他端は、抵抗R2の一端に接続し、この抵抗R2の他端をグランドに接 続する。さらに、抵抗R1は、コンデンサC1の一体に接続する。コンデンサC 1の他端は、一方ではグランドに接続された抵抗R3に、他方ではバッファ増幅 器A1の入力端子に接続する。バッファ増幅器A1の出力端子は、コンデンサC 2の一端に接続し、このコンデンサC2の他端を集積回路ICのピンに接続する 。この集積回路は、Philips Semiconductors社製のNE572を用いる。図面は 、集積回路ICの関連するピン9,10,11,12,13,14を示している 。コンデンサC2は集積回路ICのピン9に接続する。バッファ増幅器A1の出 力端子は、さらに抵抗R4の一端に接続する。この抵抗R4の他端は、コンデン サC3の一端に接続する。このコンデンサC3の他端は、集積回路ICのピン1 3に接続する。集積回路ICのピン12とグランドとの間には、第4のコンデン サC4を接続する。集積回路ICのピン14とグランドとの間には、第5のコン デンサC5を接続する。回路300は、さらに抵抗R5を有し、その一端を集積 回路ICのピン11に接続し、他端を正の供給電圧Vccに接続する。この抵抗 R5の一端は、さらに増幅器A2の反転入力端子に接続すると共に、抵抗R6の 一端に接続する。抵抗R6の他端は、増幅器A2の出力端子に接続する。抵抗R 7の一端は、集積回路ICのピン10に接続する。抵抗R7の他端は、増幅器A 2の非反転入力端子に接続すると共に、コンデンサC6の一端に接続する。コン デンサC6の他端はグランドに接続する。 増幅器A1の出力端子は、ダイオードD1のアノードに接続する。このダイオ ードのカソードは、コンデンサC8の一端に接続する。コンデンサC8の他端は グランドに接続する。ダイオードD1のカソードは、さらに、比較器A3の非反 転入力端子に接続する。この比較器の反転入力端子は、正の供給電圧Vccと負 の供給電圧−Vccとの間に接続した可変抵抗R9に接続する。比較器A3の出 力端子は、ダイオードD2のアノードに接続する。このダイオードのカソードは 、抵抗R10の一端に接続する。抵抗R10の他端は、コンデンサC9の一端に 接続する。コンデンサC9の他端はグランドに接続する。さらに、抵抗R10の 他端は、トランジスタT1のベースに接続する。このトランジスタのエミッタは 、グランドに接続し、コレクタは集積回路ICのピン14に接続する。 増幅器A2の出力端子は、さらにスイッチS1の一端に接続する。スイッチS 1の他端は、抵抗R11の一端に接続する。抵抗R11の他端は、増幅器A4の 反転入力端子に接続する。増幅器A4の非反転入力端子は、グランドに接続する 。増幅器A4の反転入力端子は、さらに抵抗R12の一端に接続する。抵抗R1 2の他端は、増幅器A4の出力端子に接続する。増幅器A4の出力端子は、さら に抵抗R13の一端に接続する。抵抗R13の他端は、信号出力端子302に接 続する。この出力端子を経て、回路300で制御された信号を前置増幅段40に 供給する。信号出力端子は、さらに抵抗R14の一端に接続する。抵抗R14の 他端は、信号入力端子301に接続する。 集積回路IC,コンデンサC1〜C6,抵抗R3〜R7および増幅器A1,A 2は、ダイナミックレンジエクスパンダ320を構成する。このダイナミックレ ンジエクスパンダは、データハンドブックIC01a”Semiconductors for Rad io and Audio Systems,BB112 to TDA1554Q”,Philips Semiconductors社 1992 の第152頁の図4に示されているように接続する。ダイナミックレンジエクス パンダ320は、オーディオ信号の振幅が大きいときは、そのオーディオ信号を 付加的に増幅し、オーディオ信号の振幅が小さいときは、そのオーディオ信号を それよりも小さく増幅する。コンデンサC1および抵抗R3の値は、ほぼ2kH zのカット−オフ周波数を持つハイパスフィルタを形成するように選ぶ。コンデ ンサC4およびC5の値は、それぞれ15nFおよび150nFとする。これに より、ダイナミックレンジエクスパンダ320の動作開始時間および解除時間を 、それぞれ0.15msおよび1.5msとする。抵抗R6の値は、35kΩと する。これにより、信号のピークを、ダイナミックレンジエクスパンダによって ほぼ6dBまで増幅する。ダイナミックレンジエクスパンダ320を構成するそ の他の素子の値は、上記のデータハンドブックの第152頁の図4に示されてい るように選ぶ。 コンデンサC8,C9、抵抗R9,R10、ダイオードD1,D2、トランジ スタT1および比較器A3は、検出回路340を構成する。ダイオードD1は、 コンデンサC8とともに整流回路を構成する。抵抗R9は、比較器A3の反転入 力端子に可設定電圧を印加するようにする。ダイオードD2は整流器である。コ ンデンサC9は充電用のもので、その充電時間は、抵抗R10とともに決定され る。トランジスタT1は、集積回路ICのピン14をグランドに短絡させる。 抵抗R11,R12および増幅器A4は、増幅器A2を補償するインバータと してのインバータ回路360を構成する。抵抗R13およびR14は、互いに同 じ値を有するもので、信号入力端子301からの信号とインバータ360からの 信号とをミキシングするために、それらの抵抗を結合する必要がある。抵抗R1 およびR2は、信号のレベルをNE572の入力感度に適合させる。 以下、回路300の動作について説明する。ユーザは、オーディオ信号の高周 波数のピークがある短時間の間に付加的に増幅されるのを望まない場合には、ス イッチS1を開放する(図示の状態)。その場合、信号入力端子301に供給さ れるオーディオ信号は、増幅されることなく信号出力端子302に供給される。 ユーザがスイッチS1を閉成すると、ダイナミックレンジエクスパンダ320で 付加的に増幅された高周波数の信号は、インバータ360を経て、信号入力端子 から直接到来する信号に加えられて、信号出力端子302に供給される。 ハイパスフィルタC1,R3は、2kHz以上の周波数成分のみをダイナミッ クレンジエクスパンダ320に供給するように設ける。これらの周波数成分の振 幅が大きいと、それらの成分は集積回路ICで付加的に増幅される。付加的に増 幅される周波数成分は、検出回路340に供給される。これら付加的に増幅され る成分の振幅が、可変抵抗R9によって設定した電圧を越えると、比較器A3の 出力は、正の電圧となる。その結果、コンデンサC9は、ある時定数で充電され る。このことは、ある時間の後、トランジスタT1が導通を開始するように、そ のベース電圧が高くなることを意味する。したがって、集積回路ICのピン14 は、グランドに短絡される。これは、集積回路ICにおいて、もはや高周波数成 分を付加的に増幅しないことになる。C9およびR10の値は、付加的に増幅さ れるオーディオ信号の振幅が設定された電圧を越えた後、ほぼ5ms後にトラン ジスタT1が導通を開始するように適切に選ぶ。 ダイナミックレンジエクスパンダ320は、振幅が小さい高周波数の信号は付 加的に増幅しないように設定されている。 図3は、オーディオ増幅器に含まれ、オーディオ信号を制御する回路300の 第2実施例の詳細を示すものである。ここでも、一つのオーディオチャンネルに ついて示している。この回路はコンデンサC21を有し、このコンデンサの一端 を信号入力端子301に接続する。コンデンサC21の他端は抵抗R23の一端 に接続する。抵抗R23の他端はグランドに接続する。さらに、コンデンサC2 1の他端は、抵抗R21の一端に接続する。抵抗R21の他端は、トランスコン ダクタンス増幅器A5の反転入力端子に接続する。トランスコンダクタンス増幅 器の非反転入力端子は、グランドに接続する。反転入力端子は、さらに抵抗R2 2の一端に接続し、この抵抗の他端をトランスコンダクタンス増幅器の出力端子 に接続する。信号入力端子301は、さらにコンデンサC22の一端に接続する 。このコンデンサC22の他端は、抵抗R24の一端に接続する。抵抗R24の 他端はグランドに接続する。コンデンサC22の他端は、ダイオードD21のア ノードにも接続する。ダイオードD21のカソードは、抵抗R25の一端に接続 する。抵抗R25の他端は、コンデンサC23の一端に接続する。コンデンサC 23の他端はグランドに接続する。抵抗R25の他端は、さらにトランスコンダ クタンス増幅器A5の電源供給端子に接続する。トランスコンダクタンス増幅器 A5の出力端子は、スイッチS2の一端に結合する。スイッチS2の他端は、抵 抗R26の一端に接続する。抵抗R26の他端は、信号出力端子302に接続す る。信号出力端子302は、さらに抵抗R27の一端に接続する。この抵抗R2 7の他端は、信号入力端子301に接続する。 抵抗R23およびコンデンサC21は、ほぼ2kHzのカット−オフ周波数を 持つハイパスフィルタを構成し、コンデンサC22および抵抗R24も同様に構 成する。抵抗R21およびR22は、トランスコンダクタンス増幅器A5をセッ ティングするのに用いられる。抵抗R26およびR27は、互いに同じ値を有す るもので、信号入力端子301からの信号とトランスコンダクタンス増幅器A5 からの信号とをミキシングするために、それらの抵抗を結合する。ダイオードD 21,抵抗R25およびコンデンサC23は、トランスコンダクタンス増幅器が ある短時間の間に高周波数のピークを付加的に増幅するように設ける。 以下、この回路の動作を説明する。ユーザは、オーディオ信号の高周波数のピ ークがある短時間の間に付加的に増幅されるのを望まない場合には、スイッチS 2を開放する(図示の状態)。その場合、信号入力端子301に供給されるオー ディオ信号は、増幅されることなく信号出力端子302に供給される。ユーザが スイッチS2を閉成すると、トランスコンダクタンス増幅器で付加的に増幅され た高周波数の信号は、信号入力端子301から直接到来する信号に加えられて、 信号出力端子302に供給される。コンデンサC21および抵抗R23で構成さ れたハイパスフィルタは、オーディオ信号の高周波数成分のみを通過させてトラ ンスコンダクタンス増幅器A5に供給する。大きな振幅を持つ高周波数の信号成 分が、信号入力端子に入力すると、ダイオードD21から大きな振幅をもつ整流 された信号が得られる。したがって、抵抗R25を通して比較的おおきな電流が 流れる。その結果、トランスコンダクタンス増幅器の利得が上昇する。これによ り、高周波数の信号がトランスコンダクタンス増幅器によって付加的に増幅され ることになる。コンデンサC23の充電は、抵抗R25における電圧降下をある 期間の後、減少させる。したがって、トランスコンダクタンス増幅器の利得は低 下し、信号の高周波数成分はもはや付加的に増幅されることはない。振幅が小さ い高周波数の信号は、トランスコンダクタンス増幅器A5で付加的に増幅されな い。R25およびC23の値は、ほぼ5ms後に、高周波数成分がもはや付加的 に増幅されないように選ぶ。 図2に示した実施例においても、図3に示した実施例においても、各素子の値 は、ユーザによって設定できるので、高周波数のピークの時間も、高周波数のピ ークを付加的に増幅する利得も、付加的に増幅する信号の周波数も、ユーザ自身 において自由に設定できることきは勿論である。 図4は、回路300によって制御されるサイン波形の信号を時間に対してプロ ットして示すものである。図4の上半分は、ほぼ4kHzの周波数を持つサイン 波形で、最初の2サイクルの間は限界値Vthを下回っており、その後の4サイク ルの間は限界値を越え、さらに最後の2サイクルの間は再び限界値Vthを下回っ ているサイン波形を示している。 図4の下半分は、回路300によって処理されたオーディオ信号を示すもので ある。図4から明らかなように、信号が限界値Vthを越える瞬時に、その信号の ピークが付加的に増幅され、5ms後に、ピークはもはや付加的に増幅されない ことが分かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.オーディオ信号を制御する回路を有するオーディオ増幅器において、前記回 路は、オーディオ信号の振幅が限界値を越えたとき、多くともある時間の間、オ ーディオ信号のある高周波数レンジをオーディオ信号の残りのレンジに比べて付 加的に増幅する増幅手段を有することを特徴とするオーディオ増幅器。 2.請求項1記載のオーディオ増幅器において、前記高周波数レンジは、2kH z以上の周波数を持つオーディオ信号成分を含むことを特徴とするオーディオ増 幅器。 3.請求項1または2記載のオーディオ増幅器において、前記増幅手段は、前記 高周波数レンジを前記残りのレンジに比べて6dBまで付加的に増幅することを 特徴とするオーディオ増幅器。 4.請求項1,2または3記載のオーディオ増幅器において、前記増幅手段が前 記高周波数レンジを付加的に増幅する時間は、ほぼ5msであることを特徴とす るオーディオ増幅器。 5.請求項1〜4のいずれか一項記載のオーディオ増幅器を有する再生システム 。 6.オーディオ信号の振幅が限界値を越えたとき、多くともある時間の間、オー ディオ信号のある高周波数レンジをオーディオ信号の残りのレンジに比べて付加 的に増幅する増幅手段を有することを特徴とするオーディオ信号を制御する回路 。 7.オーディオ信号の振幅が限界値を越えたとき、多くともある時間の間、オー ディオ信号のある高周波数レンジをオーディオ信号の残りのレンジに比べて付加 的に増幅することを特徴とするオーディオ信号を制御する方法。
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