JP3491320B2 - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
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Description
にて送受信する機器に関し、特に、音声を送信する際、
符号化されたディジタル音声データを圧縮して通信する
機器の通話録音機能に関する。
ていた電話機などでは、送受信信号を加算して磁気テー
プに録音していた。しかし、移動体通信機器などの小型
化、低コスト化、低消費電力化が求められているような
ものに対しては、大型で、かつモータなどの消費電力が
大きく、装置としてのコストも高いアナログ信号で格納
する磁気テープによる録音装置などを設けることは望ま
しくない。
気テープを用いず、ディジタル信号による録音方式が考
えられている。即ち、録音する送受信音声信号をアナロ
グ信号の段階で加算し、該加算された音声信号を録音音
声のために独立して設けられたA/D変換器でディジタ
ル信号に変換され、更に音声符号化器において符号化さ
れメモリに格納される。ここで、メモリ容量は、現在の
LSIメモリのコストや実装密度の制約から、仮に移動
体通信機器等で使用するとすると、通常約1Mbyte程度
のものが限度である。これを時間に換算すると、十数秒
間である。
通話で必要な情報のみを録音する場合は、この十数秒間
は十分な記録時間ということもできるが、数回使用する
ということにもなれば、必ずしも十分な時間であるとは
言い難い。従って、この録音時間を延長させることが重
要な課題となる。
音装置においては、前記のように送受信両方向の音声信
号をアナログの段階で加算し、該音声をディジタル化し
て格納するという方式を用いていた。このため、録音・
再生の為の独立した加算器やA/D変換器、音声符号化
器、音声復号化器、D/A変換器などが必要であった。
また、近年の移動帯通信機器においては、装置の小型
化、低コスト化が要求されており、これら通話録音再生
の為に独立して設けられている加算器、音声符号復号化
器から占める体積やコストは無視できなくなりつつあ
る。
号化方式などを用いてデータ圧縮を行っており、この圧
縮されたディジタル音声データを格納することができれ
ばメモリを効率的に利用することになり、最大録音時間
も拡張させることができる。また、録音のための独立し
た加算器やA/D変換器、音声符号化器、音声復号化
器、D/A変換器が不要になる。
り圧縮された音声データについては該音声データが線形
性を持たないことから単純に加算した場合には、復号再
生によって原音声を再生することができない。本発明で
は、従来よりも長時間のディジタル音声の格納を可能と
する。また、ディジタルデータ録音・再生機能のために
独立した加算器やA/D変換器、音声符号化器、音声復
号化器、D/A変換器などを用いないディジタル通話録
音装置を実現することを目的としている。
両者の会話としての録音再生が可能なディジタル通話録
音装置を実現することを目的としている。
音声符号・復号化部2で符号化、及び圧縮し、多重分離
部1で各種データを多重化して送信し、受信した音声デ
ータを多重分離部1で分離し、音声符号・復号化部2で
伸長、及び復号して出力する通信装置において、送信
側、あるいは受信側のデータの有無を検出する検出手段
と、データを格納可能な格納手段と、検出手段における
検出結果に基づいて、送信側の圧縮化された後のデータ
と、受信側の伸長される前のデータの一方を選択して格
納手段に格納するデータ制御手段と、を有する構成をと
る。
1を制御するCPU35に、データ制御手段としての機
能を設けるとともに、該CPU35の内部メモリを格納
手段とする構成をとる。更に、上記通信装置において、
音声符号・復号化部2が、データの伸張、及び圧縮をす
るCPU10を有し、CPU10にデータ制御手段をと
しての機能を設けるとともに、外部メモリを格納手段と
する構成をとる。
出結果に基づいて、データ制御手段により、送受信両方
向の圧縮データから選択して格納することにより、格納
の為の独立した符号、復号化手段を用いないディジタル
データにおいての格納が可能となり、それにより、メモ
リの効率的な格納が可能となる。
制御するCPU35にデータ制御手段としての機能を設
けることにより、データ格納手段をCPU35の内部メ
モリへの格納が可能となり、CPUの効率的な利用を可
能となる。請求項3の作用としては、音声符号・復号化
部2におけるデータの伸張、及び圧縮するCPU10に
前記データ制御手段としての機能を設けることにより、
CPUの効率的な利用が可能となる。
図において、1は多重分離部、2は音声符号・復号化
部、3は受信装置、4は送信装置、5は分離器、6はフ
レーム同期化器、7は多重化器、8,12,32はS/
P変換器、9,11はP/S変換器、10,35はCP
U、13は音声復号化器、14は音声符号化器、15は
D/A変換器、16はA/D変換器、17はスピーカ、
18はマイクロホン、19はVOX装置、31はS/
P,P/S変換器、33は音声切替器、34はバッフ
ァ、36はメモリをそれぞれ示している。
るVOX装置が、音声符号・復号化部2におけるA/D
変換器16により変換された後のディジタル音声信号を
分岐し、該信号における電力の大きさによって該信号の
有無を検出し、該検出結果をVOX信号としてCPU3
5に送出するVOX装置19がA/D変換器16の後の
ディジタルデータ側に設けられている。
ジタルデータの上位数ビットを読み込みむことで、電力
を測定して信号の有無を検出するが、このVOX装置1
9をA/D変換器16のアナログ信号側に設けられてい
る場合においても、アナログ信号の振幅を測定すること
で、容易に音声の有無を検出することができる。マイク
ロホン18から送信音声として入力されたアナログデー
タは音声符号・復号化部2におけるA/D変換器16に
よってディジタルデータに変換され、音声符号化器14
によって符号化され、S/P変換器12に送出される。
符号化されたデータはS/P変換器12によってパラレ
ル信号に変換され、CPU10により約1/5程度にデ
ータ圧縮される。圧縮されたデータはP/S変換器9で
再びシリアルデータに変換され、多重分離部1に送出さ
れる。該シリアルデータは回線制御データ、ユニークワ
ードなどと多重化器7によって多重化され、送信装置4
に送出される。
は、フレーム同期化器6において多重化されているユニ
ークワードを検出して同期化が図られ、分離器5を介し
て、音声データを分離して音声符号・復号化部2におけ
るS/P変換器8へ送出される。該受信側の音声データ
はS/P変換器8によってパラレルデータに変換され、
CPU10により伸長される。該伸長された伸長データ
はP/S変換器11によって再びシリアルデータに変換
され、音声復号化器13に送出される。該シリアルデー
タは音声符号化器13によって復号化され、D/A変換
器15によりアナログデータに変換され、スピーカ17
から受信音声として出力される。
作である。次に本発明における録音動作の一実施例を説
明する。ここで、本実施例は録音機能を多重分離部に設
けたものである。まず、A/D変換器16によってディ
ジタル変換されたディジタルデータが分岐され、VOX
装置(Voice Operated Transmitter)19に取り込まれ
る。VOX装置19においては、その電力の大きさから
送信側音声の有無を検出し、該検出結果をVOX信号と
してCPU35に送出する。
を使用して説明する。図3はディジタルデータにおける
(1フレームの)検出方法のフローチャートである。図
において、sumは加算用変数、tはデータポインタ、
V(t)はデータポインタtにおけるディジタルデータ
の電力、VOXはVOX信号における通知内容、Sth
は所定のしきい値をそれぞれ示している。
数sumとデータポインタtを初期化する(S2)。次
に、データポインタtにおけるアナログデータの段階で
の電力V(t)を、ディジタルデータの上位数ビットか
ら測定し、これをそれまでの加算用変数sumに加算
し、この値を新たな加算用変数sumとする(S3)。
レーム内のサンプル数となるまで繰替えし続けられる
(S4)。そこで、この加算用変数sumを所定のしき
い値Sthと比較し(S5)、加算用変数が高い場合に
は「送信側音声信号有り」の場合であり、VOX信号に
おける通知内容であるVOXを1とし(S6)、低い場
合には「送信側音声信号無し」の場合であり、VOXを
0とする(S7)。ここで、VOX信号は1bit程度
のものが送出できるものであればよい。
レームの検出が終了となる(S8)。但し、この動作は
常時行われているものであり、この動作が繰り返し行わ
れているものであります。この動作により、送信側の音
声データの有無が検出される。以上のVOX装置の動作
により、VOX信号はCPU35に独立の回線をもって
CPU35へ送出される。
ず、多重分離部1において、多重化器7で多重化される
前のP/S変換器9からのシリアルデータがS/P変換
器32に入力され、パラレルデータとしてバッファ34
に入力する。また分離器5において分離された受信側の
圧縮データは、S/P変換器31においてパラレル信号
に変換され、バッファ33へ入力する。
検出結果をもとに、送信側か、あるいは受信側の圧縮デ
ータの内(つまり、バッファ34及びバッファ33から
のデータの内)、録音音声データを選択し、メモリ36
において格納する。このメモリ36は1M byte程度の記
憶容量を持つ書き込み読みだし可能なRAMを使用す
る。
圧縮音声データをCPU35の処理速度に合わせて送出
する役割を有する。ここで、具体的なCPU35におけ
るデータ処理を図4を使用して説明する。図4はバッフ
ァ33,34からの音声データをメモリ36に転送する
ためのCPU35における制御フローチャートである。
図において、tは録音経過時間、T0は最大録音時間、
pdは転送先ポインタ、psは転送元ポインタ、VOX
はVOX信号における通知内容をそれぞれ示している。
始する際には、録音を開始するスイッチが送話器にハー
ド的に構成されており、このスイッチから録音開始、終
了を制御する制御信号がCPU10に送出されている。
録音開始(S21)時においては、録音経過時間tと転
送先ポインタpdを初期化する(S22)。
タが有りの場合にはバッファ34からの圧縮データを格
納するため、転送元ポインタpsを送信データに設定す
る(S26)。また、VOX=1でない場合、即ちVO
X=0であり、送信側音声データが無しの場合にはバッ
ファ33からの圧縮データを格納するため、転送元ポイ
ンタpsを受信データに設定する(S25)。
(1音声単位のデータ転送については後に詳述する)
(S28)。転送後、録音経過時間tに1を加算し、こ
れを新たな録音経過時間値とする(S29)。この動作
は、録音経過時間tが、最大録音時間T0より大きくな
るまで繰り返し行われ(S23)、大きくなり次第、録
音完了となる(S29)となる。
作である。更に、ここで図における1音声単位のデータ
転送(S27)の動作を図5を使用して説明する。図5
は1音声単位のデータ転送(S27)のフローチャート
である。図において、ndは1音声単位当たりのデータ
数、iはカウンタ値、Accはレジスタ値、psは転送
元ポインタ、pdは転送先ポインタ、をそれぞれ示して
いる。
おいては、1音声単位当たりのデータ数ndの数を設定
する(S42)。但し、この数は、CPUの処理速度に
よって決まる数である。次に、カウンタ値iを初期化す
る(S43)。そこで、転送元ポインタpsのデータを
をレジスタAccに転送する(S44)。
ポインタに転送する(S45)。ここで、転送元ポイン
タpsに1を加算し、新たな転送元ポインタとする。転
送先ポインタpdについても1を加算し、新たな転送先
ポインタとする。また、カウンタ値iについても1を加
算し、新たな転送先ポインタとする(S46)。このS
44〜S46までの動作は、カウンタ値iが1音声単位
当たりのデータ数ndとなるまで繰り返され(S4
7)、該1音声単位当たりのデータ数となった時に転送
終了(S48)となる。
側の圧縮音声データの格納が終了する。以下では、録音
したデータの再生の際の具体的なCPU35におけるデ
ータ処理を図6を使用して説明する。図には示していな
いが、録音データの再生を開始する際には、録音を開始
するスイッチが送話器にハード的に構成されており、こ
のスイッチから録音開始、終了を制御する制御信号がC
PU10に送出されている。
過時間tと転送先ポインタpdを初期化する(S6
2)。そこで、転送元ポインタpsを再生データに設定
し(S64)、1音声単位のデータ転送を行う(S6
5)。ここで、1音声単位のデータ転送の動作は、デー
タ録音時と同様にして行う。この動作後、再生経過時間
tに1を加算し、これを新たな再生経過時間値とする
(S66)。以上の動作は、再生経過時間tが、最大再
生時間T0、即ち最大録音時間より大きくなるまで繰り
返し行われ、大きくなり次第、再生完了となる(S6
7)。
る。図において、同一番号を付してあるものは同一部材
を示し、21はメモリである。第1実施例においては、
録音データ格納手段が多重分離部1に設けられているの
に対し、第2実施例においては、音声符号・復号化部2
におけるデータの伸張、及び圧縮をするCPU10に設
けられている。
いるCPU10が、録音・再生する圧縮データ、並びに
メモリ21を制御している。本実施例では、CPU10
に入力される送信側の圧縮した音声データ、あるいは受
信側の伸張する前の圧縮音声データをそのまま、即ちS
/P変換器などを用いてパラレルデータに変換すること
なくそのまま格納することが可能となる。
体的な動作がとられる。また、以上の実施例では、ハー
ド的な構成で示しているが、ここはDSP(Digital Si
gnal Processor)を使用して、ソフト的に同様な機能を
設けて処理することもできる。以上の実施例では、VO
X装置19が送信側に設けられているが、これを受信側
に設けることでも、更にこれを送受信両方向に設けるこ
とによっても同様の効果が得られる。
データを格納することにより、メモリを効率的に使用す
ることができ、従来よりも長時間のディジタル信号によ
る録音、再生が可能となる。また、録音の為の独立した
音声データ加算器や、音声符号化器、音声復号化器を設
ける必要のない通話録音装置が可能となる。従って、小
型化、低コスト化を実現できる。
設ける場合には送信側の圧縮データを優先して録音する
ことが可能となり、これを受信側に設ける場合には受信
側の圧縮データを優先して録音することが可能となる。
更に、このVOX機能を送受信両側に設け、送受信両方
向の音声データの電力(あるいは振幅)を比較して送受
信両方向の圧縮データから選択して録音することで、よ
り会話的な再生が可能となる。
る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力した音声データを、音声符号・復号
化部(2)で符号化、及び圧縮し、多重分離部(1)で
各種データを多重化して送信し、受信した音声データを
前記多重分離部(1)で分離し、前記音声符号・復号化
部(2)で伸長、及び復号して出力する通信装置におい
て、 送信側、あるいは受信側の音声データの有無を検出する
検出手段と、 データを格納可能な格納手段と、 前記検出手段における検出結果に基づいて、送信側の圧
縮化された後の音声データと、受信側の伸長される前の
音声データの一方を選択して前記格納手段に格納するデ
ータ制御手段と、を有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の通信装置において、 前記多重分離部(1)を制御するCPU(35)に、前
記データ制御手段としての機能を設けるとともに、該C
PU(35)の内部メモリを前記格納手段とすることを
特徴とする通信装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の通信装置において、 前記音声符号・復号化部(2)が、データの伸張、及び
圧縮をするCPU(10)を有し、該CPU(10)に
前記データ制御手段としての機能を設けることを特徴と
する通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03402894A JP3491320B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03402894A JP3491320B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245666A JPH07245666A (ja) | 1995-09-19 |
JP3491320B2 true JP3491320B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=12402913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03402894A Expired - Fee Related JP3491320B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491320B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP03402894A patent/JP3491320B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07245666A (ja) | 1995-09-19 |
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