JPH11500710A - 抗ウイルス剤として有用なチエノキサジノン誘導体 - Google Patents

抗ウイルス剤として有用なチエノキサジノン誘導体

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JPH11500710A
JPH11500710A JP8519530A JP51953096A JPH11500710A JP H11500710 A JPH11500710 A JP H11500710A JP 8519530 A JP8519530 A JP 8519530A JP 51953096 A JP51953096 A JP 51953096A JP H11500710 A JPH11500710 A JP H11500710A
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ジャーベスト,リチャード・ルイス
パラット,マーティン・ジョン
セラフィノースカ,ハリナ・テレサ
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 X(Y)NH−CHR1−(ここで、Xは、水素または保護基であり、Yは、所望により存在していてもよいアミノ酸であり、R1は、水素またはアミノ酸側鎖である)によって2−置換されている式(I)で示される庖疹ウイルスプロテアーゼ阻害薬4H−チエノ(2,3−d)(1,3)オキサジン−4−オン誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】 抗ウイルス剤として有用なチエノキサジノン誘導体 本発明は、抗ウイルス剤として有効な化合物に関する。 今、ある種のチエノキサジノン誘導体が疱疹ウイルス、特に単純疱疹ウイルス 1および2(HSV−1およびHSV−2)、サイトメガロウイルスおよび水痘 −帯状疱疹ウイルスが原因である感染の治療において有用であることが見いださ れた。 したがって、本発明は、X(Y)NH−CHR1−(ここで、Xは、水素または 保護基であり、Yは、所望により存在していてもよいアミノ酸であり、R1は、 水素またはアミノ酸鎖である)によって2−置換されている疱疹ウイルスプロテ アーゼ阻害薬4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン誘導体を提 供するものである。以下、該誘導体を式(I)で示される化合物と称する。 4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン環系は、以下のよう に番号を付される: 5位および6位に置換基(各々、R3およびR2と示される)、ならびに2−置 換基があってもよい。これらは、ハロ、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシ、 C1-6アルキルチオ、所望により1または2個のC1-6アルキルによって置換され ていてもよいかまたは所望によりベンジル基によって置換されていてもよいアミ ノ、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、所望に より置換されていてもよいフェニルまたはR4ZCONH(ここで、Zは、結合 、O、HまたはNCOCH3であり、R4COは、アシル基であり、ここで、R4 としては、アリール、アルキルまたはアラルキルが挙げられる)から選択される か、 または、R3およびR2は、結合してC2、C3、C4、C5、C6、C7またはC8ポ リメチレンを形成してもよい。 アルキルまたはアルキル含有基の例としては、適切な場合、C1、C2、C3、 C4、C5、C6の分枝鎖状、直鎖状または環状アルキルが挙げられる。C1-4アル キル基としては、メチル、エチル、n−およびiso-プロピル、n−、iso−、sec −およびtert−ブチルが挙げられる。環状アルキルとしては、シクロプロピル、 シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが挙げられる。 アリールとしては、所望により、ハロ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシおよ びC1-6アルコキシカルボニルから選択される1個以上の置換基によって置換さ れていてもよいフェニルおよびナフチルが挙げられる。 ハロとしては、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードが挙げられる。 適切なX部分は、ペプチド化学の分野においてよく知られているものである。 特に、アリール、アルカノイル、(アリール)アルコキシカルボニル、(アリール) アルキルアミノカルボニル、アロイル、またはアリールスルホニルが挙げられる 。関心のあるXの例は、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルお よび所望により置換されていてもよいフェニルである。 該アミノ酸側鎖は、1個以上のアミノ酸からなるものである。アミノ酸の適切 な例は、合成ペプチドに関する文献に開示されているとおりである。アミノ酸は 、D形またはL形であってよく、好ましくはL形である。Yに関するアミノ酸の 特定の例としては、アラニン、アスパラギン、バリンおよび類似のアミノ酸が挙 げられる。式(I)で示される化合物におけるNH−CHR1−になる特定のアミ ノアシル部分−NH−CHR1−CO−としては、アラニン(R1=CH3)、ア スパラギン、メチオニン、フェニルアラニン、セリン(R1=CH2OH)、バリ ン、およびα−アミノ酪酸(R1=CH2CH3)が挙げられる。 式(I)で示される化合物の医薬的に許容される塩の例は、適切な場合、本発明 に含まれる。 それらの医薬的に許容される塩を含む式(I)で示される化合物は、水和物など の溶媒和物を形成してもよく、これらは、式(I)で示される化合物またはその塩 が本明細書に引用される場合は常に含まれる。 当該化合物は、以下のような標準的なペプチド合成法によってアミノ酸または ジペプチドを含有するR1を活性化することによって製造される: i)カルボジイミドまたは他のカップリング試薬および1−ヒドロキシベンゾ トリアゾールなどの部分により活性化エステルを形成すること、または ii)クロロギ酸イソブチルなどの試薬により混酸無水物を形成し、2−アミノ チオフェン3−カルボン酸またはエステルと反応させること。 中間体アミドを足りするか、または、粗製反応生成物を直接結晶化させてもよ い。チオフェン酸誘導体の環化に適切な試薬としては、カップリング剤または脱 水剤、例えばカルボジイミド、酢酸無水物または塩化スルホニルなどが挙げられ る。チオフェンエステル誘導体の環化に適切な試薬としては、トリフェニルホス フィン/四塩化炭素が挙げられる。アミノ酸が保護基を有する機能化側鎖を有す る場合、最終段階は、保護基の除去、例えば、トリフルオロ酢酸による酸不安定 基の除去である。所望の生成物における5−置換基および6−置換基の性質に従 って、環化が生じるのは、関連置換基の導入/修飾の前であっても後であっても よい。 医薬的に許容される塩は、慣用手段で、例えば、酸付加塩の場合、適切な有機 酸または無機酸との反応によって、製造される。 本発明化合物は、1型および2型単純疱疹などの疱疹ウイルス、水痘−帯状疱 疹ウイルス、エプスタイン−バーウイルスおよびサイトメガロウイルスが原因で ある感染の治療において有用なものである。例えば疱疹ウイルス−6などの他の 疱疹ウイルスもまた、関心のあるものである。 本発明化合物は、医薬組成物における使用のために処方されてもよい。したが って、本発明のさらなる態様では、式(I)で示される化合物またはその医薬的に 許容される塩および医薬的に許容される担体または希釈剤からなる医薬組成物を 提供するものである。 ヒトに経口経路によって投与される組成物は、シロップ剤、錠剤またはカプセ ル剤の剤型で化合されてもよい。該組成物が錠剤形である場合、かかる固体組成 物を処方するのに適切な医薬担体、例えば、ステアリン酸マグネシウム、デンプ ン、ラクトース、グルコース、米、小麦粉および白亜を用いてもよい。当該組成 物は、また、化合物を含有するための例えばゼラチンなどの摂食可能なカプセル 剤形、または、シロップ剤形、溶液剤形もしくは懸濁液剤形であってもよい。適 切な液体医薬担体としては、エチルアルコール、グリセリン、生理食塩水および 水が挙げられ、シロップ剤を形成するためにフレーバーリング剤または着色剤を 添加してもよい。当該化合物は、注射用無菌液体担体と一緒に存在してもよい。 当該組成物は、皮膚または目への局所投与のために処方されてもよい。 皮膚への局所投与については、当該組成物は、クリーム剤、ローション剤また は軟膏の剤型であってよい。これらの処方は、例えば、Leonard Hill Bools に よって発行されているHarry's Cosmeticologyおよびイギリス薬局方などの医薬 および化粧品の標準的な書物に開示されているような当該技術分野でよく知られ ている慣用的な処方であってよい。 目に適用するための組成物は、当該技術分野でよく知られている慣用的な点眼 組成物または軟膏組成物であってよい。 好ましくは、本発明の組成物は、単投与形態または単投与で投与される他の形 態である。適切な投与単位は、活性成分50mg〜1g、例えば、100〜500m gを含有してよい。 かかる投与量は、1日1〜4回、または通常、1日2または3回投与してよい 。化合物の有効量は、一般に、1日当たり体重1kgにつき1.0〜20mgの範囲 、または、通常、1日当たり2.0〜10mg/kgの範囲である。 許容されない毒物学的効果は、前記投与レベルでは全く示されない。 本発明は、式(I)で示される化合物またはその医薬的に許容される塩の有効な 無毒性量を動物に投与することからなる、ヒトまたは非ヒト動物におけるウイル ス感染の治療方法を提供するものでもある。 本発明は、また、特にウイルス感染の治療のための、活性治療物質として有用 な、式(I)で示される化合物またはその医薬的に許容される塩を提供するもので もある。 以下の実施例は、本発明を説明する。アミノ酸について用いる標準的な略語は 、一文字コードである。 スキーム1:実施例1の合成 i.Et3N、メタノール;ii.NaOH/H2O;iii.N−メチルモルホリン、 クロロギ酸イソブチル、THF、DMF、Cbz-L−アラニン;iv.DEC、D MF。 スキーム2:実施例2、3および4ならびに実施例2、方法2の合成 実施例1(工程1) 2−アミノチオフェン−3−カルボン酸ナトリウム 2−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチル(K.Gewald,Chem.Ber.1965 ,98,3571-7;2.5g、0.016モル)のジオキサン(20ml)中溶液に水酸 化ナトリウム(0.64g、2.13M溶液7.5ml、0.016ミル)を添加し、 該混合物を60℃で6時間撹拌し、還流下、1.5時間加熱した。減圧下、溶媒 を除去し、残留物を水に溶解し、ジクロロメタン(3×50ml)を用いて未反応 出発物質を抽出した。該生成物から水を除去し、次いで、60℃で、五酸化リン により乾燥させた(1.56g、59%)。δH[(CD3)2SO]5.95(1H,d, J 5.5Hz,チオフェンプロトン)、6.75(3H,m,チオフェンプロトンおよ びNH2)。 実施例1(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−4H−チ エノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン −10℃て、N−ベンジルオキシカルボニル-L−アラニン(1.68g、7.5 1ミリモル)のテトラヒドロフラン(50ml)中溶液にN−メチルモルホリン( 0.82ml、0.76g、7.51ミリモル)およびクロロギ酸イソブチル(0.9 74ml、1.025g、7.51ミリモル)を添加し、該混合物を0.5時間撹拌し た。次いで、2−アミノチオフェン−3−カルボン酸ナトリウム(1.25g、 7.51ミリモル)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)中溶液を滴下し、 該混合物をさらに18時間撹拌した。減圧下、過剰の溶媒を除去し、残留物をカ ラムクロマトグラフィー(0.5%酢酸を含有するジクロロメタン中10%メタ ノールで溶離する)に付すことによって精製して、2−[(N−ベンジルオキシカ ルボニル−L−アラニニル)アミノ]チオフェン−3−カルボン酸(1.77g) を得た。0℃で、この物質のDMF(50ml)中溶液に1−(3−ジメチルアミ ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.979g、5.07ミリモ ル)を添加し、該混合物を室温で2.5時間撹拌した。減圧下、過剰の溶媒を除 去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中5%酢酸エチルで 溶離する)に付すことによって精製した。これにより純粋な生成物を得、これを 再精製して(ヘキサン中10%イソプロピルアルコールで溶離する)、(S)−2 −[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−4H−チエノ[2,3 −d][1,3]オキサジン−4−オを得た(23mg)、融点140−144℃;νmax (KBr)3286、1758および1686cm-1;δH[(CD3)2SO]1.4 4(3H,d,J 7Hz,CH3)、4.6(1H,m,CH)、5.05(2H,m,CH2) 、7.3(5H,m,C65)、7.45(1H,d,J 5Hz,チオフェンプロトン)、 7.7(1H,d,J 5Hz,チオフェンプロトン)および8.04(1H,d,J 7Hz ,NH)(測定値:C,57.84;H,4.47;N,8.57%;C161424S の理論値:C,58.17;H,4.27;N,8.48%。 実施例2および3(工程1についての一般的な方法) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノチオフェン− 3−カルボキシレートの製造 −5℃で、N−(ベンジルオキシカルボニル)アラニン(3ミリモル)の乾燥テ トラヒドロフラン(25ml)中溶液に4−メチルモルホリン(3ミリモル)、次 いで、クロロギ酸イソブチル(3ミリモル)を添加する。5分後、適切なアミノ チオフェンエステル(3ミリモル)を添加し、該反応混合物を−5℃で30分間 、次いで、室温で52〜60時間撹拌した。沈殿物を濾去し、乾燥テトラヒドロ フラン(2×10ml)で洗浄し、合わせた濾液および洗液を蒸発乾固させ、残留 物をトルエン(2×50ml)で共蒸発させた。生成物を、酢酸エチル−ヘキサン 混合物で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すことによっ て精製した。 実施例2(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル チオフェン−3−カルボン酸エチル 収率73%;νmax(KBr)3305、1696、1670、1551、15 21および1452cm-1;δH[(CD3)2SO]1.17(6H,m,2xCH3)、2. 32(3H,d,J=1.1Hz,CH3)、4.29(3H,m,CHおよびCH2)、5. 08(2H,m,CH2Ph)、6.71(1H,d,J=1.1Hz,5−H)、7.36(5 H,m,芳香族プロトン)、8.15(H,d,J=6.32Hz,D2O交換可能,NH) 、および11.58(H,s,D2O交換可能,NH)(測定値:C,58.34;H,5. 67;N,7.65%;C192225Sの理論値:C,58.45;H,5.68; N,7.17%。 実施例3(工程1) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4,5−ジ メチルチオフェン−3−カルボン酸エチル 収率48%;νma(KBr)3276、2985、1687、1529、およ び1452cm-1。δH[(CD3)2SO]1.32(6H,m,2xCH3)、2.21(3 H,s,CH3)、2.24(3H,s,CH3)、4.26(3H,m,CHおよびCH2)、 5.08(2H,m,CH2Ph)、7.36(5H,m,芳香族プロトン)、8.12(1H , d,J=6.6Hz,D2O交換可能,NH)、および11.5(1H,s,D2O交換可能 ,NH)。(測定値:C,59.40;H,5.91;N,7.05%;C202425 Sの理論値:C,59.39;H,5.98;N,6.93%。 実施例4(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−シクロペン タン[b]チオフェン−3−カルボン酸エチル 2−アミノシクロペンタン[b]チオフェン−3−カルボン酸エチル(1g、4. 8ミリモル)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)中溶液に1−ヒド ロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(5.7ミリモル、0.77g)、N−(ベ ンジルオキシカルボニル)アラニン(5.7ミリモル、1.27g)および1−(3 −ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(5.7ミリモル 、1.1g)を添加した。得られた反応混合物を室温で52時間撹拌した。溶媒を 除去し、残留物をジクロロメタン(200ml)に溶解させた。該溶液を10%ク エン酸水溶液(2×50ml)、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(2×50ml)、食 塩水(1×50ml)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒を除去し、生成物 をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(クロロホルム中5〜10%酢酸 エチルで溶離する)に付すことによって精製して、無色固体として2−[N−(ベ ンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−シクロペンタン[b]チオフ ェン−3−カルボン酸エチルを得た(0.61g、31%);νmax(KBr)32 86、2976、2934、1700、1670、1559、1527、および 1453cm-1;δH[(CD3)2SO]1.33(6H,m,2xCH3)、2.32(2H, m,CH2)、2.83(4H,m,2xCH2)、4.26(3H,m,CH2およびCH) 、5.09(2H,m,CH2Ph)、7.36(5H,m,芳香族プロトン)、8.14(1 H,d,J=6.04Hz,D2O交換可能,NH)、および11.36(1H,br s, D2O交換可能,NH)(測定値:C,59.92;H,5.79;N,6.62%;C2 12425S.0.2H2Oの理論値:C,59.99;H,5.85;N,6.67% 。 実施例2、3および4(工程2についての一般的な方法) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−4H−チ エノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オンの製造 適切なアミドチオフェンエステル(0.5ミリモル)の乾燥ジクロロメタン( 10ml)中溶液にトリフェニルホスフィン(2ミリモル)および四塩化炭素(3 ミリモル)を添加した。得られた反応混合物を70℃で3.0〜3.5時間還流さ せ、次いで、該混合物をジクロロメタン(100ml)で希釈し、重炭酸ナトリウ ム飽和水溶液(2×20ml)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒を除去し 、生成物を、酢酸エチル−ヘキサン混合物で溶離するシリカゲル上でのカラムク ロマトグラフィーに付すことによって精製した。 実施例2(工程2) (S)−2−[N−ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 収率41%、融点145−150℃;νmax(KBr)3425、3289、1 756、1691、1604、1553、1540、および1453cm-1;δH[ (CD3)2SO]1.43(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.42(3H,d,J= 0.82Hz,CH3)、4.56(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、7. 32(1H,d,J=1.1Hz,6−H)、7.36(5H,m,芳香族プロトン)、およ び8.02(1H,d,J=7.15Hz,D2O交換可能,NH)(測定値:C,59.2 0;H,4.69;N8.19,%;C171624Sの理論値:C,59.29;H ,4.68;N,8.13%。 実施例3(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5,6− ジメチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 収率90%、融点122−125℃;νmax(KBr)3413、3302、1 757、1724、1685、1601、1539、および1455cm-1;δH[ (CD3)2SO]1.42(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.33(3H,s,CH3 )、2.40(3H,s,CH3)、4.56(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2 Ph)、7.36(5H,m,芳香族プロトン)、および8.01(1H,d,J=7.43 Hz,D2O交換可能,NH)(測定値:C,60.61;H,5.29;N,7.6 2%;C181824Sの理論値:C,60.32;H,5.06;N,7.82%。 実施例4(工程2) (S)−2−[N−ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−6,7−ジ ヒドロ−4H,5H−シクロペンタ[4,5]チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン −4−オン 収率28%;νmax(KBr)3414、3295、2986、1775、16 87、1600、1537、および1453cm-1。δH[(CD3)2SO]1.42( 3H,d,J=6.87Hz,CH3)、2.43(2H,m,CH2)、3.1(4H,m,2 xCH2)、4.57(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、7.36(5H ,m,芳香族プロトン)、および8.01(1H,d,J=7.34Hz,D2O交換可能, NH)(測定値:C,60.00;H,4.91;N,7.36%;C191842S の理論値:C,61.61;H,4.90;N,7.56%。 実施例2(工程2 − 方法2) (S)−2−[N−ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル チオフェン−3−カルボン酸エチル(0.51ミリモル、0.2g)のジオキサン (2mL)中溶液に1M水酸化ナトリウム水溶液(0.52ml)を添加した。得ら れた反応混合物を室温で8時間撹拌し、次いで、さらに1M水酸化ナトリウム( 0.3ml)を添加し、12時間撹拌し続けた。該溶液を希塩酸で中和し、溶媒を 除去し、残留物をトルエン(2×20ml)と一緒に共蒸発させた。残留物を乾燥 N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)中に取り、得られた溶液に1−(3−ジ メチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1ミリモル、0.1 9g)を添加し、該溶液を室温で60時間撹拌した。溶媒を除去し、残留物をジ クロロメタン(100ml)に溶解させ、10%クエン酸水溶液(1×10ml)、 重炭酸ナトリウム飽和水溶液(1×10ml)、食塩水(1×10ml)で洗浄し、 乾燥させた(MgSO4)。生成物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー (ヘキサン中20〜25%酢酸エチルで溶離する)に付すことによって精製して 、 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチル −4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン(15mg、8%)を得 た;νmax(KBr)3417、3288、1756、1691、1604、15 53、1539、および1453cm-1。δH[(CD3)2SO] 1.43(3H,d,J =7.15Hz,CH3)、2.42(3H,d,J=1.1Hz,CH3)、4.56(1H, m,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7.32(1H,d,J=1.1Hz,6-H) 、7.36(5H,m,芳香族プロトン)、および8.02(1H,d,J=7.42Hz, D2O交換可能,NH)(測定値:C,59.41;H,4.76;N,8.08%;C1 71624Sの理論値:C,59.29;H,4.68;N,8.13%。 実施例2および3と同様の方法で、以下の化合物を製造した: 実施例5 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5,6,7 ,8−テトラヒドロ−4H−[1]ベンゾチエノ[2,3−d][1,3]オキサジン− 4−オン 融点131−133℃。 実施例6 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−6−エト キシカルボニル−5−メチルチエノ[2,3−d]オキサジン−4−オン 融点100−102℃。 実施例7(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−ニトロチオフェン−3−カルボン酸エチル 45℃で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ− 4−メチルチオフェン−3−カルボン酸エチル(1g、2.56ミリモル)および 硝酸銅(0.1g)の無水酢酸(20ml)中撹拌溶液に硝酸銅(0.5g)を2時間 かけて添加した。該反応混合物を室温に冷却し、氷(500g)中に注ぎ、ジク ロロメタン(3×100ml)で抽出した。溶媒を蒸発させ、残留物をトルエン( 2×50ml)と一緒に共蒸発させ、生成物を、酢酸エチル−ジクロロメタン (2:98)で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すこと によって精製した(0.61g、収率55);δH(DMSO−d6)1.35(6H ,m,2xCH3)、2.78(3H,s,CH3)、4.37(3H,m,CHおよびCH2) 、5.08(2H,m,CH2Ph)、7.14−7.38(5H,m,芳香族プロトン)、 8.18(1H,br.d,J=6.6Hz,D2O交換可能,NH)、および11.86( 1H,br s,D2O交換可能,NH)(測定値:C,52.59;H,4.80;N, 9.65%;C1921N37Sの理論値:C,52.41;H,4.86;N,9.65 %。 実施例7(工程2) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−アミノチオフェン−3−カルボン酸エチル 5−ニトロチオフェン誘導体(0.43g、1ミリモル)、鉄(0.3g)および 1M塩化アンモニウム(5ml)のジオキサン−エタノール(20ml、1:1)中 混合物を40℃で1時間40分間超音波処理した。次いで、鉄を濾去し、ジオキ サン一エタノール(1:1、2×20ml)で洗浄した。濾液および洗液を合わせ 、少量に濃縮した。この混合物に水(50ml)を添加し、生成物をジクロロメタ ン(5×15ml)で抽出した。合わせた抽出物を蒸発させ、残留物をトルエン( 3×20ml)と一緒に共蒸発させて、生成物(0.40g)を得、これを、精製せ ずに次工程で用いた;δH(DMSO−d6)1.31(6H,m,2xCH3)、2. 07(3H,s,CH3)、4.22(3H,m,CHおよびCH2)、4.88(2H,br .s,NH2)、5.08(2H,m,CH2Ph)、7.14−7,39(5H,m,芳香族プ ロトン)、8.08(1H,d,J=6.6Hz,NH)、および11.35(1H,s,N H)。 実施例7(工程3) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−アミノチオフェン−3−カルボン酸エチルおよび 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−アセトアミドチオフェン−3−カルボン酸エチル 5−ニトロチオフェン誘導体(0.53ミリモル、0.230g)および鉄(1 00mg)の酢酸(15ml)中混合物を30−40℃で30分間超音波処理した。 次いで、鉄(100mg)をさらに添加し、超音波処理を30−40℃でさらに1 時間続けた。この混合物に水(50ml)を添加し、室温で30分間放置した。生 成物をジクロロメタン(5×50ml)で抽出し、合わせた抽出物を蒸発させ、残 留物をトルエン(3×50ml)と一緒に共蒸発させた。生成物を、酢酸エチル− ヘキサン(2:8)で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付 すことによって分離して、5−アミノチオフェン誘導体(50mg、収率23%) を得、次いで、酢酸エチル−ヘキサン(1:1)で溶離して、5−アセトアミド チオフェン誘導体(40mg、収率17%)を得た;1H NMR(DMSO−d6 )δ 1.30(6H,m,2xCH3)、2.06(3H,s,CH3)、4.23(3H,m ,CH2およびCH)、4.88(2H,br.s,D2O交換可能,NH2)、5.08(2 H,m,CH2Ph)、7.22−7.39(5H,m,芳香族プロトン)、8.08(1H, d,J=6.32Hz,D2O交換可能,NH)、11.34(1H,br s,D2O交換 可能,NH)。HRMS(C192335S)の理論値405.1358、測定値 405.1359。 1H NMR(DMSO−d6)δ:1.32(6H,m,2xCH3)、2.09(3 H,s,CH3)、2.24(3H,s,CH3CO)、4.26(3H,m,CH2およびC H)、5.08(2H,m,CH2Ph)、7.34−7.39(5H,m,芳香族プロトン) 、8.12(1H,d,J=6.32Hz,D2O交換可能,NH)、9.98(1H,br. s,D2O交換可能,NH)、11.49(1H,br.s,D2O交換可能,NH)。HR MS(C212536S)の理論値447.1463、測定値447.1464。 実施例7(工程4) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−アセトアミド−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率16%;δH(DMSO−d6 )1.41(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.18(3H,s,CH3)、2.49 (3H,s,CH3CO)、4.53(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、 7.31−7.36(5H,m,芳香族プロトン)、8.00(1H,d,J=7.69Hz ,D2O交換可能,NH)、10.67(1H,br.s,D2O交換可能,NH)。HRM S(C191935S)の理論値401.1046、測定値401.1048。 実施例8 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N−イソブチリルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジ ン−4−オン 実施例9と同様の方法で製造した。δH(DMSO−d6)1.13(6H,d,J =6.87Hz,2xCH3)、1.42(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.43( 3H,s,CH3)、2.86(1H,q,J=6.87Hz,CH)、4.56(1H,m,C h)、5.06(2H,m,CH2Ph)、7.13−7.41(5H,m,芳香族プロトン) 、8.0(1H,d,J=7.43Hz,D2O交換可能,NH)、10.56(1H,s,D2 O交換可能,NH)。HRMS(C212335S)の理論値429.1359、 測定値429.1359。 実施例9(工程1) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−(N−ヘキサノイルアミノ)チオフェン−3−カルボン酸エチル 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−アミノチオフェン−3−カルボン酸エチル(0.4g、1ミリモル)、塩 化ヘキサノイル(0.17ml、1.2ミリモル)および4−メチルモルホリン(0 .13ml、1.2ミリモル)のテトラヒドロフラン(8ml)中溶液を0〜5℃で1 .5時間撹拌した。沈殿物を濾去し、テトラヒドロフラン(2×20ml)で洗浄 した。合わせた濾液および洗液を蒸発乾固させ、残留物をジクロロメタン(80 ml)に溶解させ、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2×20ml)で洗浄し、乾燥 させた(MgSO4)。溶媒を除去し、残留物をトルエン(1×20ml)と一緒に 共蒸発させた。生成物を、酢酸エチル−ジロロメタン(5:95)で溶離するシ リカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すことによって精製した(0.2 64g、53%);δH(DMSO−d6)0.88(3H,t,J=6.6Hz,CH3 )、1.2 2−1.39(10H,m,2xCH3,2xCH2)、1.57(2H,m,CH2)、2. 23(3H,s,CH3)、2.36(2H,t,J=7.15Hz,CH2)、4.20−4. 32(3H,m,ChおよびCH2)、5.08(2H,m,CH2Ph)、7.30−7.3 9(5H,m,芳香族プロトン)、8.12(1H,d,J=6.33Hz,D2O交換可能 ,NH)、9.89(1H,s,D2O交換可能,NH)、および11.49(1H,s,D2 O交換可能,NH)。HRMS(C253336S)の理論値503.209、測 定値503.2104。 実施例9(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N−ヘキサノイルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジ ン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率50%;δH(DMSO−d6 )0.88(3H,t,J=6.6Hz,CH3)、1.30(4H,m,2xCH2)、1.4 1(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、1.61(2H,t,J=7.7Hz,CH2)、 2.42(3H,s,CH3)、2.45(2H,m,CH2)、4.55(1H,m,CH)、 5.05(2H,m,CH2Ph)、7.13−7.43(5H,m,芳香族プロトン)、8. 00(1H,d,J=7.7Hz,D2O交換可能,NH)、10.6(1H,s,D2O交換 可能,NH)。HRMS(C232735S)の理論値457.1672、測定値 457.1670。 実施例10(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−β−アラニニル)]チオフェン−3− カルボン酸エチル 0℃で、N−(ベンジルオキシカルボニル)−β−アラニン(0.27g、1.1 5ミリモル)および4−メチルモルホリン(0.13ml、1.15ミリモル)のテ トラヒドロフラン(10ml)中撹拌溶液にクロロギ酸イソブチル(0.15ml、 1.15ミリモル)を添加した。15分後、0℃で、得られた混合物を2−[(N −ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル−5−アミ ノチオフェン−3−カルボン酸エチル(1ミリモル、粗製物質)のテトラヒドロ フラン(10ml)中溶液に10分間かけて滴下し、反応混合物を0−5℃で1時 間撹拌した。次いで、この混合物に前記のとおり製造した混酸無水物(テトラヒ ドロフラン6ml中1.15ミリモル)をさらに添加した。1時間撹拌した後、沈 殿物を濾去し、テトラヒドロフラン(20ml)で洗浄した。合わせた洗液および 濾液を蒸発乾固させ、生成物を、酢酸エチル−ジクロロメタン(1:1)で溶離 するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すことによって精製した( 2つの工程の後、0.370g、収率53%)。 1H NMR(DMSO−d6)δ:1.33(6H,m,2xCH3)、2.23(3 H,s,CH3)、2.58(2H,t,J=6.9Hz,CH2)、3.39(2H,t,J= 6.9Hz,、D2O交換後,CH2)、4.27(3H,m,CH2およびCH)、5.05 (4H,m,2xCH2Ph)、7.17−7.39(11H,m,芳香族プロトンおよび D2O交換可能NH)、8.12(1H,br.d,J=5.78Hz,D2O交換可能,N H)、9.99(1H,br.s,D2O交換可能,NH)、11.50(1H,br.s,D2 O交換可能,NH)。HRMS(C303448S)の理論値611.2175、 測定値611.2175。 実施例10(工程2) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル)−(1S)−1−(アミノエチル)]−5− メチル−6−[(N−ベンジルオキシカルボニル−β−アラニニル)アミノ]−4H −チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率22%;1H NMR(DMS O−d6)δ:1.41(3H,d,J=6.9Hz,CH3)、2.49(3H,s,CH3) 、2.68(2H,t,J=6.9Hz,CH2)、3.32(2H,m,CH2)、4.55( 1H,m,CH)、5.02(2H,s,CH2Ph)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7. 33(10H,m,芳香族プロトン)、7.43(1H,m,D2O交換可能,NH)、8. 01(1H,br.d,D2O交換可能,NH)、10.7(1H,s,D2O交換可能,N H)。HRMS(C282847S)の理論値564.168、測定値564.1 678。 実施例11 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−(1S)−1−(アミノエチル)]−5− メチル−6−[[6−N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノヘキサノイル]アミ ノ]−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例10と同様の方法で製造した。収率5%;δH(DMSO−d6)1.2 3−1.38(2H,m,CH2)、1.41(3H,d,J=6.88Hz,CH3)、1.4 6−1.63(2H,m,CH2)、2.42(3H,s,CH3)、2.49(2H,m,CH2 )、3.01(2H,m,CH2)、4.55(1H,m,CH)、5.00(2H,s,CH2 Ph)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7.25−7.42(6H,m,D2O交換可能 NHおよび芳香族プロトン)、8.01(1H,d,J=7.7Hz,D2O交換可能, NH)、10.6(1H,s,D2O交換可能,NH)。HRMS(C313447S) の理論値607.2227、測定値607.2230。 実施例12(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−(N−ベンジルオキシカルボニルアミノ)チオフェン−3−カルボン酸エチ ル 0℃で、2−[(N−ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4 −メチル−5−アミノチオフェン−3−カルボン酸エチル(110mg、0.27 ミリモル)および4−メチルモルホリン(0.0381ml、0.35ミリモル)の テトラヒドロフラン(4ml)中撹拌溶液にクロロギ酸ベンジル(0.1ml、テト ラヒドロフラン中0.35M)を添加した。反応混合物を0−5℃で1時間撹拌 し、沈殿物を濾去し、テトラヒドロフラン(2×5ml)で洗浄した。濾液および 洗液を合わせ、次いで、溶媒を除去した。生成物を、酢酸エチル−ジクロロメタ ン(11:89)で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付す ことによって精製した(2つの工程の後、85mg、収率57%);1H NMR( DMSO−d6)δ 1.32(6H,m,2xCH3)、2.16(3H,s,CH3)、4 .26(3H,m,CHおよびCH3)、5.08(2H,s,CH2Ph)、7.12−7. 51(10H,m,芳香族プロトン)、8.13(1H,d,J=6.32Hz,NH)、 9.57(1H,s,NH)、11.55(1H,br.s,NH)。(測定値:C,59. 96 ;H,5.30;N,7.52%;C272937Sの理論値:C,60.10;H, 5.42;N,7.79%。) 実施例12(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(トリフェニルホスホロアニリデンアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][ 1,3]オキサジン−4−オン チオフェン5−ベンジルカルバメート(70mg、0.13ミリモル)、トリフ ェニルホスフィン(68mg、0.26ミリモル)および四塩化炭素(0.05ml、 0.5ミリモル)のジクロロメタン(5ml)中溶液を、還流下、60−70℃で 1時間加熱した。次いで、トリフェニルホスフィン(30mg、0.11ミリモル )をさらに添加し、60−70℃での還流をさらに1時間続けた。溶液をジクロ ロメタン(50ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2×20ml) で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。生成物を、酢酸エチル−ジクロロメタン( 1:9)で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すことによ って精製した(58.8mg、収率73%);1H NMR(DMSO−d6)δ:1 .33(3H,d,J=6.88Hz,CH3)、2.33(3H,d,J=1.1Hz,CH3) 、4.44(1H,m,CH)、5.02(2H,m,CH2Ph)、7.08−7.31(5 H,m,芳香族プロトン)、7.59−7.80(15H,m,芳香族プロトン)、7.8 6(1H,d,J=7.70Hz,NH)。(測定値:C,67.12;H,4.71;N, 6.50%;C353034OSの理論値:C,67.84;H,4.88;N,6. 78%。) 実施例12(工程3) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N−ベンゾイルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン −4−オン イミノホスホラン誘導体(0.230g、0.37ミリモル)、塩化ベンゾイル (0.05ml、0.45ミリモル)およびトリエチルアミン(0.1ml、0.74ミ リモル)のジクロロメタン(5ml)中溶液を室温で3日間撹拌した。該反応混合 物をジクロロメタン(80ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2× 10ml)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒を除去し、残留物を、酢酸エ チル−ジクロロメタン(35:65)で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマ トグラフィーに付すことによって精製して、生成物を得た(45mg、収率26% );1H NMR(DMSO−d6)δ:1.44(3H,d,J=6.87Hz,CH3) 、2.51(3H,s,CH3)、4.58(1H,m,CH)、5.07(2H,m,CH2P h)、7.30−7.42(5H,m,芳香族プロトン)、7.54−7.69(3H,m, 芳香族プロトン)、7.98−8.04(3H,m,D2O交換可能,NHおよび芳香族 プロトン)、10.93(1H,s,D2O交換可能,NH)。HRMS(C24213 5S)の理論値463.1202、測定値463.1202。 実施例13 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−[(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ]−4H−チエノ[2,3−d][ 1,3]オキサジン−4−オン 実施例12、工程1と同様の方法で2−[N−(ベンジルオキシカルボニル−L −アラニニル]アミノ−4−メチル−5−(N−イソプロポキシカルボニルアミノ )チオフェン−3−カルボン酸エチルを製造し、実施例2、工程2と同様の方法 で環化した;収率48%;1H NMR(DMSO−d6)δ:1.28(6H,d, J=6.05Hz,2xCH3)、1.41(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.3 3(3H,s,CH3)、4.54(1H,m,CH)、4.95(1H,q,J=6.05Hz ,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7.14−7.63(5H,芳香族プロトン) 、8.00(1H,d,J=7.42Hz,D2O交換可能,NH)、10.34(1H,s, D2O交換可の,NH)。HRMS(C212336S)の理論値445.1308 、測定値445.1310。 実施例14 )2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチル− 6−[(N−イソブトキシカルボニル)アミノ]−4H−チエノ[2,3−d][1,3] オキサジン−4−オン 実施例13と同様の方法で製造した。収率48%;δH(DMSO−d6)0. 94(6H,d,J=6.6Hz,2xCH3)、1.41(3H,d,J=6.88Hz,C H3)、1.96(1H,m,CH)、2.34(3H,s,CH3)、3.94(2H,d,J =6.7Hz,CH2)、4.55(1H,m,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7. 30−7.36(5H,m,芳香族プロトン)、8.0(1H,d,J=7.69Hz,D2 O交換可能,NH)、10.32(1H,br.s,D2O交換可能,NH);HRMS( C222536S)の理論値459.1464、測定値459.1474。 実施例15〜22の一般的な方法 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(トリフェニルホスホロアニリデンアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][ 1,3]オキサジン−4−オン(0.16ミリモル)および適切なイソシアネート (5.0−5.6当量)のジクロロメタン(3ml)またはジクロロメタン−アセト ニトリル(1:1、5ml)中溶液を室温で3−64時間撹拌した。 a)アルキル尿素 溶媒を除去し、残留物をトルエン(2×5ml)と一緒に共蒸発させ、次いで、 室温で6時間、ジオキサン−10%クエン酸水溶液(2:1、5ml)で処理した 。該混合物を少量に濃縮し、生成物をジクロロメタン(4×15ml)で抽出した 。抽出物を合わせ、乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。残留物を、酢酸エチル− ジクロロメタン混合物で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに 付すことによって精製した。いくつかのケースでは、反応混合物を濃縮し、残留 物をトルエン(2×5ml)と一緒に共蒸発させ、シリカゲル上でのカラムクロマ トグラフィーに付すことによって精製して、チオフェンジイミドおよび/または チオフェン尿素を得た。ジイミドをジクロロメタン中氷酢酸(1:9、2ml)で 、室温で45分−130分間処理した。溶媒を除去し、残留物をトルエン(2× 5ml)と一緒に共蒸発させた。アルキル尿素を、酢酸エチル−ヘキサンまたは酢 酸エチル−ジクロロメタン混合物で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグ ラフィーに付すことによって精製した。 b)アリール尿素 溶媒を除去し、残留物をトルエン(2×5ml)と一緒に共蒸発させて、粗製生 成物を得た。いくつかのケースでは、反応混合物をジクロロメタン(50ml)で 希釈し、10%クエン酸水溶液(2×10ml)、炭酸水素ナトリウム水溶液(1 ×10ml)で洗浄し、乾燥させる(MgSO4)か、または、反応混合物を濃縮し 、残留物をトルエン(2×5ml)と一緒に共蒸発させ、ジクロロメタン(50ml )に溶解させ、前記に従ってさらに処理した。溶媒を除去し、各残留物を、酢酸 エチル−ジクロロメタン混合物で溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラ フィーに付すことによって精製した。 実施例15 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(3−イソプロピルウレイド)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサ ジン−4−オン 収率42%;δH[(CD3)SO]1.12(6H,d,J=6.6Hz,2xCH3)、 1.41(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.31(3H,s,CH3)、3.77( 1H,m,CH)、4.54(1H,m,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、6.49 (1H,d,J=7.42Hz,D2O交換可能,NH)、7.30−7.39(5H,m,芳 香族プロトン)、7.98(1H,d,J=7.7Hz,D2O交換可能)、および9.0 4(1H,s,D2O交換可能,NH)。FABMS(陽イオン):445(MH+)、 467(MNa+)。 実施例16 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(3−ブチルウレイド)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン− 4−オン 収率44%;δH[(CD3)SO]0.9(3H,t,J=7.3Hz,CH3)、1.27 −1.36(4H,m,2xCH2)、1.40(3H,d,J=6.88Hz,3H)、2. 31(3H,s,CH3)、3.13(2H,m,CH2)、4.54(1H,m,CH)、5. 05(2H,m,CH2Ph)、6.56(1H,t,J=5.4Hz,D2O交換可能,NH) 、7.30−7.40(5H,m,芳香族プロトン)、7.98(1H,d,J=7.14 Hz, D2O交換可能,NH)、および9.14(1H,s,D2O交換可能,NH)。HRMS (C222645S)の理論値459.1702、測定値459.1722。 実施例17 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(3−ベンジルウレイド)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン −4−オン 収率19%;δH(CDCl3)1.52(3H,d,J=6.87Hz,CH3)、2.2 0(3H,br.s,CH3)、4.45(2H,br.s,CH2Ph)、4.65(1H,m, CH)、5.10(2H,m,CH2Ph)、5.51−5.56(2H,m,2xNH)、6 .92−7.19(1H,v.br.s,NH)、および7.26−7.43(10H,m, 芳香族プロトン)。HRMS(C252445S)の理論値493.1546、測 定値493.1544。 実施例18 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(3−フェニルウレイド)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン −4−オン 収率40%;δH[(CD3)SO]1.41(3H,d,J=6.87Hz,CH3)、2. 39(3H,s,CH3)、4.56(1H,m,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、 7,03(1H,t,J=7.7Hz,芳香族プロトン)、7.29−7.36(7H,m, 芳香族プロトン)、7.47(2H,d,J=7.7Hz,芳香族プロトン)、8.01( 1H,d,J=7.15Hz,D2O交換可能,NH)、9.02(1H,s,D2O交換可 能,NH)、9.40(1H,s,D2O交換可能,NH)。HRMS(C242245 S)の理論値478.1311、測定値478.1316。 実施例19 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−[3−(4−クロロフェニル)ウレイド]−4H−チエノ[2,3−d][1, 3]オキサジン−4−オン 収率30%;δH[(CD3)SO]1.42(3H,d,J=6.87Hz,CH3)、2. 38(3H,s,CH3)、4.56(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、 7.17−7.48(7H,m,芳香族プロトン)、7.51(2H,d,J=8.80Hz ,芳香族プロトン)、8.01(1H,d,J=7.15Hz,NH)、9.15(1H,s, NH)、9.45(1H,s,NH)。HRMS(C242145SCl)の理論値5 12.0922、測定値512.0928。 実施例20 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−[3−(4−メトキシフェニル)ウレイド]−4H−チエノ[2,3−d][1 ,3]オキサジン−4−オン 収率18%;δH[(CD3)SO]1.42(3H,d,H=7.15Hz)、2.38( 3H,s,CH3)、3.73(3H,s,CH3O)、4.55(1H,m,CH)、5.06 (2H,m,CH2Ph)、6.91(2H,d,J=9.07Hz,芳香族プロトン)、7. 17−7.41(7H,芳香族プロトン)、8.00(1H,d,J=7.4Hz,D2O交 換可能,NH)、8.84(1H,s,D2O交換可能,NH)、9.34(1H,s,D2O 交換,NH)。HRMS(C252446S)の理論値508.1417、測定値 508.1416。 実施例21 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−[3−(2−メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]−4H−チエノ[2, 3−d][1,3]オキサジン−4−オン 収率14%;δH[(CD3)SO]1.42(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2. 44(3H,s,CH3)、3.90(3H,s,CH3O)、4.55(1H,m,CH)、5 .06(2H,m,CH2Ph)、7.15(1H,dt,芳香族プロトン)、7.36(5H ,m,芳香族プロトン)、7.61(1H,dt,芳香族プロトン)、7.96(1H,d d,芳香族プロトン)、8.01(1H,d,J=7.7Hz,D2O交換可能,NH)、8 .25(1H,dd,芳香族プロトン)、10.18(1H,s,D2O交換可能,NH)、 10.53(1H,s,D2O交換可能,NH)。FABMS(陽イオン):537(MH+ )、559(MNa+)。 実施例22 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(3−アセチル,3−ベンジルウレイド)−4H−チエノ[2,3−d][1, 3]オキサジン−4−オン 収率42%;δH[(CD3)SO]1.41(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2. 18(3H,s,CH3CO)、2.43(3H,s,CH3)、4.55(1H,m,CH)、 4.59(2H,s,CH2Ph)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7.28−7.43( 10H,m,芳香族プロトン)、7.99(1H,d,J=5.91Hz,NH)、10.6 8(1H,s,NH)。HRMS(C272646S)の理論値535.1652、 測定値535.1652。 実施例23 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−アミノ−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−3−アミノブチリル)]チオフェン− 3−カルボン酸エチル(実施例10、工程1と同様の方法で製造した)(0.3 5g、0.56ミリモル)、トリフェニルホスフィン(0.32g、1.23ミリモ ル)および四塩化炭素(0.3ml、3.1ミリモル)のジクロロメタン(10ml) 中溶液を、還流下、60−70℃で3時間加熱した。さらにトリフェニルホスフ ィン(0.16g、0.6ミリモル)および四塩化炭素(0.15ml、1.5ミリモ ル)を添加し、還流をさらに2時間続けた。反応混合物を室温で53時間放置し 、ジクロロメタン(80ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液(2×1 5ml)、水(15ml)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。溶媒を除去し、残留 物を、6−9%酢酸エチル−ジクロロメタンで溶離するカラムクロマトグラフィ ーに付すことによって精製して、精製物を得た(0.10g、収率50%):δH (DMSO−d6)1.38(3H,d,J=6.88Hz,CH3)、2.16(3H,s, CH3)、4.51(1H,m,CH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、5.95(2H, s,D2O交換可能,NH)、7.31−7.41(5H,m,芳香族プロトン)、7.9 3(1H,d,J=7.7Hz,D2O交換可能,NH)。HRMS(C171734S )の理論値359.094、測定値359.0941。 実施例24(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−(N,N−ジメチルアミノ)チオフェン−3−カルボン酸エチル 室温で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4 −メチル−5−アミノチオフェン−3−カルボン酸エチル(0.2g、0.5ミリ モル)および37%ホルムアルデヒド(0.2ml)のアセトニトリル(5ml)中 撹拌溶液にアセトニトリル(2ml)中のシアノホウ水素化ナトリウム(50mg、 0.8ミリモル)を添加した。反応混合物を15分間撹拌し、次いで、氷酢酸で 中和した。室温で45分間、撹拌を続けた。混合物をジエチルエーテル(50ml )中に注ぎ、次いで、1N水酸化カリウム水溶液(3×10ml)、食塩水(1× 10ml)および水(1×10ml)で洗浄した。溶媒を蒸発させて、生成物(0. 2g)を得、これをさらには精製せず次工程に用いた;δH(DMSO−d6)1. 31(6H,m,2xCH3)、2.20(3H,s,CH3)、2.61(6H,s,(CH3)2 N)、4.27(3H,m,CHおよびCH2)、5.07(2H,m,CH2Ph)、7.3 3−7.39(5H,m,芳香族プロトン)、8.12(1H,v.br.d,D2O交換可 能,NH)、11.58(1H,br.s,D2O交換可能,NH)。HRMS(C212 735S)の理論値434.1750、測定値434.1758。 実施例24(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N,N−ジメチルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジ ン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率36%;(DMSO−d6) 1.39(3H,d,J=7.15Hz,Ch3)、2.28(3H,s,CH3)、2.69( 6H,s,(CH3)2N)、4.50(1H,m,CH)、5.07(2H,m,CH2Ph)、 7.10−7.39(5H,m,芳香族プロトン)、8.00(1H,br.d,D2O交換 可能,NH)。HRMS(C192134S)の理論値387.1253、測定値 387.1253。 実施例25 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N,N−ジプロピルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサ ジン−4−オン 実施例24と同様の方法で製造した。収率50%;δH(DMSO−d6)0. 86(3H,t,J=7.15Hz,2xCH3)、1.40(7H,m,2xCH2および CH3)、2.30(3H,s,CH3)、2.86(3H,t,J=7.15Hz,2xCH2 )、4.52(1H,m,CH)、5.07(2H,m,CH2Ph)、7.11−7.41(5 H,m,芳香族プロトン)、8.03(1H,d,J=7.42Hz,D2O交換可能,NH )。HRMS(C232934S)の理論値443.1879、測定値443.1 881。 実施例26 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−4H−チエノ[2,3−d][1,3] オキサジン−4−オン 実施例24と同様の方法で製造した。収率40%;1H NMR(DMSO-d6 )δ:1.39(3H,d,J=6.87Hz,CH3)、2.31(3H,s,CH3)、2. 70(3H,s,CH3)、4.09(2H,s,CH2Ph)、4.51(1H,m,CH)、 5.04(2H,m,CH2Ph)、7.26−7.40(10H,m,芳香族プロトン)、 7.98(1H,d,J=7.42Hz,D2O交換可能,NH)。HRMS(C252534S)の理論値464.1644、測定値464.1661。 実施例27(工程1) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−ブロモチオフェン−3−カルボン酸エチル 55℃で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ− 4−メチルチオフェン−3−カルボン酸エチル(0.61g、1.56ミリモル) のジオキサン−水(18ml、5:1)中溶液に臭素(0.25g)のジオキサン (30ml)中溶液を25時間かけて滴下した。アンバーライト(Amberlite)I R−45(OH)で溶液をpH7.0に中和し、次いで、該樹脂を濾去し、ジオキ サン(3×50ml)で洗浄した。濾液および洗液を合わせ、蒸発乾固させて、生 成物を得た(0.71g、収率97%);δH(DMSO−d6)1.33(6H,m, 2xCH3)、2.30(3H,s,CH3)、4.31(3H,m,CH,CH2)、5.09 (2H,m,CH2Ph)、7.35−7.39(5H,m,芳香族プロトン)、8.15(1 H,d,J=6.2Hz,NH)、11.62(1H,s,NH)。元素分析(C19212 5SBr):理論値:C,48.62;H,4.51;N,5.97、測定値:C,49 .23;H,4.51;N,5.88。HRMS(C192125SBr)の理論値4 68.0355、測定値468.0357。 実施例27(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノメチル]−5−メチ ル−6−ブロモ−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率47%;δH(DMSO−d6 )1.42(3H,d,J=7.15Hz,CH3)、2.38(3H,s,CH3)、4.56 (1H,m,CH)、5.05(2H,m,CH2Ph)、7.14−7.41(5H,m,芳香 族プロトン)、8.04(1H,d,J=7.42Hz,D2O交換可能,NH)。元素分 析(C171524SBr):理論値:C,48.24;H,3.57;N,6.62、 測定値:C,48.59;H,3.57;N,6.23。 実施例28(工程1) 2−[(N−ベンジルオキシカルボニル−L−アラニニル)アミノ]−4−メチル −5−フェニルチオフェン−3−カルボン酸エチルの製造 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−ブロモチオフェン−3−カルボン酸エチル(0.150g、0.320g)、 フェニルボロニック酸(70mg、0.57ミリモル)およびビス(トリフェニルホ スフィン)パラジウムクロリド(10mg)のテトラヒドロフラン−2M炭酸ナト リウム(2ml−0.3ml)中混合物を2時間15分間撹拌した。該混合物をジク ロロメタン(50ml)で希釈し、塩化ナトリウム飽和水溶液(20ml)で洗浄し 、 乾燥させた(MgSO4)。溶媒を除去し、生成物を、シリカゲル上でのカラムク ロマトグラフィー(酢酸エチル−ジクロロメタン(2:98)で溶離する)に付 すことによって精製した(74.5mg、収率50%);δH(DMSO−d6)1. 34(6H,m,2xCH3)、2.34(3H,s,CH3)、4.43(3H,m,CH2お よびCH)、5.10(2H,m,CH2Ph)、7.30−7.51(10H,m,芳香族 プロトン)、8.17(1H,d,J=6.22Hz,D2O交換可能,NH)、11.63 (1H,s,D2O交換可能,NH)。HRMS(C252625S)の理論値466 .1563、測定値466.1565。 実施例28(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−フェニル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で製造した。収率43%;δH(DMSO−d6 )1.47(3H,d,J=7.06Hz,CH3)、2.49(3H,s,CH3)、4.58 (1H,m,CH)、5.07(2H,m,CH2Ph)、7.13−7.39(5H,m,芳香 族プロトン)、7.46−7.55(5H,m,芳香族プロトン)、7.04(1H,d, J=6.61Hz,D2O交換可能,NH)。HRMS(C232024S)の理論値 420.1144、測定値420.1148。 実施例29(工程1) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メチル −5−ヨードチオフェン−3−カルボン酸エチル Y.Kobayashi、 I.Kumadaki および T.Yoshida[J Chem Res(S),1977,215 ]の方法を適用して、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル] アミノ−4−メチルチオフェン−3−カルボン酸エチルをヨウ素化した。融点1 04−105℃;δH(CDCl3)1.35(3H,t,J=7Hz,CH2 3)、 1.5(3H,d,J=7Hz,CH3CH)、2.35(3H,s,CH3)、4.3(2H, q,J=7Hz,CH2CH3)、4.5(1H,m,CH3CH)、5.15(2H,s,CH2 Ph)、5.5(1H,br,NH)、および7.3(5H,br,C65)、11.8(1H, br,NH)(測定値:C,44.35;H,3.87;N,5.21%;C19 2125SIの理論値:C,44.20;H,4.10;N,5.43%。 実施例29(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチ ル−6−ヨード−4H−チエノ[2,3−d][1,3]ジオキサン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)− L−アラニニル]アミノ−4−メチル−5−ヨードチオフェン−3−カルボン酸 エチルを環化した。融点142−144℃;δH(CDCl3)1.55(3H,d, J=7Hz,C 3CH)、2.5(3H,s,CH3)、4.75(1H,m,CH3)、 5.1(2H,s,CH2Ph)、6.45(1H,br,NH)、および7.35(5H,br s,C65)(測定値:M+469.9797;C171524SIの理論値46 9.9798。) 実施例30(工程1) 2−アミノ−4−エチル−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸メチル K.Gewald,E.Schinke および H.Bottcher[Chem.Berichte.1966,99,94 -100]の方法によって製造した。 実施例30(工程2) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−エチル −5−メチルチオフェン−3−カルボン酸メチル 0〜−5℃で、N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニン(1.12g、 5ミリモル)の乾燥DMF(10ml)中溶液にN−メチルモルホリン(0.5ml 、5ミリモル)、次いで、クロロギ酸イソブチル(0.65ml、5ミリモル)を 撹拌しつつ滴下した。次いで、反応混合物を15分間撹拌した。次いで、0〜− 5℃で、2−アミノ−4−エチル−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸メチ ル(1.0g、5ミリモル)を添加し、反応を室温にし、18時間撹拌した。減圧 下、溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル(50ml)および水(3×20ml)に 分配させ、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧下、蒸発させた。残留 物をね20%ジエチルエーテル/ヘキサンで溶離するシリカゲル上でのカラムク ロマトグラフィーに付すことによって精製し、次いで、アセトン/ヘキサンから 結晶 化して、無色の生成物を得た(1.1g、55%)。 実施例30(工程3) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−エチ ル−6−メチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)− L−アラニニル]アミノ−4−エチル−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸 メチルを環化させた。融点90−2℃;δH(DMSO−d6)1.08(3H,t, J=7.4Hz,C 3CH2)、1.42(3H,d,J=7.2Hz,C 3CH)、2.4 2(3H,s,CH3)、2.79(2H,q,J=7.4Hz,CH3 2)、4.55(1 H,quin,J=7.2Hz,CH2NH)、5.06(2H,m,CH2Ph)、7.25 −7.40(5H,m,C65)、および8.01(1H,d,J=7.4Hz,NH)(測 定値:C,61.53;H,5.52;N,7.45%;C192024Sの理論値: C,61.27;H,5.41;N,7.52%。) 実施例31 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−イソ プロピル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例30と同様の方法で製造した。融点139−41℃;δH(DMSO− d6)1.24(6H,s,J=6.9Hz,(CH3)2CH)、1.43(3H,d,J=7. 2Hz,CH3CH)、3.41(1H,sept,J=6.6Hz,(CH3)2)、4.57( 1H,quin,J=7.2Hz,CH3NH)、5.00−5.20(2H,m,CH2Ph )、7.25−7.50(6H,m,C65および6−H)、および8.03(1H,d, J=7.1Hz,NH)(測定値:C,61.19;H,5.29;N,6.99%;C19 2024Sの理論値:C,61.27;H,5.41;N,7.52%。 実施例32 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−イソ ブチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例30と同様の方法で製造した。融点137−9℃;δH(DMSO−d6 )0.88(6H,,J=6.6Hz,(C 3)2CH)、1.43(3H,d,J=7.2 Hz, C 3CH)、1.90(1H,sept,J=6.6Hz,(CH3)2)、2.70(2H, d,J=6.2Hz,CH2CH)、4.56(1H,quin,J7.2Hz,CH3NH) 、5.00−5.15(2H,m,CH2Ph)、7.25−7.50(6H,m,C65お よび6−H)、および8.02(1H,d,J=7.15Hz,NH)(測定値:C,62 .08;H,5.82;N,7.35%;C202224Sの理論値:C,62.16 ;H,5.74;N,7.25%。) 実施例33 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−シク ロプロピル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]ジオキサン−4−オン 実施例30と同様の方法で製造した。融点138−40℃:δH(DMSO− d6)0.70(2H,m,CH2)、0.95(2H,m,CH2)、1.43(3H,d,J =7.1Hz,C 3CH)、2.41(1H,m,CH)、4.56(1H,quin,J=6. 0Hz,CH3NH)、5.06(2H,d,J=2.5Hz,C 2Ph)、7.12(1 H,s,6−H)、7.35(5H,m,C65)、および8.03(1H,d,J=7.2 Hz,NH)(測定値:C,61.46;H,4.86;N,7.50%;C191824 Sの理論値:C,61.61;H,4.90;N,7.56%。 実施例34(工程1) 2−アミノ−4−メトキシチオフェン−3−カルボン酸エチル 2−アミノ−4−ヒドロキシチオフェン−3−カルボン酸エチル(750mg、 4.0ミリモル)の乾燥ジクロロメタン中溶液をテトラフルオロホウ酸トリメチ ルオキソニウム(882mg、6.0ミリモル)で処理し、室温で1時間撹拌した 。次いで、減圧下、溶媒を蒸発させ、残留物を、2%メタノール/ジクロロメタ ンで溶離するシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付すことによって精 製し、次いで、アセトンから結晶化して、黄色結晶として生成物を得た。融点1 03−5℃;δH(DMSO−d6)1.22(3H,t,J=7.1Hz,C 3CH2 )、3.64(3H,s,OCH3)、4.15(2H,q,J=6.8Hz,C 2CH3)、 5.29(1H,s,5−H)、7.34(2H,s,NH2)。(測定値:C,47.43 ;H,5.42;N,6.90%;C811NO3Sの理論値:C,47.75;H,5. 51 ;N,6.96%。 実施例34(工程2) 2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−L−アラニニル]アミノ−4−メトキ シチオフェン−3−カルボン酸エチル 実施例30、工程2と同様の方法で2−アミノ−4−ヒドロキシチオフェン− 3−カルボン酸エチルをアシル化した。 実施例34(工程3) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メト キシ−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例2、工程2と同様の方法で、2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)− L−アラニニル]アミノ−4−メトキシチオフェン−3−カルボン酸エチルを環 化した。融点173−5℃;δH(DMSO−d6)1.42(3H,d,J=7.2 Hz,C 3CH)、3.85(3H,s,OCH3)、(1H,m,CH3NH)、5.0 5(2H,m,CH2Ph)、6.72(1H,s,6−H)、7.25−7.50(5H,m, C65)、および8.04(1H,d,J=7.4Hz,NH)(測定値:C,56.67 ;H,4.32;N,7.69%;C171625Sの理論値:C,56.66;H, 4.48;N,7.77%。) 実施例35 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノメチル]−5−メチル−4 H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 0〜−5℃で、N−(ベンジルオキシカルボニル)グリシン(209mg、1ミリ モル)の乾燥DMF(10ml)中溶液を1−ヒドロキシベンゾトリアソール(1 48mg、1.1ミリモル)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ ルカルボジイミド塩酸塩(210mg、1.1ミリモル)で処理し、15分間撹拌 した。次いで、2−アミノ−4−メチルチオフェン−3−カルボン酸(157mg 、1ミリモル)を添加し、反応を室温にし、18時間撹拌した。次いで、さらに DEC(210mg、1.1ミリモル)を添加し、判の混合物を室温で18時間撹 拌した。次いで、減圧下、溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル(50ml)およ び 水(3×20ml)に分配させ、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧下 、蒸発させた。残留物を、50%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル上 でのカラムクロマトグラフィーに付すことによって精製し、次いで、アセトン/ ヘキサンから結晶化して、無色の針状物として生成物を得た(130mg、39% )。融点120−122℃;δH(DMSO-d6)2.42(3H,d,1.1Hz,C H3)、4.22(2H,d,J=6.05Hz,C 2NH)、5.08(2H,s,CH2P h)、7.25−7.50(6H,m,C65および6−H)、7.97(1H,t,J=6 .1Hz,NH)(測定値:C,58.19;H,4.26;N,8.56%;C161424Sの理論値:C,58.17;H,4.27;N,8.48%。 実施例36 (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノプロピル]−5−メ チル-4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例35と同様の方法で製造した。融点129−130℃;δH(DMSO −d6)0.94(3H,t,J=7.4Hz,C 3CH2)、1.70−1.90(2H, m,C 2CH3)、2.42(3H,s,CH3)、4.35(1H,m,CCH2)、5. 04(2H,m,C 2Ph)、7.25−7.50(5H,m,C65)、7.32(1H, s,6−H)、8.00(1H,d,J=7.7Hz,NH)(測定値:C,60.15;H, 5.13;N,7.68%;C181824Sの理論値:C,60.32;H,5.0 6;N,7.82%。) 実施例37(工程1) 実施例30、工程2と同様の方法で、(S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボ ニル)−1−アミノ−2−(t−ブトキシ)エチル]−4,5−ジメチル−4H−チ エノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オンを製造した。 実施例37(工程2) (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノ−2−ヒドロキシ エチル]−4,5−ジメチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4− オン (S)−2−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−1−アミノ−2−(t−ブトキ シ)エチル]−4,5−ジメチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン− 4−オン(300mg、0.69ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(5ml)中溶液 をトリフルオロ酢酸(1ml)で処理し、次いで、室温で18時間撹拌した。減圧 下、溶媒を蒸発させ、残留物をトルエン(2×50ml)と一緒に共沸した。残留 物を、30%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル上でのカラムクロマト グラフィーに付すことによって精製して、薄いガム状物として生成物を得た;δH (DMSO−d6)2.33(3H,s,CH3)、2.40(3H,s,CH3)、3.7 5(2H,m,CH2)、4.50(1H,m,CH)、5.05(3H,m,C 2Phおよび H)、7.25−7.50(5H,m,C65)、および7.85(1H,d,J=7.7H z,NH)。 実施例38 (S)−2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチル −4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン 実施例35と同様の方法で製造した。融点109−111℃;δH(DMSO −d6)1.38(12H,m,(CH3)3C+C 3CH)、2.42(3H,s,CH3) 、4.66(1H,m,CCH3)、7.30(1H,s,6−H)、および7.54(1 H,d,J=7.4Hz,NH)(測定値:C,53.81;H,5.74;N,8.90% ;C141824Sの理論値:C,54.18;H,5.85;N,9.03%。 実施例39 (S)−2−(1−アミノエチル)−5−メチル−4H−チエノ[2,3−d][1, 3]オキサジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩 (S)−2−[N−(t−ブトキシカルボニル)−1−アミノエチル]−5−メチル −4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン(200mg、0.61 ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(10ml)中溶液をアニソール(0.075ml 、0.73ミリモル)およびトリフルオロ酢酸(1.0ml)で処理し、室温で1時 間放置した。減圧下、溶媒を蒸発させ、残留物をトルエン(2×50ml)と一緒 に共沸した。残留物わ、3%メタノール/ジクロロメタンで溶離するシリカゲル 上でのクロマトグラフィーに付すことによって精製して、薄いガム状物として生 成 物を得た;δH(DMSO−d6)1.54(3H,d,J=6.9Hz,C 3CH)、 2.45(3H,d,J=1.4Hz,CH3)、4.52(1H,m,CCH3)、7.42 (1H,d,J=1.1Hz,6−H)。および8.60−8.80(3H,v.broad,NH3 + );FABMS(+veイオン)211(MH+)。 実施例40 (S)−2−[N−(4−メトキシフェノキシカルボニル)−1−アミノエチル]− 5−メチル−4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン (S)−2−(1−アミノエチル)−5−メチル−4H−チエノ[2,3−d][1, 3]オキサジン−4−オン・トリフルオロ酢酸塩(100mg、0.37ミリモル) の乾燥ジクロロメタン中溶液をN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.065 ml、0.37ミリモル)およびクロロギ酸4−メトキシフェニル(0.56ml、0 .37ミリモル)で処理し、室温で2時間撹拌した。次いで、減圧下、溶媒を蒸 発させ、残留物を、20%酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル上でのカ ラムクロマトグラフィーに付すことによって精製し、次いで、アセトン/ヘキサ ンから結晶化して、無色結晶として生成物を得た。融点173−5℃;δH(D MSO−d6)1.49(3H,d,J=6.9Hz,C 3CH)、2.43(3H,d,J =0.8Hz,CH3)、3.73(3H,s,OCH3)、4.61(1H,m,CCH3) 、6.90(2H,d,J=9Hz,2xArH)、7.02(2H,d,J=9.1Hz,2 xArH)、7.33(1H,d,J=1.1Hz,6−H)、および8.42(1H,d,J =7.2Hz,NH)(測定値:C,56.75;H,4.25;N,7.45%;C171625Sの理論値:C,56.66;H,4.48;N,7.77%。 本発明の以下の化合物もまた製造される: R3がメチルであり、6−置換基R2がCbz-Ala-NH−であり、2−置換基が CHMeNHCbzである化合物。 プロテアーゼについてのペプチド溶解アッセイ 以下の方法で化合物をアッセイする: バッファー(50mMリン酸ナトリウム、150mM塩化ナトリウム、0.00 1mM EDTA、0.01% PEG 3400;pH8.0)中で希釈した酵素 (0.5〜1uM)の溶液に阻害薬の溶液を添加して、合計容量25μlで最終阻 害薬濃度0.01〜300uMを得る。15分間、プレインキュベートした後、1 4−merペプチド基質、Ac-HTYLQASEKFKMWGの溶液15μlを 添加して、250uMの最終基質濃度を得た。該試料を27℃で1時間インキュ ベートし、水中5%トリフルオロ酢酸40μlを添加する。試料をHPLCによ って透析して、基質ペプチドの量ならびにN−末端およびC−末端開裂フラグメ ントの量を定量化す。開裂のパーセンテージを算出し、阻害されなかった対照試 料について得られた値の分数として表す。 HSV−2についてのアッセイにおいて用いた酵素は、アミノ末端MGHHH HHHSSAの付加を有するHSV−2UL26ホモログタンパクのタンパク溶 解活性ドメイン(アミノ酸残基1〜247)からなる。WO95/06055(SmithKline Beecham Corp.)には、HSV−2プロテアーゼ配列が開示されている。 CMVについてのアッセイにおいて用いた酵素は、アミノ末端MGHHHHH HHHSSGHIDDDDKの付加を有するCMV UL80タンパクのタンパ ク溶解活性ドメイン(アミノ酸残基1〜256)からなる。ポリペプチドは、A 143とA144(天然UL80ナンバリング)との間で開裂して、活性ヘテロ ダイマーを得た。 VZVについてのアッセイにおいて用いた酵素は、VZV遺伝子33タンパク のタンパク溶解活性ドメイン(アミノ酸残基1〜237)からなる。 結果は、以下のとおりであった: 実施例の化合物は、10uMまたは1uMの濃度で、前記試験の1つ以上におい て活性を示した。実施例1〜4、7〜10、12〜18、21〜22、24〜2 9および35の化合物は、1uMの濃度で、1つ以上のプロテアーゼの>50% 阻害を得た。実施例10、17、18、21、27の化合物、実施例2、3、1 5、21、28の化合物;および実施例8、15、21、28の化合物は、各々 、HSV−2;CMV;およびVZVについて好ましい活性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 パラット,マーティン・ジョン イギリス、ケイティ18・5エックスキュ ー、サリー、エプソン、ユー・トゥリー・ ボトム・ロード、グレイト・バーグ、スミ スクライン・ビーチャム・ファーマシュー ティカルズ (72)発明者 セラフィノースカ,ハリナ・テレサ イギリス、ケイティ18・5エックスキュ ー、サリー、エプソン、ユー・トゥリー・ ボトム・ロード、グレイト・バーグ、スミ スクライン・ビーチャム・ファーマシュー ティカルズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.X(Y)NH−CHR1−(ここで、Xは、水素または保護基であり、Yは 、所望により存在していてもよいアミノ酸であり、R1は、水素またはアミノ酸 側鎖である)によって2−置換されている式(I)で示される疱疹ウイルスプロテ アーゼ阻害薬4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン誘導体。 2.以下のとおり: ナンバリングされた4H−チエノ[2,3−d][1,3]オキサジン−4−オン環 系が、所望により、5位および6位で置換されていてもよく(各々、R3および R2で表される)、2−置換基によって置換されていてもよい請求項1記載の化 合物。 3.R3およびR2が、存在する場合、ハロ、C1-6アルキルまたはC1-6アルコ キシ、C1-6アルキルチオ、所望により1または2個のC1-6アルキルまたは所望 により置換されていてもよいベンジル基によって置換されていてもよいアミノ、 ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、所望により 置換されていてもよいフェニルまたはR4ZCONH(ここで、Zは、結合、O 、NHまたはNCOCH3であり、R4COは、アシル基であり、R4は、アリー ル、アルキルまたはアラルキルを含む)から選択されるか、または、R3および R2は、結合して、C2、C3、C4、C5、C6、C7またはC8ポリメチレンを形成 してもよい請求項2記載の化合物。 4.Xがアリール、アルカノイル、(アリール)アルコキシカルボニル、(アリ ール)アルキルアミノカルボニル、アロイル、またはアリールスルホニルから選 択される請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。 5.Xがベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルおよび所望によ り置換されていてもよいフェニルから選択される請求項4記載の化合物。 6.Yが、存在する場合、アラニン、アスパラギン、バリンまたは類似のアミ ノ酸である請求項1〜5のいずれか1項記載の化合物。 7.式(I)で示される化合物においてNH−CHR1−を生じるアミノアシル 基−NH−CHR1−CO−がアラニン(R1=CH3)、アスパラギン、メチオ ニン、フェニルアラニン、セリン(R1=CH2OH)、バリン、およびα−アミ ノ酪酸(R1=CH2CH3)を含む請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 8.本明細書に記載の実施例1〜40の化合物から選択される化合物。 9.請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物および医薬的に許容される担体 からなる医薬組成物。 8.活性治療物質として有用な請求項1〜8のいずれか1項記載の化合物。 9.ウイルス性疾患を治療するのに有用な請求項1〜8のいずれか1項記載の 化合物。 10.疱疹ウイルスによって生じたウイルス性疾患の治療薬の製造における請 求項1〜8のいずれか1項記載の化合物の使用。 11.疱疹ウイルスが原因であるウイルス性疾患の治療を必要とする哺乳動物 に、請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物の有効量を投与することからなる 、哺乳動物における疱疹ウイルスが原因であるウイルス性疾患の治療方法。
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