JPH08211894A - 音声通信機および音声通信システム - Google Patents

音声通信機および音声通信システム

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JPH08211894A
JPH08211894A JP7017386A JP1738695A JPH08211894A JP H08211894 A JPH08211894 A JP H08211894A JP 7017386 A JP7017386 A JP 7017386A JP 1738695 A JP1738695 A JP 1738695A JP H08211894 A JPH08211894 A JP H08211894A
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JP
Japan
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voice
speed
communication device
reproduction
voice communication
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Application number
JP7017386A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
浩司 田中
Masayuki Iida
正幸 飯田
Masanori Miyatake
正典 宮武
Satoshi Okuzawa
聖史 奥沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、音声メッセージを回線を介して
受信して聞く場合に、回線使用料金の低廉化が図れる音
声通信機を提供することを目的とする。 【構成】 音声通信機において、音声メッセージを記憶
する記憶手段および上記記憶手段に記憶されている音声
メッセージを、上記記憶手段に記憶するのに要した時間
より短縮して他の音声通信機に伝送する伝送手段を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声通信機および音
声通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】外出中にかかってきた相手方のメッセー
ジを録音する機能を備えた電話機(留守番電話機とい
う)が知られている。このような留守番電話機において
は、外出中に電話をかけてきた相手方のメッセージを録
音することができる。録音されているメッセージを聞く
には、次のような方法がある。第1の方法は、帰宅した
後、留守番電話機を操作して録音されているメッセージ
を再生して聞く。第2の方法は、外出先の電話から留守
番電話機をリモート操作して、録音されているメッセー
ジを再生して聞く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の方法では、
電話回線を使用することなく録音メッセージを聞くこと
ができるので、通話料金はかからない。しかしながら、
上記第2の方法では、電話回線を使用して録音メッセー
ジを聞くため、回線使用時間に応じた通話料金が請求さ
れる。また、外出先から短時間に聴取しやすい速度で録
音メッセージを聞くことができなかった。
【0004】この発明は、音声メッセージを回線を介し
て受信して聞く場合に、回線使用料金の低廉化が図れる
とともに、外出先等から短時間に聴取しやすい速度で音
声メッセージを聞くことができる音声通信機または音声
通信システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の音
声通信機は、音声メッセージを記憶する記憶手段、およ
び上記記憶手段に記憶されている音声メッセージを、上
記記憶手段に記憶するのに要した時間より短縮して他の
音声通信機に伝送する伝送手段を備えていることを特徴
とする。
【0006】この発明による第2の音声通信機は、音声
メッセージを記憶するための記憶手段、記憶手段に記憶
された音声メッセージを再生する再生手段、他の音声通
信機から送られてきた制御信号に基づいて上記再生手段
を制御して、上記記憶手段に記憶された音声メッセージ
を高速再生する再生制御手段、高速再生によって得られ
た音声信号のうち、継続長が所定値以上の無音区間の音
声信号を削除するとともに、音声区間の音声信号に対し
て、上記再生手段の再生速度倍率をnとして1/n以上
の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す話速変換手段、お
よび上記話速変換手段によって得られた音声信号を上記
他の音声通信機に伝送する手段を備えていることを特徴
とする。
【0007】上記再生手段によって再生されている音声
メッセージの発声速度を検出する発声速度検出手段およ
び上記発声速度検出手段によって検出された発声速度に
応じて、上記再生手段の再生速度を制御する再生速度制
御手段を設けてもよい。この場合、上記再生速度制御手
段は、上記発声速度検出手段によって検出された発声速
度が速い程、再生速度が遅くなるように上記再生手段を
制御する。
【0008】圧縮率をαとし上記再生手段の再生速度倍
率をnとすると、圧縮率は、たとえば、1/n≦α≦1
の範囲内で設定される。
【0009】この発明による第1の音声通信システム
は、音声メッセージの伝送を行う第1の音声通信機と第
2の音声通信機とを備え、第1の音声通信機は、音声メ
ッセージを記憶する記憶手段、および上記記憶手段に記
憶されている音声メッセージを、上記記憶手段に記憶す
るのに要した時間より短縮して上記第2の音声通信機に
伝送する伝送手段を備えており、上記第2の音声通信機
は、上記第1の音声通信機から伝送される音声メッセー
ジを出力する出力手段を備えていることを特徴とする。
【0010】この発明による第2の音声通信システム
は、第1の音声通信機と第2の音声通信機とを備え、第
1の音声通信機は、音声メッセージを記憶するための記
憶手段、上記記憶手段に記憶された音声メッセージを再
生する再生手段、上記第2の音声通信機から送られてき
た制御信号に基づいて上記再生装置を制御して、上記記
憶手段に記憶された音声メッセージを高速再生する再生
制御手段、および高速再生によって得られた音声信号を
上記第2の音声通信機に伝送する手段を備えており、上
記第2の音声通信機は、上記第1の音声通信機から送ら
れたきた音声信号のうち、継続長が所定値以上の無音区
間の音声信号を削除するとともに音声区間の音声信号に
対して、上記再生手段の再生速度倍率をnとして1/n
以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す話速変換手
段、および上記話速変換手段によって得られた音声信号
を出力する出力手段を備えていることを特徴とする。
【0011】この発明による第2の音声通信システムに
おける上記第2の音声通信機としては、たとえば、上記
再生手段によって再生されている音声メッセージの発声
速度を検出する発声速度検出手段、および上記発声速度
検出手段によって検出された発声速度に応じた再生速度
制御信号を上記第1の音声通信機に伝送する手段を備え
たものが用いられる。この場合には、上記第1の音声通
信機としては、たとえば、上記第2の音声通信機から送
られてきた再生速度制御信号に基づいて、上記再生手段
の再生速度を制御する再生速度制御手段を備えているも
のが用いられる。上記の再生速度制御信号は、上記発声
速度検出手段によって検出された発声速度が速い程、再
生速度を遅くする信号である。
【0012】圧縮率をαとし上記再生手段の再生速度倍
率をnとすると、圧縮率は、たとえば、1/n≦α≦1
の範囲内で設定される。
【0013】この発明による第3の音声通信システム
は、第1の音声通信機と第2の音声通信機とを備え、第
1の音声通信機は、音声メッセージを記憶するための記
憶手段、上記記憶手段に記憶された音声メッセージを再
生する再生手段、上記第2の音声通信機から送られてき
た制御信号に基づいて上記再生装置を制御して、上記記
憶手段に記憶された音声メッセージを高速再生する再生
制御手段、上記再生手段によって再生された音声信号の
音程を元に戻す音程変換手段、および上記音程変換手段
によって得られた音声信号を上記第2の音声通信機に伝
送する伝送手段を備えており、上記第2の音声通信機
は、上記第1の音声通信機から送られたきた音声信号の
うち、継続長が所定値以上の無音区間の音声信号を削除
するとともに音声区間の音声信号に対して、1以上の圧
縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す話速変換手段、および
上記話速変換手段によって得られた音声信号を出力する
出力手段を備えていることを特徴とする。
【0014】この発明による第3の音声通信システムに
おける上記第2の音声通信機としては、たとえば、上記
再生手段によって再生されている音声メッセージの発声
速度を検出する発声速度検出手段、および上記発声速度
検出手段によって検出された発声速度に応じた再生速度
制御信号を上記第1の音声通信機に伝送する手段を備え
ているものが用いられる。この場合、上記第1の音声通
信機としては、たとえば、上記第2の音声通信機から送
られてきた再生速度制御信号に基づいて、上記再生手段
の再生速度を制御する再生速度制御手段を備えているも
のが用いられる。上記の再生速度制御信号は、上記発声
速度検出手段によって検出された発声速度が速い程、再
生速度を遅くする信号である。
【0015】
【作用】この発明による第1の音声通信機では、記憶手
段に記録されている音声メッセージは、それが記憶手段
に記憶されるのに要した時間より短縮されて他の音声通
信機に伝送される。
【0016】この発明による第2の音声通信機では、他
の音声通信機から送られてきた制御信号に基づいて再生
手段が制御され、記憶手段に記憶された音声メッセージ
が高速再生される。高速再生によって得られた音声信号
のうち、継続長が所定値以上の無音区間の音声信号が削
除されるとともに、音声区間の音声信号に対して、再生
手段の再生速度倍率をnとして1/n以上の圧縮率で時
間軸圧縮伸長処理が施される。そして、得られた音声信
号が他の音声通信機に伝送される。
【0017】この発明による第1の音声通信システム
は、音声メッセージの伝送を行う第1の音声通信機と第
2の音声通信機とを備えている。第1の音声通信機で
は、記憶手段に記録されている音声メッセージは、それ
が記憶手段に記憶するのに要した時間より短縮されて第
2の音声通信機に伝送される。第2の音声通信機では、
第1の音声通信機から伝送されてきた音声メッセージが
出力される。
【0018】この発明による第2の音声通信システム
は、第1の音声通信機と第2の音声通信機とを備えてい
る。第1の音声通信機では、第2の音声通信機から送ら
れてきた制御信号に基づいて再生装置が制御され、記憶
手段に記憶された音声メッセージが高速再生される。そ
して、高速再生によって得られた音声信号は、第2の音
声通信機に伝送される。第2の音声通信機では、第1の
音声通信機から送られたきた音声信号のうち、継続長が
所定値以上の無音区間の音声信号が削除されるとともに
音声区間の音声信号に対して、再生手段の再生速度倍率
をnとして1/n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理が
施される。そして、得られた音声信号が出力される。
【0019】この発明による第3の音声通信システム
は、第1の音声通信機と第2の音声通信機とを備えてい
る。第1の音声通信機では、第2の音声通信機から送ら
れてきた制御信号に基づいて再生装置が制御され、記憶
手段に記憶されている音声メッセージが高速再生され
る。再生手段によって再生された音声信号の音程が元に
戻される。そして、得られた音声信号をが第2の音声通
信機に伝送される。第2の音声通信機では、第1の音声
通信機から送られたきた音声信号のうち、継続長が所定
値以上の無音区間の音声信号が削除されるとともに音声
区間の音声信号に対して、1以上の圧縮率で時間軸圧縮
伸長処理が施される。そして、得られた音声信号が出力
される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明を電話機ま
たは電話システムに適用した場合の実施例について説明
する。
【0021】(1)第1実施例の説明 図1は、この発明の第1実施例を示している。図1は、
外出電話機2から自宅の電話機1をリモート操作して、
自宅の電話機1の録音メッセージを聞く場合の実施例を
示している。
【0022】自宅の電話機1は、外出中にかかってきた
相手方のメッセージ等の音声メッセージを録音する機能
を備えている。この電話機1は、音声メッセージを録音
するための録音テープ、ICメモリ等の記憶手段から音
声信号を読み出す再生装置11を備えている。再生装置
11は、外出電話機2の指令により、標準速度再生また
は標準再生速度のN倍(Nは、1以上の値)の高速再生
を行う。
【0023】また、電話機1は、再生装置11によって
高速再生が行われた場合に、話速変換を行う話速変換装
置12を備えている。話速変換装置12は、高速再生に
よって得られた音声信号のうち、継続長が所定値以上の
無音区間の音声信号を削除するとともに音声区間の音声
信号および継続長が所定値より小さい無音区間の音声信
号に対して、再生装置11の再生速度倍率をnとして1
/n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す。
【0024】図2は、話速変換装置12の詳細を示して
いる。
【0025】話速変換装置12は、音声信号入力部3
1、区間判別部32、信号処理部33、音声メモリ34
および音声信号出力部36を備えている。信号処理部3
3は、時間軸圧縮伸長部37、削除部38等を備えてい
る。
【0026】音声信号入力部31は、たとえば、増幅
部、A/D変換部、フレームメモリ等を備えている。音
声信号入力部31に入力された信号は、増幅された後、
ディジタル信号に変換されて、フレームメモリに格納さ
れる。音声信号入力部31の出力は、区間判別部32と
信号処理部33とに送られる。この実施例では、話速変
換装置12にアナログ信号が入力される場合を示した
が、ICメモリ等から読み出されたディジタル信号を話
速変換装置12に入力するようにしてもよい。この場合
には、音声信号入力部31にA/D変換部を設ける必要
はない。
【0027】区間判別部32では、入力信号が音声区間
であるか無音区間であるかが判別される。区間判別部3
2においては、たとえば、音声信号入力部31のフレー
ムメモリに入力された所定数の入力信号のパワー平均値
が所定のしきい値以上にあるときに当該入力信号区間は
音声区間であると判別され、入力信号のパワー平均値が
所定のしきい値より小さいときには当該入力信号区間は
無音区間であると判別される。ここでは、人間の発声す
る音声以外の低レベルの定常雑音や背景雑音も無音区間
として取り扱われるように、しきい値が設定される。
【0028】信号処理部33では、音声信号入力部31
から送られてくる入力信号に対して、区間判別部32の
判別結果に応じた処理が行なわれる。つまり、継続長が
所定値以上の無音区間の入力信号は、削除部38によっ
て削除される。また、音声区間の入力信号および継続長
が所定値より小さい無音区間の入力信号に対しては、時
間軸圧縮伸長処理部37によって、再生装置11の再生
速度倍率をnとして1/n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸
長処理が施される。この圧縮率は、外出先電話2によっ
て設定される。
【0029】信号処理部33の出力は、音声メモリ34
に一旦蓄積された後、音声信号出力部36に送られて出
力される。音声信号出力部36は、D/A変換部を備え
ている。音声メモリ34から音声信号出力部36に送ら
れてきたディジタル信号は、アナログ信号に変換されて
音声信号出力部36から出力される。この実施例では、
話速変換装置12から音声信号をアナログ信号として出
力する場合を示したが、話速変換装置12から音声信号
をデイジタル信号として出力するようにしてもよい。こ
の場合には、音声信号出力部36にD/A変換部を設け
る必要はない。
【0030】なお、話速変換装置12の入出力信号が共
にアナログ信号である場合には、音声信号出力部36内
のD/A変換部のサンプリング周波数は、標準サンプリ
ング周波数fSOに設定され、音声信号入力部31内のA
/D変換部のサンプリング周波数は、再生装置11の再
生速度倍率をnとすると、n・fSOに設定される。した
がって、高速再生時においても、出力音声の音程は元の
音程となる。
【0031】また、話速変換装置12の入出力信号が共
にディジタル信号である場合には、再生装置11の再生
速度倍率をnとすると、音声信号出力部36から出力さ
れるデータの出力速度に対して、音声信号入力部31に
入力されるデータの入力速度は、n倍となるように設定
される。したがって、高速再生時においても、出力音声
の音程は元の音程となる。
【0032】以上のような構成において、外出先電話機
2から自宅の電話機1内に保持されている音声メッセー
ジを聞く場合には、まず、外出先電話機2から自宅の電
話機1に電話をかけた後、必要な操作を行って電話機制
御信号を自宅の電話機1に送る。電話機制御信号には、
再生速度、再生速度に応じた圧縮率等のデータが含まれ
る。
【0033】電話機制御信号が自宅の電話機1に送られ
てくると、自宅の電話機1は、再生装置11を制御し
て、電話機制御信号に含まれる再生速度に応じた速度で
再生を開始する。標準速度再生時には、再生された音声
信号が電話回線を介して外出先電話機2に送られる。
【0034】高速再生時には、再生された音声信号は、
話速変換装置12に送られる。話速変換装置12では、
継続長が所定値以上の無音区間の音声信号が削除される
とともに音声区間の音声信号および継続長が所定値より
小さい無音区間の音声信号に対しては、電話機制御信号
に含まれる圧縮率で時間軸圧縮伸長処理が施される。こ
の実施例では、時間軸圧縮伸長処理に用いられる圧縮率
は電話機制御信号に含まれる圧縮率によって設定されて
いるが、話速変換装置12内に再生速度に対する圧縮率
のテーブルを予め記憶しておき、このテーブルから設定
再生速度に応じた圧縮率を選択するようにしてもよい。
【0035】再生速度が2倍速である場合には、圧縮率
αは、たとえば、1/2≦α≦1の範囲内で設定され
る。圧縮率αが1/2である場合には、標準再生速度の
2倍速で入力される音声データの2ピッチ周期が1ピッ
チ周期に間引かれる。そして、この圧縮された音声デー
タが標準再生速度で出力されるため、出力音声速度は標
準音声速度の2倍となり、音程は標準再生速度時の音程
となる。
【0036】圧縮率が1である場合には、標準再生速度
の2倍速で入力される音声データは、時間軸圧縮伸長は
行われずに、標準再生速度で出力されるため、出力音声
速度は標準音声速度となる。この場合も、音程は標準再
生速度時の音程となる。したがって、出力音声速度が標
準音声速度の1倍以上で2倍以下の範囲内で、圧縮率α
が設定される。
【0037】たとえば、圧縮率αが2/3に設定された
とすると、標準再生速度の2倍速で入力される音声デー
タの3ピッチ周期が2ピッチ周期に間引かれる。そし
て、この圧縮された音声データが標準再生速度で出力さ
れるため、出力音声速度は、標準音声速度の3/2倍と
なる。
【0038】なお、電話回線の使用料金を少なくするた
めには、再生装置11の再生速度倍率をnとすると、圧
縮率αを1/nにすることが好ましい。しかとながら、
圧縮率αの値を小さくするほど、つまり、圧縮の度合い
が大きいほど、出力音声速度が速くなるので聴き取りに
くくなる。したがって、再生速度倍率をnとすると、1
/n≦α≦1の範囲内で圧縮率αを設定することが好ま
しい。
【0039】話速変換装置12から出力される音声信号
は、電話回線を介して外出先電話機2に送られる。
【0040】外出先電話機2に音声信号が送られてくる
と、受話器によって音声信号が出力される。
【0041】(2)第2実施例の説明 図3は、この発明の第2実施例を示している。図3にお
いて、図1と同じものには、同じ符号を付してその説明
を省略する。
【0042】メッセージ記憶手段に記憶されている音声
メッセージの中には、ゆっくりとした口調で入力された
もの、早口の口調で入力されたものというように、発声
速度が異なる音声メッセージが記憶されることがある。
したがって、話速変換装置12の圧縮率αが同じであっ
ても、話速変換装置12によって得られた音声の発声速
度は、元の音声メッセージによって異なる。
【0043】第2実施例では、ゆっくりとした口調で入
力された音声メッセージに対しては再生装置11の再生
速度を自動的に速くし、早口の口調で入力された音声メ
ッセージに対しては再生装置11の再生速度を自動的に
遅くする機能が第1実施例の自宅の電話機1に付加され
ている。
【0044】自宅の電話機1は、再生されている音声メ
ッセージの発声速度を検出するための発声速度検出装置
13が設けられている。再生中においては、発声速度検
出装置13の検出信号に基づいて、再生装置11の再生
速度が自動的に調整される。この例では、発声速度検出
装置13は、話速変換装置12の出力信号に基づいて、
再生されている音声メッセージの発声速度を検出してい
る。
【0045】再生されている音声メッセージの発声速度
が遅い場合には、再生速度が速くされる。逆に、再生さ
れている音声メッセージの発声速度が速い場合には、再
生速度が遅くされる。
【0046】発声速度の検出方法としては、次のような
方法が用いられる。
【0047】(a)音声メモリ34(図2参照)内の未
読出データ蓄積量に基づいて、発声速度を検出する。未
読出データ蓄積量とは、音声メモリ34に格納されてい
る音声データであって、まだ読み出されていない音声デ
ータのデータ量をいう。未読出データ蓄積量が多いほど
発声速度が速いと判定される。
【0048】(b)音声メモリ34の未読出データ蓄積
量の時間的変化量に基づいて、発声速度を検出する。音
声メモリ34の未読出データ蓄積量の時間的変化量が大
きいほど発声速度が速いと判定される。
【0049】(c)単位時間当たりの音声区間と無音区
間との割合に基づいて、発声速度を検出する。単位時間
当たりの音声区間の総和(時間)が長いほど発声速度が
速いと判定される。
【0050】(d)単位時間当たりの母音の個数に基づ
いて、発声速度を検出する。単位時間当たりの母音の個
数が多いほど発声速度が速いと判定される。
【0051】(e)単位時間当たりの周波数成分の変化
量に基づいて、発声速度を検出する。単位時間当たりの
周波数成分の変化量が大きいほど発声速度が速いと判定
される。
【0052】上記実施例では、話速変換装置12の出力
に基づいて、再生されている音声メッセージの発声速度
を検出している。しかしながら、上記(c)、(d)、
(e)の発声速度検出方法を用いる場合には、話速変換
装置12の入力信号に基づいて、音声メッセージの発声
速度を検出することもできる。
【0053】(3)第3実施例の説明 図4は、この発明の第3実施例を示している。
【0054】自宅の電話機1は、外出中にかかってきた
相手方のメッセージ等の音声メッセージを録音する機能
を備えている。この電話機1は、音声メッセージを録音
するための録音テープ、ICメモリ等の記憶手段とその
再生装置11を備えている。再生装置11は、外出電話
機2の指令により、標準速度再生または標準再生速度の
N倍(Nは、1以上の値)の高速再生を行う。
【0055】外出先電話機2は、再生装置11によって
高速再生が行われた場合において、受信した音声信号に
対して話速変換を行う話速変換装置21を備えている。
話速変換装置21は、高速再生によって得られた音声信
号のうち、継続長が所定値以上の無音区間の音声信号を
削除するとともに音声区間の音声信号および継続長が所
定値より小さい無音区間の音声信号に対して、再生装置
11の再生速度倍率をnとして1/n以上の圧縮率で時
間軸圧縮伸長処理を施すものであり、図2に示す話速変
換装置12と同じ構成である。
【0056】以上のような構成において、外出先電話機
2から自宅の電話機1内に保持されている音声メッセー
ジを聞く場合には、まず、外出先電話機2から自宅の電
話機1に電話をかけた後、必要な操作を行って電話機制
御信号を自宅の電話機1に送る。電話機制御信号には、
再生速度のデータが含まれる。
【0057】電話機制御信号が自宅の電話機1に送られ
てくると、自宅の電話機1は、再生装置11を制御し
て、電話機制御信号に含まれる再生速度に応じた速度で
再生を開始する。再生装置11で再生された音声信号
は、電話回線を介して外出先電話機2に送られる。
【0058】標準速度再生時において、外出先電話機2
に音声信号が送られてくると、受話器によって音声信号
が出力される。
【0059】高速再生時において、外出先電話機2に音
声信号が送られてくると、受信された音声信号は、話速
変換装置21に送られる。話速変換装置21では、継続
長が所定値以上の無音区間の音声信号が削除されるとと
もに音声区間の音声信号および継続長が所定値より小さ
い無音区間の音声信号に対して、再生装置11の再生速
度倍率をnとして1/n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長
処理が施される。たとえば、圧縮率αは、1/n≦α≦
1の範囲内で設定されることが好ましい。
【0060】話速変換装置21から出力される音声信号
は、受話器によって音声信号が出力される。
【0061】(4)第4実施例の説明 図5は、この発明の第4実施例を示している。図5にお
いて、図4と同じものには、同じ符号を付してその説明
を省略する。
【0062】第4実施例では、ゆっくりとした口調で入
力された音声メッセージに対しては再生装置11の再生
速度を自動的に速くし、早口の口調で入力された音声メ
ッセージに対しては再生装置11の再生速度を自動的に
遅くする機能が、第3実施例に対して付加されている。
【0063】外出先電話機2は、再生されている音声メ
ッセージの発声速度を検出するための発声速度検出装置
22が設けられている。再生中においては、発声速度検
出装置22の検出信号が外出先電話機2から自宅の電話
機1に伝送される。自宅の電話機1に伝送された発声速
度検出装置22の検出信号に基づいて、再生装置11の
再生速度が自動的に調整される。この例では、発声速度
検出装置22は、話速変換装置21の出力信号に基づい
て、再生されている音声メッセージの発声速度を検出し
ている。発声速度の検出方法としては、第2実施例で説
明したような方法が用いられる。
【0064】再生されている音声メッセージの発声速度
が遅い場合には、再生速度が速くされる。逆に、再生さ
れている音声メッセージの発声速度が速い場合には、再
生速度が遅くされる。
【0065】(5)第5実施例の説明 図6は、この発明の第5実施例を示している。図6にお
いて、図4と同じものには、同じ符号を付してその説明
を省略する。
【0066】第5実施例では、第3実施例の自宅の電話
機に、高速再生時において、再生装置11によって再生
された音声の音程を元に戻す音程変換装置14が付加さ
れている。外出先電話機2からの電話制御信号に基づい
て高速再生された音声信号は、音程変換装置14に送ら
れる。そして、その音程が元の音程に戻された音声信号
に変換される。音程変換装置14の出力は、電話回線を
介して外出先電話機2に伝送される。
【0067】図7は、音程変換装置14の一例が示され
ている。
【0068】音程変換装置14は、A/D変換器41、
間引き処理部42およびD/A変換器4から構成されて
いる。
【0069】高速再生された音声信号は、A/D変換器
41によってディジタル信号に変換される。A/D変換
器41のサンプリング周波数は、標準サンプリング周波
数ををfSOとし、再生装置11の再生速度倍率をnとす
ると、n・fSOに設定される。
【0070】A/D変換器41から出力されるディジタ
ル信号は、間引き処理部42によって間引き処理され
る。間引き率(圧縮率)は、再生装置11の再生速度倍
率をnとすると、1/nに設定される。
【0071】間引き処理部42の出力は、D/A変換器
43によってアナログ信号に変換される。D/A変換器
43のサンプリング周波数は、再生速度倍率にかかわら
ず、標準サンプリング周波数fSOに設定される。
【0072】たとえば、2倍速再生時には、D/A変換
器43のサンプリング周波数は、2fSOに設定される。
また、間引き率(圧縮率)は、1/2に設定される。つ
まり、音声の2ピッチ周期が1ピッチ周期に間引かれ
る。これにより、音声速度は2倍速のままで音程のみが
元に戻される。
【0073】上記実施例では、音程変換装置14の入出
力信号が共にアナログ信号である場合を示したが、IC
メモリ等から読み出されたディジタル信号を再生装置1
1から出力したり、音程変換装置14から音声信号をデ
ィジタル信号として出力して伝送したりすることも可能
である。このような場合には、再生装置11の再生速度
倍率をnとすると、音程変換装置14に入力されるデー
タの入力速度は、音程変換装置14から出力されるデー
タの出力速度のn倍に設定される。そして、間引き処理
部42によって、間引き処理される。間引き率(圧縮
率)は、再生装置11の再生速度倍率をnとすると、1
/nに設定される。
【0074】たとえば、2倍速再生時には、間引き率
(圧縮率)は、1/2に設定されるので、音声の2ピッ
チ周期が1ピッチ周期に間引かれる。これにより、音程
変換装置14の出力音声速度は2倍速のままで音程のみ
が元に戻される。
【0075】このように、高速再生の音声の音程を元に
戻してから、音声信号を電話回線に伝送しているのは、
次の理由による。電話回線の伝送周波数帯は、約4KH
z程度である。しかしながら、高速再生を行うと、音声
周波数が高くなるため、高周波数成分が伝送されないと
いったことが生じる可能性がある。このようなことを防
止するために、高速再生された音声の音程を元に戻して
から、音声信号を電話回線に伝送しているのである。
【0076】標準速度再生時において、外出先電話機2
に音声信号が送られてくると、受話器によって音声信号
が出力される。
【0077】高速再生時において、外出先電話機2に
は、音程のみが元に戻された音声信号が送られる。外出
先電話機2によって受信された音声信号は、話速変換装
置21に送られる。話速変換装置21では、継続長が所
定値以上の無音区間の音声信号が削除されるとともに音
声区間の音声信号および継続長が所定値より小さい無音
区間の音声信号に対して、1以上の圧縮率で時間軸圧縮
伸長処理が施される。
【0078】図6に示す話速変換装置21は、図2に示
す話速変換装置と同じ構成である。しかしながら、第1
〜第4実施例における話速変換装置(図1、図3、図4
および図5)とは、時間軸圧縮伸長部で用いられる圧縮
率が図5の話速変換装置と異なる。
【0079】つまり、第1実施例から第4実施例では、
再生装置11の再生速度倍率をnとすると、1/n以上
の圧縮率により音声データに対し時間軸圧縮伸長処理を
施すことにより、話速変換装置12、21の出力音声速
度をn倍速以下の速度にするとともに音程を元に戻して
いた。
【0080】しかしながら、この第5実施例では、再生
装置11の再生速度倍率がnである場合において、外出
先電話機2内の話速変換装置21に入力される音声信号
の音程は、既に標準速度再生時の音程に戻されている。
ただし、話速変換装置21に入力される音声信号の速度
は、標準再生速度のn倍速となっている。
【0081】このため、第5実施例の話速変換装置21
においては、音声区間の音声信号および継続長が所定値
より小さい無音区間の音声信号に対しては、1以上の圧
縮率で音声データのピッチ周期を伸長する必要がある。
たとえば、再生装置11の再生速度倍率が2である場合
に、時間軸圧縮伸長処理に用いられる圧縮率αが2に設
定されたとすると、話速変換装置21に入力される2倍
速音声信号の1ピッチ周期が2ピッチ周期に伸長され、
話速変換装置21の出力音声速度は、入力音声速度の1
/2倍となる。つまり、話速変換装置21の出力音声速
度は標準再生速度となる。
【0082】また、再生装置11の再生速度倍率が2で
ある場合に、時間軸圧縮伸長処理に用いられる圧縮率α
が3/2に設定されたとすると、話速変換装置21に入
力される2倍速音声信号の2ピッチ周期が3ピッチ周期
に伸長され、話速変換装置21の出力音声速度は、入力
音声速度の2/3倍となる。つまり、話速変換装置1の
出力音声速度は標準再生速度の4/3倍となる。
【0083】なお、第5実施例においても、第4実施例
(図5参照)のように、外出先電話機2に、再生されて
いる音声メッセージの発声速度を検出するための発声速
度検出装置22を設け、ゆっくりとした口調で入力され
た音声メッセージに対しては再生速度を自動的に速く
し、早口の口調で入力された音声メッセージに対しては
再生速度を自動的に遅くするようにしてもよい。
【0084】以上は、電話回線を用いた電話機または電
話システムにこの発明を適用した場合について説明した
が、この発明は、音声メッセージをパーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション等のコンピュータ間で電話回
線またはその他の通信回線を用いて送受信する音声メー
ル、音声メッセージを情報端末間で電話回線またはその
他の通信回線を用いて送受信する音声メモにも利用する
ことができる。
【0085】上記第5実施例では、再生装置をN倍速再
生(Nは1以上の値)時に音程変換装置により再生音声
の音程を標準速度再生時の音程に戻し、その後、話速変
換装置により、音声処理を行う方法を電話システムに応
用した例について説明した。このような方法は、レーザ
ディスクシステム、VTR、テープレコーダ、ステレオ
システム、CDプレーヤ、音声ガイダンス等のように電
話回線またはその他の通信回線を使用しない機器やシス
テムの早聞きとして使用することもできる。
【0086】
【発明の効果】この発明によれば、音声メッセージを回
線を介して受信して聞く場合に、回線使用料金の低廉化
が図れるとともに、外出先等から短時間に聴取しやすい
速度で音声メッセージを聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の概略構成をブロック図
である。
【図2】図1の話速変換装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明の第2実施例の概略構成をブロック図
である。
【図4】この発明の第3実施例の概略構成をブロック図
である。
【図5】この発明の第4実施例の概略構成をブロック図
である。
【図6】この発明の第5実施例の概略構成をブロック図
である。
【図7】音程変換装置の構成をブロック図である。
【符号の説明】
1 自宅の電話機 2 外出先電話機 11 再生装置 12 話速変換装置 13 発声速度検出装置 14 音程変換装置 21 話速変換装置 22 発声速度検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥沢 聖史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声メッセージを記憶する記憶手段およ
    び上記記憶手段に記憶されている音声メッセージを、上
    記記憶手段に記憶するのに要した時間より短縮して他の
    音声通信機に伝送する伝送手段を備えている音声通信
    機。
  2. 【請求項2】 音声メッセージを記憶するための記憶手
    段、 記憶手段に記憶された音声メッセージを再生する再生手
    段、 他の音声通信機から送られてきた制御信号に基づいて上
    記再生手段を制御して、上記記憶手段に記憶された音声
    メッセージを高速再生する再生制御手段、 高速再生によって得られた音声信号のうち、継続長が所
    定値以上の無音区間の音声信号を削除するとともに、音
    声区間の音声信号に対して、上記再生手段の再生速度倍
    率をnとして1/n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理
    を施す話速変換手段、および上記話速変換手段によって
    得られた音声信号を上記他の音声通信機に伝送する手
    段、 を備えていることを特徴とする音声通信機。
  3. 【請求項3】 上記再生手段によって再生されている音
    声メッセージの発声速度を検出する発声速度検出手段、
    および上記発声速度検出手段によって検出された発声速
    度に応じて、上記再生手段の再生速度を制御する再生速
    度制御手段、 を備えている請求項2に記載の音声通信機。
  4. 【請求項4】 上記再生速度制御手段は、上記発声速度
    検出手段によって検出された発声速度が速い程、再生速
    度が遅くなるように上記再生手段を制御するものである
    請求項3に記載の音声通信機。
  5. 【請求項5】 圧縮率をαとし、上記再生手段の再生速
    度倍率をnとすると、1/n≦α≦1の範囲内で圧縮率
    が設定される請求項2、3および4のいずれかに記載の
    音声通信機。
  6. 【請求項6】 音声メッセージの伝送を行う第1の音声
    通信機と第2の音声通信機とを備え、 第1の音声通信機は、音声メッセージを記憶する記憶手
    段、および上記記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジを、上記記憶手段に記憶するのに要した時間より短縮
    して上記第2の音声通信機に伝送する伝送手段を備えて
    おり、 上記第2の音声通信機は、上記第1の音声通信機から伝
    送される音声メッセージを出力する出力手段を備えてい
    る音声通信システム。
  7. 【請求項7】 第1の音声通信機と第2の音声通信機と
    を備え、 第1の音声通信機は、音声メッセージを記憶するための
    記憶手段、 上記記憶手段に記憶された音声メッセージを再生する再
    生手段、 上記第2の音声通信機から送られてきた制御信号に基づ
    いて上記再生装置を制御して、上記記憶手段に記憶され
    た音声メッセージを高速再生する再生制御手段、および
    高速再生によって得られた音声信号を上記第2の音声通
    信機に伝送する手段を備えており、 上記第2の音声通信機は、上記第1の音声通信機から送
    られたきた音声信号のうち、継続長が所定値以上の無音
    区間の音声信号を削除するとともに音声区間の音声信号
    に対して、上記再生手段の再生速度倍率をnとして1/
    n以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す話速変換手
    段、および上記話速変換手段によって得られた音声信号
    を出力する出力手段を備えている音声通信システム。
  8. 【請求項8】 上記第2の音声通信機は、上記再生手段
    によって再生されている音声メッセージの発声速度を検
    出する発声速度検出手段、および上記発声速度検出手段
    によって検出された発声速度に応じた再生速度制御信号
    を上記第1の音声通信機に伝送する手段を備えており、 上記第1の音声通信機は、上記第2の音声通信機から送
    られてきた再生速度制御信号に基づいて、上記再生手段
    の再生速度を制御する再生速度制御手段、 を備えている請求項7に記載の音声通信システム。
  9. 【請求項9】 上記再生速度制御信号は、上記発声速度
    検出手段によって検出された発声速度が速い程、再生速
    度を遅くする信号である請求項8に記載の音声通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 圧縮率をαとし、上記再生手段の再生
    速度倍率をnとすると、1/n≦α≦1の範囲内で圧縮
    率が設定される請求項7、8および9のいずれかに記載
    の音声通信システム。
  11. 【請求項11】 第1の音声通信機と第2の音声通信機
    とを備え、 第1の音声通信機は、音声メッセージを記憶するための
    記憶手段、 上記記憶手段に記憶された音声メッセージを再生する再
    生手段、 上記第2の音声通信機から送られてきた制御信号に基づ
    いて上記再生装置を制御して、上記記憶手段に記憶され
    た音声メッセージを高速再生する再生制御手段、 上記再生手段によって再生された音声信号の音程を元に
    戻す音程変換手段、および上記音程変換手段によって得
    られた音声信号を上記第2の音声通信機に伝送する伝送
    手段を備えており、 上記第2の音声通信機は、上記第1の音声通信機から送
    られたきた音声信号のうち、継続長が所定値以上の無音
    区間の音声信号を削除するとともに音声区間の音声信号
    に対して、1以上の圧縮率で時間軸圧縮伸長処理を施す
    話速変換手段、および上記話速変換手段によって得られ
    た音声信号を出力する出力手段を備えている音声通信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 上記第2の音声通信機は、上記再生手
    段によって再生されている音声メッセージの発声速度を
    検出する発声速度検出手段、および上記発声速度検出手
    段によって検出された発声速度に応じた再生速度制御信
    号を上記第1の音声通信機に伝送する手段を備えてお
    り、 上記第1の音声通信機は、上記第2の音声通信機から送
    られてきた再生速度制御信号に基づいて、上記再生手段
    の再生速度を制御する再生速度制御手段、 を備えている請求項11に記載の音声通信システム。
  13. 【請求項13】 上記再生速度制御信号は、上記発声速
    度検出手段によって検出された発声速度が速い程、再生
    速度を遅くする信号である請求項12に記載の音声通信
    システム。
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