JP2001143083A - 帳票のマーク記入欄読取り装置及びそのマーク記入欄読取り方法 - Google Patents

帳票のマーク記入欄読取り装置及びそのマーク記入欄読取り方法

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JP2001143083A
JP2001143083A JP32417699A JP32417699A JP2001143083A JP 2001143083 A JP2001143083 A JP 2001143083A JP 32417699 A JP32417699 A JP 32417699A JP 32417699 A JP32417699 A JP 32417699A JP 2001143083 A JP2001143083 A JP 2001143083A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドロップアウトカラーの使用の制約を緩和す
ることができ、併せてタイミングマークをも不要とする
ことができるようにする。 【解決手段】 画像入力部1で得られた帳票画像を画像
データ記憶手段103に記憶し、フォーマット情報記憶
手段101のフォーマット情報に基づき、マーク記入枠
位置算出手段104により画像データ記憶手段103に
記憶された帳票画像上の各マーク記入枠の位置を算出す
るとともに、未記入の帳票の部分画像を照合用部分画像
記憶手段102に予め保持しておき、照合用部分画像記
憶手段102に保持されるマーク記入枠に隣接する印刷
文字部分の画像を、マーク記入枠位置修正手段105に
よって画像データ記憶手段103に記憶された帳票画像
との照合により一致する位置を探索し、算出されたマー
ク記入枠の位置を修正し、照合用部分画像記憶手段10
2に保持された部分画像を印刷パターン消去手段106
によって消去した後、マーク読取り手段107により印
刷パターンが消去された帳票画像からマークの有無を読
取るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票のマーク記入
欄の読取り機能を有する光学式文字読取り装置(OC
R)や光学式マーク読取り装置(OMR)に関し、非ド
ロップアウトカラーの印刷文字がマーク記入枠に近接し
て配置されている帳票やマーク記入枠同士が近接して配
置されている帳票に対し、タイミングマークとよばれる
位置補正用の印刷マークを用いることなく高精度に読取
る帳票のマーク記入欄読取り装置及びそのマーク記入欄
読取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帳票のマーク読取り方式では、帳
票フォームを設計する際、帳票のマーク記入枠やマーク
記入枠近傍における印刷文字等のカラー印刷において
は、ドロップアウトカラーに限定されている。ここで、
ドロップアウトカラーとは、文字やマークを記載する位
置を案内するための罫線や枠が読取られないようにする
ものである。具体的には、画像入力部の光源を帳票に照
射して画像入力した場合に画像上に現れない印刷色であ
り、たとえば赤色の光源では薄い赤色はドロップアウト
カラーとなる。
【0003】このようなドロップアウトに関するものと
して、たとえば特開平05−276322号公報では、
ドロップアウトすべき色の光を透過させフィルタをシェ
ーディング板にその開口を覆うように取付けることで、
読取るべき画像の劣化を招くことなく、ドロップアウト
すべき色を確実にドロップアウトさせるようにしてい
る。
【0004】また、特開平05−314329号公報や
特開平04−364593号公報では、マークシートに
マーク位置を示すための黒の細い実線からなるマーク位
置指示部を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平05−276322号公報に示されるものは、
帳票のマーク記入枠等に用いられる色は、ドロップアウ
トカラーに限定されるため、帳票に対しマークを記入す
る者にとっても非常に見づらいものとなってしまう。
【0006】また、特開平05−314329号公報や
特開平04−364593号公報に示されるものは、1
つの帳票上に多数のマーク記入欄を配置したい場合、帳
票上にタイミングマークとよばれる位置の基準となるパ
ターンを印刷しておく必要がある。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ドロップアウトカラーの使用の制約を緩
和することができ、併せてタイミングマークをも不要と
することができる帳票のマーク記入欄読取り装置及びそ
のマーク記入欄読取り方法を提供することができるよう
にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の帳票の
マーク記入欄読取り装置は、ドロップアウトカラーを含
む多種の色で印刷された帳票の複数のマーク記入枠を含
むマーク記入欄を読取る帳票のマーク読取り装置であっ
て、帳票の紙面をスキャンして帳票のディジタル画像で
ある帳票画像を生成する画像入力部と、生成された帳票
画像上のマーク記入枠を読取るマーク読取り部とを備え
ることを特徴とする。また、マーク読取り部は、画像入
力部で得られた帳票画像を記憶する画像データ記憶手段
と、帳票上のマーク記入枠の位置を予め記憶しておくフ
ォーマット情報記憶手段と、フォーマット情報記憶手段
のフォーマット情報に基づき、画像データ記憶手段に記
憶された帳票画像上の各マーク記入枠の位置を算出する
マーク記入枠位置算出手段と、未記入の帳票の各マーク
記入枠とこれらマーク記入枠に隣接する印刷文字部分と
を含む部分画像を予め保持しておく照合用部分画像記憶
手段と、マーク記入欄の読取りの際、照合用部分画像記
憶手段に保持されるマーク記入枠に隣接する印刷文字部
分の画像を、画像データ記憶手段に記憶された帳票画像
との照合により一致する位置を探索するとともに、マー
ク記入枠位置算出手段で算出されたマーク記入枠の位置
を修正するマーク記入枠位置修正手段と、照合用部分画
像記憶手段に保持された部分画像を帳票画像から減算
し、マーク記入枠周辺の印刷パターンを消去する印刷パ
ターン消去手段と、印刷パターンが消去された帳票画像
からマークの有無を読取るマーク読取り手段とを備える
ようにすることができる。また、マーク記入枠位置修正
手段は、マーク記入枠の位置検出における修正量をマー
ク記入枠修正量記憶手段から読出し、これを用いて印刷
文字部分の画像である位置合わせ用部分画像のずらし範
囲を狭めてマーク記入枠の位置修正を行うようにするこ
とができる。請求項4に記載の帳票のマーク記入欄読取
り方法は、ドロップアウトカラーを含む多種の色で印刷
された帳票の複数のマーク記入枠を含むマーク記入欄を
読取る帳票のマーク記入欄読取り方法であって、帳票の
紙面を画像入力部によりスキャンして帳票のディジタル
画像である帳票画像を生成する第1の工程と、生成され
た帳票画像上のマーク記入枠をマーク読取り部によって
読取る第2の工程とを備えることを特徴とする。また、
第2の工程には、画像入力部で得られた帳票画像を画像
データ記憶手段に記憶する第3の工程と、帳票上のマー
ク記入枠の位置をフォーマット情報記憶手段に予め記憶
しておく第4の工程と、フォーマット情報記憶手段のフ
ォーマット情報に基づき、マーク記入枠位置算出手段に
より画像データ記憶手段に記憶された帳票画像上の各マ
ーク記入枠の位置を算出する第5の工程と、未記入の帳
票の各マーク記入枠とこれらマーク記入枠に隣接する印
刷文字部分とを含む部分画像を照合用部分画像記憶手段
に予め保持しておく第6の工程と、マーク記入欄の読取
りの際、照合用部分画像記憶手段に保持されるマーク記
入枠に隣接する印刷文字部分の画像を、マーク記入枠位
置修正手段によって画像データ記憶手段に記憶された帳
票画像との照合により一致する位置を探索するととも
に、マーク記入枠位置算出手段で算出されたマーク記入
枠の位置を修正する第7の工程と、照合用部分画像記憶
手段に保持された部分画像を印刷パターン消去手段によ
って帳票画像から減算し、マーク記入枠周辺の印刷パタ
ーンを消去する第8の工程と、マーク読取り手段により
印刷パターンが消去された帳票画像からマークの有無を
読取る第9の工程とが含まれるようにすることができ
る。また、第7の工程には、マーク記入枠の位置検出に
おける修正量をマーク記入枠修正量記憶手段から読出す
第10の工程と、修正量を用い、印刷文字部分の画像で
ある位置合わせ用部分画像のずらし範囲を狭めてマーク
記入枠の位置修正を行う第11の工程とが含まれるよう
にすることができる。本発明に係る帳票のマーク記入欄
読取り装置及びそのマーク記入欄読取り方法において
は、ドロップアウトカラーを含む多種の色で印刷された
帳票の複数のマーク記入枠を含むマーク記入欄を読取る
に際し、帳票の紙面を画像入力部によりスキャンして帳
票のディジタル画像である帳票画像を生成した後、生成
された帳票画像上のマーク記入枠をマーク読取り部によ
って読取るようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1は、本発明の帳
票のマーク記入欄読取り装置の第1の実施の形態を示す
ブロック図、図2は、図1の画像入力部によってスキャ
ンされる未記入の帳票を示す図、図3は、図1の照合用
部分画像記憶手段に保持される部分画像を説明するため
の図、図4は、図1の帳票のマーク記入欄読取り装置の
動作を説明するためのフローチャート、図5及び図6
は、図1の帳票のマーク記入欄読取り装置の動作を説明
するための図である。
【0011】図1に示す帳票のマーク記入欄読取り装置
は、画像入力部1及びマーク読取り部2を備えている。
画像入力部1は、画像スキャナ等、帳票紙面をスキャン
して帳票のディジタル画像(以下、帳票画像という)を
生成する。マーク読取り部2は、生成された帳票画像上
のマーク記入欄を読取る。
【0012】また、マーク読取り部2は、フォーマット
情報記憶手段101、照合用部分画像記憶手段102、
画像データ記憶手段103、マーク記入枠位置算出手段
104、マーク記入枠位置修正手段105、印刷パター
ン消去手段106及びマーク読取り手段107を備えて
いる。
【0013】フォーマット情報記憶手段101は、マー
ク記入欄に含まれるマーク記入枠の位置情報を、帳票入
力前から予め保持している。照合用部分画像記憶手段1
02は、図2に示す破線で囲まれる未記入帳票のマーク
記入枠とその近傍の印刷文字を含む2階調の部分画像
を、帳票上の全てのマーク記入枠について保持してい
る。ここで、マーク記入枠及び印刷文字部分は画素値
1、その他の背景部分は画素値0である。部分画像は、
図3に示すように、印刷パターン消去用部分画像と、そ
の一部である位置合わせ用部分画像とからなる。
【0014】画像データ記憶手段103は、画像入力部
1で生成された2階調の帳票画像を保持する。ここで、
印刷文字、マーク記入枠、マークは画素値1の画像であ
り、背景部分は画素値0の画像である。またここで、画
素値1の画素を黒画素、画素値0の画素を白画素とよぶ
ことにする。
【0015】マーク記入枠位置算出手段104は、フォ
ーマット情報記憶手段101からマーク記入枠の位置情
報を読出し、帳票画像上の該当するマーク記入枠の位置
を算出する。また、ミリメートル単位等でフォーマット
情報記憶手段101に記憶されているマーク記入枠の位
置を画像データ記憶手段103の座標系に変換する処理
等も行う。
【0016】マーク記入枠位置修正手段105は、帳票
画像上でマーク記入枠位置算出手段104から得られた
マーク記入枠の位置に、照合用部分画像記憶手段102
から読出したマーク記入枠の位置合わせ用部分画像を重
ね合わせ、一致度を測定する。
【0017】一致度としては、たとえば重ね合わせた両
画像間の相関係数を用いる。相関係数が高いほど照合領
域は帳票画像により一致していることになる。さらに、
横方向及び縦方向へ照合領域を微小量だけ移動させなが
ら一致度を測定し、一致度が最大となる位置を求める。
【0018】印刷パターン消去手段106は、マーク記
入枠位置修正手段105で得られた位置情報を用いて照
合用部分画像記憶手段102に記憶された印刷パターン
消去用部分画像を帳票画像に重ね合わせ、帳票画像から
減算することにより印刷パターンを消去する。
【0019】マーク読取り手段107は、印刷パターン
が消去された帳票画像において、マーク記入枠位置でマ
ークを検出する。マークの検出は、たとえばマーク枠位
置内の黒画素数をカウントすることにより求める。
【0020】次に、このような構成の帳票のマーク記入
欄読取り装置の動作について説明する。
【0021】まず、図4に示すように、マーク記入欄を
持つ帳票が画像入力部1から入力されると、その帳票は
2階調の帳票画像に変換され、画像データ記憶手段10
3に記憶される(S1)。ここで、マーク記入欄を持つ
帳票の一例として図5に示すものが用いられる。
【0022】マーク記入枠はそれぞれ、行番号N(=
1,2,・・・)と同一行内での並び順K(=1,2,
・・・)で表されるものとする。また、図5に示すA1
01〜A104及びB101〜B104は、位置合わせ
用部分画像である。
【0023】次に、マーク記入位置算出手段104によ
って、1行目(N=1)の1個目(K=1)のマーク記
入枠の位置情報がフォーマット情報記憶手段101から
読出され、画像記憶手段103の座標系に変換される
(S2,S3)。
【0024】次に、得られたマーク記入枠の座標値は、
マーク記入枠位置修正手段105へ送られる。マーク記
入枠位置修正手段105では、照合用部分画像記憶手段
102から1行目1個目のマーク記入枠の位置合わせ用
部分画像を読出し、これをマーク記入枠の座標値に従っ
て画像データ記憶手段103に記憶された帳票画像に重
ね合わせる。
【0025】次に、位置合わせ用部分画像の範囲内で位
置合わせ用部分画像と帳票画像の間の相関係数とを算出
する。次に、位置合わせ用部分画像を予め与えた範囲内
で縦方向、横方向へずらしながら相関係数を算出する。
このとき、画像入力部1によって帳票画像が傾いて入力
される場合は、位置合わせ用部分画像を回転させるよう
なずらしも行う。相関係数最大になった位置合わせ用部
分画像の位置情報を印刷パターン消去手段106へ送る
(S4)。
【0026】印刷パターン消去手段106では、受取っ
た1行目1個目のマーク記入枠の位置合わせ用部分画像
の位置情報を元に、照合用部分画像記憶手段102から
読出した1行目1個目のマーク記入枠の印刷パターン消
去用部分画像を画像データ記憶手段103に記憶される
帳票画像に印刷文字が正確に一致するように重ね合わせ
る。さらに、帳票画像から印刷パターン消去用部分画像
を各対応画素で減算し、1行目1個目周辺の印刷パター
ンが消去された帳票画像を生成する(S5)。図6に図
5の帳票から印刷パターンが消去された状態の画像を示
す。
【0027】マーク読取り手段107は、印刷パターン
が消去された帳票画像からマーク記入の有無を読取る。
たとえば、該帳票画像の1行目1個目のマーク記入枠位
置で黒画素の数をカウントして含まれる黒画素数を求
め、その値がしきい値以上であればマーク記入有りとす
る(S6)。
【0028】次に、フォーマット情報記憶手段101を
参照して、読取るべきマーク記入枠が残っていれば1行
目1個目のマーク記入枠について説明したのと同様な処
理で、次のマーク記入枠を読取る。なお、図4のフロー
では行数のみをカウントアップしており、Kについては
明示していないが、Kについてもカウントアップを行う
ことより帳票内の全てのマーク記入枠を読取る(S7,
S8)。
【0029】このように、第1の実施の形態では、画像
入力部1で得られた帳票画像を画像データ記憶手段10
3に記憶し、帳票上のマーク記入枠の位置をフォーマッ
ト情報記憶手段101に予め記憶しておき、フォーマッ
ト情報記憶手段101のフォーマット情報に基づき、マ
ーク記入枠位置算出手段104により画像データ記憶手
段103に記憶された帳票画像上の各マーク記入枠の位
置を算出するとともに、未記入の帳票の各マーク記入枠
とこれらマーク記入枠に隣接する印刷文字部分とを含む
部分画像を照合用部分画像記憶手段102に予め保持し
ておき、マーク記入欄の読取りの際、照合用部分画像記
憶手段102に保持されるマーク記入枠に隣接する印刷
文字部分の画像を、マーク記入枠位置修正手段105に
よって画像データ記憶手段103に記憶された帳票画像
との照合により一致する位置を探索し、マーク記入枠位
置算出手段104で算出されたマーク記入枠の位置を修
正し、照合用部分画像記憶手段102に保持された部分
画像を印刷パターン消去手段106によって帳票画像か
ら減算し、マーク記入枠周辺の印刷パターンを消去した
後、マーク読取り手段107により印刷パターンが消去
された帳票画像からマークの有無を読取るようにした。
【0030】よって、帳票をドロップアウトカラーに限
らず、黒色や他の自由な色で印刷しても、マークの有無
を確実に読取ることができる。
【0031】また、黒等の非ドロップアウトカラーの印
刷文字を利用することができるため、タイミングマーク
を使用しなくても印刷ずれ等を原因とする位置ずれに頑
強なマーク読取りを実現できる。
【0032】ここで、タイミングマークとは、マークを
読取る際の行位置、あるいは列位置の基準を示すもので
あり、帳票端付近に印刷されるプレ印刷マークである。
このため、タイミングマークを印刷しない場合は、帳票
スペースを有効に利用できる。
【0033】(第2の実施の形態)図7は、本発明の帳
票のマーク記入欄読取り装置の第2の実施の形態を示す
ブロック図、図8は、図7の帳票のマーク記入欄読取り
装置の動作を説明するためのフローチャートである。な
お、以下に説明する図において、図1と共通する部分に
は同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0034】第2の実施の形態では、図7に示すよう
に、マーク記入枠位置修正量記憶手段108が追加され
ている。併せて、マーク記入枠位置修正手段105にも
機能が追加されている。
【0035】すなわち、マーク記入枠位置修正手段10
5は、1行上のマーク記入枠の位置検出における修正量
をマーク記入枠修正量記憶手段108から読出し、これ
を用いて位置合わせ用部分画像のずらし範囲を狭めてマ
ーク記入枠位置修正を高速化する。また、位置合わせ終
了後、修正量をマーク記入枠修正量記憶手段108へ出
力する。
【0036】マーク記入枠位置修正量記憶手段108
は、マーク記入枠位置算出手段104で得られたマーク
記入枠位置とマーク記入枠位置修正手段105で求めら
れたマーク記入枠位置の正確な値との差を保持する。
【0037】次に、このような構成の帳票のマーク記入
欄読取り装置の動作について説明する。
【0038】まず、図8に示すように、(S1〜S6)
における帳票画像の入力後の1行目のマーク記入枠の読
取りに関しては第1の実施の形態の動作とほぼ同じであ
る。
【0039】ただし、(S4)におけるマーク記入枠修
正手段106による修正量をマーク記入枠位置修正量記
憶手段108に保存する点でのみ異なる。
【0040】2行目以降のマーク記入枠の読取りに関し
ては、マーク記入枠修正手段106においてマーク記入
枠位置修正量記憶手段108から修正量を読出し、位置
合わせ用部分画像のずらし範囲をより狭くする(S7〜
S9)。正確なマーク記入枠位置検出後、新たな修正量
をマーク記入枠位置修正量記憶手段108へ出力する
(S10)。その他の(S11〜S15)における処理
は、第1の実施の形態の1行目のマーク記入枠の読取り
と同様である。
【0041】このように、第2の実施の形態では、マー
ク記入枠位置修正手段105により、マーク記入枠の位
置検出における修正量をマーク記入枠修正量記憶手段1
08から読出すとともに、その修正量を用い、印刷文字
部分の画像である位置合わせ用部分画像のずらし範囲を
狭めてマーク記入枠の位置修正を行うようにしたので、
マーク記入枠の位置修正の高速化が図れる。
【0042】
【発明の効果】以上の如く本発明に係る帳票のマーク記
入欄読取り装置及びそのマーク記入欄読取り方法によれ
ば、ドロップアウトカラーを含む多種の色で印刷された
帳票の複数のマーク記入枠を含むマーク記入欄を読取る
に際し、帳票の紙面を画像入力部によりスキャンして帳
票のディジタル画像である帳票画像を生成した後、生成
された帳票画像上のマーク記入枠をマーク読取り部によ
って読取るようにしたので、ドロップアウトカラーの使
用の制約を緩和することができ、併せてタイミングマー
クをも不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帳票のマーク記入欄読取り装置の第1
の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の画像入力部によってスキャンされる未記
入の帳票を示す図である。
【図3】図1の照合用部分画像記憶手段に保持される部
分画像を説明するための図である。
【図4】図1の帳票のマーク記入欄読取り装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の帳票のマーク記入欄読取り装置の動作を
説明するための図である。
【図6】図1の帳票のマーク記入欄読取り装置の動作を
説明するための図である。
【図7】本発明の帳票のマーク記入欄読取り装置の第2
の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】図7の帳票のマーク記入欄読取り装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 マーク読取り部 101 フォーマット情報記憶手段 102 照合用部分画像記憶手段 103 画像データ記憶手段 104 マーク記入枠位置算出手段 105 マーク記入枠位置修正手段 106 印刷パターン消去手段 107 マーク読取り手段 108 マーク記入枠位置修正量記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B072 CC21 DD23 5C076 AA03 BA03 5L096 AA03 AA07 BA17 DA01 FA46 FA69 HA08 JA03 JA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロップアウトカラーを含む多種の色で
    印刷された帳票の複数のマーク記入枠を含むマーク記入
    欄を読取る帳票のマーク読取り装置であって、 前記帳票の紙面をスキャンして前記帳票のディジタル画
    像である帳票画像を生成する画像入力部と、 前記生成された帳票画像上の前記マーク記入枠を読取る
    マーク読取り部とを備えることを特徴とする帳票のマー
    ク記入欄読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記マーク読取り部は、 前記画像入力部で得られた帳票画像を記憶する画像デー
    タ記憶手段と、 前記帳票上のマーク記入枠の位置を予め記憶しておくフ
    ォーマット情報記憶手段と、 前記フォーマット情報記憶手段のフォーマット情報に基
    づき、前記画像データ記憶手段に記憶された前記帳票画
    像上の各マーク記入枠の位置を算出するマーク記入枠位
    置算出手段と、 未記入の前記帳票の各マーク記入枠とこれらマーク記入
    枠に隣接する印刷文字部分とを含む部分画像を予め保持
    しておく照合用部分画像記憶手段と、 前記マーク記入欄の読取りの際、前記照合用部分画像記
    憶手段に保持されるマーク記入枠に隣接する印刷文字部
    分の画像を、前記画像データ記憶手段に記憶された前記
    帳票画像との照合により一致する位置を探索するととも
    に、前記マーク記入枠位置算出手段で算出されたマーク
    記入枠の位置を修正するマーク記入枠位置修正手段と、 前記照合用部分画像記憶手段に保持された部分画像を前
    記帳票画像から減算し、前記マーク記入枠周辺の印刷パ
    ターンを消去する印刷パターン消去手段と、 前記印刷パターンが消去された帳票画像からマークの有
    無を読取るマーク読取り手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の帳票のマーク記入欄読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記マーク記入枠位置修正手段は、前記
    マーク記入枠の位置検出における修正量をマーク記入枠
    修正量記憶手段から読出し、これを用いて前記印刷文字
    部分の画像である位置合わせ用部分画像のずらし範囲を
    狭めて前記マーク記入枠の位置修正を行うことを特徴と
    する請求項2に記載の帳票のマーク記入欄読取り装置。
  4. 【請求項4】 ドロップアウトカラーを含む多種の色で
    印刷された帳票の複数のマーク記入枠を含むマーク記入
    欄を読取る帳票のマーク記入欄読取り方法であって、 前記帳票の紙面を画像入力部によりスキャンして前記帳
    票のディジタル画像である帳票画像を生成する第1の工
    程と、 前記生成された帳票画像上の前記マーク記入枠をマーク
    読取り部によって読取る第2の工程とを備えることを特
    徴とする帳票のマーク記入欄読取り方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の工程には、 前記画像入力部で得られた帳票画像を画像データ記憶手
    段に記憶する第3の工程と、 前記帳票上のマーク記入枠の位置をフォーマット情報記
    憶手段に予め記憶しておく第4の工程と、 前記フォーマット情報記憶手段のフォーマット情報に基
    づき、マーク記入枠位置算出手段により前記画像データ
    記憶手段に記憶された前記帳票画像上の各マーク記入枠
    の位置を算出する第5の工程と、 未記入の前記帳票の各マーク記入枠とこれらマーク記入
    枠に隣接する印刷文字部分とを含む部分画像を照合用部
    分画像記憶手段に予め保持しておく第6の工程と、 前記マーク記入欄の読取りの際、前記照合用部分画像記
    憶手段に保持されるマーク記入枠に隣接する印刷文字部
    分の画像を、マーク記入枠位置修正手段によって前記画
    像データ記憶手段に記憶された前記帳票画像との照合に
    より一致する位置を探索するとともに、前記マーク記入
    枠位置算出手段で算出されたマーク記入枠の位置を修正
    する第7の工程と、 前記照合用部分画像記憶手段に保持された部分画像を印
    刷パターン消去手段によって前記帳票画像から減算し、
    前記マーク記入枠周辺の印刷パターンを消去する第8の
    工程と、 マーク読取り手段により前記印刷パターンが消去された
    帳票画像からマークの有無を読取る第9の工程とが含ま
    れることを特徴とする請求項4に記載の帳票のマーク記
    入欄読取り方法。
  6. 【請求項6】 前記第7の工程には、 前記マーク記入枠の位置検出における修正量をマーク記
    入枠修正量記憶手段から読出す第10の工程と、 前記修正量を用い、前記印刷文字部分の画像である位置
    合わせ用部分画像のずらし範囲を狭めて前記マーク記入
    枠の位置修正を行う第11の工程とが含まれることを特
    徴とする請求項5に記載の帳票のマーク記入欄読取り方
    法。
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