JPH1148267A - パウダースラッシュ成形装置のシール構造 - Google Patents
パウダースラッシュ成形装置のシール構造Info
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- JPH1148267A JPH1148267A JP21306697A JP21306697A JPH1148267A JP H1148267 A JPH1148267 A JP H1148267A JP 21306697 A JP21306697 A JP 21306697A JP 21306697 A JP21306697 A JP 21306697A JP H1148267 A JPH1148267 A JP H1148267A
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract
ル性が損なわれることなく、また装着具によるゴミ不良
を起こさせないパウダスラッシュ成形装置のシール構造
を提供する。 【解決手段】 本発明のパウダースラッシュ成形装置の
シール構造21は、管状のシール管26と、このシール
管26の下方に設けた装着溝27を挟んでほぼ十字状に
一体に形成され前記開口縁部24に沿って装着される装
着部27とを備え、前記シール管26は、その内部にシ
ール内材29を挿着させることなく金型30に当接させ
てシール機能が保持されるように適宜な厚肉管形状に形
成させた。
Description
ュ成形装置用の材料である粉体材を収納し、かつ粉体材
投入口の開口縁部にシール部を装着したリザーバと、該
リザーバから前記粉体材を回転投入し溶融して表皮成形
するため高温に保持されている金型とを一体に組合わせ
るパウダースラッシュ成形装置のシール構造に関するも
のである。
に示すようなものがある。
に向けて投入するリザーバの開口縁部に装着し、金型と
当接しシールさせるシール部の部分斜視図である。
シール部25Aは粉体材投入口の開口縁部24に装着具
24aを介して装着される。
うに、シール管26と装着部27とからなり、シール管
26にはほぼ中央に孔26aを設け、この孔26aに間
隙を有する状態にシール内材29を挿着させている。
一体に形成された間には、両側から適宜の深さに装着溝
26bを設け、この装着溝26bに装着具24aをくい
込ませて開口縁部24に装着させる構成としている。
には、このシール部25が高温に保持されている金型
(図示せず)に当接して粉体材の洩れを防止させるが、
シール部25Aは、金型から繰り返し高熱を受けるので
熱劣化し弾性を喪失して行く。したがって、シール管2
6とシール内材29との間に間隙を設け、熱の不良導体
である空気層を備えて熱劣化を防止するようにしてい
る。
うな従来のものにあっては、シール管26を肉薄にして
シール管26内に設けた孔26aに柔らかく弾性のある
シール内材29を備えているため、シール管26の変形
量fが大きく、開口縁部24が凹凸形状の場合にはシー
ル部25を装着しただけで潰れ変形して金型との当接力
が小さくなりシール性が劣るという課題を有していた。
aが装着溝26bから厚さ分外側にはみ出すので、溶融
された粉体材が引っかかり紐状等のゴミが繋がり易く、
このゴミが製品面に落下し付着したり混入したりして、
パウダースラッシュ成形表皮を不良にするという課題も
有していた。
あってもシール管のシール性が損なわれることなく、ま
た装着具にゴミ不良を起こさせないパウダースラッシュ
成形装置のシール構造を提供することにある。
めに、請求項1に記載された発明によれば、パウダース
ラッシュ成形装置用の材料である粉体材を収納し、かつ
粉体材投入口の開口縁部にシール部を装着したリザーバ
と、該リザーバから前記粉体材を回転投入し溶融して表
皮成形するため高温に保持されている金型とを一体に組
合わせるパウダースラッシュ成形装置において、前記シ
ール部は、管状のシール管と、このシール管の下方に設
けた装着溝を挟んでほぼ十字状に一体に形成され前記開
口縁部に沿って装着される装着部とを備え、前記シール
管は、その内部に前記シール内材を挿着させることなく
前記金型に当接させてシール機能が保持されるように適
宜な厚肉管形状に形成させたことを特徴としている。
項1に記載のパウダースラシュ成形装置のシール構造に
おいて、前記シール管は、前記リザーバと前記金型とを
組み合わせた時の面圧で変形量が4〜5mmとなると共
に、曲がり部高さは、±60゜曲げた状態で少なくとも
前記変形量を越えないことを特徴としている。
項1に記載のパウダースラッシュ成形装置のシール構造
において、前記シール管は、前記装着部を形成する上端
部が、庇状に延在されていることを特徴としている。
開口縁部にシール部を装着した場合、凹凸面によって曲
げられた部分が潰れ、曲げ角度によって変化する高さ寸
法を指している。
ンストルメントパネルの表皮を形成する場合について図
1乃至図4に基づいて説明する。
一符号を付して示す。
た状態を示す要部断面図であり、図1(b)は、リザー
バの開口周縁部に装着したシール部(図1(a)のA
部)の部分斜視図である。
形量を示す実験図である。
り部の高さを示す実験図である。
り部の高さを示す実験図である。
成形装置、22はリザーバで、このリザーバ22には粉
体材が収納されており、またこのリザーバ22の上部に
は粉体材投入口の開口縁部24が設けられており、この
粉体材投入口の開口縁部24には、シール部25が装着
されている。
と金型30とが組み付けられた状態を示しており、シー
ル部25は、金型30に押圧されて粉体材23が洩れな
いようにシーリングの役目をしている。
ル管26と装着部27とが装着溝26bを挟んでほぼ十
字状に一体に形成されている。
ぼ中央に孔26aを設けて、弾力性や可撓性を有するシ
ール管26を形成させている。
部26cが装着部27よりも図1(b)において長さs
で示す分だけ長く庇状に延在された形状としている。
をはめ込んだとき、装着具24aの表面がシール管26
の表面よりもはみ出して位置することはない。
はめ込んだ装着具24aを介して、粉体材投入口の開口
縁部24のV字状装着溝24bにシール部25を装着さ
せる構成としている。
で、Bは従来例のシール部25Aを示している。
体材の洩れ具合いを実験した結果、4〜5mmの変形量
fの時安定しており良好で、リザーバと金型とを組み合
せた時の荷重(5.6 kgf/5cm2)で、Aは適正域にあ
ることが確定できた。一方Bは潰れ過ぎ初期は良好であ
るが繰り返して熱履歴を受けると潰れ易いことが判明し
た。
のシール部25で、Bは従来例のシール部25Aを示し
ている。
側(+側)にθ°曲げたときのh1を測定した結果、イ
ンストルメントパネルのメータ部の形状である30°曲
げでは、Aでは元の高さ(17mm)から潰れ変形する
ことなく、Bでは3mm潰れ変形をしている。
ことはなく良好である。
の形状である60°曲げでは、Aでは元の位置から4.
5mm潰れ変形するが組み合せ時のシール部の変形量を
越えず良好なのに対して、Bでは10mm潰れ変形し組
み合せ時のシール部の変形量を越えて当接面に隙間を生
ずることが確認できた。
ル管部を外側(−側)にθ°曲げたときの曲り部高さh
2 を測定した結果、インストルメントパネルのメータ部
〜ロアーセンタ部である30〜60°曲げで、A,Bい
ずれも潰れ変形は組み合せ時のシール部の変形量を越え
ることなく良好であることが確定できた。
mmから3.5mmに試行し改良することにより、シー
ル内材29を省略できる構成が見出せた。また、このシ
ール管26はほぼ中央に孔26aが設けられており、こ
の孔26aにはエアが介在して断熱効果を発揮し、金型
との当接面もシール管26の内部のエアーにより冷やさ
れ、加熱され高温に保持されている金型からの熱履歴を
受けても熱劣化は少なく初期物性を保持しシール性が長
期間保たれるように作用する。
体のなかで最も耐熱性の高いシリコーンゴムを使用して
いる。
シール性の良好なシール部が得られた。
このシール管にシール内材を挿着させることなく金型に
当接させてシール機能が保持されるように適宜な厚肉管
形状に形成させている。
けて管状にしているので、シール内材を使用しなくても
弾力性のあり、しかも単純な形状に形成することができ
る。よって、部品点数が少なくなり安価となる。
り部高さは、±60゜曲げた状態でリザーバと金型とを
組み合わせたときの当接圧の変形量を越えないようにし
ている。
てシール部が曲げられても、シールを保持することがで
きる。
溝の端部が庇状に延在されている。
庇状の端部によって覆われ、ゴミの引っかかり等を押さ
えることができ、したがって、不良の発生を押さえるこ
とができる。
ザーバとの組付け時の要部断面図である。(b)は、図
1(a)A部の拡大斜視図である。
きの変形量を示す実験図である。
きの曲り部高さを示す実験図である。
きの曲り部高さを示す実験図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 パウダースラッシュ成形装置用の材料で
ある粉体材を収納し、かつ粉体材投入口の開口縁部にシ
ール部を装着したリザーバと、該リザーバから前記粉体
材を回転投入し溶融して表皮成形するため高温に保持さ
れている金型とを一体に組合わせるパウダースラッシュ
成形装置において、 前記シール部は、管状のシール管と、このシール管の下
方に設けた装着溝を挟んでほぼ十字状に一体に形成され
前記開口縁部に沿って装着される装着部とを備え、前記
シール管は、その内部に前記シール内材を挿着させるこ
となく前記金型に当接させてシール機能が保持されるよ
うに適宜な厚肉管形状に形成させたことを特徴とするパ
ウダースラッシュ成形装置のシール構造。 - 【請求項2】 前記シール管は、前記リザーバと前記金
型とを組み合わせた時の当接圧で変形量が4〜5mmと
なると共に、 曲がり部高さは、±60゜曲げた状態で少なくとも前記
変形量を越えないことを特徴とする請求項1に記載のパ
ウダースラシュ成形装置のシール構造。 - 【請求項3】 前記シール管は、前記装着溝を形成する
上端部が、庇状に延在されていることを特徴とする請求
項1に記載のパウダースラッシュ成形装置のシール構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306697A JP3667945B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パウダースラッシュ成形装置のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306697A JP3667945B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パウダースラッシュ成形装置のシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148267A true JPH1148267A (ja) | 1999-02-23 |
JP3667945B2 JP3667945B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=16632978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21306697A Expired - Fee Related JP3667945B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | パウダースラッシュ成形装置のシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3667945B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250458A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Calsonic Kansei Corp | パウダースラッシュ成形装置のシール構造 |
JP2019034413A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-03-07 | トヨタ自動車九州株式会社 | スラッシュ成形装置およびスラッシュ成形用シール方法 |
US11584047B2 (en) | 2020-03-26 | 2023-02-21 | Faurecia Interior Systems, Inc. | Sealing member for a powder slush molding apparatus |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP21306697A patent/JP3667945B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250458A (ja) * | 2011-06-03 | 2012-12-20 | Calsonic Kansei Corp | パウダースラッシュ成形装置のシール構造 |
JP2019034413A (ja) * | 2017-08-04 | 2019-03-07 | トヨタ自動車九州株式会社 | スラッシュ成形装置およびスラッシュ成形用シール方法 |
US11584047B2 (en) | 2020-03-26 | 2023-02-21 | Faurecia Interior Systems, Inc. | Sealing member for a powder slush molding apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3667945B2 (ja) | 2005-07-06 |
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