JPH1148560A - 通帳取扱装置 - Google Patents

通帳取扱装置

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JPH1148560A
JPH1148560A JP21063897A JP21063897A JPH1148560A JP H1148560 A JPH1148560 A JP H1148560A JP 21063897 A JP21063897 A JP 21063897A JP 21063897 A JP21063897 A JP 21063897A JP H1148560 A JPH1148560 A JP H1148560A
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JP
Japan
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passbook
reading
image sensor
read
image sensors
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Application number
JP21063897A
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English (en)
Inventor
Toru Sugiyama
徹 杉山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冊子状の通帳等の通帳搬送速度を早くした場
合でも解析結果の信頼性が低下せず、またダブルストラ
イプ通帳等の場合でも読み取りデータを反転させる等の
必要がない通帳取扱装置を得ること。 【解決手段】 頁マーク20および印字済み行21を読
み取る際に、画素数の少ないまたは多いイメージセンサ
31,32を、通帳19走行方向と直交方向に並べて配
置し、各イメージセンサ31,32を同時に駆動してそ
れぞれが横方向に隣接する通帳19上の領域を同期して
読み取りができ、また、イメージセンサ31,32を通
帳19走行方向に多段に配置し情報を再チェックする、
また、イメージセンサ31,32を通帳走行幅の両側方
向に離間させて配置し、通帳19の両側のエリアを同期
して読み取りができるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冊子状の通帳等
の頁マーク、印字済み行の読み取り手段を備えた通帳取
扱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、通帳取扱装置の一例として示す
通帳記帳機の概略断面図であり、図9は、本発明の通帳
取扱装置で取り扱う冊子状の記録媒体である通帳の処理
項目を示す説明図である。図において、1は走行路であ
り、通帳19が走行する。2はインサータユニットであ
り、顧客が通帳を挿入する通帳挿入口10と、通帳19
に貼り付けられた磁気ストライプデータ22を書き込ん
だり読み取ったりする磁気ヘッド12及び磁気ストライ
プリードライトユニット11で構成されている。3は光
学式頁行読み取りユニットであり、通帳19の中紙に印
刷された頁マーク20及び印字済み行21を読み取る。
この光学式頁行読み取りユニット3に使用されるイメー
ジセンサ3aの画素数は、頁行解析に必要な読み取り幅
に応じて決定される。4は通帳に印字を施すプリンタユ
ニットであり、印字ヘッド13、プラテン14を有す
る。
【0003】5は通帳の頁めくりを自動的に行うことの
できるターンベージユニットであり、6は通帳挿入口1
0に取引が終了して排出した通帳19を顧客が取り忘れ
た場合に、通帳19を引き込んで取り込み保留するため
の通帳取り込み箱、17は通帳繰り越しが発生した時、
新しい通帳の発行を行うまでの間、古い通帳を一時的に
保留しておくための通帳一時保留部、15は新しく発行
する通帳を複数冊スタックしておく通帳スタッカであ
り、7は通帳一時保留部17と通帳スタッカ15ととも
に、通帳を発行するための通帳発行ユニットである。1
6は通帳スタッカ15から通帳を繰り出す繰り出しロー
ラであり、18は図示していないパルスモータにより回
転し、走行路1上の通帳19を走行させるための走行ロ
ーラ、8は通帳19の走行を制御したり、磁気ストライ
プリードライトユニット11で読んだり書いたりするデ
ータの編集・解析、光学式頁行読みとりユニット3で読
み取ったデー夕の解析、プリンタユニット4で印字する
データの編集等を行う制御部である。
【0004】上記のように構成された通帳取扱装置とし
ての通帳記帳機においては、まず、顧客が通帳19を通
帳挿入口10から挿入すると、図示していないパルスモ
ータから動力を得て回動する走行ローラ18により、通
帳19を通帳取引装置内部に引き込み、磁気ストライプ
ユニット11の位置で停止させ、磁気ストライプデータ
22内のデータを磁気ヘッド12で読み取る。次に、光
学式頁行読み取りユニット3を所定の位置に配置するべ
く通帳搬送方向とは直交方向に移動する。所定の位置と
は、通帳19の頁マーク20が印刷されている位置であ
り、制御部8内にあるパラメータ情報の一つとして、そ
の位置情報を持っている。その後通帳19は、頁マーク
20及び印字済み行21を読み取るため光学式頁行読み
取りユニット3下部まで搬送される。前記磁気ストライ
プデータ22および頁マーク20を読み取るために、ま
ず光学式頁行読み取りユニット3で通帳19の先端を検
出する。これは、通帳19の先端から解析すべき頁、行
データを取り込むためである。
【0005】その検出方法としては光学式頁行読み取り
ユニット3で読み取った出力レベルが、黒相当から白相
当に変化するポイントを見つけることにより行う。次
に、頁マーク20の読み取りは、パラメータの情報とし
て持っている読み取りエリアで設定された範囲内を指定
された頁マーク種別の解析方法、閾値により解析する。
また、印字済み行21の読み取りは、頁マーク20の下
に印字されている日付文字などで判定している。印字済
み行21の解析についても、パラメータの情報として持
っている読み取りエリアで設定された範囲内を指定され
た行解析方法、閾値により解析する。続いて、通帳19
を搬送ローラ18により搬送させながら1ステップ毎に
光学式頁行読み取りユニット3で読み取った通帳中紙の
データを取り込み、制御部8にて頁数、印字済み行数を
該データから判定する。ここで当然ながら、1ステップ
毎に、その位置での全画素分の取込データを取り込むた
めには、1ステップ移動中にイメージセンサ3aは1ス
キャンを完了する必要がある。
【0006】次に、判定した結果である頁数、印字済み
行数を上位コンピュータに送信し、正当性の確認等を行
った後、上位コンピュータからの指示または判定した印
字済み行の次の行から取引内容等の印字をプリンタユニ
ット4で行う。取引内容をすべて印字した後、通帳を磁
気ストライプユニット11に搬送し、磁気ストライプデ
ータ22内のデータを更新するため、磁気ヘッド12で
磁気データの書き込みを行い、その後、顧客に通帳を返
却する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、頁マーク20および印字済み行21の解
析時において、通帳搬送速度を早くした場合、パルスモ
ータによる通帳走行1パルスに対し1回の走査(スキャ
ン)を行おうとすると、イメージセンサ3aの走査速度
が搬送速度に間に合わず、頁、行データ解析時のデータ
の情報量が減るため、解析結果の信頼性が低下するとい
う問題があった。また、画素数の多いイメージセンサ3
aを使用し、読み取り視野を広げるためには、通帳19
の搬送速度を落とさないと、スキャンが間に合わなかっ
た。また、光学式頁行読み取りユニット3内に単一のイ
メージセンサを使用している場合においては、その読み
取りデータの正当性をチェックする手段が無かった。
【0008】さらには、ダブルストライプ通帳のよう
に、ストライプが2つある通帳19を取り扱う場合、装
置内の通帳19の上下方向の向きによって、左右方向の
読み取り位置が異なるため、イメージセンサ3aを横方
向に移動する手段を追加し、読み取るべく印字上に光学
式頁行読み取りユニット3を持ってくる必要があった。
また、通帳19の上下方向の向きが逆の場分は、当然の
ことながら印字の向きも逆方向となるため、印字等の文
字に対してスキャン方向が逆となってしまい、印字が正
方向の場合と同一の解析を行うためには、データ解析時
に、読み取りデータの1画素目から最終画素目までをす
べて反転させる必要も出てくる等の問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたもので、その第1の発明は、頁マ
ークおよび印字済み行を読み取る際に、画素数の少ない
複数のイメージセンサを通帳走行方向と直交方向に並べ
て配置し、各イメージセンサを同時に駆動して、それぞ
れが横方向に隣接する通帳上の領域を同期して読み取り
ができるようにしたものである。
【0010】また、第2の発明は、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、光学式読み取りユニットに画素
数の多い複数のイメージセンサを通帳走行方向と直交方
向に並べて配置し、各イメージセンサを同時に駆動し
て、それぞれが横方向に隣接する通帳上の領域を同期し
て読み取りができるようにしたものである。
【0011】また、第3の発明は、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、光学式読み取りユニットに複数
のイメージセンサを通帳走行方向に多段に配置し、1つ
目のイメージセンサで読み取った頁マークまたは印字済
み行の情報を2つ目のイメージセンサにてその読み取り
結果のチェックができるようにしたものである。
【0012】また、第4の発明は、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、複数のイメージセンサを通帳走
行幅の両側方向に離間させて配置し、通帳の両側のエリ
アの読み取りができるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1を示す上面
図である。図において、従来と同様の機能を有する構成
要素については説明を省略する。31は第1のイメージ
センサ、32は第2のイメージセンサである。前記第1
のイメージセンサ31および第2のイメージセンサ32
は、光学式頁行読み取りユニット3へ通帳19搬送方向
(矢印方向)に対して直交方向に横1列並びに配置して
いる。そして、第1のイメージセンサ31および第2の
イメージセンサ32は、何れも画素数の少ないものとし
ているが、1ステップ毎に、その位置での全画素分の取
込データを取り込むために、通帳19が1ステップ移動
する間に、第1のイメージセンサ31および第2のイメ
ージセンサ32は同時に1スキャンを完了する。従っ
て、図2に示すように、第1のイメージセンサ31およ
び第2のイメージセンサ32での読み取り情報量が10
00(H)バイトとすれば、1ステップ移動する間の情
報量は、第1のイメージセンサ31および第2のイメー
ジセンサ32で横方向に隣接する通帳上の領域を同期し
て読み取りを行うので、通帳19の幅方向にその合計量
の2000(H)バイトの情報量が得られることにな
る。
【0014】なお、第1のイメージセンサ31および第
2のイメージセンサ32による通帳19の読み取り視野
は、図2(a)ように隣接している状態、または図2
(b)のようにラップした状態であってもよい。そし
て、第1のイメージセンサ31および第2のイメージセ
ンサ32で取り込んだデータは、制御部8内のRAM等
から成るメモリに記憶されるが、そのメモリ状態は図3
(a),図3(b)に示す通りで、第1のイメージセン
サ31および第2のイメージセンサ32による通帳19
の読み取り視野が、図2(a)のように隣接している場
合には、メモリの全データを解析するプログラムとし、
図2(b)のようにラップしている場合には、読み取り
データが重なっている部分はメモリの全データから削除
して解析を実行するプログラムとしておく。1ライン毎
に第1のイメージセンサ31および第2のイメージセン
サ32のそれぞれによって読み取られたデータは、制御
部8内で合成され、1つのイメージセンサで大量のデー
タを読み取ったのと同等の速度で処理でき、このデータ
を元に印刷頁および最終印字済み行の解析を行う。その
後、通帳印字などの一連の処理が終了した後、磁気スト
ライプデータ22の内容を更新し、顧客に通帳を返却す
る。なお、前記の通りに各駆動回路及び、読み取りデー
タを合成する回路を有することは説明を要しない。
【0015】上記のように構成された通帳取扱装置にお
いては、まず、顧客により装置内に図8に示す挿入口1
0から挿入された通帳19は、磁気ストライプリードラ
イトユニット11上まで搬送されると、磁気ストライプ
データ22のリードを行い、その後通帳19上の頁マー
ク20及び印字済み行21を読み取るため、光学式頁行
読み取りユニット3部まで走行ローラ18によって搬送
される。光学式頁行読み取りユニット3内部の第1のイ
メージセンサ31および第2のイメージセンサ32に
て、これらを読み取る際通帳走行速度に同期して(通帳
走行1パルスの移動毎に)読み取りを行うためには、第
1のイメージセンサ31および第2のイメージセンサ3
2での1ラインあたりの走査速度は、通帳走行速度以上
でなければならない。
【0016】つまり通帳走行速度が1ステップあたり2
00μsであった場合には、1ラインあたりの走査を2
00μs以内に終了しなければスキャン終了前に通帳が
次の読み取り位置に移動してしまう。この1ラインあた
りの走査速度は、第1のイメージセンサ31および第2
のイメージセンサ32の画素数および1画素あたりの駆
動時間で決定されるが、画素数の少ないイメージセンサ
を使用した場合は、当然のことながら読み取りの視野が
小さくなってしまう。また1画素あたりの駆動時間を速
くした場合においては、走査速度は速くなるが十分なビ
デオ出力レベルを得ることができずS/N比が低下して
しまう。通帳走行速度を速くした場合においては、当然
1ライン当たりの走査も速く完了する必要があるため、
この場合においてもこれらを解決し、通帳走行速度に同
期して読み取りを行うために、画素数の少ないイメージ
センサを横方向に並べて配置し、それぞれが隣接した領
域を読み取ることにより、通帳走行速度を速くした場合
においても、通帳上の印字などのデータ情報量を落とす
ことなく読み取ることが可能となる。
【0017】実施の形態2.図4は本発明の実施の形態
2を示す上面図である。図において、第1のイメージセ
ンサ31および第2のイメージセンサ32は、何れも画
素数が多いものとし、通帳19搬送方向(矢印方向)と
直交方向に並べて配置し、第1のイメージセンサ31お
よび第2のイメージセンサ32を同時に駆動してそれぞ
れが横方向に隣接する通帳19上の領域を同期して読み
取りができるようにしているので、広い視野を読み取る
ことが可能である。
【0018】上記のように構成された実施の形態2にお
いては、通帳19上の頁マーク20、および印字済み行
21を読み取る際は、パラメータにて指定された読み取
り位置、読み取り幅に対しては、1ケのイメージセンサ
を用いて読み取りを行う。そして、例えば従来と同じ画
素数を有する第1のイメージセンサ31および第2のイ
メージセンサ32としているので、読み取り幅が従来に
比較して2倍となり、頁マーク20、印字済み行21の
解析を行うための情報量も2倍となるため、従来よりも
高精度の解析が行えるようになる。
【0019】また、上記実施の形態2においては、イメ
ージセンサを2ケ使用した実施の形態について説明した
が、さらに画素数の多いイメージセンサを使用、または
およびイメージセンサを3ケ以上使用して、通帳全幅の
読み取りができるようにすることによって、イメージセ
ンサを読み取り位置まで移動するための駆動系も不要と
なるため、イメージセンサ移動による障害もなくす事が
できる。
【0020】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3を示す上面図である。上記の各実施の形態において
は、第1のイメージセンサ31および第2のイメージセ
ンサ32を光学式頁行読み取りユニット3へ通帳19搬
送方向(矢印方向)に対して直交方向の横並びに配置し
ているが、この実施の形態3では、第1のイメージセン
サ31および第2のイメージセンサ32を光学式頁行読
み取りユニット3へ通帳搬送方向に対して縦方向へ多段
に配置している。従って、第1のイメージセンサ31お
よび第2のイメージセンサ32を縦方向の複数エリアを
同時、または時間差をもって読み取りを行い、得られた
データを解析することが可能である。この結果、通帳1
9に記載されたデータのチェック機能等を備えることが
できる。
【0021】前記実施の形態2では、通帳19上の頁マ
ーク20、および印字済み行21を読み取る際は、パラ
メータにて指定された読み取り位置、読み取り幅に対し
ては、1ケのイメージセンサを用いて読み取りが行われ
るが、上記のように構成された実施の形態3において
は、読み取り幅の範囲に対し、縦方向(通帳走行方向)
に2ケの第1のイメージセンサ31および第2のイメー
ジセンサ32を配置することにより、1つ目の第1のイ
メージセンサ31にて頁マーク20または印字済み行2
1の読み取りを行い、2つ目の第2のイメージセンサ3
2でその読み取り結果のチェックを行うことにより、読
み取り精度が向上する。
【0022】また、上記実施の形態3においては、イメ
ージセンサを縦方向に2ケ使用した実施の形態について
説明したが、3ケ以上のイメージセンサを縦方向に配列
して使用することにより、読み取り精度のさらなる向上
を図るようにしてもよい。
【0023】実施の形態4.図6は本発明の実施の形態
4を示す上面図である。上記の実施の形態1および2に
おいては、第1のイメージセンサ31および第2のイメ
ージセンサ32を光学式頁行読み取りユニット3へ通帳
19搬送方向(矢印方向)に対して横並びに配置してい
る。また、実施の形態3では、第1のイメージセンサ3
1および第2のイメージセンサ32を光学式頁行読み取
りユニット3へ通帳搬送方向に対して縦方向に配置して
いるが、この実施の形態4においては、第1のイメージ
センサ31を通帳走行方向の一方の側に配置し、第2の
イメージセンサ32を他方の側に配置して、相互に通帳
19の幅方向に離間させている。すなわち、第1のイメ
ージセンサ31と第2のイメージセンサ32を通帳走行
幅に対して左右対象に(左右各1ケ)配置し、装置内の
通帳の向きに対して、それぞれの読み取り位置の上部に
これを配置することにより、通帳の幅方向に離間してい
る頁マーク20および印字済み行21のデータをそれぞ
れの解析エリアにて読み取ることができる。
【0024】上記のように構成された実施の形態4にお
いては、ダブルストライプ通帳を取り扱う装置の場合、
磁気ストライプヘッド12にて双方の通帳ストライプを
読み取るために、一般的には装置内で通帳19を180
度回転させることにより、磁気ストライプヘッド12上
部に双方の通帳ストライプを持ってくることにより行わ
れるが、通帳19を回転させることにより、当然のこと
ながら通帳19上の頁マーク20、印字済み行21の印
字も反転する。通帳19の頁マーク20、印字済み行2
1の解析における読み取り位置については、従来技術の
項にて説明したとおり、通帳19上のどこでも良いとい
うわけではなく、指定された解析エリアにて行われる。
第4の実施例においては、装置内で通帳19がどちらの
方向を向いている場合であっても、それぞれの解析エリ
アにてデータを読み取り解析することができる。また、
センサを左右対象に設けることにより、ダブルストライ
プ以外の通帳19においても日付欄、残高欄を同時に読
み取ることが可能となる。なお、同等の事を実現するた
めに、通帳19全幅を読み取り可能な長いセンサを使用
することも考えられるが、この方式だと画素数の多いセ
ンサが必要となり、コストアップとなる。
【0025】図7は上記実施の形態4の他の形態を示す
上面図である。第1のイメージセンサ31および第2の
イメージセンサ32の1画素目31a,32aを通帳の
端面側になるように実装することにより、装置内で通帳
が正逆どちらの向きであっても、イメージセンサにて読
み取られたデータの解析時に1画素目から最終画素目ま
でのデータを反転させる必要もなくなる。この結果、処
理速度の向上等が図れる。
【0026】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば多数個のイメージセンサとそ
れぞれの駆動回路を設けること等により、さらに高速
で、読み取り情報量を増加させた読み取りが可能となる
構成としてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、第1の発明は、通帳取引
時間のさらなる高速化を図るため、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、画素数の少ない複数のイメージ
センサを通帳走行方向と直交方向に配置し、各イメージ
センサを同時に駆動して、それぞれが横方向に隣接する
通帳上の領域を同期して読み取りができるようにしたの
で、通帳の搬送速度を上げても、通帳走行に同期したス
キャンが間に合い、また画素数の少ないイメージセンサ
を用いたので、コスト的にも上昇することなく実現する
ことが可能である。さらに、各イメージセンサを高速駆
動しないため、出力レベルも低下することなくS/N比
を十分に保つことができる。
【0028】また、第2の発明は、画素数の多いイメー
ジセンサを複数個設け、各イメージセンサを横方向に並
べて配置し、各イメージセンサを同時に駆動して、それ
ぞれが横方向に隣接する通帳上の領域を同期して読み取
りができるようにしたので、広範囲での読み取りを可能
とし、解析時の情報を増やすことが可能となり、マー
ク、印字済み行のより精度の高い解析が可能となる。ま
た、複数のイメージセンサにおいて通帳全幅読み取りを
実現することにより、単一の長いセンサを用いた場合と
異なり、複数のイメージセンサは同時に駆動することが
可能なため、通帳搬送速度を落とすことなく全幅の読み
取りが可能となる。また、当然ながら、通帳全幅を読み
取れる構造とすることにより、イメージセンサを読み取
り位置まで左右方向に移動させる必要もないため、回路
部を含めた駆動系を削除する事ができ、さらには読み取
り位置を決定するためのパラメータ情報も不要となるた
め、コスト削減、障害件数低下へとつながる。
【0029】また、第3の発明は、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、光学式読み取りユニットに複数
のイメージセンサを通帳走行方向に多段に配置し、1つ
目のイメージセンサにて頁マークまたは印字済み行の読
み取りを行い、2つ目以降のセンサにてその読み取り結
果のチェックができるようにしたので、読み取り精度が
向上する。またそればかりか、1つ目のイメージセンサ
が壊れていたり、正常に読み取りができなかった場合に
おいても、2つ目以降のイメージセンサの読み取り結果
を解析に使用することによりリカバリが可能なため、頁
マーク、印字済み行の読み取りに対する信頼性を大きく
向上させることが可能となる。
【0030】また、第4の発明は、頁マークおよび印字
済み行を読み取る際に、複数のイメージセンサを通帳走
行幅の両側方向に離間させて配置し、通帳の両側のエリ
アの読み取りができるようにしたので、ダブルストライ
プの通帳を取り扱う装置等の場合で、通帳を180度回
転させた場合でも、それぞれの読み取り位置にイメージ
センサを移動することなく読み取りが行えるので、回路
部を含めた駆動系を削除する事ができ、さらには読み取
り位置を決定するためのパラメータ情報も不要となるた
め、コスト削減、障害件数低下へとつながる。また、セ
ンサを左右対象に設けることにより、ダブルストライプ
以外の通帳においても日付欄、残高欄を同時に読み取る
ことが可能なため、データ解析時に両方のデータを使用
してより高精度な解析を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す説明図である。
【図2】本発明のイメージセンサと読み取り視野との関
係を示す説明図である。
【図3】本発明の読み取りデータとメモリマップとの関
係を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態3を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態4を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態4の他の形態を示す説明図
である。
【図8】通帳取扱装置の1例として示す通帳記帳機の概
略断面図である。
【図9】通帳の処理項目を示す説明図である。
【符号の説明】
1 走行路 2 インサータユニット 3 光学式頁行読み取りユニット 3a イメージセンサ 4 プリンタユニット 5 ターンベージユニット 6 通帳取り込み箱 7 通帳発行ユニット 8 制御部 10 通帳挿入口 11 磁気ストライプリードライトユニット 12 磁気ヘッド 13 印字ヘッド 14 プラテン 15 通帳スタッカ 16a,16b 繰り出しローラ 17 通帳一時保留部 18a〜18h 走行ローラ 19 通帳 20 頁マーク 21 印字済み行 22 磁気ストライプデータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頁マークおよび印字済み行を読み取る際
    に、画素数の少ない複数のイメージセンサを通帳走行方
    向と直交方向に並べて配置し、各イメージセンサを同時
    に駆動して、それぞれが横方向に隣接する通帳上の領域
    を同期して読み取りができるようにしたことを特徴とす
    る通帳取扱装置。
  2. 【請求項2】 頁マークおよび印字済み行を読み取る際
    に、光学式読み取りユニットに画素数の多い複数のイメ
    ージセンサを通帳走行方向と直交方向に並べて配置し、
    各イメージセンサを同時に駆動して、それぞれが横方向
    に隣接する通帳上の領域を同期して読み取りができるよ
    うにしたことを特徴とする通帳取扱装置。
  3. 【請求項3】 頁マークおよび印字済み行を読み取る際
    に、光学式読み取りユニットに複数のイメージセンサを
    通帳走行方向に多段に配置し、1つ目のイメージセンサ
    で読み取った頁マークまたは印字済み行の情報を2つ目
    のイメージセンサにてその読み取り結果のチェックがで
    きるようにしたことを特徴とする通帳取扱装置。
  4. 【請求項4】 頁マークおよび印字済み行を読み取る際
    に、複数のイメージセンサを通帳走行幅の両側方向に離
    間させて配置し、通帳の両側のエリアの読み取りができ
    るようにしたことを特徴とする通帳取扱装置。
JP21063897A 1997-08-05 1997-08-05 通帳取扱装置 Pending JPH1148560A (ja)

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JP21063897A JPH1148560A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 通帳取扱装置

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JP21063897A JPH1148560A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 通帳取扱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014099051A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体取扱装置

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JP2014099051A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体取扱装置

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