JPH1148838A - シートの座面構造 - Google Patents
シートの座面構造Info
- Publication number
- JPH1148838A JPH1148838A JP21293597A JP21293597A JPH1148838A JP H1148838 A JPH1148838 A JP H1148838A JP 21293597 A JP21293597 A JP 21293597A JP 21293597 A JP21293597 A JP 21293597A JP H1148838 A JPH1148838 A JP H1148838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- driver
- sitting
- hinge
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドライバの体格に拘らずアクセルワークで右
足の上腿が座面から浮き上がらないシートを提供するこ
と。 【解決手段】 シート(1)の座面(2)を左右方向に
第1の部分(3)と第2の部分(13)とに分割し、第
1、第2の部分(3、13)を独立して昇降させる昇降
手段を設けている。
足の上腿が座面から浮き上がらないシートを提供するこ
と。 【解決手段】 シート(1)の座面(2)を左右方向に
第1の部分(3)と第2の部分(13)とに分割し、第
1、第2の部分(3、13)を独立して昇降させる昇降
手段を設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートの座
面の構造に関する。
面の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シート、特にドライバシートをド
ライバの体格に拘らず最適なポジショウンが得られるよ
うドライバシートの座面を前後、上下に移動可能とし、
バックレストの傾斜を調整自在とする技術は知られてい
る。
ライバの体格に拘らず最適なポジショウンが得られるよ
うドライバシートの座面を前後、上下に移動可能とし、
バックレストの傾斜を調整自在とする技術は知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術においては、特にキャブオーバー型車両等、シート
の座面が高い着座姿勢となる車両の場合、左足を床面又
はフートレストに置くようシートの高さ調整すると、右
足でアクセルぺダルを踏むと、体格の違いにより右足の
上腿が座面から浮いて不安定となり、又はアクセルペダ
ルが楽に踏み込めないので、その結果長時間走行で疲労
すると言う問題がある。
技術においては、特にキャブオーバー型車両等、シート
の座面が高い着座姿勢となる車両の場合、左足を床面又
はフートレストに置くようシートの高さ調整すると、右
足でアクセルぺダルを踏むと、体格の違いにより右足の
上腿が座面から浮いて不安定となり、又はアクセルペダ
ルが楽に踏み込めないので、その結果長時間走行で疲労
すると言う問題がある。
【0004】また、特開平7−304357号公報、特
開平8−276769号公報や実開平6−55450号
公報の技術が開示されているが、何れも本願の課題に関
するものでない。
開平8−276769号公報や実開平6−55450号
公報の技術が開示されているが、何れも本願の課題に関
するものでない。
【0005】したがって、本発明はドライバの体格に拘
らずアクセルワーク時に右足上腿をサポートするシート
の座面構造を提供することを目的としている。
らずアクセルワーク時に右足上腿をサポートするシート
の座面構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両用
シートの座面の構造において、座面が左右方向のほぼ中
央から第1の部分と第2の部分とに分割されており、第
1、第2の部分の前端部を独立して昇降させる昇降手段
が設けられている。
シートの座面の構造において、座面が左右方向のほぼ中
央から第1の部分と第2の部分とに分割されており、第
1、第2の部分の前端部を独立して昇降させる昇降手段
が設けられている。
【0007】また、本発明によれば、前記第1の部分、
第2の部分の何れか又は両方の後端部にヒンジが設けら
れ、そのヒンジに一端が枢着されたロッドに昇降させる
座面が固着されており、他端は切り掻きを有するガイド
と係合するよう構成されており、ガイドがロッドと係合
する方向に付勢するばねが設けられている。
第2の部分の何れか又は両方の後端部にヒンジが設けら
れ、そのヒンジに一端が枢着されたロッドに昇降させる
座面が固着されており、他端は切り掻きを有するガイド
と係合するよう構成されており、ガイドがロッドと係合
する方向に付勢するばねが設けられている。
【0008】また、本発明によれば、前記第1の部分、
第2の部分の何れか又は両方の後端部にヒンジが設けら
れ、昇降させる座面の下部とキャブ床面との間にパンタ
グラフ式ジャッキが設けられている。
第2の部分の何れか又は両方の後端部にヒンジが設けら
れ、昇降させる座面の下部とキャブ床面との間にパンタ
グラフ式ジャッキが設けられている。
【0009】さらに、本発明によれば、車両用シートの
座面の構造において、座面の右又は左半分の前部に溝が
設けられ、その溝にくさび状のパッドが挿入されていて
もよい。
座面の構造において、座面の右又は左半分の前部に溝が
設けられ、その溝にくさび状のパッドが挿入されていて
もよい。
【0010】本発明は上記のように構成されており、ド
ライバの体格に合わせてシート座面の片側だけ高さ調整
ができるので、ドライバのアクセルワークによる右足の
疲労が軽減でき、安全な長距離走行が可能となる。
ライバの体格に合わせてシート座面の片側だけ高さ調整
ができるので、ドライバのアクセルワークによる右足の
疲労が軽減でき、安全な長距離走行が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1において、シート1の座面
2は左右方向のほぼ中央で前部が第1の部分3と第2の
部分13とに分割されており、第1の部分3は、図2を
参照して、後端にヒンジ4が取り付けられて前端部3a
が昇降するようになっており、昇降手段である一端がヒ
ンジ4に枢着されたロッド5が第1の部分3の図示しな
いフレームに固着されており、そのロッド5の他端はシ
ート1の脚11に枢着され上部に多数の切り掻き6aを
有するガイド6の切り掻き6aと係合するよう構成さ
れ、そのガイド6はレバー7に溶接され、スプリング9
によりロッド5の方に付勢されている。
実施の形態を説明する。図1において、シート1の座面
2は左右方向のほぼ中央で前部が第1の部分3と第2の
部分13とに分割されており、第1の部分3は、図2を
参照して、後端にヒンジ4が取り付けられて前端部3a
が昇降するようになっており、昇降手段である一端がヒ
ンジ4に枢着されたロッド5が第1の部分3の図示しな
いフレームに固着されており、そのロッド5の他端はシ
ート1の脚11に枢着され上部に多数の切り掻き6aを
有するガイド6の切り掻き6aと係合するよう構成さ
れ、そのガイド6はレバー7に溶接され、スプリング9
によりロッド5の方に付勢されている。
【0012】ここで、符号8はレバー7の握り、10は
スプリング9の取付座、12は脚、15はバックレスト
をそれぞれ示している。
スプリング9の取付座、12は脚、15はバックレスト
をそれぞれ示している。
【0013】以下、作用について説明する。ドライバは
シート1に着座したら、先ず、左足が床面或はフートレ
ストに丁度つくように図示しない公知技術である高さ調
整装置で座面を調整する。ついで、、右足でアクセルペ
ダルをフルに踏み込み、その状態で右足の上腿がシート
1の座面2の第1の部分3に当たるようにレバー7の握
り8を下方に押して、ロッド5とガイド6との係合を解
除して座面2の第1の部分3の高さを調整する。調整し
たら、レバー7の握り8を離せば、スプリング9の力で
ロッド5とガイド6とが係合して第1の部分3は固定さ
れる。したがって、ドライバの体格に関係なく、右足は
アクセルペダルを安定して操作でき、左足も床面或はフ
ートレストに載せて安定できるので、長時間の運転にも
疲労が少ない。
シート1に着座したら、先ず、左足が床面或はフートレ
ストに丁度つくように図示しない公知技術である高さ調
整装置で座面を調整する。ついで、、右足でアクセルペ
ダルをフルに踏み込み、その状態で右足の上腿がシート
1の座面2の第1の部分3に当たるようにレバー7の握
り8を下方に押して、ロッド5とガイド6との係合を解
除して座面2の第1の部分3の高さを調整する。調整し
たら、レバー7の握り8を離せば、スプリング9の力で
ロッド5とガイド6とが係合して第1の部分3は固定さ
れる。したがって、ドライバの体格に関係なく、右足は
アクセルペダルを安定して操作でき、左足も床面或はフ
ートレストに載せて安定できるので、長時間の運転にも
疲労が少ない。
【0014】上記の例では座面2の第1の部分3を可動
としているが、第1の部分だけに限定されるものでな
く、第2の部分或は第1及び第2の部分を可動としても
よい。図3は、本発明の別の実施の形態を示し、第1の
実施の形態に対して、昇降手段が異なるだけであり、平
行四辺形状に構成された4つのリンク23a、23b、
23c、23dで構成され、ねじ棒24をハンドル25
で回転することによりリンクの接続点21と22との間
隔が伸縮する公知のパンタグラフ式ジャッキを第1の部
分3と床面との間に設けたものであり、微妙な調節が容
易にできる利点がある。
としているが、第1の部分だけに限定されるものでな
く、第2の部分或は第1及び第2の部分を可動としても
よい。図3は、本発明の別の実施の形態を示し、第1の
実施の形態に対して、昇降手段が異なるだけであり、平
行四辺形状に構成された4つのリンク23a、23b、
23c、23dで構成され、ねじ棒24をハンドル25
で回転することによりリンクの接続点21と22との間
隔が伸縮する公知のパンタグラフ式ジャッキを第1の部
分3と床面との間に設けたものであり、微妙な調節が容
易にできる利点がある。
【0015】図4は、本発明の第2の実施の形態を示
し、シート31の座面32の前部右側に切り掻き溝33
を設け、その切り掻き溝33にくさび状に形成されたパ
ッド34を挿入して座面32の右側が高くなるようにし
たものであり、パッド34は発泡ウレタン等の樹脂で構
成されている。また、パッド34は、図5に示すよう
に、くさび状に形成されたビニール袋35に空気栓36
を取り付け、空気を充填したエアクッションとしてもよ
く、空気量を増減することで高さ調節ができるので便利
である。
し、シート31の座面32の前部右側に切り掻き溝33
を設け、その切り掻き溝33にくさび状に形成されたパ
ッド34を挿入して座面32の右側が高くなるようにし
たものであり、パッド34は発泡ウレタン等の樹脂で構
成されている。また、パッド34は、図5に示すよう
に、くさび状に形成されたビニール袋35に空気栓36
を取り付け、空気を充填したエアクッションとしてもよ
く、空気量を増減することで高さ調節ができるので便利
である。
【0016】なお、図示した例は右側にパッドを設けて
いるが、左側に設けてもよい。
いるが、左側に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
ドライバの体格に合わせてシート座面の片側だけ高さ調
整ができるので、ドライバのアクセルワークによる右足
の疲労が軽減でき、安全な長距離走行が可能となる。
ドライバの体格に合わせてシート座面の片側だけ高さ調
整ができるので、ドライバのアクセルワークによる右足
の疲労が軽減でき、安全な長距離走行が可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態を示すシートの斜視図。
【図2】図1のシート右側を示す側面図。
【図3】本発明の別の実施の形態を示す側面図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す斜視図。
【図5】第2の実施形態の他のパッドの例を示す斜視
図。
図。
1、31・・・シート 2、32・・・座面 3・・・第1の部分 4・・・ヒンジ 5・・・ロッド 6・・・ガイド 7・・・レバー 8・・・握り 9・・・スプリング 11、12・・・脚 13・・・第2の部分 23a、23b、23c、23d・・・リンク 24・・・ねじ棒
Claims (4)
- 【請求項1】 車両用シートの座面の構造において、座
面が左右方向のほぼ中央から第1の部分と第2の部分と
に分割されており、第1、第2の部分の前部を独立して
昇降させる昇降手段が設けられていることを特徴とする
シートの座面構造。 - 【請求項2】 前記第1の部分、第2の部分の何れか又
は両方の後端部にヒンジが設けられ、そのヒンジに一端
が枢着されたロッドに昇降させる座面が固着されてお
り、他端は切り掻きを有するガイドと係合するよう構成
されており、ガイドをロッドと係合する方向に付勢する
ばねが設けられている請求項1記載のシートの座面構
造。 - 【請求項3】 前記第1の部分、第2の部分の何れか又
は両方の後端部にヒンジが設けられ、昇降させる座面の
下部とキャブ床面との間にパンタグラフ式ジャッキが設
けられている請求項1記載のシートの座面構造。 - 【請求項4】 車両用シートの座面の構造において、座
面の右又は左半分の前部に溝が設けられ、その溝にくさ
び状のパッドが挿入されていることを特徴とするシート
の座面構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21293597A JPH1148838A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シートの座面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21293597A JPH1148838A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シートの座面構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148838A true JPH1148838A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16630738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21293597A Pending JPH1148838A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | シートの座面構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148838A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103101456A (zh) * | 2012-12-08 | 2013-05-15 | 芜湖市顺昌汽车配件有限公司 | 汽车座椅结构 |
JP2021123208A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シート |
DE102023136499A1 (de) | 2023-01-31 | 2024-08-01 | Subaru Corporation | Insassenkniestützvorrichtung |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21293597A patent/JPH1148838A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103101456A (zh) * | 2012-12-08 | 2013-05-15 | 芜湖市顺昌汽车配件有限公司 | 汽车座椅结构 |
CN103101456B (zh) * | 2012-12-08 | 2017-11-28 | 芜湖市顺昌汽车配件有限公司 | 汽车座椅结构 |
JP2021123208A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シート |
DE102023136499A1 (de) | 2023-01-31 | 2024-08-01 | Subaru Corporation | Insassenkniestützvorrichtung |
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