JPH1147987A - スクリュープレスのスティック解除装置 - Google Patents

スクリュープレスのスティック解除装置

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JPH1147987A
JPH1147987A JP21990797A JP21990797A JPH1147987A JP H1147987 A JPH1147987 A JP H1147987A JP 21990797 A JP21990797 A JP 21990797A JP 21990797 A JP21990797 A JP 21990797A JP H1147987 A JPH1147987 A JP H1147987A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
pressure
hydraulic chamber
press
stick
Prior art date
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Pending
Application number
JP21990797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Itakura
板倉英夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1147987A publication Critical patent/JPH1147987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリュープレスにおいて、ねじ部分がスティ
ック状態となっても、容易にその状態を解除することが
出来、かつ速やかにプレス作業を再開出来るようにす
る。 【解決手段】スライド3に設けた一方のねじ機構11
と、この一方のねじ機構11に螺合し、フレーム1に支
持された電動機で駆動される他方のねじ機構12のどち
らか一方に、荷重により加圧される、シリンダ21とピ
ストン22で構成された油圧室20を設けるとともに、
この油圧室20に圧油を供給する油圧供給装置を備え、
スティックの状態で、油圧室20の圧力を開放して、ね
じ面に作用する荷重を除去することにより、その状態を
解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじ式の機械プ
レスであるスクリュープレスにおいて、金型取り付け時
のダイハイトの調節不良や、プレス加工中に金型内に2
枚以上の素材が入ったりして、過負荷現象等が起こっ
て、ねじ面が静摩擦状態となり、摩擦係数が高くなっ
て、通常の電動機の回転力では解除出来ないスティック
状態となった時の、そのスティック状態を解除するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭62−34999号公報
には、スライドとスライド駆動部を、低融点金属から成
り、かつヒータを備えたスティックリリースリングを介
して所定の隙間だけ隔離して連結しておき、スティック
状態となった時、スティックリリースリングを溶融する
ことで、スティックを解除する装置が開示されている。
【0003】その他、シャーピン式やシャープレート式
等の過負荷安全装置で、過大なプレス力がスライドにか
かる前に機械を停止して、スティック状態となったり、
プレス機械や金型が壊れるのを防ぐ方法も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭62−34999号に開示された装置では、低融点
金属から成るリングの圧縮強度、溶融に要する時間、再
取り付け時の手間、コスト等の点において、やや難点が
あった。また、シャーピン式やシャープレート式では、
コンパクトで安価であるが、破断荷重を一定にすること
が困難である他、破断した時の交換に手間がかかる等の
欠点がある。
【0005】この発明は、このような難点、欠点を排除
して、スティック状態となっても速やかに解除出来、か
つ労力を要せずに容易にプレス作業を再開出来、その上
作動時間が早いスティック解除装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のスクリュープレスのスティック解除装置
は、フレームとスライド間に設けたねじ機構を、数値情
報により回転量を制御出来る電動機で駆動して、スライ
ドを昇降させるスクリュープレスにおいて、スライドに
設けた一方のねじ機構と、この一方のねじ機構に螺合
し、フレームに支持された電動機で駆動される他方のね
じ機構のどちらか一方に、荷重により加圧される、シリ
ンダとピストンで構成された油圧室を設けるとともに、
この油圧室に圧油を供給する油圧供給装置を備え、ステ
ィックの状態では、この油圧室の圧力を解放して、ねじ
面に作用する荷重を除去することにより、スティックの
状態を解除するものとした(請求項1)。
【0007】また、上記の発明において、油圧室の油圧
を検出する検出器、プレス加工時の荷重に相当する油圧
室の油圧をあらかじめ設定値として記憶する記憶装置、
前記検出器の検出値を負荷荷重に変換するとともに、検
出値を設定値と比較判定する演算装置、演算装置で換算
された換算値を表示する表示装置とで構成される制御装
置を具備させた(請求項2)。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面に
基づいて、以下詳しく述べる。図1は、この発明を説明
するための、スクリュープレスのスティック解除装置の
一例を示す要部断面図である。
【0009】このスクリュープレスは、縦柱1、横梁2
等からなるフレームとスライド3との間に設けたねじ機
構11、12を、図示していない数値情報により回転量
を制御出来る電動機で駆動して、スライド3を高精度で
昇降させるものである。
【0010】そして、一方のねじ機構11は、雌ねじが
形成されたナット状のものであり、スライド3に固設さ
れている。このねじ機構11に螺合する他方のねじ機構
12は、雄ねじが形成されたボルト状のものからなって
いる。
【0011】このボルト状のねじ機構12の上端は、連
結棒13でプーリ14に接続されていて、フレームに支
持された前記の電動機を駆動させると、その回転がベル
ト(図示せず)を介してプーリ14に伝えられ、その軸
である連結棒13に連結されたボルト状のねじ機構12
が回転する。そして、そのねじ機構により、上昇、また
は下降する。
【0012】この発明の油圧室20は、シリンダ21と
ピストン22で構成されており、シリンダ21はフレー
ムの横梁2上に固定されており、ピストン22は上下の
円すいころ軸受23、24を介して、連結棒13を回転
自在に挟持している。
【0013】また、油圧供給装置40は、図2に回路図
で示したように、空気源31から減圧弁33を介して所
定の圧力の空気を供給して、ブースタポンプ34を作動
させ、回路41を通じて、圧油供給口43から油圧室2
0内に、一定の圧力の圧油を供給する。
【0014】そして、何らかの原因によりスクリュープ
レスがスティックの状態になった時、油圧解除手段44
を操作して、油圧室20内の圧力を開放し、油をタンク
45に戻して、スクリュープレスのスティックの状態を
解除する。
【0015】なお、図1に示した例では、油圧室20を
フレームに支持された電動機で駆動されるねじ機構12
の側に設けているが、そのねじ機構12と螺合するねじ
機構11の側、すなわちナット状のねじ機構11とスラ
イド3との間に設けてもよい。
【0016】以上にこの発明のスクリュープレスのステ
ィック解除装置について説明したが、スクリュープレス
がスティック状態になる直前にスクリュープレスを停止
させるか、もしくはスティック状態になっても、自動的
にその状態を解除することの出来る制御装置を併設した
場合について説明する。
【0017】この制御装置の一例を、図3に系統図とし
て示す。検出器42は、油圧室20の圧油供給口43に
圧油に圧油を導く回路41中に配設されていて、例えば
拡散型半導体トランジューサのような圧力センサが使用
され、圧力を電気信号に変換する。
【0018】そのアナログ信号は、A/D変換器を経て
デジタル信号に変換され、コンピュータに取り込まれ、
検出値を必要に応じて表示装置に表示させたり、記憶装
置に記憶させる。なお、この検出値は回路41の油圧で
あるから、演算装置でスクリユープレスの負荷荷重に換
算出来るようになっており、かつその換算値を表示装置
に表示出来るようになっている。
【0019】また、プレス加工時の荷重は、加工方法、
加工材料、成形品の形状、金型の形状やクリアランス等
各種の条件により変化するものであるから、あらかじ
め、各成形品毎にプレス作業を実施して、その時の検出
値をそれらの各種条件下での設定値として、記憶装置に
記憶させておく。
【0020】そして、プレス作業中に検出器が検出した
検出値を、あらかじめその成形品について設定してある
設定値と演算装置で比較させて、検出値が設定値から所
定の偏差のあることを判定すると、入出力ポートからプ
レス制御ユニットにスクリュープレスの停止信号を出力
して、スクリュープレスを非常停止させるか、あるいは
油圧解除手段44の弁を操作して、油圧室20内の圧力
を開放し、油をタンク45に戻す。
【0021】
【発明の効果】この発明のスクリュープレスのスティッ
ク解除装置は、上記したように構成されているので、次
のような効果を奏する。
【0022】プレス作業中にスティック状態となって
も、油圧解除手段の弁を操作することにより、容易にス
ティック状態を解除出来るとともに、その要因を排除し
た後、再度油圧室を所定の油圧の圧油で満たすと、プレ
ス作業を直ちに再開することが出来る。
【0023】また、油圧室を満たす圧油の回路の検出器
を制御装置に接続してある場合は、スクリュープレスが
スティック状態になる直前にスクリュープレスを停止さ
せるか、もしくはスティック状態になっても、自動的に
その状態を解除することが出来る。
【0024】さらに、制御装置には各成形品毎に、過去
に実施したプレス作業の検出値を保存することが出来る
から、その値と作業中の検出値を比較することにより、
品質管理に役立てることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリュープレスの一例を示す断面図
【図2】油圧供給装置の回路図
【図3】制御装置の系統図
【符号の説明】
1は縦柱、2は横梁、3はスライド、11、12はねじ
機構、13は連結棒、14はプーリ、20は油圧室、2
1はシリンダ、22はピストン、23、24は円すいこ
ろ軸受、31は空気源、33は減圧弁、34はブースタ
ポンプ、40は油圧供給装置、41は回路、42は検出
器、43は圧油供給口、44は油圧解除手段、45はタ
ンク、である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームとスライド間に設けたねじ機構
    を、数値情報により回転量を制御出来る電動機で駆動し
    て、スライドを昇降させるスクリュープレスにおいて、
    スライドに設けた一方のねじ機構と、この一方のねじ機
    構に螺合し、フレームに支持された電動機で駆動される
    他方のねじ機構のどちらか一方に、荷重により加圧され
    る、シリンダとピストンで構成された油圧室を設けると
    ともに、この油圧室の圧力を解放して、ねじ面に作用す
    る荷重を除去することにより、スティックの状態を解除
    することを特徴とするスクリュープレスのスティック解
    除装置。
  2. 【請求項2】油圧室の油圧を検出する検出器、プレス加
    工時の荷重に相当する油圧室の油圧をあらかじめ設定値
    として記憶する記憶装置、前記検出器の検出値を負荷荷
    重に変換するとともに、検出値を設定値と比較判定する
    演算装置、演算装置で換算された換算値を表示する表示
    装置とで構成される制御装置を具備させたことを特徴と
    する請求項1に記載のスクリュープレスのスティック解
    除装置。
JP21990797A 1997-07-31 1997-07-31 スクリュープレスのスティック解除装置 Pending JPH1147987A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040322

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