JPH03189783A - フアクシミリ画像用文字認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ファクシミリ装置（ＦＡＸ）から人力され
た画像情報の位置ずれを補正し、犯人文字を正しく切り
出して文字を認識する光学文字認識装置（ＯＣＲ）に間
するものである。

［従来の技術］ 第４図は従来のファクシミリ画像用文字認識装置による
読取り画像の一例を示す図である。図において、】は矩
形領域の読取り画像、２は読取り画像ｌ上に表われない
相当位置の帳票、３はＦＡＸで読み取らない色（ドロッ
プアウトカラー）で印刷された第１行目の文字記入枠、
４は同じくドロップアウトカラーで印刷された第Ｎ行目
の文字記入枠、５は文字記入枠３の相対的基準位置を検
知するための第１行目の基準マーク、６は同じく文字記
入枠４の相対的基準位置を検知するための第Ｎ行目の基
準マークである。

次に、上記従来のファクシミリ画像用文字認識装置の動
作、及び読取り画像の詳細について説明する。ＦＡＸ　
（図示しない）から読み込まれた画像・　すなわち読取
り画像ｌ中の帳票２には、ＦＡＸの一般的特性により縦
横方向のずれや傾き、あるいは帳票２の上端と下端間の
距離のひずみ等が存在する。第４図に示す読取り画像１
の例では、読取り画像ｌは帳票２の領域をカバーしてい
る場合を示しているが、読取り画像１の読取り範囲が帳
票２の端辺より内側になる場合も有り、そのために、こ
れら両ケースを含めて帳票２の端辺を画像として取り込
み、各文字記入枠３，４の位置検知基準にすることがで
きない。以上のような理由のために設けられたものが基
準マーク５，６である。

従って、従来のファクシミリ画像用文字認識装置では、
読取り画像１中の各行の基準マーク５゜６の座標を検出
することによって、あらかじめ設定されている各文字記
入枠３，４の基準マーク５゜６からの相対位置情報によ
り、上記ドロップアウトカラーで印刷されているために
読取り画像１には表われない各文字記入枠３，４を検出
して文字の切り出しを行う。以上のような動作により、
読取り画像ｌ中の位置ずれが補正され、正しい文字の切
り出しを可能としている。

また、例えば特開昭６０−１３２２７９号公報に開示さ
れているように、文字枠を印刷した帳票紙面を走査して
得られる信号に基づいて該文字枠内に記入されている文
字を読み取る文字読取装置において、帳票紙の文字枠の
印刷をタイミングマークと同様の黒色の一色刷りとし、
かつ各行の文字読取の開始及び停止点を、この文字枠を
検出することにより判断させるという構想に基づく文字
読取装置が知られている。そして、このような文字読取
装置では、走査信号の全直列成分を所定の幅ごとに分割
するとともにこの分割された各区間の走査信号を積分す
る手段と、この積分出力信号を一定の閾値と比較して文
字枠の横線部分を弁別する比較手段と、ｎを１以上の整
数として、各２ｎ−１番目の弁別出力信号と２ｎ番目の
弁別出力信号との間の上記走査信号のみを文字読取情報
として出力するゲート手段とを設け、光学的に感知可能
な上記文字枠を有する帳票紙からの文字読取を可能とし
た複雑な構成を有する装置とされてい［発明が解決しよ
うとする課題］ 上記のような従来のファクシミリ画像用文字認識装置で
は、上述のような動作によって読取り画像１中の位置ず
れの補正を実現するようにしているので、各文字記入枠
３，４を読取り不可能な色のドロップアウトカラーで印
刷し、また各基準マーク５．６を読取り可能な別の色で
印刷しなければならず、さらに、各文字記入枠３，４と
各基準マーク５，６の印刷精度を高めることが必要にな
るなどの問題点があった。

また、上記したように帳票に印刷した文字枠内の文字を
読み取る従来の文字読取装置において、帳票の文字枠の
印刷として、例えば黒色の一色の単色によって文字枠を
印刷した帳票を用いる文字読取装置も提案されているが
、帳票から文字枠を検出してこの文字枠内の文字の読取
りを実現するためには、複雑な構成を有する装置が必要
になるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、基準マークを無くすことができると共に、帳
票上の印刷色として読取りマークを含めて黒色の一色で
印刷した帳票を読み取ることができる簡単な構成を有す
るファクシミリ画像用文字認識装置を得ることを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るファクシミリ画像用文字認識装置は、帳
票の文字記入枠を黒色の一色で印刷し、ファクシミリ装
置から受信した帳票イメージ中の黒文字枠を検出する黒
文字枠検出手段と、この黒文字枠検出手段で得られた黒
文字枠位置情報によって黒文字枠を消去する文字枠消去
手段と、この文字枠消去手段で得られた文字枠の無い認
識対象となる文字イメージのみの画像から、上記黒文字
枠位置情報を用いて１文字ごとに文字イメージを切り出
す文字切出し手段とを備えたものである。

［作用］ この発明におけるファクシミリ画像用文字認識装置では
、黒文字枠検出手段により、読取り画像中の帳票の位置
ずれに左右されることなく、直接に黒文字枠位置情報を
検出し、この黒文字枠位置情報をもとに黒文字枠を消去
した文字枠の無い認識対象となる文字イメージのみの画
像を得る。さらに、この文字イメージのみの画像を、上
記黒文字枠位置情報を用いて１文字ごとに正確に文字イ
メージを切り出すようにする。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の実施例であるファクシミリ画像用文字認
識装置による読取り画像の一例を示す図である。図にお
いて、２１は矩形領域の読取り画像、２２は読取り画像
２１上に表われない相当位置の帳票、２３はＦＡＸで読
み取れる色、例えば黒色の一色で印刷された第１行目の
文字、記入枠、２４は同じく黒色の一色で印刷された第
Ｎ行目の文字記入枠である。

第２図は第１図のファクシミリ画像用文字認識装置を実
現するための構成例を示す図である。図におイテ、３１
はＦＡＸ、３２はＦＡＸ３１とＯＣＲ間の通信手段、３
３はＦＡＸ受信データを画像データに変換するＦＡＸデ
ータ受信部、３４はＦＡＸ受信画像を格納する読取り画
像メモｌへ　３５は読取り画像メモリ３４中の黒文字枠
位置を検出する文字枠検出部、３６は文字枠検出部３５
で得られた文字枠座標データを格納する文字枠座標テー
ブル、３７は文字枠座標テーブル３６の情報をもとに読
取り画像メモリ３４中の黒文字枠を消去する文字枠消去
部、３８は文字枠が消去された読取り画像３４中の各認
識対象の文字イメージを、文字枠座標テーブル３６の情
報をもとに１文字ごとに切り出す文字切出し部、３９は
文字切出し部３８から受は取った文字イメージを認識し
、文字コードに変換する文字認識部である。

第３図は第２図のファクシミリ画像用文字認識装置で、
文字枠を消去した後の読取り画像メモリの一部と、文字
枠座標テーブルの情報の内容を示す図である。図におい
て、４１は文字枠を消去した後の読取り画像メモリ３４
の一部、４２は読取り画像メモリ３４の矩形領域として
の座標原点、４３は文字枠座標テーブル３６の情報に格
納する各文字枠座標位置を表現したものであり、これは
読取り画像メモリ３４中に画像データとしては存在しな
い。

次に、上記この発明の実施例であるファクシミリ画像用
文字認識装置の動作について説明する。

ＦＡＸ３１で読み取られた読取り画像２１中の帳票２２
は、通信手段３２．ＦＡＸデータ受信部３３を介して読
取り画像メモリ３４に帳票イメージとして格納される。

この読取り画像メモリ３４内の受信画像を矩形領域で表
現したものが第１図に示される読取り画像２１である。

上記従来例で説明したと同様に、読取り画像２１中の帳
票２２には、縦横方向のずれや傾き、あるいは帳票２２
の上端と下端間の距離のひずみ等が存在するが、各文字
記入枠２３．２４自体が画像情報として読み込まれてい
ることが上記従来例の方式とは異なっている。文字枠検
出部３５は、輪郭追跡等の手法により読取り画像２１の
矩形領域中の各文字記入枠２３．２４の位置を検出し、
各文字枠単位の各文字枠座標位置４３を知る。この各文
字枠座標位置４３のデータは文字枠座標テーブル３６に
格納され、この文字枠座標テーブル３６の情報をもとに
文字枠消去部３７は、読取り画像メモリ３４に格納され
ている読取り画像２１中の各文字記入枠２３．２４を消
去する。このように各文字記入枠２３．２４を消去した
後の読取り画像メモリ３４中の読取り画像２１は、第３
図に示すように認識対象となる文字イメージだけとなる
。次に、文字切出し部３８は、文字枠座標テーブル３６
の情報を使用して文字枠が消去された読取り画像メモリ
３４の一部４１から１文字車位に認識対象となる文字イ
メージを切り出し、文字認識部３９に送る。

文字切出し部３８にて文字切出し時に用いる各文字枠座
標位置４３の情報は、第３図に示すように読取り画像メ
モリ３４の矩形領域としての座標原点４２からの座標位
置を表現しており、帳票２２の縦横方向のずれや傾きな
どに左右されることなく真の文字記入枠の情報となるた
め、正確な文字切出しが保証される。

なお、上記実施例では、文字枠検出部３５と文字枠消去
部３７とを別々の手段で行う場合について説明したが、
文字枠検出部での文字枠の検出動作と同時に文字枠の消
去を行う手段を用いても良い。

［発明の効果］ 以上のように、この発明のファクシミリ画像用文字認識
装置によれば、帳票の文字記入枠を黒色の一色で印刷し
、ファクシミリ装置から受信した＠票イメージ中の黒文
字枠を検出する黒文字枠検出手段と、この黒文字枠検出
手段で得られた黒文字枠位置情報によって黒文字枠を消
去する文字枠消去手段と、この文字枠消去手段で得られ
た文字枠の無い認識対象となる文字イメージのみの画像
から、上記黒文字枠位置情報を用いて１文字ごとに文字
イメージを切り出す文字切出し手段とを備えた構成とし
たので、帳票の印刷が一色で済み、また印刷精度も比較
的に緩くでき、そのために、例えば帳票の読み取りにＰ
ＰＣ複写機が使用可能となり、さらに、帳票の印刷コス
トを低減できると共に、手間を大いに削減できるなどの
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例であるファクシミリ画像用文
字認識装置による読取り画像の一例を示す図、第２図は
第１図のファクシミリ画像用文字認識装置を実現するた
めの構成例を示す図、第３図は第２図のファクシミリ画
像用文字認識装置で、文字枠を消去した後の読取り画像
メモリの一部と、文字枠座標テーブルの情報の内容を示
す図、第４図は従来のファクシミリ画像用文字認識装置
による読取り画像の一例を示す図である。 図において、ｌ、２１・・・読取り画像、２，２２・・
・帳票、３．　４．　２３．　２４・・・文字記入枠、
５゜６・・・基準マーク、３１・・・ＦＡＸ　（ファク
シミリ装置）、３２・・・通信手段、３３・・・ＦＡＸ
データ受信部、３４・・・読取り画像メモリ、３５・−
文字枠検出部、３６・・・文字枠座標テーブル、３７・
・・文字枠消去部、３８・・・文字切出し部、３９・・
・文字認識部、４１・・・読取り画像メモリ３４の一部
、４２・・・座標原点、４３・・・各文字枠座標位置　
である。 なお、図中、同一符号は同一　又は相当部分を示す。 第１図 １

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファクシミリ装置から受信した帳票イメージ中の文字を
   文字コードに変換する文字認識装置において、上記ファ
   クシミリ装置で読み取らせる帳票の文字記入枠を、この
   ファクシミリ装置が黒色と読み取る一色で印刷したもの
   とし、上記ファクシミリ装置から受信した帳票イメージ
   中の黒文字枠を検出する黒文字枠検出手段と、この黒文
   字枠検出手段で得られた黒文字枠位置情報をもとに黒文
   字枠を消去する文字枠消去手段と、この文字枠消去手段
   によって得られた文字枠の無い認識対象となる文字イメ
   ージのみの画像から、上記黒文字枠位置情報を用いて１
   文字ごとに文字イメージを切り出す文字切出し手段とを
   具備レたことを特徴とするファクシミリ画像用文字認識
   装置。