JPH09168002A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH09168002A
JPH09168002A JP32885795A JP32885795A JPH09168002A JP H09168002 A JPH09168002 A JP H09168002A JP 32885795 A JP32885795 A JP 32885795A JP 32885795 A JP32885795 A JP 32885795A JP H09168002 A JPH09168002 A JP H09168002A
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signal
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voice
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Application number
JP32885795A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yamada
智裕 山田
Tadashi Tokuyama
正 徳山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声情報の無音区間に視覚情報を挿入して送
信することで、リアルタイムな通信と通信時間の短縮化
とを図ることができるデータ伝送システムを提供する。 【構成】 送信装置1は静止画入力部10と手書図形入
力部11と音声入力部12と多重部4と変調部13とを
備える。そして、音声入力部12からの音声信号Aに無
音区間が生じた場合に、多重部4で、静止画入力部10
や手書図形入力部11からの静止画信号Vや図形信号W
を無音区間に挿入し、この多重データFを変調部13で
変調して電話回線3に送り出す。受信装置2では、復調
部20と分離部5と音声出力部21と静止画出力部22
と手書図形出力部23とを備え、受信した多重データF
を復調部20で復調した後、分離部5で、音声信号A,
静止画信号V,図形信号Wを多重データFから分離し、
これらを音声出力部21,静止画出力部22,手書図形
出力部23にそれぞれ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路を介して音
声情報及び視覚情報の送受信を行うデータ伝送システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの発達により、電
話回線を用いて音声情報と静止画や手書図形等の視覚情
報とを伝送するデータ伝送システムが考案されている。
従来、この種のデータ伝送システムでは、送信装置のマ
イクから音声情報を送信し、視覚情報を送信する場合に
は、音声情報の送信を止めて、視覚情報を送信する。ま
た、音声情報を送信する場合には、視覚情報の送信を止
めて、音声情報を送信する。そして、受信装置側では、
電話回線で送られてきた音声情報と視覚情報とを受信し
て、再現する。すなわち、従来のデータ伝送システム
は、会話をしている間は、静止画等の視覚情報を送ら
ず、この視覚情報を送る場合には、会話を止め、視覚情
報送信状態に切り換えて送信することにより、会話と静
止画等とを伝送することができる技術であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のデータ伝送システムでは、一方の情報を送っている間
は、他方の情報を送ることができないので、音声情報と
視覚情報とをほぼ同時に送受信するリアルタイムな送受
信が不可能である。このため、例えば、手書きで文字や
図形を書きながら、音声で説明するというリアルタイム
な通信を行うことができず、コミュニケーションの面で
非常に不便であった。さらに、一方の情報を送っている
間は他方の情報を送れないことから、通信時間に長時間
を要してしまうという欠点もあった。
【0004】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、音声情報の無音区間に視覚情報を挿入し
て送信することで、リアルタイムな通信と通信時間の短
縮化とを図ることができるデータ伝送システムを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、音声情報及び視覚情報を変調し
て伝送路に送信する送信手段と、上記伝送路を介して受
信した上記音声情報及び視覚情報を復調して再現する受
信手段とを具備するデータ伝送システムにおいて、上記
送信手段は、上記音声情報の無音区間に上記視覚情報を
挿入して多重情報を生成する多重部を具備し、上記受信
手段は、上記多重情報から上記音声情報と視覚情報とを
分離する分離部を具備する構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のデー
タ伝送システムにおいて、上記多重部は、上記音声情報
のレベルを検出し、このレベルが所定レベル以下の場合
には第1の制御信号を出力し、また、上記所定レベルよ
り大きい場合には第2の制御信号を出力するレベル検出
部と、上記レベル検出部からの第1の制御信号入力時に
上記視覚情報を選択し、第2の制御信号入力時に上記音
声情報を選択して出力する切換部と、上記切換部から順
次出力される音声情報及び視覚情報に識別用の伝送コー
ドを付加して、上記多重情報を生成する伝送コード付加
部とを具備し、上記分離部は、受信した上記多重情報の
伝送コードに基づいて、上記音声情報と視覚情報とを分
離する切換部を具備する構成とした。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載のデー
タ伝送システムにおいて、上記視覚情報は、静止画デー
タ,手書図形データ,二値画像,ファックスデータのい
ずれかである構成とした。
【0008】上記請求項1の発明によれば、送信手段の
多重部において、視覚情報が音声情報の無音区間に挿入
され、音声情報と視覚情報との多重情報が生成される。
そして、この多重情報が変調され、伝送路を介して送信
手段から受信手段に送信される。この多重情報が受信手
段で受信されると、復調され、分離部によって、多重情
報から音声情報と視覚情報とが分離されて、再現され
る。
【0009】上記請求項2の発明によれば、多重部のレ
ベル検出部において、音声情報のレベルが検出され、そ
のレベルが所定レベル以下の場合には、第1の制御信号
が切換部に出力される。また、音声情報のレベルが所定
レベルより大きい場合には、第2の制御信号が切換部に
出力される。そして、切換部に第1の制御信号を入力す
ると、視覚情報が切換部によって選択され、第2の制御
信号が入力すると、音声情報が選択されて、伝送コード
付加部に出力される。すると、伝送コード付加部におい
て、順次入力される音声情報及び視覚情報に識別用の伝
送コードが付加され、その多重情報が送信される。そし
て、受信手段の分離部で多重情報が受信されると、分離
部の切換部によって、伝送コードに基づき、音声情報と
視覚情報とが分離される。
【0010】上記請求項3の発明によれば、音声情報の
無音区間に静止画や手書図形等が挿入された多重情報が
送信手段から受信手段に送信される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係るデータ伝送システムを示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のデータ伝送システム
は、送信装置1(送信手段)と受信装置2(受信手段)
とが電話回線3(伝送路)を介して接続された構成とな
っている。
【0012】送信装置1は、静止画入力部10と手書図
形入力部11と音声入力部12と多重部4と変調部13
とを備えている。静止画入力部10は、PMD(Pic
ture Mini Disk)等から静止画を入力す
る部分であり、その静止画を示すディジタルの静止画信
号V(視覚情報)を出力する機能を有している。手書図
形入力部11は、表面の液晶パネルに手書き文字等の図
形を入力することにより、その図形を示すアナログの図
形信号W(視覚情報)を出力する部分である。音声入力
部12は、音声を入力するためのマイク等であり、その
音声を示すアナログの音声信号A(音声情報)を出力す
る。これら静止画入力部10,手書図形入力部11,及
び音声入力部12の出力側は多重部4の入力側に接続さ
れており、この多重部4に静止画信号V,図形信号W,
音声信号Aが入力するようになっている。
【0013】多重部4は、音声の無音区間に静止画や手
書図形を挿入して、変調部13に出力する部分である。
図2は、この多重部4を具体的に示すブロック図であ
る。図2に示すように、多重部4は、音声信号Aを処理
する音声信号処理系と、静止画信号Vを処理する静止画
信号処理系と、図形信号Wを処理する図形信号処理系
と、これらの処理系で処理されたディジタルの音声信号
A´,静止画信号V´,図形信号W´を切り換える切換
器46(切換部)と、伝送コード付加器47(伝送コー
ド付加部)とを有している。
【0014】音声信号処理系は、順に直列に接続された
レベル検出器40(レベル検出部)とA/D変換器41
と圧縮器42とで構成されている。レベル検出器40
は、音声入力部12(図1参照)から入力した音声信号
Aの中から雑音を取り除く図示しないフィルタを有して
おり、このフィルタで雑音が取り除かれた音声信号Aの
レベルを検出して、切換器46を制御する機器である。
具体的には、レベル検出器40は、無音レベルをしきい
値として有しており、アナログの音声信号Aのレベルが
このしきい値以下の場合には、無音であると判断して、
制御信号C1(第1の制御信号)を切換器46に出力す
る。また、音声信号Aのレベルがこのしきい値より大き
い場合には、有音であると判断して、制御信号C2(第
2の制御信号)を切換器46に出力する。そして、レベ
ル検出器40は、このような検出を行いながら、音声信
号AをA/D変換器41に出力するようになっている。
A/D変換器41は、レベル検出器40から入力したア
ナログの音声信号Aを符号化し、ディジタルの音声信号
A´として出力する機器である。圧縮器42は、A/D
変換器41からの音声信号A´を圧縮して切換器46に
出力する機器である。
【0015】静止画信号処理系は、圧縮器43で構成さ
れてり、静止画入力部10(図1参照)から入力したデ
ィジタルの静止画信号Vを圧縮して切換器46に出力す
る機能を有している。
【0016】図形信号処理系は、直列に接続されたA/
D変換器44と圧縮器45とで構成されている。A/D
変換器44は、手書図形入力部11(図1参照)から入
力したアナログの図形信号Wを符号化し、ディジタルの
図形信号W´として出力する機器であり、圧縮器45
は、この図形信号W´を圧縮して切換器46に出力する
機器である。
【0017】切換器46は、レベル検出器40から入力
される制御信号C1,C2に基づいて、音声信号A´,
静止画信号V,図形信号W´のいずれかを選択して伝送
コード付加器47に出力する機器である。具体的には、
レベル検出器40から制御信号C1を入力すると、圧縮
器43,45と伝送コード付加器47とを接続状態に
し、制御信号C2を入力すると、圧縮器42と伝送コー
ド付加器47とを接続状態にする。これにより、音声信
号A´の無音区間に挿入された静止画信号Vまたは図形
信号W´が順次切換器46から伝送コード付加器47に
出力されることとなる。
【0018】伝送コード付加器47は、切換器46から
跡切れることなく連続して出力される音声信号A´,静
止画信号V,図形信号W´に識別用の伝送コードを付加
する機器である。具体的には、図3に示すように、音声
信号A´の区間の頭に伝送コードP1を付加して、この
伝送コードP1以降は音声信号A´であることを示し、
音声信号A´の区間の末尾に伝送コードP2を付加し
て、音声信号A´がそこまでであることを示す。また、
静止画信号Vまたは図形信号W´の区間の頭に伝送コー
ドQ1を付加して、この伝送コードQ1以降は静止画信
号Vまたは図形信号W´であることを示し、静止画信号
Vまたは図形信号W´の区間の末尾に伝送コードQ2を
付加して、静止画信号Vまたは図形信号W´がそこまで
であることを示す。このように、伝送コード付加器47
は、伝送コードP1,P2,Q1,Q2を信号の各区間
に付加して、多重データF(多重情報)を生成し、この
多重データFを図1に示す変調部13に出力する機能を
有している。
【0019】変調部13は、多重部4からの多重データ
Fを変調して電話回線3に送り出す部分である。
【0020】一方、受信装置2は、復調部20と分離部
5と音声出力部21と静止画出力部22と手書図形出力
部23とを備えている。復調部20は、電話回線3を介
して送信装置1から送られてきた多重データFを受信し
て、復調する部分である。この復調部20の出力側には
分離部5が接続されており、復調部20で復調された多
重データFを入力するようになっている。
【0021】分離部5は、多重データFの中から音声信
号A,静止画信号V,図形信号Wを取り出して、音声出
力部21,静止画出力部22,手書図形出力部23に出
力する部分である。図4は、この分離部5を具体的に示
すブロック図である。図4に示すように、分離部5は、
デコーダ50と、切換器51(切換部)と、音声信号A
を再現する音声信号再現系と、静止画信号Vを再現する
静止画信号再現系と、図形信号Wを再現する図形信号再
現系とを有している。
【0022】デコーダ50は、符号化されている多重デ
ータFを復号化して、切換器51に出力する機器であ
る。切換器51は、デコーダ50の出力側に接続されて
おり、復号化された多重データFから音声信号A´,静
止画信号V,図形信号W´をそれぞれ、音声信号再現
系,静止画信号再現系,図形信号再現系に送り出す機器
である。具体的には、切換器51は、図3に示したよう
に、多重データFに付加されている伝送コードP1,P
2を検知すると、その間、デコーダ50と音声信号再現
系とを接続し、また、伝送コードQ1,Q2を検知する
と、その間、デコーダ50と静止画信号再現系または図
形信号再現系とを接続する機能を有している。
【0023】音声信号再現系は、直列に接続された伸長
器52とD/A変換器53とで構成されている。伸長器
52は、切換器51から送られてきた圧縮状態の音声信
号A´を伸長してD/A変換器53に出力する機器であ
り、D/A変換器53は、ディジタルの音声信号A´を
アナログの音声信号Aに変換して出力する機器である。
【0024】静止画信号再現系は、伸長器54で構成さ
れており、ディジタルの静止画信号Vをそのまま伸長し
て出力する機器である。
【0025】図形信号再現系は、直列に接続された伸長
器55とD/A変換器56とで構成されている。伸長器
55は、切換器51から送られてきた圧縮状態の図形信
号W´を伸長してD/A変換器56に出力する機器であ
り、D/A変換器56は、ディジタルの図形信号W´を
アナログの図形信号Wに変換して出力する機器である。
【0026】このような分離部5の出力側に、図1に示
すように、音声出力部21と静止画出力部22と手書図
形出力部23とが接続されている。音声出力部21は、
スピーカ等であり、その音声信号Aを音波に変換して出
力する。静止画出力部22は、PMD等に静止画信号V
が示す静止画を出力する部分である。手書図形出力部2
3は、図形信号Wに基づいて、手書き文字等の図形を表
面の液晶パネルに表示する部分である。
【0027】次に、本実施形態のデータ伝送システムが
示す動作について説明する。図5は、送信装置1の動作
を示すフローチャート図であり、図6は受信装置2の動
作を示すフローチャート図である。なお、ここでは、理
解を容易にするため、ユーザが図1の送信装置1におい
て静止画や手書図形を入力しながら静止画等の説明を
し、受信装置2においてその音声と静止画等を再現する
場合について述べる。
【0028】図1において、電話回線3を接続し(図5
のステップS1)、送信装置1側のユーザが、静止画ま
たは手書図形を静止画入力部10または手書図形入力部
11に入力すると共に、静止画等の説明をする音声を音
声入力部12に入力すると、静止画信号Vまたは図形信
号Wが静止画入力部10または手書図形入力部11から
多重部4に出力されると共に、音声信号Aが音声入力部
12から多重部4に出力される。
【0029】多重部4に入力した音声信号Aは、図2に
示すレベル検出器40に入力され、このレベル検出器4
0において、音声信号Aの中にユーザの音声があるか否
かが判断される(図5のステップS2)。現在、ユーザ
は説明中であり、音声にとぎれがなければ、レベル検出
器40で音声があると判断され、制御信号C2がレベル
検出器40から切換器46に出力されると共に、音声信
号Aがレベル検出器40からA/D変換器41に出力さ
れる(図5のステップS2のYES)。すると、音声信
号AがA/D変換器41でディジタルの音声信号A´に
変換され、圧縮器42で圧縮された後、切換器46に出
力される(図5のステップS3)。このとき、制御信号
C2がレベル検出器40から切換器46に入力されてい
るので、圧縮器42と伝送コード付加器47とが切換器
46によって接続状態にされ、音声信号A´が伝送コー
ド付加器47に入力する。
【0030】しかる後、ユーザが説明を止めたり、音声
にとぎれが生じると、レベル検出器40で無音状態が発
生したと判断され(図5のステップS2のNO)、制御
信号C1がレベル検出器40から切換器46に出力され
る。そして、多重部4に入力した静止画信号Vが圧縮器
43で圧縮された後、切換器46に入力され、または、
図形信号WがA/D変換器44でディジタルの図形信号
W´に変換された後、圧縮器45で圧縮されて、切換器
46に入力される(図5のステップS4)。このとき、
制御信号C1がレベル検出器40から切換器46に入力
されているので、圧縮器43または圧縮器45と伝送コ
ード付加器47とが切換器46によって接続状態にさ
れ、静止画信号Vまたは図形信号W´が伝送コード付加
器47に入力する。
【0031】上記のような動作が繰り返されると、音声
信号A´と静止画信号Vまたは図形信号W´とが伝送コ
ード付加器47に連続的に切れ目なく入力される。すな
わち、図3に示すように、音声信号A´の無音区間に静
止画信号Vまたは図形信号W´が挿入された状態の連続
した信号が切換器46を介して伝送コード付加器47に
出力されることとなる(図5のステップS5)。
【0032】そして、伝送コード付加器47において、
音声信号A´,静止画信号V,図形信号W´を識別する
伝送コードP1,P2,Q1,Q2が付加され、この多
重データFが図1に示す変調部13に出力される。する
と、多重データFが変調部13で変調され、電話回線3
を介して受信装置2に送信される(図5のステップS
6)。
【0033】多重データFが受信装置2で受信されると
(図6のステップS1)、この多重データFは、復調部
20で復調された後、図4に示すように、分離部5のデ
コーダ50に入力され、復号化される(図6のステップ
S2)。デコーダ50で復号化された多重データFは切
換器51に入力され、切換器51において、多重データ
F内の伝送コードP1,P2,Q1,Q2が検知され、
連続的に含まれる信号が音声であるか否かが判断される
(図6のステップS3)。すなわち、伝送コードP1,
P2が検知され、音声であると判断されると(図6のス
テップS3のYES)、デコーダ50と音声信号再現系
とが接続状態になり、伝送コードP1,P2間の音声信
号A´が音声信号再現系に入力される。すると、音声信
号A´は、伸長器52で伸長された後、D/A変換器5
3でアナログの音声信号Aに変換されて出力される(図
6のステップS4)。分離部5のD/A変換器53から
出力された音声信号Aは、図1に示す音声出力部21に
入力され、音波に変換される(図6のステップS5)。
【0034】逆に、図4の切換器51において、伝送コ
ードQ1,Q2が検知され、音声ではないと判断される
と(図6のステップS3のNO)、デコーダ50と静止
画信号再現系または図形信号再現系との接続状態に切り
換えられ、伝送コードQ1,Q2間の静止画信号Vまた
は図形信号W´が静止画信号再現系または図形信号再現
系に入力される。すると、静止画信号Vは、伸長器54
で伸長された後、分離部5から出力される(図6のステ
ップS6)。また、図形信号W´は、伸長器55で伸長
された後、D/A変換器56でアナログの図形信号Wに
変換されて出力される(図6のステップS6)。分離部
5からの静止画信号Vは、図1に示す静止画出力部22
に入力されて、PMD等に出力され、また、図形信号W
は、手書図形出力部23に入力されて、図形信号Wが示
す手書き文字等の図形が表面の液晶パネルに表示される
(図6のステップS7)。これにより、受信装置2側の
ユーザは、送られてきた静止画等を見ながらその説明を
ほぼ同時に聞くことができる。
【0035】このように、本実施形態のデータ伝送シス
テムによれば、音声信号Aと静止画信号V,図形信号W
とを送信装置1からリアルタイムに送信し、これらの信
号を受信装置2でリアルタイムに受信することができる
ので、送信側と受信側のユーザのコミュニケーションを
スムーズに行うことができ、非常に便利である。さら
に、音声信号Aと静止画信号V,図形信号Wとをほぼ同
時に送信することができるので、音声信号Aを送ってい
る間、静止画信号V等の送信を止めておく必要がなく、
この結果、通信時間の短縮化を図ることができる。ま
た、音声信号Aと静止画信号V等とをリアルタイムで送
信することができるので、情報伝達の信頼性を向上させ
ることができる。さらに、視覚情報である静止画信号V
や図形信号Wの送信が可能であるので、例えば、耳の不
自由な人でも筆談によってコミュニケーションをとるこ
とができ、非常に好ましいことである。また、現状の電
話回線3を用いて静止画信号Vや図形信号Wの送受信が
可能であるので、システムのコストを低減することがで
きる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、伝
送路として電話回線3を用い、この電話回線3を介して
送信装置1と受信装置2との通信を行う構成としたが、
伝送路として空間を用い、移動無線装置間での無線通信
を行う構成とすることもできる。また、上記実施形態で
は、レベル検出部として、A/D変換器41の前段に設
けたレベル検出器40を用い、このレベル検出器40で
アナログの音声信号Aのレベルがしきい値以下か否かを
検出する構成としたが、これに限るものではない。例え
ば、図2からレベル検出器40を取り除き、別体のレベ
ル検出部をA/D変換器41の後段に設ける。そして、
音声信号A´がA/D変換器41から1バイト単位で出
力されるとすれば、この1バイト中の符号を検出し、1
バイト中の符号がすべて「0」である場合に、制御信号
C1を出力し、1バイト中に一つ以上の「1」の符号が
ある場合には、制御信号C2を出力する構成にしても良
い。
【0037】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のデ
ータ伝送システムによれば、送信手段の多重部におい
て、視覚情報を音声情報の無音区間に挿入し、その多重
情報内の音声情報と視覚情報とを受信手段の分離部によ
って分離するので、音声情報や視覚情報をリアルタイム
に送受信することができ、送信側と受信側のユーザのコ
ミュニケーションをスムーズに行うことができるという
優れた効果がある。さらに、音声情報と視覚情報とをほ
ぼ同時に送信することができるので、音声情報を送って
いる間、視覚情報の送信を止めておく必要がなく、この
結果、通信時間の短縮化を図ることができるという効果
もある。また、音声情報と視覚情報とをリアルタイムで
送信することができるので、情報伝達の信頼性を向上さ
せることができる。さらに、視覚情報の送信が可能であ
るので、例えば、耳の不自由な人が筆談でコミュニケー
ションをとることができ、便利である。また、伝送路と
して現状の電話回線を用いることができ、システムのコ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ伝送システム
を示すブロック図である。
【図2】送信装置の多重部を示すブロック図である。
【図3】送信される多重データの構成図である。
【図4】受信装置の分離部を示すブロック図である。
【図5】送信装置の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図6】受信装置の動作を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 送信装置 2 受信装置 3 電話回線 4 多重部 5 分離部 10 静止画入力部 11 手書図形入力部 12 音声入力部 21 音声出力部 22 静止画出力部 23 手書図形出力部 40 レベル検出器 46,51 切換器 47 伝送コード付加器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報及び視覚情報を変調して伝送路
    に送信する送信手段と、上記伝送路を介して受信した上
    記音声情報及び視覚情報を復調して再現する受信手段と
    を具備するデータ伝送システムにおいて、 上記送信手段は、上記音声情報の無音区間に上記視覚情
    報を挿入して多重情報を生成する多重部を具備し、 上記受信手段は、上記多重情報から上記音声情報と視覚
    情報とを分離する分離部を具備する、 ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 上記多重部は、 上記音声情報のレベルを検出し、このレベルが所定レベ
    ル以下の場合には第1の制御信号を出力し、また、上記
    所定レベルより大きい場合には第2の制御信号を出力す
    るレベル検出部と、 上記レベル検出部からの第1の制御信号入力時に上記視
    覚情報を選択し、第2の制御信号入力時に上記音声情報
    を選択して出力する切換部と、 上記切換部から順次出力される音声情報及び視覚情報に
    識別用の伝送コードを付加して、上記多重情報を生成す
    る伝送コード付加部とを具備し、 上記分離部は、 受信した上記多重情報の伝送コードに基づいて、上記音
    声情報と視覚情報とを分離する切換部を具備する、 ことを特徴とするデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ伝送システムに
    おいて、 上記視覚情報は、静止画データ,手書図形データ,二値
    画像,ファックスデータのいずれかである、 ことを特徴とするデータ伝送システム。
JP32885795A 1995-12-18 1995-12-18 データ伝送システム Pending JPH09168002A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001057634A1 (fr) * 2000-02-05 2001-08-09 Xiu Bin Yu Procede de codage d'informations relatives a des caracteres, procede de communication d'element de codage d'informations relatives a des caracteres, a un element principal et appareil d'information

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WO2001057634A1 (fr) * 2000-02-05 2001-08-09 Xiu Bin Yu Procede de codage d'informations relatives a des caracteres, procede de communication d'element de codage d'informations relatives a des caracteres, a un element principal et appareil d'information

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