JPH1146917A - 中折れ式シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リクライニング機構及び中折れ機構を設けた
中折れ式シートにおいて、シートバックを中折れ状態と
した時、シートバック背面を常に水平面に維持でき、使
い勝手がよく、且つ中折れ状態時におけるシートバック
の確実な支持を可能にする。 【解決手段】 シートバック３０のシートバックフレー
ム両側に固着したアームプレート５１にインターロック
カムＡ５６を設けると共に、これと連携するインターロ
ックカムＢ５７を回動アーム４２側に設け、インターロ
ックカムＢ５７の係合部５７ａを収容し、インターロッ
クカムＡ、Ｂ５６、５７の連携動作を可能にする切欠部
４６をベース部材４１周縁の所定箇所に設けることによ
り、シートバック３０が所定の傾動角度にある時のみア
ームプレート５１の回動及びシートバック３０の中折れ
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
に対してシートバックを折畳み可能とした中折れ式シー
トに係り、更に詳述すれば、シートクッションに固定さ
れるベース部材と、該ベース部材に回動可能に支持され
る回動アームとからなるリクライニング機構を介して、
シートクッションに対してシートバックが傾動可能であ
り、上記回動アームの回動端側に回動可能に支持され、
且つシートバックの両側フレームに固着されるアームプ
レートに設けた中折れ機構を介して、シートバックをシ
ートクッションに折畳み可能とした中折れ式シートに関
する。

【０００２】

【従来の技術】この種の中折れ式シートとしては、従
来、図４，図５に示すものが提案されている。この従来
例は、図４に示すように、中折れ式シート１は、車両の
フロア面に取付けられるシートクッション２に対してシ
ートバック３がリクライニング機構４を介して傾動可能
に取付けられており、通常、リクライニング機構４とし
ては、シートクッション２側に取付けられるベース部材
４ａに対して回動アーム４ｂが回動可能に支持されてい
る。

【０００３】更に、中折れ式シート１は、この回動アー
ム４ｂの回動端側にアームプレート５が回動可能に枢着
されており、このアームプレート５にシートバック３が
固着されている。従って、シートバック３を所望の傾動
角度に調整するには、操作レバー４ｃを操作して、ベー
ス部材４ａと回動アーム４ｂとのロック状態を解除すれ
ば、回動アーム４ｂは図示しない内蔵スプリングにより
図４中反時計回り方向に付勢され、それにより、シート
バック３も前方に倒れ込むが、シートバック３を所望の
傾動角度に調整して操作レバー４ｃを離せば、その位置
でシートバック３を固定できる。

【０００４】次いで、シートバック３の背面３ａをテー
ブルとして利用する場合や、また、車室内スペースを多
く確保して多くの荷物を搭載するために、図５に示すよ
うにシートバック３を折畳み動作（以下、中折れとい
う）するには、アームプレート５と回動アーム４ｂとの
ロック状態を解除して、回動支点５ａを基にアームプレ
ート５を図５中反時計回り方向に回動操作すれば、それ
に伴ないシートバック３もシートクッション２側に折畳
まれ、中折れ状態となり、シートバック３の背面３ａを
テーブルとして利用したり、あるいは中折れ式シート１
の後方空間を荷物を搭載するスペースとして有効に利用
するようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の中
折れ式シート１においては、シートバック３を前方側よ
り折畳んで中折れ状態として、テーブルとして利用する
場合、あるいはその上に荷物を搭載する場合、いずれに
おいてもシートバック３の背面３ａは水平面を維持でき
ることが望ましいにもかかわらず、アームプレート５は
回動アーム４ｂに対して回動支持されるため、例えば、
シートバック３を深く倒し込んだ状態で中折れ状態とし
た場合には、回動アーム４ｂも後方に傾斜しているた
め、中折れ状態とした際、シートバック３の背面３ａは
水平状態を保てず、後方に傾斜した状態となり、テーブ
ルとして使用する場合や、あるいはその上に荷物を搭載
する場合において不具合が生じるという欠点があった。

【０００６】また、図５に示すシートバック３の中折れ
状態時では、シートバック３をリクライニング機構４の
強度で支持しているだけなので、大きな負荷を加えた場
合、グラツキ等が生じ、安定が悪く、使い勝手上の問題
点もあった。

【０００７】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、シートクッションに対してシートバックが
リクライニング機構を介して傾動可能で且つ、中折れ機
構を介して折畳み可能に設置される中折れ式シートにお
いて、シートバックを折畳んで中折れ状態とした時シー
トバック背面を常に水平状態に維持でき、使い勝手を高
めると共に、中折れ状態でのシートバックに多大な負荷
が加わっても、ぐらついたりすることがなく、強固な支
持を可能にした中折れ式シートを提供することを目的と
している。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に記載の中折れ式シートは、シー
トクッションに固定されるベース部材と、該ベース部材
に回動可能に支持される回動アームとからなるリクライ
ニング機構を介して、シートクッションに対してシート
バックが傾動可能であり、上記回動アームの回動端側に
回動可能に支持され、且つシートバックの両側フレーム
に固着されるアームプレートに設けた中折れ機構を介し
て、シートバックをシートクッションに折畳み可能とし
た中折れ式シートにおいて、前記アームプレートにイン
ターロックカムＡが設置されると共に、回動アームに
は、インターロックカムＡと連携し、ベース部材側に進
退可能なインターロックカムＢが設置され、ベース部材
には回動アームの所定の傾動角度に限り、インターロッ
クカムＢ先端の係合部を収容し、インターロックカム
Ａ，Ｂの連携動作を可能にする切欠部が所定箇所に設定
されていることにより、回動アームの所定の傾動角度で
インターロック機構が作動し、ベース部材に対してイン
ターロック機構を介してアームプレートをロック固定す
るようにしたことを特徴とする。

【０００９】本発明においては、シートバックに固着さ
れたアームプレートと回動アームとのロック状態を解除
すれば、アームプレート及びシートバックは回動支点を
基に回動可能な状態となるが、アームプレートを回動操
作させるには、アームプレートのインターロックカムＡ
が回動アーム側のインターロックカムＢと連携する必要
があり、この回動アーム側のインターロックカムＢは、
ベース部材の周縁に当接しており、このインターロック
カムＢが進退動作可能な条件としては、インターロック
カムＢ先端の係合部にベース部材周縁の所定箇所に設け
た切欠部が対峙した時に限りインターロックカムＢの進
退動作が可能となる。

【００１０】従って、シートバックを中折れ状態とする
には、まず、回動アームをベース部材に対してリクライ
ニング機構を用いて所定角度傾動させ、インターロック
カムＢ先端の係合部に対してベース部材の所定箇所に設
けた切欠部が対峙する位置に位置決めする必要がある。
そして、回動アームに対してアームプレートのロック状
態を解除した後、アームプレート及びこれに固着された
シートバックを前方向に回動操作させれば、アームプレ
ートのインターロックカムＡに連携して回動アームに設
けたインターロックカムＢがベース部材側に向かって前
進し、インターロックカムＢの先端係合部がベース部材
の切欠部に侵入することにより、インターロックカム
Ａ，Ｂが連携動作し、アームプレート及びシートバック
を折畳むことが可能となり、中折れ状態となる。

【００１１】このように、回動アーム，シートバックの
傾動角度がどのような状態でも中折れが可能となるので
はなく、回動アームが所定の傾動角度にあるときのみア
ームプレートの回動、即ち、シートバックの中折れ動作
が許容されるのであり、シートバックの中折れ動作が可
能な時は常にベース部材に対する回動アームの傾動角度
が一定である。従って、中折れ時のシートバック背面が
水平面となるように、上記回動アームの所定の傾動角度
を予め設定して、適切位置に切欠部を設定しておけば、
中折れ状態とした時、常にシートバック背面を水平面と
することができる。

【００１２】更に、シートバックを中折れ状態とした時
には、シートバックに固着されたアームプレートは回動
アームの回動端に支持されると共に、回動アームはイン
ターロックカムＢがベース部材の切欠部に係合し、回動
アームもベース部材に対して強固に結合しているため、
中折り状態とした時、シートバックに多大な負荷を加え
てもインターロック機構により強固に支持されているた
め、ぐらつくことがない。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る中折れ式シー
トの実施の形態を、図面を参照して説明する。図１は中
折れ式シートの構成を示す側面図、図２は同中折れ式シ
ートの中折れ可能な状態にまでシートバックを傾動させ
た状態を示す断面図、図３は中折れ状態としたシートの
側面図である。

【００１４】図１において中折れ式シート１０は、車両
床面に固定されるシートクッション２０に対して背もた
れとなるシートバック３０がリクライニング機構４０並
びに中折れ機構５０を介して取付けられており、上記リ
クライニング機構４０を介してシートバック３０は、シ
ートクッション２０に対して任意の傾動角度に調整可能
であり、且つ中折れ機構５０を介してシートバック３０
をシートクッション２０の上面側に折り重ね、シートバ
ック３０の背面３１をテーブルとして使用するか、ある
いは多くの荷物を搭載する荷物搭載スペースを確保する
ことが可能である。

【００１５】更に詳しくは、リクライニング機構４０
は、シートクッション２０に固定されるベース部材４１
とベース部材４１に回動可能に支持される回動アーム４
２とから大略構成され、回動アーム４２はその回動端側
で中折れ機構５０のアームプレート５１を回動可能に支
持しており、このアームプレート５１はシートバック３
０のシートバックフレーム両側に固定されている。

【００１６】従って、リクライニング機構４０を操作す
れば、ベース部材４１に対して回動アーム４２を所定の
傾動角度で回動操作でき、且つ所定のロック位置でロッ
ク保持できるため、シートクッション２０に対してシー
トバック３０を所定のリクライニング角度でロック保持
が可能となる。

【００１７】尚、本発明においてはリクライニング機構
４０は要部ではないので詳しい説明は省略するが、簡単
に説明すると、ベース部材４１と回動アーム４２間にツ
ースインナー４３が介装されており、このツースインナ
ー４３は図示しない操作レバーにより回動されるカム４
４により制御され、ロック状態では、回動アーム４２側
の内歯とツースインナー４３の歯部とを噛合わせて所定
のロック位置で保持し、カム４４を回転駆動させ、ツー
スインナー４３と回動アーム４２の歯部の係合を解除す
ることにより、リクライニングロックを解除でき、シー
トバックは傾動可能な状態となる。

【００１８】ところで、本発明は、中折れ式シート１０
に設置される中折れ機構５０にインターロック機構を内
蔵したことが特徴であり、中折れ状態時、シートバック
３０の背面３１をテーブル面として使用する際、常に水
平なテーブル面が得られ、使い勝手が向上すると共に、
且つ中折れ状態時にシートバック３０の支持強度を高
め、シートバック３０の安定性を高めることにある。

【００１９】即ち、中折れ機構５０としては、上述した
ようにシートバック３０のシートバックフレーム両側に
固定されるアームプレート５１が回動アーム４２の回動
端側の回動支点５１ａで回動可能に支持されていると共
に、アームプレート５１を回動アーム４２にロックする
ロック機構としては、回動アーム４２にストライカー４
５が設けられており、このストライカー４５と係合する
中折れラッチ５２がアームプレート５１に回動支点５２
ａを基に回動可能に取付けられている。

【００２０】そして、この中折れラッチ５２と対応して
中折れカム５３がこれも回動支点５３ａを基に回動可能
に取付けられており、回動支点５３ａと反対側に操作レ
バー５４が設けられている。尚、中折れラッチ５２と中
折れカム５３との間には中折れロックスプリング５５が
設置されている。従って、操作レバー５４を操作するこ
とにより、中折れラッチ５２と中折れカム５３とを連携
動作させ、中折れラッチ５２とストライカー４５との係
合を解除でき、回動アーム４２とアームプレート５１と
のロック状態を解除できる。

【００２１】更に、アームプレート５１のインターロッ
ク機構としては、アームプレート５１の回動支点５１ａ
の周囲にインターロックカムＡ５６が固着されていると
共に、このインターロックカムＡ５６と当接するように
プレート状のインターロックカムＢ５７が回動アーム４
２に設置されており、このインターロックカムＢ５７は
ロック解除用スプリング５８によりインターロックカム
Ａ５６に当接する方向にバネ付勢されていると共に、イ
ンターロックカムＡ５６のカム面にならってベース部材
４１側に対して進退動作を行なう。尚、回動アーム４２
には、インターロックカムＢ５７をガイドするガイド壁
５９が設けられている。

【００２２】一方、リクライニング機構４０のベース部
材４１には、その周縁部の所定箇所に切欠部４６が形成
されており、この切欠部４６は上述したインターロック
カムＢ５７先端の係合部５７ａと係合してインターロッ
ク機構がロック状態になる。

【００２３】本発明に係る中折れ式シート１０は、上述
したリクライニング機構４０及び中折れ機構（インター
ロック機構を含む）５０が設置されているが、以下にシ
ートバック３０の中折れ動作について説明する。使用者
はシートバック３０を折畳み、シートバック３０の背面
３１をテーブル面として使用する時、あるいはシートバ
ック３０を折畳んで大型の荷物を搭載するためのスペー
スを確保する場合には、シートバック３０の中折り操作
を行なうが、図１に示すシートバック３０の傾動角度に
おいては、アームプレート５１の操作レバー５４を操作
して、中折れラッチ５２とストライカー４５との係合を
解除したとしても、インターロックカムＢ５７の係合部
５７ａはベース部材４１の周縁部に当接しており、アー
ムプレート５１を回動支点５１ａを基に図中反時計回り
方向に回動しようとしても、インターロックカムＢ５７
がベース部材４１に突き当たっているため、アームプレ
ート５１の回動動作はできない。

【００２４】従って、まず最初の操作として、図２に示
すように、リクライニング機構４０を操作して、ベース
部材４１に対して回動アーム４２を所定角度傾動させ
て、インターロックカムＢ５７の係合部５７ａがベース
部材４１の切欠部４６に対峙する位置まで回動アーム４
２を回動させ、それに連れてアームプレート５１及びシ
ートバック３０も傾動することになる。

【００２５】そして、この状態で操作レバー５４を上方
に持ち上げることにより、中折れカム５３が中折れラッ
チ５２を押圧し、中折れラッチ５２とストライカー４５
との係合が外れ、アームプレート５１と回動アーム４２
とのロック状態が解除され、この状態でアームプレート
５１を回動支点５１ａを基に図中反時計回り方向に回動
操作させれば、インターロックカムＡ５６のカム面にな
らってインターロックカムＢ５７が下方向に押圧され、
インターロックカムＢ５７先端の係合部５７ａがベース
部材４１の切欠部４６内に係合するため、アームプレー
ト５１の回動が可能になり、アームプレート５１を回動
操作すれば、インターロックカムＡ５６，インターロッ
クカムＢ５７の連携動作により、アームプレート５１並
びにシートバック３０を折畳むことができ、シートバッ
ク３０が中折れ状態となる。

【００２６】このように本発明によれば、回動アーム４
２がベース部材４１に対して所定の傾動角度であるとき
に初めてアームプレート５１及びシートバック３０の中
折れが可能になるというものであるから、従来のように
シートバック３０がどのような傾動角度にあっても中折
れが可能な場合には、シートバック３０を折重ねた際、
シートバック３０の背面３１は常に水平面に維持できる
とは限らず、多くの場合傾斜面となり、テーブルとして
使用する際には極めて使い勝手が悪いが、本発明のよう
に回動アーム４２が所定の傾動角度であるときに限り、
シートバック３０の中折れが可能となるようにすれば、
中折れ状態時のシートバック３０の中折れ姿勢は常に一
定であるから、図３に示すように、シートバック３０の
背面３１が水平面として支持されるような回動アーム４
２の傾動角度に設定しておけば、中折れ状態時には常に
シートバック３０の背面３１を水平面に規制でき、テー
ブルとして使用する際にも使い勝手がよく、且つ、荷物
等を載置する際にも荷物が転がり落ちる等の不具合がな
く、収納性にも優れる。

【００２７】更に、図３に示すように、シートバック３
０を中折れ状態にしたときには、インターロックカムＢ
５７がベース部材４１の切欠部４６内に係合しているた
め、シートバック３０に固着されているアームプレート
５１は回動アーム４２に支持され、且つ回動アーム４２
はリクラニイング４０の内部のロック機構に加えてイン
ターロック機構によりその支持強度が強化されているた
め、テーブルとして使用した際、シートバック３０に多
大な負荷を加えたとしてもぐらつくことがなく、安定性
に優れるという利点もある。

【００２８】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る中折れ
式シートによれば、回動アーム，シートバックの傾動角
度がどのような状態でも中折れが可能となるのではな
く、回動アームが所定の傾動角度にある時のみアームプ
レートの回動、即ち、シートバックの中折れ動作が許容
されるものであり、シートバックの中折れ動作が可能な
時は常にベース部材に対する回動アームの傾動角度が一
定である。従って、中折れ時のシートバック背面が水平
面となるように、上記回動アームの所定の傾動角度を予
め設定して、適切位置に切欠部を設定しておけば、中折
れ状態としたとき、常にシートバック背面を水平面とで
きるため、水平なテーブル面が得られると共に、その上
に物を載せても転げ落ちることがなく、使い勝手に優れ
るという効果を有する。

【００２９】更に、シートバックを中折れ状態とした時
には、シートバックに固着されたアームプレートは回動
アームの回動端に支持されると共に、回動アームはイン
ターロックカムＢがベース部材の切欠部に係合し、回動
アームもベース部材に対して強固に結合しているため、
中折り状態としたとき、シートバックに多大な負荷を加
えてもインターロック機構により強固に支持されている
ため、ぐらつくことがなく、安定性に優れるという効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る中折れ式シートの実施の形態を示
す側面図。

【図２】本発明に係る図１に示す中折れ式シートのシー
トバックを所定の傾動角度に調整した状態を示す側面
図。

【図３】本発明に係る図１に示す中折れ式シートのシー
トバックの中折れ状態を示す側面図。

【図４】従来の中折れ式シートを示す側面図。

【図５】従来の中折れ式シートの中折れ状態を示す側面
図。

【符号の説明】

１０ 中折れ式シート ２０ シートクッション ３０ シートバック ３１ 背面 ４０ リクライニング機構 ４１ ベース部材 ４２ 回動アーム ４５ ストライカー ４６ 切欠部 ５０ 中折れ機構 ５１ アームプレート ５２ 中折れラッチ ５３ 中折れカム ５４ 操作レバー ５５ 中折れロックスプリング ５６ インターロックカムＡ ５７ インターロックカムＢ ５８ ロック解除用スプリング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートクッションに固定されるベース部
   材と、該ベース部材に回動可能に支持される回動アーム
   とからなるリクライニング機構を介して、シートクッシ
   ョンに対してシートバックが傾動可能であり、上記回動
   アームの回動端側に回動可能に支持され、且つシートバ
   ックの両側フレームに固着されるアームプレートに設け
   た中折れ機構を介して、シートバックをシートクッショ
   ンに折畳み可能とした中折れ式シートにおいて、 前記アームプレートにインターロックカムＡが設置され
   ると共に、回動アームには、インターロックカムＡと連
   携し、ベース部材側に進退可能なインターロックカムＢ
   が設置され、ベース部材には回動アームの所定の傾動角
   度に限り、インターロックカムＢ先端の係合部を収容
   し、インターロックカムＡ，Ｂの連携動作を可能にする
   切欠部が所定箇所に設定されていることにより、回動ア
   ームの所定の傾動角度でインターロック機構が作動し、
   ベース部材に対してインターロック機構を介してアーム
   プレートをロック固定するようにしたことを特徴とする
   中折れ式シート。