JPH1148625A - 熱転写型磁気記録体 - Google Patents
熱転写型磁気記録体Info
- Publication number
- JPH1148625A JPH1148625A JP22312697A JP22312697A JPH1148625A JP H1148625 A JPH1148625 A JP H1148625A JP 22312697 A JP22312697 A JP 22312697A JP 22312697 A JP22312697 A JP 22312697A JP H1148625 A JPH1148625 A JP H1148625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving layer
- ink receiving
- magnetic recording
- urethane
- thermal transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写画像の高感度化、高濃度化、画像均一
化の向上を図るとともに耐ブロッキング性等を改善した
熱転写型磁気記録体を提供する。 【解決手段】 支持体の一方の面に磁気記録層を設け、
他方の面にフィラー、水溶性樹脂及び結着剤を含むイン
ク受理層を設け、このインク受理層の結着剤としてウレ
タン変性ＳＢＲからなるものを用いる。
化の向上を図るとともに耐ブロッキング性等を改善した
熱転写型磁気記録体を提供する。 【解決手段】 支持体の一方の面に磁気記録層を設け、
他方の面にフィラー、水溶性樹脂及び結着剤を含むイン
ク受理層を設け、このインク受理層の結着剤としてウレ
タン変性ＳＢＲからなるものを用いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗車券、定期券、
通行券等の券紙やプリペードカード等における磁気カー
ド類及びＰＯＳラベル等のラベル類への応用が可能な熱
転写型磁気記録体に関する。
通行券等の券紙やプリペードカード等における磁気カー
ド類及びＰＯＳラベル等のラベル類への応用が可能な熱
転写型磁気記録体に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、磁気回数券、道路通行券、定期
券、プリペードカード等における磁気カード類の普及に
は目覚ましいものがある。この磁気カード類は、顧客が
カードを使用する毎に変動する残金表示やカードの有効
期間、発行日等を可視情報として記録できることが要求
されている。そのような記録手段の一つとして熱転写方
式がある。この方式に用いられる磁気カード類は、通
常、プラスチックシートまたは上質紙等の支持体の片面
に磁気記録層を設けたものが知られているが、記録画像
の高感度化、高濃度化、画像均一化等の要求に対処する
ために、熱転写記録側にインク受理層を設けるなどの改
良が図られている。例えば、特開昭５７−１８２４８７
号公報には、感熱転写シートからの転写像を受ける受像
シートに吸油量３０ｍｌ／１００ｇ以上の吸油性顔料を
含有させた受像シートが記載されている。これによれ
ば、画像品質などの向上を図ることができるものの、支
持体の両表面をコーティングしたコ−テイング層が必要
される。しかしながら、夏などの高温、高湿の状態の下
において、シ−トを原反あるいはスリット状態で保管す
ると、層のハガレ、転写等のブロッキング現象が発生す
るという欠点があり、そのため熱転写記録だけでなく、
磁気記録にも異常を来たすという問題を起こす。又、特
に梅雨時、インク受理層面に水滴が付着し、画像の汚れ
や層の溶解により衣類にくっついてしまったり、その
為、使用者には多大の迷惑がかってしまうという問題も
つきまとっていた。
券、プリペードカード等における磁気カード類の普及に
は目覚ましいものがある。この磁気カード類は、顧客が
カードを使用する毎に変動する残金表示やカードの有効
期間、発行日等を可視情報として記録できることが要求
されている。そのような記録手段の一つとして熱転写方
式がある。この方式に用いられる磁気カード類は、通
常、プラスチックシートまたは上質紙等の支持体の片面
に磁気記録層を設けたものが知られているが、記録画像
の高感度化、高濃度化、画像均一化等の要求に対処する
ために、熱転写記録側にインク受理層を設けるなどの改
良が図られている。例えば、特開昭５７−１８２４８７
号公報には、感熱転写シートからの転写像を受ける受像
シートに吸油量３０ｍｌ／１００ｇ以上の吸油性顔料を
含有させた受像シートが記載されている。これによれ
ば、画像品質などの向上を図ることができるものの、支
持体の両表面をコーティングしたコ−テイング層が必要
される。しかしながら、夏などの高温、高湿の状態の下
において、シ−トを原反あるいはスリット状態で保管す
ると、層のハガレ、転写等のブロッキング現象が発生す
るという欠点があり、そのため熱転写記録だけでなく、
磁気記録にも異常を来たすという問題を起こす。又、特
に梅雨時、インク受理層面に水滴が付着し、画像の汚れ
や層の溶解により衣類にくっついてしまったり、その
為、使用者には多大の迷惑がかってしまうという問題も
つきまとっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、熱転
写画像の高感度化、高濃度化、画像均一化の向上を図る
とともに耐ブロッキング性、耐接着性、耐水性を改善し
た熱転写記録型磁気券紙を提供することである。
写画像の高感度化、高濃度化、画像均一化の向上を図る
とともに耐ブロッキング性、耐接着性、耐水性を改善し
た熱転写記録型磁気券紙を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決する為に鋭意検討を行った結果、支持体上に
磁性体と水溶性分散剤を含む磁気記録層を設け、該磁気
層のもう一方面にフィラー、水溶性樹脂及び結着剤を含
むインク受理層を設けた熱転写型磁気記録材料におい
て、該インク受理層の結着剤をウレタン変性ＳＢＲにす
ることにより、前記課題を解決できることを見出し、本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、
支持体上に磁性体と結着剤を含む磁気記録層及び支持体
を介してもう一方の面にフィラー、水溶性樹脂及び結着
剤を含むインク受理層を設け、該インク受理層の結着層
がウレタン変性ＳＢＲから成ることを特徴とする熱転写
型磁気記録体が提供される。
課題を解決する為に鋭意検討を行った結果、支持体上に
磁性体と水溶性分散剤を含む磁気記録層を設け、該磁気
層のもう一方面にフィラー、水溶性樹脂及び結着剤を含
むインク受理層を設けた熱転写型磁気記録材料におい
て、該インク受理層の結着剤をウレタン変性ＳＢＲにす
ることにより、前記課題を解決できることを見出し、本
発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、
支持体上に磁性体と結着剤を含む磁気記録層及び支持体
を介してもう一方の面にフィラー、水溶性樹脂及び結着
剤を含むインク受理層を設け、該インク受理層の結着層
がウレタン変性ＳＢＲから成ることを特徴とする熱転写
型磁気記録体が提供される。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の熱転写型磁気記録体の構
造を、図により説明すると、図１のように、支持体
（１）上に磁性体と水溶性分散剤と結着剤を主成分とす
る磁気記録層（２）及び支持体を介してもう一方の面に
フィラーと水溶性樹脂を含むインク受理層（３）が設け
られており、また図２のように、さらに支持体（１）と
インク受理層（３）の間にアンダー層（４）が設けられ
ている。
造を、図により説明すると、図１のように、支持体
（１）上に磁性体と水溶性分散剤と結着剤を主成分とす
る磁気記録層（２）及び支持体を介してもう一方の面に
フィラーと水溶性樹脂を含むインク受理層（３）が設け
られており、また図２のように、さらに支持体（１）と
インク受理層（３）の間にアンダー層（４）が設けられ
ている。
【０００６】インク受理層は、フィラー及び水溶性樹脂
を含有する層である。フィラーとしては、例えば、炭酸
カルシウム、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、クレー、焼成クレー、ケイ酸マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、ホワイトカーボン、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、表面処理された炭酸カルシウムやシリカ、尿素−ホ
ルマリン樹脂、スチレン／メタクリル酸共重合体、ポリ
スチレン等の微粉末等で、吸油量５０〜２００ｍｌ／１
００ｇの範囲にあるものである。水溶性分散剤として
は、慣用の種々の水溶性分散剤を適宜用いることがで
き、具体例として以下のものが挙げられる。ポリビニル
アルコール、デンプン及びその誘導体、メトキシセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニル
ピロリドン、アクリルアミド／アクリル酸エステル共重
合体、アクリルアミド／アクリル酸エステル／メタクリ
ル酸三元共重合体、スチレン／無水マレイン酸共重合体
アルカリ塩、イソブチレン／無水マレイン酸共重合体ア
ルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼ
ラチン、カゼイン等の水溶性高分子。
を含有する層である。フィラーとしては、例えば、炭酸
カルシウム、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、クレー、焼成クレー、ケイ酸マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、ホワイトカーボン、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、表面処理された炭酸カルシウムやシリカ、尿素−ホ
ルマリン樹脂、スチレン／メタクリル酸共重合体、ポリ
スチレン等の微粉末等で、吸油量５０〜２００ｍｌ／１
００ｇの範囲にあるものである。水溶性分散剤として
は、慣用の種々の水溶性分散剤を適宜用いることがで
き、具体例として以下のものが挙げられる。ポリビニル
アルコール、デンプン及びその誘導体、メトキシセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等の
セルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニル
ピロリドン、アクリルアミド／アクリル酸エステル共重
合体、アクリルアミド／アクリル酸エステル／メタクリ
ル酸三元共重合体、スチレン／無水マレイン酸共重合体
アルカリ塩、イソブチレン／無水マレイン酸共重合体ア
ルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼ
ラチン、カゼイン等の水溶性高分子。
【０００７】本発明の熱転写型磁気記録体は、インク受
理層に、更に結着剤を加え、結着剤としてウレタン変性
ＳＢＲを用いるものである。ウレタン変性ＳＢＲは、ス
チレン−ブタジェン共重合体からなるゴム（ＳＢＲと云
う）を、ウレタン樹脂を用いて変性したものである。そ
して、さらに、ウレタン変性ＳＢＲを架橋させて用いる
ことが行なわれる。この架橋剤としては、以下のものが
挙げられる。エポキシ樹脂、グリオキザール、クロム明
バン、メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹
脂、ジルコニウム化合物等が添加できる。これらの架橋
剤の中で特にエポキシ化合物が望ましい。
理層に、更に結着剤を加え、結着剤としてウレタン変性
ＳＢＲを用いるものである。ウレタン変性ＳＢＲは、ス
チレン−ブタジェン共重合体からなるゴム（ＳＢＲと云
う）を、ウレタン樹脂を用いて変性したものである。そ
して、さらに、ウレタン変性ＳＢＲを架橋させて用いる
ことが行なわれる。この架橋剤としては、以下のものが
挙げられる。エポキシ樹脂、グリオキザール、クロム明
バン、メラミン樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリアミド−エピクロルヒドリン樹
脂、ジルコニウム化合物等が添加できる。これらの架橋
剤の中で特にエポキシ化合物が望ましい。
【０００８】インク受理層の耐水性、耐接着性を向上さ
せるためには、ウレタン変性ＳＢＲのウレタンの割合
を、重量で３〜３０％、好ましくは５〜１０％、ウレタ
ン変性ＳＢＲと反応せしめる架橋剤の比率を、重量で１
００：１〜１０、好ましくは１００：３〜７にすること
が好ましい。ウレタンの割合を、重量で３〜３０％、好
ましくは５〜１０％にすることによりウレタン変性ＳＢ
Ｒと架橋剤が適度な反応速度となり、耐接着性がより一
層向上させることができる。ウレタンの割合が、重量で
３０％を超えた場合、架橋反応は早くなりインク受理層
の硬化は増進するが、逆に層がもろくなり、外部からの
衝撃で層が脱落するなどといった傾向を併せもつ。ウレ
タンの割合が、重量で３％未満となると、架橋反応は進
まず、耐接着性等の効果を発揮しないことがある。ウレ
タン変性ＳＢＲと反応せしめる架橋剤の比率を、重量で
１００：１〜１０好ましくは１００：３〜７にすること
でウレタン変性ＳＢＲと架橋剤が適度な反応で進行し、
耐水性がより一層向上できる。ウレタン変性ＳＢＲと反
応せしめる架橋剤の比率が１００：１〜１０を越えた
り、あるいは１００：１未満であると、インク受理層の
脱落や架橋反応が進行せずに溶解するので、いずれも適
当でない。
せるためには、ウレタン変性ＳＢＲのウレタンの割合
を、重量で３〜３０％、好ましくは５〜１０％、ウレタ
ン変性ＳＢＲと反応せしめる架橋剤の比率を、重量で１
００：１〜１０、好ましくは１００：３〜７にすること
が好ましい。ウレタンの割合を、重量で３〜３０％、好
ましくは５〜１０％にすることによりウレタン変性ＳＢ
Ｒと架橋剤が適度な反応速度となり、耐接着性がより一
層向上させることができる。ウレタンの割合が、重量で
３０％を超えた場合、架橋反応は早くなりインク受理層
の硬化は増進するが、逆に層がもろくなり、外部からの
衝撃で層が脱落するなどといった傾向を併せもつ。ウレ
タンの割合が、重量で３％未満となると、架橋反応は進
まず、耐接着性等の効果を発揮しないことがある。ウレ
タン変性ＳＢＲと反応せしめる架橋剤の比率を、重量で
１００：１〜１０好ましくは１００：３〜７にすること
でウレタン変性ＳＢＲと架橋剤が適度な反応で進行し、
耐水性がより一層向上できる。ウレタン変性ＳＢＲと反
応せしめる架橋剤の比率が１００：１〜１０を越えた
り、あるいは１００：１未満であると、インク受理層の
脱落や架橋反応が進行せずに溶解するので、いずれも適
当でない。
【０００９】耐ブロッキング性を向上させるためは、イ
ンク受理層のウレタン変性ＳＢＲのガラス転移点を５〜
５０℃、好ましくは１０〜２０℃にすることが効果的で
ある。ガラス転移点は樹脂の柔軟性に関連するものであ
る。前記の範囲とすることでブロッキングが向上するこ
とができる。ウレタン変性ＳＢＲのガラス転移点が５０
℃を超えた場合、樹脂の柔軟性はなくなり、インク受理
層が固くなり過ぎて逆に層がもろくなり、外部からの衝
撃で層が脱落するなどといった傾向を併せもつ。
ンク受理層のウレタン変性ＳＢＲのガラス転移点を５〜
５０℃、好ましくは１０〜２０℃にすることが効果的で
ある。ガラス転移点は樹脂の柔軟性に関連するものであ
る。前記の範囲とすることでブロッキングが向上するこ
とができる。ウレタン変性ＳＢＲのガラス転移点が５０
℃を超えた場合、樹脂の柔軟性はなくなり、インク受理
層が固くなり過ぎて逆に層がもろくなり、外部からの衝
撃で層が脱落するなどといった傾向を併せもつ。
【００１０】熱転写印字性を更に向上させる手段とし
て、支持体とインク受理層の間にウレタン変性ＳＢＲを
主成分とするアンダー層を設けることで一層な熱転写印
字性を向上できる。これはアンダー層による支持体面の
凹凸を目止めし、インク受理層面の凹凸を防止しインク
受理層の平滑性を向上するだけでなく、インク受理層に
使用している結着剤と同じものを使用することで、イン
ク受理層液のアンダー層に対する濡れ性を向上でき、イ
ンク受理層の均一塗膜を形成し、より一層の平滑性を向
上できる。よって平滑性を向上させることでリボンとの
密着性が上り熱転写印字性を更に向上させることができ
るのである。該アンダー層中に架橋剤を添加し、架橋さ
せることにより更に効果を上げることができる。その架
橋剤もエポキシ型架橋剤を用いることで接着性の向上も
更に増進できるが、これは架橋剤をアンダー層に併用す
ることで、アンダー層が支持体及びインク受理層の双方
に対する結着性を更に向上させていると考えられる。
て、支持体とインク受理層の間にウレタン変性ＳＢＲを
主成分とするアンダー層を設けることで一層な熱転写印
字性を向上できる。これはアンダー層による支持体面の
凹凸を目止めし、インク受理層面の凹凸を防止しインク
受理層の平滑性を向上するだけでなく、インク受理層に
使用している結着剤と同じものを使用することで、イン
ク受理層液のアンダー層に対する濡れ性を向上でき、イ
ンク受理層の均一塗膜を形成し、より一層の平滑性を向
上できる。よって平滑性を向上させることでリボンとの
密着性が上り熱転写印字性を更に向上させることができ
るのである。該アンダー層中に架橋剤を添加し、架橋さ
せることにより更に効果を上げることができる。その架
橋剤もエポキシ型架橋剤を用いることで接着性の向上も
更に増進できるが、これは架橋剤をアンダー層に併用す
ることで、アンダー層が支持体及びインク受理層の双方
に対する結着性を更に向上させていると考えられる。
【００１１】本発明における支持体としては、木材パル
プを主原料とし、他にタルク、炭酸カルシウムなどの填
料、合成樹脂、ロジン、澱粉などのサイズ剤等を添加し
た紙、表面サイズ剤で処理した紙、合成樹脂、澱粉、ポ
リビニルアルコールなどの水性結着剤と、無機質及び／
または有機質顔料とを主体とした塗布液を塗布したコー
ト層を有する紙、合成紙、合成樹脂シートが使用され
る。
プを主原料とし、他にタルク、炭酸カルシウムなどの填
料、合成樹脂、ロジン、澱粉などのサイズ剤等を添加し
た紙、表面サイズ剤で処理した紙、合成樹脂、澱粉、ポ
リビニルアルコールなどの水性結着剤と、無機質及び／
または有機質顔料とを主体とした塗布液を塗布したコー
ト層を有する紙、合成紙、合成樹脂シートが使用され
る。
【００１２】磁気記録層は、磁性体及び結着剤により構
成されている。磁性体としては、γ−フェライト、Ｃｏ
含有γ−フェライト、バリウムフェライト、ストロンチ
ウムフェライト等の強磁性微粉末が用いられる。結着剤
としては、慣用の種々のものを使用できる。その具体例
としては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リプロピオン酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、ポリメチルア
クリレート、ポリエチルアクリレート、ポリプロピルア
クリレート、ポリブチルアクリレート、ポリヘプチルア
クリレート、ポリエチルヘキシルアクリレート、スチレ
ンーブタジエンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリブタジエン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリメタクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リジクロロスチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレート、ポリエ
チルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレート、ポ
リブチルメタクリレート、ポリエチルヘキシルメタクリ
レート、ポリビニルアルコール、ポリビニルステアレー
ト等の水性エマルジョン樹脂が挙げられる。
成されている。磁性体としては、γ−フェライト、Ｃｏ
含有γ−フェライト、バリウムフェライト、ストロンチ
ウムフェライト等の強磁性微粉末が用いられる。結着剤
としては、慣用の種々のものを使用できる。その具体例
としては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リプロピオン酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、ポリメチルア
クリレート、ポリエチルアクリレート、ポリプロピルア
クリレート、ポリブチルアクリレート、ポリヘプチルア
クリレート、ポリエチルヘキシルアクリレート、スチレ
ンーブタジエンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、ポリイ
ソブチレンゴム、ポリブタジエン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリメタクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リジクロロスチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレート、ポリエ
チルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレート、ポ
リブチルメタクリレート、ポリエチルヘキシルメタクリ
レート、ポリビニルアルコール、ポリビニルステアレー
ト等の水性エマルジョン樹脂が挙げられる。
【００１３】磁気記録層には、目的に応じて、さらにカ
ーボングラファイトのような帯電防止剤、滑剤としての
ワックス、色相調整用の着色顔料、塗膜柔軟剤としては
ポリエチレンオキサイド等の各種添加剤を添加してもよ
い。更に、支持体上に設けられた磁気記録層の上に、ニ
トロセルロース、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコ
ール、紫外線もしくは電子線硬化樹脂等の保護層を塗布
または印刷してもよく、また可視情報を磁気記録層の上
に与えるための磁気色隠蔽層を設けてもよく、必要に応
じて磁気記録層の下にアンダー層を設けてもよい。
ーボングラファイトのような帯電防止剤、滑剤としての
ワックス、色相調整用の着色顔料、塗膜柔軟剤としては
ポリエチレンオキサイド等の各種添加剤を添加してもよ
い。更に、支持体上に設けられた磁気記録層の上に、ニ
トロセルロース、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコ
ール、紫外線もしくは電子線硬化樹脂等の保護層を塗布
または印刷してもよく、また可視情報を磁気記録層の上
に与えるための磁気色隠蔽層を設けてもよく、必要に応
じて磁気記録層の下にアンダー層を設けてもよい。
【００１４】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、以下に示す部及び％はずれも重量基準で
ある。 実施例１ 磁気 水 ６０重量部 分散液 ＢａＯ−６Ｆｅ2Ｏ3 １００重量部 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） ７０重量部 カーボンブラック（３８％溶解液） ２０重量部 上記組成からなる混合物を堀場製作所製の粒度分布測定
器ＬＡ−７００によるところのメジアン径が６μｍにな
るようにサンドグラインダーを用いて分散液を作成す
る。得られた分散液を次に示す組成により、磁気液を作
成した。 磁気液 分散液 ２５０重量部 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） ３０重量部 塩化ビニリデンエマルジョン（４９％溶解液） １００重量部 水 ２０重量部 坪量１５７ｇ／ｍ2の上質紙に、上記磁気液ＡがＷｅｔ
９０ｇ／ｍ2になるように塗布し、中心磁界が５０００
Ｇの対面配向機で配向後、ドライヤーで乾燥し磁気記録
層を得た。次に、インク受理層液の分散／調合を以下の
ように行う。 受理層 炭酸カルシウム（吸油量５０ｍｌ／１００ｇ） １００重量部 分散液 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １００重量部 水 ３５０重量部 上記組成からなる混合物をサンドグラインダーで１〜３
時間分散し、インク受理層分散液を作成する。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ａ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） 水 １５０重量部 次に、支持体のもう一方面に上記組成から成るインク受
理層液Ａを乾燥重量が５．０ｇ／ｍ2になるように塗布
し、インク受理層液Ａを設けた。次いで、このインク受
理層表面平滑度５００ｓとなるようにキャレンダー処理
をおこない実施例１の熱転写型磁気記録体を得た。
明する。なお、以下に示す部及び％はずれも重量基準で
ある。 実施例１ 磁気 水 ６０重量部 分散液 ＢａＯ−６Ｆｅ2Ｏ3 １００重量部 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） ７０重量部 カーボンブラック（３８％溶解液） ２０重量部 上記組成からなる混合物を堀場製作所製の粒度分布測定
器ＬＡ−７００によるところのメジアン径が６μｍにな
るようにサンドグラインダーを用いて分散液を作成す
る。得られた分散液を次に示す組成により、磁気液を作
成した。 磁気液 分散液 ２５０重量部 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） ３０重量部 塩化ビニリデンエマルジョン（４９％溶解液） １００重量部 水 ２０重量部 坪量１５７ｇ／ｍ2の上質紙に、上記磁気液ＡがＷｅｔ
９０ｇ／ｍ2になるように塗布し、中心磁界が５０００
Ｇの対面配向機で配向後、ドライヤーで乾燥し磁気記録
層を得た。次に、インク受理層液の分散／調合を以下の
ように行う。 受理層 炭酸カルシウム（吸油量５０ｍｌ／１００ｇ） １００重量部 分散液 ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １００重量部 水 ３５０重量部 上記組成からなる混合物をサンドグラインダーで１〜３
時間分散し、インク受理層分散液を作成する。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ａ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） 水 １５０重量部 次に、支持体のもう一方面に上記組成から成るインク受
理層液Ａを乾燥重量が５．０ｇ／ｍ2になるように塗布
し、インク受理層液Ａを設けた。次いで、このインク受
理層表面平滑度５００ｓとなるようにキャレンダー処理
をおこない実施例１の熱転写型磁気記録体を得た。
【００１５】実施例２ 実施例１においてインク受理層液Ａの替わりに下記処方
からなるインク受理層液Ｂを用いる以外は同様にして、
実施例２の熱転写型磁気記録材料を得た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｂ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） メラミン型架橋剤（８５％溶解液） ０．６重量部 水 １５０重量部
からなるインク受理層液Ｂを用いる以外は同様にして、
実施例２の熱転写型磁気記録材料を得た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｂ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） メラミン型架橋剤（８５％溶解液） ０．６重量部 水 １５０重量部
【００１６】実施例３ 実施例１においてインク受理層液Ａの替わりに下記処方
からなるインク受理層液Ｃを用いる以外は全く同様にし
て、実施例３の熱転写型磁気記録体を得た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｃ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） エポキシ型架橋剤（１００％溶解液） ０．５重量部 水 １５０重量部
からなるインク受理層液Ｃを用いる以外は全く同様にし
て、実施例３の熱転写型磁気記録体を得た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｃ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン １８０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：５０℃ ウレタン変性度：５０％） エポキシ型架橋剤（１００％溶解液） ０．５重量部 水 １５０重量部
【００１７】実施例４ 実施例３のインク受理層液Ｃにおけるウレタン変性ＳＢ
Ｒエマルジョンのウレタン変性度を１０％のインク受理
層液Ｄにする以外は全く同様にして、実施例４の熱転写
型磁気記録体を得た。
Ｒエマルジョンのウレタン変性度を１０％のインク受理
層液Ｄにする以外は全く同様にして、実施例４の熱転写
型磁気記録体を得た。
【００１８】実施例５ 実施例３のインク受理層液Ｃにおけるウレタン変性ＳＢ
Ｒエマルジョンのガラス転移点を１５℃のインク受理層
液Ｅにする以外は全く同様にして、実施例５の熱転写型
磁気記録体を得た。
Ｒエマルジョンのガラス転移点を１５℃のインク受理層
液Ｅにする以外は全く同様にして、実施例５の熱転写型
磁気記録体を得た。
【００１９】実施例６ 実施例３のインク受理層液Ｃにおいてけるエポキシ型架
橋剤の添加量が３．８重量部のインク受理層液Ｆにする
以外は全く同様にして、実施例６の熱転写型磁気記録材
料を得た。
橋剤の添加量が３．８重量部のインク受理層液Ｆにする
以外は全く同様にして、実施例６の熱転写型磁気記録材
料を得た。
【００２０】実施例７ 実施例６において、支持体のインク受理層の間にアンダ
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例７の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） 水 ３０重量部
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例７の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） 水 ３０重量部
【００２１】実施例８ 実施例６において、支持体のインク受理層の間にアンダ
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例８の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） メラミン型架橋剤（８５％溶解液） １．７重量部 水 ３０重量部
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例８の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） メラミン型架橋剤（８５％溶解液） １．７重量部 水 ３０重量部
【００２２】実施例９ 実施例６において、支持体のインク受理層の間にアンダ
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例９の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） エポキシ型架橋剤（１００％溶解液） １．５重量部 水 ３０重量部
ー層として、下記処方からなる組成物が乾燥重量５ｇ／
ｍ2となるように塗布乾燥する以外は全く同様にして、
実施例９の熱転写型磁気記録体を得た。 ウレタン変性ＳＢＲエマルジョン ７０重量部 （４２％溶解液 ガラス転移点：１５℃ ウレタン変性度：１０％） エポキシ型架橋剤（１００％溶解液） １．５重量部 水 ３０重量部
【００２３】比較例１ 実施例１において、支持体のインク受理層Ａの替わり
に、下記処方からなるインク受理層液Ｇを用いる以外は
全く同様にして、比較例１の熱転写型磁気記録材料を得
た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｇ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 水 ３２０重量部
に、下記処方からなるインク受理層液Ｇを用いる以外は
全く同様にして、比較例１の熱転写型磁気記録材料を得
た。 インク インク受理層分散液 ５５０重量部 受理層液Ｇ ポリビニルアルコール（１０％溶解液） １５０重量部 水 ３２０重量部
【００２４】比較例２ 実施例１において、インク受理層Ａのポリウレタン変性
ＳＢＲエマルジョン（４２％溶解液 ガラス転移点：１
５℃ ウレタン変性度：４０％）の替わりに、スチレン
ブタジエンラテックス（４７．５％溶解液）を１６０重
量部用いる以外は全く同様にして、比較例２の熱転写型
磁気記録体を得た。
ＳＢＲエマルジョン（４２％溶解液 ガラス転移点：１
５℃ ウレタン変性度：４０％）の替わりに、スチレン
ブタジエンラテックス（４７．５％溶解液）を１６０重
量部用いる以外は全く同様にして、比較例２の熱転写型
磁気記録体を得た。
【００２５】使用例１〜１１ 以上の実施例及び比較例により得られる熱転写型磁気記
録体を用いて、熱転写を行って、それぞれについて評価
を行なった。評価項目は、熱転写印字品質、耐水性、耐
接着性、耐ブロッキング性である。結果を下記表１に示
す。評価項目の評価手順の詳細は、以下の通りである。
１．熱転写印字品質 熱転写の印字の条件及び評価は次の通りである。 使用した機器：プリンター ＴＥＣ製Ｂ−３０ リボン パイロット製ＡＴ−００３ サーマルヘッド ＴＥＣ製（５１０Ω） 印字速度 ： 印字の評価 ：マクベス反射濃度計Ｒ−９１４型により反射光を測定。Ｗ− １０６フィルター使用 ２．耐水性 耐水性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：サンプルを常温の水道水中に１分間浸漬さ
せ水道水から取り出した後、紙で３００ｇ／ｃｍ2の圧
力でインク受理層面を往復１０回こすり、インク受理層
のぬめり等を観察、評価する。 評価：試験の結果を以下の基準により表す。 ◎：インク受理層のぬめりは全くない ○：若干インク受理層のぬめりがある △：インク受理層のぬめりがある ×：インク受理層のぬめりが著しい ３．耐接着性 耐接着性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：セロハンテープをインク受理層面に親指で
１０回擦り付け、インク受理層に対しテープを垂直に素
早くはがし、インク受理層の剥離を観察，評価する。 評価：試験の結果を以下の基準により表す。 ◎：ベースからはがれか、全く層のはがれなし ○：点状の層はがれがある △：すこし層はがれがある ×：層はがれがテープ全面にある ４．耐ブロッキング性 ブロッキング性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：インク受理層と磁気層面を重ねあわせて１
ｋｇ／ｃｍ2の圧力で荷重する。その状況で４０℃、９
０％ＲＨの環境下で２４時間保管する。保管後、磁気層
と保護層の重ね合わせた面に対し、はがれの発生の無い
部分の割合を算出する。
録体を用いて、熱転写を行って、それぞれについて評価
を行なった。評価項目は、熱転写印字品質、耐水性、耐
接着性、耐ブロッキング性である。結果を下記表１に示
す。評価項目の評価手順の詳細は、以下の通りである。
１．熱転写印字品質 熱転写の印字の条件及び評価は次の通りである。 使用した機器：プリンター ＴＥＣ製Ｂ−３０ リボン パイロット製ＡＴ−００３ サーマルヘッド ＴＥＣ製（５１０Ω） 印字速度 ： 印字の評価 ：マクベス反射濃度計Ｒ−９１４型により反射光を測定。Ｗ− １０６フィルター使用 ２．耐水性 耐水性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：サンプルを常温の水道水中に１分間浸漬さ
せ水道水から取り出した後、紙で３００ｇ／ｃｍ2の圧
力でインク受理層面を往復１０回こすり、インク受理層
のぬめり等を観察、評価する。 評価：試験の結果を以下の基準により表す。 ◎：インク受理層のぬめりは全くない ○：若干インク受理層のぬめりがある △：インク受理層のぬめりがある ×：インク受理層のぬめりが著しい ３．耐接着性 耐接着性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：セロハンテープをインク受理層面に親指で
１０回擦り付け、インク受理層に対しテープを垂直に素
早くはがし、インク受理層の剥離を観察，評価する。 評価：試験の結果を以下の基準により表す。 ◎：ベースからはがれか、全く層のはがれなし ○：点状の層はがれがある △：すこし層はがれがある ×：層はがれがテープ全面にある ４．耐ブロッキング性 ブロッキング性試験の内容及び評価は次の通りである。 試験の内容：インク受理層と磁気層面を重ねあわせて１
ｋｇ／ｃｍ2の圧力で荷重する。その状況で４０℃、９
０％ＲＨの環境下で２４時間保管する。保管後、磁気層
と保護層の重ね合わせた面に対し、はがれの発生の無い
部分の割合を算出する。
【００２６】 ＜熱転写印字品質＞ 測定条件：プリンター ＴＥＣ製Ｂ−３０ リボン パイロット製ＡＴ−００３ サーマルヘッド ＴＥＣ製（５１０Ω） 印字速度 マクベス反射濃度計Ｒ−９１４型 Ｗ−１０６フィルター使用 ＜耐水性＞ 測定条件：サンプルを常温の水道水中に１分間浸漬させ水道水から取り出し た後、紙で３００ｇ／ｃｍ2の圧力でインク受理層面を往復１０ 回こすり、インク受理層のぬめり等を観察、評価する。 評価ランク ◎：インク受理層のぬめりは全くない ○：若干インク受理層のぬめりがある △：インク受理層のぬめりがある ×：インク受理層のぬめりが著しい ＜耐接着性＞ 測定条件：セロハンテープをインク受理層面に親指で１０回擦り付け、イン ク受理層に対しテープを垂直に素早くはがし、インク受理層の剥 離を観察評価する。 評価ランク ◎：ベースからはがれか、全く層のはがれなし ○：点状の層はがれがある △：すこし層はがれがある ×：層はがれがテープ全面にある ＜ブロッキング＞ 測定条件：インク受理層と磁気層面を重ねあわせて１ｋ
ｇ／ｃｍ2の圧力で荷重する。その状況で４０℃、９０
％ＲＨの環境下で２４時間保管する。保管後、磁気層と
保護層の重ね合わせた面に対し、はがれの発生の無い部
分の割合の観察、評価する。
ｇ／ｃｍ2の圧力で荷重する。その状況で４０℃、９０
％ＲＨの環境下で２４時間保管する。保管後、磁気層と
保護層の重ね合わせた面に対し、はがれの発生の無い部
分の割合の観察、評価する。
【００２７】
【表１】
【００２８】
【発明の効果】表１の結果から、本発明における熱転写
型磁気記録材料は、熱転写印字性、耐水性、耐接着性、
ブロッキング性に優れることがわかる。
型磁気記録材料は、熱転写印字性、耐水性、耐接着性、
ブロッキング性に優れることがわかる。
【図１】本発明の熱転写型磁気記録体の層構成を表わし
た図。
た図。
【図２】本発明の他の熱転写型磁気記録体の層構成を表
わした図。
わした図。
１ 支持体 ２ 磁気記録層 ３ インク受理層 ４ アンダー層
Claims (9)
- 【請求項１】 支持体上に磁性体及び結着剤を含む磁気
記録層及び支持体を介してもう一方の面にフィラー、水
溶性樹脂及び結着剤を含むインク受理層を設け、該イン
ク受理層の結着剤がウレタン変性ＳＢＲから成ることを
特徴とする熱転写型磁気記録体。 - 【請求項２】 請求項１記載の該インク受理層の結着剤
がウレタン変性ＳＢＲと架橋剤の反応による生成物であ
ることを特徴とするの熱転写型磁気記録体。 - 【請求項３】 請求項２記載の該インク受理層の結着剤
のウレタン変性ＳＢＲと反応する架橋剤がエポキシ化合
物であることを特徴とする熱転写型磁気記録体。 - 【請求項４】 請求項１から３のいずれかである該イン
ク受理層の結着剤のウレタン変性ＳＢＲの変性度が３〜
３０％であることを特徴とする熱転写型磁気記録体。 - 【請求項５】 請求項１から４のいずれかである該イン
ク受理層の結着剤のウレタン変性ＳＢＲと架橋剤の割合
が１００：１〜１０であることを特徴とする熱転写型磁
気記録体。 - 【請求項６】 請求項１から５のいずれかである該イン
ク受理層の結着剤のガラス転移点が５〜４０℃であるこ
とを特徴とするの熱転写型磁気記録体。 - 【請求項７】 請求項１から６のいずれかであるインク
受理層と支持体の間にウレタン変性ＳＢＲの樹脂を主成
分とするアンダー層を有することを特徴とする熱転写型
磁気記録体。 - 【請求項８】 請求項１から７のいずれかである支持体
とインク受理層の間にウレタン変性ＳＢＲと架橋剤の反
応から成る樹脂を主成分とするアンダー層を有すること
を特徴とする熱転写型磁気記録体。 - 【請求項９】 請求項７又は８の支持体とインク受理層
の間にウレタン変性ＳＢＲと架橋剤の反応から成る樹脂
を主成分とするアンダー層において架橋剤がエポキシ化
合物であることを特徴とするの熱転写型磁気記録体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22312697A JPH1148625A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 熱転写型磁気記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22312697A JPH1148625A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 熱転写型磁気記録体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148625A true JPH1148625A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16793228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22312697A Pending JPH1148625A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 熱転写型磁気記録体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP22312697A patent/JPH1148625A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004223882A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 高光沢でオフセット印刷性良好な耐水性シート |
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