JPH0936818A - 通信端末装置 - Google Patents
通信端末装置Info
- Publication number
- JPH0936818A JPH0936818A JP18523495A JP18523495A JPH0936818A JP H0936818 A JPH0936818 A JP H0936818A JP 18523495 A JP18523495 A JP 18523495A JP 18523495 A JP18523495 A JP 18523495A JP H0936818 A JPH0936818 A JP H0936818A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- signal
- frequency band
- unit
- input device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通信端末装置に入力する音声特有の周波数帯
域の信号だけを処理することにより通信端末装置に混入
する環境雑音の影響を軽減する通信端末装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 音声入力手段、音声出力手段、映像入力手
段、映像表示手段、およびキー入力手段を有し、伝送路
に接続する通信端末装置において、音声符号化機能、音
声復号化機能、映像符号化機能、映像復号化機能、音声
と映像を多重化するあるいは分離する機能、多重化信号
を伝送路に送信あるいは伝送路から多重化信号を受信す
る機能、通信端末装置全体を制御する機能、通信端末装
置に入力する音声特有の周波数帯域の信号だけを処理す
る機能を備えている。 【効果】 環境雑音の影響が少ない明瞭な音声通信が可
能となる。
域の信号だけを処理することにより通信端末装置に混入
する環境雑音の影響を軽減する通信端末装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 音声入力手段、音声出力手段、映像入力手
段、映像表示手段、およびキー入力手段を有し、伝送路
に接続する通信端末装置において、音声符号化機能、音
声復号化機能、映像符号化機能、映像復号化機能、音声
と映像を多重化するあるいは分離する機能、多重化信号
を伝送路に送信あるいは伝送路から多重化信号を受信す
る機能、通信端末装置全体を制御する機能、通信端末装
置に入力する音声特有の周波数帯域の信号だけを処理す
る機能を備えている。 【効果】 環境雑音の影響が少ない明瞭な音声通信が可
能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ回線あるいは
ディジタル回線(例えば、ISDN回線)を伝送路とす
るテレビ電話およびテレビ会議端末などの通信端末装置
に関する。
ディジタル回線(例えば、ISDN回線)を伝送路とす
るテレビ電話およびテレビ会議端末などの通信端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら従来の通信端
末装置について説明する。図5は従来の通信端末装置の
機能ブロック図である。図5において500は従来の通
信端末装置本体、101は音声入力装置、102は音声
出力装置、103は映像入力装置、104は映像表示装
置、114は電話番号の入力および通信端末装置本体の
機能の選択を行うためのキー入力装置、108は音声入
力装置101が取り込んだ音声信号を音声符号化するた
めの音声符号化部、110は映像入力装置103が取り
込んだ映像信号を映像符号化するための映像符号化部、
112は音声符号化部108の出力である音声符号化信
号と映像符号化部110の出力である映像符号化信号を
多重化するための多重化部、113は多重化部112の
出力である多重化信号を伝送路に送信するあるいは通信
相手が送信した多重化信号を伝送路から受信するための
回線インタフェース部、115は受信した多重化信号を
音声符号化信号と映像符号化信号に分離する分離部、1
09は分離部115で分離した音声符号化信号を復号化
する音声復号化部、111は分離部115で分離した映
像符号化信号を復号化する映像復号化部、116はキー
入力装置114からの入力をもとに従来の通信端末装置
本体500の制御を行う全体制御部である。
末装置について説明する。図5は従来の通信端末装置の
機能ブロック図である。図5において500は従来の通
信端末装置本体、101は音声入力装置、102は音声
出力装置、103は映像入力装置、104は映像表示装
置、114は電話番号の入力および通信端末装置本体の
機能の選択を行うためのキー入力装置、108は音声入
力装置101が取り込んだ音声信号を音声符号化するた
めの音声符号化部、110は映像入力装置103が取り
込んだ映像信号を映像符号化するための映像符号化部、
112は音声符号化部108の出力である音声符号化信
号と映像符号化部110の出力である映像符号化信号を
多重化するための多重化部、113は多重化部112の
出力である多重化信号を伝送路に送信するあるいは通信
相手が送信した多重化信号を伝送路から受信するための
回線インタフェース部、115は受信した多重化信号を
音声符号化信号と映像符号化信号に分離する分離部、1
09は分離部115で分離した音声符号化信号を復号化
する音声復号化部、111は分離部115で分離した映
像符号化信号を復号化する映像復号化部、116はキー
入力装置114からの入力をもとに従来の通信端末装置
本体500の制御を行う全体制御部である。
【0003】以上のように構成された通信端末装置にお
いて、音声通信に関する動作のみを説明する。
いて、音声通信に関する動作のみを説明する。
【0004】まず、キー入力装置114から相手通信端
末装置の電話番号が入力されると、全体制御部116が
それを認識し、回線インタフェース部113に対して発
信指示を行なう。それを受けて回線インタフェース部1
13はISDN回線に呼設定メッセージを送出する。そ
の後、相手通信端末装置が送出した応答メッセージをI
SDN回線から受信し、応答確認メッセージをISDN
回線に送出することにより接続が完了する。
末装置の電話番号が入力されると、全体制御部116が
それを認識し、回線インタフェース部113に対して発
信指示を行なう。それを受けて回線インタフェース部1
13はISDN回線に呼設定メッセージを送出する。そ
の後、相手通信端末装置が送出した応答メッセージをI
SDN回線から受信し、応答確認メッセージをISDN
回線に送出することにより接続が完了する。
【0005】接続完了後はISDN回線の複数のBチャ
ネルおよびH0チャネルを使って相手通信端末装置との
間で通信が行なわれ、相手通信端末装置からの符号化さ
れた音声信号は音声復号化部109で音声出力装置10
2から聞こえるように復号化される。音声出力装置10
2からは相手通信端末装置から送られてきた音声が聞こ
える。
ネルおよびH0チャネルを使って相手通信端末装置との
間で通信が行なわれ、相手通信端末装置からの符号化さ
れた音声信号は音声復号化部109で音声出力装置10
2から聞こえるように復号化される。音声出力装置10
2からは相手通信端末装置から送られてきた音声が聞こ
える。
【0006】また、音声入力装置101から入力された
音声信号は、音声符号化部108で符号化され、回線イ
ンタフェース部113からISDN回線に送出される。
音声信号は、音声符号化部108で符号化され、回線イ
ンタフェース部113からISDN回線に送出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の通信端末装置では、通信に使用する音声は符号化およ
び復号化を効率良く行うためのフィルタリングやバッフ
ァリングなどの処理だけが行われ、それらの処理対象と
なる音声周波数は通信端末装置本体の周波数特性を満足
する音声周波数帯域全域に対して一様なものであった。
したがって送信側の環境雑音が大きい場合、音声入力装
置が取り込む音声信号に送信者が発した(入力した)音
声信号(以後、「真の音声信号」と記述する。)以外に
送信側の環境雑音が混入し、真の音声信号と同時に環境
雑音を通信してしまい、受信者が送信者の真の音声信号
を認識することが非常に困難である状況が発生すること
がしばしばあった。
の通信端末装置では、通信に使用する音声は符号化およ
び復号化を効率良く行うためのフィルタリングやバッフ
ァリングなどの処理だけが行われ、それらの処理対象と
なる音声周波数は通信端末装置本体の周波数特性を満足
する音声周波数帯域全域に対して一様なものであった。
したがって送信側の環境雑音が大きい場合、音声入力装
置が取り込む音声信号に送信者が発した(入力した)音
声信号(以後、「真の音声信号」と記述する。)以外に
送信側の環境雑音が混入し、真の音声信号と同時に環境
雑音を通信してしまい、受信者が送信者の真の音声信号
を認識することが非常に困難である状況が発生すること
がしばしばあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は従来の通信端末装置に真の音声信号の周
波数帯域のみを処理する機能を備えたものである。
めに、本発明は従来の通信端末装置に真の音声信号の周
波数帯域のみを処理する機能を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は、真の音声信号の周波数帯域のみを信
号処理することにより環境雑音を軽減した音声信号を通
信することにより、明瞭な通信を実現可能となる。
号処理することにより環境雑音を軽減した音声信号を通
信することにより、明瞭な通信を実現可能となる。
【0010】
(実施例1)図1は本発明の請求項1の一実施例におけ
る通信端末装置の機能ブロック図であり、100は通信
端末装置本体、101は音声入力装置、102は音声出
力装置、103は映像入力装置、104は映像表示装
置、105は周波数帯域区別部、106は特定周波数処
理部、107は合成部、108は音声符号化部、109
は音声復号化部、110は映像符号化部、111は映像
復号化部、112は多重化部、113は回線インタフェ
ース部、114はキー入力装置、115は分離部、11
6は全体制御部である。
る通信端末装置の機能ブロック図であり、100は通信
端末装置本体、101は音声入力装置、102は音声出
力装置、103は映像入力装置、104は映像表示装
置、105は周波数帯域区別部、106は特定周波数処
理部、107は合成部、108は音声符号化部、109
は音声復号化部、110は映像符号化部、111は映像
復号化部、112は多重化部、113は回線インタフェ
ース部、114はキー入力装置、115は分離部、11
6は全体制御部である。
【0011】以上のように構成された通信端末装置の音
声送信動作について図1を用いて説明する。
声送信動作について図1を用いて説明する。
【0012】音声入力装置101が取り込む音声信号に
は真の音声信号と環境雑音が含まれている。通信端末装
置の使用者にとって自らが音声入力装置101に入力す
る真の音声信号特有の周波数帯域は明白であるのでその
周波数帯域の情報をキー入力装置114により通信端末
装置本体100に指示する。その指示を受けると全体制
御部116から周波数帯域区別部105にキー入力装置
114に入力された真の音声信号特有の周波数帯域のみ
をその他の周波数帯域の音声信号と区別するように指示
する。全体制御部116からの指示に従って周波数帯域
区別部105は音声入力装置101が取り込んだ音声信
号を通信端末装置の使用者がキー入力装置114に入力
した周波数帯域の音声信号(以後、「音声信号A」と記
述する。)とそれ以外の周波数帯域の音声信号(以後、
「音声信号B」と記述する。)に区別し、通信端末装置
の使用者がキー入力装置114に入力した音声信号Aを
特定周波数処理部106に、それ以外の音声信号Bを合
成部107に送出する。特定周波数処理部106は周波
数帯域区別部105から受けとった音声信号Aのゲイン
を上げた後、合成部107にその音声信号(以後、「音
声信号A’」と記述する。)を送出する。合成部107
は周波数帯域区別部105から受けとった音声信号Bと
特定周波数処理部106から受けとった音声信号A’の
時間的な同期をとって一つの音声信号に合成し、音声符
号化部108に合成した音声信号を送出する。音声符号
化部108は合成部107から受けとった音声信号を回
線の伝送速度・音声品質などの制約に対して最適な音声
符号化(音声圧縮)を行ない、多重化部112に音声符
号化信号を送出する。多重化部112は音声符号化部1
08から受けとった音声符号化信号と映像符号化部11
0から受けとった映像符号化信号を多重化し、回線イン
タフェース部113にその多重化信号を送出する。回線
インタフェース部113は多重化部112から受けとっ
た多重化信号を伝送路(ISDN回線など)に送出す
る。
は真の音声信号と環境雑音が含まれている。通信端末装
置の使用者にとって自らが音声入力装置101に入力す
る真の音声信号特有の周波数帯域は明白であるのでその
周波数帯域の情報をキー入力装置114により通信端末
装置本体100に指示する。その指示を受けると全体制
御部116から周波数帯域区別部105にキー入力装置
114に入力された真の音声信号特有の周波数帯域のみ
をその他の周波数帯域の音声信号と区別するように指示
する。全体制御部116からの指示に従って周波数帯域
区別部105は音声入力装置101が取り込んだ音声信
号を通信端末装置の使用者がキー入力装置114に入力
した周波数帯域の音声信号(以後、「音声信号A」と記
述する。)とそれ以外の周波数帯域の音声信号(以後、
「音声信号B」と記述する。)に区別し、通信端末装置
の使用者がキー入力装置114に入力した音声信号Aを
特定周波数処理部106に、それ以外の音声信号Bを合
成部107に送出する。特定周波数処理部106は周波
数帯域区別部105から受けとった音声信号Aのゲイン
を上げた後、合成部107にその音声信号(以後、「音
声信号A’」と記述する。)を送出する。合成部107
は周波数帯域区別部105から受けとった音声信号Bと
特定周波数処理部106から受けとった音声信号A’の
時間的な同期をとって一つの音声信号に合成し、音声符
号化部108に合成した音声信号を送出する。音声符号
化部108は合成部107から受けとった音声信号を回
線の伝送速度・音声品質などの制約に対して最適な音声
符号化(音声圧縮)を行ない、多重化部112に音声符
号化信号を送出する。多重化部112は音声符号化部1
08から受けとった音声符号化信号と映像符号化部11
0から受けとった映像符号化信号を多重化し、回線イン
タフェース部113にその多重化信号を送出する。回線
インタフェース部113は多重化部112から受けとっ
た多重化信号を伝送路(ISDN回線など)に送出す
る。
【0013】(実施例2)図2は本発明請求項2の一実
施例における通信端末装置の音声送信の場合の機能ブロ
ック図であり、101は音声入力装置、106は特定周
波数処理部、107は合成部、108は音声符号化部、
112は多重化部、113は回線インタフェース部、1
14はキー入力装置、116は全体制御部、117は信
号レベル検出部、118はレベル記憶部、119は比較
部である。
施例における通信端末装置の音声送信の場合の機能ブロ
ック図であり、101は音声入力装置、106は特定周
波数処理部、107は合成部、108は音声符号化部、
112は多重化部、113は回線インタフェース部、1
14はキー入力装置、116は全体制御部、117は信
号レベル検出部、118はレベル記憶部、119は比較
部である。
【0014】以上のように構成された通信端末装置の音
声送信動作について図2を用いて説明する。
声送信動作について図2を用いて説明する。
【0015】音声入力装置101が取り込む音声信号に
は真の音声信号と環境雑音が含まれている。信号レベル
検出部117は、音声入力装置101から受けとった音
声信号の信号レベルを検出し、検出した音声レベルをレ
ベル記憶部118と比較部119に送出する。レベル記
憶部118は信号レベル検出部117から受けとった音
声信号の信号レベルを記憶するとともに信号レベル検出
部117から受けとった音声信号の音声信号処理の単位
時間前の信号レベル(以後、「一つ前の音声信号レベ
ル」と記述する。)を比較部119に送出する。比較部
119は信号レベル検出部117から受けとった音声信
号の信号レベルとレベル記憶部118から受けとった一
つ前の信号レベルを比較し、信号レベルの大きな音声信
号を選択し、前記音声信号中の信号レベルの大きな周波
数帯域とそれ以外の周波数帯域の二つの音声信号に分離
し、前記信号レベルの大きな周波数帯域の音声信号を特
定周波数処理部106に送出し、かつ前記信号レベルの
大きな周波数帯域以外の音声信号を合成部107に送出
する。以後の処理は前記実施例1に同じ。
は真の音声信号と環境雑音が含まれている。信号レベル
検出部117は、音声入力装置101から受けとった音
声信号の信号レベルを検出し、検出した音声レベルをレ
ベル記憶部118と比較部119に送出する。レベル記
憶部118は信号レベル検出部117から受けとった音
声信号の信号レベルを記憶するとともに信号レベル検出
部117から受けとった音声信号の音声信号処理の単位
時間前の信号レベル(以後、「一つ前の音声信号レベ
ル」と記述する。)を比較部119に送出する。比較部
119は信号レベル検出部117から受けとった音声信
号の信号レベルとレベル記憶部118から受けとった一
つ前の信号レベルを比較し、信号レベルの大きな音声信
号を選択し、前記音声信号中の信号レベルの大きな周波
数帯域とそれ以外の周波数帯域の二つの音声信号に分離
し、前記信号レベルの大きな周波数帯域の音声信号を特
定周波数処理部106に送出し、かつ前記信号レベルの
大きな周波数帯域以外の音声信号を合成部107に送出
する。以後の処理は前記実施例1に同じ。
【0016】(実施例3)図3は本発明請求項3の一実
施例における通信端末装置の音声受信の場合の機能ブロ
ック図であり、102は音声出力装置、105は周波数
帯域区別部、106は特定周波数処理部、107は合成
部、109は音声復号化部、113は回線インタフェー
ス部、114はキー入力装置、115は分離部、116
は全体制御部である。
施例における通信端末装置の音声受信の場合の機能ブロ
ック図であり、102は音声出力装置、105は周波数
帯域区別部、106は特定周波数処理部、107は合成
部、109は音声復号化部、113は回線インタフェー
ス部、114はキー入力装置、115は分離部、116
は全体制御部である。
【0017】以上のように構成された通信端末装置の音
声受信動作について図3を用いて説明する。
声受信動作について図3を用いて説明する。
【0018】回線インタフェース部113は伝送路(I
SDN回線など)から多重化信号を受けとり、分離部1
15に送出する。分離部115は前記多重化信号を映像
符号化信号と音声符号化信号に分離し、音声符号化信号
を音声復号化部109に送出する。音声復号化部109
は分離部115から受けとった音声符号化信号を音声復
号化(音声伸長)し、復号化した音声信号を周波数帯域
区別部105に送出する。周波数帯域区別部105が受
けとる音声信号には真の音声信号と環境雑音が含まれて
いる。通信端末装置の使用者にとって音声出力装置10
2から出力される音声信号中の真の音声信号特有の周波
数帯域は明白であるのでその周波数帯域の情報をキー入
力装置114により通信端末装置本体100に指示す
る。その指示を受けると全体制御部116から周波数帯
域区別部105にキー入力装置114に入力された真の
音声信号特有の周波数帯域のみをその他の周波数帯域の
音声信号と区別するように指示する。全体制御部116
からの指示に従って周波数帯域区別部105は音声復号
化部109から受けとった音声信号を通信端末装置の使
用者がキー入力装置114に入力した周波数帯域の音声
信号(以後、「音声信号C」と記述する。)とそれ以外
の周波数帯域の音声信号(以後、「音声信号D」と記述
する。)に区別し、通信端末装置の使用者がキー入力装
置114に入力した音声信号Cを特定周波数処理部10
6に、それ以外の音声信号Dを合成部107に送出す
る。特定周波数処理部106は周波数帯域区別部105
から受けとった音声信号Cのゲインを上げた後、合成部
107にその音声信号(以後、「音声信号C’」と記述
する。)を送出する。合成部107は周波数帯域区別部
105から受けとった音声信号Dと特定周波数処理部1
06から受けとった音声信号C’の時間的な同期をとっ
て一つの音声信号に合成し、音声出力装置102に前記
音声信号を送出する。
SDN回線など)から多重化信号を受けとり、分離部1
15に送出する。分離部115は前記多重化信号を映像
符号化信号と音声符号化信号に分離し、音声符号化信号
を音声復号化部109に送出する。音声復号化部109
は分離部115から受けとった音声符号化信号を音声復
号化(音声伸長)し、復号化した音声信号を周波数帯域
区別部105に送出する。周波数帯域区別部105が受
けとる音声信号には真の音声信号と環境雑音が含まれて
いる。通信端末装置の使用者にとって音声出力装置10
2から出力される音声信号中の真の音声信号特有の周波
数帯域は明白であるのでその周波数帯域の情報をキー入
力装置114により通信端末装置本体100に指示す
る。その指示を受けると全体制御部116から周波数帯
域区別部105にキー入力装置114に入力された真の
音声信号特有の周波数帯域のみをその他の周波数帯域の
音声信号と区別するように指示する。全体制御部116
からの指示に従って周波数帯域区別部105は音声復号
化部109から受けとった音声信号を通信端末装置の使
用者がキー入力装置114に入力した周波数帯域の音声
信号(以後、「音声信号C」と記述する。)とそれ以外
の周波数帯域の音声信号(以後、「音声信号D」と記述
する。)に区別し、通信端末装置の使用者がキー入力装
置114に入力した音声信号Cを特定周波数処理部10
6に、それ以外の音声信号Dを合成部107に送出す
る。特定周波数処理部106は周波数帯域区別部105
から受けとった音声信号Cのゲインを上げた後、合成部
107にその音声信号(以後、「音声信号C’」と記述
する。)を送出する。合成部107は周波数帯域区別部
105から受けとった音声信号Dと特定周波数処理部1
06から受けとった音声信号C’の時間的な同期をとっ
て一つの音声信号に合成し、音声出力装置102に前記
音声信号を送出する。
【0019】(実施例4)図4は本発明請求項4の一実
施例における通信端末装置の音声受信の場合の機能ブロ
ック図であり、102は音声出力装置、114はキー入
力装置、106は特定周波数処理部、107は合成部、
121は特定周波数帯域抽出部、120は周波数分析
部、109は音声復号化部、115は分離部、113は
回線インタフェース部、116は全体制御部である。
施例における通信端末装置の音声受信の場合の機能ブロ
ック図であり、102は音声出力装置、114はキー入
力装置、106は特定周波数処理部、107は合成部、
121は特定周波数帯域抽出部、120は周波数分析
部、109は音声復号化部、115は分離部、113は
回線インタフェース部、116は全体制御部である。
【0020】以上のように構成された通信端末装置の音
声受信動作について図4を用いて説明する。
声受信動作について図4を用いて説明する。
【0021】回線インタフェース部113は伝送路(I
SDN回線など)から多重化信号を受けとり、分離部1
15に送出する。分離部115は前記多重化信号を映像
符号化信号と音声符号化信号に分離し、音声符号化信号
を音声復号化部109に送出する。音声復号化部109
は分離部115から受けとった音声符号化信号を音声復
号化(音声伸長)し、復号化した音声信号を周波数分析
部120と特定周波数帯域抽出部121に送出する。周
波数分析部120は音声復号化部109から受けとった
音声信号の周波数分析を行ない、周波数分析結果情報を
特定周波数帯域抽出部121に送出する。特定周波数帯
域抽出部121は周波数分析部120から受けとった周
波数分析結果情報に従って音声復号化部109から受け
とった音声信号を特定周波数帯域の音声信号と特定周波
数帯域以外の音声信号に分離し、特定周波数帯域の音声
信号を特定周波数処理部106に送出し、特定周波数帯
域以外の音声信号を合成部107に送出する。特定周波
数処理部106は特定周波数帯域抽出部121から受け
とった特定周波数帯域の音声信号のゲインを上げ、ゲイ
ンを上げた音声信号を合成部107に送出する。合成部
107は特定周波数処理部106から受けとったゲイン
を上げた特定周波数帯域の音声信号と特定周波数帯域抽
出部121から受けとった特定周波数帯域以外の音声信
号の時間的な同期をとって一つの音声信号に合成し、音
声出力装置102に合成した音声信号を送出する。
SDN回線など)から多重化信号を受けとり、分離部1
15に送出する。分離部115は前記多重化信号を映像
符号化信号と音声符号化信号に分離し、音声符号化信号
を音声復号化部109に送出する。音声復号化部109
は分離部115から受けとった音声符号化信号を音声復
号化(音声伸長)し、復号化した音声信号を周波数分析
部120と特定周波数帯域抽出部121に送出する。周
波数分析部120は音声復号化部109から受けとった
音声信号の周波数分析を行ない、周波数分析結果情報を
特定周波数帯域抽出部121に送出する。特定周波数帯
域抽出部121は周波数分析部120から受けとった周
波数分析結果情報に従って音声復号化部109から受け
とった音声信号を特定周波数帯域の音声信号と特定周波
数帯域以外の音声信号に分離し、特定周波数帯域の音声
信号を特定周波数処理部106に送出し、特定周波数帯
域以外の音声信号を合成部107に送出する。特定周波
数処理部106は特定周波数帯域抽出部121から受け
とった特定周波数帯域の音声信号のゲインを上げ、ゲイ
ンを上げた音声信号を合成部107に送出する。合成部
107は特定周波数処理部106から受けとったゲイン
を上げた特定周波数帯域の音声信号と特定周波数帯域抽
出部121から受けとった特定周波数帯域以外の音声信
号の時間的な同期をとって一つの音声信号に合成し、音
声出力装置102に合成した音声信号を送出する。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音声入力
装置に混入する通信端末装置の環境雑音を軽減し通信端
末装置の使用者が音声入力装置に入力する音声信号の通
信が可能となり、環境雑音の大きな場合でも明瞭な通信
を行なうことが可能な通信端末装置を実現できるという
大きな効果がある。
装置に混入する通信端末装置の環境雑音を軽減し通信端
末装置の使用者が音声入力装置に入力する音声信号の通
信が可能となり、環境雑音の大きな場合でも明瞭な通信
を行なうことが可能な通信端末装置を実現できるという
大きな効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例における通信端末装置の
機能ブロック図
機能ブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における通信端末装置の
音声送信の場合の機能ブロック図
音声送信の場合の機能ブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における通信端末装置の
音声受信の場合の機能ブロック図
音声受信の場合の機能ブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における通信端末装置の
音声受信の場合の機能ブロック図
音声受信の場合の機能ブロック図
【図5】従来の通信端末装置の機能ブロック図
100 通信端末装置本体 101 音声入力装置 102 音声出力装置 103 映像入力装置 104 映像表示装置 105 周波数帯域区別部 106 特定周波数処理部 107 合成部 108 音声符号化部 109 音声復号化部 110 映像符号化部 111 映像復号化部 112 多重化部 113 回線インタフェース部 114 キー入力装置 115 分離部 116 全体制御部 117 信号レベル検出部 118 レベル記憶部 119 比較部 120 周波数分析部 121 特定周波数帯域抽出部 500 従来の通信端末装置本体
Claims (4)
- 【請求項1】音声入力装置、音声出力装置、キー入力装
置を有し、音声入力装置に入力する音声特有の周波数帯
域の信号とそれ以外に音声入力装置に混入する音声周波
数帯域の信号とを区別する機能、音声入力装置に入力す
る音声特有の周波数帯域の信号だけを処理する機能、前
記処理後の音声信号と通信端末装置の音声特有の周波数
帯域以外の信号を合成する機能、合成された音声信号を
音声符号化する機能、符号化後の音声伝送路に送信す
る、あるいは伝送路から受信する回線インタフェース機
能、音声信号を音声復号化する機能、復号化後の音声信
号を音声出力装置に出力する機能、通信端末装置を伝送
路に接続するための電話番号の入力および機能の選択を
行うためのキー入力機能、を備える通信端末装置。 - 【請求項2】通信端末装置の使用者が音声入力装置に入
力する音声特有の周波数帯域の信号とそれ以外に音声入
力装置に混入する音声周波数帯域の信号とを音声入力装
置に入力される音声信号の信号レベルを検出する機能お
よび前記検出した信号レベルを記憶する機能、音声入力
装置に入力される音声の信号レベルと前記信号レベルを
記憶する機能に記憶されている信号レベルとを比較し音
声入力装置の信号レベルが大きい場合のみ音声入力装置
に入力された音声信号だけを処理する機能を備えること
を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 【請求項3】伝送路から受信する音声信号特有の周波数
帯域をキー入力により指示し、指示される特有の周波数
帯域の音声信号のみを処理する機能を備える請求項1記
載の通信端末装置。 - 【請求項4】伝送路から受信する音声信号を周波数分析
する機能、受信した音声信号特有の周波数帯域を抽出す
る機能、前記抽出した周波数帯域を有する音声信号のみ
を処理する機能を備えることを特徴とする請求項1,2
又は3のいずれか1に記載の通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18523495A JPH0936818A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18523495A JPH0936818A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0936818A true JPH0936818A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16167233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18523495A Pending JPH0936818A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0936818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800671B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2008-02-01 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 단말기에서 사용되는 스피커의 음성 주파수특성 보상 장치 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP18523495A patent/JPH0936818A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800671B1 (ko) * | 2001-09-05 | 2008-02-01 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 단말기에서 사용되는 스피커의 음성 주파수특성 보상 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8633959B2 (en) | Video telephony apparatus and signal transmitting/receiving method for mobile terminal | |
EP1352522A1 (en) | Adaptive display for video conferences | |
EP1662766A1 (en) | Easy volume adjustment for communication terminal in multipoint conference | |
US6859779B2 (en) | Communication apparatus | |
JP3500667B2 (ja) | テレビ会議システムおよび同期方法 | |
JP2000253187A (ja) | 音声通信装置 | |
JPH0936818A (ja) | 通信端末装置 | |
JP2000004304A (ja) | 異なる手段での会話が可能な通話装置 | |
US7355624B2 (en) | Method and apparatus for having video in a two-way radio | |
JPH0787472A (ja) | テレビ会議システム | |
JPH05227119A (ja) | 音声・データ多重化方式 | |
JPS6390953A (ja) | マルチメデイア通信装置 | |
KR20000009754A (ko) | 지능형 화상 전화기 및 그에 적용되는 데이터 처리방법 | |
JP2002084518A (ja) | オブジェクト選択式情報通信方法及びその装置 | |
JPH0746565A (ja) | 通信システム | |
KR20000043616A (ko) | 음성 인식 화상 전화 통신 장치 | |
JPH07107451A (ja) | 画像通信端末装置 | |
JPH06253305A (ja) | テレビ会議システム | |
JPH06296277A (ja) | テレビ電話装置 | |
JPH06252863A (ja) | ステレオ音声伝送装置 | |
JPH06350724A (ja) | 通信制御装置 | |
JPH11168706A (ja) | 音声遅延制御システム | |
JPS6386933A (ja) | 音声情報伝送方式 | |
JPH04266255A (ja) | テレビ電話装置 | |
JPH1032803A (ja) | 画像通信端末装置 |