JPH1150013A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JPH1150013A JPH1150013A JP9238821A JP23882197A JPH1150013A JP H1150013 A JPH1150013 A JP H1150013A JP 9238821 A JP9238821 A JP 9238821A JP 23882197 A JP23882197 A JP 23882197A JP H1150013 A JPH1150013 A JP H1150013A
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Abstract
でき、且つ螺合部の締め付けまたは、接合部のはめ合い
の際には、その螺合面または接合面に良く馴染むように
流動化するとともに、カプセルが容易に破壊されて速や
かに硬化する粘弾性流体状の硬化性組成物を得ること。 【解決手段】 a)1種以上の有機過酸化物を内包物と
したマイクロカプセルと、b)分子の末端または側鎖
に、少なくとも1つ以上の重合性二重結合を有する化合
物の1種以上と、c)有機過酸化物とレドックス系を形
成する1種以上の促進剤と、d)プラスチゾルの前記
a)〜d)を主成分とし、更に必要に応じてe)可塑剤
を添加した配合物を加熱することで得られる。
Description
材の接合や密封シールに使用されるマイクロカプセルを
含有する硬化性の接着シール剤に関し、具体的にはガス
管や水道管等の接合やボルトやネジ等の螺合部、木材家
具のダボによる接合を有する部材の接合に使用され、そ
の使用に際しては前記接合部の螺合面または、接合面に
テープを巻き付けるように塗布することができ、且つ螺
合部の締め付けまたは、接合部のはめ合いの際には、そ
の螺合面または接合面に良く馴染むように流動化すると
ともに、カプセルが容易に破壊されて速やかに硬化する
粘弾性流体状の硬化性組成物に関する。
れる接着剤やシール剤としては、(1)特公昭58−1
7525(1液型の硬化性組成物)や(2)特公昭53
−5894(熱安定性の優れた1液型接着剤組成物)や
(3)特公昭56−53595(貯蔵安定性の良い1液
型硬化用組成物)や(4)特公昭54−32480(貯
蔵安定性のよい1液性硬化組成物)及び(5)特開昭5
7−12039(貯蔵安定性の優れた1液型硬化性組成
物)が知られている。また、これら上述した組成物をバ
インダー樹脂等に分散させることにより、ボルトやネジ
の螺合部に予め見掛け固形状のプレコート接着剤層を形
成する技術も数多く見られる。(特開平2−30887
6、特開昭53−11883、特公昭52−4633
9、特公昭45−11051)
(2)には、ラジカル重合性のモノマーまたはオリゴマ
ーを主剤とし、これに過酸化物を含有するマイクロカプ
セル型の硬化剤及び第3級アミン等の硬化促進剤からな
る1液型の硬化性組成物を開示しており、また、それら
の実施例にはさらに充填材やゴム等を添加した系も開示
されている。また、上記従来技術(3)ではさらに硬化
促進剤をもカプセル化した1液型硬化性組成物が開示さ
れている。また上記(5)では上記(1)や(2)の組
成物にさらに常温でゴム弾性を有するポリマーを添加し
てアクリレート重合体の性質を改良している。また、特
開平2−308876、特開昭53−11883、特公
昭52−46339、特公昭45−11051には前記
した(1)〜(5)等に記載されたマイクロカプセル型
接着シール剤組成物をバインダー樹脂中に分散して、ボ
ルトやナット等の螺合部を見掛け固形状のプレコート接
着シール剤層を形成する技術が開示されている。
した1液型硬化性組成物は、液状体で直接被着体に供さ
れたり、または適切なバインダーに分散され、ネジ部に
塗布された後乾燥させることによりプレコート型の接着
シール剤として広く使用されている。
来の技術は次のような問題点がある。例えばボルトの螺
合部にプレコートして使用する場合は、バインダー樹脂
などの固体成分が螺合部材の締め込み時に抵抗力(剪断
力)発生し上手くカプセルが破壊するために、このよう
な用途には極めて有益であった。
接関係のないバインダー樹脂を多量に含むため、それを
含まない系よりも接着力が劣ったり、設計変更などに対
する自由度が限られてしまう等の問題があった。またさ
らに、雄ネジ等ネジ面にプレコートした場合は、プレコ
ートした接着剤層が剥がれ落ちないよう搬送や保管に注
意する必要があった。
ボルト等に塗布し、このボルトを締め込んで固着しよう
としても、その硬化性組成物の性状がニュートリックで
かつ粘度が低い場合は、締め込み時に雌ネジと雄ネジの
ネジ山とネジ谷の間に発生する粘性抵抗による剪断力が
低下し、カプセルを破壊することが困難となり硬化が不
十分になったり、また、硬化性組成物中に分散されてい
たカプセルが前記ネジ山とネジ谷の隙間に入り込まなか
ったりする。このため、仮にカプセルが潰れても重合硬
化が不均一になる。
り、シリカ粉末等の充填材を添加することにより、粘度
を高くしたり粘性構造比を大きくしたりして、ボルトな
どに使用した際の締め込み時の充填性やタレ性を改善し
ても、例えばボルトやネジの種類や品質によってネジ山
とネジ谷の間のクリアランス(隙間)が異なるため、ク
リアランスが小さい場合は締め込み時の充填性を保つた
めにある程度粘性が低いことが必要であり、また、クリ
アランスが大きい場合は有る程度粘性が高くないと好適
な充填性を得ることができないなどの問題点がある。そ
れ故、被着体の形状や種類、材質等により1液型硬化性
組成物の性状を細かく調整する必要がある等の問題が残
る。また、前述のゴムを添加して性状を調整すること
は、混合分散のために適度な攪拌が必要であったり、十
分な加熱が必要であるため、カプセルの破壊が起こった
り、重合性モノマーが重合してしまったりする不具合が
ある。
以上の有機過酸化物を内包物としたマイクロカプセル b)分子の末端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重
合性二重結合を有する化合物の1種以上 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤 d)プラスチゾル 前記a)〜d)を主成分とし、更に必要に応じてe)可
塑剤を添加することにより得られた配合物を加熱して得
られる硬化前の性状が粘弾性流体状とすることで前記し
た課題を解決できた。
を含有する1液型硬化性組成物の性状を粘弾性流体状と
することで、その弾性変形機能により、例えばガス配管
等のネジ部に餅を巻き付けるように人の手により塗布す
ることが可能となる。しかも、一見高粘度であっても適
度な粘着性(粘性抵抗)により、ナットやボルトに使用
してもネジ山ネジ谷の間のクリアランスから押し出され
ることがないため、クリアランスへの高い充填性を保つ
ことができる。
においては人の指で取り扱える程度の固さがあり、しか
も引き伸ばしたときには容易に引き伸ばせ、手を離すと
僅かに収縮する程度の弾性があることが望ましい。さら
に具体的説明すると、例えば水道やガスの配管の継手部
のネジ部に塗布する場合は、本発明の硬化性組成物を作
業者が手で引き伸ばすようにしてネジ部に巻き付けるこ
とによって塗布でき、しかも作業者の手を汚染すること
なく、また、余分な塗布部分はふき取ることなく剥がす
ことによって除去が可能であるといった特徴を有してい
る。
した本発明の硬化性組成物は、時間の経過とともにネジ
部の表面に良く馴染み、締め込み時には高い充填性を有
しているため、カプセルを破壊するに必要な剪断力を得
ることが十分に可能となる。
に説明する。この発明にはa)1種以上の有機過酸化物
を内包物としたマイクロカプセルが使用されるが、この
カプセルに内包される重合開始剤としては、例えばパー
オキサイド、ハイドロパーオキサイド、パーエステル及
びパーアミド類が使用でき、好ましくはパーオキサイド
類、さらに好ましくはジアシルパーオキサイドが上げら
れる。
壁材は、ゼラチン、アルデヒド樹脂又は尿素樹脂が用い
られ、アルデヒド樹脂としては尿素−ホルムアルデヒド
樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂などが挙げら
れ、また、尿素樹脂としては、ポリウレア、ポリウレタ
ン樹脂等が挙げられ界面重合法、in−situ法、不
溶化沈殿法、コアセルベーションなどのカプセル化手法
によりマイクロカプセルを得ることが出来る。
しては、使用する被着体の形状や大きさによって適宜選
定して使用する。例えば、ボルトやナットに使用する場
合は、ボルトのネジ山の大きさに合わせて数μm〜30
0μm程度まで使用できる。また、重合開始剤としてベ
ンゾイルパーオキサイドのように常温で固体粉末である
過酸化物を使用すると、球形のマイクロカプセルを得る
ことは困難であるが粉末表面に沿って皮膜が生成したマ
イクロカプセルを得ることができる。
端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重合性二重結合
を有する化合物とは、例えば、分子の末端または側鎖に
(メタ)アクリロイル基を有する化合物を代表例として
従来より公知の化合物が使用できる。これらの化合物の
具体例としては、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、エポキシ化
ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、1.3ブ
タンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、及びジイソシアネートとグリコール及びヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートの反応により得
られるポリウレタン多官能(メタ)アクリレート等の化
合物があるが、好ましくはビスフェノールA型の(メ
タ)アクリレートが適当である。
ドックス系を形成する1種以上の促進剤としては、金属
錯体化合物、アミン類、スルフィミド類等従来公知のも
のが使用できる。具体的には、N,Nジメチルパラトル
イジンのような第3級アミン類や3−オキソ−2、3−
ジヒドロベンズイソチアゾール−1、1−ジオキサイド
のようなスルフィミド類、フェロセン化合物、フタロシ
アニン錯体などが挙げられるが、特に好ましいものは、
N、Nジメチルパラトルイジンや、その誘導体である
N,NジエチルヒドロキシパラトルイジンまたN、Nジ
メチルヒドロキシパラトルイジン、フェロセン、ブチル
フェロセンが適当である。
るためにd)プラスチゾルと必要に応じてe)可塑剤を
使用する。これは、b)重合性二重結合を有する化合物
が可塑剤の役目をして、d)プラスチゾルを膨潤させる
ことにより本発明に適した硬化性組成物の性状を達成す
る。また、d)プラスチゾルやb)重合性二重結合を有
する化合物の種類によっては膨潤しにくい場合があるた
め、必要に応じてe)可塑剤を使用する。そして、その
他の成分を含めすべての成分を混合した後、比較的低温
で加熱してb)のプラスチゾルを十分に膨潤させてプリ
ゲル化することで粘弾性流体状とすることができる。ま
た、d)プラスチゾルとb)重合性二重結合を有する化
合物及びe)可塑剤の種類、配合量によりゴムの性状を
変化させることが可能である。
ゾルについて具体的に説明する。プラスチゾルは、一般
に大きく分けて塩化ビニル系のプラスチゾルと非塩化ビ
ニル系のプラスチゾルに大別される。塩化ビニル系のプ
ラスチゾルは、耐熱性や耐薬品性、耐劣化性、難燃性等
好適な性能を有しているが熱分解により塩素を遊離する
欠点を持つ。この発明に使用されるプラスチゾルは、上
記2種のいずれでも使用可能であり目的や用途に応じて
選択して使用する。
しては、新第1塩ビ(株)社や鐘淵化学(株)社から市
販されている汎用の商品を用いることができる。また、
非塩化ビニル系のプラスチゾルとしては、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチルなどのアクリル酸エ
ステル単量体を乳化重合、シード重合、縣濁重合あるい
は不均一溶液重合などによって製造されるものが使用で
きる。具体例としては日本ゼオン株式会社製の商品名
「ゼオンアクリルレジンF325」(平均分子量40
万、Tg107℃)や「ゼオンアクリルレジンF34
5」(平均分子量20万、Tg90℃)などが挙げられ
る。
は、例えば、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジブチル
フタレート、ジイソノニルフタレート、ジカプリルフタ
レート、ジイソデシルフタレートなどのフタル酸エステ
ル、ジ−2−エチルヘキシルアジペート及び、ジイソデ
シルアジペートなどのアジピン酸エステル、ジ−2−エ
チルヘキシルセバケート等のセバシン酸エステル、ジオ
クチルアクリレートなどのアゼライン酸エステル、トリ
クレジルフォスフェート(TCP)及びトリ−2−エチ
ルヘキシルフォスフェート等のリン酸エステル、トリ−
2−エチルヘキシルサイトレート及びアセチルビチルサ
イレート等のクエン酸エステル、グリセロールジアセテ
ートモノラウレートなどのアセチル化グリセライド、エ
ポキシ化大豆油及び、エポキシ化アマニ油のエポキシ化
グリセライドが挙げられる。また、先に例示した分子の
末端または側鎖に少なくとも1つ以上の重合性二重結合
を有する化合物には、同様にプラスチゾルの可塑剤とし
て利用できるものもある。
て充分な相溶性が得られ且つ膨潤が可能なものであるこ
とが好ましい。また、他の成分との相性により、加熱後
のプリゲル化(粘弾性流体状化)後に可塑剤がブリード
したり、硬化物が白濁するといった問題が発生する場合
があるので、前もって各成分の相性を調べておくとよ
い。
比について説明する。b)分子の末端または側鎖に少な
くとも1つ以上の重合性二重結合を有する化合物を10
0重量部とした場合、 a)1種以上の有機過酸化物を内包物としたマイクロカ
プセルの添加量は、0.1〜10重量部 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤の添加量は、0.01〜3重量部 d)プラスチゾルの添加量は、0.5〜10重量部 e)可塑剤の添加量は、0〜40重量部 とすることが適当である。
にb)成分の添加量によって決定されるが、a)成分が
0.1重量部未満であるとb)成分の重合硬化しにくく
なり、10重量部を越えると未反応のa)成分が増加す
るため硬化後の物性が低下する。さらに、c)成分の添
加量はa)成分とレドックス系を形成するために使用さ
れるため、その添加量もa)成分の量に密接関係する。
具体的には、a)成分が0.1〜10重量部のときに
c)成分0.001〜3重量部を配合することが好まし
い。また、c)成分の添加量がa)成分の添加量に比べ
て少量なのは、a)成分を内包したマイクロカプセルが
使用の際にすべて破壊されないためである。尚、上記し
た配合の範囲を逸脱した場合は、b)の重合硬化が完全
に行われなくなり硬化物の物性が低下することが考えら
れる。
0重量部とした場合、0.5〜10重量部の範囲が適当
である。0.5重量部より少ないと液状のままでこの発
明の粘弾性流体状の硬化性組成物が得られず、また、1
0重量部を越えると硬化性組成物の粘度が大きくなって
固いゴム状になるため作業性が悪くなる。さらに、e)
成分の添加はこの発明の粘弾性流体状の性状、例えば柔
軟性や作業性を調整する目的で使用され、その添加量は
0〜40重量部の範囲が適当である。e)の添加量が4
0重量部を越えるとプラスチゾル濃度が低下し加熱後の
硬化物の強度が著しく低下するという不都合が生じる場
合がある。また、b)成分がd)成分を十分に膨潤させ
ることができればe)成分の添加は必ずしも必要でな
い。
製造手順について説明する。この発明のゴムの硬化性組
成物は、前記a)〜e)を加熱混合することでゴム状の
硬化性組成物を得ることができる。この時の加熱温度
は、カプセル内に含まれた重合開始剤が熱分解しないこ
と、また、促進剤が熱劣化し効果を失わないこと、ま
た、ラジカル重合性化合物が自己架橋しないこと、さら
に可塑剤の極端な揮発を招かないことなどの条件を満た
している必要があり、使用される各成分によってその温
度は異なるが、具体的には120℃以下好ましくは90
℃以下であることが好ましい。
ロカプセルを除く他のb)〜e)の各成分をミキサー等
で攪拌して均一な溶液にする。次いで、この溶液にa)
成分のマイクロカプセルを投入し、a)のマイクロカプ
セルが破壊されないよう緩やかに攪拌しながら均一に分
散する。次いで、この分散液を60〜120℃に加熱し
てこの状態を少なくとも5分間以上保つことで系全体が
均一の温度になるようにする。また、好ましい加熱時間
は20〜30分間である。尚、この加熱時攪拌は最小限
にとどめなるべく静地したままで行うことが好ましい。
たまま室温まで冷却すると、この発明の粘弾性流体状の
硬化性組成物を得られる。なお、例えばこの硬化性組成
物をチューブのような容器に充填する場合は、前述の加
熱行程の際に、硬化性組成物が加熱により流動性のよい
液状化しているときに行うことによって様々な容器に充
填が可能である。
針入度250〜450の柔らかさを持つものが適当であ
り、さらに好ましくは300〜420のコーン針入度が
持つものがハンドリング性において好ましい。コーン針
入度450より大きいと液状の性質が高くタレ性が大き
く指での扱いが困難になり、また250より小さいと固
くなりゴム弾性が強くなり、伸ばしながら被螺合部に巻
き付けるのが困難になる。また、伸びとしては200%
以上の伸びがハンドリングでかつ組成物を引き伸ばしな
がら被螺合部に巻き付けるのに必要である。伸びが低い
と伸ばす作業時に組成物が切れてしまい作業性が劣る。
率は、25℃において1Hzの振動数で平行レオメトリ
ー試験により102〜105dyne/cm2ずり弾性
率(剛性率)であり好ましくは103〜104dyne
/cm2が好ましい。
填剤、重合禁止剤、着色剤等その他の添加剤をこの発明
の目的を達成できる範囲で、すなわちゴム性状を失わな
い範囲で任意に添加することができる。例えば充填剤と
しては、増量剤を目的としたり、チクソ性を付与する目
的で充填剤を添加したり、ボルト等の螺合面に塗布され
て使用する場合に潤滑性を意図して、例えばフッ素系や
ポリエチレン系の微粉を添加したりすることもできる。
また逆に、球形のシリカ紛を添加して摩擦係数を向上さ
せるノンスリップ剤として使用する例がある。
バラツキがなくその効果を発現する必要があるため、先
のノンスリップ剤では粒子径や粒子形状が特定の範囲に
納まったものとして球状のシリカ紛が好適である。ま
た、その粒子径は0.1〜10μm、粒子形状は球形が
好ましく更に好ましくは真球状がよい。
填剤の添加は、ボルト−ナットの締めつけであれば締め
つけ力のほとんどを軸力に消費されネジのリード部に発
生するトルクが低下するので、ネジのクリアランスに存
在するマイクロカプセルを破壊させるに必要な剪断力を
低下させてしまう可能性がある。逆に摩擦係数を上げる
ものであれば締めつけ時の剪断力を好適に向上させるこ
とが可能で、本発明の意図する目的に最適である。この
目的で先の真球状合成シリカ紛は特に好適である。この
ような真球状のシリカ紛としては、龍森(株)社製クリ
スタライトシリーズ、アドマファイン等がある。また、
同様な球状のフィラーとしてマイクロバルーンがあり、
比重が軽いため硬化組成物の比重を軽くする場合に好適
である。
発明を説明する。 配合例1 a)有機過酸化物を内包物としたマイクロカプセル 内包物 ベンゾイルパーオキサイド 約70% 壁膜 尿素−メラミン樹脂 約30% 1部(以下重量部) b)重合性メタアクリレート BPE−2,6(新中村化学社製) 80部 c)促進剤 3級アミン PT−2HE(モーリン化学社製) 0.5部 d)プラスチゾル F320 アクリルレジン(日本ゼオン社製) 1部 e)可塑剤 DOP(ジオクチルフタレート) 15部
一に混合分散した後、加熱して60℃×20分間保持し
た後、次いで室温に冷却して硬化性組成物を製造した。
ず攪拌混合し均一に分散させ、硬化性組成物を製造し
た。
実施例1のプラスチゾルを未加硫ゴムに替えて、まず
b)重合性メタアクリレートと未加硫ゴムを120℃に
て混合し加硫ゴムを重合性メタアクリレートに溶解した
後、a)マイクロカプセルとc)促進剤を添加して硬化
性組成物を製造した。
硬化性組成物について、その製造の容易さ、性状、使用
時の接着力、作業性を調べ、その結果を表1に示す。
た。 a)有機過酸化物を内包物としたマイクロカプセル 内包物 ベンゾイルパーオキサイド 約70% 壁膜 尿素−メラミン樹脂 約30% 4部(以下重量部) b)重合性メタアクリレート BPE−4(新中村化学社製) 40部 c)促進剤 フェロセン 0.1部 球状シリカ クリスタライトAA(龍森社製) 40部 e)可塑剤 TCP(トリクレシルフォスフェート) 10部 着色剤 酸化チタン 1部
プラスチゾルに替えて球状シリカを使用して硬化性組成
物を製造した。
ゾル(アクリルレジン F325(日本ゼオン社製)に
替え、且つその添加量を0.5〜2.5重量部に変化さ
せて(表2に記載)、この発明の硬化性組成物を製造し
た。尚、この時の製造方法は実施例1に準じて行なっ
た。
(比較例2及び実施例2〜6)についてそれぞれ液状
態、締付硬化後の強度、ネジクリアランスへの充填状態
を確認した結果を表2に示す。
用いた硬化性組成物を紐のように手で伸ばしながら巻き
付けるようにしてに塗布した後、道具を使わずに手締め
により継手の雌ネジと白配管とを接続した。また、比較
例1〜3で用いた硬化性樹脂を使用して、上記と同様に
1/2インチ白配管のネジ面に刷毛等を使用して塗布し
た後、道具を使わずに手締めにより継手の雌ネジと白配
管とを接続した。次いで、60分後にこれら継手部に2
0kgf/cm2のエアー圧力を掛けシール性を確認す
るとともに継手を緩める際の破壊トルクを測定した。そ
の結果を表3に示す。
は、常温において指で触れるような生ゴム状態の持ち、
配管等のネジ部に手で巻き付けるように塗布できるた
め、ハンドリング性に優れ、且つネジやボルト等に塗布
されて使用される場合は、締めつけ時の剪断力によりカ
プセルが破壊され速やかに硬化が起こることや、また適
度な粘着性を有するためネジのねじ込みに合わせてネジ
山とねじ谷との隙間にスムーズに充填されるため、強固
な固着力と高い充填シール性を有している。
分が隔離されているので、保存安定性に極めて優れる。
程を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 a)1種以上の有機過酸化物を内包物と
したマイクロカプセル b)分子の末端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重
合性二重結合を有する化合物の1種以上 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤 d)プラスチゾル 前記a)〜d)を主成分とする配合物を混合加熱して得
られる、硬化前の性状が粘弾性流体状である硬化性組成
物。 - 【請求項2】 前記硬化性組成物が250〜450(1
0−1mm)のコーン針入度を有する請求項1記載の硬
化性組成物。 - 【請求項3】 前記硬化性組成物が102〜105dy
ne/cm2ずり弾性率(剛性率:25℃における1H
zの振動数での平行レオメトリー試験により)を有する
請求項1記載の硬化性組成物。 - 【請求項4】 前記加熱温度が60〜120℃である請
求項1記載の硬化性組成物。 - 【請求項5】 a)マイクロカプセルに内包された有機
過酸化物がジアシルパーオキサイドである請求項1記載
の硬化性組成物。 - 【請求項6】 c)有機過酸化物とレドックス系を形成
する1種以上の促進剤がフェロセンまたは第3級アミン
である請求項1記載の硬化性組成物。 - 【請求項7】 d)プラスチゾルがアクリル系プラスチ
ゾルである請求項1記載の硬化性組成物。 - 【請求項8】 a)1種以上の有機過酸化物を内包物と
したマイクロカプセル b)分子の末端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重
合性二重結合を有する化合物の1種以上 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤 d)プラスチゾル 前記a)〜d)を主成分とする配合物を混合し均一に溶
解、分散させた後、次いでこの混合液を60〜120℃
に加熱し、少なくとも5分間以上その状態を保った後に
冷却して得られる、硬化前の性状が粘弾性流体状である
硬化性組成物の製造方法。 - 【請求項9】 a)1種以上の有機過酸化物を内包物と
したマイクロカプセル b)分子の末端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重
合性二重結合を有する化合物の1種以上 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤 d)プラスチゾル e)可塑剤 前記a)〜e)を主成分とする配合物を混合加熱して得
られる、硬化前の性状が粘弾性流体状である硬化性組成
物。 - 【請求項10】 前記硬化性組成物が250〜450
(10−1mm)のコーン針入度を有する請求項9記載
の硬化性組成物。 - 【請求項11】 前記硬化性組成物が102〜105d
yne/cm2ずり弾性率(剛性率:25℃における1
Hzの振動数での平行レオメトリー試験により)を有す
る請求項9記載の硬化性組成物。 - 【請求項12】 前記加熱温度が60〜120゜Cであ
る請求項9記載の硬化性組成物。 - 【請求項13】 a)マイクロカプセルに内包された有
機過酸化物がジアシルパーオキサイドである請求項9記
載の硬化性組成物。 - 【請求項14】 c)有機過酸化物とレドックス系を形
成する1種以上の促進剤がフェロセンまたは第3級アミ
ンである請求項9記載の硬化性組成物。 - 【請求項15】 d)プラスチゾルがアクリル系プラス
チゾルである請求項9記載の硬化性組成物。 - 【請求項16】 a)1種以上の有機過酸化物を内包物
としたマイクロカプセル b)分子の末端または側鎖に、少なくとも1つ以上の重
合性二重結合を有する化合物の1種以上 c)有機過酸化物とレドックス系を形成する1種以上の
促進剤 d)プラスチゾル e)可塑剤 前記a)〜e)を主成分とする配合物を混合し均一に溶
解、分散させた後、次いでこの混合液を60〜120℃
に加熱し、少なくとも5分間以上その状態を保った後に
冷却して得られる、硬化前の性状が粘弾性流体状である
硬化性組成物の製造方法。
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