JPH1145744A - 電線と端子との接続構造及び接続方法並びに端子 - Google Patents

電線と端子との接続構造及び接続方法並びに端子

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JPH1145744A
JPH1145744A JP14626598A JP14626598A JPH1145744A JP H1145744 A JPH1145744 A JP H1145744A JP 14626598 A JP14626598 A JP 14626598A JP 14626598 A JP14626598 A JP 14626598A JP H1145744 A JPH1145744 A JP H1145744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆電線の芯線と端子とを超音波加振によっ
て接続する際に、芯線と端子とを確実に接続して、接続
の信頼性を増大させる。 【解決手段】 端子13の表面13aにろう材28を接
合し、コネクタハウジング11の溝部18に端子13を
収容し、被覆電線19を端子13に接触させ、カバー1
2を被せて突起22を溝部18に挿入する。ホーンによ
って加圧しながら超音波加振して、被覆電線の被覆部を
溶融除去し、被覆部の溶融の熱でろう材28を溶かし、
芯線と接触させ、ろう材28を介して芯線と端子13と
を接続する。ろう材28が確実に芯線と接触するため、
接続の信頼性が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波加振によっ
て電線と端子とを接続する構造及び接続方法並びにこれ
らに使用される端子に関する。
【0002】
【従来の技術】図15〜図17は、特開平7−3208
42号公報に記載された従来の超音波加振による接続構
造である。
【0003】図15及び図16の接続構造は、はんだ等
のろう材1を埋め込み或いは取り付けた一対の樹脂チッ
プ2を使用するものであり、芯線3が被覆部4によって
被覆された被覆電線5を交差させて接続が行われる。す
なわち、図15に示すように、被覆電線5の交差部分を
一対の樹脂チップ2によって上下から挟み込み、樹脂チ
ップ2にホーン(図示省略)を当接させて加圧する。こ
の加圧状態でホーンから超音波加振することによって、
図16に示すように樹脂チップ2を溶融してチップ2を
溶着すると共に、被覆電線5の被覆部4を溶融除去して
芯線3を露出させる。これと同時に、チップ2の溶融時
の熱によってろう材1を溶かし、露出した芯線3をろう
付けするものである。
【0004】図17及び図18の接続構造は、ろう材1
が露出するように表面に埋め込まれた樹脂チップ6を使
用するものであり、被覆電線5の交差部分にろう材1が
接触するように樹脂チップ6を当接させ、ホーンから樹
脂チップ6に超音波加振を作用させることによって、同
様に樹脂チップ6の溶融と、被覆部4の溶融除去とを行
うと共に、交差している芯線3をろう材1によってろう
付けする。
【0005】図19の接続構造は、端子金具7と被覆電
線5とを接続するものであり、ろう材1が取り付けられ
た樹脂チップ8の一方をアンビル9に載置し、このアン
ビル9上に、端子金具7及び被覆電線5を接触させた状
態で載置する。そして、他方の樹脂チップ8を被覆電線
5上に当接させ、ホーン10から超音波加振することに
よって、被覆部4を溶融除去すると共に、樹脂チップ8
を溶着し、同時にろう材1を溶かして、芯線3と端子金
具7とを接続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
及び図16の接続構造では、交差している芯線3の間に
被覆部4及び樹脂チップ2の樹脂があるため、樹脂を溶
融と同時にろう材1を溶かしても、溶けたろう材が樹脂
によって阻害されて、芯線と良好に接触することができ
ず、接続の信頼性が低下している。
【0007】又、図17〜図19の接続構造では、溶け
たろう材1が溶融した被覆電線5の被覆部4の融液と共
に接続部分の外部に排出されて芯線と接触することがで
きず、同様に接続の信頼性が低下している。
【0008】そこで、本発明は、ろう材が確実に接触で
きる構造とすることにより、接続の信頼性を向上させる
ことができる電線と端子との接続構造及び接続方法並び
にこれらに使用される端子を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の接続構造は、芯線を樹脂製の被覆
部で被覆した被覆電線と端子とを重ねて、超音波加振に
よって前記被覆部を溶融除去して前記芯線と端子とを接
続させる接続構造であって、前記端子と前記被覆電線と
の接触部に、導電性のろう材が接合されていることを特
徴とする。
【0010】この接続構造では、被覆電線と端子とを重
ねることによって、端子のろう材が被覆電線と接触す
る。この状態で超音波加振して被覆部を溶融除去する
と、ろう材と被覆部内部の芯線とが接触すると同時に、
例えば超音波加振による発熱でろう材が軟化或いは溶融
するため、芯線がろう材に食い込み、ろう材を介して芯
線と端子とが導通する。従って、ろう材が芯線に確実に
接触するため、接続の信頼性が向上する。
【0011】請求項2の発明の接続構造は、請求項1記
載の電線と端子との接続構造であって、前記端子と被覆
電線との接触部が、一対の樹脂部品間に挟み込まれた状
態で超音波加振されていることを特徴とする。
【0012】この接続構造では、樹脂部品によって端子
と被覆電線とを挟むことによって、端子のろう材が被覆
電線と接触し、この状態で超音波加振して被覆部を溶融
除去すると、ろう材と被覆部内部の芯線とが接触する。
【0013】請求項3の発明の接続構造は、表面に導電
性のろう材が接合された端子を樹脂部品の溝部内に収容
し、芯線を樹脂製の被覆部で被覆した被覆電線を前記ろ
う材に接触させた後、被覆電線及び端子を加圧しながら
超音波加振することによって前記被覆部を溶融除去する
と共に、前記ろう材を少なくとも軟化状態として前記芯
線と接触させることを特徴とする。
【0014】この接続方法では、樹脂部品の溝部に端子
を収容し、この端子に被覆電線を接触させることによ
り、端子とろう材と被覆電線とが接触する。そして、加
圧しながら超音波加振することによって被覆電線の被覆
部が溶融除去され、被覆部内部の芯線とろう材とが接触
する。又、ろう材は軟化或いは溶融して芯線と接触する
ため、ろう材を介して芯線と端子とが導通する。このた
め、ろう材と芯線とを確実に接触させることができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載の電線と
端子との接続方法であって、他方の樹脂部品の突起を前
記溝部内に挿入し、被覆電線及び端子を加圧しながら超
音波加振することを特徴とする。
【0016】この接続方法では、他方の樹脂部品の突起
を溝部内に挿入し、被覆電線及び端子を加圧しながら超
音波加振することによって被覆電線の被覆部が溶融除去
され、被覆部内の芯線とろう材とが接触する。
【0017】請求項5の発明は、請求項3記載の電線と
端子との接続方法であって、超音波加振する超音波ホー
ンの突起を前記溝部内に挿入し、被覆電線及び端子を加
圧しながら超音波加振すること特徴とする。
【0018】この接続方法では、樹脂部品の溝部内に端
子を収容し、この端子に被覆電線を接触させることによ
り端子のろう材被覆電線とが接触する。そして、超音波
ホーンの突起を溝部内に挿入して被覆電線及び端子を加
圧しながら超音波加振することによって被覆電線の被覆
部が溶融除去され、被覆部内部の芯線とろう材とが接触
する。
【0019】請求項6の発明は、請求項3乃至請求項5
のいずれか一項に記載の発明であって、前記ろう材を、
前記超音波加振による前記被覆部の溶融除去の際の熱に
より軟化状態とすることを特徴とする。
【0020】この接続方法では、ろう材を被覆部の溶融
除去の熱によって軟化させるため、ろう材を軟化させる
ための超音波加熱を別途、行う必要がなく、超音波加振
による溶着作業を簡単に行うことができる。
【0021】請求項7の発明は、樹脂製の被覆部で芯線
を被覆した被覆電線が接触し、超音波加振によって前記
被覆部が溶融除去されることによって芯線と導通する端
子であって、前記被覆電線との接触部分に導電性のろう
材が接合されていることを特徴とする。
【0022】この端子では、ろう材を設けることによっ
て、ろう材が被覆電線と接触し、被覆電線内の芯線との
接触を確実に行うことができる。
【0023】請求項8の発明は、請求項7記載の端子で
あって、底板と、この底板の両側から同方向に起立した
一対の側板とで、前記底板に対向した部分が開口したコ
字型断面に形成され、前記側板に内外を連通する貫通窓
が形成されて、コネクタハウジングの溝部内に収容・固
定され、超音波加振により溶融した被覆部が少なくとも
前記側板の前記貫通窓内に入り込むことを特徴とする。
【0024】この端子では、超音波加振により溶融した
被覆部が側板の貫通窓内に入り込むことにより、端子か
らの被覆電線の抜け方向に対する保持力が増加し、被覆
電線の端末に端子を強固に固定することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0026】〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実
施形態の全体の分解斜視図、図2〜図4は接続手順を示
す断面図である。この実施形態では、図1に示すよう
に、第1の樹脂部材11と、第2の樹脂部材12と、導
電性金属からなる端子13とを備えている。
【0027】この実施形態は、本発明をコネクタに適用
したものであり、第1の樹脂部材11はコネクタハウジ
ング、第2の樹脂部材12はカバーとなっている。
【0028】コネクタハウジング11は、相手コネクタ
(図示省略)と嵌合によって連結されるフード部14
と、フード部14の一側に一体的に連設された電線導出
部15とを備えている。
【0029】電線導出部15においては、底壁部16が
フード部14から延びていると共に、この底壁部16の
上面に複数の隔壁部17が平行状に突出されており、隔
壁部17に囲まれた部分が溝部18となっている。溝部
18は、上面が開放された矩形断面となっており、それ
ぞれの溝部18に端子13が収容されて被覆電線19と
の接続が行われる。又、底壁部16における隔壁部17
の外側部分は、カバー12が溶着される溶着部20とな
っている。
【0030】カバー12は、電線導出部15を覆う閉鎖
板部21と、この閉鎖板部21における電線導出部15
との対向面に形成された複数の突起22と、突起22の
外側に設けられた側壁部23とを備えている。
【0031】突起22は、電線導出部15の溝部18と
同様の矩形断面となっていると共に、溝部18との対向
部位に形成されている。この突起22は溝部18よりも
幾分、小さな寸法に形成されており、カバー12を電線
導出部15に被せる際に、対応した溝部18に挿入され
る。この挿入によって突起22は、溝部18内に導入さ
れた被覆電線19に接触して被覆電線19を端子13に
押圧する。
【0032】この実施形態において、それぞれの突起2
2は、中間部分に切欠部24を有した断続状となってい
る。このため突起22は溝部18内の被覆電線19とは
全長で接触するものではなく、切欠部24部分が被覆電
線19と非接触となる。このように被覆電線19と接触
することがない切欠部24を形成することによって、超
音波加振によって溶融した被覆部を切欠部24に逃がす
ことができる。
【0033】カバー12の側壁部23は、電線導出部1
5の溶着部20と対向しており、カバー12を電線導出
部15に被せることによって溶着部20に当接する。こ
の側壁部23の先端は、尖鋭状の溶着部25となってお
り、超音波加振によって電線導出部15の溶着部20と
相互に溶着するようになっている。
【0034】コネクタハウジング11及びカバー12と
しては、アクリル系樹脂、ABS(アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体)系樹脂、PC(ポリカ
ーボネート)系樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂,PEI(ポリエーテルイミド)系樹脂、PBT(ポ
リブチレンテレフタレート)系樹脂、ABS/塩化ビニ
ルのアロイ、アクリル/塩化ビニルのアロイ、ポリエス
テルエラストマー、或いはPBTとポリエーテルとのブ
ロック共重合体を使用することができる。
【0035】被覆電線19は、図2に示すように複数の
芯線26が塩化ビニル等の絶縁性樹脂からなる被覆部2
7に被覆されることによって構成されるものである。
【0036】端子13は、平板状に形成されており、コ
ネクタハウジング11の溝部18に導入される。端子1
3は、コネクタハウジング11のフード部14内に貫通
し、貫通端がフード部14に嵌合された相手コネクタの
端子と接触して電気的に接続される。この端子13は、
被覆電線19の芯線26と導通することによって接続さ
れる。
【0037】このような端子13における被覆電線19
との接触部、すなわち表面13aには、導線性のろう材
28が接合されている。ろう材28は、はんだからな
り、芯線26との接続に先立って端子13の表面13a
に接合される。この接合は溶融したろう材28を端子1
3の表面13aに滴下したり、塗布し、その後、冷却す
ることによって簡単に行うことができる。また、ろう材
28は、上記はんだ以外に、等音波加振による被覆部の
発熱温度で溶融することができる導電性を有するものを
用いることができる。
【0038】ろう材28の接合は、端子13の表面13
aの全面に対して行っても良いが、図1に示すように、
カバー12の突起22と対応した部分だけに対して行う
ことにより、ろう材28の量が少なくなって経済的であ
ると共に、接合作業を簡単に行うことができる。
【0039】次に、この実施形態の組立手順について説
明する。
【0040】図1に示すように、ろう材28が予め接合
された端子13を、コネクタハウジング11の溝部18
のそれぞれに導入し、端子13の先端部分をフード部1
4内に貫通させる。そして、各端子13上に被覆電線1
9を載置して重ね、カバー12を電線導出部15に被せ
る。このとき、図2で示すように、それぞれの突起22
を溝部18に合わせて溝部18内に挿入して、コネクタ
ハウジング11とカバー12とによって被覆電線19と
端子13とを挟み込む。
【0041】この状態で、図示を省略したホーンをカバ
ー12に当接させて加圧しながら超音波加振する。この
加振される超音波は、ホーンの加圧方向と同方向の縦方
向に振動する。この超音波は突起22を介して被覆電線
に伝達され、被覆電線19の被覆部27が発熱して、図
3に示すように、被覆部27が溶融除去される。
【0042】被覆部27の溶融除去によって、芯線26
が端子13上のろう材28に接触する。これと共に、ホ
ーンによって加圧されているため、突起22が下降し、
突起22自体が溶融を開始する。
【0043】ろう材28は、以上の被覆部27の溶融時
の熱及び突起22の溶融時の熱を吸収し、この吸収によ
って、ろう材28は軟化し、或いは溶ける。このろう材
28の軟化或いは溶融によって芯線26は、ろう材28
に食い込み、図4に示すように、芯線26とろう材28
とが大きな接触面積で接触することができる。かかるろ
う材28と芯線26との接触により、芯線26と端子1
3とが導通して接続される。
【0044】このような接続構造では、溶融した樹脂
が、ろう材28と芯線26との接触の阻害とならず、し
かもろう材28が外部に排出されることがない。このた
め、ろう材28と芯線26とが確実に接触でき、信頼性
の高い接続を行うことができる。又、芯線26がろう材
28に食い込んで接触すると共に、溶けたろう材28が
芯線26の周囲に付着するため、ろう材28と芯線26
との接触面積が大きくなり、接触抵抗を小さくすること
ができ、芯線26と端子13とを安定して接続すること
ができる。
【0045】又、超音波加振によって溶融した被覆部2
7は、図2及び図3の符号29で示すように、溝部18
と突起22との間に充満する。この充満によって、溶融
部分29は端子13及び芯線26を動かないように押さ
え込む。このため、端子13と芯線26とが離れること
がなく、信頼性のある接続状態となっている。
【0046】なお、コネクタハウジング11とカバー1
2との接合は、それぞれの溶着部20、25を当接さ
せ、加圧しながら超音波加振して溶着させることによっ
て行われる。この場合、被覆部27の溶融部分29が溝
部18内面と突起22外面との間の隙間に充満してお
り、この充満した溶融部分29が、コネクタハウジング
11とカバー12とを接合するように作用するため、接
合力が大きくなる。このため、突起22が芯線26を端
子13に押し付ける状態を保持することができ、信頼性
のある接続状態を継続させることができる。
【0047】〔第2実施形態〕次に図5乃至図14に示
す第2実施形態について説明する。
【0048】本実施形態では、図5に示すように、第1
の樹脂部材であるコネクタハウジング31の溝部38内
に端子33を収容し、その上に被覆電線19の端末部分
を重ね、この状態で超音波加振して被覆部27を溶融除
去すると、ろう材と被覆電線19の内部の芯線26とが
接触すると同時に、ろう材48を介して芯線26と端子
33とが導通する。そして、図6に示すように、カバー
32の突起42で芯線26と端子33との接触部39を
押圧する。
【0049】本実施形態のコネクタハウジング31は、
図7に示すように、フード部34とフード部34の一側
に一体的に連接された電線導出部35とを備えている。
電線導出部35は、底壁部36がフード部34から延び
ていると共に、この底壁部36の上面に複数の隔壁部3
7が平行状に突出されており、隔壁部37に囲まれた部
分が溝部38となっている。溝部38は、上面が開放さ
れた矩形断面となっており、それぞれの溝部38に端子
33が収容されて被覆電線19との接続が行われる。
又、底壁部36の隔壁部37の両外側部分の前端(フー
ド部34)側には、受壁40、40がそれぞれ突設され
ている。また、隔壁部37の両外側部分の後端側には、
ストッパ壁44、44がそれぞれ突設されている。ま
た、受壁40、40とストッパ壁44、44との間は、
カバー32が係止される係合部45となっている。
【0050】カバー32は、電線導出部35を覆う閉鎖
板部41と、この閉鎖板部41における電線導出部35
との対向面に形成された複数の押え突起42と、押え突
起42の外側に設けられた側壁部43、43と、側壁部
43、43の一部がそれぞれ延設された係合壁部46、
46とを備えている。
【0051】押え突起42は、電線導出部35の溝部3
8と同様の矩形断面となっていると共に、溝部38との
対向部位にそれぞれ形成されている。この押え突起42
は溝部38よりも幾分小さな寸法に形成されており、カ
バー32を電線導出部35に被せる際に、対応した溝部
38に挿入される。この挿入によって押え突起42は、
溝部38内に導入された被覆電線19の端末に接触して
被覆電線19を端子33に押圧する。
【0052】カバー32の側壁部43、43は、電線導
出部35の受壁40、40と対向しており、カバー32
を電線導出部35に被せることによって受壁40、40
に当接する。また、係合壁部46は、カバー32を電線
導出部35に被せることにより、係合部45に挿入さ
れ、その先端部が底壁部36の両側部に係止される。ま
た、この状態では、ストッパ壁44、44により被覆電
線19の軸方向へのカバー32の移動が規制されてい
る。
【0053】コネクタハウジング31及びカバー32
は、上記第1実施形態と同様の材質で成形されている。
【0054】本実施形態の端子33は、一側に相手端子
との接触部39が形成され、他側に被覆電線19の端末
部分が接続される接続部47が形成されている。この端
子33は、コネクタハウジング31に収容された状態で
は、接触部39がフード部34内に突設され、接続部4
7が溝部38内に収容される。接続部47は、底板49
と、この底板49の両側部から同方向に起立する一対の
側板50、50とで、底板49の対向側が開口されたコ
字型断面に形成されている。
【0055】側板50、50には、内外を連通する貫通
窓51がそれぞれ2つずつ形成されている。また、側板
50と側板50との間の幅寸法は、溝部38内の幅寸法
と略等しいか若干短く形成されている。さらに、この端
子33の底板49上には、導電性のろう材48、48が
接合されている。ろう材48は、上記第1実施形態と同
様に、はんだからなり、芯線26の接続に先立って端子
33の表面に接合される。この接合は溶融したろう材4
8を底板49上に滴下したり、塗布し、その後、冷却す
ることにより接合される。
【0056】次に、この実施形態の組立手順について説
明する。
【0057】図7に示すように、ろう材48が予め底板
49上に接合された端子33を、接触部39がフード部
34内に突設し、溝部38内に接続部47が収容するよ
うにコネクタハウジング31に収容する。そして、図9
及び図13に示すように、各端子33の接続部47上に
被覆電線19の端末部分を載置し重ね合わせる。次に、
図10に示すように超音波ホーン52を電線導出部35
上に載置して重ねる。
【0058】ここで、超音波ホーン52は、図12に示
すように、本体54の下面54a側に5個ずつ2段に突
起53が突設されている。この突起53がそれぞれ溝部
38内に挿入されて端子33との間で被覆電線19を挟
み込む。
【0059】この状態から超音波ホーン52で被覆電線
19と端子33とを加圧しながら超音波加振する。超音
波ホーン52によって超音波加振すると、被覆電線19
の被覆部27が発熱して溶融し、溶融した被覆部29
が、図6に示すように貫通窓51内に流れ込む。この場
合、溶融した被覆部29は、貫通窓51以外に、貫通窓
51と超音波ホーン52の突起53との間、あるいは、
溝部38の内壁と側板50、50との間にも入り込む場
合もある。
【0060】さらに、超音波加振により発生した熱によ
りろう材48が溶融し、この溶融したろう材48上に超
音波ホーン52の突起53により加圧された芯線26と
端子33とがろう材48を介して電気的に接続される。
【0061】この場合、ろう材48は、被覆電線19の
被覆部27の溶融時の熱を吸収して、軟化し、或いは溶
ける。このろう材48の軟化或いは溶融によって芯線2
6はろう材48に食い込み、図6に示すように芯線26
とろう材48とが大きな接触面積で接触することができ
る。このようなろう材48と芯線26との接触により、
芯線26と端子33とが導通して接続される。
【0062】芯線26と端子33とがろう材48を介し
て電気的に接続された後に、超音波ホーン52を電線導
出部35から除いて、図11に示すように、カバー32
を電線導出部35に被せ、係合壁部46を係合部45に
係合し、カバー32を電線導出部35に保持する。この
とき、溝部38内の被覆電線19には、超音波ホーン5
2の突起53に相当する穴がそれぞれ形成されている
が、この穴内に、図6に示すように、カバー32の閉鎖
板部41に設けられた押え突起42がそれぞれ挿入さ
れ、芯線26がろう材48及び端子33上に押さえ付け
られる。
【0063】このような接続構造では、溶融した被覆部
29の樹脂がろう材48と芯線28との接触を阻害する
ことがなく、しかもろう材48が外部に排出されること
がない。このため、ろう材48と芯線26とが確実に接
触でき、信頼性の高い接続を行うことができる。又、芯
線26がろう材48に食い込んで接触すると共に、溶け
たろう材48が芯線26の周囲に付着するため、ろう材
48と芯線26との接触面積が大きくなり、接触抵抗を
小さくすることができて、芯線26と端子33とを安定
して接続することができ、接続における電気的信頼性を
向上することができる。
【0064】また、超音波加振によって溶融した被覆部
29は、図6に示すように、貫通窓51内に流れ込む。
これにより、被覆電線19の端末部分の軸方向への抜け
強度を向上することができて、被覆電線19の端末部分
と端子33との機械的な接続における信頼性を向上する
ことができる。
【0065】また、本実施形態では、カバー32は電線
導出部35に対して着脱自在となっているので、端子3
3を交換する場合にはカバー32を外して必要とされる
端子33を容易に取り出すことができ、しかも、カバー
32、コネクタハウジング31を再使用することができ
る。
【0066】また、本実施形態では、カバー32を介す
ることなく超音波ホーン52を被覆電線19に当接させ
ているので、超音波の振幅の減衰はなくそれだけ溶着に
必要なエネルギが少なくて済む。
【0067】また。本実施形態では、カバー32により
電線導出部35を覆った状態では、カバー32の押え突
起42が超音波ホーン52の突起53で形成された穴内
に挿入されることにより、端子33を溝部38内に係止
することができる。従って、端子33をコネクタハウジ
ング31に係止する係止構造の他に、押え突起42によ
り端子33を溝部38内に係止することにより2重に係
止することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、端子に設けたろう材が超音波加振による被覆部
の溶融除去の際に、軟化或いは溶けるため、芯線がろう
材に食い込み、ろう材を介して芯線と端子とが導通す
る。従って、ろう材が芯線に確実に接触するため、接続
の信頼性が向上する。
【0069】請求項2の発明によれば、樹脂部品によっ
て端子と被覆電線とを挟むことによって、端子のろう材
が被覆電線と接触し、この状態で超音波加振して被覆部
を溶融除去すると、ろう材と被覆部内部の芯線とが接触
するため、接続の信頼性が向上する。
【0070】請求項3の発明によれば、加圧しながら超
音波加振することによって被覆電線の被覆部が溶融除去
され、被覆部内部の芯線とろう材とが接触し、ろう材を
介して芯線と端子とが導通するため、ろう材と芯線とを
確実に接触させることができる。
【0071】請求項4の発明によれば、他方の樹脂部品
の突起を溝部内に挿入し、被覆電線及び端子を加圧しな
がら超音波加振することによって被覆電線の被覆部が溶
融除去され、被覆部内の芯線とろう材とが接触する。
【0072】請求項5の発明によれば、超音波ホーンの
突起を溝部内に挿入して被覆電線及び端子を加圧しなが
ら超音波加振することによって、超音波の振幅の減衰が
なくなり、その分溶着に必要なエネルギを少なくするこ
とができる。
【0073】請求項6の発明によれば、ろう材を被覆部
の溶融除去の熱によって軟化させるため、ろう材を軟化
させるための超音波加熱を別途、行う必要がなく、超音
波加振による溶着作業を簡単に行うことができる。
【0074】請求項7の発明によれば、ろう材を設ける
ことによって、ろう材が被覆電線と接触し、被覆電線内
の芯線との接触を確実に行うことができる。
【0075】請求項8の発明によれば、超音波加振によ
り溶融した被覆部が側板の貫通窓内に入り込むことによ
り、端子からの被覆電線の抜け方向に対する保持力が増
加し、被覆電線の端末に端子を強固に固定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体の分解斜視図であ
る。
【図2】第1実施形態における端子と被覆電線とを接触
させた状態の断面図である。
【図3】第1実施形態における超音波加振によって被覆
部を溶融除去した状態の断面図である。
【図4】第1実施形態におけるろう材を介して芯線と端
子とが接続された状態の断面図である。
【図5】第2実施形態を示し、端子と被覆電線とを重ね
た状態で超音波ホーンをセットした状態を示す断面図で
ある。
【図6】第2実施形態を示し、端子と芯線とをろう材を
介して接続し、カバーを被せた状態を示す断面図であ
る。
【図7】第2実施形態において、コネクタハウジングの
電線導出部、カバー、端子、被覆電線を示す分解斜視図
である。
【図8】第2実施形態を示し、電線導出部の溝部に端子
を挿入しようとする状態を示す斜視図である。
【図9】第2実施形態を示し、溝部内に挿入された端子
上に被覆電線の端末を載置した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】第2実施形態を示し、溝部内に挿入された端
子上に被覆電線の端末を載置し超音波ホーンにて加圧し
ながら超音波加振している状態を示す斜視図である。
【図11】第2実施形態において、端子と芯線とをろう
材を介して接続した電線導出部をカバーで覆った状態を
示す斜視図である。
【図12】第2実施形態において、超音波ホーンを示す
斜視図である。
【図13】第2実施形態において、端子上に被覆電線の
端末部分を載置し重ねた状態を示す断面斜視図である。
【図14】第2実施形態において、図13に示す状態か
ら超音波ホーンにより超音波加振した状態を示す断面斜
視図である。
【図15】従来の接続構造の断面図である。
【図16】図15の構造によって接続した状態の断面図
である。
【図17】別の従来の接続構造に使用する樹脂チップの
部分破断斜視図である。
【図18】別の接続構造の部分破断斜視図である。
【図19】さらに、別の接続構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
11、31 コネクタハウジング(第1の樹脂部材) 12、32 カバー(第2の樹脂部材) 13、33 端子 18、38 溝部 19 被覆電線 22 突起 26 芯線 27 被覆部 28、48 ろう材 42 押え突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線を樹脂製の被覆部で被覆した被覆電
    線と端子とを重ねて、超音波加振によって前記被覆部を
    溶融除去して前記芯線と端子とを接続させる接続構造で
    あって、前記端子と前記被覆電線との接触部に、導電性
    のろう材が接合されていることを特徴とする電線と端子
    との接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線と端子との接続構造
    であって、前記端子と被覆電線との接触部が、一対の樹
    脂部品間に挟み込まれた状態で超音波加振されているこ
    とを特徴とする電線と端子との接続構造。
  3. 【請求項3】 表面に導電性のろう材が接合された端子
    を樹脂部品の溝部内に収容し、芯線を樹脂製の被覆部で
    被覆した被覆電線を前記ろう材に接触させた後、被覆電
    線及び端子を加圧しながら超音波加振することによって
    前記被覆部を溶融除去すると共に、前記ろう材を少なく
    とも軟化状態として前記芯線と接触させることを特徴と
    する電線と端子との接続方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電線と端子との接続方法
    であって、他方の樹脂部品の突起を前記溝部内に挿入
    し、被覆電線及び端子を加圧しながら超音波加振するこ
    とを特徴とする電線と端子との接続方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電線と端子との接続方法
    であって、超音波加振する超音波ホーンの突起を前記溝
    部内に挿入し、被覆電線及び端子を加圧しながら超音波
    加振すること特徴とする電線と端子との接続方法。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の電線と端子との接続方法であって、前記ろう材
    を、前記超音波加振による前記被覆部の溶融除去の際の
    熱により軟化状態とすることを特徴とする電線と端子と
    の接続方法。
  7. 【請求項7】 樹脂製の被覆部で芯線を被覆した被覆電
    線が接触し、超音波加振によって前記被覆部が溶融除去
    されることによって芯線と導通する端子であって、前記
    被覆電線との接触部分に導電性のろう材が接合されてい
    ることを特徴とする端子。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の端子であって、底板と、
    この底板の両側から同方向に起立した一対の側板とで、
    前記底板に対向した部分が開口したコ字型断面の接続部
    を有し、前記側板に内外を連通する貫通窓が形成され
    て、コネクタハウジングの溝部内に収容・固定され、超
    音波加振により溶融した被覆部が少なくとも前記側板の
    前記貫通窓内に入り込むことを特徴とする端子。
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