JPH1148184A - バランサ装置 - Google Patents

バランサ装置

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JPH1148184A
JPH1148184A JP20589597A JP20589597A JPH1148184A JP H1148184 A JPH1148184 A JP H1148184A JP 20589597 A JP20589597 A JP 20589597A JP 20589597 A JP20589597 A JP 20589597A JP H1148184 A JPH1148184 A JP H1148184A
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JP
Japan
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swing
arm
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contact
auxiliary force
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JP20589597A
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Inventor
Kaoru Harada
薫 原田
Yuichi Yoshizawa
祐一 吉沢
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で補助力の調整を行うことができ
るバランサ装置を提供する 【解決手段】 バランサ装置13は、アーム14が結合
される揺動部材30をベース部材20に対して揺動させ
ることにより、ローラ37に押し込められてスプリング
50が圧縮され、このスプリング50の圧縮による弾発
力により、アーム14を倒伏させる方向に作用する荷重
に抗してアーム14を起仰させる補助力が、ローラ3
7、ボルト35を介して揺動部材30に付与されるよう
に構成されるとともに、このスプリング50の圧縮時に
おけるローラ37とスプリング50上端の受け部材40
との接点と、揺動部材30の揺動中心との間の距離を、
蝶ナット34を回転させることにより、ボルト35を左
右方向へ移動させて可変設定できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏アームを揺動
自在に支持し、且つこの起伏アームを倒伏させる方向に
作用する荷重に抗して起伏アームを起仰させる補助力を
付与するバランサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電柱の上部において配電設備の工事を行
う場合、起伏・伸縮作動等が自在なブームが車体上に取
り付けられ、このブーム先端部に作業者搭乗用の作業台
が取り付けられてなる高所作業車が用いられることが多
い。この種の高所作業車では、通電状態における配電設
備の工事(いわゆる「活線工事」)を安全に行うことが
でき、且つ作業者の労力が軽減することができるよう
に、作業台に作業用アームを備えるものがある。
【0003】この作業用アームは、絶縁性部材からなる
起伏アームと、この起伏アームを揺動自在に支持し、且
つこの起伏アームを倒伏させる方向に作用する荷重に抗
して起伏アームを起仰させる補助力を付与するバランサ
装置と、起伏アーム先端に着脱自在に取り付けられるケ
ーブルカッタや皮剥ぎ工具等の作業装置とを有して構成
される。このように構成された作業用アームを用いる場
合、作業者は、起伏アームを持ってアーム先端の作業装
置を作業対象物のところに移動させ、作業装置を使って
作業を行う。このとき、起伏アームには補助力が作用す
るため、起伏アームを支える力が少なくて済み、作業者
の労力が軽減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、起伏アーム
先端に取り付けられる各作業装置は、それぞれ重量に差
があるため、補助力が一定であると補助力が過剰になっ
たり不足したりして良好な補助力が得られない場合があ
り、補助力を調整可能にバランサ装置を構成することが
望まれている。
【0005】しかしながら、簡単な構成で補助力を調整
可能にすることは困難であり、一方、構成を複雑にする
と重量が増すという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で補助力の調整を行うことが
できるバランサ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のバランサ装置は、起伏アームを揺動自在
に支持するものであり、ベース部材と、ベース部材に揺
動自在に取り付けられ、起伏アームが結合する揺動部材
と、揺動部材にスライド移動可能に取り付けられた接触
部材と、接触部材の先端部とベース部材との間に設けら
れ、揺動部材が揺動したときに接触部材の先端部によっ
て押し込められて押し込み量に対する反力を出す補助力
付与手段とを有して構成される。
【0008】そして、この補助力付与手段による反力に
よって、起伏アームを倒伏させる方向に作用する荷重に
抗して起伏アームを起仰させる補助力が接触部材を介し
て揺動部材に付与されるようになっており、この補助力
付与手段の押し込み時における接触部材の先端部および
補助力付与手段の接点と揺動部材の揺動中心との距離
を、接触部材のスライド移動により可変設定可能に構成
されている。
【0009】このような構成によれば、接触部材をスラ
イド移動させて、補助力付与手段の押し込み時における
接触部材の先端部および補助力付与手段の接点と揺動部
材の揺動中心との距離を大きくすれば、揺動状態におけ
る補助力付与手段の押し込み量が増加するとともに接触
部材の先端部が補助力付与手段を押し込む力が小さくな
るため、補助力を大きくすることができる。一方、上記
距離を小さくすれば、押し込み量が減少するとともに押
し込み力が大きくなるため、補助力を小さくすることが
できる。
【0010】なお、接触部材がネジ部材を有し、このネ
ジ部材を螺合させて揺動部材に取り付けられるように構
成し、接触部材の先端部および補助力付与手段の接点と
揺動部材の揺動中心との距離が、ネジ部材のねじ込み量
を変えることにより変えられるようにすることが好まし
い。このような構成によれば、ネジ部材のねじ込みによ
り上記距離を無段階的に調整することができる。
【0011】さらに、接触部材の先端部にローラ部材が
回転自在に取り付けられるとともに補助力付与手段に受
け部材が取り付けられるように構成し、受け部材を介
し、ローラ部材によって補助力付与手段が押し込められ
るようにすることが好ましい。ここで、接触部材の先端
は、補助力付与手段との接点を移動させながら補助力付
与手段を押し込んで行くが、このような構成によれば、
その移動をスムーズに行うことができる。
【0012】また、補助力付与手段は、その押し込み量
が増加するのに対応して反力が大きくなる特性を有する
ように構成することが好ましい。このような構成によれ
ば、押し込み力が増加した場合でも、押し込み量の増加
により反力が大きくなるので、押し込み力と反力とをバ
ランスさせることができる。
【0013】なお、ベース部材は、基底部材と、この基
底部材から上方へ延び、揺動部材が揺動自在に取り付け
られる支持部材とから構成するとともに、基底部材を、
その内部に上方に開口した受容部を有した形状に構成
し、補助力付与手段は、その下端側を受容部に受容させ
て接触部材の先端部と受容部底面との間に設けられるよ
うにすることが好ましい。このような構成によれば、補
助力付与手段の下端側が基底部材内に配設されるので、
その分バランサ装置をコンパクトにすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。まず、本発明に係る作
業用アームのバランサ装置を備えた高所作業車の構成に
ついて、図5を用いて説明する。この高所作業車の車体
1の後部には、旋回台2が旋回自在に取り付けられてお
り、この旋回台2には、複数のブーム部材から入れ子式
に伸縮自在に構成されたブーム3が起伏自在に取り付け
られている。このブーム3の先端には、作業者搭乗用の
作業台4が首振り(旋回)自在に取り付けられている。
【0015】このように構成された高所作業車では、ブ
ーム3を旋回、起伏、伸縮作動させたり、作業台4を首
振り作動させるなどして、作業台4を所望高所に移動
し、作業台4に搭乗した作業者により高所作業、例えば
電線等の配電設備の活線工事等を行わせる。
【0016】ここで、作業台4には作業用アーム10が
取り付けられており、このような作業台4上での作業
は、この作業用アーム10を用いて行えるようになって
いる。この作業用アーム10は、作業台4に取り付けら
れた支持部材11と、この支持部材11に水平旋回自在
に取り付けられ、水平方向に延びた水平アーム12と、
この水平アーム12の先端にバランサ装置13を介して
旋回・揺動自在に取り付けられたFRPアーム(起伏ア
ーム)14と、このFRPアーム14の先端部に配設さ
れた作業装置15とから構成されている。
【0017】作業装置15には、例えば、作業対象物の
把持・開放作動自在に構成され、FRPアーム14に対
して旋回作動が自在なグリッパハンドや、ボルトの着脱
を行うためのトルクレンチや、ケーブルカッタ、皮剥ぎ
工具等が用いられる。このように構成された作業用アー
ム10を用いる場合、作業者は、FRPアーム14を持
ち、水平アーム12やFRPアーム14を旋回させた
り、FRPアーム14を揺動させるなどしてアーム先端
の作業装置15を配電設備等の作業対象物のところに移
動させ、作業装置15を作動させて各種作業を行う。
【0018】作業装置15は、ある程度重量が大きいも
のもあるが、この作業用アーム10では、このような作
業装置15の重量によるFRPアーム14の揺動作動に
抗して、バランサ装置13により補助力が与えられるよ
うになっているため、FRPアーム14を支える力が小
さくて済むようになっている。
【0019】図1〜図3には、このようなバランサ装置
13の構成を示している。このバランサ装置13は、図
に示すように、水平アーム12に取り付けられるベース
部材20と、このベース部材20に揺動自在に取り付け
られ、FRPアーム14の基端が結合する揺動部材30
と、これらの間に配設された受け部材40およびスプリ
ング(補助力付与手段)50とから構成されている。
【0020】ベース部材20は、有底筒状に形成された
基底部材21と、この基底部材21の上端部に取り付け
られた支持部材22とからなる。支持部材22は、底面
部22aとこの底面部22aから上方に延びる側面部2
2b,22bとから構成されており、底面部22aを基
底部材21上端に結合させて取り付けられている。基底
部材21は、水平アーム12先端に旋回自在に取り付け
られており、バランサ装置13およびこれに取り付けら
れたFRPアーム14は、水平アーム12に対して水平
旋回自在となっている。
【0021】揺動部材30は、ベース部材20に揺動自
在に取り付けれたブラケット31と、このブラケット3
1に取り付けられた各部材とから構成されている。ブラ
ケット31は、上面部31aと、この上面部31aから
下方に延びる側面部31b,31bとから構成されてお
り、枢結ピン32を側面部31b、側面部22bに通
し、ベース部材20に揺動自在に取り付けられている。
【0022】このブラケット31には、ブラケット31
の外側に露出して蝶ナット34が、ベアリング33を介
して回転自在に取り付けられている。この蝶ナット34
にはボルト(ネジ部材)35が螺合している。このボル
ト35の先端側(図1における右側)は、ブラケット3
1の内部まで延びており、その両端には、ストッパ部材
35a,35bが結合している。
【0023】このボルト35の先端部には、クレビス3
6が取り付けられている。クレビス36は、底部36a
と、この底部36aから先端側(図1における右側)に
延びる側部36b,36bとからなり、底部36aをス
トッパ部材36aに結合してボルト35に取り付けられ
ている。
【0024】クレビス36の側部36b,36bの外側
には、図2からもわかるように、左右方向に延びる長穴
38aを有する平板状部材からなりブラケット31の側
面部22b,22の内側に固定された内側部材38,3
8が位置している。クレビス36の側部36b,36b
の内側には、シャフト部材37aを介してローラ(ロー
ラ部材)37が回転自在に取り付けられており、シャフ
ト部材37aの両端は、内側部材38,38の長穴38
a,38a内に位置している。
【0025】このような構成の揺動部材30では、蝶ナ
ット34を回転させることにより、ボルト35の先端に
取り付けられたローラ37の位置を前後(図1における
左右)に移動させることができるようになっている。す
なわち、クレビス36は、側部36b,36bが内側部
材38,38と当接することにより、ボルト軸を中心と
した回転が規制されている。これにより、ブラケット3
1に対するボルト35の回転が規制されるため、蝶ナッ
ト34を回転させることにより、蝶ナット34とボルト
35とが相対回転し、ボルト35が前後に移動する。
【0026】スプリング50は、ベース部材20におけ
る基底部材21内に配設されており、受け部材40は、
スプリング50の上端部に取り付けられている。受け部
材40は、円柱部材41とこの円柱部材41の上面に取
り付けられた円板部材42とからなり、円柱部材41を
スプリング50の内側に位置させ、円板部材42の下面
にスプリング50上端を当接させるようにして取り付け
られている。そして、この受け部材40の円板部材42
上面は、ローラ37に当接している。
【0027】このように構成されたバランサ装置13に
よれば、FRPアーム14を揺動させると、図3に示す
ように、揺動部材30が揺動し、ローラ37によって受
け部材40が下方へ押し込まれ、スプリング50が圧縮
される。これによるスプリング50の弾発力が、受け部
材40を押し込めようとする力に抗し、FRPアーム1
4を起仰させようとする補助力となる。
【0028】ここで、本発明のバランサ装置13では、
蝶ナット34を回してローラ37を前後に移動させ、揺
動部材30の揺動中心からこのローラ37までの距離を
変えることにより、この補助力を変えることができるよ
うになっている。
【0029】すなわち、スプリング50のバネ定数を
k、スプリング50の圧縮量をxとすると、スプリング
50による弾発力fは、次式(1)で表される。
【0030】
【数1】f=kx・・・(1)
【0031】ここで、図4に示すように、鉛直線に対す
る揺動軸14′の揺動角をθ、揺動軸14′からローラ
37までの距離(以下、ローラ距離という)をtとする
と、傾斜角θにおけるスプリング50の撓み量xは、次
式(2)のように表される。
【0032】
【数2】 x=h(1−cosθ)+tsinθ・・・(2)
【0033】これら式(1)、(2)から、ローラ距離
tを大きくすることにより、スプリング50の圧縮量x
が大きくなって弾発力fが大きくなり、ローラ距離tを
小さくすることにより、圧縮量xが小さくなって弾発力
fが小さくなることがわかる。
【0034】一方、受け部材40を押し込む力W′は、
作業装置15の重量をW、作業装置15の回転半径を
L、揺動中心(枢結ピン32の中心)とローラ37が受
け部材40に接する接点との間の距離(以下、接点半径
という)をh′、これらの間を結んだ線(図においては
破線で示している)と揺動軸14′とのなす角をαとし
た場合、次式(3)が成り立つことから、式(4)のよ
うに表される。
【0035】
【数3】 W・Lsinθ=W′・h′sin(θ+α)・・・(3) W′=W・Lsinθ/h′sin(θ+α)・・・(4)
【0036】この式(4)から、ローラ距離tを大きく
した場合には、角度α、接点半径h′は、ともに大きく
なる(図4参照)ことから、W′は小さくなり、ローラ
距離tを小さくした場合には、角度α、接点半径h′
は、ともに小さくなることから、W′は大きくなること
がわかる。
【0037】以上から、ローラ距離tを大きくすること
により、スプリング50の弾発力fが大きくなるととも
に、押し込み力W′が小さくなって補助力が大きくなる
ことがわかる。逆に、ローラ距離tを小さくすることに
より、スプリング50の弾発力fが小さくなるととも
に、押し込み力W′が大きくなって補助力が小さくなる
ことがわかる。
【0038】なお、スプリング50のバネ定数は、所定
作業装置15の重量Wによる所定押し込み力W′とスプ
リング50の弾発力fとが、所定揺動角θにおいて釣り
合うように設定される。
【0039】以上のように、本発明のバランサ装置13
によれば、作業用アーム10において作業装置15を交
換するなどして、補助力を変化させる必要が生じたとき
には、ローラ37を前後に移動させてローラ距離tを変
化させ、補助力を変えることができる。この補助力の調
整は、蝶ナット34の回転調整により無段階的に行うこ
とができるため、微調整も容易である。
【0040】なお、このバランサ装置13では、揺動角
θが大きくなるほどスプリング50が圧縮され、FRP
アーム14が倒伏するほど弾発力fが大きくなって補助
力が増すため、作業中にFRPアーム14から手を離し
ても、押し込み力W′が補助力よりも大きくなってアー
ム14が作業台4上に落下するといったことがなく安全
である。
【0041】また、このバランサ装置13では、スプリ
ング50がベース部材20内に配設されるため、スプリ
ング50を配設するために揺動部が長くなるといったこ
とがない。
【0042】なお、上記例では、スプリング50をベー
ス部材20の基底部上に取り付け、揺動部材30を右側
(図3参照)に揺動させるようにして、ローラ37を上
側から受け部材40に押し当ててスプリング50を圧縮
するように構成したが、スプリング50をベース部材2
0の上端部に取り付け、揺動部材30を左側に揺動させ
るようにして、ローラ37を下側から受け部材40に押
し当ててスプリング50を圧縮するように構成してもよ
い。また、補助力付与手段は、スプリングに限定される
ものでなく、これには他に、例えばガススプリング等を
用いることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明のバランサ装置に
よれば、揺動部材に接触部材がスライド移動自在に取り
付けられ、この接触部材のスライド移動により、補助力
付与手段の押し込み時における接触部材の先端部および
補助力付与手段の接点と揺動部材の揺動中心との距離を
可変設定して補助力を変えることができ、簡単な構成で
補助力の調整を行うことができる。
【0044】さらに、補助力付与手段の押し込み時にお
ける接触部材の先端部および補助力付与手段の接点と揺
動部材の揺動中心との距離が、ネジ部材のねじ込み量を
変えることにより変えられるようにすれば、この距離を
無段階的に調整することができ、且つその微調整も容易
となる。
【0045】また、受け部材を介し、ローラ部材によっ
て補助力付与手段が押し込められるようにすれば、接触
部材および補助力付与手段の接点の移動がスムーズにな
り、確実に接触部材の先端部により補助力付与手段を押
し込ませることができる。
【0046】なお、補助力付与手段の特性を、その押し
込み量が増加するのに対応して反力が大きくなるように
することにより、押し込み力が増加した場合でも、押し
込み量の増加により反力が大きくなるため、押し込み力
と反力とをバランスさせることができる。このため、起
伏アームの揺動量が大きくなった場合でも、押し込み力
が反力よりも大きくなって起伏アームが落下するといっ
たことがなく安全である。
【0047】また、ベース部材を、基底部材と、この基
底部材から上方へ延び、揺動部材が揺動自在に取り付け
られる支持部材とから構成するとともに、補助力付与手
段の下端側を基底部材内に配設することにより、バラン
サ装置をコンパクトにすることができ、バランサ装置が
作業の邪魔にならずその使い勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバランサ装置の構成を示す側断面図で
ある。
【図2】本発明のバランサ装置の構成を示す背断面図で
ある。
【図3】図1のバランサ装置を、ローラを最右動させた
状態において、揺動させた状態を示す側断面図である。
【図4】図1のバランサ装置の作動を説明する概略図で
ある。
【図5】本発明のバランサ装置を有する作業用アーム1
0を備えた高所作業車の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
13 バランサ装置 14 起伏アーム 20 ベース部材 30 揺動部材 35 ボルト(ネジ部材) 37 ローラ(ローラ部材) 40 揺動部材 50 スプリング(補助力付与手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏アームを揺動自在に支持するバラン
    サ装置であって、 ベース部材と、 前記ベース部材に揺動自在に取り付けられ、前記起伏ア
    ームが結合する揺動部材と、 前記揺動部材にスライド移動可能に取り付けられた接触
    部材と、 前記接触部材の先端部と前記ベース部材との間に設けら
    れ、前記揺動部材が揺動したときに前記接触部材の先端
    部によって押し込められて押し込みに対する反力を出す
    補助力付与手段とを有し、 この補助力付与手段による反力によって、前記起伏アー
    ムを倒伏させる方向に作用する荷重に抗して前記起伏ア
    ームを起仰させる補助力を前記接触部材を介して前記揺
    動部材に付与するように構成されるとともに、 この補助力付与手段の押し込み時における前記接触部材
    の先端部および前記補助力付与手段の接点と前記揺動部
    材の揺動中心との距離を、前記接触部材のスライド移動
    により可変設定可能であることを特徴とするバランサ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記接触部材がネジ部材を有し、このネ
    ジ部材を螺合させて前記揺動部材に取り付けられ、 前記接触部材の先端部および前記補助力付与手段の接点
    と前記揺動部材の揺動中心との距離が、前記ネジ部材の
    ねじ込み量を変えることにより変えられることを特徴と
    する請求項1に記載のバランサ装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部材の先端部にローラ部材が回
    転自在に取り付けられるとともに前記補助力付与手段に
    受け部材が取り付けられ、 前記受け部材を介し、前記ローラ部材によって前記補助
    力付与手段が押し込められることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のバランサ装置。
  4. 【請求項4】 前記補助力付与手段は、その押し込み量
    が増加するのに対応して反力が大きくなる特性を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のバラン
    サ装置。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材が、基底部材と、この基
    底部材から上方へ延び、前記揺動部材が揺動自在に取り
    付けられる支持部材とからなるとともに、 前記基底部材は、その内部に上方に開口した受容部を有
    し、 前記補助力付与手段は、その下端側を前記受容部に受容
    させて前記接触部材の先端部と前記受容部底面との間に
    設けられることを特徴とする請求項1から請求項4に記
    載のバランサ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115906A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Keio Gijuku ヒンジ型機械的荷重補償機構
JP2013052494A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toyota Motor Corp 荷重補償機構

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