JP3089725U - 警報器付き杖 - Google Patents

警報器付き杖

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JP3089725U
JP3089725U JP2002002539U JP2002002539U JP3089725U JP 3089725 U JP3089725 U JP 3089725U JP 2002002539 U JP2002002539 U JP 2002002539U JP 2002002539 U JP2002002539 U JP 2002002539U JP 3089725 U JP3089725 U JP 3089725U
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敦隆 石神
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敦隆 石神
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防災や防犯に有効な警報器付きの杖を必要な
強度を確保しながら比較的安価に提供する。 【解決手段】 握り部3にその一部を切除した形状の装
着部4を形成し、この装着部4に装着されることによっ
て握り部3の一部を構成した状態となる着脱可能な警報
器5を備えた。この警報器5は装着部4に外付けされる
ので握り部3はその内部を空洞にする必要はなく、空洞
化による強度低下やコスト上昇が生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、警報器が組み込まれている杖に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高齢者が歩行の補助具として使用する杖に異常通報用のブザーを設けたものが 知られている(例えば、実開平5−63315号公報等参照)。しかしながら従 来知られているものでは、内部を空洞とした握り部やロッド部にブザーやスイッ チ、更に必要に応じて照明用のランプ等を取り付けると共に、空洞部分に電池を 内蔵する仕様になっており、空洞にしたために握り部やロッド部の強度が低下し 、あるいは製造コストが高くなるなどの問題点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこの点に着目し、防災や防犯に有効な警報器付きの杖を必要な強度 を確保しながら比較的安価に提供できるようにすることを課題としてなされたも のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、この考案の警報器付き杖は、握り部にその一部 を切除した形状の装着部を形成し、この装着部に装着されることによって握り部 の一部を構成した状態となる着脱可能な警報器を備えている。このような構成に より、警報器は装着部に外付けされることになるので握り部はその内部を空洞に する必要はなく、空洞化による強度低下やコスト上昇が生じない。また、ロッド 部には手を加える必要がないので、ロッド部の強度低下やコスト上昇ももちろん 生じない。
【0005】 また、上記警報器の代わりに装着部に装着されて握り部の一部を構成した状態 となる着脱可能なブロックを備えている。これにより、警報器を取り外した場合 でも上記ブロックを装着することにより握り部を通常の外形に保ち、正常に使用 することが可能となる。
【0006】 また、装着部に装着された場合に握り部の外面となる上記警報器及びブロック の外面部分を、同一またはほぼ同一の形状としてある。これにより、警報器とブ ロックのいずれを装着しても握り部の外形は同じ形状となり、違和感なく使用で きる。
【0007】 上記警報器には、警報音を発生させるための手動操作スイッチ、異常時に警報 音を発生させるための異常通報発生手段、警報音を発生できなくするための停止 手段、を単独で、あるいは適宜の組合せで設けてある。これにより、必要に応じ て警報音を発生し、あるいは異常時に警報音を発生させ、場合によっては警報音 を発生できなくすることが可能となる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図示の実施の形態の一例について説明する。図1はこの考案に係る杖の 握り部の側面図、図2は同握り部の分解斜視図、図3は警報器の分解正面図であ る。図において、1はロッド部2と握り部3から構成されている杖、4は握り部 3に形成されている装着部、5は警報器、6はブロック、7は装着用ビスであり 、杖1は、例えば折り畳み式でしかも長さの調節可能な金属製のロッド部2と、 握りやすい形状に仕上げられた木製やプラスチック製の握り部3を備えたものな ど、杖としての通常の構造と形状を備えた任意のものである。
【0009】 図2に示すように、装着部4は、握り部3のロッド部2への接続部となるT型 の部分の近傍から一端にかけて、中心よりやや深い位置で垂直面に沿って切除し た形状で設けられている。また警報器5は、この装着部4を設けるために切除さ れた部分に相当する形状であって、ビス7によって装着部4に外付けされること により、握り部3と一体となって握り部3を構成するようになっている。またブ ロック6は、例えば握り部3と同じ材料で作られているほぼ断面半円形状のもの であって、外形と寸法は警報器5のそれと同一になるように選定されており、警 報器5に代わってビス7によって装着部4に装着されることにより、握り部3と 一体となって握り部3を構成するようになっている。なお、上記のような装着部 4と警報器5の形状は一例であり、適宜の変形が可能である。
【0010】 警報器5にはビス穴7aが、ブロック6にはビス穴7bがそれぞれ形成され、 これに対応して装着部4にはビス受け穴7cが形成されている。このように、握 り部3はその内部を空洞にする必要はなく、空洞化による強度低下やコスト上昇 が生じない。
【0011】 また警報器5は、この種の防犯用ブザーとほぼ同様な機能を備えたものであっ て、例えばプラスチック製の本体ケース51aと裏蓋51bからなるケーシング 51の内部に破線で示すようにブザー52を収納し、その箇所に複数個の放音穴 52aを形成すると共に、同じく破線で示すように手動操作スイッチ53を収納 し、その操作部53aを本体ケース51aの表面に露出させて設けてある。ブザ ー52の発する警報音としては、この種の警報器として適した音響が適宜選定さ れる。また、本体ケース51aの内部にはブザー52を動作させる回路や電池5 4を搭載した基板55が収納され、更に異常通報発生手段である第1のキー56 と、停止手段である第2のキー57が備えられている。
【0012】 第1のキー56は通常は本体ケース51aに設けられている挿入穴56aに挿 入されており、これを引き抜くとブザー52が作動するように構成されている。 また第2のキー57は、本体ケース51aに設けられている挿入穴57aに挿入 することにより電池54の端子部に挿入され、電源回路を断ってブザー52が作 動できなくなるように構成されている。各キー56及び57にはそれぞれ適宜の 長さの紐56b及び57bが連結されており、紐57bの他端は紐56bの途中 に結び付けられている。
【0013】 この例の杖1は上述のように構成されており、通常は警報器5を装着部4に装 着した状態で使用される。この時、キー56は挿入穴56aに挿入し、キー57 は挿入穴57aに挿入しない状態とされ、紐56aは使用者の例えば手首などに 軽く巻き付けた状態とされる。ここで、使用者が何かの危険を感じて助けを呼び たい時には操作部53aを押せばよく、直ちに手動操作スイッチ53がオンされ てブザー52が作動する。また転倒したり、事件に遭遇して杖1が手から離れた 場合には、紐56aに引っ張られてキー56が挿入穴56aから離脱するため直 ちにブザー52が作動する。従って、例えばペンダント状に首から下げている場 合のように、その位置を手探りで探すような必要はなく、操作が容易になると共 に緊急の異常時には自動的にブザー52が鳴るので、防災や防犯に大きな効果が 発揮されるのであり、使用者の安全性を向上することができる。
【0014】 以上は通常の使用方法であるが、同行者が居て警報器5を作動させる必要のな い時などには、キー57を挿入穴57aに挿入しておくのであり、これで不意に ブザー52が鳴るようなことが防止される。また警報器5が全く不要な場合や故 障したような場合には、警報器5を装着部4から外して代わりにブロック6を装 着しておけばよく、これで普通の杖として全く支障なく使用することができる。 この場合、警報器5とブロック6の外形と寸法は必ずしも同一でなくても構わな いが、同一であればいずれを装着しても握り部3の外形は同じ形状となるので、 違和感なく同じ手触りで使用することが可能となる。なお、警報器5とブロック 6は、少なくとも握り部3の外面となる部分の外形と寸法が同一であればよいの であり、外面に露出しない部分の形状や寸法は異なっていても差し支えない。ま た手動操作スイッチ53の操作部53aの有無、キー56及び57の有無などが あるので、警報器5とブロック6の外形寸法を全く同一なものにはできないが、 実質的に同一と見なされる範囲であれば差し支えない。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の警報器付き杖は、握り部にその一 部を切除した形状の装着部を形成し、この装着部に装着されることによって握り 部の一部を構成した状態となる着脱可能な警報器を備えたものである。従って、 警報器は装着部に外付けされることになるので握り部はその内部を空洞にする必 要はなく、空洞化による強度低下やコスト上昇が生じない。
【0016】 また、警報器の代わりに装着部に装着されて握り部の一部を構成した状態とな る着脱可能なブロックを備えたものでは、警報器を取り外した場合でもブロック の装着によって握り部を通常の外形に保つことができ、正常に使用することがで きる。
【0017】 特に、装着部に装着された場合に少なくとも握り部の外面となる上記警報器及 びブロックの外面部分を、同一またはほぼ同一の形状としたものでは、警報器と ブロックのいずれを装着しても握り部の外形は同じ形状となるので、違和感なく 使用することができる。
【0018】 また警報器に、警報音を発生させるための手動操作スイッチ、異常時に警報音 を発生させるための異常通報発生手段、警報音を発生できなくするための停止手 段、を単独で、あるいは適宜の組合せで設けたものでは、必要な時に任意に警報 音を発生し、あるいは異常時に警報音を発生させることができて防災や防犯に大 きな効果があり、また場合によっては警報音を発生できなくすることもできるの で便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る杖の握り部の側面図である。
【図2】同上の握り部の分解斜視図である。
【図3】同上の杖における警報器の分解正面図である。
【符号の説明】
1 杖 2 ロッド部 3 握り部 4 装着部 5 警報器 6 ブロック 7 装着用ビス 52 ブザー 53 手動操作スイッチ 56 第1のキー(異常通報発生手段) 57 第2のキー(停止手段)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部にその一部を切除した形状の装着
    部を形成し、この装着部に装着されることによって握り
    部の一部を構成した状態となる着脱可能な警報器を備え
    たことを特徴とする警報器付き杖。
  2. 【請求項2】 上記警報器の代わりに装着部に装着され
    て握り部の一部を構成した状態となる着脱可能なブロッ
    クを備えた請求項1記載の警報器付き杖。
  3. 【請求項3】 装着された場合に握り部の外面となる上
    記警報器及びブロックの外面部分を、同一またはほぼ同
    一の形状としてある請求項2記載の警報器付き杖。
  4. 【請求項4】 上記警報器が、警報音を発生させるため
    の手動操作スイッチを備えている請求項1乃至3のいず
    れかに記載の警報器付き杖。
  5. 【請求項5】 上記警報器が、異常時に警報音を発生さ
    せるための異常通報発生手段を備えている請求項1乃至
    4のいずれかに記載の警報器付き杖。
  6. 【請求項6】 上記警報器が、警報音を発生できなくす
    るための停止手段を備えている請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の警報器付き杖。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180065056A (ko) * 2016-12-06 2018-06-18 (주)매직코스 위치기반으로 사고위험을 예방하는 안전우산

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