JPH1147817A - 圧延のチューブホース式ワイパー - Google Patents
圧延のチューブホース式ワイパーInfo
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- JPH1147817A JPH1147817A JP9199729A JP19972997A JPH1147817A JP H1147817 A JPH1147817 A JP H1147817A JP 9199729 A JP9199729 A JP 9199729A JP 19972997 A JP19972997 A JP 19972997A JP H1147817 A JPH1147817 A JP H1147817A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 34
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 abstract description 5
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、冷間圧延の表面ワイパーとし
て用いるチューブホース式ワイパーにおいて、表面の異
物を除去することにある。 【解決手段】 本発明は、冷間圧延材の表面ワイパー装
置として用いるチューブホース式ワイパーにおいて、ワ
イパーに装着するチューブホースの配置を「Ｖ」の字状
に配置し、更に「Ｖ」の字状の先端部を被圧延材が、ワ
イパー装置に進入する側に向けて、チューブホースを傾
斜配置することにより、被圧延材とチューブホースが接
触する部分に圧延速度によって発生する摩擦力を被圧延
材の幅方向の中心線から両エッジ方向に分力化する作用
によって、被圧延材表面の異物等を圧延油と共に強制的
に両エッジ方向に除去することを特徴とする。
て用いるチューブホース式ワイパーにおいて、表面の異
物を除去することにある。 【解決手段】 本発明は、冷間圧延材の表面ワイパー装
置として用いるチューブホース式ワイパーにおいて、ワ
イパーに装着するチューブホースの配置を「Ｖ」の字状
に配置し、更に「Ｖ」の字状の先端部を被圧延材が、ワ
イパー装置に進入する側に向けて、チューブホースを傾
斜配置することにより、被圧延材とチューブホースが接
触する部分に圧延速度によって発生する摩擦力を被圧延
材の幅方向の中心線から両エッジ方向に分力化する作用
によって、被圧延材表面の異物等を圧延油と共に強制的
に両エッジ方向に除去することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材などを圧延す
る圧延機において、表面の異物等を除去するチューブホ
ース式ワイパーに関するものである。
る圧延機において、表面の異物等を除去するチューブホ
ース式ワイパーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷間圧延作業において、被圧延材
の表面の異物及び圧延油を除去する方法としては、図３
に示す如く、被圧延材を上下面で挟み込むような形で被
圧延材の長手方向に直角にホース７を配置するチューブ
ホース式ワイパーがある。
の表面の異物及び圧延油を除去する方法としては、図３
に示す如く、被圧延材を上下面で挟み込むような形で被
圧延材の長手方向に直角にホース７を配置するチューブ
ホース式ワイパーがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷間圧延作
業において、被圧延材の表面に付着した圧延油および異
物等を除去（排出）するところにあり、従来の方式で
は、圧延（長手）方向とホースが直角に接触しているこ
とから、圧延油及び異物等は、ワイパーに接触した後、
一端ホース下で滞留し、オーバーフローする形で被圧延
材の表面外へ向かって排出され、また、特に異物等は、
前述の圧延油の滞留の中に留まっている間に、被圧延材
とホースの接触面に巻き込まれる場合があり、この時異
物は、押し潰される形で接触面を通過する為、この時の
作用（圧下圧力）で被圧延材表面に打痕傷等が発生する
場合がある。また、前述の押し潰された異物が、ホース
接触表面にダメージを与えたり、付着残留したりする
と、被圧延材表面に連続的にスジ傷等の表面欠陥を発生
させてしまうという問題がある。
業において、被圧延材の表面に付着した圧延油および異
物等を除去（排出）するところにあり、従来の方式で
は、圧延（長手）方向とホースが直角に接触しているこ
とから、圧延油及び異物等は、ワイパーに接触した後、
一端ホース下で滞留し、オーバーフローする形で被圧延
材の表面外へ向かって排出され、また、特に異物等は、
前述の圧延油の滞留の中に留まっている間に、被圧延材
とホースの接触面に巻き込まれる場合があり、この時異
物は、押し潰される形で接触面を通過する為、この時の
作用（圧下圧力）で被圧延材表面に打痕傷等が発生する
場合がある。また、前述の押し潰された異物が、ホース
接触表面にダメージを与えたり、付着残留したりする
と、被圧延材表面に連続的にスジ傷等の表面欠陥を発生
させてしまうという問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、板材を圧延す
る圧延機のチューブホース式ワイパー装置において、ワ
イパー装置に装着するチューブホースの配置を略Ｖ字状
に、かつその先端部を、被圧延材がワイパーに進入する
側に向けて配置したことを特徴としている。
る圧延機のチューブホース式ワイパー装置において、ワ
イパー装置に装着するチューブホースの配置を略Ｖ字状
に、かつその先端部を、被圧延材がワイパーに進入する
側に向けて配置したことを特徴としている。
【０００５】
【発明の実施形態】以下、本発明を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明を説明するための装置構成図の一
例を示す。図１において、１は圧延機のワークロール、
３は、被圧延材２であるコイルを装着する送り側のテン
ションリール、４は巻き取り側のテンションリールであ
る。５はテンションロールで、被圧延材２を圧延すると
きに正常に圧延できるように被圧延材２に張力を与える
ロールである。テンションロール５には、被圧延材２に
作用している張力を検出するロードセル等のセンサーが
埋め込まれている。圧延は、巻き出しリール３から被圧
延材２の先端部を巻き出し、ワークロール１の間及び、
チューブホース式ワイパー９の間を通過し、巻き取りリ
ール４にて先端部がクランプされ、圧延される。チュー
ブホース式ワイパー９は、ホース８と、これを取り付け
る固定ブラケット７、およびホース８を被圧延材２に適
切な圧力で押圧するための油圧シリンダー６から構成さ
れる。
する。図１は、本発明を説明するための装置構成図の一
例を示す。図１において、１は圧延機のワークロール、
３は、被圧延材２であるコイルを装着する送り側のテン
ションリール、４は巻き取り側のテンションリールであ
る。５はテンションロールで、被圧延材２を圧延すると
きに正常に圧延できるように被圧延材２に張力を与える
ロールである。テンションロール５には、被圧延材２に
作用している張力を検出するロードセル等のセンサーが
埋め込まれている。圧延は、巻き出しリール３から被圧
延材２の先端部を巻き出し、ワークロール１の間及び、
チューブホース式ワイパー９の間を通過し、巻き取りリ
ール４にて先端部がクランプされ、圧延される。チュー
ブホース式ワイパー９は、ホース８と、これを取り付け
る固定ブラケット７、およびホース８を被圧延材２に適
切な圧力で押圧するための油圧シリンダー６から構成さ
れる。
【０００６】図２(a)、(b)は、本発明におけるチューブ
ホース式ワイパーの一例である。図２(a)は、ホース８
を固定ブラケット７に対して分割して略Ｖの字状に配置
し、更にＶ字状の先端部を被圧延材がワイパーに進入す
る側に向け配置したものである。図２(b)は、一体のホ
ース８をＶ字状に折り曲げて取り付けたものである。ま
た、ホース８の形状は先端がＲ部を有していたり、側面
部が曲線状になっていても、後述する作用をなすもので
あればよく、厳密なＶ字形状に限定されるものではな
い。
ホース式ワイパーの一例である。図２(a)は、ホース８
を固定ブラケット７に対して分割して略Ｖの字状に配置
し、更にＶ字状の先端部を被圧延材がワイパーに進入す
る側に向け配置したものである。図２(b)は、一体のホ
ース８をＶ字状に折り曲げて取り付けたものである。ま
た、ホース８の形状は先端がＲ部を有していたり、側面
部が曲線状になっていても、後述する作用をなすもので
あればよく、厳密なＶ字形状に限定されるものではな
い。
【０００７】次に、本発明の動作について説明する。圧
延は、被圧延材２の先端部を巻き出し、ワークロール１
の間を通板して巻き取りリール４にて先端部がクランプ
され、圧延作業の準備が完了する。この後作業者は、本
圧延を行う為に圧延速度を加速し、所定の圧延速度に保
持する。圧延作業の開始前に、油圧シリンダ６によっ
て、被圧延材２とホース８とを適度な圧下圧力に保持す
る。圧延が開始されると、ホース８が固定ブラケット７
に対して、傾斜配置されているため、圧延方向に対し
て、直角の両方向、すなわち被圧延材の幅方向の中心線
から、両エッジ方向に分力化され、被圧延材表面の圧延
油及び異物等を強制的に排除する作用になる。更に、異
物は、傾斜配置されたホースによってガイドされ、被圧
延材とホースの見切りを滞留しながら徐々に両エッジ方
向へ移動するが、この時、圧延油は、異物の移動に対
し、潤滑剤となる。以上の作用によって、良好なワイピ
ングが可能となる。
延は、被圧延材２の先端部を巻き出し、ワークロール１
の間を通板して巻き取りリール４にて先端部がクランプ
され、圧延作業の準備が完了する。この後作業者は、本
圧延を行う為に圧延速度を加速し、所定の圧延速度に保
持する。圧延作業の開始前に、油圧シリンダ６によっ
て、被圧延材２とホース８とを適度な圧下圧力に保持す
る。圧延が開始されると、ホース８が固定ブラケット７
に対して、傾斜配置されているため、圧延方向に対し
て、直角の両方向、すなわち被圧延材の幅方向の中心線
から、両エッジ方向に分力化され、被圧延材表面の圧延
油及び異物等を強制的に排除する作用になる。更に、異
物は、傾斜配置されたホースによってガイドされ、被圧
延材とホースの見切りを滞留しながら徐々に両エッジ方
向へ移動するが、この時、圧延油は、異物の移動に対
し、潤滑剤となる。以上の作用によって、良好なワイピ
ングが可能となる。
【０００８】
【発明の効果】以上に説明した本発明は次の効果を有し
ている。 １）被圧延材の表面の圧延油及び異物を極めて良好に除
去できる。 ２）圧延油や異物を強制的に除去する為の作用力は、圧
延作業の為の本来の動力と被圧延材及びホースの接触に
よる摩擦力にて得られるため、特別の外部動力を必要と
しない。 ３）ホースを左右に分割配置する事も可能であり、着脱
が簡便になる。特に幅の広い圧延材には、効果が大き
い。
ている。 １）被圧延材の表面の圧延油及び異物を極めて良好に除
去できる。 ２）圧延油や異物を強制的に除去する為の作用力は、圧
延作業の為の本来の動力と被圧延材及びホースの接触に
よる摩擦力にて得られるため、特別の外部動力を必要と
しない。 ３）ホースを左右に分割配置する事も可能であり、着脱
が簡便になる。特に幅の広い圧延材には、効果が大き
い。
【図１】本発明に係わるチューブホース式ワイパーを示
す図
す図
【図２】本発明によるホースの配置の一例を示す図
【図３】従来のチューブホース式ワイパーとホースの配
置を示す図。
置を示す図。
１ ワークロール ２ 被圧延材（ストリップ） ３ 送り側テンションリール ４ 巻き取り側テンションリール ５ テンションロール ６ 油圧シリンダ ７ 固定ブラケット ８ ホース ９ チューブホース式ワイパー
Claims (1)
- 【請求項１】 板材を圧延する圧延機のチューブホース
式ワイパー装置において、ワイパー装置に装着するチュ
ーブホースの配置を略Ｖ字状に、かつその先端部を、被
圧延材がワイパーに進入する側に向けて配置したことを
特徴とする圧延材のチューブホース式ワイパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199729A JPH1147817A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 圧延のチューブホース式ワイパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199729A JPH1147817A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 圧延のチューブホース式ワイパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147817A true JPH1147817A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16412656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9199729A Pending JPH1147817A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 圧延のチューブホース式ワイパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1147817A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100487772B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2005-05-03 | 주식회사 포스코 | 강판 연마 설비의 스와프 제거장치 |
| JP2019025532A (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 日新製鋼株式会社 | 冷間圧延鋼帯のワイパー装置 |
| CN114535172A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-27 | 河南众裕纺织科技有限公司 | 一种纺织车间轴类缠绕丝清洁装置 |
| CN114535171A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-27 | 河南众裕纺织科技有限公司 | 一种纺织转轴除缠绕丝装置 |
| WO2023007541A1 (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-02 | Ｐｒｉｍｅｔａｌｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｊａｐａｎ株式会社 | ワイピング装置及び圧延設備 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9199729A patent/JPH1147817A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100487772B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2005-05-03 | 주식회사 포스코 | 강판 연마 설비의 스와프 제거장치 |
| JP2019025532A (ja) * | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 日新製鋼株式会社 | 冷間圧延鋼帯のワイパー装置 |
| WO2023007541A1 (ja) * | 2021-07-26 | 2023-02-02 | Ｐｒｉｍｅｔａｌｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｊａｐａｎ株式会社 | ワイピング装置及び圧延設備 |
| CN114535172A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-27 | 河南众裕纺织科技有限公司 | 一种纺织车间轴类缠绕丝清洁装置 |
| CN114535171A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-27 | 河南众裕纺织科技有限公司 | 一种纺织转轴除缠绕丝装置 |
| CN114535172B (zh) * | 2022-03-10 | 2023-08-29 | 河南众裕纺织科技有限公司 | 一种纺织车间轴类缠绕丝清洁装置 |
| CN114535171B (zh) * | 2022-03-10 | 2023-09-29 | 河南彩虹纺织有限公司 | 一种纺织转轴除缠绕丝装置 |
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