JPH0237393Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237393Y2 JPH0237393Y2 JP1983096175U JP9617583U JPH0237393Y2 JP H0237393 Y2 JPH0237393 Y2 JP H0237393Y2 JP 1983096175 U JP1983096175 U JP 1983096175U JP 9617583 U JP9617583 U JP 9617583U JP H0237393 Y2 JPH0237393 Y2 JP H0237393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- movable frame
- seat
- back frame
- seat cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 239000006261 foam material Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両用シート、詳しくは乗員の身長の
相違によつて奥行寸法が調整できる車両用シート
の改良に関するものである。
相違によつて奥行寸法が調整できる車両用シート
の改良に関するものである。
奥行寸法が調整可能なこの種の従来品には第１
図に示す如く、シートクツシヨンA′の前端にこ
のシートクツシヨンA′と別体の可動クツシヨン
体a′を前後方向にスライド可能に取付けたものが
あるが、これは可動クツシヨン体a′がシートクツ
シヨンA′と別体に成形されているため、座り心
地が悪いばかり、構造が複雑となり低原価で提供
できない不具合があつた。斯る不具合を除去する
ために、本願出願人は実願昭55−163545号におい
て、シートバツクを前後方向に移動させることに
よつてシートクツシヨンの奥行寸法を調整するシ
ートを提案した。しかし、このシートは座り心地
は良いが部品点数が多く構造が複雑で作動性が悪
い惧れがあることが判つた。
図に示す如く、シートクツシヨンA′の前端にこ
のシートクツシヨンA′と別体の可動クツシヨン
体a′を前後方向にスライド可能に取付けたものが
あるが、これは可動クツシヨン体a′がシートクツ
シヨンA′と別体に成形されているため、座り心
地が悪いばかり、構造が複雑となり低原価で提供
できない不具合があつた。斯る不具合を除去する
ために、本願出願人は実願昭55−163545号におい
て、シートバツクを前後方向に移動させることに
よつてシートクツシヨンの奥行寸法を調整するシ
ートを提案した。しかし、このシートは座り心地
は良いが部品点数が多く構造が複雑で作動性が悪
い惧れがあることが判つた。
そこで、本考案は奥行寸法の調整構造が簡単
で、作動性が良いシートを提供することを目的と
するものである。
で、作動性が良いシートを提供することを目的と
するものである。
以上の目的を達成するための本考案に係る車両
用シートの要旨とするところはシートクツシヨン
にリクライニング装置によつて傾動自在に連結し
たバツクフレーム、このバツクフレームの前側に
添合し上端をバツクフレームの上端に前後方向に
揺動自在に枢着した可動フレームからなり、前記
バツクフレーム若しくは可動フレームの下部には
可動フレームの下部を前後方向に移動せしめる操
作機構を設けて、操作機構によつて上端をバツク
フレームの上端に連結する可動フレームの下部を
前後方向に移動せしめた後、リクライニング装置
を利用してバツクフレームを傾動させることによ
り、可動フレームの上端を前後方向に移動させ、
シートクツシヨンの奥行寸法を調整するものであ
る。
用シートの要旨とするところはシートクツシヨン
にリクライニング装置によつて傾動自在に連結し
たバツクフレーム、このバツクフレームの前側に
添合し上端をバツクフレームの上端に前後方向に
揺動自在に枢着した可動フレームからなり、前記
バツクフレーム若しくは可動フレームの下部には
可動フレームの下部を前後方向に移動せしめる操
作機構を設けて、操作機構によつて上端をバツク
フレームの上端に連結する可動フレームの下部を
前後方向に移動せしめた後、リクライニング装置
を利用してバツクフレームを傾動させることによ
り、可動フレームの上端を前後方向に移動させ、
シートクツシヨンの奥行寸法を調整するものであ
る。
以下、本考案の一実施例を第２図乃至第６図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
図中１はシートクツシヨンＡにリクライニング
装置４を介して傾動自在に連結されているシート
バツクＢのバツクフレーム、２は上端をバツクフ
レーム１の上端に揺動自在に枢着した略Ｕ字状の
可動フレーム、３は可動フレーム２の下部を前後
方向に移動せしめる操作機構を夫々示す。
装置４を介して傾動自在に連結されているシート
バツクＢのバツクフレーム、２は上端をバツクフ
レーム１の上端に揺動自在に枢着した略Ｕ字状の
可動フレーム、３は可動フレーム２の下部を前後
方向に移動せしめる操作機構を夫々示す。
前記バツクフレーム１はパイプを逆Ｕ字状に折
曲げて形成しその両下部にはブラケツト11，
11′が対峙して固着されており、このブラケツト
11，11′の向き合う面には長孔11a，11a′が開孔さ
れている。図中１２はバツクフレーム１の下部に
架設した補強杆である。
曲げて形成しその両下部にはブラケツト11，
11′が対峙して固着されており、このブラケツト
11，11′の向き合う面には長孔11a，11a′が開孔さ
れている。図中１２はバツクフレーム１の下部に
架設した補強杆である。
可動フレーム２は左右の上端を軸受21，21′に
回動自在に枢着されており、この軸受２１，２
１′はバツクフレーム１の上部に溶接等によつて
固着され、ヘツドレストＣのステーを挿通する通
孔２１ａ，２１a′が上下方向に開孔されている。
そして、この可動フレーム２にはＳばね２２，２
２、パネルなどの支持部材が架設され、その支持
部材の前面には発泡材などのクツシヨン材が設け
てあり、このクツシヨン材等を被包する表皮部材
はその可動フレーム２の下部に対応する部分が可
動フレーム２と共に前方に移動できるようにゆと
りを持つて張設されている。また、可動フレーム
２の左右には一体にサイドフレーム２３，２３′
が固着され、このサイドフレーム２３，２３′に
おける対向した位置には操作機構３を構成するリ
ンク３４，３４′の一端が挿通する通孔が開孔さ
れている。
回動自在に枢着されており、この軸受２１，２
１′はバツクフレーム１の上部に溶接等によつて
固着され、ヘツドレストＣのステーを挿通する通
孔２１ａ，２１a′が上下方向に開孔されている。
そして、この可動フレーム２にはＳばね２２，２
２、パネルなどの支持部材が架設され、その支持
部材の前面には発泡材などのクツシヨン材が設け
てあり、このクツシヨン材等を被包する表皮部材
はその可動フレーム２の下部に対応する部分が可
動フレーム２と共に前方に移動できるようにゆと
りを持つて張設されている。また、可動フレーム
２の左右には一体にサイドフレーム２３，２３′
が固着され、このサイドフレーム２３，２３′に
おける対向した位置には操作機構３を構成するリ
ンク３４，３４′の一端が挿通する通孔が開孔さ
れている。
操作機構３は前記バツクフレーム１に設けた長
孔１１ａと可動フレーム２のサイドフレーム２
３，２３′通孔に挿通する一対のリンク３４，３
４′と、この両リンク３４，３４′を一体に連結す
るロツド３５と、リンク３４′の一端をシートバ
ツクＢ外に延設しその延設部に設けた操作レバー
３１、及びラチエツトからなるロツク機構３２，
３２とから構成されている（第２図）。
孔１１ａと可動フレーム２のサイドフレーム２
３，２３′通孔に挿通する一対のリンク３４，３
４′と、この両リンク３４，３４′を一体に連結す
るロツド３５と、リンク３４′の一端をシートバ
ツクＢ外に延設しその延設部に設けた操作レバー
３１、及びラチエツトからなるロツク機構３２，
３２とから構成されている（第２図）。
第３図は可動フレーム２の作動状態を示す。操
作レバー３１を起こすと、リンク３４，３４′の
一部が長孔１１ａ，１１a′に沿つて移動し可動フ
レーム２は上部を支点に下部が前方に押し出され
る（第３図鎖線）。然る後、リクライニング装置
４を使用してバツクフレーム１の上端を可動フレ
ーム２の移動量、前方に傾動させる。すると、シ
ートバツクＢのシートクツシヨンＡに対する傾斜
角度が同一でシートクツシヨンＡの奥行寸法が短
縮される。また、逆の操作により、シートクツシ
ヨンＡの奥行が深くなる。これは第４図乃至第６
図において説明する。第４図はシートクツシヨン
Ａの奥行が深い状態を示し、この状態より奥行を
浅くするには、操作機構３の操作レバー３１を前
述の如く操作して可動フレーム２の下部を前方に
押出すと、シートバツクＢの下部表面とシートク
ツシヨンＡの前端までの奥行寸法が（y2）より
（y3）に短縮する。この状態においてシートバツ
クＢの上部とシートクツシヨンＡの前端までの寸
法（y1）は変化しない（第５図）。次に、リクラ
イニング装置４を利用して、バツクフレーム１を
前方にやや倒して、バツクフレーム１の上部を前
方に（y1）より（y4）移動させると、第５図の状
態における奥行寸法（y3）を変化せずにバツクシ
ートＢの傾斜角度を第４図の状態に変化させるこ
とができる。従つて、シートバツクＢの傾斜角度
を変えることなく奥行寸法が着座者の体形に合せ
て調整できる。
作レバー３１を起こすと、リンク３４，３４′の
一部が長孔１１ａ，１１a′に沿つて移動し可動フ
レーム２は上部を支点に下部が前方に押し出され
る（第３図鎖線）。然る後、リクライニング装置
４を使用してバツクフレーム１の上端を可動フレ
ーム２の移動量、前方に傾動させる。すると、シ
ートバツクＢのシートクツシヨンＡに対する傾斜
角度が同一でシートクツシヨンＡの奥行寸法が短
縮される。また、逆の操作により、シートクツシ
ヨンＡの奥行が深くなる。これは第４図乃至第６
図において説明する。第４図はシートクツシヨン
Ａの奥行が深い状態を示し、この状態より奥行を
浅くするには、操作機構３の操作レバー３１を前
述の如く操作して可動フレーム２の下部を前方に
押出すと、シートバツクＢの下部表面とシートク
ツシヨンＡの前端までの奥行寸法が（y2）より
（y3）に短縮する。この状態においてシートバツ
クＢの上部とシートクツシヨンＡの前端までの寸
法（y1）は変化しない（第５図）。次に、リクラ
イニング装置４を利用して、バツクフレーム１を
前方にやや倒して、バツクフレーム１の上部を前
方に（y1）より（y4）移動させると、第５図の状
態における奥行寸法（y3）を変化せずにバツクシ
ートＢの傾斜角度を第４図の状態に変化させるこ
とができる。従つて、シートバツクＢの傾斜角度
を変えることなく奥行寸法が着座者の体形に合せ
て調整できる。
なお、前記操作機構３は可動フレーム２に装設
したがバツクフレーム２に設けることも任意であ
り、可動フレーム２の下部を前後方向に移動する
ものであれば図示するものに限定されるものでな
い。
したがバツクフレーム２に設けることも任意であ
り、可動フレーム２の下部を前後方向に移動する
ものであれば図示するものに限定されるものでな
い。
本考案は叙上の如くバツクフレームの上部に可
動フレームの上端を枢着して可動フレームを前後
方向に移動せしめる操作機構を設けるだけで、シ
ートクツシヨンの奥行寸法を調整できる。従つ
て、部品点数が少なく構造が極めて簡単で低原価
で提供できると共に、作動性が良く故障が生じる
惧れがない。本考案はバツクフレームの前側上端
に、可動フレームの上端を前後方向に摺動自在に
枢着し、その可動フレームの下部とバツクフレー
ムの下部とに渉つて、操作機構を設けているの
で、シートバツクに加わるシートバツクの前後方
向の荷重に対して、リンクからなる操作機構が支
持部材となり強度的に有利になる。
動フレームの上端を枢着して可動フレームを前後
方向に移動せしめる操作機構を設けるだけで、シ
ートクツシヨンの奥行寸法を調整できる。従つ
て、部品点数が少なく構造が極めて簡単で低原価
で提供できると共に、作動性が良く故障が生じる
惧れがない。本考案はバツクフレームの前側上端
に、可動フレームの上端を前後方向に摺動自在に
枢着し、その可動フレームの下部とバツクフレー
ムの下部とに渉つて、操作機構を設けているの
で、シートバツクに加わるシートバツクの前後方
向の荷重に対して、リンクからなる操作機構が支
持部材となり強度的に有利になる。
加えて、本考案は可動フレームが上端で枢着さ
れているため、奥行寸法を調節する際に、可動フ
レームを前方に移動してもバツクフレームは移動
しないため、着座者が着座状態において調節でき
る。依つて所期の目的を達成し得る。
れているため、奥行寸法を調節する際に、可動フ
レームを前方に移動してもバツクフレームは移動
しないため、着座者が着座状態において調節でき
る。依つて所期の目的を達成し得る。
第１図は従来品を示す斜視図、第２図は本案品
の要部を示す斜視図、第３図は作動状態を示す側
面図、第４図乃至第６図はシートバツクを前後移
動させてシートクツシヨンの奥行寸法を調整する
状態を示す側面図である。 図中、Ａはシートクツシヨン、Ｂはシートバツ
ク、１はバツクフレーム、２は可動フレーム、３
は操作機構を夫々示す。
の要部を示す斜視図、第３図は作動状態を示す側
面図、第４図乃至第６図はシートバツクを前後移
動させてシートクツシヨンの奥行寸法を調整する
状態を示す側面図である。 図中、Ａはシートクツシヨン、Ｂはシートバツ
ク、１はバツクフレーム、２は可動フレーム、３
は操作機構を夫々示す。
Claims (1)
- シートクツシヨンにリクライニング装置によつ
て傾動自在に連結したバツクフレーム、このバツ
クフレームの前側に添合し上端をバツクフレーム
の上端に前後方向に揺動自在に枢着した可動フレ
ームからなり、前記バツクフレームと可動フレー
ムとの間にリンクを設け、このリンクを回転させ
ることにより、可動フレームの下部を回転させ、
かつリクライニングデバイスによりバツクフレー
ムを回転させて奥行を調整することを特徴とする
車両用シートの奥行き調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983096175U JPS604262U (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 車両用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983096175U JPS604262U (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 車両用シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS604262U JPS604262U (ja) | 1985-01-12 |
| JPH0237393Y2 true JPH0237393Y2 (ja) | 1990-10-09 |
Family
ID=30229324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983096175U Granted JPS604262U (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 車両用シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604262U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS576614A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | Toyo Kogyo Co | Apparatus for adjusting seat back of vehicle |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57201259U (ja) * | 1981-06-17 | 1982-12-21 |
-
1983
- 1983-06-21 JP JP1983096175U patent/JPS604262U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS576614A (en) * | 1980-06-13 | 1982-01-13 | Toyo Kogyo Co | Apparatus for adjusting seat back of vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS604262U (ja) | 1985-01-12 |
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