JPH1148291A - ディスク成形装置 - Google Patents

ディスク成形装置

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JPH1148291A
JPH1148291A JP9209224A JP20922497A JPH1148291A JP H1148291 A JPH1148291 A JP H1148291A JP 9209224 A JP9209224 A JP 9209224A JP 20922497 A JP20922497 A JP 20922497A JP H1148291 A JPH1148291 A JP H1148291A
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disk
stamper
mold
peripheral ring
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JP9209224A
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Noriyuki Arakawa
宣之 荒川
Yuji Akiyama
雄治 秋山
Ken Minemura
憲 峯村
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C45/2632Stampers; Mountings thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク基板の外周部分のラッパ状の膨らみ
の発生を最小限に小さくすることができ、かつディスク
基板の外周部分にバリの発生のないディスクを成形する
ことのできるディスク成形装置を得る。 【解決手段】 ディスク基板の外径部を成形し、かつ信
号ピットを成形(転写)するスタンパー5を保持するた
めの外周リング6を有するディスク成形装置において、
外周リング6にスタンパー5を保持する保持面を同心円
状の複数のランド部21と溝部22からなる凹凸状面に
形成し、各ランド部21によってスタンパー5の外周面
を圧着保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオーディオ
用ディスク(CD)あるいはビデオ用ディスク(DV
D)等のディスク基板を成形するためのディスク成形装
置に関し、詳しくは、ディスク基板の外周部を成形する
外周リングを改善することによって、ディスク基板の外
周部がラッパ状に膨らみ変形するのを最小限に抑え、品
質の高いディスク基板を得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用またはビデオ用その他、各
種情報を記録する光学記録媒体として、記録若しくは再
生を光照射によって行う光記録媒体(以下、総称して光
ディスクという)があるが、その情報記録層にデータ情
報、トラッキングサーボ信号等の記録がなされる位相ピ
ット、プリグルーブ等の微細凹凸を有する情報記録層の
形成方法としてスタンパーを用いた射出成形法が一般的
に行われている。
【0003】図9に光ディスクのディスク基板を成形す
る成形金型装置の型締め状態の断面図を示す。符号1が
固定側型盤であり、この型盤1内にキャビティー側が鏡
面加工された固定側金型2が組み込まれている。符号3
が固定側型盤1に対して図示しないステーに沿って上,
下動可能にされている可動側型盤であり、同様にこの型
盤3内にキャビティー側が鏡面加工された可動側金型4
が組み込まれている。尚、固定側金型2及び可動側金型
4にはそれぞれ冷却水路2a、4aが形成されている。
【0004】固定側金型2のキャビティー面側にはディ
スクの信号ピットを転写成形するためのスタンパー5が
配置されている。スタンパー5は外周リング6によって
保持されると共に、この外周リング6はディスクの外周
部を成形する金型も兼ねている。
【0005】さらに詳しく説明すると、外周リング6は
内周リング部7の最内周上縁に凸条に設けたランド部8
でスタンパー5の外周部を固定側金型2のキャビティー
面側に押し当てて保持した状態において肉厚状の外周リ
ング部9を固定側金型2に複数のボルト10によって固
定している。
【0006】上述した外周リング6に対して可動側型盤
3は可動側金型4の金型部4aの外周面が外周リング6
の内周面に接するようにして嵌合している。これによっ
て、固定側金型2、可動側金型4及び外周リング6とで
成形キャビティー11を構成している。
【0007】ここで、型締め状態において、外周リング
6は図10に拡大して示すように内周リング部7のラン
ド部8とスタンパー5とはクリアランスC1が10数μ
m、外周リング部9の外周面と固定側型盤1とはクリア
ランスC2が数μm、内周リング部7と可動側金型4と
はクリアランスC3が10数μm、厳密には有する。こ
のクリアランスC1とC3はキャビティー11内の気体
のみが通過可能で、キャビティー11内に充填された溶
融樹脂は侵入できない間隙に設定されている。
【0008】一方、固定側金型2の中心にはスプルーブ
ッシュ12を介してスプルー13が固定側型盤1側から
取り付けられている。このスプルー13の中心に溶融樹
脂を上述したキャビティー11内へ射出する射出口14
が設けられている。15はスプルー13に図示しない射
出ノズルを位置決めするノズルガイドである。
【0009】また、可動側金型4の中心にはブッシュ1
6を介してスリーブ17が可動側型盤3側から取り付け
られ、このスリーブ17にゲートカットピストン18が
配置されている。
【0010】次に、ディスクの成形について説明する。
図示しない射出ノズルがスプルー13に位置決めされた
状態において、射出ノズルから溶融樹脂が射出口14を
通じてキャビティー11内へ射出され充填される。キャ
ビティー11内への溶融樹脂の充填に伴って、キャビテ
ィー内のガス状の気体は外周リング6とスタンパー5と
の間の間隙(クリアランスC1の部分)と、外周リング
6と可動側金型4との間の間隙(クリアランスC3の部
分)から抜け出し、最終的にディスクの外周形状が外周
リング6によって成形される。そして、溶融樹脂の充填
が完了し所定時間の経過後にゲートカットピストン18
が上動し、射出口14のゲートカットと同時にゲートカ
ットピストン18の外周部によりディスクのセンターホ
ールが成形される。
【0011】その後、ディスクが冷却されたあと、可動
側型盤3と共に可動側金型4が下動して離型され成形さ
れたディスク基板が取り出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャビティ
ー11内に射出される溶融樹脂19は高温(330°前
後)で、1000kg/cm2 (1トン)の大きな圧力
で充填される。この充填圧力によってディスク基板の外
周部を成形する外周リング6は図10の仮想線で示すよ
うにクリアランスC2の間隙分、外径側へ膨出すると共
に、特に外周リング6の内周リング部7がスタンパー5
側へ挫屈変形する。
【0013】このように外周リング6に生じる応力は、
溶融樹脂の充填完了後の樹脂の冷却と共に樹脂圧が減少
することで、外周リング6が元の位置へ復帰する押し返
しによる応力で図11に示すようにディスク基板20の
外周縁部の上,下面にいわゆるラッパ状の膨らみ20
a,20bが発生することが本発明者らの行ったシュミ
レーションから判明している。このラッパ状の膨らみは
ディスク基板20の上面側、つまり信号ピット側の膨ら
み20aがディスク基板下面の読取側の膨らみ20bよ
りも高く膨らむ。
【0014】金型成形されたディスク基板はラッパ状の
膨らみを全く無い状態にすることは技術的に困難であ
る。例えば、光ディスクの一例としてミニディスク(M
D)の場合、信号ピット側に対峙する摺動コイルはディ
スクの保護膜との距離を40μm以下に設定され、これ
以上離れると信号量が低下するため、特に信号ピット側
のラッパ状の膨らみは40μm以下に規定されている。
しかし、従来のディスク成形装置で成形されたディスク
基板に保護膜を成膜した場合の全体のラッパ状の膨らみ
の高さは40μmを遙に越えることになる。このラッパ
状の膨らみは保護膜がスピンコートされた際の樹脂溜ま
りによる膨らみも含まれるが、ディスク基板自体のラッ
パ状の膨らみが大きな要因となっている。従って、ディ
スク基板のラッパ状の膨らみを如何に少なくするかが技
術課題であった。
【0015】また、外周リング6の挫屈変形を防止する
1つの改善策として、外周リング6の内周リング部7全
面でスタンパー5を保持することも考えられるが、この
ようにすると、充填圧力による外周リング6の挫屈変形
は解消できるが、スタンパー5の外周部分が完全に抑え
込まれることになるので、スタンパー5が熱膨張した
分、キャピティー11側に反るといった問題がある。
【0016】また、別の問題として外周リング6が元の
位置へ復帰する押し返しによる応力によって、成形され
るディスク基板の外周部にバリが発生し易くなるといっ
た不都合もなる。
【0017】さらに、外周リング6の押し返しによる応
力によって成形後のディスク外周部に複屈折が生じ、デ
ィスクの光学特性が損なわれるといった問題もある。
【0018】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、ディスク基板の外周部分のラッ
パ状の膨らみの発生を最小限に小さくすることができ、
かつディスク基板の外周部分にバリの発生のないディス
クを成形することのできるディスク成形装置を得ること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるディスク成形装置は、成形金型にディ
スク基板の外径部を成形し、かつ信号ピットを成形する
スタンパーを保持するための外周リングを備えたディス
ク成形装置において、外周リングのスタンパーを保持す
る保持面を複数条に分散された凹凸条面に形成し、各凸
条面によってスタンパーの外周面を保持するようにした
ものである。
【0020】上述したような外周リングとしたことによ
って、外周リングの挫屈変形が防止でき、このため、外
周リングの復帰回復する押し返しによる応力もなくな
り、ディスク基板のラッパ状の膨らみを最小限にするこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディスク成形
装置を図面を参照して説明する。図1は本発明によるデ
ィスク成形装置の型締め状態の断面図であり、図9で説
明した従来例の構成と同一部分には同じ符号を付して説
明する。
【0022】符号1が固定側型盤であり、この型盤1内
にキャビティー側が鏡面加工された固定側金型2が組み
込まれている。符号3が固定側型盤1に対して図示しな
いステーに沿って上,下動可能にされている可動側型盤
であり、同様にこの型盤3内にキャビティー側が鏡面加
工された可動側金型4が組み込まれている。尚、固定側
金型2及び可動側金型4にはそれぞれ冷却水路2a、4
aが形成されている。
【0023】固定側金型2のキャビティー面側にはディ
スクの信号ピットを転写成形するためのスタンパー5が
配置されている。スタンパー5は外周リング6によって
保持されると共に、この外周リング6はディスクの外周
部を成形する金型も兼ねている。
【0024】さらに詳しく説明すると、本発明による外
周リング6は内周リング部7の上面が凹凸状面に形成さ
れている。この凹凸状面は本例では図3に示すように同
心円状の複数状のランド部21と溝部22とが交互にさ
れ、各溝部22には連通溝22aを有していると共に、
この連通溝22aに内周リング部7を貫通するガス逃げ
孔23が形成されている。かくして、各ランド部21で
スタンパー5の外周部を固定側金型2のキャビティー面
側に押し当てて保持した状態において肉厚状の外周リン
グ部9を固定側金型2に複数のボルト10によって固定
している。
【0025】上述した外周リング6に対して可動側型盤
3は可動側金型4の金型部4aの外周面が外周リング6
の内周面に接するようにして嵌合している。これによっ
て、固定側金型2、可動側金型4及び外周リング6とで
成形キャビティー11を構成している。
【0026】ここで、型締め状態において、外周リング
6は図2に拡大して示すように内周リング部7の各ラン
ド部21がスタンパー5にクリアランスC1が殆ど生じ
ないように精密加工され、ボルト10を強く締めつけて
押し当てられている。また、外周リング部9の外周面と
固定側型盤1とはクリアランスC2が生じないように密
接され、内周リング部7と可動側金型4とはクリアラン
スC3が10数μmである。このため、キャビティー1
1内の気体はその殆どがクリアランスC3からキャビテ
ィー11外へ排出可能で、キャビティー11内に充填さ
れた溶融樹脂は侵入できない間隙に設定されている。
【0027】一方、外周リング部9が固定側型盤1の内
周面との間にクリアランスC2が生じないように密接さ
せる方法として本例では図4に示した構成を適用してい
る。
【0028】すなわち、固定側型盤1の内周面には等ピ
ッチ間隔に凹み部24が形成され、この凹み部24以外
の内壁面が嵌合面25となっている。これに対して外周
リング6の外周面には固定側型盤1の嵌合面25と対応
するように凹み部26が形成され、この凹み部26以外
の外周面が嵌合面27となっている。そして、両嵌合面
25,27が相互に密接して嵌合し合う。このため、両
嵌合面25,27は図6A,Bに拡大して示したように
外周リング6が回動操作されたときに両嵌合面25,2
7が食い込み合って密着し合うクサビ状面に形成されて
いる。従って、外周リング6は固定側型盤1の内周面に
締め付けて嵌合したあとボルト固定される。
【0029】尚、固定側金型2の中心にはスプルーブッ
シュ12を介してスプルー13が固定側型盤1側から取
り付けられている。このスプルー13の中心に溶融樹脂
を上述したキャビティー11内へ射出する射出口14が
設けられている。15はスプルー13に図示しない射出
ノズルを位置決めするノズルガイドである。
【0030】また、可動側金型4の中心にはブッシュ1
6を介してスリーブ17が可動側型盤3側から取り付け
られ、このスリーブ17にゲートカットピストン18が
配置されている。
【0031】次に、本発明の成形装置におけるディスク
の成形について説明する。図示しない射出ノズルがスプ
ルー13に位置決めされた状態において、射出ノズルか
ら溶融樹脂が射出口14を通じてキャビティー11内へ
射出され充填される。キャビティー11内への溶融樹脂
の充填に伴って、キャビティー内のガス状の気体の殆ど
は外周リング6と可動側金型4との間の間隙(クリアラ
ンスC3の部分)から抜け出し、一部の気体は外周リン
グ6とスタンパー5との間隙(クリアランスC1の部
分)を抜け、溝部22を通ってガス逃げ孔23から排出
される。そして、最終的にディスクの外周形状が外周リ
ング6によって成形される。溶融樹脂の充填が完了し所
定時間の経過後にゲートカットピストン18が上動し、
射出口14のゲートカットと同時にゲートカットピスト
ン18の外周部によりディスクのセンターホールが成形
される。
【0032】その後、ディスクが冷却されたあと、可動
側型盤3と共に可動側金型4が下動して離型され成形さ
れたディスク基板が取り出される。る。
【0033】ところで、キャビティー11内に射出され
る溶融樹脂19は1000kg/cm2 (1トン)の大
きな圧力で充填されることは前述した。そこで、本発明
による成形装置の外周リング6は内周リング部7の上面
全体に亘って形成した同心円状の各ランド部21をスタ
ンパー5に押し当て保持するようにしたことによって、
溶融樹脂の充填圧力は各ランド部21に分散して応力が
生じることになり、このため、内周リング部7の挫屈変
形を回避することができるようになった。また、外周リ
ング部9と固定側型盤1とのクリアランスを無くしたこ
とで、充填圧力による外周リング6の外径側への膨出が
無くすことができる。
【0034】このようなことから、外周リング6がディ
スク基板成形後の元の位置へ復帰する押し返しによる応
力の発生がなく、従って、ディスク基板の外周縁部の
上,下面にラッパ状の膨らみを最小限に抑えることがで
きると共に、ディスク基板の外周部に複屈折やバリの発
生の生じにくいディスク基板を成形することができる。
【0035】また、分散された各ランド部21でスタン
パー5を押し当てるようにしたことで、スタンパー5は
完全に抑え込まれることもなく適度な押し当て力で保持
されることになるため、溶融樹脂の充填時に熱膨張した
クランパー5が外周リング6に対して摩擦移動し、この
結果、スタンパー5がキャピティー11側に反るといっ
たこともない。
【0036】さらに、外周リング6を固定側型盤1の内
周面にクリアランス無く嵌合する構成として、外周リン
グ6を回動操作することで固定側型盤1とクサビ嵌合さ
せるようにしたので、それほど部品精度を必要とするこ
となく簡単な構成でクリアランスの無い嵌合状態を得る
ことができる。
【0037】本発明は、上述しかつ図面に示した形態に
限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変形実施が可能である。
【0038】図7は外周リング6の最内周のランド部を
スタンパー5と2〜5μmのクリアランスC4が生じる
ようにし、その他のランド部21は上述と同様にスタン
パー5と密接するようにしたものである。このようにす
ることによって、溶融樹脂の充填時のガス抜きをクリア
ランスC4からも効果的に行うようにしている。この
際、クリアランスC4が2〜5μmであるのでディスク
基板にバリは発生することはない。
【0039】また、ランド部の形態として同心円状の
他、渦巻き状に連続するランド部であってもよく、その
他、図8に示すように最内周のランド部は同心円状のラ
ンド部21として残し、その他のランド部は放射状に配
列されたランド部28に形成することであってもスタン
パー5の保持機能を上述の場合と同様に得ることができ
る。
【0040】さらに、本発明の成形装置で成形されたデ
ィスク基板は、CDやDVDあるいはDVD−ROM等
に適用されるディスク基板、あるいはこれから実用化さ
れる次世代大容量光ディスクのディスク基板等の成形金
型装置に適用して好適である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク成
形装置は、ディスク外周部の成形と共にスタンパーの保
持を兼ねる外周リングにおいて、スタンパーを保持する
保持面を複数条に分散された凹凸条面に形成し、各凸条
面によってスタンパーの外周面を保持するようにしたこ
とによって、ディスク基板の外周縁部の上,下面にラッ
パ状の膨らみの発生を最小限に抑えることができ、しか
も、ディスク基板の外周部に複屈折やバリの発生の生じ
にくいディスク基板を成形することができる。
【0042】また、分散された各ランド部でスタンパー
を押し当てるようにしたことで、スタンパーが適度な押
し当て力で保持されることになり、溶融樹脂の充填時に
スタンパーがキャピティー側に反るといったこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク成形装置の型締め状態の断面
図である。
【図2】外周リングとその周辺の拡大断面図である。
【図3】A ランド部の形態を示す一部分の平面図であ
る。 B 同じくa−a線断面図である。
【図4】外周リングの嵌合前の平面図である
【図5】外周リングの嵌合状態の平面図である。
【図6】A 外周リングの嵌合途中の拡大図である。 B 外周リングの嵌合状態の拡大図である。
【図7】ランド部の別の形態の外周リングとその周辺の
拡大断面図である。
【図8】A ランド部のさらに別の形態の一部分の平面
図である。 B 同じくb−b線断面図である。
【図9】従来例のディスク成形装置の断面図である。
【図10】同じく外周リングとその周辺の拡大断面図で
ある。
【図11】ディスク基板にラッパ状の膨らみが発生した
様子断面図である。
【符号の説明】
1 固定側型盤、2 固定側金型、3 可動側型盤、4
可動側金型、5 スタンパー、6 外周リング、7
内周リング部、9 外周リング部、10 ボルト、11
キャビティー、19 溶融樹脂、21,21a 同心
円状のランド部、22 溝部、25,27 クサビ状の
嵌合部、28 放射状のランド部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割金型のキャビティー内に溶融樹脂を射
    出し、円盤状の情報記録媒体のディスク基板を成形する
    金型であって、上記金型には上記ディスク基板の外径部
    を成形し、かつ信号ピットを成形(転写)するスタンパ
    ーを保持するための外周リングを有するディスク成形装
    置において、 上記外周リングは上記スタンパーを保持する保持面を複
    数条に分散された凹凸条面に形成し、各凸条面によって
    上記スタンパーの外周面を保持することを特徴とするデ
    ィスク成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク成形装置におい
    て、 上記外周リングの凹凸条面は、同心円状/又は渦巻き状
    であることを特徴とするディスク成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスク成形装置におい
    て、 上記外周リングの凹凸条面は、放射状であることを特徴
    とするディスク成形装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のディスク成形装置におい
    て、 上記外周リングの最内周の凸条面を上記スタンパーに対
    して2〜5μmのクリアランスを設け、キャビティー内
    のガス抜け通路としたことを特徴とするディスク成形装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディスク成形装置におい
    て、 上記外周リングは、その外径面が位置決めされる金型内
    径面とはクリアランスの生じない圧着状態に組付けられ
    ていることを特徴とするディスク成形装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディスク成形装置におい
    て、 上記外周リングは、上記金型内周面に挿着したあと回動
    操作することでクサビ嵌合により圧着されることを特徴
    とするディスク成形装置。
JP9209224A 1997-08-04 1997-08-04 ディスク成形装置 Abandoned JPH1148291A (ja)

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