JPH1149114A - 真空包装方法 - Google Patents

真空包装方法

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JPH1149114A
JPH1149114A JP22563197A JP22563197A JPH1149114A JP H1149114 A JPH1149114 A JP H1149114A JP 22563197 A JP22563197 A JP 22563197A JP 22563197 A JP22563197 A JP 22563197A JP H1149114 A JPH1149114 A JP H1149114A
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vacuum
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Kenji Watanabe
憲司 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】フィルム内への空気や湿気の侵入による、被包
装物へのカビの発生を防止する。 【解決手段】下側の包装フィルム6の端縁部を挟み込み
ながら、下枠2を真空引き台盤の周囲に嵌合させ、この
状態で真空ポンプを駆動して真空引き台盤内の空気を吸
引し、真空引き台盤の吸引孔5および下側の包装フィル
ム6の多孔部分10の通気孔を介して両フィルム6,1
1間の空気を吸引することにより、各被包装物7に上側
の包装フィルム11を密着させると同時に、被包装物7
の周囲において上側の熱接着性をもった包装フィルム1
1を下側の包装フィルム6の無孔部分8および多孔部分
10に接着させて各被包装物7を個別に真空かつ気密状
態に密着包装し、この包装部分を熱溶断して蒸気加熱室
内に入れ、100〜130度程度の加熱蒸気で所要時間加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品、特に鏡
餅、餅菓子、焼き菓子、蒲鉾など、かび易く、しかも表
面を100〜150度程度に短時間加熱しても変質しない食品
を、下側の連続包装フィルム上に複数個僅少間隔を置い
て載せ、その上に加熱軟化させた上側の連続包装フィル
ムを被せて両フィルム間の空気を吸引することにより個
別に真空密着包装するための包装方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鏡餅などの被包装物を一度に複数
個別に包装する方法として、多数の小孔を明けた真空引
き台盤上に引き出した下側の多孔質の連続包装フィルム
上に、被包装物を複数個僅少間隔を置いて載せ、その上
に方形の上枠と下枠に挟んで加熱軟化させた上側の無孔
質の連続包装フィルムを被せて両フィルム間の空気を真
空引き台盤から下側の連続包装フィルム全体に均等に明
けた通気孔を介して吸引することにより、各被包装物に
上側の包装フィルムを密着させると同時に、被包装物の
周囲において上下の包装フィルムを溶着させて個別に密
着包装するようにした包装方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の包装方法で
は、下側の連続包装フィルムの全面に均等に微小スリッ
ト状の通気孔が明けられているため、包装フィルムが被
包装物に密着していてもこの通気孔から徐々に包装フィ
ルム内に空気や湿気が侵入し、被包装物にカビが発生す
る欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】被包装物7の表面にアル
コールを噴霧して消毒した上で、真空引き台盤1上に引
き出したロールから連続的に繰り出されるポリエチレン
等の帯状の合成樹脂フィルムで、無孔部分8と多数のス
リット状の通気孔9を幅方向に均等に明けた多孔部分1
0とを交互に連続して設けた下側の連続包装フィルム6
の無孔部分8上に、被包装物7を複数個僅少間隔を置い
て載せ、互いに所要間隔を置いて上下に相対した下枠2
と上枠3との間に、ロールから連続的に繰り出される帯
状の無孔質熱可塑性合成樹脂フィルムで、130〜150度程
度に加熱することにより接着性を呈する熱接着性を有す
る上側の包装フィルム11を引き出し、これを下枠2と
上枠3とで上下から挟んで加熱ヒーター4に近付けるこ
とにより加熱軟化させ、この状態で下枠2と上枠3とを
同時に下降させて加熱軟化した上側の包装フィルム11
を被包装物7上に被せると共に、下側の包装フィルム6
の端縁部を挟み込みながら、下枠2を真空引き台盤1の
周囲に嵌合させ、この状態で真空ポンプを駆動して真空
引き台盤1内の空気を吸引し、真空引き台盤1の吸引孔
5および下側の包装フィルム6の多孔部分10の通気孔
9を介して両フィルム6,11間の空気を吸引すること
により、各被包装物7に上側の包装フィルム11を密着
させると同時に、被包装物7の周囲において上側の熱接
着性をもった包装フィルム11を下側の包装フィルム6
の無孔部分8および多孔部分10に接着させて各被包装
物7を個別に真空かつ気密状態に密着包装することによ
って、被包装物7は機密状態を長期間維持してかびるこ
となく所期の品質を耐久的に保持する。
【0005】この包装部分を熱溶断して蒸気加熱室内に
入れ、100〜130度程度の加熱蒸気で所要時間加熱するこ
とにより、被包装物の品質を阻害することなく加熱殺菌
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は出願人らが開発した上
下二枚の合成樹脂製包装フィルム間に被包装物を挟んで
両フィルム間の空気を真空吸引することにより、密着包
装するようにした本出願前公知の真空密着包装機を使用
するもので、この真空包装機は図1および図2に示すよ
うに内部が空洞の方形の真空引き台盤1と、この真空引
き台盤1の周囲に密に嵌合可能な方形枠体で、真空引き
台盤1の周囲からその上方にかけて昇降可能な下枠2
と、この下枠2と同形でその上に昇降可能に設けた上枠
3と、この上枠3の上死点位置の上方に設けた加熱ヒー
ター4とから構成されている。
【0007】真空引き台盤1の上面にはその全体に多数
の吸引孔5が均等に明られており、その内部の空気を真
空ポンプで真空吸引することにより、吸引孔5から空気
を強力に吸引するようになっている。
【0008】この発明に用いる下側の包装フィルム6は
ロールから連続的に繰り出されるポリエチレン等の帯状
の合成樹脂フィルムで、図3に示すように鏡餅、餅菓
子、焼き菓子、蒲鉾など、かび易く、しかも表面を100
〜150度程度に短時間加熱しても変質しない食品からな
る被包装物7を幅方向に複数載せる無孔部分8と、多数
のスリット状の通気孔9を幅方向に均等に明けた多孔部
分10とが交互に連続して設けられている。
【0009】この発明に用いる上側の包装フィルム11
は、ロールから連続的に繰り出される帯状の無孔質熱可
塑性合成樹脂フィルムで、130〜150度程度に加熱するこ
とにより接着性を呈する熱接着性を有するものである。
【0010】上記真空包装機を用いて包装する際には、
先ず被包装物7の表面にアルコールを噴霧して消毒した
上で、図3に示すように真空引き台盤1上に引き出した
下側の連続包装フィルム6の無孔部分8上に、被包装物
7を複数個僅少間隔を置いて載せる。
【0011】なお、鏡餅のように表面に小麦粉などが付
いているものは予め粉落としをしてアルコールを噴霧す
る。
【0012】一方、互いに上下に間隔を置いて静止させ
た下枠2と上枠3との間に上側の包装フィルム11を引
き出し、これを図1に示すように下枠2と上枠3とで上
下から挟んで加熱ヒーター4に近付けることにより加熱
軟化させ、この状態で下枠2と上枠3とを同時に下降さ
せて加熱軟化した上側の包装フィルム11を被包装物7
上に被せると共に、下側の包装フィルム6の端縁部を挟
み込みながら、下枠2を真空引き台盤1の周囲に嵌合さ
せる。
【0013】これによって、上下の包装フィルム6,1
1間は真空引き台盤1の周囲において機密状に封止さ
れ、下側の包装フィルム6の多孔部分10において真空
引き台盤1の吸気孔5と通じることになる。
【0014】この状態で直ちに真空ポンプを駆動して真
空引き台盤1内の空気を吸引し、吸引孔5および下側の
包装フィルム6の多孔部分10の通気孔9を介して両フ
ィルム6,11間の空気を吸引することにより、図2に
示すように各被包装物7に上側の包装フィルム11を密
着させると同時に、被包装物7の周囲において上側の熱
接着性をもった包装フィルム11を下側の包装フィルム
6の無孔部分8および多孔部分10に接着させて各被包
装物7を個別に真空かつ気密状態に密着包装する。
【0015】このようにして所要個数の被包装物7を真
空密着包装が完了した後、上下枠2,3の後方(包装フ
ィルムの引き出し方向の後方)でこれらに挟まれた上側
の包装フィルム11を切断し、この状態で先ず上枠3を
上昇させ、その後に下枠2を若干上昇させる。
【0016】次いで包装を完了した下側の包装フィルム
11を引き出し方向の前方に引き出し、その新たな非包
装フィルム部分が真空引き台盤1上に完全に引き出され
た時点で、包装が完了した部分の後端において下側の包
装フィルム11をヒートカッターで熱溶断し、その後は
上記の包装手順に従って順次同様の包装工程を連続して
行う。
【0017】包装を完了して切離された包装部分は、蒸
気加熱室内に入れて100〜130度程度の加熱蒸気で所要時
間加熱し、中身の被包装物7を加熱殺菌する。
【0018】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、真空引き
台盤の吸引孔および下側の包装フィルムの多孔部分の通
気孔を介して両フィルム間の空気を吸引することによ
り、各被包装物に上側の包装フィルムを密着させると同
時に、各被包装物に上側の包装フィルムを密着させると
同時に、被包装物の周囲において上側の熱接着性をもっ
た包装フィルムを下側の包装フィルムの無孔部分および
多孔部分に接着させて各被包装物を個別に真空かつ気密
状態に密着包装するので、被包装物は機密状態を長期間
維持してかびることなく所期の品質を耐久的に保持す
る。
【0019】そして、この包装部分を切断して蒸気加熱
室内に入れ、100〜130度程度の加熱蒸気で所要時間加熱
するので、被包装物の品質を阻害することなく加熱殺菌
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装工程の一態様を示す縦断側面
図。
【図2】この発明の包装工程の他の態様を示す縦断側面
図。
【図3】この発明に用いる下側包装フィルムに被包装物
を載せた状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 真空引き台盤 2 下枠 3 上枠 4 加熱ヒーター 5 吸引孔 6 下側の包装フィルム 7 被包装物 8 無孔部分 9 通気孔 10 多孔部分 11 上側の包装フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被包装物の表面にアルコールを噴霧して消
    毒した上で、真空引き台盤上に引き出したロールから連
    続的に繰り出される帯状の合成樹脂フィルムで、無孔部
    分と多数のスリット状の通気孔を幅方向に均等に明けた
    多孔部分とを長手方向に交互に連続して設けた下側の連
    続包装フィルムの無孔部分上に、被包装物を複数個載
    せ、互いに所要間隔を置いて上下に相対した下枠と上枠
    との間に、ロールから連続的に繰り出される帯状の無孔
    質熱可塑性合成樹脂フィルムで、130〜150度程度に加熱
    することにより接着性を呈する熱接着性を有する上側の
    包装フィルムを引き出し、これを下枠と上枠とで上下か
    ら挟んで加熱ヒーターに近付けることにより加熱軟化さ
    せ、この状態で下枠と上枠とを同時に下降させて加熱軟
    化した上側の包装フィルムを被包装物上に被せると共
    に、下側の包装フィルムの端縁部を挟み込みながら、下
    枠を真空引き台盤の周囲に嵌合させ、この状態で真空ポ
    ンプを駆動して真空引き台盤内の空気を吸引し、真空引
    き台盤の吸引孔および下側の包装フィルムの多孔部分の
    通気孔を介して両フィルム間の空気を吸引することによ
    り、各被包装物に上側の包装フィルムを密着させると同
    時に、被包装物の周囲において上側の熱接着性をもった
    包装フィルムを下側の包装フィルムの無孔部分および多
    孔部分に接着させて各被包装物を個別に真空かつ気密状
    態に密着包装し、この包装部分を熱溶断して蒸気加熱室
    内に入れ、100〜130度程度の加熱蒸気で所要時間加熱す
    ることを特徴とする真空包装方法。
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