JPH114842A - 下肢疾患治療用足底装具及びそのホルダー - Google Patents
下肢疾患治療用足底装具及びそのホルダーInfo
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- JPH114842A JPH114842A JP9160171A JP16017197A JPH114842A JP H114842 A JPH114842 A JP H114842A JP 9160171 A JP9160171 A JP 9160171A JP 16017197 A JP16017197 A JP 16017197A JP H114842 A JPH114842 A JP H114842A
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- foot
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- treating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の下肢疾患治療用足底装具では厚さの調
節を切削により行っており、そのため厚さ調節に日数が
かかり、早期に治療が開始できないという問題等があ
る。そこで足底装具の厚みの調節を簡単に行うことので
きる足底装具を提供することを目的とする。また該足底
装具のホルダーを提供することを目的とする。 【解決手段】 足底装具本体2と、該足底装具本体2の
下面側に対して着脱自在に取り付けられる高さ調整用治
具3とを有する下肢疾患治療用足底装具10である。
節を切削により行っており、そのため厚さ調節に日数が
かかり、早期に治療が開始できないという問題等があ
る。そこで足底装具の厚みの調節を簡単に行うことので
きる足底装具を提供することを目的とする。また該足底
装具のホルダーを提供することを目的とする。 【解決手段】 足底装具本体2と、該足底装具本体2の
下面側に対して着脱自在に取り付けられる高さ調整用治
具3とを有する下肢疾患治療用足底装具10である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変形性膝関節症,
O脚,先天性内反足,先天性外反足,扁平足等の下肢疾
患患者に対して保存的治療や矯正治療を行う際に用いる
下肢疾患治療用足底装具に関するものである。
O脚,先天性内反足,先天性外反足,扁平足等の下肢疾
患患者に対して保存的治療や矯正治療を行う際に用いる
下肢疾患治療用足底装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】足の裏に足底装具を装着し、足底全体を
傾斜させたり、また足中央部に凸部を当接させる等する
ことにより、下肢疾患の保存的治療や矯正治療を施すこ
とが行われている。例えばO脚の人は常に足の外側に体
重がかかる為、該足外側側に負担がかかっているが、足
底全体を外側側へ向けて斜め上方に傾斜させることによ
って、この負担を低減させることができる。
傾斜させたり、また足中央部に凸部を当接させる等する
ことにより、下肢疾患の保存的治療や矯正治療を施すこ
とが行われている。例えばO脚の人は常に足の外側に体
重がかかる為、該足外側側に負担がかかっているが、足
底全体を外側側へ向けて斜め上方に傾斜させることによ
って、この負担を低減させることができる。
【0003】図10は従来の下肢疾患治療用足底装具の
一例を示す図であり、(a) はその平面図であり、図の右
方向が足の内側側、左方向が外側側を示す。図10の
(b) は(a) のB−B線断面図で、足指に対応する部分を
示し、(c) は(a) のC−C線断面図で、足の中央に対応
する部分を示し、また(d) は(a) のA−A線断面図で、
足の踵に対応する部分を示す。
一例を示す図であり、(a) はその平面図であり、図の右
方向が足の内側側、左方向が外側側を示す。図10の
(b) は(a) のB−B線断面図で、足指に対応する部分を
示し、(c) は(a) のC−C線断面図で、足の中央に対応
する部分を示し、また(d) は(a) のA−A線断面図で、
足の踵に対応する部分を示す。
【0004】図10の(d) から良く分かる様に、足底装
具1はその踵付近の外側側が厚く内側側が薄くなってお
り、また図10の(b),(c),(d) への移行状況から分かる
様に、踵側から足の指側に向かって外側側と内側側の厚
みが徐々に等しくなる様な厚み変化を示している。尚図
10に示す様な形状の足底装具は、変形性膝関節症,O
脚,先天性内反足等を矯正する場合に用いられる。足底
装具1の素材としては、人体に無害であって、且つ適度
な弾性を有するもの、例えばシリコーンゴム製のものが
一般的に用いられている。
具1はその踵付近の外側側が厚く内側側が薄くなってお
り、また図10の(b),(c),(d) への移行状況から分かる
様に、踵側から足の指側に向かって外側側と内側側の厚
みが徐々に等しくなる様な厚み変化を示している。尚図
10に示す様な形状の足底装具は、変形性膝関節症,O
脚,先天性内反足等を矯正する場合に用いられる。足底
装具1の素材としては、人体に無害であって、且つ適度
な弾性を有するもの、例えばシリコーンゴム製のものが
一般的に用いられている。
【0005】上記足底装具の使用に当たっては、これを
靴の中に入れて中敷の様にして用いたり、また上記足底
装具に帯状体を付設し、該帯状体によって足に固定して
用いる(実公昭63−5704,特公昭63−3041
2)。
靴の中に入れて中敷の様にして用いたり、また上記足底
装具に帯状体を付設し、該帯状体によって足に固定して
用いる(実公昭63−5704,特公昭63−3041
2)。
【0006】また足底装具(クッション材)を靴下様の
ホルダーに収納したものも提案されている(特開平3−
279401)。これは、靴下の底面に当て部材を設
け、これらにより形成されたポケット内に、上記足底装
具を収納して使用するものである。
ホルダーに収納したものも提案されている(特開平3−
279401)。これは、靴下の底面に当て部材を設
け、これらにより形成されたポケット内に、上記足底装
具を収納して使用するものである。
【0007】尚、上述の帯状体によって固定するタイプ
では、足底装具の装着が目立って外観的抵抗感が強く、
また家の敷居等に足底装具が引っかかり易いという欠点
があるが、上記靴下様ホルダータイプのものはこの様な
欠点がない。
では、足底装具の装着が目立って外観的抵抗感が強く、
また家の敷居等に足底装具が引っかかり易いという欠点
があるが、上記靴下様ホルダータイプのものはこの様な
欠点がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】下肢疾患治療用足底装
具は主に変形性膝関節症,O脚,先天性内反足等の矯正
といった治療目的で使用されるが、その症状は個人差が
大きいものである。そのため患者毎のオーダーメイドで
作ることが最善であるが、コストや納期の関係から、幾
つかのランクに分けた数種類のものを製造しておき、こ
の足底装具を患者に合わせて切削等の修正を施して用い
ているが、この様な修正には手間がかかるという問題が
ある。加えて修正は、業者が持ち帰って専用工具により
行うのが通常であり、治療方針が決定されてから実際に
患者の手元に足底装具が届くまでに日数がかかり、治療
の開始が遅れるという問題がある。
具は主に変形性膝関節症,O脚,先天性内反足等の矯正
といった治療目的で使用されるが、その症状は個人差が
大きいものである。そのため患者毎のオーダーメイドで
作ることが最善であるが、コストや納期の関係から、幾
つかのランクに分けた数種類のものを製造しておき、こ
の足底装具を患者に合わせて切削等の修正を施して用い
ているが、この様な修正には手間がかかるという問題が
ある。加えて修正は、業者が持ち帰って専用工具により
行うのが通常であり、治療方針が決定されてから実際に
患者の手元に足底装具が届くまでに日数がかかり、治療
の開始が遅れるという問題がある。
【0009】加えて、傾斜の大きい足底装具を当初から
使用することは、如何にそれが患者の足底に対応してい
ても、始めのうちは違和感が大きく、敬遠されがちであ
る。そこで始めのうちは傾斜の小さいものを使用し、徐
々に大きいものに変更していくことが望ましい場合があ
り、或いは逆に症状の改善等により、徐々に傾斜の小さ
いものに変更していく場合がある。このうち特に厚さを
厚くしていく場合には、その都度改めて足底装具を購入
する必要が生じ、使用者の金銭的負担が大きくなるとい
う問題がある。
使用することは、如何にそれが患者の足底に対応してい
ても、始めのうちは違和感が大きく、敬遠されがちであ
る。そこで始めのうちは傾斜の小さいものを使用し、徐
々に大きいものに変更していくことが望ましい場合があ
り、或いは逆に症状の改善等により、徐々に傾斜の小さ
いものに変更していく場合がある。このうち特に厚さを
厚くしていく場合には、その都度改めて足底装具を購入
する必要が生じ、使用者の金銭的負担が大きくなるとい
う問題がある。
【0010】そこで本発明は以上の様な問題に鑑みてな
されたものであり、傾斜の大きさ、即ち厚みの調節を簡
単に行うことのできる下肢疾患治療用足底装具、及びそ
のホルダーを提供することを目的とする。
されたものであり、傾斜の大きさ、即ち厚みの調節を簡
単に行うことのできる下肢疾患治療用足底装具、及びそ
のホルダーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る下肢疾患治
療用足底装具は、足底装具本体と、該足底装具本体の下
面側に対して着脱自在に取り付けられる高さ調整用治具
とを有することを要旨とする。
療用足底装具は、足底装具本体と、該足底装具本体の下
面側に対して着脱自在に取り付けられる高さ調整用治具
とを有することを要旨とする。
【0012】要望される足底装具の厚さに基づいて、高
さ調整用治具を適宜取り付け或いは取り外すことによっ
て、簡単に使用者に適した厚さの足底装具とすることが
できる。この際上記高さ調整用治具として厚さが微小に
異なるものを複数種準備しておくことで、高さ(厚さ)
調整をより精密に行うことができる。或いは薄手の高さ
調整用治具を複数個準備し、これを適宜重ね付けするこ
とによっても、高さ調整を幅広く行うことができる。
さ調整用治具を適宜取り付け或いは取り外すことによっ
て、簡単に使用者に適した厚さの足底装具とすることが
できる。この際上記高さ調整用治具として厚さが微小に
異なるものを複数種準備しておくことで、高さ(厚さ)
調整をより精密に行うことができる。或いは薄手の高さ
調整用治具を複数個準備し、これを適宜重ね付けするこ
とによっても、高さ調整を幅広く行うことができる。
【0013】尚、患者は足底装具本体と複数の高さ調整
用治具を購入することになるが、上記従来の様に厚みの
異なる複数の足底装具を購入する場合に比べて、費用を
低く抑えることができる。
用治具を購入することになるが、上記従来の様に厚みの
異なる複数の足底装具を購入する場合に比べて、費用を
低く抑えることができる。
【0014】また本発明に係る下肢疾患治療用足底装具
は、前記足底装具本体と前記高さ調整用治具の取付対向
面に夫々取着面が設けられ、該足底装具本体の取着面及
び該高さ調整用治具の取着面のいずれか一方または両方
に、粘着性物質層が形成され、該粘着性物質層の粘着力
によって前記足底装具本体と前記高さ調整用治具が取付
けられるものであることが好ましい。
は、前記足底装具本体と前記高さ調整用治具の取付対向
面に夫々取着面が設けられ、該足底装具本体の取着面及
び該高さ調整用治具の取着面のいずれか一方または両方
に、粘着性物質層が形成され、該粘着性物質層の粘着力
によって前記足底装具本体と前記高さ調整用治具が取付
けられるものであることが好ましい。
【0015】高さ調整用治具の着脱手法として、ホック
等を用いることもできるが、ホックは硬く、一方足底装
具本体は一般にシリコーンゴム製である為柔らかく、こ
の硬さの違いが取付対向面から足底装具本体を通して足
に感じられ、装用感が悪くなる恐れがある。しかし上述
の様に粘着性物質層の粘着力によって着脱するようにし
たものは、粘着性物質層自体が柔らかいから、足への感
触が同じとなり、装用感が良い。
等を用いることもできるが、ホックは硬く、一方足底装
具本体は一般にシリコーンゴム製である為柔らかく、こ
の硬さの違いが取付対向面から足底装具本体を通して足
に感じられ、装用感が悪くなる恐れがある。しかし上述
の様に粘着性物質層の粘着力によって着脱するようにし
たものは、粘着性物質層自体が柔らかいから、足への感
触が同じとなり、装用感が良い。
【0016】更に本発明においては、足底装具の上面が
全体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜している下肢疾
患治療用足底装具であって、前記足底装具本体の内側側
の端部分が厚く構成されていることが好ましい。
全体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜している下肢疾
患治療用足底装具であって、前記足底装具本体の内側側
の端部分が厚く構成されていることが好ましい。
【0017】足関節・膝関節の内反等を矯正する場合に
は、足底装具の外側側が厚く構成され、上面(足載置
面)が全体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜している
足底装具を用いるが、従来の様に内側側の端が薄いもの
(図10の(c),(d) 参照)は、これに足を載置した際に
傾斜によって足底装具から足がずれるといった不具合が
生じることがある。しかし本発明においては、上述の様
に足底装具本体の内側側の端部分を厚く構成してあるか
ら、該内側側の端部分によって足のずれを抑止すること
ができる。
は、足底装具の外側側が厚く構成され、上面(足載置
面)が全体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜している
足底装具を用いるが、従来の様に内側側の端が薄いもの
(図10の(c),(d) 参照)は、これに足を載置した際に
傾斜によって足底装具から足がずれるといった不具合が
生じることがある。しかし本発明においては、上述の様
に足底装具本体の内側側の端部分を厚く構成してあるか
ら、該内側側の端部分によって足のずれを抑止すること
ができる。
【0018】加えて本発明においては、前記足底装具本
体の上面側は、足の踵部に対応する窪みと、足の第五中
足骨基底部に対応する窪みと、中足骨アーチ部に対応す
る凸部を夫々有することが望ましい。この様に窪みや凸
部を設けることにより、足の裏の形状にフィットする様
になり、従って足底装具と足がずれるのを防止すること
ができる。
体の上面側は、足の踵部に対応する窪みと、足の第五中
足骨基底部に対応する窪みと、中足骨アーチ部に対応す
る凸部を夫々有することが望ましい。この様に窪みや凸
部を設けることにより、足の裏の形状にフィットする様
になり、従って足底装具と足がずれるのを防止すること
ができる。
【0019】また本発明に係るホルダーは、前記下肢疾
患治療用足底装具装着用靴下または足袋(以下、これら
を靴下と総称することがある)であって、該靴下の内底
に下肢疾患治療用足底装具収納用ポケットを形成し、該
ポケットへの出し入れ用開口を内底側に設けたものであ
ることを要旨とする。
患治療用足底装具装着用靴下または足袋(以下、これら
を靴下と総称することがある)であって、該靴下の内底
に下肢疾患治療用足底装具収納用ポケットを形成し、該
ポケットへの出し入れ用開口を内底側に設けたものであ
ることを要旨とする。
【0020】このホルダーは上記収納用ポケットに前記
足底装具を収納して使用するものであるが、該ホルダー
は外観が通常の靴下と同様であるから、足底装具を装着
していることが分かり難く、使用者の外観的抵抗感をな
くすことができる。また上記収納用ポケットの出し入れ
用開口が内底側、即ち足の裏側に向かって開口してお
り、ホルダーの外側表面には開口がない様になっている
から、該ホルダーに前記足底装具を装着して歩行した際
に、敷居等に上記開口部分が引掛かるといった恐れがな
い。
足底装具を収納して使用するものであるが、該ホルダー
は外観が通常の靴下と同様であるから、足底装具を装着
していることが分かり難く、使用者の外観的抵抗感をな
くすことができる。また上記収納用ポケットの出し入れ
用開口が内底側、即ち足の裏側に向かって開口してお
り、ホルダーの外側表面には開口がない様になっている
から、該ホルダーに前記足底装具を装着して歩行した際
に、敷居等に上記開口部分が引掛かるといった恐れがな
い。
【0021】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明に係る下
肢疾患治療用足底装具を、実施例を示す図面を参照しつ
つ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定
される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で
適当に変更を加えて実施することも可能であり、それら
はいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
肢疾患治療用足底装具を、実施例を示す図面を参照しつ
つ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定
される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で
適当に変更を加えて実施することも可能であり、それら
はいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0022】<実施例1>図1は本発明の実施例1に係
る下肢疾患治療用足底装具10を示す下方からの斜視図
であり、足底装具本体2に高さ調整用治具3を取り付け
た状態を表している。また図2は、上記足底装具本体2
から上記調整用治具3を取り外した状態を表す図であ
り、(a) は上記足底装具本体2の底面図(取付対向面か
ら見た図)、(b) は上記調整用治具3の取付対向面から
見た図である。図3の(a) は図2の(a) と同じく上記足
底装具本体2の底面図で、図3の(d) は(a) に示すD−
D線断面図である。図3の(b),(c) は夫々高さの異なる
高さ調整用治具3を示す底面図で、図3の(e) は(b) に
示すE−E線断面図、図3の(f) は(c) に示すF−F線
断面図であり、これら図3の(e),(f) から分かる様に、
図3の(b),(e) に示す調整用治具3は薄手のもの、図3
の(c),(f) に示す調整用治具3は厚手のものである。尚
図1〜3に示す足底装具10は右足用のものを示してお
り、図3において図の左方向が外側側、図の右方向が内
側側を表す。
る下肢疾患治療用足底装具10を示す下方からの斜視図
であり、足底装具本体2に高さ調整用治具3を取り付け
た状態を表している。また図2は、上記足底装具本体2
から上記調整用治具3を取り外した状態を表す図であ
り、(a) は上記足底装具本体2の底面図(取付対向面か
ら見た図)、(b) は上記調整用治具3の取付対向面から
見た図である。図3の(a) は図2の(a) と同じく上記足
底装具本体2の底面図で、図3の(d) は(a) に示すD−
D線断面図である。図3の(b),(c) は夫々高さの異なる
高さ調整用治具3を示す底面図で、図3の(e) は(b) に
示すE−E線断面図、図3の(f) は(c) に示すF−F線
断面図であり、これら図3の(e),(f) から分かる様に、
図3の(b),(e) に示す調整用治具3は薄手のもの、図3
の(c),(f) に示す調整用治具3は厚手のものである。尚
図1〜3に示す足底装具10は右足用のものを示してお
り、図3において図の左方向が外側側、図の右方向が内
側側を表す。
【0023】この足底装具10は足関節・膝関節の内反
矯正用のものであり、足底装具の上面(足載置面)が全
体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜しており、従って
図3の(d) 〜(f) から分かる様に、足底装具本体2や調
整用治具3は外側側が厚く、内側側に向かって徐々に薄
くなっている。尚足底装具本体2の内側側の端部分2a
はやや厚くなっており、該端部分2aにより、上記足載
置面の傾斜によって足が内側に向かってずれるのを防止
することができる。
矯正用のものであり、足底装具の上面(足載置面)が全
体的に外側側へ向けて斜め上方に傾斜しており、従って
図3の(d) 〜(f) から分かる様に、足底装具本体2や調
整用治具3は外側側が厚く、内側側に向かって徐々に薄
くなっている。尚足底装具本体2の内側側の端部分2a
はやや厚くなっており、該端部分2aにより、上記足載
置面の傾斜によって足が内側に向かってずれるのを防止
することができる。
【0024】上記足底装具本体2の上面側は、足の踵部
に対応する窪みと、足の第五中足骨基底部に対応する窪
みと、中足骨アーチ部に対応する凸部を夫々有する形状
となっており、従って足の裏の形にフィットし、足から
足底装具10がずれるのを防止できる。
に対応する窪みと、足の第五中足骨基底部に対応する窪
みと、中足骨アーチ部に対応する凸部を夫々有する形状
となっており、従って足の裏の形にフィットし、足から
足底装具10がずれるのを防止できる。
【0025】足底装具本体2の取着面4a,4b,4c
及び高さ調整用治具3の取着面5a,5b,5cには夫
々粘着性物質層が設けられており、足底装具本体2に調
整用治具3を取付ける際、上記取着面4a,4b,4c
と上記取着面5a,5b,5cを合わせる様にすること
により、上記粘着性物質層の粘着力によって両者が貼り
付き固定される(図1,2参照)。尚これら取着面4
a,4b,4cと取着面5a,5b,5cとは、足底装
具本体2に調整用治具3を取付けた際に夫々対応する位
置関係になっている。
及び高さ調整用治具3の取着面5a,5b,5cには夫
々粘着性物質層が設けられており、足底装具本体2に調
整用治具3を取付ける際、上記取着面4a,4b,4c
と上記取着面5a,5b,5cを合わせる様にすること
により、上記粘着性物質層の粘着力によって両者が貼り
付き固定される(図1,2参照)。尚これら取着面4
a,4b,4cと取着面5a,5b,5cとは、足底装
具本体2に調整用治具3を取付けた際に夫々対応する位
置関係になっている。
【0026】上記粘着性物質としてはポリウレタン系粘
着剤が推奨される。ポリウレタン系粘着剤からなる粘着
性物質層は、何度も着脱を繰り返すことが可能であり、
加えて埃等が付着して粘着力が低下したときにも、水洗
い等の様に簡単な洗浄を行うことによって粘着力が復活
し、再び貼り付けることができる。
着剤が推奨される。ポリウレタン系粘着剤からなる粘着
性物質層は、何度も着脱を繰り返すことが可能であり、
加えて埃等が付着して粘着力が低下したときにも、水洗
い等の様に簡単な洗浄を行うことによって粘着力が復活
し、再び貼り付けることができる。
【0027】足底装具10を患者に適用するのにあたっ
ては、患者の症状に合わせて足底装具10の厚さ(高
さ)を決定するが、その際適した厚さの調整用治具3を
足底装具本体2に取付けるか、或いは取付けずに足底装
具本体2のままとすることによって、足底装具10の厚
さ調節を簡単に行うことができる。
ては、患者の症状に合わせて足底装具10の厚さ(高
さ)を決定するが、その際適した厚さの調整用治具3を
足底装具本体2に取付けるか、或いは取付けずに足底装
具本体2のままとすることによって、足底装具10の厚
さ調節を簡単に行うことができる。
【0028】図3に示す例によれば、足底装具本体2だ
けの場合は外側側の厚さが5mmであり、足底装具本体2
に薄手の調整用治具3(図3の(b),(e) に示すもの)を
取付けた場合は厚さが5+2=7mmとなり、足底装具本
体2に厚手の調整用治具3(図3の(c),(f) に示すも
の)を取付けた場合は厚さが5+5=10mmとなる。こ
の様に3段階に調整ができる。
けの場合は外側側の厚さが5mmであり、足底装具本体2
に薄手の調整用治具3(図3の(b),(e) に示すもの)を
取付けた場合は厚さが5+2=7mmとなり、足底装具本
体2に厚手の調整用治具3(図3の(c),(f) に示すも
の)を取付けた場合は厚さが5+5=10mmとなる。こ
の様に3段階に調整ができる。
【0029】尚、取着面としては、足底装具本体2,調
整用治具3の取付対向面に夫々3,4個散りばめたもの
が推奨され、またその大きさとしては円形の場合では直
径8〜20mmのものが好ましい。取着面が小さ過ぎ且つ
数が少なく過ぎると、取着面の合計面積が小さくなっ
て、接着強度の不足により、足底装具10の使用時に容
易に外れてしまう恐れがあるからである。一方粘着性物
質層を備えた取着面において、1つの取着面の大きさが
大き過ぎると、足底装具10に人の体重がかかったとき
に、上記取着面に相当する足載置面が落ち込んで、適正
な足底装具10の形状が保てず、治療効果を損なう恐れ
がある。従って上述の様に直径20mm以下のものを3,
4個散りばめるのが推奨される。尚取着面の形状は円形
の他、三角形や四角形等の多角形であっても良い。
整用治具3の取付対向面に夫々3,4個散りばめたもの
が推奨され、またその大きさとしては円形の場合では直
径8〜20mmのものが好ましい。取着面が小さ過ぎ且つ
数が少なく過ぎると、取着面の合計面積が小さくなっ
て、接着強度の不足により、足底装具10の使用時に容
易に外れてしまう恐れがあるからである。一方粘着性物
質層を備えた取着面において、1つの取着面の大きさが
大き過ぎると、足底装具10に人の体重がかかったとき
に、上記取着面に相当する足載置面が落ち込んで、適正
な足底装具10の形状が保てず、治療効果を損なう恐れ
がある。従って上述の様に直径20mm以下のものを3,
4個散りばめるのが推奨される。尚取着面の形状は円形
の他、三角形や四角形等の多角形であっても良い。
【0030】足底装具10の素材としてはシリコーンゴ
ム等が挙げられ、該シリコーンゴムは身体への化学的影
響が少なく、へたり等の経年変化も少ないから、好まし
い材料である。尚、上記図示例では足底装具本体2と調
整用治具3の両方に、粘着性物質層を有する取着面を設
けたが、どちらか一方にのみ設ける様にしても良い。
ム等が挙げられ、該シリコーンゴムは身体への化学的影
響が少なく、へたり等の経年変化も少ないから、好まし
い材料である。尚、上記図示例では足底装具本体2と調
整用治具3の両方に、粘着性物質層を有する取着面を設
けたが、どちらか一方にのみ設ける様にしても良い。
【0031】<実施例2〜4>図4〜6は本発明の実施
例2〜4に係る足底装具を表す図であり、上記実施例1
とは異なった下肢疾患に用いる足底装具を示している。
尚図4〜6において足を一点鎖線で示している。
例2〜4に係る足底装具を表す図であり、上記実施例1
とは異なった下肢疾患に用いる足底装具を示している。
尚図4〜6において足を一点鎖線で示している。
【0032】図4は変形性膝関節症,X脚,先天性外反
足等の患者用の足底装具を示すつま先側からの正面図で
あり、内側側が厚くなって、内側側に向かって斜め上方
に傾斜している(実施例2)。尚図4に示すように外側
側の端部分が厚くなっており、傾斜により足が外側側に
ずれるのを防止している。
足等の患者用の足底装具を示すつま先側からの正面図で
あり、内側側が厚くなって、内側側に向かって斜め上方
に傾斜している(実施例2)。尚図4に示すように外側
側の端部分が厚くなっており、傾斜により足が外側側に
ずれるのを防止している。
【0033】図5は槌趾,扁平足等の患者用の足底装具
を示すつま先側からの正面図であり、足の中央部分が高
く内・外側にアーチを描く凸状となっている(実施例
3)。また図6は扁平足,踵骨骨折,リウマチ等の患者
用の足底装具を示す内側側からの正面図であり、丁度土
踏まず部分が高くなっている(実施例4)。
を示すつま先側からの正面図であり、足の中央部分が高
く内・外側にアーチを描く凸状となっている(実施例
3)。また図6は扁平足,踵骨骨折,リウマチ等の患者
用の足底装具を示す内側側からの正面図であり、丁度土
踏まず部分が高くなっている(実施例4)。
【0034】これら実施例2〜4も上記実施例1と同様
に、足底装具本体42,52,62に高さ調整用治具4
3,53,63が着脱自在に取り付けられ、高さ(厚
さ)を調整することができる。この様に種々の下肢疾患
の保存的療法や矯正治療を行う際に本発明に係る足底装
具を用いることができる。
に、足底装具本体42,52,62に高さ調整用治具4
3,53,63が着脱自在に取り付けられ、高さ(厚
さ)を調整することができる。この様に種々の下肢疾患
の保存的療法や矯正治療を行う際に本発明に係る足底装
具を用いることができる。
【0035】尚足底装具本体と調整用治具の取付け位置
についての前後,左右を間違わないように、また足底装
具を使用するのに当たって装着位置についての前後,左
右を間違わないように、印を付けたり、また形状を工夫
することが推奨される。これらの位置を間違えると、目
的とする高さにすることができず、満足な治療効果が得
られないからである。
についての前後,左右を間違わないように、また足底装
具を使用するのに当たって装着位置についての前後,左
右を間違わないように、印を付けたり、また形状を工夫
することが推奨される。これらの位置を間違えると、目
的とする高さにすることができず、満足な治療効果が得
られないからである。
【0036】<実施例5>上記実施例1では粘着性物質
層の粘着力を利用して足底装具本体と調整用治具の取付
けを行う例を示したが、他の取付け手段の例を以下に示
す。図7は本発明の実施例5に係る足底装具を示す足幅
方向の断面図であり、図では足底装具本体22と調整用
治具23を離して表している。
層の粘着力を利用して足底装具本体と調整用治具の取付
けを行う例を示したが、他の取付け手段の例を以下に示
す。図7は本発明の実施例5に係る足底装具を示す足幅
方向の断面図であり、図では足底装具本体22と調整用
治具23を離して表している。
【0037】図に示す様に足底装具本体22の取付対向
面には取付用窪み24が設けられ、一方調整用治具23
の取付対向面には取付用凸部25が設けられている。上
記取付用窪み24は奥に広く入口の狭い断面台形をして
おり、上記取付用凸部25は該取付用窪み24に対応し
た形状であって、付け根部分が小さく先が大きい断面台
形をしている。
面には取付用窪み24が設けられ、一方調整用治具23
の取付対向面には取付用凸部25が設けられている。上
記取付用窪み24は奥に広く入口の狭い断面台形をして
おり、上記取付用凸部25は該取付用窪み24に対応し
た形状であって、付け根部分が小さく先が大きい断面台
形をしている。
【0038】足底装具本体22への調整用治具23の取
付けは、上記取付用窪み24と上記取付用凸部25を嵌
め合うことによって着脱自在に行うことができる。尚足
底装具本体22及び調整用治具23は弾性を有する素材
(例えばシリコーンゴム製)で構成されているから、上
記嵌め合いは容易に行うことができる。
付けは、上記取付用窪み24と上記取付用凸部25を嵌
め合うことによって着脱自在に行うことができる。尚足
底装具本体22及び調整用治具23は弾性を有する素材
(例えばシリコーンゴム製)で構成されているから、上
記嵌め合いは容易に行うことができる。
【0039】<実施例6>実施例6は更に他の取付け手
段の例を示すものである。図8は本実施例6に係る足底
装具を示す足幅方向の断面図であり、図では足底装具本
体32と調整用治具33を離して表している。
段の例を示すものである。図8は本実施例6に係る足底
装具を示す足幅方向の断面図であり、図では足底装具本
体32と調整用治具33を離して表している。
【0040】足底装具本体32の取付対向面には面ファ
スナーのループ側34が設けられ、一方調整用治具33
の取付対向面には面ファスナーのカギ側35が設けられ
ており、この面ファスナーによって足底装具本体32と
調整用治具33は着脱自在に取り付けることができる。
尚足底装具本体32側に面ファスナーのカギ側、調整用
治具33側に面ファスナーのループ側を取り付けても良
いことは言うまでもない。
スナーのループ側34が設けられ、一方調整用治具33
の取付対向面には面ファスナーのカギ側35が設けられ
ており、この面ファスナーによって足底装具本体32と
調整用治具33は着脱自在に取り付けることができる。
尚足底装具本体32側に面ファスナーのカギ側、調整用
治具33側に面ファスナーのループ側を取り付けても良
いことは言うまでもない。
【0041】尚、足底装具本体と調整用治具の取り付け
手段は、上記実施例1,5,6の他、両面テープ等で行
うようにしても良い。また足底装具本体と調整用治具の
取り外しが不要な場合は、接着剤等で完全に接着するよ
うにしても良い。
手段は、上記実施例1,5,6の他、両面テープ等で行
うようにしても良い。また足底装具本体と調整用治具の
取り外しが不要な場合は、接着剤等で完全に接着するよ
うにしても良い。
【0042】また上記実施例では足底装具本体に対して
調整用治具を1つ取付ける場合を示したが、これに限る
ものではなく、調整用治具を2以上取付ける様にしても
良く、取付け枚数によって足底装具の厚さ(高さ)を調
節することができる。更に足底装具本体や調整用治具の
厚さとしては図3に示す例に限るものではなく、他の厚
さとしても勿論良い。
調整用治具を1つ取付ける場合を示したが、これに限る
ものではなく、調整用治具を2以上取付ける様にしても
良く、取付け枚数によって足底装具の厚さ(高さ)を調
節することができる。更に足底装具本体や調整用治具の
厚さとしては図3に示す例に限るものではなく、他の厚
さとしても勿論良い。
【0043】<実施例7>図9は本発明の一実施例に係
るホルダーを説明するための図であり、(a) は該ホルダ
ー6に前記足底装具10を収納した様子を表す下方から
の斜視図であり、(b) はホルダー6を裏返して底側(足
に当接する側)から見た図である。
るホルダーを説明するための図であり、(a) は該ホルダ
ー6に前記足底装具10を収納した様子を表す下方から
の斜視図であり、(b) はホルダー6を裏返して底側(足
に当接する側)から見た図である。
【0044】ホルダー6は靴下形状をしており、その底
側には収納用ポケット6aが設けられ、該収納用ポケッ
ト6aの出し入れ用開口6bはホルダー6の内底側、即
ち足の裏側に向けて開いている。ホルダー6は伸縮性の
あるニット等で構成され、つま先部,踵部,土踏まず部
が補強されていることが好ましい。
側には収納用ポケット6aが設けられ、該収納用ポケッ
ト6aの出し入れ用開口6bはホルダー6の内底側、即
ち足の裏側に向けて開いている。ホルダー6は伸縮性の
あるニット等で構成され、つま先部,踵部,土踏まず部
が補強されていることが好ましい。
【0045】足底装具10の収納は開口6bから行わ
れ、ポケット6a内に収納される。上記ポケット6aは
上記足底装具10の大きさに適合する大きさとなってお
り、ポケット6a内で足底装具10が移動しない様にな
っている。
れ、ポケット6a内に収納される。上記ポケット6aは
上記足底装具10の大きさに適合する大きさとなってお
り、ポケット6a内で足底装具10が移動しない様にな
っている。
【0046】上記ホルダー6は足底装具10の出し入れ
がし易く、外観が通常の靴下様であるから、足底装具1
0の装着が目立たず、足底装具を使用するに当たっての
外観的抵抗感が少ない。更にホルダー6は足首から下を
包み込む靴下形状であり、従って足首から下の部分全体
で足底装具10を固定する様になるから、足から足底装
具10がほとんどずれない。加えて開口6bがホルダー
6内に向かっており、ホルダー6の外表面には引掛かる
部分がないから、歩行時に部屋の敷居等に引掛かるとい
った恐れがない。
がし易く、外観が通常の靴下様であるから、足底装具1
0の装着が目立たず、足底装具を使用するに当たっての
外観的抵抗感が少ない。更にホルダー6は足首から下を
包み込む靴下形状であり、従って足首から下の部分全体
で足底装具10を固定する様になるから、足から足底装
具10がほとんどずれない。加えて開口6bがホルダー
6内に向かっており、ホルダー6の外表面には引掛かる
部分がないから、歩行時に部屋の敷居等に引掛かるとい
った恐れがない。
【0047】尚足底装具やホルダーに抗菌加工を施して
も良く、これにより雑菌等の繁殖を抑えることができ
る。
も良く、これにより雑菌等の繁殖を抑えることができ
る。
【0048】
【発明の効果】以上の様に本発明に係る下肢疾患治療用
足底装具においては、その厚みの調節を簡単に行うこと
ができ、早期に治療を開始することができる。また症状
等により足底装具の厚みを変更する場合においても、調
整用治具の取り換え等によって簡単に対応でき、しかも
安価に変更が行える。更に在庫する足底装具の厚さの種
類を少なくすることができ、従って在庫数を低減するこ
とができる。また本発明に係るホルダーは歩行時に敷居
等の段差に引掛かる恐れがない。
足底装具においては、その厚みの調節を簡単に行うこと
ができ、早期に治療を開始することができる。また症状
等により足底装具の厚みを変更する場合においても、調
整用治具の取り換え等によって簡単に対応でき、しかも
安価に変更が行える。更に在庫する足底装具の厚さの種
類を少なくすることができ、従って在庫数を低減するこ
とができる。また本発明に係るホルダーは歩行時に敷居
等の段差に引掛かる恐れがない。
【図1】本発明の実施例1に係る下肢疾患治療用足底装
具を示す下方からの斜視図。
具を示す下方からの斜視図。
【図2】(a) は足底装具本体の底面図(取付対向面から
見た図)、(b) は調整用治具の取付対向面から見た図。
見た図)、(b) は調整用治具の取付対向面から見た図。
【図3】(a) は足底装具本体の底面図、(d) は(a) に示
すD−D線断面図、(b),(c) は夫々高さの異なる高さ調
整用治具を示す底面図、(e) は(b) に示すE−E線断面
図、(f) は(c) に示すF−F線断面図。
すD−D線断面図、(b),(c) は夫々高さの異なる高さ調
整用治具を示す底面図、(e) は(b) に示すE−E線断面
図、(f) は(c) に示すF−F線断面図。
【図4】本発明の実施例2に係る足底装具を示すつま先
側からの正面図。
側からの正面図。
【図5】本発明の実施例3に係る足底装具を示すつま先
側からの正面図。
側からの正面図。
【図6】本発明の実施例4に係る足底装具を示す内側側
からの正面図。
からの正面図。
【図7】本発明の実施例5に係る足底装具を示す断面
図。
図。
【図8】本発明の実施例6に係る足底装具を示す断面
図。
図。
【図9】(a) は本発明の一実施例に係るホルダーに足底
装具を収納した状態を表す下方からの斜視図、(b) はホ
ルダーを裏返して底側(足に当接する側)から見た図。
装具を収納した状態を表す下方からの斜視図、(b) はホ
ルダーを裏返して底側(足に当接する側)から見た図。
【図10】従来の下肢疾患治療用足底装具の一例を示す
図。
図。
1,10 足底装具 2,22,32,42,52,62 足底装具本体 2a 端部分 3,23,33,43,53,63 高さ調整用治具 4a,4b,4c,5a,5b,5c 取着面 6 ホルダー 6a 収納用ポケット 6b 開口 24 取付用窪み 25 取付用凸部 34 ループ側 35 カギ側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増成 基之 寝屋川市木田元宮1丁目18番5号 川村義 肢株式会社寝屋川事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 下肢疾患治療用の足底装具において、 足底装具本体と、該足底装具本体の下面側に対して着脱
自在に取り付けられる高さ調整用治具とを有することを
特徴とする下肢疾患治療用足底装具。 - 【請求項2】 前記足底装具本体と前記高さ調整用治具
の取付対向面に夫々取着面が設けられ、該足底装具本体
の取着面及び該高さ調整用治具の取着面のいずれか一方
または両方に、粘着性物質層が形成され、該粘着性物質
層の粘着力によって前記足底装具本体と前記高さ調整用
治具が取付けられる請求項1に記載の下肢疾患治療用足
底装具。 - 【請求項3】 足底装具の上面が全体的に外側側へ向け
て斜め上方に傾斜している下肢疾患治療用足底装具であ
って、前記足底装具本体の内側側の端部分が厚く構成さ
れている請求項1または2に記載の下肢疾患治療用足底
装具。 - 【請求項4】 前記足底装具本体の上面側は、足の踵部
に対応する窪みと、足の第五中足骨基底部に対応する窪
みと、中足骨アーチ部に対応する凸部を夫々有する請求
項1〜3のいずれかに記載の下肢疾患治療用足底装具。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の下肢疾
患治療用足底装具装着用靴下または足袋であって、 該靴下または足袋の内底に下肢疾患治療用足底装具収納
用ポケットを形成し、該ポケットへの出し入れ用開口を
内底側に設けたものであることを特徴とする下肢疾患治
療用足底装具のホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160171A JPH114842A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 下肢疾患治療用足底装具及びそのホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160171A JPH114842A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 下肢疾患治療用足底装具及びそのホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114842A true JPH114842A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15709394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160171A Pending JPH114842A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 下肢疾患治療用足底装具及びそのホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH114842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013539992A (ja) * | 2010-06-29 | 2013-10-31 | アポス‐メディカル アンド スポーツ テクノロジーズ リミテッド | 下肢関節異常及び下肢痛を治療するための器具及び方法 |
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JP2015508295A (ja) * | 2011-12-08 | 2015-03-19 | アポス‐メディカル アンド スポーツ テクノロジーズ リミテッド | 脊椎病態の処置方法 |
US11363852B2 (en) | 2015-06-11 | 2022-06-21 | Apos Medical Assets Ltd. | Modular footwear protuberance assembly |
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-
1997
- 1997-06-17 JP JP9160171A patent/JPH114842A/ja active Pending
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