JP2010268863A - 患者用拘束帯解除具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、緊急時に、看護師等が拘束帯を速やかに解除できるようにするための患者用拘束帯解除具を提供することを課題とする。
【解決手段】 持ち手となる脚1と、この脚1の延長上に設けた胴2と、この胴2の先端部から伸びた腕3と、この腕3と胴2との間の脇の下部分に設けたカッター4と、胴2の先端部に装備され磁気ロック装置の解除具を着脱可能に固定する解除具固定手段5とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療や介護現場で用いられる患者用拘束帯解除具に係り、特に、ベッドや車椅子に拘束帯によって拘束された患者を緊急時に、当該拘束帯から解放するために好適な患者用拘束帯解除具に関する。
精神科病棟で自傷行為や他害行為を防止するために、拘束帯により患者を拘束する場合がある。また、介護施設や重症障害者施設では、身体拘束が原則として禁止されているが、患者の安全を守る上でやむを得ない場合には拘束帯を使用する場合がある。その他、一般病院でも手術後の不穏状態などが出現することがあり、そのようなときに、一時的に拘束帯を使用する場合がある。
図5は、拘束帯により患者をベッドに拘束した状態を示している。拘束帯51には、多数の孔52が設けられている。拘束帯51を患者の身体に巻き付け、拘束帯51に設けられた孔52と孔52とを重ね合わせ、その重ね合わせた孔52に磁気ロック装置53(マグネット式ロックピン)を装着することによって、拘束帯51を施鍵する。
磁気ロック装置53の構造は、特許文献1に記載されている。簡単に説明すると、T型のピンを重ね合わせた孔52に通し、その先端に嵌合する蓋を被せることによって、T型のピンが外れなくなる。この蓋を取り外すためには、外部から磁力を与えなければならない構造となっており、蓋を取り外すためには、専用の解除具(マグネットキー)が必要となる。
さて、このように拘束帯を施された状態において火災や災害等の緊急事態が生じた場合、看護師等は、速やかに拘束帯を解除し、患者を保護しなければならない。
米国特許第5600977号明細書
本発明は、緊急時に、看護師等が拘束帯を速やかに解除できるようにするための患者用拘束帯解除具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、以下の構成を採っている。
(1)持ち手となる脚と、この脚の延長上に設けた胴と、この胴の先端部から伸びた腕と、この腕と前記胴との間の脇の下部分に設けたカッターと、前記胴の先端部に装備され磁気ロック装置の解除具を着脱可能に固定する解除具固定手段とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
本発明によると、カッターによる拘束帯の切断又は磁気ロック装置の解除による拘束帯の解除を行なうことができ、状況に応じて拘束帯の解除方法を選択することができる。また、磁気ロック装置の解除具を着脱することができるので、今まで使用していた磁気ロック装置の解除具を取り付けて使用することができる。
(2)持ち手となる脚と、この脚の延長上に設けた胴と、この胴の先端部から伸びた腕と、この腕と前記胴との間の脇の下部分に設けたカッターと、前記胴の先端部に装備した磁気ロック装置の解除具とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
本発明によると、カッターによる拘束帯の切断又は磁気ロック装置の解除による拘束帯の解除を行なうことができ、状況に応じて拘束帯の解除方法を選択することができる。
(3)前記腕およびカッターを前記胴の両脇に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の患者用拘束帯解除具。
本発明によると、カッターを胴の両脇に備えることにより、片方のカッターの切れ味が落ちたり破損をしても、他方のカッターを使用して拘束帯の解除を進めることができる。また、胴の両脇にカッターを備えていることから、暗闇など視界の悪い状況において、解除具を握る向きをさほど気にする事無く使用することができる。
(4)請求項1,2又は3に記載の患者用拘束帯解除具において、前記脚又は胴に、前記カッターの方向を照らす1又は複数の照明手段を備えると共に、当該照明手段をオン/オフするスイッチと、このスイッチの操作に応じて前記照明手段を点灯/消灯する発光駆動制御回路とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
本発明によると、照明手段を発光させることにより、カッター周辺を照らすことができるので、暗闇でも拘束帯の解除を進めることができる。
本発明によれば、緊急時等に、看護師等が拘束帯を速やかに解除可能な患者用拘束帯解除具を提供することができる。
本発明の一実施形態である患者用拘束帯解除具の構成図である。 磁気ロック装置を解除するための専用解除具の外観を示す概略構成図である。 図1の構成に含まれる照明装置のブロック構成図である。 図1に示す解除具の使用方法を示す使用状態図である。 拘束帯による拘束例を示す状態図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本願発明による患者用拘束帯解除具の構成図である。正面図と、底面図と、左側面図を示している。
患者用拘束帯解除具は、持ち手となる脚1と、この脚1の延長上に設けた胴2と、この胴2の先端部から伸びた腕3,3と、この腕3,3と胴2との間の脇の下部分に設けたカッター4,4と、胴2の先端部に装備され磁気ロック装置の解除具を着脱可能に固定する解除具固定手段5とを備えている。
本実施形態において、腕3およびカッター4は、胴2の両脇に備えている。
また、本実施形態において、脚1には、カッター4,4の方向を照らす2つの照明手段6,6が装備されている。また、脚1には、照明手段6,6をオン/オフするスイッチ7と、このスイッチ7の操作に応じて照明手段6,6を点灯/消灯する発光駆動制御回路8とを備えている。
符号9は、発光駆動制御回路8および照明手段6,6に電力を供給する電源である。また、符号11は、ストラップを取り付けるための孔である。
これを更に詳述すると、本実施形態において、脚1は、断面が長方形である柱状に形成されている。この脚1の長手方向の延長上にある胴2は、脚1と同様に柱状に形成されているが、正面図における幅が脚1に比べ幾分細くなっている。胴2の先端から伸びた腕3,3は、胴2と腕3との間に拘束帯を導くのに十分な隙間を隔て、胴2と平行に胴2と脚1との付け根まで伸びている。脚1、胴2および腕3の材質は、樹脂により軽量に形成するとよい。カッター4は、脚1から胴2の方向に向かって胴2と腕3との間に案内される拘束帯を、切断する向きに取り付けられ、その刃は、胴2側よりも腕3側が突き出ている。
解除具固定手段5は、磁気ロック装置のロックを解除するための専用解除具(マグネットキー)を挟持する。磁気ロック装置およびこれを解除する専用解除具については、前述のとおり、特許文献1(米国特許第5600977号明細書)に記載されている。その専用解除具の外観の概略を図2に示す。磁気ロック装置を解除する専用解除具は、磁石を装備した本体21と、この本体21を手に持つためのハンドル22とを備えている。解除具固定手段5は、この専用解除具のハンドル22の部分を着脱可能に挟持する機構とする。当該機構として例えば、鉛筆補助軸が鉛筆を着脱可能に挟持する機構や、電動ドリルのドリルチャックが替え刃を着脱可能に挟持する機構等を採用することが可能である。
また、照明手段6,6は、LED照明であり、脚1に格納されている。スイッチ7は、プッシュロックスイッチであり、脚1と胴2の付け根辺りに配置されている。発光駆動制御回路8および電源9は、脚1に内蔵されている。
図3は、照明装置のブロック構成図である。発光駆動制御回路8は、スイッチ7が押し込まれると、電源9の電力を照明手段(LED)6,6に供給し、LEDを発光させる。また、発光駆動制御回路8は、再度スイッチ7が押し込まれスイッチ7がリリースされると、照明手段6,6への通電を停止し、LEDを消灯する。
ここで、スイッチ7は、プッシュロック型としたが、例えば、スイッチ7をロック機能の無い押しボタンスイッチとし、発光駆動制御回路8が、スイッチ7の操作を検知するたびに、LEDへの通電を開始/停止と交互に切り替えてもよい。電源9は、小型の乾電池やボタン型電池がよい。
次に、以上説明した患者用拘束帯解除具の使用方法を述べる。拘束帯を切断する場合、持ち手となる脚1の部分を握り、図4に示すような姿勢で、拘束帯51を胴2と腕3の間に案内し、その奥のカッター4によって、拘束帯51を切断する。暗闇では、スイッチ7を操作し、照明手段6を点灯させて作業を行なう。また、拘束帯51に装着された磁気ロック装置53を解除する場合は、解除具固定手段5に装備した専用解除具(マグネットキー)を使用して磁気ロック装置53を解除する。磁気ロック装置53の解除方法は、先に示した特許文献1に記載されている。
以上説明した本実施形態によれば、火災や災害などの緊急時等に、看護師等が拘束帯を速やかに解除可能な患者用拘束帯解除具を提供することができる。カッター4による拘束帯51の切断又は磁気ロック装置の解除による拘束帯の解除を行なうことができ、状況に応じて拘束帯51の解除方法を選択することができる。また、磁気ロック装置の解除具を着脱することができるので、今まで使用していた磁気ロック装置の解除具を取り付けて使用することができる。また、カッター4を胴2の両脇に備えることにより、片方のカッター4の切れ味が落ちたり破損をしても、他方のカッター4を使用して拘束帯51の解除を進めることができる。また、胴2の両脇にカッター4を備えていることから、暗闇など視界の悪い状況において、解除具を握る向きをさほど気にする事無く使用することができる。また、照明手段6を発光させることにより、カッター4周辺を照らすことができるので、暗闇でも拘束帯51の解除を進めることができる。
[変形例]
ここで、本願発明の範囲は、上記の実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、磁気ロック装置のロックを解除するための専用解除具を、着脱可能に挟持する解除具固定手段5を設けたが、この解除具固定手段5に代えて、前記専用解除具の本体を患者用拘束帯解除具の一部として固定的に備えていてもよい。また、胴2から伸びる腕3およびカッター4は、胴2の両側ではなく、片側だけに装備されていてもよい。胴2から伸びる腕3の形状や長さは、上記実施形態と異なってもよい。患者用拘束帯解除具の管理者が、当該解除具を携帯しやすくし、また安易に紛失しないように、専用ケースを付属し、ストラップで衣服のベルトなどに固定できるようにしてもよい。
1 脚
2 胴
3 腕
4 カッター
5 解除具固定手段
6 照明手段
7 スイッチ
8 発光駆動制御回路
9 電源
10 患者用拘束帯解除具
11 ストラップ孔
21 磁気ロック装置を解除する専用解除具の本体
22 同専用解除具のハンドル
51 拘束帯
52 拘束帯の孔
53 磁気ロック装置(マグネット式ロックピン)

Claims (4)

  1. 持ち手となる脚と、この脚の延長上に設けた胴と、この胴の先端部から伸びた腕と、この腕と前記胴との間の脇の下部分に設けたカッターと、前記胴の先端部に装備され磁気ロック装置の解除具を着脱可能に固定する解除具固定手段とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
  2. 持ち手となる脚と、この脚の延長上に設けた胴と、この胴の先端部から伸びた腕と、この腕と前記胴との間の脇の下部分に設けたカッターと、前記胴の先端部に装備した磁気ロック装置の解除具とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
  3. 前記腕およびカッターを前記胴の両脇に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の患者用拘束帯解除具。
  4. 請求項1,2又は3に記載の患者用拘束帯解除具において、
    前記脚又は胴に、前記カッターの方向を照らす1又は複数の照明手段を備えると共に、当該照明手段をオン/オフするスイッチと、このスイッチの操作に応じて前記照明手段を点灯/消灯する発光駆動制御回路とを備えたことを特徴とする患者用拘束帯解除具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600977A (en) * 1995-10-25 1997-02-11 Pinel Medical Inc. Magnetic locking device
JPH1145603A (ja) * 1997-05-28 1999-02-16 Atlas Auto:Kk ハンマー付非常信号装置

Patent Citations (2)

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