JP3081267U - 発光型信号機用発光ユニット - Google Patents

発光型信号機用発光ユニット

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保 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の発光型信号機に対して互換使用を可能
とし、表示特性の向上や省電力化或いは保守性の向上を
図る。 【解決手段】 既存の発光型信号機50から着色レンズ
部材57と電球59とを取り外した状態で互換使用され
る。集光レンズ部材56よりも小径で第1の有色発光素
子群4を搭載した第1の発光素子基板2と、この第1の
発光素子基板よりも大径でかつ集光レンズ部材の内径よ
りもやや小径で外周の環状領域3a内に第2の有色発光
素子群5を搭載した第2の円盤状発光素子基板3と、こ
れら発光素子基板の支持部材6とを備える。第1の発光
素子基板と第2の発光素子基板とが、集光レンズ部材の
内部空間に収納される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鉄道用等の電球を光源とした既設の発光型信号機に互換使用される 多数個の有色発光素子を光源とした発光ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道には、車両の安全運行を確保するために、種々の保安用信号機や表示灯、 警報灯等の各種の信号機が線路に沿って設置されている。信号機には、電車等の 運転手や自動車の運転手或いは歩行者等が夜間時等においても表示が確認可能な ように、内部に光源を備えた発光型信号機が数多く設置されている。従来の発光 型信号機は、一般に白熱電球、ナトリウム球管或いはその他の種々の電球が光源 として用いられている。
【0003】 例えば図4に示した発光型信号機50は、線路に沿って設置された支柱51に 上下の支持ブラケット部材52a、52bを介して信号機本体53が取り付けら れている。信号機本体53は、一般に充分な機械的強度や耐腐食性、耐久性等を 有する鋳物によって筐体54が成形されており、この筐体54の内部に緑色、黄 色及び赤色の3色の発光表示部55(55a、55b、55c)が縦3連に収納 されてなる。発光型信号機50は、各発光表示部55が選択的に点灯されること によって、所定の信号表示を行う。
【0004】 発光表示部55は、図5に示すように、集光レンズ部材56と、着色レンズ部 材57と、筐体54に取り付けられる電灯座58と、G型電球59とを備えてい る。発光表示部55は、筐体54に取り付けられるホルダ部材60によって、集 光レンズ部材56を前面側にして着色レンズ部材57が重ね合わせ状態で組み合 わされてなる。発光表示部55は、電灯座58に取り付けられたG型電球59が レンズ組立体の内方に配置されてなる。
【0005】 集光レンズ部材56は、ガラスや透明な合成樹脂材によって断面が放物線形状 を呈する略椀形に形成された部材であり、表面が円滑面として構成されるととも に、内面が多数の同心円を階段状に連続して形成されてなる。集光レンズ部材5 6は、G型電球59から出射された光を、上述した内面の構成によって中心に向 かって集光するように作用して効率的な表示が行われるようにする。
【0006】 着色レンズ部材57は、集光レンズ部材56とほぼ同等の曲率の放物線形状を 呈する部材であり、各発光表示部55に対応して緑色、黄色又は赤色に着色され ている。着色レンズ部材57は、ホルダ部材60によって中心軸を一致させて集 光レンズ部材56に対して中心軸を一致させて組み合わされる。着色レンズ部材 57は、詳細を省略するが表面が粗面に形成されることによって、内面側から入 射されるG型電球59からの射光を拡散して集光レンズ部材56に入射させる。
【0007】 電灯座58は、筐体54の裏面を閉塞する裏蓋部材61を取り外した状態で、 筐体54に対して着脱される。電灯座58は、着色レンズ部材57の内方に位置 してその内面と平行に対峙して筐体54に取付ねじ62によって固定される。電 灯座58には、集光レンズ部材56や着色レンズ部材57の中心軸上に位置して 電球取付孔58aが設けられており、この電球取付孔58a内にソケット部材6 3が装着されている。電灯座58には、背面側に端子取付部58bが一体に突設 されており、この端子取付部58b上に電源コード65が接続される一対のねじ 状の端子部材64が立設されている。
【0008】 G型電球59は、口金がソケット部材63にねじ込まれることによって、電灯 座58に装着される。G型電球59は、この状態において集光レンズ部材56と 着色レンズ部材57との中心軸上に位置される。G型電球59には、ソケット部 材63から引き出したリード線63cを介して電源が投入されることによって点 灯する。G型電球59からの出射光は、上述したように着色レンズ部材57へと 入射され、この着色レンズ部材57を透過する際に所定の着色光とされるととも に表面で拡散されて集光レンズ部材56に入射される。G型電球59からの出射 光は、上述したように集光レンズ部材56によって集光され、発光表示部55を 所定の色に発光させる。
【0009】 ソケット部材63は、上述したG型電球59の口金がねじ込まれる受け金63 aや、この受け金63aの背面側にはめ込まれて接続されるソケット本体63b 等からなる。ソケット部材63は、ソケット本体63bからリード線63cが引 き出され、このリード線63cの先端に設けられた端子63dが端子部材64に 接続される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、発光型信号機50においては、光源として用いるG型電球59に球 切れが生じた場合には、信号の発光表示が行われなくなって重大事故を引き起こ す虞れや電車の運行に支障を来すといった問題を生じさせる。発光型信号機50 においては、断芯器等によってG型電球59の球切れの状態が監視されており、 球切れを検出すると直ちに緊急の保守対応が行われる。
【0011】 発光型信号機50は、発光表示部55のG型電球59を取り付けたり交換した りする場合に、筐体54から裏蓋部材61が開けられる。発光型信号機50は、 取付ねじ62を外して筐体54から電灯座58を取り外した後に、G型電球59 の交換が行われる。鉄道会社等においては、一般に所定の期間を定めて各種の発 光型信号機について電球を定期的に交換する対応を図っているが、電球の球切れ の頻度が多く緊急の保守対応を頻繁に余儀なくされ大きな負担となっている。
【0012】 各種の発光型信号機においては、上述した問題を解決するために、光源として 各種の電球と比較して寿命が長く発熱量や消費電力も小さいといった特性を有す る発光素子(LED:light-emitting diode、発光ダイオード)を多数個用いた ものが提案されている。かかる発光型信号機は、表示特性の向上や省電力化が図 られるとともに、発光素子の一部に球切れを生じても直ちに表示作用が損なわれ ることが無いので保守性にも優れるといった種々の利点がある。
【0013】 しかしながら、かかる新型の発光型信号機は、いずれも光源に発光素子を用い た独自の装置として開発されたものであり、既設の発光型信号機との互換性が図 られておらず信号機本体の全体交換が必要となる。新型の発光型信号機は、電球 を用いた既設の発光型信号機の変換のために、鉄道会社等に対して、装置費用、 交換費用或いはケーブル交換等の莫大な設備投資を強いるでその対応がなかなか 促進されていない状況にある。
【0014】 発光型信号機50は、上述したように信号機本体53の筐体が鋳物で成形され た数10Kgを超える重量物であり、高い支柱51の上端部から取り外して新型 の信号機本体と交換する作業が危険であるとともに多大な労力と費用を強いてい る。また、発光型信号機50は、交換した信号機本体53を産業廃棄物として処 理するるために、多大な処理費用を必要とする。
【0015】 したがって、本考案は、既設の発光型信号機に対して信号機本体の全体交換を 必要とせずに互換使用が図られ、表示特性の向上や省電力化或いは保守性の向上 が図られるようにする発光型信号機用発光ユニットを提供することを目的に提案 されたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本考案に係る発光型信号機用発光ユニットは、重ね合 わせ状態で組み合わされる略椀形の集光レンズ部材及び着色レンズ部材と、筐体 に取り付けられる電灯座と、レンズ組立体の中心軸上に位置して電灯座に装着さ れる電球とからなる各色発光部を備える既存の発光型信号機に対して、着色レン ズ部材と電球とを取り外した状態で互換使用される。発光型信号機用発光ユニッ トは、集光レンズ部材の内径よりも小径とされた第1の円盤状発光素子基板と、 第1の発光素子基板よりも大径でかつ集光レンズ部材の内径よりも小径とされた 第2の円盤状発光素子基板と、第1の発光素子基板の主面全体に配列して搭載さ れる多数個の第1の有色発光素子群と、第2の発光素子基板の主面上に第1の発 光素子基板の外径よりも大きな環状領域内に配列して搭載される多数個の第2の 有色発光素子群と、第1の発光素子基板と第2の発光素子基板とを同軸上で互い に平行に対峙させた状態で支持する支持部材とを備えて構成される。
【0017】 以上のように構成された本考案に係る発光型信号機用発光ユニットによれば、 支持部材が電灯座を介して筐体に取り付けられることにより、第1の発光素子基 板と第2の発光素子基板とが、集光レンズ部材に対してその内面に各有色発光素 子群の搭載面を向けかつ内部空間内に収納される。発光型信号機用発光ユニット によれば、既存の発光型信号機の筐体等を共用するとともに信頼性の高い多数個 の有色発光素子を備えることで、支柱に対して信号機本体の取外し・取付作業が 不要であり、装置費用、交換費用或いは廃棄処理費用等の負担を軽減して発光素 子の一部に球切れを生じても直ちに信号表示作用が損なわれることが無く、省電 力化が図られるとともに保守性に優れた発光型信号機を構成する。発光型信号機 用発光ユニットによれば、多数個の有色発光素子群が集光レンズ部材の内部に収 納された構造であることから、集光レンズ部材の全体から効率的な発光表示が行 われて視認性の向上が図られるようになる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態として図面に示した発光型信号機用発光ユニット1 (以下、発光ユニット1と略称する。)について詳細に説明する。発光ユニット 1は、上述した既存の発光型信号機50に対して着色レンズ部材57を取り外し た状態でG型電球59に代えて用いられることにより、信号機本体53の交換を 不要として互換使用される。発光ユニット1は、図1乃至図3に示すように、第 1の発光素子基板2と、第2の発光素子基板3と、第1の発光素子基板2に搭載 された多数個の第1の発光素子群4と、第2の発光素子基板3に搭載された多数 個の第2の発光素子群5とを備えている。
【0019】 発光ユニット1には、支持基板6と、この支持基板6に対して第1の発光素子 基板2と第2の発光素子基板3とを取り付ける4本の支柱部材7(7a、7d) とが備えられる。支持基板6は、支柱部材7の一端部を固定するとともに、後述 するように電灯座58を介して信号機本体53の筐体54に固定される。
【0020】 第1の発光素子基板2は、円盤状を呈しており、図1に示すようにその外径が 発光型信号機50に備えられた放物断面形状の集光レンズ部材56の中心部より もやや外周側の内径とほぼ同径に形成されている。第1の発光素子基板2には、 詳細を省略するが一方の主面2a上に適宜の配線パターンが形成されており、こ の配線パターンによって互いに並列に接続されて多数個の第1の発光素子群4が 実装されている。
【0021】 第1の発光素子基板2には、図示を省略するが主面2a側の配線パターンの一 端に他方の主面2b側に貫通するスルーホールが設けられており、主面2b側か ら接続リード8が引き出されている。第1の発光素子基板2には、図2に示すよ うに4隅に位置して取付孔が形成されており、支柱部材7の先端部にねじ止め固 定される。
【0022】 第2の発光素子基板3も、円盤状を呈しており、その外径が第1の発光素子基 板2の外径よりも大きくかつ集光レンズ部材56の内部空間56aの開口部の内 径よりもやや小径とされている。第2の発光素子基板3には、一方の主面3aの 第1の発光素子基板2の外周部よりも外側となる環状領域3b上に適宜の配線パ ターンが形成されており、この配線パターンによって互いに並列に接続されて多 数個の第2の発光素子群5が実装されている。第2の発光素子基板3にも、第1 の発光素子基板2の取付孔に対応位置して4個の取付孔が形成されており、これ ら取付孔に支柱部材7が貫通される。
【0023】 第2の発光素子基板3には、他方の主面3cに、第1の発光素子群4や第2の 発光素子群5の駆動回路や、落雷時に各発光素子群4、5や駆動回路を保護する サージ回路等を構成する適宜の電子部品9が搭載されている。第2の発光素子基 板3には、図示しないが主面3a側の配線パターンに端子部が形成されており、 第1の発光素子基板2側からの接続リード8の一端が接続される。第2の発光素 子基板3には、主面3a側の配線パターンの一端に他方の主面3c側に貫通する スルーホールが設けられており、主面3c側から電源リード10が引き出されて いる。電源リード10は、先端に端子10aが設けられており、後述するように 電灯座58の端子部材64に接続される。
【0024】 第1の発光素子群4や第2の発光素子群5に用いられる各発光素子は、例えば 視野角が5°〜30°の汎用狭指向特性を有し、外径寸法が3mm〜5mm、明 るさが1カンデラ〜3カンデラの仕様を有している。各発光素子は、発光ユニッ ト1が取り付けられる緑色、黄色及び赤色の各発光表示部55に対応して、それ ぞれ緑色発光素子、黄色発光素子及び赤色発光素子がそれぞれ用いられる。
【0025】 発光ユニット1は、図2及び図3に示すように、第1の発光素子基板2の内側 に第2の発光素子基板3を位置させて互いに平行に対峙するようにして重ね合わ された状態で支柱部材7によって組み合わされてなる。第1の発光素子基板2と 第2の発光素子基板3とは、互いにその中心を一致されて同軸上に位置し、第1 の発光素子群4と第2の発光素子群5とを搭載したそれぞれの主面2a、3aを 前方側へと向けられて組み合わされる。第1の発光素子基板2と第2の発光素子 基板3とは、図1に示すように集光レンズ部材56の内部空間56aに収納され るようにその対向間隔が規定される。
【0026】 発光ユニット1は、第1の発光素子基板2の外周部に第2の発光素子基板3の 環状領域3bが全周に亘って延在する構造となっている。発光ユニット1は、上 述したように第1の発光素子基板2の主面2aに第1の発光素子群4が搭載され るとともに、その外周部に延在する第2の発光素子基板3の環状領域3bに第2 の発光素子群5が搭載されている。したがって、発光ユニット1は、集光レンズ 部材56の内部空間56aに第1の発光素子基板2と第2の発光素子基板3とが 収納された状態において、その内周面に第1の発光素子群4と第2の発光素子群 5とが近接するとともに内部空間56aの全域に配列した構造となる。
【0027】 発光ユニット1は、第1の発光素子基板2と第2の発光素子基板3とを組み合 わせた各支柱部材7の先端部が、支持基板6にねじ止め固定される。支持基板6 は、一端側6aに各支柱部材7を固定した状態において他端部6bが第2の発光 素子基板3の外周から突出するに足る長さを有している。支持基板6には、他端 部6bに取付孔6cが形成されている。
【0028】 以上のように構成された発光ユニット1は、既設の発光型信号機50から着色 レンズ部材57とG型電球59とを取り外して、これらと交換して取り付けられ る。発光型信号機50は、筐体54から裏蓋部材61が開けられ、取付ねじ65 をはずして電灯座58が筐体54から取り出されるとともに、ホルダ部材60か ら着色レンズ部材57が取り外される。発光型信号機50は、これら着色レンズ 部材57とG型電球59を除く全ての構成部材がそのまま利用されて、発光ユニ ット1を備えた新規な発光型信号機を構成する。
【0029】 発光型信号機50には、筐体54に発光ユニット1が取り付けられる。発光ユ ニット1は、支持基板6がその取付孔6cを筐体54の取付部54aに設けた取 付孔54bに対応位置された後に、この支持基板6の背面側に電灯座58が当て がわれる。発光ユニット1は、電灯座58が取付部54aに取付ねじ62によっ て取り付けられると、この電灯座58に挟まれて筐体54に固定される。発光型 信号機50は、各発光表示部55に対応してそれぞれの発光ユニット1を筐体5 4内に収納した後に裏蓋部材61が閉じられる。
【0030】 発光ユニット1は、この状態で支柱部材7を介して支持基板6に取り付けられ た第1の発光素子基板2と第2の発光素子基板3とが、着色レンズ部材57を取 り外した集光レンズ部材56の内部空間56a内に収納される。発光ユニット1 は、集光レンズ部材56の内面に近接した状態で第1の発光素子基板2に搭載さ れた第1の発光素子群4が配置される。発光ユニット1は、第1の発光素子群4 に対してやや奥まった外周領域に位置して、第2の発光素子基板3に搭載された 第2の発光素子群5が配置される。
【0031】 発光ユニット1は、第1の発光素子群4と第2の発光素子群5とから出射され る所定の色の出射光が集光レンズ部材56に入射され、この集光レンズ部材56 によって集光されて所定の信号表示を行うようにする。発光ユニット1は、集光 レンズ部材56の内方に第1の発光素子群4と第2の発光素子群5とを配置した 構造の場合に、出射光の拡散及び集光が不充分となって輝度にバラツキを生じて 視認性を劣化させることがある。発光ユニット1は、上述したように集光レンズ 部材56の内面に近接して第1の発光素子群4と第2の発光素子群5とを配列し た構成を採用することで集光レンズ部材56による集光作用を低下させるように している。したがって、発光ユニット1は、集光レンズ部材56が単なるカバー 部材として作用するようになり視認性の向上が図られるようになっている。
【0032】 発光ユニット1は、光源として多数個の有色発光素子を用いることによって、 第1の発光素子群4や第2の発光素子群5の一部に球切れを生じても直ちに信号 表示の作用が損なわれることは無い。したがって、発光ユニット1は、電車の運 行を停止させて緊急の保守対応を不要とすることが可能となるとともに、省電力 化が図られるようになる。発光ユニット1は、既存の発光型信号機50に互換使 用することが可能であり、莫大な設備投資や信号機本体53の廃棄費用を強いる ことが無い。
【0033】 なお、上述した実施の形態として示した発光ユニット1は、緑色、黄色及び赤 色の発光表示部55を備える発光型信号機50への適用例を示したが、この適用 例に限定されるものでは無いことは勿論である。発光ユニット1は、その他の発 光型信号機にも適用されることは勿論であり、また鉄道用発光型信号機ばかりで なく道路用発光型信号機等にも適用可能である。
【0034】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる発光型信号機用発光ユニットによ れば、既存の発光型信号機の筐体等を共用するとともに信頼性の高い多数個の有 色発光素子を備えることで、支柱に対して信号機本体の取外し・取付作業が不要 であり、装置費用、交換費用或いは廃棄処理費用等の負担を軽減して発光素子の 一部に球切れを生じても直ちに信号表示作用が損なわれることが無く、省電力化 が図られるとともに保守性に優れた新規な発光型信号機を構成することが可能と なる。発光型信号機用発光ユニットによれば、多数個の有色発光素子群が集光レ ンズ部材の内部に収納された構造であることから、集光レンズ部材の全体から効 率的な発光表示が行われて視認性の向上が図られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態として示す発光型信号機用
発光ユニットを既存の発光信号機に組み込んだ状態を示
す要部縦断面図である。
【図2】同発光型信号機用発光ユニットの正面図であ
る。
【図3】同発光型信号機用発光ユニットの側面図であ
る。
【図4】既存の発光型信号機の要部側面図である。
【図5】同発光型信号機の発光表示部を示す要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1 発光ユニット、2 第1の発光素子基板、3 第2
の発光素子基板、4第1の発光素子群、5 第2の発光
素子群、6 支持基板、7 支柱部材、8接続リード、
9 電子部品、10 電源リード、50 発光型信号
機、51 支柱、53 信号機本体、54 筐体、55
発光表示部、56 集光レンズ部材、57 着色レン
ズ部材、58 電灯座、59 G型電球

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせ状態で組み合わされる略椀形
    の集光レンズ部材及び着色レンズ部材と、筐体に取り付
    けられる電灯座と、上記レンズ組立体の中心軸上に位置
    して上記電灯座に装着される電球とからなる各色発光部
    を備える既存の発光型信号機に対して、上記着色レンズ
    部材と電球とを取り外した状態で互換使用され、 上記集光レンズ部材の内径よりも小径とされた第1の円
    盤状発光素子基板と、 上記第1の発光素子基板よりも大径でかつ上記集光レン
    ズ部材の内径よりもやや小径とされた第2の円盤状発光
    素子基板と、 上記第1の発光素子基板の主面全体に配列して搭載され
    る多数個の第1の有色発光素子群と、 上記第2の発光素子基板の主面上に、上記第1の発光素
    子基板の外径よりも大きな環状領域内に配列して搭載さ
    れる多数個の第2の有色発光素子群と、 上記第1の発光素子基板と第2の発光素子基板とを同軸
    上で互いに平行に対峙させた状態で支持する支持部材と
    を備え、 上記支持部材を上記電灯座を介して上記筐体に取り付け
    ることによって、上記第1の発光素子基板と第2の発光
    素子基板とが、上記集光レンズ部材に対してその内面に
    上記各有色発光素子群の搭載面を向けかつ内部空間内に
    収納されることを特徴とする発光型信号機用発光ユニッ
    ト。
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