JPH1146354A - 音声・画像同時通信方法及び音声・画像同時伝送装置 - Google Patents

音声・画像同時通信方法及び音声・画像同時伝送装置

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JPH1146354A
JPH1146354A JP9215524A JP21552497A JPH1146354A JP H1146354 A JPH1146354 A JP H1146354A JP 9215524 A JP9215524 A JP 9215524A JP 21552497 A JP21552497 A JP 21552497A JP H1146354 A JPH1146354 A JP H1146354A
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JP
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image
signal
transmission
audio
image signal
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JP9215524A
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Inventor
Yoshiichi Nishimura
芳一 西村
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TASUKO DENKI KK
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TASUKO DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半二重伝送方式の通信装置において、使用者
が送受信の切り替えに違和感を生ずることなく音声と画
像の同時伝送を可能とする。 【解決手段】 プレストークスイッチがオンとされる
と、音声と画像とが多重化されて無線送信されが、画像
信号は、一画像を所定のブロックに分割したものとなっ
ており、画像ブロック単位で送信されることとなる。そ
して、プレストークスイッチがオフとされると、無線送
信は直ちに停止されるのではなく、プレストークスイッ
チのオフ直後の画像ブロックの送信終了時点で擬似プレ
ストーク信号が発生され、この信号の発生によって、送
信動作から受信動作への切り換えが生ずるようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声と画像とを多
重化して送信し、これを受信側で音声と画像とに分離し
て再生するための音声・画像伝送装置に係り、特に、半
二重伝送方式により信号の送受を行うものにおける、画
像信号の伝送効率及び信頼性の向上を図ったものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、無線通信装置における通信方式
として、送信と受信とを通信の当事者が交互に行う半二
重方式は、同時送受話方式に比して装置構成が簡易とな
る等の利点があることから安価な通信装置を提供しよう
とする場合などに比較的よく用いられる通信方式であ
る。ところで、このような半二重方式の無線通信装置に
おいて、音声と静止画像信号の双方を同時に伝送しよう
とする場合の方策として、例えば、音声と画像信号とを
時分割して、または、周波数分割して伝送するようなも
のが種々提案されてきた(例えば、特開昭63−821
57号公報、特開平1−126882号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での装置においては、例えば、少なくとも一画像の電送
が終了するまでは、通信を行っている当事者の間での送
受信の切り換えを行うことができず、使用感としては、
今一つ円滑さに欠けるものがあった。本発明は、上記実
状に鑑みてなされたもので、いわゆる半二重伝送方式の
通信装置において、使用者が送受信の切り替えに違和感
を生ずることなく音声と画像の同時伝送を可能とする音
声・画像同時伝送装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る音声・画像同時通信方法は、音声信号と画像信号とを
多重化して半二重伝送方式により送信し、また、受信す
るための音声・画像同時通信方法であって、送信側で
は、画像信号を所定のブロックに分割して順に音声信号
と多重化してプレストークスイッチの閉成により送信を
開始し、プレストークスイッチが開成された際に、その
直後の最も近い画像ブロックの送信終了の時点を以て、
送信停止とするものである。
【0005】かかる方法は、プレストークスイッチが開
成状態から開成状態とされ、送信状態から受信状態へ切
り換えを行う際、その送信状態から受信状態への切り換
えを画像ブロック単位で行うようにしたものである。す
なわち、プレストークスイッチが開成状態から開成状態
とされた際に、直ちに送信状態から受信状態へ切り換え
を行うのではなく、その際に送信されている画像ブロッ
クの送信が終了した時点に切り換えるようにするもの
で、このようにすることで、従来と異なり、例えば、一
画像の送信が終了するまでの間、送信から受信への切り
換えを待つような必要がなく、しかも、プレストークス
イッチが開成状態とされてから送信が停止されるまでの
時間遅延は、精々、一画像ブロック分であるために、違
和感なく切り換えを行うことができるものである。
【0006】請求項3記載の発明に係る音声・画像同時
伝送装置は、音声信号と画像信号とを多重化して半二重
伝送方式により送信し、また、受信するための送信部と
受信部とを具備してなる音声・画像同時伝送装置であっ
て、送信部は、一画像の画像信号を所定のブロックに分
割し、各々のブロックには、元の画像における位置情報
を付加するブロック化手段と、前記ブロック化手段によ
り位置情報が付加され、かつ、ブロック化された画像信
号に所定の変調を施す画像変調手段と、前記画像変調手
段の出力信号と音声信号との多重化を行う多重化手段
と、前記多重化手段の出力を無線送信する無線送信手段
と、プレストークスイッチの開閉成に基づいて、前記無
線送信手段の送信動作を制御する送受信制御手段と、を
具備し、前記送受信制御手段は、前記ブロック化手段に
よりブロック化された画像信号のブロック毎の伝送時間
を単位として、送受信の切り換え制御を行うようにして
なるものである。
【0007】かかる構成は、先の請求項1記載の音声・
画像同時通信方法を実行するに適したもので、特に、ブ
ロック化手段により、一画像の画像信号をブロック化し
て送信できるようにし、また、送受信制御手段を設け
て、画像ブロック単位での送受信の切り換えを行うよう
にしたことで、プレストークスイッチが開成状態から開
成状態とされた際に、直ちに送信状態から受信状態へ切
り換えを行うのではなく、その際に送信されている画像
ブロックの送信が終了した時点に切り換えが行われるよ
うにできるものである。
【0008】また、受信部は、無線搬送波から音声信号
と画像信号とが重畳された信号を復調する復調手段と、
前記復調手段の出力信号から音声信号と、所定の変調が
施された画像信号とを分離する画像/音声分離手段と、
前記画像/音声分離手段により分離された所定の変調が
施された画像信号の復調を行う画像復調手段と、前記画
像復調手段の出力信号から位置情報を抽出し、当該位置
情報に基づいて、ブロック化された画像信号の画像メモ
リへの書き込みを制御する書込制御手段と、を具備して
なるものが好適である。
【0009】かかる構成においては、送信側でブロック
化された画像信号の元の画像における位置情報が書込制
御手段により検出されるので、この位置情報に基づい
て、ブロック化された画像信号を元の画像信号の状態に
構築することが可能となるものいである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図2を参照しつつ説明する。最初に、図1
を参照しつつ、本発明の実施の形態における音声・画像
同時伝送装置の構成について説明する。なお、図1に示
された構成例においては、画像送出側に必要な機能と、
画像受信側に必要な機能とを明確にするために、画像送
出側には、画像受信の機能は備えられておらず、また、
画像受信側においては、画像送信の機能は備えられてい
ないが、勿論、画像送出側において画像受信の機能を具
備するようにしもよく、同時に、画像受信側において画
像送信の機能を具備するようにしてもよいものである。
まず、画像送出側の構成について説明する。
【0011】画像送出側の音声・画像同時伝送装置S1
は、受信部(図1においては「RX」と表記)1と、音
声と画像を同時送信するための機能を有する送信部2と
に大別されてなり、半二重伝送方式による無線通信を可
能とするものである。受信部1は、アンテナ3により受
信された画像受信側からの送信電波を高周波増幅、復調
し、復調された音声信号を増幅してスピーカ4へ出力す
るようになっているもので、受信部1自体は、この種の
無線通信装置において公知・周知の構成を有してなるも
のである。送信部2は、音声増幅器5と、画像メモリ6
と、小ブロックバッファ(図1においては「BUF」と
表記)7と、変調器(図1においては「MOD」と表
記)8と、タイミング発生器(図1においては「T−G
EN」と表記)9と、音声・画像多重化器(図1におい
ては「MUL」と表記)10と、無線送信器11とを主
たる構成要素としてなるものである。
【0012】音声増幅器5は、マイク14により得られ
た音声信号を増幅する公知・周知のいわゆる低周波増幅
回路からなるもので、その出力信号は、音声・画像多重
化器10へ入力されるようになっている。画像メモリ6
は、送信しようとする画像が予め所定の信号形式のディ
ジタル信号として記憶されているもので、タイミング発
生器9からの制御信号によって、小ブロックバッファ7
へ所定のブロック毎にディジタル画像信号が読み出され
るようになっている。なお、本発明の実施の形態におい
ては、音声帯域において音声と画像とを同時伝送するこ
とを前提としているものであることから、この画像メモ
リ6に記憶される画像信号は、いわゆる静止画像信号の
ものが好適である。小ブロックバッファ7は、画像メモ
リ6のディジタル画像信号を、予め定められた大きさの
ブロック毎に読み込んで一時的に蓄積するためのもの
で、所定のブロックとして蓄積されたディジタル画像信
号は、タイミング発生器9からの制御信号によって変調
器8へ出力されるようになっている。
【0013】変調器8は、小ブロックバファ7から出力
されたブロック単位のディジタル画像信号(画像ブロッ
ク)に所定の変調を施すもので、変調方式としては、例
えば、FSK(Frequency Shift Keying)やPSK(Phase
Shift Keying)の変調方式が好適である。なお、この変
調の際、各小ブロックの位置情報、すなわち、画像メモ
リ6においては、一画像単位でディジタル画像信号が蓄
積されており、各小ブロックがこの一画像のどの部分に
あたるものであるかに関する情報が小ブロックのディジ
タル画像信号に付加されて共に変調されるようになって
いる。なお、各小ブロックの位置情報は、タイミング発
生器9において生成されるようになっている。そして、
各小ブロックの位置情報は、例えば、各小ブロックの先
頭に付加されるようにすると好適である。
【0014】音声・画像多重化器10は、音声増幅器5
からの音声信号と、変調器8により変調された画像信号
との多重化を行うもので、多重化の方式としては、特定
のものに限定される必要はないが、例えば、周波数多重
などが好適である。周波数多重化の場合には、特に、本
願出願人が先に提案した出願(特開平9−163330
号公報参照)に係る周波数多重化方式が、いわゆる音声
帯域において、音声信号と画像信号とをそれぞれの信号
品質を劣化させることなく伝送できるものとしてより好
適である。なお、音声・画像多重化器10により多重化
された信号は、送受信切換スイッチ12を介して無線送
信器11へ入力されて、無線搬送波に重畳され、アンテ
ナ3から無線送信されるようになっている。
【0015】タイミング発生器9は、画像メモリ6から
小ブロックバッファ7へのディジタル画像信号の読み込
みタイミングを定めるタイミング信号を発生し、また、
小ブロックバッファ7に蓄積されるディジタル画像信号
の位置情報を発生し、さらに、プレストークスイッチ
(図1においては「PTT」と表記)13のオン・オフ
信号を基に送受信切換スイッチ12の切り換え動作のタ
イミングを決定するタイミング信号を発生するようにな
っているものである。
【0016】次に、画像受信側の音声・画像同時伝送装
置S2について説明すれば、この装置S2は、音声と画
像の受信・復調を可能とする受信部20と、音声信号を
無線送信する機能を有する送信部21とに大別されてな
るものである。。すなわち、受信部20は、復調器22
と、画像/音声スプリッタ(図1においては「SPL」
と表記)23と、低周波増幅器24と、画像復調器(図
1においては「I−DEM」と表記)25と、画像ブロ
ックアドレス検出器(図1においては「AD−SER」
と表記)26と、画像メモリ27と、を主たる構成要素
としてなるものである。復調器22は、受信された信号
を増幅すると共に、送出側で無線送信器30によって無
線搬送波へ重畳される前の信号、すなわち、先の音声・
画像多重化器10の出力における信号を抽出するもので
ある。
【0017】画像/音声スプリッタ23は、復調器22
から得られた音声信号と画像信号とが多重化されている
信号を入力し、音声信号と画像信号とに分離するもの
で、音声信号は、低周波増幅器24へ、画像信号は、画
像復調器25へ、それぞれ出力されるようになってい
る。画像/音声スプリッタ23によって分離・出力され
た音声信号は、低周波増幅器24によって低周波増幅さ
れ、スピーカ28によって聴取可能とされるようになっ
ている。
【0018】画像復調器25は、画像/音声スプリッタ
23によって分離された画像信号の復調を行うものであ
る。すなわち、画像/音声スプリッタ23で分離された
画像信号は、先の送出側における変調器8による所定の
変調を受けた状態のものであるため、画像信号として用
いるためには復調を施す必要があり、この画像復調器2
5は、そのためのものである。したがって、先の変調器
8における変調が、例えば、FSK変調である場合に
は、FSK復調を行うようにすればよいものである。
【0019】画像復調器25で復調された画像信号に
は、いわゆるヘッダとして小ブロックの位置情報が付加
されている。画像ブロックアドレス検出器26は、上述
のように画像復調器25でいわゆるベースバンドに戻さ
れた画像信号に付加されている位置情報のみを検出し、
その検出された位置情報に基づいて、画像復調器25か
ら出力された画像信号の画像メモリ27への書き込みを
制御するようになっている。
【0020】画像メモリ27は、画像復調器25により
復調された画像信号を蓄積するためのもので、その書き
込み制御は、上述したように画像ブロックアドレス検出
器26により行われるようになっている。なお、画像復
調器25から出力された画像信号には位置情報が付加さ
れているが、画像ブロックアドレス検出器26による書
き込み制御により、画像信号のみが、この画像メモリ2
7へ書き込まれるようになっている。
【0021】一方、送信部21は、音声増幅器29と、
無線送信器30とを主たる構成要素としてなるもので、
この構成は、一般的ないわゆる音声無線通信に用いられ
る構成となっており、特に、半二重伝送方式による送受
信が行えるものとなっている。すなわち、プレストーク
スイッチ(図1においては「PTT」と表記)31が押
下されると、送受信切換スイッチ32が閉成されるよう
になっており、マイク33により取得された音声信号が
音声増幅器27により増幅され、無線送信器30へ入力
されて、いわゆる無線送信のための変調を受けて、アン
テナ34から電磁波として放射されるようになってい
る。
【0022】なお、この受信側における音声・画像同時
伝送装置S2においては、画像メモリ27に再構成され
た画像信号を実際に表示装置(図示せず)に表示させる
部分の構成が示されていないが、この部分は、この種の
画像装置において公知・周知の一般的な構成でよく、特
に、本発明の本質に関わる部分ではないために、図示を
省略してある。
【0023】次に、上記構成における動作について図2
を参照しつつ説明する。最初に、画像送出側の動作につ
いて説明すれば、まず、プレストークスイッチ13を押
下すると、タイミング発生器9から出力される制御信号
により、送受信切換スイッチ12が閉成状態とされ、送
信部2が送信状態となる一方、このタイミング発生器9
からの出力される信号は、受信部1において、特に、中
間周波増幅回路部分(図示せず)の動作を停止させるた
めのいわゆるミュート信号として入力され、受信部1
は、非動作状態とされる。
【0024】この状態において、送出側では、画像メモ
リ6から順次読み出され、小ブロック化された画像信号
(図2(a)参照)は、変調器8による所定の変調が施
された後、音声・画像多重化器10において、音声信号
(図2(c)参照)との多重化がなされ、無線送信器1
1を経て電磁波としてアンテナ3から放射されることと
なる。
【0025】一方、画像受信側においては、受信された
画像送出側からの電波は、復調器22により復調された
後、画像/音声スプリッタ23により、例えば、FSK
変調を受けた状態の画像信号と、音声信号とに分離さ
れ、音声信号は、低周波増幅器24により増幅されて、
スピーカ28が鳴動されることで、画像送出側の使用者
の音声が再生されることとなる。一方、画像/音声スプ
リッタ23から得られた画像信号は、画像復調器25に
より、例えばFSK復調を受けて、いわゆるヘッダとし
ての位置情報が付加された状態の小ブロック化された画
像信号が再生されることとなる。
【0026】画像信号に付加された位置情報は、画像ブ
ロックアドレス検出器26により抽出され、画像ブロッ
クアドレス検出器26は、この位置情報を基に、画像メ
モリ27への画像信号の書き込みを制御し、その結果、
画像メモリ27には、小ブロック化された画像信号が順
に書き込まれることとなる。
【0027】そして、画像・音声同時伝送装置S1の使
用者がプレストークスイッチ13の押下を止めると、プ
レストークスイッチ13の機械的な開閉状態は、図2
(b)に示されたように、その押下を止めた瞬間に閉成
状態(オン状態)から開成状態(オフ状態)となるが、
小ブロック化された画像信号の送信は、この使用者によ
るプレストークスイッチ13の開成の際に、必ずしも丁
度一つの画像ブロックの送信が終了する時点にあるとは
限らず、むしろ、同図(a)に示されたように、一つの
画像ブロックの送信途中であることが多い。
【0028】そこで、この発明の実施の形態において
は、プレストークスイッチ13の使用者による開成がな
されると、タイミング発生器9からは、その直後の一つ
の画像ブロックの送信が終了する時点、すなわち、例え
ば、図2の例で言えば、時刻taの時点で、送受信切換
スイッチ12へ対して、擬似プレストーク信号が送受信
切換スイッチ12を送信状態から受信状態へ切り換える
ための制御信号として出力されると同時に、受信部1に
対しては、いわゆるミュート信号として出力されるよう
になっている(図2(d)参照)。したがって、送出側
からの無線電波の送信は、一つの画像ブロックの送信が
終了した時点に終了することとなり、それまでは、受信
側では、音声と共に、画像信号が受信されている状態と
なる。換言すれば、画像ブロック単位で送受信の切り換
えが制御されるようになっているということができる。
【0029】そして、受信側では、送出側からの送信が
擬似プレストークスイッチ信号のオフ状態となった時点
で終了されたことを以て、自局側からの送信が可能とな
った状態であることが認識され、プレストークスイッチ
31を押下して音声送信が開始されることとなる(図2
(e)、(f)参照)。
【0030】上述のようにして、送出側と受信側との間
で、画像信号の送信状態を何等考慮することなく複数回
に渡る音声通信を行う間に、送出側の画像メモリ6の内
容が送信され、その後、受信側での画像再生が可能とな
る。
【0031】なお、上述した発明の実施の形態において
は、小ブロックバッファ7及びタイミング発生器9によ
りブロック化手段が、変調器8により画像変調手段が、
音声・画像多重化器10により多重化手段が、無線送信
器11により無線送信手段が、タイミング発生器9及び
プレストークスイッチ13により送受信制御手段が、そ
れぞれ実現されたものとなっている。また、復調器22
により復調手段が、画像音声スプリッタ23により画像
/音声分離手段が、画像ブロックアドレス検出器26に
より書込制御手段が、それぞれ実現されたものとなって
いる。
【0032】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
半二重伝送方式による音声・画像同時伝送において、画
像ブロックの送信単位で送受信の切り換えが行えるよう
な構成とすることにより、音声通信に違和感を生ずるこ
となく、しかも、画像信号を効率よく伝送することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における音声・画像同時伝
送装置の一構成例を示す構成図である。
【図2】図1に示された音声・画像同時伝送装置の動作
を説明するための主要部における信号のタイミングを示
すタイミング図である。
【符号の説明】
1…受信部(画像送出側) 2…送信部(画像送出側) 6…画像メモリ 7…小ブロックバッファ 8…変調器 9…タイミング発生器 10…音声・画像多重化器 13…プレストークスイッチ 20…受信部(画像受信側) 21…送信部(画像受信側) 23…画像/音声スプリッタ 25…画像復調器 26…画像ブロックアドレス検出器 27…画像メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号と画像信号とを多重化して半二
    重伝送方式により送信し、また、受信するための音声・
    画像同時通信方法であって、 送信側では、画像信号を所定のブロックに分割して順に
    音声信号と多重化してプレストークスイッチの閉成によ
    り送信を開始し、 プレストークスイッチが開成された際に、その直後の最
    も近い画像ブロックの送信終了の時点を以て、送信停止
    とすることを特徴とする音声・画像同時通信方法。
  2. 【請求項2】 受信側では、送信側で各画像ブロックに
    付加された当該画像ブロックの元の画像信号における位
    置情報を抽出し、その位置情報に基づいて、受信された
    複数の画像ブロックから元の画像信号を構築することを
    特徴とする請求項2記載の音声・画像同時通信方法。
  3. 【請求項3】 音声信号と画像信号とを多重化して半二
    重伝送方式により送信し、また、受信するための送信部
    と受信部とを具備してなる音声・画像同時伝送装置であ
    って、 送信部は、一画像の画像信号を所定のブロックに分割
    し、各々のブロックには、元の画像における位置情報を
    付加するブロック化手段と、 前記ブロック化手段により位置情報が付加され、かつ、
    ブロック化された画像信号に所定の変調を施す画像変調
    手段と、 前記画像変調手段の出力信号と音声信号との多重化を行
    う多重化手段と、 前記多重化手段の出力を無線送信する無線送信手段と、 プレストークスイッチの開閉成に基づいて、前記無線送
    信手段の送信動作を制御する送受信制御手段と、を具備
    し、 前記送受信制御手段は、前記ブロック化手段によりブロ
    ック化された画像信号のブロック毎の伝送時間を単位と
    して、送受信の切り換え制御を行うことを特徴とする音
    声・画像同時伝送装置。
  4. 【請求項4】 受信部は、無線搬送波から音声信号と画
    像信号とが重畳された信号を復調する復調手段と、 前記復調手段の出力信号から音声信号と、所定の変調が
    施された画像信号とを分離する画像/音声分離手段と、 前記画像/音声分離手段により分離された所定の変調が
    施された画像信号の復調を行う画像復調手段と、 前記画像復調手段の出力信号から位置情報を抽出し、当
    該位置情報に基づいて、ブロック化された画像信号の画
    像メモリへの書き込みを制御する書込制御手段と、 を具備してなることを特徴とする請求項3記載の音声・
    画像同時伝送装置。
  5. 【請求項5】 音声信号と画像信号とを多重化して半二
    重伝送方式により送信し、また、受信するための送信部
    と受信部とを具備してなる音声・画像同時伝送装置であ
    って、 受信部は、無線搬送波から音声信号と画像信号とが重畳
    された信号を復調する復調手段と、 前記復調手段の出力信号から音声信号と、所定の変調が
    施された画像信号とを分離する画像/音声分離手段と、 前記画像/音声分離手段により分離された所定の変調が
    施された画像信号の復調を行う画像復調手段と、 前記画像復調手段の出力信号から位置情報を抽出し、当
    該位置情報に基づいて、ブロック化された画像信号の画
    像メモリへの書き込みを制御する書込制御手段と、 を具備してなることを特徴とする音声・画像同時伝送装
    置。
  6. 【請求項6】 送信部は、一画像の画像信号を所定のブ
    ロックに分割し、各々のブロックには、元の画像におけ
    る位置情報を付加するブロック化手段と、 前記ブロック化手段により位置情報が付加され、かつ、
    ブロック化された画像信号に所定の変調を施す画像変調
    手段と、 前記画像変調手段の出力信号と音声信号との多重化を行
    う多重化手段と、 前記多重化手段の出力を無線送信する無線送信手段と、 プレストークスイッチの開閉成に基づいて、前記無線送
    信手段の送信動作を制御する送受信制御手段と、を具備
    し、 前記送受信制御手段は、前記ブロック化手段によりブロ
    ック化された画像信号のブロック毎の伝送時間を単位と
    して、送受信の切り換え制御を行うことを特徴とする請
    求項5記載の音声・画像同時伝送装置。
JP9215524A 1997-07-28 1997-07-28 音声・画像同時通信方法及び音声・画像同時伝送装置 Pending JPH1146354A (ja)

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JP (1) JPH1146354A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7255283B2 (en) 2004-01-28 2007-08-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Reader-writer terminal device for contactless IC card, communication system and contactless data carrier
CN100334875C (zh) * 2003-10-03 2007-08-29 日本电气株式会社 半双工的无线通信设备、无线通信系统和无线通信方法

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