JPH1147658A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法

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JPH1147658A
JPH1147658A JP20663397A JP20663397A JPH1147658A JP H1147658 A JPH1147658 A JP H1147658A JP 20663397 A JP20663397 A JP 20663397A JP 20663397 A JP20663397 A JP 20663397A JP H1147658 A JPH1147658 A JP H1147658A
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liquid
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piston
powder
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Toshihiko Miura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉末体の沈殿を防止でき,かつ装置のメンテ
ナンス周期も延ばすことができる塗布装置及び塗布方法
を提供する 【解決手段】 粉末体が混入された液体を塗布するため
の塗布装置1において、塗布するべき液体の体積の2倍
以上の容積を有するシリンジ20と、シリンジ20内を
摺動するピストン7と、ピストン7をシリンジ20の上
半分以内の領域で移動させる移動機構4,5,6,22と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉末体を混入した液
体をワークの塗布面に均一濃度で自動塗布するための塗
布装置及び塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体を塗布する方法としては、以
下のような方法が知られている。 (1)シリンジ内に液体を入れて密封し、そのシリンジ
に定量のエアーを送り込むことにより、シリンジ先端の
ノズルから定量の液体を排出して塗布する方法(エアー
圧送方式)。 (2)チューブをしごきながら液体を搬送し、そのチュ
ーブの先端のノズルから定量の液体を排出して塗布する
方法(チューブ押し出し方式)。 (3)兵神装備株式会社のモーノポンプのように、シリ
ンジ内のロータ、ステータの回転動作によりその先端よ
り定量の液体を排出して塗布する方法(ロータステータ
方式(ギアポンプ方式も含む))。 (4)モータでシリンジ内のピストンを移動させる方法
(シリンジポンプ方式)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉末体
を混入した液体を塗布する場合においては、上記(1)
のエアー圧送方式、(2)のチューブ押し出し方式では
時間経過とともにシリンジあるいはチューブ内で粉末体
が沈殿してしまい、粉末体を均一濃度で塗布できないと
いう欠点がある。
【0004】また、(3)のロータステータ方式(ギア
ポンプ方式も含む)ではシリンジ内あるいはポンプ内で
の液体の流動度合いが大きいので、粉末体を含む液体は
ある程度攪拌されるが、時間が経過するにつれてロー
タ、ステータあるいはギアポンプの摺動部分に液中の粉
末体が癒着するので、これを取り除くための定期メンテ
ナンスが必要となる点、また塗布装置の機構部分の劣化
も大きいという点で問題がある。
【0005】さらに、(4)のシリンジポンプ方式で
も、時間が経過するにつれてシリンジとピストンの摺動
部分に液中の粉末体が癒着するので、これを取り除くた
めのメンテナンスが頻繁に必要となる点、またシリンジ
内での粉末体の沈殿も避けられない点で問題がある。ま
た、連続使用においてはディスペンサーのノズルに粉末
体が堆積し、塗布位置の精度が悪くなったり、塗布面に
対する粉末体の均一性が悪くなったりするという問題点
がある。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、粉末体の沈殿を防止で
き、かつ装置のメンテナンス周期も延ばすことができる
塗布装置及び塗布方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる塗布装置は、粉
末体が混入された液体を塗布するための塗布装置におい
て、塗布するべき液体の体積の2倍以上の容積を有する
シリンジと、該シリンジ内を摺動するピストンと、該ピ
ストンを前記シリンジの上半分以内の領域で移動させる
移動手段とを具備することを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、容器内に収容された前記シリンジに吸入されるべき
前記粉末体が混入された液体を撹拌するための撹拌手段
をさらに具備することを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記撹拌手段は、マグネットミキサーからなること
を特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記シリンジを搬送するための搬送手段をさらに具
備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記シリンジの先端のノズルから前記液体を拭い取
るための払拭手段をさらに具備することを特徴としてい
る。
【0012】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記払拭手段は、前記ノズルを挟みこむための一対
の弾性体と、該一対の弾性体を開閉駆動するための駆動
手段とを備えることを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記シリンジから排出された液体を廃棄するための
受け手段をさらに具備することを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記受け手段は、液体を受けるための受け皿と、該
受け皿を移動させる受け皿移動手段とを備えることを特
徴としている。
【0015】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記受け皿移動手段はエアシリンダからなることを
特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記受け皿には排液を排出するためのパイプが接続
されていることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わる塗布装置におい
て、前記移動手段は、駆動源となるモータと、該モータ
に接続された送りねじと、該送りねじと平行に配置され
た直進ガイドと、前記送りねじと前記直進ガイドに沿っ
て移動するスライダとを備えることを特徴としている。
【0018】また、本発明に係わる塗布方法は、粉末体
が混入された液体を塗布するための塗布方法において、
シリンジと、該シリンジの上半分以内の範囲を摺動する
ピストンとを有する塗布装置の前記ピストンを上昇させ
て、前記シリンジ内に、該シリンジの容積の半分以下の
体積の前記液体を吸入する吸入工程と、前記ピストンを
下降させて、前記吸入工程で吸入された前記液体を排出
し、該液体をワークに塗布する塗布工程とを具備するこ
とを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記吸入工程全体において、容器内に収容された前
記シリンジに吸入されるべき前記粉末体が混入された液
体を撹拌することを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記撹拌は、マグネットミキサーにより行われるこ
とを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記シリンジを前記液体を吸入する位置から前記液
体を塗布する位置まで搬送する搬送工程をさらに具備す
ることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記シリンジの先端のノズルから前記液体を拭い取
るための払拭工程をさらに具備することを特徴としてい
る。
【0023】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記シリンジに前記液体を吸入してから所定時間経
過後に、前記ピストンを上昇させて気体をシリンジ内に
吸入し、該気体により生ずる気泡により前記シリンジ内
の液体を撹拌する撹拌工程をさらに具備することを特徴
としている。
【0024】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記撹拌工程の後に、前記シリンジの先端のノズル
内に吸入されている液体を排出する排気工程をさらに具
備することを特徴としている。
【0025】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記シリンジに前記液体を吸入してから所定時間経
過後に、前記シリンジ内から前記液体を廃棄する廃棄工
程をさらに具備することを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記塗布工程においては、前記シリンジの水平方向
への移動が終了する時に、前記シリンジからの液体の排
出もちょうど終了するように、前記ピストンの移動速度
と前記シリンジの水平方向への移動側度を制御すること
を特徴としている。
【0027】また、この発明に係わる塗布方法におい
て、前記吸入工程においては、前記塗布工程の1回の動
作で前記シリンジから排出しきる量の前記液体を吸入す
ることを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態に係わる塗布
装置の構成を示す側断面図である。
【0030】図1において、塗布装置1は、液体を吸入
するためのシリンジ20と、シリンジ20内に挿入され
ているピストン7と、ピストン7を上下方向に移動させ
るためのスライダ22と、スライダ22の上下方向の動
きをガイドする直進ガイド5と、スライダ22に形成さ
れた雌ネジに螺合して、スライダ22を上下方向に駆動
するための送りねじ6と、送りねじ6を回転駆動するた
めのエンコーダ付きのモータ4と、モータ4の回転軸と
送りねじ6とを結合するためのカップリング15と、上
記のモータ4、送りねじ6、直進ガイド5、シリンジ2
0等を支持するためのフレーム24とを備えている。な
お、フレーム24は、図2に示すようにロボットのアー
ム16に支持されており、このアーム16の動きにより
上下左右方向に移動することが出来るようになされてい
る。
【0031】モータ4は、カップリング15を介して送
りねじ6を正転及び逆転させることにより、ピストン7
を上下方向に移動させることができる。
【0032】シリンジ20は、このシリンジ内に吸入す
る液体の体積の2倍以上の容積を有しており、上下方向
の略中央部で分割された2体構造となっている。上シリ
ンジ9はピストン7の可動範囲部で、ピストン7はスト
ロークBの範囲内で昇降することができる。下シリンジ
8は粉末体が混入された液体を収容する液室であり、液
体は、ストロークAの範囲内に貯蔵される。すなわちピ
ストン7の摺動範囲と液体の収容範囲とは完全に分離さ
れており、ピストン7と液体とは接触することがなく、
ピストン7の摺動範囲(=ストロークBの昇降範囲)に
粉末体を含む液体13が回り込み癒着することがないよ
うに構成されている。
【0033】シリンジ8の下部には液体を吸入及び排出
するためのノズル10が配置されている。
【0034】ノズル10の下方には、シリンジ20に吸
入するための、粉末体が混入された液体13を収容した
供給タンク2が配置されている。供給タンク2は液体中
の粉末体が沈殿しないように攪拌機能をもっている。本
実施形態では、容器12内の粉末体を含む液体13は、
公知のマグネットミキサー11により攪拌体14を液中
で回すことで攪拌される。稀釈溶液に対して粉末体が均
一濃度になるように、粉末体の沈殿がなく、かつ泡だた
ない回転数を設定している(約100rpm)。供給タ
ンク2は、攪拌出来る機能を満たし、かつシリンジへの
吸引時のスペースが確保できる構造であればよく、フィ
ンにより攪拌する構造、あるいは上層から下層に吸入排
出パイプをつないで粉末混入液自体をポンプで循環させ
る構造等が考えられる。いずれの構造でも、シリンジへ
の吸引時を含めて常に液体の攪拌を行うようにする。粉
末体の癒着防止のため、攪拌体14、および混合液との
接触部は摺動性の高い樹脂を用いている。
【0035】塗布装置1は連続使用によりノズル10の
先端の外周面に粉末体が堆積する。それを取り除くため
に供給タンク2の上方にはノズル拭き取りユニット26
が配置されている。ノズル拭き取りユニット26は、ノ
ズル10の外周面に接触するスポンジ等の弾性体3,
3’と、これらの弾性体を開閉駆動する不図示のエアー
シリンダ等の駆動装置とから構成されている。弾性体
3,3’を閉じることにより、これらの弾性体3,3’で
ノズル10の先端を左右から挟み込む。弾性体3,3’
でノズル10を挟み込んだ時に、弾性体3,3’がノズ
ル10の全周に均等に接触するように駆動装置の閉じ位
置調整を行う。
【0036】図2は粉末体を含む液体の塗布装置1ヘの
吸入動作を説明するための図である。
【0037】吸入した液体をワークの位置まで搬送する
ために、既に述べたように塗布装置1は上下左右方向に
可動なロボットアーム16に取り付けられている。ま
た、供給タンク2内の粉末体を含む液体13は常に攪拌
されている。
【0038】まず、シリンジ20内のピストン7を最下
点まで下降させておく。そして、図2(a)に示すよう
に、ロボットアーム16を供給タンク2の上方の位置か
ら下降させ、塗布装置1のノズル10を液体13に浸
す。
【0039】次に、図2(b)に示すように、モータ4
を逆転させて、ピストン7を上昇させ、シリンジ20内
にワーク18(図3参照)への液体の塗布量vを吸入す
る。この時モータ4の回転をエンコーダにより検出する
ことで、ワーク18への必要塗布量vを正確に吸入出来
るようにしている。この吸入量がシリンジ20の全容積
の半分以内の体積になるようにシリンジ20のサイズを
設定している。これが図1のAで示す部分である。すな
わち粉末を混入した液のたまる領域にはピストンを進入
させないことにより、ピストンの摺動部分に粉末体が癒
着することで起きる、ピストンの磨耗、動作不良を防止
している。
【0040】次に、図2(c)に示すように、ロボット
アーム16を第1のストローク(ノズル10の先端が拭
き取りユニット26の位置まで来るストローク)だけ上
昇させる。その後、拭き取りユニット26を閉じて、弾
性体3,3’でノズル10の先端をクランプする。この
時、弾性体3,3’はほぼノズル全周にまわり込む形で
変形する。
【0041】次に図2(d)に示すように、弾性体3,
3’でノズル10の先端をクランプしたまま、ロボット
アーム16をさらに上昇させ、ノズル10の外周面につ
いた粉末体をしごくような動作で拭き取る。この動作を
行なうことにより、連続使用時においてもノズル先端で
のカス詰まりによる液の塗布位置ズレおよび吐出量不均
一を防止している。
【0042】以上で粉末体を含む液体の塗布装置1への
吸入を完了する。
【0043】次に、ロボットアーム16をワーク18の
上空に移動させる。
【0044】図3は、液体13を塗布装置1から吐出さ
せてワークに塗布する動作を説明するための図である。
【0045】ワーク18の塗布面19がロボットアーム
16の水平走り方向と平行になるように、位置決め部材
17によりワーク18を位置決めする。
【0046】また、ワーク18のセッティングが間に合
わなかった場合や、ロボットアーム16が長時間停止し
た場合などのように、塗布装置1に吸入された液体が長
時間放置されると、液体中の粉末が沈殿してしまう。こ
のような状態で、液体を塗布面19に塗布すると、塗布
された液体中で粉末体の濃度ムラが発生してしまう。
【0047】このため、シリンジ20内の沈殿量の多い
液体を一旦カラにするための廃液受け皿31を用意し、
この受け皿31を出し入れシリンダー32により進入退
避できるようにしている。また、受け皿31には廃液を
導くためのパイプ33も接続されている。
【0048】図3(a)は、ワークの上方に移動された
塗布装置1の状態を示している。ワーク18がまだ到着
していないため、受け皿31はノズル10の下方に位置
している。ワーク18が長時間到着しない場合は、液中
の粉末体の沈殿による濃度ムラ防止のため、塗布装置1
内の液体全量を受け皿31に排出し、再び供給タンク2
に吸入しにいく動作を行なう。液の混合比で差はある
が、約10秒以内に吸入した粉末混入液のみをワークへ
塗布できるようにしている。あるいは、塗布装置内の液
体を廃液として排出する前に、後述するようにノズル1
0の先端から気体を吸入して液を撹拌する動作を行な
う。
【0049】次に、図3(b)に示すように、塗布面1
9の端部位置に塗布装置1のノズル10を隙間Cまで下
降させる。隙間Cは塗布する粉末体を含む液体13の持
ちかえりが出ない隙間を設定している(例えば約0.5
〜2.0mmの間隔)。
【0050】次に、図3(c)に示すように、塗布面1
9への液体13の塗布を行う。ロボットアーム16の水
平方向への移動動作と同期してモータ4を正転させ、粉
末混入液13を排出塗布する。この時の制御は、モータ
4の回転数(ピストンの下降スピード)に合わせて、シ
リンジ20内の液量を使いきるように、ロボットアーム
16の移動時間(移動速度)を合わせている。これによ
り塗布範囲における吐出量を一定にしている。また、シ
リンジ20の塗布液吸入量はワーク1個に対して使い切
る量に設定している。これは残液中の粉末体の沈殿によ
る塗布範囲間の濃度のバラツキを少なくするためであ
る。これにより塗布液の攪拌状態から塗布装置1が液を
吸入して実際に塗布するまでの時間はロボットアーム1
6の移動時間だけなので、沈殿度合も少なくなり、各ワ
ーク毎に液を使いきるため、ワーク毎の濃度バラツキも
少なく出来る。
【0051】次に、図3(d)は全塗布範囲を塗り終わ
った状態を示している。この後、ワークの交換とともに
ロボットアーム16は供給タンク2の位置に移動し、塗
布装置1は再び粉末体を含む液体13を吸入する。この
ようにして、図2(a)〜図3(d)までの動作を繰り
返す。
【0052】なお、既に述べたように、図3(a)にお
いてロボットが一定時間停止した場合は、シリンジ内で
の粉末体の沈殿が起こる。このため、シリンジ内の沈殿
量の多い液体はワークに塗布できないので、廃液受け皿
31に全量吐き出し、再び吸入して塗布する方法を上記
で説明した。しかし、この方法では、液体の排出及び吸
入のための時間がかかり生産性があまり良くない。
【0053】このため、一定時間停止した場合には、シ
リンジ20内の液体の撹拌を図4に示すような方法で行
なう。
【0054】図4(a)は、液体の吸入前の状態を示し
ており、ピストン7は下降端に位置している。
【0055】図4(b)は、液体の吸入後の状態を示し
ており、ワークに塗布するための液体13の必要量がシ
リンジ20内に吸入されている。
【0056】そして、一定時間停止した場合の液体の撹
拌は、図4(c)に示すように、図4(b)の状態から
更にピストン7を上昇させることにより行なう。ノズル
10の先端は液体に浸されていないので、ノズル10の
先端から空気がシリンジ20内に進入してくる。この空
気の泡が液中を上昇することにより流れが起こり、シリ
ンジ内の液体13に撹拌作用を生じさせる。このように
すれば、一定時間ロボットアームが停止した場合でも、
シリンジ内の液体を廃液として処理せずに、ワークへの
塗布に用いることができる。
【0057】なお、この撹拌動作は、塗布工程の繰り返
し作業が円滑に行われている場合は特に必要とはならな
い。そのため、以下に、通常動作と上記の撹拌動作との
連系について図5に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0058】まず、塗布動作がスタートすると、図2に
示すように、供給タンク2から塗布装置1に粉末が混入
された液体13を吸入する(ステップS1)。
【0059】次に、ロボットアーム16を動作させて、
塗布装置1を供給タンク2の位置からワーク18の位置
に移動させる(ステップS2)。
【0060】次に、塗布を開始するまでの時間を判断す
る(ステップS3)。ワーク18が塗布場所にない場
合、あるいはトラブル等により機械が停止した場合など
で塗布装置1が塗布を行なわないまま一定時間以上たっ
た場合、シリンジ20内での粉末体の沈殿により塗布ム
ラが懸念される。一定時間以上経った場合はステップS
6に進み、そうでない場合はステップS4に進む。
【0061】ステップS4では、図3に示すように塗布
装置1により液体をワーク18に塗布する。そして、ス
テップS5では、ロボットアーム16を動作させて塗布
装置1をワーク18の位置から供給タンク2の位置に移
動させ、再びステップS1からの動作を繰り返す。
【0062】一方ステップS6では、出し入れシリンダ
ー32を動作させて、図3(a)に示すように、シリン
ジ20の下方に廃液の受け皿31をセットする。
【0063】次に、図4に示すように、ピストン7を上
昇させてノズル10の先端から空気を吸入し、シリンジ
20内の液体の撹拌を行なう(ステップS7)。
【0064】次に、ステップS7の撹拌動作が行なえる
のは、ピストン7が上昇端に達するまでであるので、ピ
ストン7が上昇端に達したか否かを検出する(ステップ
S8)。
【0065】次に、ステップS9では、ピストン7が上
昇端に達し、ステップS7における空気の泡による撹拌
が終了してからの経過時間を検出する。この経過時間が
あらかじめ設定した時間よりも長い場合には、シリンジ
20内での粉末の沈殿が懸念されるため、ステップS1
2に進み、そうでない場合にはステップS10に進む。
【0066】ステップS10では、直前まで、空気の泡
による撹拌を行なっていたため、ノズル内に気泡が混在
する場合もある。そのため、ノズル10内の気泡を吐き
出すために、ノズル10の容積に見合った量だけピスト
ン7を下降させる。なお、この場合、粉末体を含む液体
の粘度はかなり低いため、シリンジ内の液中では気泡の
影響は少ない。
【0067】ステップS11では、出し入れシリンダー
32を動作させて、廃液の受け皿31を退避させる。そ
して、既に述べたステップS4及びステップS5の動作
を行なう。
【0068】一方、ステップS12では、気泡による撹
拌を行なった後の経過時間が長く、シリンジ20内での
粉末体の沈殿が懸念されるので、シリンジ20内の液体
を全量廃液受け皿31に排出する。
【0069】そして、ステップS13でシリンダー32
を動作させて、廃液の受け皿31を退避させ、ステップ
S1に戻り、再び液体の吸入を行なう。
【0070】以上の動作を連続的に繰返して行なうこと
により、複数のワークに対して自動的に液体13の塗布
が行われる。
【0071】次に、図6は、上記のワーク18の用途を
示す図であり、レーザービームプリンターの現像部の側
断面図である。また、図7は、トナーカートリッジの外
観斜視図である。
【0072】上記のワークは、レーザービームプリンタ
ーのドラム及びスリーブに接触するブレードであり、上
記の粉末体を含む液体は、トナーカートリッジの開封前
におけるドラム及びスリーブの摺動傷防止用の塗布剤で
ある。液体に混入される粉末体は、例えばセフボン、ト
スパールなどと呼ばれる粒径10μm以下の粉末であ
る。塗布液は、これらの粉末をイソプロピルアルコール
あるいはアルコール系の溶剤液と混合したものである。
【0073】この塗布液を図6に示すCブレードあるい
はDブレードに塗布する。塗布後は、上記のアルコール
液が揮発しきるまで乾燥を行なう。乾燥時間は約90秒
である。ユーザーによりトナーが開封されると、トナー
自体が潤滑粉体として機能するため、ブレードに塗布さ
れた粉末体はいずれ剥がれて無くなる。
【0074】以上が、本実施形態における塗布液及びワ
ークの用途である。
【0075】以上説明したように、上記の実施形態にお
いては、シリンジ内で、ピストンと液体が接触すること
がないので、液体中の粉末がピストンに付着することが
なく、装置のメンテナンス周期を延ばすことができる。
【0076】また、シリンジが液体を吸入してからの経
過時間が長くなった場合は、液体を廃棄したり、シリン
ジ内で気泡による撹拌を行なったりすることにより、粉
末が沈殿した液体を塗布することが無くなり、粉末体の
濃度ムラを防止することができる。
【0077】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能
である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果が得られる。 (1)十分に攪拌された粉末体を含む液体を均一濃度状
態で塗布することができる。 (2)ピストン摺動部に粉末体を含む液体が付着しない
ため、塗布装置のメンテナンス期間が長くでき生産性が
向上する。 (3)1ワークに対し1吸入分を使いきるので、各ワー
クの塗布条件が同一となる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の塗布装置の構成を示す側断面図で
ある。
【図2】塗布装置の液体吸入工程を示す図である。
【図3】液体をワークに塗布する工程を示す図である。
【図4】空気を吸入して液体を撹拌する様子を示した図
である。
【図5】塗布装置の全体動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】ワークの用途を示す図である。
【図7】ワークの用途を示す図である。
【符号の説明】
1 塗布装置 2 供給タンク 3 弾性体 4 モータ 5 直進ガイド 6 送りネジ 7 ピストン 8 下シリンジ 9 上シリンジ 10 ノズル 11 マグネットミキサー 12 容器 13 粉末体を含む液体 14 攪拌体 15 カップリング 16 ロボットアーム 17 位置決め部材 18 ワーク 19 塗布面 20 シリンジ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末体が混入された液体を塗布するため
    の塗布装置において、 塗布するべき液体の体積の2倍以上の容積を有するシリ
    ンジと、 該シリンジ内を摺動するピストンと、 該ピストンを前記シリンジの上半分以内の領域で移動さ
    せる移動手段とを具備することを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 容器内に収容された前記シリンジに吸入
    されるべき前記粉末体が混入された液体を撹拌するため
    の撹拌手段をさらに具備することを特徴とする請求項1
    に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌手段は、マグネットミキサーか
    らなることを特徴とする請求項2に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記シリンジを搬送するための搬送手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の塗
    布装置。
  5. 【請求項5】 前記シリンジの先端のノズルから前記液
    体を拭い取るための払拭手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記払拭手段は、前記ノズルを挟みこむ
    ための一対の弾性体と、該一対の弾性体を開閉駆動する
    ための駆動手段とを備えることを特徴とする請求項5に
    記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記シリンジから排出された液体を廃棄
    するための受け手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載の塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記受け手段は、液体を受けるための受
    け皿と、該受け皿を移動させる受け皿移動手段とを備え
    ることを特徴とする請求項7に記載の塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記受け皿移動手段はエアシリンダから
    なることを特徴とする請求項8に記載の塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記受け皿には排液を排出するための
    パイプが接続されていることを特徴とする請求項8に記
    載の塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記移動手段は、駆動源となるモータ
    と、該モータに接続された送りねじと、該送りねじと平
    行に配置された直進ガイドと、前記送りねじと前記直進
    ガイドに沿って移動するスライダとを備えることを特徴
    とする請求項1に記載の塗布装置。
  12. 【請求項12】 粉末体が混入された液体を塗布するた
    めの塗布方法において、 シリンジと、該シリンジの上半分以内の範囲を摺動する
    ピストンとを有する塗布装置の前記ピストンを上昇させ
    て、前記シリンジ内に、該シリンジの容積の半分以下の
    体積の前記液体を吸入する吸入工程と、 前記ピストンを下降させて、前記吸入工程で吸入された
    前記液体を排出し、該液体をワークに塗布する塗布工程
    とを具備することを特徴とする塗布方法。
  13. 【請求項13】 前記吸入工程全体において、容器内に
    収容された前記シリンジに吸入されるべき前記粉末体が
    混入された液体を撹拌することを特徴とする請求項12
    に記載の塗布方法。
  14. 【請求項14】 前記撹拌は、マグネットミキサーによ
    り行われることを特徴とする請求項13に記載の塗布方
    法。
  15. 【請求項15】 前記シリンジを前記液体を吸入する位
    置から前記液体を塗布する位置まで搬送する搬送工程を
    さらに具備することを特徴とする請求項12に記載の塗
    布方法。
  16. 【請求項16】 前記シリンジの先端のノズルから前記
    液体を拭い取るための払拭工程をさらに具備することを
    特徴とする請求項12に記載の塗布方法。
  17. 【請求項17】 前記シリンジに前記液体を吸入してか
    ら所定時間経過後に、前記ピストンを上昇させて気体を
    シリンジ内に吸入し、該気体により生ずる気泡により前
    記シリンジ内の液体を撹拌する撹拌工程をさらに具備す
    ることを特徴とする請求項12に記載の塗布方法。
  18. 【請求項18】 前記撹拌工程の後に、前記シリンジの
    先端のノズル内に吸入されている液体を排出する排気工
    程をさらに具備することを特徴とする請求項17に記載
    の塗布方法。
  19. 【請求項19】 前記シリンジに前記液体を吸入してか
    ら所定時間経過後に、前記シリンジ内から前記液体を廃
    棄する廃棄工程をさらに具備することを特徴とする請求
    項12に記載の塗布方法。
  20. 【請求項20】 前記塗布工程においては、前記シリン
    ジの水平方向への移動が終了する時に、前記シリンジか
    らの液体の排出もちょうど終了するように、前記ピスト
    ンの移動速度と前記シリンジの水平方向への移動側度を
    制御することを特徴とする請求項12に記載の塗布方
    法。
  21. 【請求項21】 前記吸入工程においては、前記塗布工
    程の1回の動作で前記シリンジから排出しきる量の前記
    液体を吸入することを特徴とする請求項12に記載の塗
    布方法。
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