JPH1145603A - ハンマー付非常信号装置 - Google Patents

ハンマー付非常信号装置

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JPH1145603A
JPH1145603A JP10146430A JP14643098A JPH1145603A JP H1145603 A JPH1145603 A JP H1145603A JP 10146430 A JP10146430 A JP 10146430A JP 14643098 A JP14643098 A JP 14643098A JP H1145603 A JPH1145603 A JP H1145603A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内にはハンマー装置と非常信号用具を設置
するような場所を確保することは難しいし、設置場所を
確保したとしても、別個のホルダーを設けなければなら
なく、不便である。 【解決手段】 握り部3に連続して形成された頭部6を
有する本体2を設け、本体2内に、握り部3の内面側か
ら警告光を発するLEDおよび頭部の先端に配置したガ
ラス20を通して警告光を発する電球を内装し、LED
23および電球の発光を制御する発光制御器26を設
け、頭部6に、窓ガラスを割るための衝撃付与部材7を
取付けるよう構成したことにより、車内にハンマーと非
常信号用具の双方を設置する場所を確保する必要がなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として車内に設
置して、交通事故などの非常時に使用するハンマー付非
常信号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば交通事故などの非常時に、
車の窓ガラスを割って脱出するためのハンマー装置があ
り、多発する交通事故といった観点からも、この種のハ
ンマー装置を車内に設置することが重要視されてきてい
る。また、一方では、非常信号用具は車内に設置するこ
とが義務付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車内にはハン
マー装置と非常信号用具を設置するような場所を確保す
ることは難しいし、設置場所を確保したとしても、別個
のホルダーを設けなければならなく、不便である。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決し得るハ
ンマー付非常信号装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、断面楕円状の握り部を有するとと
もにこの握り部に連続して拡大形成された断面円形の頭
部を有する中空の本体が設けられ、この本体の少なくと
も握り部が透光性の材質で形成され、この握り部に、そ
の内面側から握り部を通して警告光を発する第一発光体
が内装され、前記頭部に、その先端に配置した円盤状の
透光板を通して警告光を発する第二発光体が内装され、
前記第一発光体と第二発光体の発光を制御する発光制御
器および握り部の内部に設けた電池を備えた発光回路が
設けられ、車内に設けたホルダーに本体を設置した際に
発光回路をオフとし、本体がホルダーから外れた際に発
光回路をオンとする制御スイッチ体が本体に設けられ、
前記頭部の先端面に、その外周に沿って磁石が設けら
れ、頭部の外周部が車のガラスを割るためのハンマー部
とされ、このハンマー部に、握り部の長径方向に突出す
る衝撃付与部材が取付けられ、握り部と頭部の連続部で
握り部の短径方向に沿って、シートベルトを切断するた
めの刃物が設けられている。
【0006】また、前記第一発光体の発光色は赤色とさ
れ、前記刃物の切断刃部は、頭部側に向けて凹となるよ
うに湾曲して形成されている。また、断面楕円状の握り
部を有するとともにこの握り部に連続して拡大形成され
た断面円形の頭部を有する中空の本体が設けられ、この
本体は着色した透光性の材質で形成され、本体内の頭部
側に、握り部の内面側から握り部を通して警告光を発す
る第一発光体および頭部の先端に配置した円盤状のガラ
スを通して警告光を発する第二発光体が内装され、第一
発光体と第二発光体の発光を制御する発光制御器および
握り部の内部に設けた電池を備えた発光回路が設けら
れ、車内に設けたホルダーに本体を設置した際に発光回
路をオフとし、本体がホルダーから外れた際に発光回路
をオンとする制御スイッチ体が握り部に突出して設けら
れ、頭部の先端に、その外周に沿う環状の磁石が取付け
られ、頭部の途中に、握り部の長径方向に突出する衝撃
付与部材を有して車の窓ガラスを割るためのハンマー体
が取付けられ、頭部の途中で握り部の短径方向に沿っ
て、シートベルトを切断するための刃物が設けられてい
る。
【0007】さらに、本体が、握り部の長径方向に二分
割自在な半割り体から構成され、ハンマー体が、本体の
頭部に内装される環状部と衝撃付与部材とから構成され
るとともに本体と同方向で分割された分割体から構成さ
れ、各分割体は、隣り合う分割体の被接合面に接合する
接合片を有し、各接合面と被接合面を合わせた状態で両
半割り体にハンマー体が挟持されている。
【0008】上記構成において、車内に設けたホルダー
に本体を設置することにより、ホルダーで制御スイッチ
体が押圧されて発光回路がオフとなり、警告光を発する
第一発光体および第二発光体が消灯した状態となり、本
体がホルダーから外れた際に制御スイッチ体が発光回路
をオンし、発光制御器により各発光体の発光が制御され
て警告用の発光(特に第一発光体の点滅発光)がなされ
る。
【0009】そして使用者は、断面楕円状の握り部を握
って車の窓ガラスを断面円形の頭部に設けた衝撃付与部
材で割ることにより車外へ脱出するようにして使用す
る。また、頭部を車体に載置すると、磁石の磁力により
その姿勢を保持し、警告光が発せられることにより緊急
停車を他者に報知できるし、さらに、使用者は、シート
ベルトが外れないような緊急の場合には、刃物によって
シートベルトを切断して車外へ脱出するようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ハンマー付非常信号装置を、図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図8に基づいて本発明の実施の第一形態を
説明する。
【0011】本発明の実施の第一形態に係るハンマー付
非常信号装置1は、図1および図2の斜視図に示すよう
に、断面楕円状の握り部3を有するとともにこの握り部
3に連続して拡大形成された断面円形(環状)の頭部6
を有する中空の本体2が設けられている。そして、前記
握り部3には、その表面に沿った凹凸3aが形成される
ことにより握り易くなっており、また、本体2全体は透
明の合成樹脂で形成されている。
【0012】前記頭部6は、握り部3からわずかに拡径
した拡径部40と、この拡径部40の先端部外周に形成
したねじに螺合するねじを内周面に形成したキャップ4
1とを備え、図5の断面図に示すように、拡径部40の
途中には、シール用リング42が嵌合されている。
【0013】前記握り部3の端部には、内周面にねじを
形成した開口部44が形成され、この開口部44に対し
て、外周面にねじを形成した蓋部材Hが着脱自在に取付
けられ、この蓋部材Hには、シール用リング46が嵌合
され、また、この蓋部材Hに、後述の基板23Aに接続
される金属板53と電池24(例えば、直列の2本の乾
電池が用いられる)を押圧する金属製のばね28とが取
付けられている。また、握り部3の一側には、例えば警
備員の制服の肩紐に掛けたり、所定の場所に収納する際
に使用するためのフック部材3A(本体2と同様に透
明)が一体的に形成されている。
【0014】前記握り部3には、一対のLED群43が
内装され、各LED群43は、握り部3の内面側から本
体2の外部へ向けて赤色の警告光を発する複数のLED
(第一発光体の一例)23からなり、各LED群43の
LED23は、握り部3の外側から可視される一対の前
記基板23Aのそれぞれに、握り部3の長さ方向に沿っ
て複数(図では各側に6個づつ)並べられている。ま
た、基板23A間に、電池24を保持装着する電池ケー
ス25が握り部3の内面に一体的に形成されている。
【0015】前記頭部6に、その先端に配置した円盤状
のガラス(透光板の一例)20を通して警告光を発する
白色の電球(第二発光体の一例)19が内装され、前記
電池ケース25の頭部6側に、電球19および前記各側
のLED23の発光を制御するための発光制御器(制御
基板)26がそれぞれ配置され、各発光制御器26は本
体2内中央に配置した取付け板46に対してねじ47止
めされている。
【0016】また、握り部3の頭部6側の一方に、自動
車内に設けたホルダー29(図7参照)に本体2を設置
した際に押圧されて一方の発光制御器26に取付けられ
た制御スイッチ体(無接触式スイッチが用いられる)3
1の押圧部材48が突出孔4aを介して本体2に設けら
れ、この押圧部材48は、合成ゴムで形成されることに
より突出孔4aを確実にシールしている。また、握り部
3の頭部6側の他方に、他方の発光制御器26に取付け
られた操作スイッチ体(同様に無接触式スイッチが用い
られる)45の操作用凸部27が、別の突出孔4bを介
して本体2に設けられ、この操作用凸部27は、合成ゴ
ムで形成されることにより突出孔4bを確実にシールし
ている。そして、前記押圧部材48と操作用凸部27と
は、握り部3の長さ方向にずれた位置に配置されてい
る。
【0017】図1に示すように、前記頭部6の先端面に
は、その外周に沿って所定間隔置きに小円柱状の磁石2
1が複数個(図では3個)埋設され、頭部6の外周部は
自動車のガラスを割るためのハンマー部とされ、このハ
ンマー部に、握り部3の長径方向Aに沿って互いに反対
向きに突出する衝撃付与部材7(例えば硬質合金から形
成される)が取付けられている。そして、各衝撃付与部
材7は、頭部6に埋設される埋設部49と、頭部6外に
突出した尖部50とから形成されている。また、頭部6
には、前記電球19を支持する湾曲した反射板51が内
装され、頭部6に、反射板51を支持する支持体18が
形成されている。
【0018】そして、図6に示すように、握り部3と頭
部6の連続する部分で握り部3の短径方向Bに沿って、
シートベルトS(図11参照)を切断するための一対の
刃物16が本体2にガイド兼用の延設支持部52を介し
て固定され、各刃物16の切断刃部は、頭部6側に向け
て凹に湾曲形成する所謂U字刃とされている。
【0019】また、図8に示すように、電球19および
LED群43の発光を制御する発光回路30が設けら
れ、この発光回路30は、発光制御器26の入力側に前
記制御スイッチ体31および操作スイッチ体45が接続
され、出力側に電球19およびLED群43が接続され
ている。
【0020】なお、発光制御器26は、発光回路30が
オフ、すなわち電球19およびLED群43がともに消
灯の状態から操作用凸部27による一度目の操作スイッ
チ体45のオン動作で各LED23に継続点滅信号を出
力する機能と、二度目のオン動作(LED23が継続点
滅している状態から一度目のオン動作)で各LED23
に消灯信号を出力するとともに電球19に点灯信号を出
力する機能と、三度目のオン動作で各LED23に継続
点滅信号を出力するとともに電球19に点灯信号を出力
する機能と、四度目のオン動作でLED23に消灯信号
を出力するとともに電球19に消灯信号を出力する機能
と、発光回路30がオフの状態、あるいはLED23、
電球19の点滅・点灯、消灯の何れの状態であっても、
制御スイッチ体31がオン(本体2がホルダー29に装
着)された後、制御スイッチ体31がオフ(本体2がホ
ルダー29から離脱)された際には、LED23のみに
継続点滅信号を出力する機能とを有している。
【0021】上記構成のハンマー付非常信号装置1を自
動車に搭載する場合、自動車内に設けたホルダー29に
押圧部材48が押圧されるように位置決めして設置す
る。このようにすると、ホルダー29に、押圧部材48
が押圧されて制御スイッチ体31がオフとなるとともに
発光回路30がオフとなり、電球19およびLED23
はいずれも消灯の状態となる。また、押圧部材48と操
作用凸部27とは、握り部3の長さ方向にずれた位置に
配置されているので、ホルダー29によって操作用凸部
27(発光制御器26)は操作されない。
【0022】ところで、自動車が仮に壁面などに衝突し
て、その衝撃でハンマー付非常信号装置1がホルダー2
9から外れると、押圧部材48の押圧が解除され、オフ
となっていた制御スイッチ体31がオンとなり、これに
よって発光回路30の発光制御器26が、LED23の
みを継続点滅させるよう出力し、赤色の点滅発光が継続
される。このとき、握り部3は透明であるので、点滅発
光がよく可視され、従って、車外からでも目立つ。特に
夜間であれば、このLED23の点滅が遠くからでもよ
く目立ち、その場所で非常事態が発生していることを他
者に知らせることができる。
【0023】さらに、ハンマー付非常信号装置1をホル
ダー29から取外すだけで、LED23が点滅を繰り返
すので、踏み切りなどで立ち往生した場合でも、ハンマ
ー付非常信号装置1をホルダー29から外してこれを持
って車外へ出、近付く電車に緊急自体を報知することが
できる。
【0024】また、ハンマー付非常信号装置1をホルダ
ー29から取外し(このときLED23は継続点滅す
る)、操作用凸部27を一回操作して操作スイッチ体4
5をオンすることで電球19のみを点灯させることがで
きるので、一般的な懐中電灯として用いることもでき
る。
【0025】ところで、交通事故などが発生し、運転者
や同乗者が車外へ避難しなければならない状況になり、
かつ自動車のドアが開かない状況が発生した場合は、ハ
ンマー付非常信号装置1をホルダー29から外し、本体
2の握り部3を握り、ハンマー体8の衝撃付与部材7を
窓ガラスに衝突させて窓ガラスを破壊する。このように
することにより、運転者や同乗者は、窓から車外へ避難
することができる。
【0026】また、交通事故などが発生し、装着してい
たシートベルトSが外れない場合は、例えば、ハンマー
付非常信号装置1の握り部3を逆さに持ち、シートベル
トSの切断しようとする場所を延設支持部52と本体2
との間に差し込んで、刃物16で切断する。そして、刃
物16はU字刃とすることにより、シートベルトSの切
断が極めて容易である。
【0027】以上のことから、ハンマー付非常信号装置
1は、運転者、同乗者の双方から近い場所に設置するの
が望ましい。さらに、夜間に自動車の故障などにより、
その補修作業をするため路肩に自動車を停車させなけれ
ばならないような場合、ハンマー付非常信号装置1をホ
ルダー29から外して(上述したように、このときLE
D23は継続点滅する)車外へ出、頭部6を下にして車
体の任意の場所(例えばトランクのドア面)へ置く。そ
して頭部6には、磁石体21が取付けられているので、
このように頭部6を下にして車体へ置いたとしても、ハ
ンマー付非常信号装置1は車体にしっかりと付き、保持
される。これにより、自動車が路肩に停車していること
を、後続車に目立つ場所で知らせることができる。
【0028】また、このハンマー付非常信号装置1は、
非常信号用具の機能とハンマーの機能の双方を有してい
るので、従来のように非常信号用具およびハンマーの双
方を車載する必要がなく、従って、自動車に設けるホル
ダー29も1個でよく、特別に新たな収納場所を設ける
必要もない。
【0029】次に、本発明の実施の第二形態を、図9〜
図15に基づいて説明する。本発明の実施の第二形態に
係るハンマー付非常信号装置1は、中空の本体2を有
し、この本体2は、断面略楕円状で表面に凹凸3aを形
成した握り部3の長径方向Aに二分割自在な半割り体4
から構成されている。この半割り体4同士は、ボルト・
ナット5a,5bで接合して組み立てるもので、組み立
てることによって、前記握り部3と、この握り部3に連
続して順次拡大して形成された断面円形の頭部6が形成
される。
【0030】そして前記握り部3は、着色した透光性の
材質(例えば、走行反射性樹脂が用いられる)から成
り、かつ蛍光材が内面に施されている。前記頭部6の途
中には、握り部3の長径方向Aに突出するとともに先の
尖った衝撃付与部材7を有した車窓ガラス破壊用のハン
マー体8(例えば硬質合金から形成される)が取付けら
れ、このハンマー体8には、本体2の頭部6に内装支持
される環状部9が設けられ、かつハンマー体8は、本体
2と同方向で分割された分割体10の組み合わせから構
成される。
【0031】そして、これら各分割体10は、隣り合う
分割体10の、衝撃付与部材7の一部に形成した被接合
面11に接合する接合片12を有し、各接合片12と被
接合面11を合わせた状態で前記両半割り体4にハンマ
ー体8が挟持され、各接合片12と被接合面11にはボ
ルト5aが挿通する挿通孔13が形成されている。
【0032】このハンマー体8は、本体2を構成する半
割り体4同士をボルト・ナット5a,5bで接合して組
み立てる際に、そのボルト5aが挿通孔13に挿通して
本体2と一体化されるものである。なお、本体2には、
ハンマー体8の衝撃付与部材7が突出する突出孔14が
形成されている。
【0033】また衝撃付与部材7は、合成ゴム性のカバ
ー15で被覆され、このカバー15の先端部には、衝撃
付与部材7の先端部をわずかに露出させるための孔15
aが形成されている。
【0034】また、頭部6の途中で握り部3の短径方向
Bに突出して、シートベルトSを切断するための刃物1
6が設けられ、この刃物16の外側には、表面が頭部6
と同一の曲率で内面を平面としたガイド17が握り部3
側に垂下して形成されている。
【0035】図12および図13の断面図に示すよう
に、ハンマー体8の環状部9の中央から握り部3の反対
側に突出するように、反射板付支持体18に支持された
電球(第二発光体の一例)19が配置され、頭部6の先
端に形成した環状の突出部6aには電球19の発光を透
過させる円盤状のガラス20が内嵌支持されている。
【0036】また、突出部6aには、環状の磁石体21
が外嵌螺合され、この磁石体21には金属環22が外嵌
されている。前記握り部3の頭部6側に、握り部3の内
面側から握り部3を通して警告光を発するLED(第一
発光体の一例)23が握り部3の長径方向Aに離間して
配置され、図10に示すように、握り部3には、電池2
4を直列に接続して保持するための電池ケース25が内
装され、握り部3の基端面には、電球19およびLED
23の発光を制御する発光制御器26の操作用凸部27
が突出孔3cに螺入され、発光制御器26は、ばね28
を介して電池24に接続されている。
【0037】図14に示すように、自動車内に設けたホ
ルダー29に本体2を設置した際に後述の発光回路30
をオフとし、本体2がホルダー29から外れた際に発光
回路30をオンとする制御スイッチ体31が別の突出孔
4aを介して握り部3に設けられ、制御スイッチ体31
は、ばね32によって握り部3から突出する方向に付勢
されている。
【0038】図15に示すように、電球19およびLE
D23を発光させるための前記発光回路30が設けら
れ、この発光回路30は、前記電池24、制御スイッチ
体31および発光制御器26から構成され、制御スイッ
チ体31は電池24の一端と電球19の間に接続され、
電池24の他端と発光制御器26とが接続され、電球1
9の他端と発光制御器26とが接続され、LED23が
制御スイッチ体31と発光制御器26との間に接続され
てなる。
【0039】そして前記発光制御器26は、操作用凸部
27の1回目の押圧で電球19に点灯信号を出力する機
能と、2回目の押圧で電球19に点灯信号を出力すると
ともにLED23に点滅信号を出力する機能と、3回目
の押圧で電球19に消灯信号を出力するとともにLED
23に点滅信号を出力する機能と、4回目の押圧で電球
19およびLED23に消灯信号を出力する機能とを有
している。
【0040】なお、図9および図10に示す33は、例
えば本願装置を家庭の備品として用いる場合などに所定
の場所に係止しておくための係止具挿通孔付の突起であ
る。以上の構成から、このハンマー付非常信号装置1
は、その全体の重量の可なりの部分が、頭部6側に集中
しているものである。
【0041】上記構成のハンマー付非常信号装置1を自
動車に搭載する場合、まず、発光制御器26の操作用凸
部27を所定の回数だけ押圧し、電球19のみを点灯さ
せるか、電球19に点灯させかつLED23を点滅させ
るか、電球19を消灯しLED23のみ点滅させるか、
電球19およびLED23を消灯させるかを選択してお
く。
【0042】そして、自動車内に設けたホルダー29に
制御スイッチ体31が押圧されるように位置決めして設
置する。このようにすると、ばね32に抗してホルダー
29が制御スイッチ体31を押圧して発光回路30がオ
フとなり、電球19およびLED23はいずれも消灯の
状態となっている。
【0043】しかし、自動車が壁などに衝突して、その
衝撃でハンマー付非常信号装置1がホルダー29から外
れると、制御スイッチ体31がばね32で押されて発光
回路30がオンとなり、例えばLED23のみが点滅を
開始し、例えば赤色の点滅発光が継続される。特に夜間
であれば、このLED23の点滅が遠くからでもよく目
立ち、その場所で非常事態が発生していることを他者に
知らせることができる。
【0044】さらに、踏み切りなどで立ち往生した場合
でも、車外へ出てLED23を点滅させることにより、
近付く電車にこれを報知することができるのは勿論であ
るし、また、操作用凸部27を操作して電球19を点灯
させることにより、懐中電灯の代わりに用いることもで
きる。
【0045】ところで、交通事故などが発生し、運転者
や同乗者が車外へ避難しなければならない状況になり、
かつ自動車のドアが開かない状況が発生した場合は、ハ
ンマー付非常信号装置1をホルダー29から外し、本体
2の握り部3を握り、ハンマー体8の衝撃付与部材7を
窓ガラスに衝突させて窓ガラスを破壊する。このように
することにより、運転者や同乗者は、窓から車外へ避難
することができる。
【0046】また、交通事故などが発生し、装着してい
たシートベルトSが外れない場合、例えば、ハンマー付
非常信号装置1の握り部3を逆さに持ち、シートベルト
Sの切断しようとする場所をガイド17と頭部6の間に
差し込んで、刃物16で切断する。従って、ハンマー付
非常信号装置1は、運転者、同乗者の双方から近い場所
に設置するのが望ましい。
【0047】さらに、夜間に自動車の故障などにより、
その補修作業をするため路肩に自動車を停車させなけれ
ばならないような場合、ハンマー付非常信号装置1をホ
ルダー29から外して車外へ出、頭部6を下にして車体
の任意の場所(例えばトランクのドア面)へ置く。そし
て頭部6の突出部6aには、磁石体21が取付けられる
とともに磁石体21には金属環22が外嵌されているの
で、このように頭部6を下にして車体へ置いたとして
も、ハンマー付非常信号装置1は車体にしっかりと着
き、保持される。これにより、自動車が路肩に停車して
いることを、後続車に目立つ場所で知らせることができ
る。
【0048】また、このハンマー付非常信号装置1は、
非常信号用具の機能とハンマーの機能の双方を有してい
るので、従来のように非常信号用具およびハンマーの双
方を車載する必要がなく、自動車に設けるホルダー29
も1個でよいため、特別に新たな収納場所を設ける必要
もない。
【0049】なお、上記各実施の形態では、ハンマー付
非常信号装置1は電源として乾電池を使用し、単に自動
車内に設けたホルダー29に装着する構成としたが、こ
れに限定されるものではなく、電源として、繰り返し充
電可能な電池を使用し、ホルダー29に装着した際、自
動車のバッテリーと電源とが電気的に接続されるよう構
成し、自動車のエンジンを駆動している間、電源に電気
エネルギーが充電されるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、握り部に連続して形成した頭部を有する透明な本体
を設け、本体内に、握り部の内面側から握り部を通して
警告光を発する発光体を内装し、頭部に、車の窓ガラス
を割るため衝撃付与部材を設けたので、車内にハンマー
と非常信号用具の双方を設置する必要がなく、またそれ
らの設置場所を確保する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態を示すハンマー付非常
信号装置の頭部側からの全体斜視図である。
【図2】同じく握り部側からの全体斜視図である。
【図3】同じく全体正面図である。
【図4】同じく全体側面図である。
【図5】同じく図3における中央断面図である。
【図6】同じく図4における中央断面図である。
【図7】同じくホルダーに設置した状態の概略断面図で
ある。
【図8】同じく発光回路図である。
【図9】本発明の実施の第二形態におけるハンマー付非
常信号装置の全体斜視図である。
【図10】同じく分解斜視図である。
【図11】同じく頭部の拡大正面図である。
【図12】同じく図11におけるX−X断面図である。
【図13】同じく図11におけるY−Y断面図である。
【図14】同じくホルダーに設置した状態の概略断面図
である。
【図15】同じく発光回路図である。
【符号の説明】
1 ハンマー付非常信号装置 2 本体 3 握り部 4 半割り体 6 頭部 7 衝撃付与部材 8 ハンマー体 9 環状部 10 分割体 16 刃物 17 ガイド 19 電球 21 磁石体 23 LED 23A 基板 26 発光制御器 30 発光回路 31 制御スイッチ体 40 拡径部 41 キャップ 43 LED群 45 操作スイッチ体 48 押圧部材 A 長径方向 B 短径方向 H 蓋部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面楕円状の握り部を有するとともにこ
    の握り部に連続して拡大形成された断面円形の頭部を有
    する中空の本体が設けられ、この本体の少なくとも握り
    部が透光性の材質で形成され、この握り部に、その内面
    側から握り部を通して警告光を発する第一発光体が内装
    され、前記頭部に、その先端に配置した円盤状の透光板
    を通して警告光を発する第二発光体が内装され、前記第
    一発光体と第二発光体の発光を制御する発光制御器およ
    び握り部の内部に設けた電池を備えた発光回路が設けら
    れ、車内に設けたホルダーに本体を設置した際に発光回
    路をオフとし、本体がホルダーから外れた際に発光回路
    をオンとする制御スイッチ体が本体に設けられ、前記頭
    部の先端面に、その外周に沿って磁石が設けられ、頭部
    の外周部が車のガラスを割るためのハンマー部とされ、
    このハンマー部に、握り部の長径方向に突出する衝撃付
    与部材が取付けられ、握り部と頭部の連続部で握り部の
    短径方向に沿って、シートベルトを切断するための刃物
    が設けられたことを特徴とするハンマー付非常信号装
    置。
  2. 【請求項2】 第一発光体の発光色は赤色とされたこと
    を特徴とする請求項1記載のハンマー付非常信号装置。
  3. 【請求項3】 刃物の切断刃部は、頭部側に向けて凹と
    なるように湾曲して形成されたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のハンマー付非常信号装置。
  4. 【請求項4】 断面楕円状の握り部を有するとともにこ
    の握り部に連続して拡大形成された断面円形の頭部を有
    する中空の本体が設けられ、この本体は着色した透光性
    の材質で形成され、本体内の頭部側に、握り部の内面側
    から握り部を通して警告光を発する第一発光体および頭
    部の先端に配置した円盤状のガラスを通して警告光を発
    する第二発光体が内装され、第一発光体と第二発光体の
    発光を制御する発光制御器および握り部の内部に設けた
    電池を備えた発光回路が設けられ、車内に設けたホルダ
    ーに本体を設置した際に発光回路をオフとし、本体がホ
    ルダーから外れた際に発光回路をオンとする制御スイッ
    チ体が握り部に突出して設けられ、頭部の先端に、その
    外周に沿う環状の磁石が取付けられ、頭部の途中に、握
    り部の長径方向に突出する衝撃付与部材を有して車の窓
    ガラスを割るためのハンマー体が取付けられ、頭部の途
    中で握り部の短径方向に沿って、シートベルトを切断す
    るための刃物が設けられたことを特徴とするハンマー付
    非常信号装置。
  5. 【請求項5】 本体が、握り部の長径方向に二分割自在
    な半割り体から構成され、ハンマー体が、本体の頭部に
    内装される環状部材と衝撃付与部材とから構成されると
    ともに本体と同方向で分割された分割体から構成され、
    各分割体は、隣り合う分割体の被接合面に接合する接合
    片を有し、各接合面と被接合面を合わせた状態で前記両
    半割り体にハンマー体が挟持されたことを特徴とする請
    求項4記載のハンマー付非常信号装置。
  6. 【請求項6】 衝撃付与部材に保護カバーが取付けられ
    たことを特徴とする請求項4または請求項5記載のハン
    マー付非常信号装置。
  7. 【請求項7】 刃物の切断刃部が頭部側に向けて凹に湾
    曲して形成されたことを特徴とする請求項4〜請求項6
    の何れかに記載のハンマー付非常信号装置。
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