JPH11501082A - オレフィン重合用成分および触媒 - Google Patents

オレフィン重合用成分および触媒

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JPH11501082A JP9523285A JP52328597A JPH11501082A JP H11501082 A JPH11501082 A JP H11501082A JP 9523285 A JP9523285 A JP 9523285A JP 52328597 A JP52328597 A JP 52328597A JP H11501082 A JPH11501082 A JP H11501082A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも一つのTi−ハロゲン結合を含むチタン化合物と支持体、所望により電子供与化合物との直接反応により、還元有機金属化合物との後続の反応なしで、得られる生産物からなり、前記支持体は、ヒドロキシ基を含む金属酸化物と、A)塩化マグネシウム、B)塩化マグネシウムのモル当り1〜6モルの量的範囲にあるアルコールを含み、上記の量のアルコールB)の存在下に塩化マグネシウムを5g/リットルに等しいかそれより多い量で溶解できる有機溶媒C)の溶液とを、接触させることにより得られ、該溶媒は、塩化マグネシウムと付加物を形成することができない、オレフィンの重合用固体触媒成分。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィン重合用成分および触媒 この発明は、塩化マグネシウムおよび金属酸化物に担持されたチタン化合物を 含む固体触媒成分、ならびにそれらから得られる触媒に関する。 これらの成分および触媒は、CH2=CHRαーオレフィン(ここでRは水素 または炭素原子1〜6のアルキル基、またはアリール基、特にフェニル基である )の重合に格別の適用を見いだす。 この技術分野では、上記のタイプの、種々の製造法により得られる固体の成分 および触媒の多くの例が知られており、記載されている。 塩化マグネシウムおよびチタンが金属酸化物に担持されている触媒を開発する 興味は、該触媒が提供する次のような多くの利点に基づいている: − 塩化マグネシウムに担持された成分からなる触媒に比べてハロゲンの含量が 減っていることにより、該触媒で得られるポリマー中のハロゲンの含量の減少; − 製造法の単純化 − 該触媒の製造に適した金属酸化物の市場における入手のしやすさ。 明らかに、触媒を用いた重合の収率が増えるにつれて、ハロゲン含量の減少が 大きくなる。 しかしながら、塩化マグネシウムに担持された成分からなりよって金属酸化物 を含まない触媒によれば、金属酸化物に担持された塩化マグネシウムおよびチタ ン化合物を有する触媒に比べて、より高い嵩密度を有するポリマーを得ることが できる。 例えば、公開されたヨーロッパ特許出願506074号は、オレフィンの重合 において高収率を得ることができる金属酸化物に担持された触媒を記載している が、その実施例は得られたポリマーが0.46g/cm3を越えない、つき固め た嵩密度を示している。 したがって、高い嵩密度を有するポリマーを高収率で製造できるような、金属 酸化物に担持された触媒を得ることが特に望まれている。 事実、より高い嵩密度は、ポリマーの運搬や加工を容易にするとともに、特に 液状ポリマーにおいて、重合プラントの生産性を高いレベルに維持するのを可能 にする。 この要請に対する回答として、この出願人はオレフィンの重合のための固体触 媒成分を実現した。それは、この発明の目的の一つを構成しており、少なくとも 一つのTi−ハロゲン結合を含むチタン化合物と支持体、所望により電子供与化 合物との直接反応により、還元有機金属化合物での後続の反応なしで、得られる 生産物からなる。上記の支持体は、ヒドロキシ基を含む金属酸化物と、 A)塩化マグネシウム; B)塩化マグネシウムのモル当り1〜6モル、好ましくは2〜 4モルの量的範囲にあるアルコール を含む溶液とを、上記の量のアルコールB)の存在下に塩化マグネシウムを、5 g/リットルに等しいかそれより多い量で、好ましくは10g/リットルに等し いかそれより多い量で溶液にできる有機溶媒中で、接触させることにより得られ る。該溶媒は、しかしながら、塩化マグネシウムと付加物を形成することができ ない。 上記の固形成分から得られる触媒は、つき固められた嵩密度が0.5g/cm3 より高くても、さらさらした粒子状のポリオレフィンを製造することができる 。 さらに、このポリオレフィンは、特に少ない、通常1重量%より少ない微粒子 (すなわち、500μmに等しいかそれよりも小さい粒径を有する)の部分を含 んでおり、極微小の粒子(すなわち106μmより小さい粒径のポリマー粒子) は実質的に含んでいない。この特性は、微粒子の低含量がポリマーの運搬や加工 を容易にするのに貢献するので、さらなる利点を構成する。加うるに、極微小の 粒子を含んでいないということは、重合プラントやポリマー運搬プラントにおけ る付着や詰まりの現象を排除するのに貢献する。 この発明の触媒成分のさらなる利点は、それらの製造のために用いられるプロ セスの極端な単純化である。 事実、金属酸化物を塩化マグネシウムおよびアルコールB)と溶媒C)中で接 触させる前に、金属酸化物を物理的にも化学的にも処理する必要がない。さらに 、少なくとも一つのTi− ハロゲン結合を含むチタン化合物との反応は、該チタン化合物を溶媒C)中の金 属酸化物の懸濁液に加え、上記の溶液と接触させるか、または懸濁液から好まし くは蒸溜により溶媒C)を除去した後で得られる。 電子供与化合物が使われたときの反応は、チタン化合物との反応の前に、その 間に、またはその後で起こり得る。したがって、チタン化合物と電子供与化合物 との反応は、C)の除去およびB)の部分的な除去(どちらも任意)以外、C) 中での金属酸化物とA)およびB)の溶液との接触後の処理または中間反応なし に、また還元有機金属化合物とさらに反応させることなしに、直接起こる。 この製造プロセスは、公開されたヨーロッパ特許出願408750号に記載さ れたプロセスに比べて特に単純化されている。ヨーロッパ特許出願のプロセスは 、有機溶媒中の塩化マグネシウムとアルコールの溶液の使用を必要としており、 次のステップで実施することを必要としている: −上記の溶液との接触の前に、金属酸化物を周期表のIIからIIIA族の有機金属 化合物またはハロゲン化化合物で処理、 −チタン化合物との反応の前か、その間か、またはその後のいずれかで、上記の 溶液との接触の生成物を還元有機金属化合物で処理。 それに加えて、上記のヨーロッパ特許出願のすべての実施例で、金属酸化物は 予め熱処理に付されている。同じ実施例が、触媒製造プロセスの複雑さにもかか わらず、それから得られる ポリマーが比較的低い嵩密度値を有することを示している。さらに、上記の触媒 はエチレンの重合および共重合だけに適しているが、この発明の触媒は、上記の すべての利点を有する高度にアイソタクチックなポリプロピレンを製造すること ができる。 この発明の固形触媒成分の製造において使用できる金属酸化物のうち特に好ま しいのは、シリカ、アルミナ、AlとSiの酸化物の混合物、酸化マグネシウム および二酸化チタンである。 すでに述べたように、金属酸化物は塩化マグネシウム溶液との接触前に物理的 または化学的な処理に付されないので、それらは多くの、通常グラム当り1〜3 ミリモルの範囲のヒドロキシ基を含んでいる。 好ましくは、それらは遊離の水、すなわち化学的に結合していないで、金属酸 化物中に、グラム当たり通常15ミリモルまでの量で、特にグラム当たり0.1 〜15ミリモルの範囲で吸着されているだけの水も含んでいる。ヒドロキシルの 量の測定は、J.Phys.Chem.66 800(1962)に記載の方法 に従って行うことができ、遊離の水の測定はフィッシャー試薬の方法によって行 うことができる。 好ましくは、金属酸化物は0.3cm3/gより大きい、通常0.5〜3.5 cm3/gの範囲の気孔量(B.E.T.)を有しているが、該酸化物の表面積 (B.E.T.)はかなり広い範囲、例えば30〜1000m2/g、好ましく は200〜500m2/gの範囲で変わり得る。 溶媒C)の例は、芳香族炭化水素および脂肪族、環状脂肪族 もしくは芳香族ハロゲン化炭化水素である。好ましいのは、ハロゲン化炭化水素 、特に脂肪族もしくは環状脂肪族の飽和もしくは不飽和のクロル化もしくはブロ ム化炭化水素、または5〜20の、より好ましくは6〜12の炭素原子を含む芳 香族炭化水素である。 芳香族炭化水素の個々の例は:ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ ン、イソプロピルベンゼンである。ハロゲン化炭化水素の個々の例は:CH2C l2;CHCl3;CCl4;CHCl22Br;i.−C37Cl;n−C49C l;CH2Cl−CH2Cl;CHCl=CCl2;CH2ClCHCl2;C611 Cl;C610Cl2;C65Cl;C65Br;C64Cl2;C65CH2Cl ;ClC64CH2Cl;C65CCl3;CH2Cl−CHCl−CH2Cl;C H2=CHCH2Cl;CH364Clである。 アルコール類B)の好ましい例は、C1〜C25の飽和もしくは不飽和脂肪族、 C3〜C25飽和もしくは不飽和環状脂肪族、およびC6〜C25の芳香族モノ−およ びジアルコール類(すなわち一つまたは二つのヒドロキシ基を含む)、任意に一 つもしくは二つのハロゲン原子、特にクロルおよびブロムを含む上記のモノもし くはジアルコール類である。 アルコール類B)の個々の例は:CH3OH;C25OH;i.−C37OH ;n.−C49OH;i.−C49OH;CH2OH−CH2OH;HO−(CH23−O H;OH−(CH212−OH;ClCH2CH2OH;Cl3CCH2OH;C65 OH;CH3−C64OH;C65−CH2OH;C611OH;C610(OH )2;C1633OH;C1020(OH)2;CH2=CH−CH2OH;CH2H− CH2−CH2OH;ClC610OH;ClC64OH;C1223−C64OH である。 溶媒C)中の塩化マグネシウムとアルコールB)の溶液は、上記の成分を一緒 に混合することにより得られ、どのような順序で加えてもよく、また塩化マグネ シウムが完全に溶解するまで任意に加熱してもよい。 上記の溶液の製造と同時にまたはその後で、金属酸化物を加え、好ましくは周 囲温度またはそれより高い温度で10〜120分間のあいだ該溶液との接触を保 つ。 好ましくは、該溶液中のマグネシウムの濃度は、0.05〜1モル/リットル 、より好ましくは0.2〜0.5モル/リットルであり、金属酸化物は好ましく は10〜200g/リットル、より好ましくは50〜150g/リットルの範囲 の量で該溶液に加えられる。 金属酸化物と溶媒C)中の塩化マグネシウムおよびアルコールB)との接触に よる生成物を、次いで、好ましくは溶媒C)を蒸留により除去したのち、チタン 化合物と反応させる。 溶媒C)の蒸発は、例えば回転式蒸発器により行うことができる。 通常、溶媒C)が実質的にすべて蒸発し、任意にアルコール B)が部分的に除去される温度および圧力の下に操作される。好ましくは、この 操作は減圧下に行われる。チタン化合物は、通常、溶液中または溶媒C)を除去 して得られる固形生成物中に存在するアルコールB)のモルに関して過剰に使用 される。好ましいチタン化合物は4塩化チタンである。この場合、反応は好まし くは溶媒C)を除去した後で該4塩化物を反応媒体として使って行われる。操作 は、0℃〜135℃の温度範囲で、0.25〜1時間の範囲あるいはそれ以上の 時間で行われる。反応後、過剰のTiCl4が熱時除去され、固形物はクロルイ オンがすべて消失するまで炭化水素(例えば、ヘキサンのような)で繰り返し洗 浄される。TiCl4での処理を1回またはそれ以上繰り返し、固形物を上で示 したように洗浄するのが有利である。 すでに述べたように、電子供与体との反応は、チタン化合物との反応と同時に 行うことができる。TiCl4の場合、電子供与化合物を過剰のTiCl4に溶解 または懸濁し、該溶液または懸濁液を金属酸化物と反応させる。使用される電子 供与化合物の量は、好ましくはMgの原子g当たり0.1〜1.5モル、より好 ましくは0.2〜0.4の範囲である。 電子供与化合物は、チタン化合物との反応の間のほかに、チタン化合物との反 応の前または後に反応させることができる。後で反応させる場合、反応をベンゼ ンまたはトルエンのような芳香族炭化水素の媒体中で行い、電子供与化合物の量 が金属酸化物に固定されたチタン化合物と等モルであるのがもっとも良 い。 しかしながら、もっとも良い結果は、チタン化合物と同時に電子供与化合物を 反応させることにより得られる。 使用に適した4塩化チタン以外のチタン化合物は、TiCl3OR(ここでR は例えばフェニル基である)のようなハロゲンアルコラート、およびトリハライ ド、特にTiCl3である。 α−オレフィンの立体規則重合、特に高度にアイソタクチックなポリプロピレ ンの製造に使用される触媒成分としては、4価のチタン化合物を使うのが好まし い。 この発明の触媒成分の製造プロセスにおいて還元有機金属化合物での処理をし ないと、該触媒成分に存在するチタンは実質的に4価の状態に保たれ得る。 マグネシウムハライドおよび/またはチタン化合物とコンプレックスを形成し 得る電子供与化合物は、いずれも触媒成分の製造に使用することができる。使用 できる化合物の例は、エーテル類、エステル類、ケトン類、ラクトン類、ならび にN、P、および/またはS原子を含む化合物である。好ましい化合物は、フタ ル酸のような芳香族ジカルボン酸エステル、ならびにマロン酸、ピバル酸、コハ ク酸および炭酸のエステルである。 公開されたヨーロッパ特許出願361494号に記載された式: (ここで、R、R1およびR2はそれぞれ同じであるか異なっ ていて直鎖状もしくは分枝鎖状のC1〜C18のアルキル基、C3〜C18のシクロア ルキル基あるいはC6〜C18のアリール、アルカリル(alkaryl)または アラルキル基であり、そしてR1およびR2は水素であってもよい。特に、Rがメ チルであり、R1およびR2は同一または異なってエチル、プロピル、イソプロピ ル、ブチル、イソブチル、tertーブチル、ネオペンチル、イソペンチル、フ ェニル、ベンジルもしくはシクロヘキシルである)を有するエーテルも特に好ま しい。 特別なエステルは、ジイソブチル、ジオクチルおよびジフェニルフタレート、 ベンジル−ブチルフタレート、ジイソブチルおよびジエチルマロネート、エチル ピバレート、エチル−フェニルカルボネート、ジフェニルカルボネートである。 典型的なエーテルは、2,2−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパン、 2−イソプロピル−2−イソペンチル1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ビ ス(シクロヘキシルメチル)−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ビス(シ クロヘキシル)−1,3−ジメトキシプロパンである。 支持体(塩化マグネシウム溶液との接触の後)中のMg含量は、0.5〜20 重量%の範囲が好ましい;触媒成分中のMg/Tiの割合は、0.5〜8の範囲 が好ましい。 電子供与化合物は、マグネシウムに対するモル比が0.1〜0.5の範囲、特 に0.2〜0.35の範囲が好ましい。触媒成分中に存在する塩化マグネシウム 、ハロゲン化チタンもしくはハロゲンアルコラートおよび電子供与体の総量は、 約5〜6 0重量%の範囲が好ましい。 触媒成分は、Al−アルキル化合物、好ましくはAl−トリアルキルとともに 、CH2=CHRα−オレフィン(ここでRは水素または炭素数1〜6のアルキ ル基、またはアリール基であり、任意に小割合のジエンを含んでいてもよいそれ らの混合物である)の重合に適した触媒を形成する。 代表的なAl−アルキル化合物は、Al−トリエチル、Al−トリイソブチル 、Al−トリ−n−ブチル、およびOもしくはN原子、またはSO4もしくはS O3基により架橋結合したまたはそれ以上のAl原子を含む直鎖状もしくは環状 の化合物である。 Al−アルキル化合物は、通常Al/Ti比が1〜1000の範囲で使用され る。 触媒の立体特異性を改善するために、多くの場合、電子供与化合物を、Al− アルキル化合物とともに、Al−アルキル化合物のモル当たり好ましくは0.0 1〜0.25モルの範囲の量で使用するのが好ましい。 電子供与化合物は、エーテル、エステル、少なくとも一つのSi−OR結合( ここでRは炭化水素基、特にC1〜C20のアルキル、C3〜C20のシクロアルキル 、C6〜C20のアリール、アリールアルキルもしくはアルカリル(alkary l)である)を有するシリコン化合物、および2,2,6,6−テトラメチルピ ペリジンから選択するのが好ましい。 固形の触媒成分がフタル酸のような芳香族ジカルボン酸のエ ステルまたはマロン酸、マレイン酸、ピバル酸、コハク酸もしくは炭酸のエステ ルからなるときには、Alーアルキル化合物とともに使われる電子供与化合物は 、少なくとも一つのSi−OR結合を含むシリコン化合物から選択するのが好ま しい。そのような化合物の例は、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジメ トキシシラン、ジシクロペンチル−ジメトキシシラン、メチル、tert−ブチ ル−ジメトキシシラン、メチルシクロエキシルジメトキシシランである。 公開されたヨーロッパ特許出願361494号に記載されたものから選択され たエーテルが触媒成分中に存在するときは、触媒の立体特異性は十分に高いので 、電子供与化合物をAl−アルキル化合物とともに使う必要はない。 オレフィン類の重合は、液相中、液体モノマー中もしくはモノマーの不活性炭 化水素溶液中、またはガス相中での操作による公知の方法に従って、あるいは液 相とガス相中の重合段階の結合によっても行われる。 重合温度は、通常、0℃〜150℃の範囲、好ましくは60℃〜100℃の範 囲である。操作は大気圧または高圧下に行われる。 触媒はオレフィンのホモ重合および共重合に使用される。共重合の場合、それ らは例えばプロピレンと少割合のエチレンおよび任意にブテンおよび高級αオレ フィンとのランダム結晶性コポリマー、あるいはエチレンと任意に少割合のジエ ン(ブタジエン、1,4−ヘキサジエン)を含んでいてもよいプロピレ ンとのエラストマーの共重合の製造に使用される。 さらに、該触媒はプロピレンのシーケンス重合、ならびにプロピレンとエチレ ンおよび/またはブテンおよび高級α−オレフィンとの混合物のシーケンス重合 に使用して、耐衝撃性銘柄のポリプロピレンを製造することができる。 重合に先だって、触媒を少量のオレフィンと、(ヘキサンまたはヘプタンのよ うな)炭化水素溶媒の懸濁液中での操作により予備接触(プレ重合)させ、周囲 温度〜60℃の範囲で重合させて固形触媒成分の重量の0.5〜3倍の範囲の量 のポリマーを製造することができ、また液体モノマー中で操作して固形成分のg 当たり1000gまでの量のポリマーを製造することができる。 以下の実施例は、発明の順番で述べてある。実施例 実施例のポリマーの性質は、以下の方法で決定した: 性質 方法 −溶融流量(MFR) ASTM D 1238L −25℃、キシレン中における不溶性 2.5gのポリマーを攪拌しながら 135℃、250mlキシレン中に 溶かし、20分後その内容物を25 ℃にまで冷やす。30分後、沈殿し たポリマーをろ過し、減圧下80℃ で一定の重量になるまで乾燥した。 −つき固められた嵩密度 ASTM D−1985 −粒子径分布 ASTM D 1921実施例1 支持体の製造 窒素気流下、1リットルの反応器に、660mlの1,2−ジクロロエタン、 24.0gの無水MgCl2及び58mlのエタノールを導入する。内容物は溶 解が完全になるまで、沸点まで加熱する。 そのようにして得られた300mlの溶液は、0.15モルのMgCl2を含 み、50gのSG 332シリカゲルより、GRACEにより生成したスラリー と200mlの1,2−ジクロロエタン中に導入し、ロータリーエバポレーター に配置した。室温で30分後、内容物は50℃で蒸発した。この方法では支持体 は以下の組成を有する、高度にさらさらした粉末の形状で得られた(重量パーセ ント): −4.3%のMg; −12.55%のCl; −22.0%のエタノール。 支持体製造に使用したシリカは、上述の分析方法による測定では1gあたり2 .2モルの水を含んでいた。さらに、上述のシリカの多孔度及び表面積は、B. E.T.法で測定したときはそれぞれ2.05cm3/g及び331m2/gで、 水銀ポロシメーター法で測定したときはそれぞれ2.81cm3/g 及び293m2/gであった。 支持体の多孔度は、B.E.T.法で測定したときは180.7m2/gの表 面積で0.806cm3/gであり、水銀ポロシメーター法で測定したときは1 33.7m2/gの表面積で1.029cm3/gであった。触媒成分の製造 窒素気流下30.0gの上述の支持体を、攪拌下室温で1リットルの反応器中 800mlのTiCl4に加えた。1時間の間、内容物は100℃まで加熱した ;温度が60℃に達したとき、3.6mlのジブチルフタレートを加えた。 内容物は100℃で2時間保ち、その後、固体を沈降させ液体をサイホンで吸 った後、800mlのTiCl4を加え、120℃で1時間加熱した。沈降及び 液体のサイホンでの吸い上げの後に得られた固体は、塩素イオンが洗浄液から消 えるまで、60℃でヘキサンで洗浄する。触媒成分のスラリーは一部は重合試験 で使用した;乾燥後残った固体は(重量パーセント): −4.5%のTi; −4.7%のMg; −21.9%のCl: −1.9%のジブチルフタレート; −0.5%のヘキサン である。プロピレン重合 攪拌機を備え、窒素気流で1時間パージした1リットルのス テンレススチールのオートクレーブに、上述のようにして合成した0.25ml のスラリーの触媒成分を含む80mlの無水ヘキサン、6.6mMのAlEt3 及び0.333mMのシクロヘキシルメチルジメトキシシランを30℃でプロピ レン気流下にて導入する。オートクレーブは閉じ、1N1の水素及び12kgの プロピレンを攪拌しながら導入した。 内容物は70℃で5分間加熱し、2時間重合した。 終わりに、未反応のプロピレンを除去し、ポリマーは回収し70℃でオーブン 中窒素気流下3時間乾燥し、その後特性を決定した。 粉末形状のポリマーが470g得られ、以下の特性値を有した: −残留Mg含量3.8ppm(触媒の組成を基にして、触媒の12.4kgのポ リマー/gの収率はそこから計算した) −MFR:8.8g/10分 −25℃、キシレン中における不溶性:97.4% −つき固められた嵩密度:0.48g/cm3 −粒子径分布(重量パーセント): 直径>4000μmの粒子の画分:0.1% 直径<500μmの粒子の画分:0.0% 直径<106μmの粒子の画分:0.0% ポリマー粉末はまた高度にさらさらである。実施例2 支持体の製造 実施例1に述べた支持体15.0gを使用する。触媒の製造は、ジブチルフタ レートの代わりに2−イソプロピル−2−イソペンチル−1,3−ジメトキシプ ロパンをマグネシウムに関し1/3モル量で使用する以外は実施例1と同様に行 った。 そのようにして得られた触媒成分の分析は以下の結果のとおりである(重量パ ーセント): −4.6%のTi; −4.35%のMg; −19.8%のCl; −4.1%の2−イソプロピル−2−イソペンチル−1,3−ジメトキシプロパ ン; −4.6%のヘキサン。プロピレン重合 手順は0.20mlの触媒成分のスラリーを使用し、しかしシクロヘキシルメ チルジメトキシシランを使用しない以外は実施例1と同じである。 465gのポリマーが得られ、以下の特性値を有した: −Mg含量1.9ppm(触媒の24.0kgのポリマー/gの収率は計算され た) −MFR:4.0g/10分 −25℃キシレン中における不溶性:97.5% −つき固められた嵩密度:0.49g/cm3 −粒子径分布(重量パーセント): 直径>4000μmの粒子の画分:0.2% 直径<500μmの粒子の画分:0.4% 直径<106μmの粒子の画分:0.0% ポリマー粉末はまた高度にさらさらである。実施例3 支持体の製造 手順は実施例1と同様であるが、エタノールの代わりに同じモル数のブタノー ルを使用。 以下の組成を有する、高度にさらさらした、規則正しい、粒状の生成物が得ら れた(重量パーセント): −3.4%のMg; −10.35%のCl; −34.5%のブタノール。触媒成分の製造 手順は実施例1と同様である。しかしジブチルフタレートの代わりにジ−イソ ブチル−フタレート(Mg/ジ−イソブチルフタレート=4モル)を使用した。 そのようにして得られた触媒成分は以下の組成を有する(重量パーセント): −4.6%のTi; −4.45%のMg; −22.05%のCl; −4.7%のジ−イソブチルフタレート; −5.6%のヘキサン。プロピレン重合 手順は、上述のようにして得られた0.25mlの触媒成分のスラリーを使用 する以外は実施例1と同じである。 330gの粉末ポリマーが得られ、以下の特性値を有する: −残留Mg:3.6ppm(触媒の13.1kgのポリマー/gの収率はそこか ら計算された) −MFR:2.6g/10分 −25℃、キシレン中における不溶性:97.1% −つき固められた嵩密度:0.51g/cm3 −粒子径分布(重量パーセント): 直径>4000μmの粒子の画分:0.2% 直径<500μmの粒子の画分:0.9% 直径<106μmの粒子の画分:0.0%。比較実施例1 支持体の製造 47.7gの無水MgCl2を873mlの無水エタノールに攪拌下室温で加 える。スラリーは沸点まで加熱し、溶液を得る。そのようにして得られた0.1 66MのMgCl2を含む246gの溶液を、実施例1で使用したのと同じ種類 のシリカ50gから得られたスラリー及び200mlのエタノールに加えた。 そのようにして得られたスラリーは攪拌しながら30分間室温で保った。 その後、蒸発させ50℃でロータリーエバポレーター内で減圧下に乾燥した。 この操作の間、生成物の一部が装置の壁に付 着しがちで機械的に除かなければならない。 そのようにして得られた支持体は、以下の成分(重量パーセント)及び多孔度 を有する: −2.65%のMg; −7.5%のCl; −64.0%のエタノール。 多孔度:B.E.T.法:0.366cm3/g(表面積:58.9m2/g)水 銀ポロシメーター法:0.377cm3/g(表面積:13.9m2/g)。触媒成分の製造 手順はMg/ジ−ブチルフタレート=4モルを使用し、実施例1と同様である 。 そのようにして得られた触媒成分は以下の組成を有する(重量パーセント): −4.5%のTi; −4.95%のMg; −22.2%のCl; −1.7%のジ−ブチルフタレート; −5.7%のヘキサン。プロピレン重合 手順は、0.30mlの触媒成分のスラリーを使用し、実施例1と同じである 。 305gの粉末ポリマーが得られ、以下の特性値を有した: −残留Mg:3.8ppm(触媒の13.8kgのポリマー/ gの収率はそこから計算された) −MFR:4.8g/10分 −25℃、キシレン中における不溶性:97.2% −つき固められた嵩密度:0.46g/cm3 −粒子径分布(重量パーセント): 直径>4000μmの粒子の画分:0.3% 直径<500μmの粒子の画分:4.1% 直径<106μmの粒子の画分:0.2%。比較実施例2 支持体の製造 手順は実施例1と同様、しかし使用したMgCl2の量の2倍のエタノールを 使用し、そのようにして得られた流動性のほとんどない粉末は以下の成分(重量 パーセント)及び多孔度を有する: −3.2%のMg; −10.35%のCl; −33.2%のエタノール。 多孔度:B.E.T.法:0.913cm3/g(表面積:101m2/g)水銀 ポロシメーター法:1.87cm3/g(表面積:107m2/g)。触媒成分の製造 手順は、Mg/ジブチルフタレート=4モルを使用し、実施例1と同様である 。 そのようにして得られた触媒成分は以下の組成を有する(重 量パーセント): −4.8%のTi; −3.95%のMg; −20.0%のCl; −1.7%のジブチルフタレート; −3.8%のヘキサン。プロピレン重合 手順は、上述のようにして得られた0.25mlの触媒成分のスラリーを使用 し、実施例1と同じである。 得られたポリマー(300g)は、以下の特性値を有した: −残留Mg含有:3.4ppm(触媒の12.1kgのポリマー/gの収率はそ こから計算された) −MFR:3.5g/10分 −25℃、キシレン中における不溶性:97.3% −生成物は、粉末度分布及びつき固められた嵩密度の正確な決定が不可能な程度 まで、フレークと粗いクラスターで満ちている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モリニ ジャンピエロ イタリア、アイ−35100 パドヴァ、ビア ジオット、36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一つのTi−ハロゲン結合を含むチタン化合物と支持体、所望に より電子供与化合物との直接反応により、還元有機金属化合物との後続の反応な しで、得られる生産物からなり、 前記支持体は、ヒドロキシ基を含む金属酸化物と、 A)塩化マグネシウム、 B)塩化マグネシウムのモル当り1〜6モルの量的範囲にあるアルコール を含み、上記の量のアルコールB)の存在下に塩化マグネシウムを5g/リット ルに等しいかそれより多い量で溶解できる有機溶媒C)の溶液とを、接触させる ことにより得られ、 該溶媒は、塩化マグネシウムと付加物を形成することができない、 オレフィンの重合用固体触媒成分。 2.支持体の製造用に使用される金属酸化物は、ヒドロキシ基に加えて、酸化物 グラムあたり15ミリモルまでの量で化学的に結合していない水を含有する請求 項1記載の固体触媒成分。 3.チタンが実質的に4価である請求項1又は2記載の固体触媒成分。 4.金属酸化物が、シリカ、アルミナ、AlとSiの酸化物の混合物、酸化マグ ネシウムおよび二酸化チタンから選択される請求項1記載の固体触媒成分。 5.含有されている電子供与体が、式 (ここで、R、R1およびR2はそれぞれ同じであるか異なっていて直鎖状もしく は分枝鎖状のC1〜C18のアルキル基、C3〜C18のシクロアルキル基あるいはC6 〜C18のアリール、アルカリルまたはアラルキル基であり、そしてR1およびRz は水素であってもよい)を有するエーテルから選択される請求項1記載の固体 触媒成分。 6.含有されている電子供与体化合物がフタル酸エステルから選択される請求項 1記載の固体触媒成分。 7.請求項1記載の固体触媒成分の反応生成物と、Al−アルカリ化合物とを含 有するα−オレフィンの重合用触媒。 8.請求項1記載の固体触媒成分の反応生成物と、Al−アルキル化合物と少な くとも1つのSi−OR結合(ここでRは炭化水素基)を有する珪素化合物とを 含有する請求項7記載の触 媒。 9.還元有機金属化合物との後続の反応なしで、少なくとも一つのTi−ハロゲ ン結合を含むチタン化合物と支持体、所望により電子供与化合物との直接反応か らなり、 前記支持体は、ヒドロキシ基を含む金属酸化物と、 A)塩化マグネシウム、 B)塩化マグネシウムのモル当り1〜6モルの量的範囲にあるアルコール を含み、上記の量のアルコールB)の存在下に塩化マグネシウムを5g/リット ルに等しいかそれより多い量で溶解できる有機溶媒C)の溶液とを、接触させる ことにより得られ、 該溶媒は、塩化マグネシウムと付加物を形成することができない、 請求項1記載の固体触媒成分の製造方法。 10.請求項7又は8記載の触媒の存在下、CH2=CHRαオレフィン(ここ でRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基、アリール基)の重合方法。
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