JPH0983673A - 音声通信システム、音声通信方法および送受信装置 - Google Patents

音声通信システム、音声通信方法および送受信装置

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JPH0983673A
JPH0983673A JP7240056A JP24005695A JPH0983673A JP H0983673 A JPH0983673 A JP H0983673A JP 7240056 A JP7240056 A JP 7240056A JP 24005695 A JP24005695 A JP 24005695A JP H0983673 A JPH0983673 A JP H0983673A
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voice
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JP7240056A
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Noboru Kojima
昇 小島
Toshiro Jinnai
俊郎 神内
Juichi Morikawa
寿一 森川
Yoshito Nene
義人 禰寝
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、通常の通信回線を使用する
音声通信機器間の通信量を減少させる音声情報通信シス
テムを提供することにある。 【構成】 送受信装置1は、送信すべき音声のピッチを
維持したまま、その再生速度が大きくなるように音声デ
ータの圧縮する度合を示す速度モードを決定する話速モ
ード検出/設定部19と、音声データ中の周期波形を検
出し、音声データから、速度モードに基づき、所定の周
期波形を間引いて、圧縮された音声データを生成する速
度変換部21とを備え、速度モードおよび圧縮された音
声データに基づく信号を、通信回線3を介して、他の送
受信装置2に送信する。送受信装置2は、圧縮された音
声データ中の周期波形を検出して、速度モードに基づ
き、圧縮された音声データに、所定の周期波形を挿入し
て、新たな音声データを生成し、これに基づく音声を再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、セルラ−、
PHSなどを含む電話、通信用パソコンなどにおいて、
音声を送受信する音声情報通信システムに関するもので
あり、より詳細には、送受信の際の通信量を減少させる
とともに、受信側において、音声ピッチを一定に保った
まま音声速度を任意に変えて、受信した音声を再生可能
な音声情報通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(1)従来より、音声、楽音などに基づき得られたデー
タを、ディジタル通信回線を介して、一方の音声通信機
器から他の音声通信機器に伝達する技術が知られてい
る。このようなデータ通信を実行する場合には、送信側
の音声通信機器が、データを圧縮し、圧縮されたデータ
を送信し、その一方、受信側の音声通信機器が、受け入
れたデータを伸長してもとのデータを得るように構成し
て、これにより、通信回線上のデータ量を減少させる技
術が提案されている。このようなデータ圧縮/伸長方式
として、サンプリングした隣接デ−タ間の差分値を伝送
する差分伝送方式、音声帯域を制限する方式、音声振幅
に応じて量子化レンジをシフトする方式、MPEG−1
方式などが知られている。
【0003】(2)その一方、日経エレクトロニクス、
「実用段階に入った速度変換技術、音声出力機器の基本
機能へ」;No.622、1994.11.20号に記載され
たように、マイクなどから得た音声を再生する音声再生
装置において、一定の周期で繰り返す音声の基本波形
(周期波形)を抽出し、その周期を崩すことなく、周期
波形を挿入し、或いは、これを削除することにより、音
声のピッチを変えずに、かつ、音声の速度、すなわち、
速度を変更することが可能な技術、或いは、特開昭61
−21094号公報に記載されたように、電話機などの
音声通信機器において、通信回線を介して受け入れた音
声信号のピッチを検出し、検出されたピッチに基づき得
られたブロックを生成し、隣接するブロックの対応する
時間位置の音声信号を取り出し、これらブロックの各々
に重み係数を与えた上で加算することにより、その長さ
が1/n倍となった圧縮された音声信号を生成し、これ
を磁気ディスクなどに記憶し、圧縮された音声信号を再
生するときに、当該信号のピッチに基づき、その長さが
n倍となった信号、すなわち、通信回線を介して受け入
れた元の信号と略同様の信号を再生するような技術が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
の技術においては、一方の音声通信機器から圧縮された
データを送信し、これを他方の音声通信機器が受け入
れ、伸長して、元のデータを得る際に、データ圧縮/伸
長方式を用いて得られたデータを、ディジタル通信回線
を用いて送信するのが一般的である。これは、アナログ
の音声信号を、上述したデータ圧縮/伸長方式を用いて
圧縮することが困難であることによる。
【0005】また、ディジタル化された音声データのデ
ータ圧縮率、データフォーマットなどが伝送方式の仕様
にしたがって一義的に決定される。このため、送信側と
受信側の伝送方式の仕様の整合性を常に保つ必要があ
り、したがって、ディジタル通信回線に接続された音声
通信機器の何れかが、さらにデータ圧縮率を高めること
ができないという問題点があった。
【0006】その一方、(2)の技術において、音声再
生装置或いは音声通信機器自体が、所望の速度にしたが
って音声を再生することが可能であるが、たとえば、
(2)の技術を適用した音声通信機器の間で、情報を送
受信する場合には、一方の音声通信機器が、元の速度の
音声信号を、他方の音声通信機器に伝達するため、通信
回線上の通信量を減少させることは不可能であるという
問題点があった。
【0007】本発明の目的は、電話機、セルラー、通信
機能付きのパーソナルコンピュータなど、通常の通信回
線を使用する音声通信機器間で情報を送受信する際の通
信回線上の通信量を減少させる音声情報通信システムを
提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、受け入れた情
報を所望の速度で再生することが可能な音声通信機器を
備えた音声情報通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、通信回
線を介して、音声メッセ−ジに基づく信号を一方の送受
信装置から他方の送受信装置に伝達するように構成され
た音声通信システムであって、前記一方の送受信装置
が、送信すべき音声のピッチを維持したまま、再生時に
その再生速度が大きくなるように前記音声メッセージを
圧縮する度合に関する情報を生成する手段と、前記音声
メッセージ中の周期波形を検出する周期波形検出手段
と、前記音声メッセージから、前記圧縮する度合に関す
る情報に基づき、前記周期波形検出手段により検出され
た周期波形を間引いて、圧縮された音声メッセージを生
成する音声メッセージ圧縮手段とを備え、前記圧縮する
度合に関する情報および前記圧縮されたメッセージを、
通信回線を介して前記他方の送受信装置に送信するよう
に構成され、前記他方の送受信装置が、前記一方の送受
信装置から与えられた圧縮された音声メッセージ中の周
期波形を検出する周期波形検出手段と、前記一方の送受
信装置から与えられた圧縮する度合に関する情報に基づ
き、前記圧縮された音声メッセージに、前記周期波形検
出手段により検出された周期波形を挿入して、新たな音
声メッセージを生成する音声メッセージ生成手段を備
え、前記新たな音声メッセージを再生するように構成さ
れた音声通信システムにより達成される。
【0010】本発明の好ましい実施態様においては、前
記音声メッセージ圧縮手段が、さらに、前記音声メッセ
ージ中の音声エネルギーが所定の値以下の領域を無音区
間に含まれると判断し、前記領域の少なくとも一部を、
前記音声メッセージから削除する無音区間削除手段を備
えている。
【0011】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記他方の送受信装置が、さらに、前記圧縮する度
合に関する情報に基づき、もとの音声メッセージと同等
の新たな音声メッセージを得るために、前記圧縮された
音声メッセージを伸長する度合に関する情報を生成する
伸長情報生成手段を備え、前記音声メッセージ生成手段
が、前記伸長する度合に関する情報に基づき、前記圧縮
された音声メッセージに前記周期波形を挿入するように
構成されている。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記他方の送受信装置が、さらに、所望の速度で音
声メッセージを再生するための再生モードを設定する再
生モード設定手段と、該再生モード設定手段により設定
された再生モードと、前記圧縮する度合に関する情報と
に基づき、前記圧縮された音声メッセージを圧縮或いは
伸長する度合に関する情報を生成する圧縮/伸長情報生
成手段を備え、前記音声メッセージ再生手段が、前記度
合に関する情報に基づき、前記圧縮された音声メッセー
ジに前記周期波形を挿入し、或いは、該音声メッセージ
から前記周期波形を間引くように構成されている。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記一方の送受信装置が、前記圧縮する度合に関す
る情報を設定する圧縮情報設定手段を備えている。
【0014】また、本発明の目的は、通信回線を介し
て、音声メッセ−ジに基づく信号を他の送受信装置に送
信するとともに、他の送受信装置からの信号を受信し、
当該音声メッセージに基づく音声を再生するように構成
された送受信装置であって、送信すべき音声のピッチを
維持したまま、再生時にその再生速度が大きくなるよう
に前記音声メッセージを圧縮する度合に関する情報を生
成する手段と、前記音声メッセージ中の周期波形を検出
する周期波形検出手段と、前記音声メッセージから、前
記圧縮する度合に関する情報に基づき、前記周期波形検
出手段により検出された周期波形を間引いて、圧縮され
た音声メッセージを生成する音声メッセージ圧縮手段と
を備え、前記圧縮する度合に関する情報および前記圧縮
されたメッセージを、通信回線を介して前記他方の送受
信装置に送信するように構成された送受信装置によって
も達成される。
【0015】また、本発明の好ましい実施態様において
は、さらに、音声メッセージの送信先である他の送受信
装置が、前記圧縮する度合に関する情報に基づき、前記
圧縮された音声メッセージから、新たな音声メッセージ
を生成可能であるか否かを判断する判断手段を備え、前
記判断手段による判断結果に基づき、圧縮された音声メ
ッセージおよび元の音声メッセージのうちの何れか一方
を、通信回線を介して、前記他の送受信装置に送信する
ように構成されている。
【0016】
【作用】本発明によれば、音声メッセージを圧縮する度
合にしたがって、圧縮された音声メッセージが生成さ
れ、これが、通信回線を介して他方の送受信装置に与え
られるため、送受信装置間の通信量を減少させることが
可能となる。
【0017】また、圧縮する度合に関する情報および圧
縮された音声メッセージが、通信回線を介して、他方の
送受信装置に与えられるため、通信回線上の情報の伝送
方式の仕様にかかわらず、圧縮された音声メッセージを
送信することが可能となる。
【0018】本発明の好ましい実施態様によれば、無音
区間に含まれる音声メッセージの少なくとも一部が削除
された新たな音声メッセージが生成され、これが通信回
線を介して、他方の送受信装置に与えられるため、送受
信装置間の通信量をさらに減少させることが可能とな
る。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、他方の送受信装置が、圧縮された音声メッセージか
ら、元の音声メッセージと同等の音声メッセージを生成
するため、他方の送受信装置において、送信元において
与えられた音声メッセージとほぼ等しい音声メッセージ
を再生することが可能となる。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、設定された再生モードにしたがって、圧縮された音
声メッセージから、新たな音声メッセージが再生される
ため、他方の送受信装置において、所望の速度で、音声
メッセージを再生することが可能となる。
【0021】また、本発明の好ましい実施態様によれ
ば、他の送受信装置が、圧縮された音声メッセージに基
づく新たな音声メッセージを生成可能な場合に、圧縮す
る度合に関する情報および圧縮された音声メッセージを
送信するように構成されているため、上述した構成を備
えていない送受信装置に対しても、通常の手法で音声メ
ッセージを送信することができ、その結果、現存する通
信回線に、当該送受信装置を接続することが可能とな
る。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
につき説明を加える。この実施例において、通信回線を
介して音声信号を送受信する音声通信システムは、以下
の特徴を有している。
【0023】(1)音声情報或いは音声メッセ−ジを、
送信側の送受信装置の操作者により設定された音声の速
度を示す速度モードにしたがって、元の音声のピッチを
維持しつつ、より高速な音声、すなわち、「早口音声」
に変換し、変換された音声に基づく信号を、受信側の送
受信装置に伝達することにより、二つの送受信装置の間
の通信量を減少させることが可能となる。
【0024】(2)受信側の送受信装置は、受け入れた
信号に基づき得られたデータから、送信時に設定された
速度モードを検出し、これに基づき、元の速度の音声情
報或いは音声メッセージを得ることが可能となる。
【0025】(3)さらに、受信側の送受信装置は、受
け入れた信号に基づき得られたデータを、当該送受信装
置の操作者による速度モードにしたがって変換して新た
なデータを得て、これにより、任意の速度で音声情報或
いは音声メッセージを再生することが可能となる。
【0026】以下に、これらの特徴を明らかにする。こ
こに、図1は、本発明の実施例にかかる音声通信システ
ムの構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示
すように本実施例にかかる音声通信システムは、二つの
送受信装置1、2およびこれらの間で信号を伝達するた
めの通信回線3から構成される。送受信装置1、2は、
たとえば、電話機、或いは、モデムなどの通信装置を備
えた端末装置などに対応する。本実施例において、通信
回線3は、通常のアナログの電話回線である。
【0027】送受信装置1は、送話者の音声を収集する
ためのマイク4と、マイク4から与えられる音声信号に
所定の処理を施して、所定のデータを生成する音声信号
処理装置5と、通信回線3と接続され、音声信号処理装
置5により生成されたデータに基づく信号を、通信回線
3に与えるとともに、通信回線3からの信号を受理する
ための通信インタフェース6と、音声信号処理装置5に
より生成された音声信号を再生するためのスピーカ7と
を有している。同様に、送受信装置2も、マイク14
と、音声信号処理装置15と、通信インタフェース16
と、スピーカ17とを有している。
【0028】なお、図1において、送受信装置1、2に
設けられた、信号を送信すべき相手、すなわち、通信相
手を特定するための手段(たとえば、ダイヤルなどの入
力手段、ダイヤル音発生手段)は省略している。また、
本実施例において、通信回線3には、さらに他の送受信
装置が接続されているが、これらも省略している。
【0029】送受信装置1の音声信号処理装置5は、マ
イク4から与えられた音声信号をディジタル信号に変換
するディジタル変換部18、操作者が与える指示にした
がって、送信すべき音声の速度を示す第1の速度モード
を設定し、或いは、受信した信号に基づき得られたデー
タに含まれる第1の速度モードを検出する速度モード設
定/検出部19、送話側の送受信装置から与えられた信
号に基づき得られたデータを記録する記録部20、速度
モードに基づき、送信すべきデータの速度を変換すると
ともに、受信したデータの速度を変換する速度変換部2
1、および、音声に対応するディジタルデータをアナロ
グ信号に変換するアナログ変換部22を有している。こ
れらディジタル変換部18ないしアナログ変換部22
は、バス23を介して、接続されている。
【0030】なお、本実施例において、音声の速度を大
きくすること、たとえば、2倍にすることは、音声のピ
ッチを維持したまま、言葉などを発するタイミングをよ
り早めることをいう。すなわち、より早口で音声を発す
るような状態を意味している。その一方、音声の速度を
小さくすることは、音声のピッチを維持したまま、言葉
などを発するタイミングをより遅らせることをいう。す
なわち、よりゆっくりと音声を発するような状態を意味
している。
【0031】このような音声信号処理装置5を備えた送
受信装置1の構成を図2に示す。図2に示すように、音
声信号処理装置5のディジタル変換部18は、マイク4
に接続され、マイク4から与えられる信号を増幅する増
幅器51、増幅器51からの信号から、所定の帯域の周
波数成分を含む信号のみを通過させるバンドパスフィル
タ(BPF)52、および、アナログ−ディジタル変換
器(ADC)53を有している。
【0032】速度モード設定/検出部19は、速度モー
ド設定スイッチ31から与えられる指示にしたがって、
第1の速度モードを設定する速度モード設定部35と、
通信インタフェース6を介して、他の送受信装置から与
えられた信号に基づき得られたデータに含まれる第1の
速度モードを検出する速度モード検出部36とを有して
いる。
【0033】記録部20は、与えられたディジタルデー
タを、録音のためにデータ圧縮するデータ圧縮部54
と、圧縮されたデータを、もとのデータに復元するため
のデータ伸長部55と、データ圧縮部54により与えら
れたデータを記憶するメモリ56とを有している。な
お、この記録部20は、送受信装置10に設けられた二
つのスイッチ、すなわち、録音/再生を指定するための
録再設定スイッチ33、および、メモリ56に記憶され
た音声メッセージのうち、所望のメッセージを選択する
ための再生音声メッセージ設定スイッチ34に接続さ
れ、これらから与えられる指示にしたがって作動する。
【0034】速度変換部21は、与えられたデータに基
づく音声波形の周期を検出する音声ピッチ検出部57
と、当該音声ピッチ検出部57により検出された周期に
基づく波形を挿入し或いは間引きして新たな音声データ
を生成する音声データ加工部58と、与えられたデータ
から、無音区間に含まれるデータを検出する無音区間検
出部59と、無音区間と検出された部分のデータを、与
えられたデータから削除する無音区間削除部60とを有
している。
【0035】ディジタル変換部22は、ディジタル−ア
ナログ変換器(DAC)61、DAC61からの信号の
うち、所定の帯域の周波数成分を含む信号のみを通過さ
せるバンドパスフィルタ(BPF)62、および、増幅
器63を有している。
【0036】なお、図2において、構成部材とバス23
との間に設けられた双方向の矢印(たとえば、符号7
0、71)は、これら構成部材とバス23との間で、デ
ータの転送が行われることを示す。その一方、一方向の
矢印(たとえば、符号72、73)は、音声に関する信
号或いはデータの流れを示している。また、送受信装置
2も、送受信装置1と同様な構成を有している。なお、
送受信装置2の図1に示されていない構成部分は、送受
信装置1の対応する構成部分の番号に「′(ダッシ
ュ)」を付加して、説明中で引用する。
【0037】このように構成された送受信装置の作動に
つき、以下に説明する。本実施例においては、送受信装
置1を、音声メッセージを送信するための送信器として
使用し、その一方、送受信装置2を、送信された信号を
受信して、これに基いて音声メッセージを再生するため
の受信器として使用している。
【0038】まず、送受信装置1における動作を説明す
る。図3は本実施例にかかる送信側の送受信装置1の動
作を示すフローチャートである。図3に示すように、ま
ず、操作者が速度モード設定スイッチ31を操作するこ
とにより、第1の速度モード設定信号が、速度モード検
出/設定部19の速度モード設定部35に与えられる
(ステップ301)。この速度モードには、たとえば、
元の速度の2倍の速度を示す「2倍速モード」、元の速
度の3倍の速度を示す「3倍速モード」などが含まれ
る。
【0039】次いで、送受信装置1の使用者は、マイク
4を使用して、所望の音声メッセージを与える(ステッ
プ302)。この音声メッセージは、マイク4により収
集され、音声信号がディジタル変換部18に与えられ
る。ディジタル変換部18は、与えられた音声信号をア
ナログ−ディジタル変換し、得られたディジタル音声デ
ータは、バス23を介して、記録部20に与えられ、記
録部20のメモリ56に一時的に記憶される。
【0040】次いで、メモリ56に一時的に記憶された
音声データは読み出され、データ伸長部55を介して速
度変換部21に与えられる。速度変換部21は、第1の
速度モードにしたがって、与えられた音声データから、
新たな音声データを生成する(ステップ303)。
【0041】より詳細には、速度変換部21において、
まず、音声ピッチ検出部57が、音声データに基づく波
形のピッチを検出する。その一方、無音区間検出部59
が、音声データ中の無音を示す区間のデータを検出す
る。次いで、音声データ加工部58が、音声ピッチ検出
部57により検出されたピッチに対応するピッチデータ
に基づき、第1の速度モードにしたがって、音声データ
のうち、所定の範囲のデータを削除する。図4は、本実
施例の送信側の送受信装置1に設けられた音声データ加
工部の動作を説明するための図であり、この図において
は、第1の速度モードが、音程を維持したまま音声の速
度のみを2倍にする「2倍速モード」である場合を示し
ている。
【0042】図4に示すように、音声データ101に基
づく波形のピッチP1中に、波形V1が含まれ、同様
に、ピッチP1と等しい周期中に、それぞれ、波形V2
ないしV8が含まれていたとする。この場合には、音声
データ加工部58は、得られた波形V1ないしV8か
ら、たとえば、波形V2、V4、V6およびV8を削除
し、ピッチP1の波形の数が半分となるように、波形V
1、V3、V5およびV7からなる新たな音声データ1
02を生成する。このように、音声データに基づく波形
のピッチを検出して、このピッチ幅の複数の波形から、
所定の波形を間引くことにより、母音の周期波形のピッ
チを変更することなく、波形の長さを所望のように短く
した新たな波形を得ることが可能となる。
【0043】「2倍速モード」以外の速度モードであっ
ても、同様に、検出されたピッチ幅の波形のうち、速度
モードにしたがって、所定の波形を間引くことにより、
所望の長さの新たな波形を得ることができることは明ら
かである。
【0044】次に、無音区間検出部59および無音区間
削除部60の動作につき、より詳細に説明する。ここ
に、図5は、無音区間検出部59および無音区間削除部
60の動作を説明するための図である。図5に示すよう
に、無音区間検出部59は、音声データ105のレベル
を検出し、音声レベル、すなわち、データ値が所定のし
きい値よりも小さな部分を見つけ出し、この部分に対応
する区間を無音区間と判断する。図5の例においては、
区間106が、無音区間に対応する。次いで、無音区間
削除部60が、音声データ105のうち、無音区間に含
まれるデータの全て或いはその一部分が削除された新た
な音声データ107を生成する。
【0045】さらに、音声データ加工部58は、速度モ
ード設定部により設定された速度モードに対応する速度
モードデータを含むヘッダ部と、新たな音声データとか
ら構成されるデータの組を生成する(ステップ30
4)。
【0046】このようにして、音声データ加工部58に
より、所定の周期分の波形に対応するデータが削除さ
れ、かつ、無音区間削除部60により無音区間に含まれ
るデータが削除された、新たな音声データ、および、ヘ
ッダ部から構成されるデータの組が、再度、音声圧縮部
54を介して、メモリ56に一時的に記憶される(ステ
ップ305)。
【0047】さらに、メモリ56に一時的に記憶された
データの組は、通信インタフェース6に与えられる。通
信インタフェース6は、このデータの組を、通信回線を
用いて送信可能なアナログ信号に変換し、得られた信号
を、情報の受信側である送受信装置2の通信インタフェ
ース16に伝達する(ステップ306)。
【0048】たとえば、ステップ302において、図6
(a)に示す音声メッセージが与えられた場合を考え
る。すなわち、第1の無音区間600の後に第1の音声
メッセージ601および第2の音声メッセージ602が
入力され、これら音声メッセージの間に、第2の無音区
間603が存在する場合を考える。
【0049】ここに、図6(b)に示すように、第1の
音声メッセージ601の入力に関連してステップ301
において、ある速度を示す第1の速度モード604が与
えられ、第1の音声メッセージの入力の後に、他方の速
度を示す第1の速度モード605が与えられ、第2の音
声メッセージが入力されている。
【0050】このような場合には、ステップ303およ
びステップ304において、一方の速度に対応する第1
の速度モードを示す第1のヘッダ部606、一方の速度
に基づき生成された新たな音声データ607、他方の速
度に対応する第1の速度モードを示す第2のヘッダ部6
08、および、他方の速度に基づき新たな音声データ6
09に基づき得られた信号が、通信インタフェース6か
ら送信される。
【0051】このように、送信側の送受信装置1におい
ては、速度モード設定部35により設定された第1の速
度モードにしたがって、所定の周期分の波形に対応する
データおよび無音区間に含まれる所定のデータが省略さ
れた音声データを実データとする送信データが生成さ
れ、このような送信データに基づく信号が、受信側の送
受信装置に与えられる。したがって、送受信装置間の通
信量を減少させることが可能となる。
【0052】次に、受信側の送受信装置2の動作につき
説明を加える。ここに、図7は、本実施例にかかる受信
側の送受信装置2の動作を示すフローチャートである。
【0053】図3に関連して説明したように送受信装置
1の通信インタフェース6により与えられた信号は、送
受信装置2の通信インタフェース16により受け入れら
れる(ステップ701)。次いで、通信インタフェース
16は、受け入れた信号をディジタルデータに変換し、
これを、バス29を介して、記録部26に与える。記録
部26に与えられたデータの組は、データ圧縮部54′
を介してメモリ56に一時的に記憶される(ステップ7
02)。
【0054】このようにして、記録部26のメモリに一
時的に記憶されたデータに基づく音声を再生する場合に
つき、以下に説明する。操作者により録再設定スイッチ
33′および再生音声メッセージ設定スイッチ34′が
操作され、所定のメッセージを再生すべき旨の選択がな
されると、速度モード検出部36′は、メモリ56′に
一時的に記憶されたデータの組を読みだし、当該データ
の組のヘッダ部に含まれる速度モードを検出する(ステ
ップ703)。次いで、操作者による速度モード設定ス
イッチ31′の操作に基づき、速度モード検出部36′
は、操作者による指定された第2の速度モードを検出
し、検出された第2の速度モードが、送信側において与
えられた音声の速度、すなわち、もとの速度で再生する
ことを示すか否かを判断する(ステップ704)。
【0055】以下、ステップ704においてイエス(Y
es)と判断された場合をまず説明する。ステップ70
4が終了すると、メモリ56′に記憶された所定のデー
タの組が読み出され、データ伸長部55を経ることによ
り、通信インタフェース16において得られたデータの
組と同一のデータの組が復元される。このデータの組に
基づき、元の速度の音声に対応する音声データが、以下
の処理により得られる(ステップ705およびステップ
706)。
【0056】より詳細には、復元されたデータの組中の
ヘッダ部に含まれる第1の速度モードデータは、速度モ
ード検出/設定部25の速度モード検出部36′に与え
られる。速度モード検出部36′は、送信側の送受信装
置1の速度モード設定部35′において設定された第1
の速度モードを検出する。次いで、速度モード検出部3
6′は、第1の速度モードに基づき、元の速度にて音声
を再生するための第3の速度モードを算出する。すなわ
ち、第1の速度モードが「2倍速モード」である場合に
は、「1/2倍速モード」を第3の速度モードとして得
る。また、第1の速度モードが、「3/2倍速モード」
である場合には、「2/3倍速モード」を第3の速度モ
ードとして得る。このように得られた第3の速度モード
は、速度変換部15に与えられる。
【0057】また、復元されたデータ中の実データを構
成する音声データは、速度変換部15の音声ピッチ検出
部57′に与えられる。
【0058】音声ピッチ検出部57′は、音声データに
基づく波形のピッチを検出し、得られたピッチに対応す
るピッチデータを音声データ加工部58′に与える。こ
こに、図8は、本実施例の受信側の送受信装置に設けら
れた音声データ加工部の動作を説明するための図であ
る。図8において、与えられた音声データ108は、図
3において得られた波形V1、V3、V5およびV7に
対応するデータにより構成されている。ステップ704
において、元の速度で音声を再生すべき旨の判別がなさ
れているため、送信側の送受信装置のマイクにより収集
された音声の速度とほぼ同一の速度で音声を再生するた
めの処理が、以下のとおり実行される。
【0059】音声データ加工部58′は、音声ピッチ検
出部57′により検出されたピッチに対応するピッチデ
ータおよび速度モード検出部36′により与えられた速
度モードにしたがって、音声データ108のうち、所定
の範囲のデータを繰り返すことにより、新たな音声デー
タを生成する。図8において、音声データ108に基づ
く波形のピッチP1中には、波形V1が含まれ、同様
に、このピッチP1と等しい周期中には、それぞれ、波
形V3、V5、V7が含まれている。前述したように、
送信側の送受信装置1の速度モード設定部35′によ
り、2倍速であることを示す第1の速度モードが設定さ
れ、これを示すデータが、送信データのヘッダ部に含ま
れている。したがって、この例においては、音声データ
加工部58′は、第1の速度モードなどの基づき得られ
た第3の速度モードにしたがって、隣接する二つの波形
の間に、時間的に前方に存在する波形と同一の波形を挿
入する。このようにして、二つの波形V1、二つの波形
V3、二つの波形V5および二つの波形V5からなる新
たな音声データ109を生成する。このように、あるピ
ッチ幅の隣接する波形の間に、所定の波形を挿入するこ
とにより、周期波形のピッチを変更することなく、送信
側の送受信装置1のマイク4に、操作者により与えられ
た音声と略同様な音声に対応する新たな音声データを得
ることが可能となる。
【0060】たとえば、図6(b)に示すように、第1
のヘッダ部606、第1の音声データ607、第2のヘ
ッダ部608および第2の音声データ609からなるデ
ータの組が、記録部26のメモリ56′に一時的に記憶
されている場合に、速度モード検出部36′により、デ
ータの組中の第1のヘッダ部606および第2のヘッダ
部608が取り出され、これらに含まれる第1の速度モ
ードデータが、それぞれ検出される。次いで、第1のヘ
ッダ部606に含まれる第1の速度モードにしたがっ
て、第3の速度モードデータが算出され、算出された第
3の速度モードデータにしたがって、第1の音声データ
607に基づき、元の速度の音声に対応する第1の新た
な音声データ611が得られ、その一方、第2のヘッダ
部608に含まれる第1の速度モードにしたがって第3
の速度モードデータが算出され、算出された第3の速度
モードデータにしたがって、第2の音声データ609に
基づき、元の速度の音声に対応する第2の新たな音声デ
ータ612が得られる。
【0061】このように新たな音声データを得る際に、
音声データ加工部58′は、それぞれの音声データの先
頭に、再生されるメッセージの番号を示すコメントに対
応するコメントデータ613、614を付加しても良
い。たとえば、コメントデータ613は、「メッセージ
1を再生します」という音声に対応し、コメントデータ
614は、「メッセージ2を再生します」という音声に
対応する。
【0062】また、本実施例において、受信側の送受信
装置2の無音区間検出部59′および無音区間削除部6
0′は作動しない。これは、送信側の送受信装置1のこ
れら対応する構成部分において、無音区間に含まれる音
声データが既に削除されているからである。ただし、通
信回線の不具合により一時的に二つの送受信装置間の間
の通信回線が閉ざされ、その結果、送信側の送受信装置
から与えられた送信データに含まれる実データ中に、無
音区間に該当するようなデータが含まれる場合などに
は、無音区間検出部59′および無音区間削除部60′
を作動させてもよい。受信側の送受信装置2の無音区間
検出部59′および無音区間削除部60′も、送信側の
送受信装置1の対応する構成部分と同様に作動する。す
なわち、無音区間検出部59′は、音声データのレベル
が、所定のしきい値よりも小さな部分を見つけだし、こ
の部分に対応する区間を無音区間と判断する。さらに、
無音区間削除部60′により、無音区間に含まれるデー
タの全て或いは一部が音声データから削除される。
【0063】このように、音声データ加工部58′、お
よび、場合によっては無音区間削除部60′により新た
に得られた音声データは、バス29を介して、アナログ
変換部28に与えられる。アナログ変換部28におい
て、音声データは、DAC61′によりアナログの音声
信号に変換され、さらに、BPF62′および増幅器6
3′を経て、スピーカ17に与えられる。これにより、
所望の音声がスピーカ17から発せられる(ステップ7
07)。
【0064】なお、前述した例においては、送信側の送
受信装置1において、第1の速度モードが「2倍速」を
示すもの、すなわち「2倍速モード」に設定され、これ
に対して、受信側の送受信装置2において、元の速度
で、音声を再生するように、処理を実行している。本実
施例は、上述したように、元の速度で音声を再生するの
みならず、任意の速度で音声を再生することができる。
これにつき、以下に説明する。たとえば、前述したよう
に、送信側の送受信装置1のマイク4に与えられた音声
と略同様な音声、すなわち元の音声が、受信側の送受信
装置2のスピーカ17から出力されたときに、受信側の
操作者が、当該音声の再生速度が速すぎて聞き取りづら
いと感じた場合を考える。
【0065】このときには、たとえば、操作者は速度モ
ード設定スイッチ31′を操作して、元の音声の2/3
の速度で、音声を再生すべき旨の指示を、送受信装置2
に与える。
【0066】このような指示が与えられると、図7のス
テップ704においてノー(No)と判断され、操作者
の操作により与えられた第2の速度モードにしたがっ
て、所定の速度の音声に対応する音声データが新たに生
成される(ステップ708およびステップ709)。
【0067】より詳細には、速度モード設定部35′
は、速度モード設定スイッチ31′からの信号を受け入
れ、得られて第2の速度モードおよびメモリ56′から
読み出されたデータの組中のヘッダ部に含まれる第1の
速度モードに基づき、第3の速度モードを算出し、これ
を示す第3の速度モードデータを音声データ加工部5
8′に出力する。音声データ加工部58′は、先に述べ
た例と同様に音声ピッチ検出部57により与えられたピ
ッチデータにしたがって、音声データに基づく波形のう
ち、所定のピッチ幅の波形を、指定回数繰り返すことに
より新たな音声データを生成する。図5に示す音声デー
タ108およびピッチP1を示すピッチデータが、音声
データ加工部58に与えられているときには、隣接する
二つの波形、たとえば、V1とV2との間に、時間的に
前方に存在する波形と同一の波形を二つ挿入する。この
ようにして、三つの波形V1、三つの波形V3、三つの
波形V5および三つの波形V7からなる新たな音声デー
タが生成される。
【0068】このように得られた音声データに基づく音
声は、先に述べた例において再生される音声よりも、再
生速度が2/3になっていることは明らかであろう。
【0069】その一方、操作者が、元の音声よりも速い
速度で音声を再生したいと欲する場合を考える。このと
きには、たとえば、操作者は速度モード設定スイッチ3
1’を操作して、元の音声の2倍の速度で、音声を再生
すべき旨の指示を、送受信装置2に与えることができ
る。
【0070】この場合にも、速度モード設定部35′
は、速度モード設定スイッチ31′からの、第2の速度
モードを示す信号を受け入れ、第1の速度モードおよび
第2の速度モードに基づき、第3の速度モードを算出
し、これを示す第3の速度モードデータを音声データ加
工部58′に出力する。たとえば、第1の速度モード
が、「2倍速モード」であり、その一方、第2の速度モ
ードが、「1/2倍速モード」であった場合には、第3
の速度モードは、「1/4倍速モード」となる。
【0071】音声データ加工部58′は、先に述べた例
と同様に音声ピッチ検出部57により与えられたピッチ
データにしたがって、音声データに基づく波形のうち、
所定のピッチ幅の波形を省略することにより、新たな音
声データを生成する。図5に示す音声データ108およ
びピッチP1を示すピッチデータが、音声データ加工部
58に与えられているときには、音声データ108と同
一のデータを新たな音声データとすれば良いことが明ら
かであろう。
【0072】本実施例によれば、送信側の送受信装置1
の音声信号処理装置5、より詳細には、速度変換部21
により、速度モード検出/設定部19により設定された
第1の速度モードにしたがって、マイク4により収集さ
れた音声に対応するディジタルデータから、所定の周期
の波形が削除された新たな音声データが得られ、この音
声データに基づく信号が、受信側の送受信装置2に与え
られる。したがって、送受信装置1、2間の通信量を減
少させることが可能となり、より高速に、情報を受信側
の送受信装置に伝達することが可能となる。
【0073】また、本実施例によれば、たとえば、MP
EGなど、ディジタル符号化を用いることなく、音声デ
ータを圧縮することができるため、現在使用されている
通信回線を用いて、データ量の減じられた情報を相手側
の送受信装置に伝達することが可能となる。
【0074】さらに、本実施例によれば、受信側の送受
信装置2の音声信号処理装置5、より詳細には、速度変
換部27により、受け入れた情報に含まれる第1の速度
データと、速度モード検出/設定部25により設定され
た第2の速度モードとに基づき、受け入れた音声データ
に所定の周期の波形を挿入し、或いは、音声データから
所定の周期の波形を削除し、新たな音声データが得ら
れ、この音声データに対応する音声が再生されるため、
受信側の操作者は、所望の速度で、受け入れた音声を聴
取することが可能となる。
【0075】次に、本発明の第2の実施例にかかる音声
通信システムにつき説明を加える。この第2実施例にお
いて、音声通信システムの送受信装置1、2の構成は、
第1実施例のものと同様である。しかしながら、第2実
施例にかかる音声通信システムは、以下の点で相違す
る。すなわち、 (1)第1実施例においては、送信側の送受信装置にお
いて、所定の速度、たとえば、「2倍速」に対応する速
度モードにしたがって、新たな音声データが生成され、
このデータに対応する信号が、受信側の送受信装置に伝
達されている。これに対して、第2実施例においては、
送信側の送受信装置において、たとえば「2倍速」に対
応する速度モードを選択するか、或いは、通常の速度、
すなわち、当該送受信装置の操作者が話した音声の速度
と同一の速度を示す速度モードを選択するかが可能とな
り、選択された速度モードにしたがって新たに生成され
た音声データに対応する信号が、受信側の送受信装置に
伝達される。
【0076】(2)第1実施例においては、受信側の送
受信装置が、受信した音声メッセージの再生速度を任意
に設定できるように構成されていたが、第2実施例にお
いては、受信した音声メッセージを元の速度で再生する
か、或いは、受信した信号をそのまま再生するかの何れ
かが選択されるように構成されている。
【0077】まず、送信側の送受信装置1の動作につき
説明を加える。ここに、図9は、この送受信装置1の動
作を示すフローチャートである。図9に示すように、送
信側の送受信装置1の操作者は、速度モード設定スイッ
チ31を操作することにより、後に入力する音声メッセ
ージに基づき元の速度を示す第1の速度モード、すなわ
ち、「1倍速モード」の音声信号を生成し、これを送信
すべきか、或いは、他の所定の第1の速度モードの音声
信号を生成し、これを送信すべきかを選択する(ステッ
プ901)。操作者により与えられた指令が、「1倍速
モード」以外の他の速度モードを示す場合(ステップ9
01でイエス(Yes))には、次いで、操作者により
与えられた第1の速度モードに対応する速度モード設定
信号が、速度モード検出/設定部19の速度モード設定
部35に与えられる(ステップ902)。
【0078】次いで、送受信装置1の使用者は、マイク
4を使用して、所望の音声メッセージを与える(ステッ
プ903)。この音声メッセージは、マイク4により収
集され、音声信号がディジタル変換部18に与えられ
る。ディジタル変換部18は、与えられた音声信号をア
ナログ−ディジタル変換し、得られたディジタル音声デ
ータは、バス23を介して、記録部20に与えられ、記
録部20のメモリ56に一時的に記憶される。
【0079】次いで、メモリ56に一時的に記憶された
音声データは読み出されて、データ伸長部55を介して
速度変換部21に与えられる。速度変換部21は、第1
の速度モードにしたがって、与えられた音声データか
ら、新たな音声データを生成する(ステップ904)。
このステップ904における処理は、第1実施例のステ
ップ303と同様である。
【0080】次いで、音声データ加工部58は、速度モ
ード設定部により設定された第1の速度モードに対応す
る速度モードデータを含むヘッダ部と、新たな音声デー
タとから構成されるデータの組を生成する(ステップ9
05)。このようにして、音声データ加工部58によ
り、所定の周期分の波形に対応するデータが削除され、
かつ、無音区間削除部60により無音区間に含まれるデ
ータが削除された、新たな音声データ、および、ヘッダ
部から構成されるデータの組が、再度、音声圧縮部54
を介して、メモリ56に一時的に記憶される(ステップ
906)。
【0081】次いで、メモリ56に一時的に記憶された
データの組は、通信インタフェース6に与えられる。通
信インタフェース6は、このデータの組を、通信回線を
用いて送信可能なアナログ信号に変換し、得られた信号
を、情報の受信側である送受信装置2の通信インタフェ
ース16に伝達する(ステップ907)。
【0082】その一方、ステップ901においてノー
(No)と判断された場合には、マイク4を使用して使
用者により音声メッセージが与えられ(ステップ90
8)、この音声メッセージが、ディジタル変換部18に
よりディジタル音声データに変換される。ディジタル変
換部18により得られたディジタル音声データは、記録
部20のメモリ56に一時的に記憶される。
【0083】次いで、元の速度を示す第1の速度モー
ド、すなわち、「1倍速モード」に対応する速度モード
データを含むヘッダ部が生成され、メモリ56から読み
出された音声データと、ヘッダ部とから構成されるデー
タの組が生成される(ステップ909)。このようにし
てデータの組が生成されると、ステップ906に進み、
所定の送信用の信号が通信インタフェース6により生成
され、この信号が、受信側の送受信装置2の通信インタ
フェース16に伝達される。
【0084】次に、この第2実施例にかかる受信側の送
受信装置2の動作につき説明を加える。ここに、図10
は、このような送受信装置2の動作を示すフローチャー
トである。図10に示すように、送信側の送受信装置1
の通信インタフェース6により与えられた信号は、送受
信装置2の通信インタフェース16により受け入れられ
る(ステップ1001)。通信インタフェース16は、
受け入れた信号をディジタルデータに変換し、これを、
バス29を介して記録部26に与える。記録部26のメ
モリ56′は、与えられたデータを一時的に記憶する
(ステップ1002)。
【0085】操作者により、録再設定スイッチ33′お
よび再生音声メッセージ設定スイッチ34′が操作さ
れ、所定のメッセージを再生すべき旨の選択がなされる
と、速度モード検出部36′は、メモリ56′に一時的
に記憶されたデータの組を読みだし、当該データの組の
ヘッダ部に含まれる第1の速度モードを検出する(ステ
ップ1003)。
【0086】次いで、操作者による速度モード設定スイ
ッチ31′の操作に基づき、速度モード検出部36′
は、操作者により指定された第2の速度モードを検出
し、検出された第2の速度モードが、元の速度にて音声
を再生すべきものであるか否かを判断する(ステップ1
004)。このステップ1004においてイエス(Ye
s)と判断された場合には、第1実施例のステップ70
5およびステップ706と同様な処理が実行され(ステ
ップ1005、1006)、これにより元の速度の音声
データを得ることが可能となる。このように得られた音
声データは、アナログ変換部28に与えられ、DAC6
1′、BPF62′および増幅器63′を経て、スピー
カ7に与えられる。これにより、元の速度の音声が、ス
ピーカ17から発せられる(ステップ1007)。
【0087】その一方、ステップ1004においてノー
(No)と判断された場合には、復元されたデータの組
中の音声データが、そのまま、アナログ変換部28に与
えられ、 DAC61′、BPF62′および増幅器6
3′を経て、スピーカ7に与えられる(ステップ100
7)。
【0088】本実施例によれば、送信側の送受信装置1
の音声信号処理装置5、より詳細には、速度モード検出
/設定部19により、「1倍速モード」或いは所定の倍
速を示す第1の速度モードが設定され、この第1の速度
モードにしたがって、速度変換部21により、新たなデ
ータが得られる。したがって、送信すべき相手側の送受
信装置が、速度モードの検出が不可能な通常の電話機な
どであった場合にも、第1の速度モードを「1倍速モー
ド」に設定することにより、送受信装置1から、受信側
の送受信装置が受け入れ可能な信号を送信することが可
能となる。
【0089】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることは言うまでもない。
【0090】たとえば、前記実施例においては、送受信
装置1の速度変換部21が、音声データの波形に基づ
き、そのピッチを検出し、ピッチ幅の周期波形を挿入
し、或いは、これを削除することにより新たな音声デー
タを得ているが、これに限定されるものではなく、たと
えば、その端部の周期波形が相互に重なり合うような隣
接する複数の周期波形からなる組を得て、これに窓関数
を与えて新たな複数の周期波形からなる組を算出し、こ
れらの組を加算することにより新たな音声データを得る
ように構成してもよい。また、音声データ中の母音に対
応する部分については、周期波形の挿入或いは削除を行
わず、子音に対応する部分の周期波形のみを挿入或いは
削除して、新たな音声データを得るように構成してもよ
い。
【0091】さらに、送受信装置1、2に、受信側の送
受信装置が速度モードを検出し、これに基づき音声を変
換することが可能か否かを判断する判断手段を設け、受
信側の送受信装置が、速度モードを検出可能である場合
にのみ、設定された、「1倍速モード」以外の速度モー
ドに基づき得られた信号を送信するように構成してもよ
い。
【0092】また、本実施例においては、アナログの通
信回線を介して、送受信装置間で信号の送受信がなされ
ているが、これに限定されるものではなく、ディジタル
の通信回線を介しても良いことは明らかである。この場
合には、送受信装置の通信インタフェースが、得られた
音声データに基づき、当該通信回線に送信するためのフ
ォーマットに合致するデータを作成し、これを、通信回
線を介して、相手側の送受信装置に送信すれば良い。
【0093】さらに、本明細書において、手段とは、必
ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機
能が、ソフトウエアによって実現される場合も包含す
る。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段によ
り実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手
段により実現されてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明よれば、電話機、セルラー、通信
機能付きのパーソナルコンピュータなど、アナログ通信
回線を使用する音声通信機器間で情報を送受信する際の
通信回線上の通信量を減少させる音声情報通信システム
を提供することが可能となる。
【0095】また、本発明によれば、受け入れた情報を
所望の速度で再生することが可能な音声通信機器を備え
た音声情報通信システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる音声通信システムの
構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施例の送受信装置を詳細に示す
ブロックダイヤグラムである。
【図3】 図3は本実施例にかかる送信側の送受信装置
1の動作を示すフローチャートである。
【図4】 図4は、本実施例にかかる送信側の送受信装
置に設けられた音声データ加工部の動作を説明するため
の図である。
【図5】 図5は、本実施例にかかる無音区間検出部お
よび無音区間削除部の動作を説明するための図である。
【図6】 図6は、本実施例における送信のための音声
データの生成および再生すべき音声データの生成を説明
するための図である。
【図7】 図7は、本実施例にかかる受信側の送受信装
置2の動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8は、本実施例の受信側の送受信装置に設
けられた音声データ加工部の動作を説明するための図で
ある。
【図9】 図9は、本発明の第2実施例にかかる送信側
の送受信装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 図10は、本発明の第2実施例にかかる受
信側の送受信装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 送受信装置 3 通信回線 4、14 マイク 5、15 音声信号処理装置 6、16 通信インタフェ−ス 7、17 スピ−カ 18、24 デジタル変換部 19、25 速度モード検出/設定部 20、26 記録部 21、27 速度変換部 22、28 アナログ変換部 23、29 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 禰寝 義人 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して、音声メッセ−ジに基
    づく信号を一方の送受信装置から他方の送受信装置に伝
    達するように構成された音声通信システムであって、 前記一方の送受信装置が、送信すべき音声のピッチを維
    持したまま、再生時にその再生速度が大きくなるように
    前記音声メッセージを圧縮する度合に関する情報を生成
    する手段と、前記音声メッセージ中の周期波形を検出す
    る周期波形検出手段と、前記音声メッセージから、前記
    圧縮する度合に関する情報に基づき、前記周期波形検出
    手段により検出された周期波形を間引いて、圧縮された
    音声メッセージを生成する音声メッセージ圧縮手段とを
    備え、前記圧縮する度合に関する情報および前記圧縮さ
    れたメッセージを、通信回線を介して前記他方の送受信
    装置に送信するように構成され、 前記他方の送受信装置が、前記一方の送受信装置から与
    えられた圧縮された音声メッセージ中の周期波形を検出
    する周期波形検出手段と、前記一方の送受信装置から与
    えられた圧縮する度合に関する情報に基づき、前記圧縮
    された音声メッセージに、前記周期波形検出手段により
    検出された周期波形を挿入して、新たな音声メッセージ
    を生成する音声メッセージ生成手段を備え、前記新たな
    音声メッセージを再生するように構成されたことを特徴
    とする音声通信システム。
  2. 【請求項2】 前記音声メッセージ圧縮手段が、さら
    に、前記音声メッセージ中の音声エネルギーが所定の値
    以下の領域を無音区間に含まれると判断し、前記領域の
    少なくとも一部を、前記音声メッセージから削除する無
    音区間削除手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の音声通信システム。
  3. 【請求項3】 前記他方の送受信装置が、さらに、前記
    圧縮する度合に関する情報に基づき、もとの音声メッセ
    ージと同等の新たな音声メッセージを得るために、前記
    圧縮された音声メッセージを伸長する度合に関する情報
    を生成する伸長情報生成手段を備え、前記音声メッセー
    ジ生成手段が、前記伸長する度合に関する情報に基づ
    き、前記圧縮された音声メッセージに前記周期波形を挿
    入するように構成されたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の音声通信システム。
  4. 【請求項4】 前記他方の送受信装置が、さらに、所望
    の速度で音声メッセージを再生するための再生モードを
    設定する再生モード設定手段と、該再生モード設定手段
    により設定された再生モードと、前記圧縮する度合に関
    する情報とに基づき、前記圧縮された音声メッセージを
    圧縮或いは伸長する度合に関する情報を生成する圧縮/
    伸長情報生成手段を備え、前記音声メッセージ再生手段
    が、前記度合に関する情報に基づき、前記圧縮された音
    声メッセージに前記周期波形を挿入し、或いは、該音声
    メッセージから前記周期波形を間引くように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の音声通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記一方の送受信装置が、前記圧縮する
    度合に関する情報を設定する圧縮情報設定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載
    の音声通信システム。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して、音声メッセ−ジに基
    づく信号を一方の送受信装置から他方の送受信装置に伝
    達する音声通信方法であって、 前記一方の送受信装置において、送信すべき音声のピッ
    チを維持したまま、再生時にその再生速度が大きくなる
    ように前記音声メッセージを圧縮する度合に関する情報
    を生成し、前記音声メッセージ中の周期波形を検出し、
    前記音声メッセージから、前記圧縮する度合に関する情
    報に基づき、前記周期波形を間引いて、圧縮された音声
    メッセージを生成し、前記圧縮する度合に関する情報お
    よび前記圧縮されたメッセージを、通信回線を介して前
    記他方の送受信装置に送信するように構成され、 前記他方の送受信装置において、前記一方の送受信装置
    から与えられた圧縮された音声メッセージ中の周期波形
    を検出し、前記一方の送受信装置から与えられた圧縮す
    る度合に関する情報に基づき、前記圧縮された音声メッ
    セージに、前記周期波形検出手段により検出された周期
    波形を挿入して、新たな音声メッセージを生成し、前記
    新たな音声メッセージを再生するように構成されたこと
    を特徴とする音声通信方法。
  7. 【請求項7】 前記一方の送受信装置において、さら
    に、前記音声メッセージ中の音声エネルギーが所定の値
    以下の領域を無音区間に含まれると判断し、前記領域の
    少なくとも一部を、前記音声メッセージから削除するよ
    うに構成された事を特徴とする請求項6に記載の音声通
    信方法。
  8. 【請求項8】 前記他方の送受信装置において、さら
    に、前記圧縮する度合に関する情報に基づき、もとの音
    声メッセージと同等の新たな音声メッセージを得るため
    に、前記圧縮された音声メッセージを伸長する度合に関
    する情報を生成し、前記伸長する度合に関する情報に基
    づき、前記圧縮された音声メッセージに前記周期波形を
    挿入するように構成されたことを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載の音声通信方法。
  9. 【請求項9】 前記他方の送受信装置において、さら
    に、所望の速度で音声メッセージを再生するための再生
    モードを設定し、当該再生モードと、前記圧縮する度合
    に関する情報とに基づき、前記圧縮された音声メッセー
    ジを圧縮或いは伸長する度合に関する情報を生成し、前
    記度合に関する情報に基づき、前記圧縮された音声メッ
    セージに前記周期波形を挿入し、或いは、該音声メッセ
    ージから前記周期波形を間引くように構成されたことを
    特徴とする請求項6または7に記載の音声通信方法。
  10. 【請求項10】 通信回線を介して、音声メッセ−ジに
    基づく信号を他の送受信装置に送信するとともに、他の
    送受信装置からの信号を受信し、当該音声メッセージに
    基づく音声を再生するように構成された送受信装置であ
    って、 送信すべき音声のピッチを維持したまま、再生時にその
    再生速度が大きくなるように前記音声メッセージを圧縮
    する度合に関する情報を生成する手段と、前記音声メッ
    セージ中の周期波形を検出する周期波形検出手段と、前
    記音声メッセージから、前記圧縮する度合に関する情報
    に基づき、前記周期波形検出手段により検出された周期
    波形を間引いて、圧縮された音声メッセージを生成する
    音声メッセージ圧縮手段とを備え、前記圧縮する度合に
    関する情報および前記圧縮されたメッセージを、通信回
    線を介して前記他方の送受信装置に送信するように構成
    されたことを特徴とする送受信装置。
  11. 【請求項11】 通信回線を介して、音声メッセ−ジに
    基づく信号を他の送受信装置に送信するとともに、他の
    送受信装置からの信号を受信し、当該音声メッセージに
    基づく音声を再生するように構成された送受信装置であ
    って、 通信回線を介して与えられた圧縮された音声メッセージ
    中の周期波形を検出する周期波形検出手段と、通信回線
    を介して与えられた圧縮する度合に関する情報に基づ
    き、前記圧縮された音声メッセージに、前記周期波形検
    出手段により検出された周期波形を挿入して、新たな音
    声メッセージを生成する音声メッセージ生成手段を備
    え、前記新たな音声メッセージを再生するように構成さ
    れたことを特徴とする送受信装置。
  12. 【請求項12】 さらに、音声メッセージの送信先であ
    る他の送受信装置が、前記圧縮する度合に関する情報に
    基づき、前記圧縮された音声メッセージから、新たな音
    声メッセージを生成可能であるか否かを判断する判断手
    段を備え、 前記判断手段による判断結果に基づき、圧縮された音声
    メッセージおよび元の音声メッセージのうちの何れか一
    方を、通信回線を介して、前記他の送受信装置に送信す
    るように構成されたことを特徴とする請求項10に記載
    の送受信装置。
JP7240056A 1995-09-07 1995-09-19 音声通信システム、音声通信方法および送受信装置 Pending JPH0983673A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001134300A (ja) * 1999-08-24 2001-05-18 Sony Corp 音声再生方法および音声再生装置
JP2009244912A (ja) * 2009-07-29 2009-10-22 Victor Co Of Japan Ltd 音声信号処理装置及び音声信号処理方法
JP2010191415A (ja) * 1999-08-24 2010-09-02 Sony Corp 音声再生方法および音声再生装置

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