JPH1148237A - 人工大理石の加工方法 - Google Patents

人工大理石の加工方法

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JPH1148237A
JPH1148237A JP21376997A JP21376997A JPH1148237A JP H1148237 A JPH1148237 A JP H1148237A JP 21376997 A JP21376997 A JP 21376997A JP 21376997 A JP21376997 A JP 21376997A JP H1148237 A JPH1148237 A JP H1148237A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
artificial marble
cutting tool
groove
marble body
Prior art date
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Pending
Application number
JP21376997A
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English (en)
Inventor
Seiichi Nishiyama
精一 西山
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ZUYOU KOGYO KK
Original Assignee
ZUYOU KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH1148237A publication Critical patent/JPH1148237A/ja
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工大理石に開口を形成する際、位置決め具
を移動して切削工具に対向する場所に吸引用孔がない位
置に人工大理石を設置し直すと、工程数が増加して作業
効率が低下してしまう。 【解決手段】 人工大理石体1全体を位置保持して、切
削具6で人工大理石体1の下面側にわずかな厚みtを残
すように、開口2の外周形状に沿った枠形状の溝7を切
削加工し、その後、位置保持を解除して人工大理石体1
から持ち上げ、溝7で囲まれる内部を木槌などで叩いて
取り除くので、加工作業における効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭の台所や
家具に用いる人工大理石の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、台所や家具に用いる人工大理石
の加工方法を図4および図5に基づいて説明する。
【0003】この加工方法は、例えば、台所の流し部や
ガスコンロ部となる人工大理石体19において、予め設
定した位置に開口21を形成するもので、吸引用のバグ
15を取付けた載置台に、多数の吸引用孔16を形成し
た吸引板(例えば鉄板が用いられる)17を設置し、こ
の吸引板17に位置決め具(当たり定規ともいう)18
で人工大理石体19を所定の位置に位置決めし、バグ1
5に接続した図示しない吸引用モータを駆動してを吸引
板17に吸着させる。この状態で切削工具(ルーターと
もいう)20を下降させて回転駆動し、開口21となる
外周部に沿う枠状の切削部21aを形成してくり抜くよ
うにするものである。
【0004】しかし、上記加工方法では、吸引板17に
は吸引用孔16を形成したものを用いているため、切削
部21aを人工大理石体19に挿通してしまうように加
工すると、吸引用孔16が露出し、人工大理石体19に
対する吸着力が十分でなくなり、切削工具20の移動に
伴って人工大理石体19の位置ずれが発生し易くなる。
また、人工大理石体19の切削屑が、吸引用孔16に吸
引されてバグ15の詰まりが発生するといった不都合が
生じる。
【0005】そこで、切削部21aを形成する際は、切
削工具20に対向する場所に吸引用孔16がない位置ま
で人工大理石体19を移動して位置決め具18で位置決
めし直し、また、切削工具6を位置設定し直すことによ
り行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、切削部21aを形成する際に、切削工具20に対向
する場所に吸引用孔16がない位置まで人工大理石体1
9を移動して位置決め具18で位置決めし直し、切削工
具6を位置設定し直すと、加工工程数が増加して作業効
率が低下してしまうし、また、切削工具6の位置設定の
し直しに伴って、加工精度が低下してしまう。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解決し得る人
工大理石の加工方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、設置用部材上の所定位置に人工大理石体を設置
し、形成しようとする開口の外周形状に沿って切削工具
を移動させ、わずかな厚みを残して枠状の溝を形成し、
切削工具を人工大理石体から離して設置用部材に対して
人工大理石体を持ち上げ、溝で囲まれる内部を叩いてこ
れを除去することにより開口を形成するもので、これに
よれば一度の位置決めで開口を形成し、加工工程を削減
して容易に開口の加工をし、もって作業効率の向上を図
り、また、切削工具と開口のずれの発生を防止して加工
精度の向上とともに品質の向上を図る。
【0009】また、設置用部材として連続多孔性の板材
を用い、この板材に接続した吸引装置を駆動して、設置
用部材上に設置した人工大理石体を吸着するようにして
いるので、人工大理石体の下面全体を均一に吸着し、人
工大理石体を極めて安定した状態で保持する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図3に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係
る人工大理石の加工方法は、板状に形成した人工大理石
体1の所定位置に、台所の流し部やガスコンロ部となる
開口2を形成するためのものである。
【0011】まず、連続多孔性の板材(中密度繊維板:
MDFが用いられる)を設置用部材3とし、この設置用
部材3をバグ4の開口部に設置して位置固定し、人工大
理石体1の形成しようとする開口2の位置に応じた場所
に位置決め具5を配置し、人工大理石体1の二辺がこの
位置決め具5に当接するように、設置用部材3上に設置
し、図示しない吸引装置を駆動して、人工大理石体1を
設置用部材3に吸着させる。このとき、設置用部材3に
連続多孔性の板材を用いているので、人工大理石体1の
下面側全体を満遍なく吸着し、人工大理石体1を安定し
て保持させることができる。
【0012】一方、押さえ用シリンダ装置などの押さえ
装置で、残りの二辺を保持し、人工大理石体1全体の位
置保持を補助する。次に、上記のように人工大理石体1
全体を位置保持した状態で切削工具6を下降させ、また
回転駆動させて、人工大理石体1の上面側から、形成し
ようとする開口2の外周形状に沿った枠形状の溝7の切
削を開始する。
【0013】そして図2に示すように、この溝7は、切
削工具6を予め設定した範囲内で移動させながら、人工
大理石体1の下面側にわずかな厚み(例えば1mm)t
を残した状態までの切削加工とする。開口2の外周形状
に沿った枠形状の溝7が形成できたら、切削工具6を人
工大理石体1から離すとともに押さえ装置を外し、吸引
装置の駆動を停止する。
【0014】そして、図3に示すように、人工大理石体
1を設置用部材3から持ち上げて外し、木槌8などによ
り溝7内部を叩く。そうすると、溝7で囲まれる内部が
剥がれるように取り除かれ、開口2が形成される。
【0015】このように、本発明の実施の形態によれ
ば、人工大理石体1全体を位置保持した状態で切削工具
6で人工大理石体1の上面側から人工大理石体1の下面
側にわずかな厚みtを残すように溝7を切削し、木槌8
などにより溝7内部を叩いて剥がすように開口2を形成
するので、切削工具6で人工大理石体1に切削部(溝)
を貫通させて開口2を形成する従来の場合のように、人
工大理石体1の設置のし直しや、これに伴う切削工具6
の位置設定のし直しをする必要がない。
【0016】従って、一度の位置決めでもって開口2を
形成することができるので、加工工程を削減して、かつ
容易に開口2の加工ができ、作業効率の向上を図り得、
また、切削工具6と開口2のずれの発生を防止して加工
精度の向上とともに品質の向上を図り得る。
【0017】また、連続多孔性の板材を設置用部材3と
して用いることにより、人工大理石体1の下面全体を均
一に吸着するため、従来のように鉄板に吸着用孔を形成
したものを設置用部材3として用いる場合に比べて、人
工大理石体1を極めて安定した状態で保持することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、設置用部材の所定位置に人工大理石体を設置し、形
成しようとする開口の外周形状に沿って切削工具を移動
させ、わずかな厚みを残して枠状の溝を形成し、切削工
具を人工大理石体から離して設置用部材に対して人工大
理石体を持ち上げ、溝で囲まれる内部を叩いてこれ除去
することにより開口を形成するので、一度の位置決めで
もって開口を形成でき、加工工程を削減するとともに容
易に開口の加工ができるので、作業効率の向上を図り
得、また、切削工具と開口のずれの発生を防止して品質
の向上を図り得る。
【0019】そして、設置用部材として連続多孔性の板
材を用い、この板材に接続した吸引装置を駆動して、設
置用部材の所定位置に設置した人工大理石体を吸着する
ので、人工大理石体の全体が均一に吸着され、従来のよ
うに鉄板に吸着用孔を形成したものを用いる場合に比べ
て、人工大理石体を極めて安定した状態で保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す加工方法の平面説明
図である。
【図2】同じく一部破断正面説明図である。
【図3】同じく開口枠形状内部分を取り除く際の説明図
である。
【図4】従来の加工方法の一部破断正面説明図である。
【図5】同じく平面説明図である。
【符号の説明】
1 人工大理石体 2 開口 3 設置用部材 5 位置決め具 6 切削工具 7 開口枠形状 8 木槌

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工大理石体に開口を形成するための加
    工方法であって、設置用部材上の所定位置に人工大理石
    体を設置し、形成しようとする開口の外周形状に沿って
    切削工具を移動させ、わずかな厚みを残して枠状の溝を
    形成し、切削工具を人工大理石体から離して設置用部材
    に対して人工大理石体を持ち上げ、前記溝で囲まれる内
    部を叩いてこれを除去することにより開口を形成するこ
    とを特徴とする人工大理石の加工方法。
  2. 【請求項2】 設置用部材として連続多孔性の板材を用
    い、この板材に接続した吸引装置を駆動して、設置用部
    材上に設置した人工大理石体を吸着することを特徴とす
    る請求項1記載の人工大理石の加工方法。
JP21376997A 1997-08-08 1997-08-08 人工大理石の加工方法 Pending JPH1148237A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100711891B1 (ko) * 2000-01-10 2007-04-25 콸콤 인코포레이티드 Cdma 통신 시스템에서 적응형 다중-속도(amr)데이터를 지원하기 위한 방법 및 장치
JP2010120307A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Heian Corp サイディングボード加工装置
CN112140368A (zh) * 2020-09-26 2020-12-29 肖立进 一种大理石加工用捶打开槽装置

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