JP2001062165A - 小型電気機器 - Google Patents

小型電気機器

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JP2001062165A
JP2001062165A JP24187099A JP24187099A JP2001062165A JP 2001062165 A JP2001062165 A JP 2001062165A JP 24187099 A JP24187099 A JP 24187099A JP 24187099 A JP24187099 A JP 24187099A JP 2001062165 A JP2001062165 A JP 2001062165A
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高徳 西山
Einosuke Fujimura
栄之助 藤村
Hironobu Nagano
広信 長野
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Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者が各種動作認識を行いやすい小型電気機
器を提供することを目的とする。 【解決手段】握り部兼用の本体部1の上部に、物理的作
用を加える機能部Aを備える。上記本体部1の外面上
に、上記機能部A駆動用のスイッチノブ11と、当該ス
イッチノブ11の操作によって発光する発光部71とを
備える。上記スイッチノブ11を、上記本体部1の長手
の軸に沿って長く形成された発光部71の上下寸法L内
に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光表示部に改
良を加えた手持ち式の小型電気機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の小型電気機器は、特開昭62−
47394号公報にみることができる。そこでは、実施
例として電気かみそりが示されており、ハウジングの上
端に、外刃ブロックと内刃ブロックとが配設されてい
る。また、ハウジングの前面には、ハウジングの前面幅
と略同一幅のスイッチハンドルと、ハウジングの前面下
方であって、ハウジングの幅方向に長い表示板が設けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】細長い発光表示部を有
する小型電気機器は、各種動作表示(使用中表示、充電
催促表示、充電中表示、掃除催促表示など)が視覚的に
わかりやすく、使用間違いが少なくなるので都合がよ
い。ところが、上記従来例のように、表示板を、ハウジ
ングの前面下方であって、幅方向に長く形成するもので
あっては、手に把持した使用時に、手の指によって表示
板が隠れて表示がはっきりしなくなる虞れがある。特
に、温熱治療器のように音のしない小型電気機器におい
て、本体部を把持する手によって、動作表示用の発光部
が隠れてしまい、動作状態のまま、例えば床面などに置
きっぱなしとする場合があり、無駄に電力を消費するこ
とがあった。また、充電式のタイプにおいては、通常、
充電スタンドに立てた状態で充電するため、下方でしか
も幅方向に表示板が配設される形態のものでは、充電中
表示、充電完了表示がわかりづらく、接触不良で、充電
が行われていないことに気付かず、そのまま放置し、充
電ができていないというケースもあった。
【0004】また、上記従来例では、スイッチハンドル
が、ハウジングの前面幅と略同一幅に亘る大型スイッチ
で構成されるので、スイッチハンドルの確認は容易に行
えるが、大型スイッチゆえに誤操作を招くことが多かっ
た。
【0005】この発明の目的は、使用者に、各種動作表
示を視覚的にわかりやすくするとともに、スイッチノブ
の位置確認が容易となる小型電気機器を提供することに
ある。
【0006】この発明の他の目的は、特に暗がりで、幻
想的な雰囲気を醸し出すことができ、ファッション性に
富み、興趣に富んだ小型電気機器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の小型電気機器
は、握り部兼用の本体部1の上部に、物理的作用を与え
る機能部Aを備えた小型電気機器において、上記本体部
1の外面上に、上記機能部A駆動用のスイッチノブ11
と、当該スイッチノブ11の操作によって発光する発光
部71とを備え、上記スイッチノブ11を、上記本体部
1の長手の軸に沿って長く形成された発光部11の上下
寸法L内に配設してあることを特徴とする。
【0008】また、蓄電池8を内蔵する握り部兼用の本
体部1の上部に、物理的作用を与える機能部Aを備えた
小型電気機器において、上記本体部1の外面上に、上記
機能部A駆動用のスイッチノブ11と、上記蓄電池8へ
の充電時に発光する発光部71とを備え、上記スイッチ
ノブ11を、上記本体部1の長手の軸に沿って長く形成
された発光部71の上下寸法L内に配設してあることに
特徴がある。
【0009】また、上記スイッチノブ11を、上記発光
部71の幅寸法H内に配設したことに特徴がある。
【0010】また、上記スイッチノブ11を、上記発光
部71の一方側に寄せた部位に配設したことに特徴があ
る。
【0011】また、上記発光部71を、発光源72,7
3から照射される光を反射させるレンズ体としたことに
特徴がある。
【0012】
【作用および発明の効果】本体部1の長手の軸に沿って
長く形成された発光部71により、各種動作表示が視覚
的にわかりやすくなる。特に電動歯ブラシのように、機
能部の前後の方向性をはっきりさせて使用しなければな
らないものにおいて、発光部が軸に沿って長ければ、は
っきり前後の区別がつくので効果的である。さらに、電
動歯ブラシは通常、本体が円筒状に成しており、使用者
の手の中で回転しやすく、機能部としてのブラシ体の方
向性が定まりにくいものであるが、これも軸に沿って長
い発光部によって解消できる。
【0013】さらに、温熱治療器のように音のしない小
型電気機器において、本体部を把持する手によって、動
作表示用の発光部が隠れることがなく、従来のように、
動作状態を認識できず動作状態のまま、例えば床面など
に置きっぱなしとし、無駄に電力を消費することがな
い。もちろん電気かみそりのように、音を発するものに
おいても、使用時の電力表示の確認が日常的に身に付け
られ、それが習慣となることで、例えば、電池電力が全
くない状態のときに、それは故障ではなく、電池電力が
ない状態であることを即座に判断することができ、使用
者はあわてず対処できる。
【0014】充電式の小型電気機器においては、充電中
表示がはっきりとわかり、充電ミスを確実に防止するこ
とができる。
【0015】また、スイッチノブ11を、本体部1の長
手の軸に沿って長く形成された発光部71の上下寸法L
内に配設したことにより、スイッチノブ11の位置確認
が容易となり、誤操作の少ない小型のスイッチノブ11
であっても、さらに暗がりであっても良好なスイッチ操
作を行うことができる。
【0016】これは、スイッチノブ11より上方にも、
表示部として機能する発光部71が形成されることにな
るので、前述の効果をさらに顕著にする。すなわち、通
常、この種小型電気機器はスイッチノブ11の操作後、
その周辺を把持して機器を操作するので、スイッチノブ
11より上方に発光部71があれば、手の指によって、
表示部としての発光部71を隠すことがなく、しかも、
発光部71は機能部Aに近いところに位置することにな
るので、さらに、使用中確認が容易にでき、電力表示の
確認を身に付けやすくなる。
【0017】また、本体部1の軸に沿って長く形成され
た発光部71によって、細長い電気機器の全体を浮かび
上がらせつつ、スイッチノブ11周辺をぼんやり発光さ
せるので、幻想的な雰囲気を醸し出すことができ、ファ
ッション性に富み、興趣に富んだ小型電気機器を提供す
ることができる。
【0018】また、スイッチノブ11を、発光部71の
幅寸法H内に配設したことにより、さらに、スイッチノ
ブ11の位置確認を容易に行うことができる。つまり、
細長く、しかし面状である大面積の発光部の中に、スイ
ッチノブ11が位置することになるので、例え使用時に
スイッチノブ11周辺から離れた部位を握り、機器を操
作していたとしても、明るいところにシルエット状にス
イッチノブ11が浮かびあがることで、スイッチノブ1
1の位置確認が容易となり、即座にOFF操作等が行え
るので操作性が向上することになる。
【0019】スイッチノブ11を、発光部71の一方側
に寄せた部位に配設したことにより、そのシルエット状
のスイッチノブ11と軸方向に長い発光部71によっ
て、暗がりにおける使用中の不用意な落下或いは使用状
態での一時載置の後の再使用時、上下方向の認識、つま
り機能部Aの位置を即座に認識でき、使用間違いを確実
に防止できる。
【0020】発光部71を、発光源72,73から照射
される光を反射させるレンズ体としたことにより、少な
いコストで、前述した小型電気機器を構成することがで
きる。また、レンズ体によれば、発光していない状態の
ときでも、デザイン性に優れ意匠的に有利である。
【0021】
【実施例】本発明に係る小型電気機器を、図1ないし図
15に示す水洗い式のロータリ式電気かみそりを例にと
って説明する。電気かみそりは握り部を兼ねるかみそり
本体1と、その上部のヘッド部4に着脱自在に装着した
外刃6を備える外刃ホルダー2と、かみそり本体1の背
面上部に配置した内刃3用の清掃具などを備えている。
ヘッド部4の上面左右には、左右一対の内刃支持枠5が
設けてあり、一対の内刃支持枠5の上端間に、横軸まわ
りに回転する内刃3が軸支してある。図1または図2に
示すように内刃3を駆動するために、かみそり本体1の
内部にモータ7とモータ7に電力を供給するための二次
電池8および二次電池8を充電するための充電回路75
とを設けてあり、モータ7の動力はギヤ伝動機構9を介
して内刃3に伝わる。ギヤ伝動機構9は、図2における
ヘッドケース10の右方の内刃支持枠5の内部に組み込
んである。
【0022】図1中、符号11はモータ7起動用のスイ
ッチノブである。スイッチノブ11は、プッシュ式のス
イッチ形態であり、図10に示すように、後述するレン
ズ体に熱溶着された弾性アーム79と一体成形されて構
成するものである。スイッチノブ11は弾性アーム79
によって、外方側(図に向かって左方向)に向けた付勢
力を受けているので、スイッチノブ11が押し込まれて
も弾性アーム79の弾勢力によってもとの位置に即座に
復帰する。
【0023】スイッチノブ11の背面と対向する部位に
は、マイクロスイッチ77が設けられており、スイッチ
ノブ11の操作により、防水シート84を介してON・
OFF駆動される。マイクロスイッチ77の信号は制御
回路76に送信され、制御回路76は、それを受けてモ
ータ7を駆動する。モータ7は、再度マイクロスイッチ
77が駆動するまで、すなわちスイッチノブ11が押さ
れるまで回転駆動を続ける。
【0024】78は、スイッチノブ11が不用意に押さ
れ誤動作をするのを防止するロック体である。ロック体
78を下方にスライドさせることによって、スイッチノ
ブ11の上面に形成された係合凹部82にロック体78
の係合突起81が嵌まり、スイッチノブ11の移動は阻
止される。通常、ロック体78を下方にスライドさせて
おくことで、誤動作を防止できる。スイッチノブはプッ
シュ式に限らず、公知のスライド式、回転式を適用する
こともできる。
【0025】図1または図10において、74は、充電
スタンド(図示せず)の充電用端子と接触する給電端子
74であり、充電スタンドに電気かみそりを載置した状
態で互いを接触させれば、二次電池8の充電状態とな
る。充電スタンドは、商用電源から充電アダプターとコ
ードを介して電力の供給を受ける。また、本実施例で
は、充電スタンドに接続される充電アダプターのコード
を直接、給電端子74に接続できるようにもなっており
充電・交流両用式であるが、乾電池式の電気かみそりで
あってもよい。
【0026】図中72は青色に発光する青色発光ダイオ
ードであり、73は赤色に発光する赤色発光ダイオード
である。各ダイオード72,73は図1中点線矢印に示
す方向に照射されるように配設される。71は各ダイオ
ード72,73から照射される光をかみそり前面側(図
10においては左方向)に照射するための樹脂製で半透
明のレンズ体である。青色発光ダイオード72は、充電
池或いは交流を使用したモータ駆動時、つまりかみそり
使用時に制御回路76の信号を受けて発光し、モータ7
が停止するまで発光を続ける。別実施例として、制御回
路76にあるタイマ回路によって、モータ7停止後、所
定期間(例えば30秒)をおいて、発光を停止させるよ
うにすることができる。これによって、使用者がスイッ
チをOFFし、机上などの載置面に載置した後も、なお
も光り続けるので、再使用時の場所の確認を容易にし、
また、発光部71がムーディーな光を発するので、イン
テリア性が高まる。タイマ回路を利用して、好みの時間
に発光部71をONする構成(時間設定による発光手段
を設ける)としてもよく、例えば、朝の目覚ましとして
利用することができる。この場合、時間設定の操作スイ
ッチを本体1上に設け別途設けられた液晶表示とともに
「何時何分に発光部71をON」或いは「何時間後に発
光部71をON」を設定できるようにする。このとき発
光部71の発光とともに本体1に内蔵されているブザー
等の発音手段も発音駆動させる。発光部71および発音
手段は所定時間(例えば、1分間)でOFFするように
制御部76によって制御される。もしくは、所定時間で
OFFするのではなく、スイッチノブ11をON操作
し、その後のOFF操作で、発光および発音を停止する
ようにすれば、目覚まし効果および電気かみそり使用催
促の効果を奏する。また、スイッチ操作前に発光させる
ことも考えられる。すなわち、本体1の表面に赤外線セ
ンサ、超音波センサ等のセンサ部を設け、人を感知すれ
ば、その信号を制御回路76が受け、制御回路76によ
って、本体1を握る前に発光部71を発光させることが
できる。これによれば、暗がりでも即座に機器の位置確
認ができるとともに、本体を握って使用するときも、ス
イッチノブ11の位置確認が容易に行えるので使い勝手
が向上する。スイッチノブ11を操作してモータ7を駆
動し、その後OFF操作すれば、モータ7の駆動停止と
ともに発光部71の発光も停止する。上述した実施例を
相互に組み合わせればさらに有用な小型電気機器とな
る。
【0027】赤色発光ダイオード73は、二次電池8の
充電時に発光する。このとき青色発光ダイオード72は
発光しない。二次電池8が満充電となると充電完了を使
用者に認識させるために、赤色発光ダイオード73は点
滅発光となる。青色発光ダイオード72は、もう1つ追
加してレンズ体71の上方から照射するよう構成するこ
とができる。これにより、発光部としてのレンズ体71
から照射される光量を増大させることができる。また、
複数のダイオードによって、側方から照射させ、上下方
向に万遍なく光を発するようにすることも考えられる。
発光源として使用される発光ダイオードは、これに換え
て、グローブ球や指向性のよいニップル球等のいわゆる
まめ球を使用することも考えられる。また、使用中表
示、充電中表示の発光ダイオードは青、赤色逆であって
もよいし、その他の色の発光ダイオード、例えば、緑
色、黄色等の発光ダイオードに換えることもできる。二
次電池8としては、ニッカド電池、ニッケル水素電池等
を使用する。二次電池8の概念としては、電気二重層コ
ンデンサ、いわゆるスーパーキャパシタも含むものとす
る。
【0028】青色発光ダイオード72は使用中、点灯発
光し、赤色発光ダイオード73は駆動停止するものであ
るが、二次電池8の充電容量が少なくなると制御回路7
6に組み込まれる検出抵抗、増幅回路、演算回路等から
なる残存容量検出手段によって、次のように動作する。
すなわち、充電容量が100%から40%までは青色発
光ダイオード72は点灯発光する。充電容量が40%以
下になると青色発光ダイオード72は一定周期の点滅発
光となり、充電の目安表示となる。そして、充電容量
が、20%以下になると、青色発光ダイオード72は消
え、替りに赤色発光ダイオード73が点灯発光し充電を
催促するようにしている。このように動作させること
で、使用者に充電残量を確実に認識させることができ
る。ここで赤色発光ダイオード73は軸に沿って長いレ
ンズ体71に向けて照射する構成としているが、照射す
るのは青色発光ダイオード72のみとし、レンズ体71
の下方部位に、別途小さなレンズ体を設け、上述した充
電表示や、使用中の充電容量減少による充電催促表示を
行わせるようにしてもよい(図14参照)。この場合、
充電中は赤色発光ダイオード73を発光させ、満充電と
なると、同ダイオード73の発光を停止させると同時に
青色発光ダイオード72を発光させ、使用者に満充電で
あることを認識させるようにしている。このとき発光部
としてのレンズ体71から幻想的な光が放たれるので、
インテリア性も非常によい。
【0029】レンズ体71の内壁には、光を積極的に反
射させるべく内壁に凹凸87(ローレット)が形成され
ている。レンズ体71の背面には、反射効果を得るため
に、白色、銀色などの光反射性の高い色の平面状反射シ
ート83(図10参照)を設けている。また、反射シー
トを幾何学模様、動物などの図柄・絵柄入りシートと
し、レンズ体を透明とすれば、レンズ体を透かして図柄
・絵柄を見ることができ、各発光ダイオード72,73
が発光していても発光していなくてもそれを見て楽しむ
ことができる。これによれば、違う図柄・絵柄をそれぞ
れ用意し、組み込み生産することで、同じ金型で機器
(電気かみそり)のバリエーション化が可能となり、コ
ストの低減を図ることができる。各発光ダイオード7
2,73を発光すれば、明確に図柄・絵柄が浮き出るの
で楽しみ度合いが増える。レンズ体71を凸レンズ、フ
レネルレンズ等の拡大レンズとすれば、さらに図柄・絵
柄が浮き出て見えるので楽しみも倍加する。また、反射
シート83に蓄光材を塗布しておき、暗闇で発光させる
ようにしてもよい。反射シートは、シートに限らず、レ
ンズ体71の装着面である本体1の凹部底面89にメッ
キ蒸着したり、反射率の高い白色系の樹脂を二重成形し
たものであってもよい。発光ダイオードは、近年開発さ
れた白色発光ダイオードを使用することも考えられる。
この場合、レンズ体71に様々な色のフィルムを貼る、
或いは、レンズ体71自身を色付半透明の樹脂で形成す
ることで、バリエーションに富んだ色彩の発光部を構成
でき、同じ金型の機器(電気かみそり)であっても、低
コストでバリエーション化が可能となる。108はレン
ズ体71に形成されたスイッチノブ11挿通用の開口で
ある。
【0030】レンズ体71は図1および図9に示すよう
に、本体部1の長手の軸に沿って長く形成され凹部内周
面85に合致する外周面86をもつ形態を成しており、
本体部1の長手の軸に沿って長く形成されている。これ
により、使用中表示、充電表示の各種動作表示が視覚的
にわかりやすくなる。また、使用時の電力表示の確認が
日常的に身に付けられ、それが習慣となることで、例え
ば、電池電力が全くない状態のときに、それは故障では
なく、電池電力がない状態であることを即座に判断する
ことができ、使用者はあわてず対処できる。電気かみそ
りにおいて、機種によっては、機能部の前後の方向性を
はっきりさせて使用しなければならないものもあり、そ
の場合、発光部が長ければ、はっきり前後の区別がつく
ので効果的である。別の応用例の中で、特に電動歯ブラ
シにおいては、通常、本体が円筒状に成しており、使用
者の手の中で回転しやすく、機能部としてのブラシ体の
方向性が定まりにくいものであるが、これを軸に沿って
長い発光部によって解消できる。
【0031】また、スイッチノブ11を、本体部1の長
手の軸に沿って長く形成されたレンズ体71の近傍であ
って、かつ上下寸法L内に配設したことにより、スイッ
チノブ11の位置確認が容易となり、誤操作の少ない小
型のスイッチノブ11であっても、さらに暗がりであっ
ても良好なスイッチ操作を行うことができる。これは、
スイッチノブ11より上方にも、表示部としてのレンズ
体71が形成されることになるので、前述の効果をさら
に顕著にする。スイッチノブ11は、レンズ体71の上
下寸法L内であれば、本体1の前面に限らず、本体1の
側面外面にあってもよい。この場合、レンズ体71は側
面に寄せて設け、スイッチノブ11とレンズ体71を近
接させることが好ましい。このように構成することによ
っても、スイッチノブ11の位置確認は容易になる。レ
ンズ体71は前面側にあるので、機能部Aの前後の方向
性も確認できる。
【0032】さらに、本体部1の軸に沿って長く形成さ
れた発光部としてのレンズ体71によって、細長い電気
機器の全体を浮かび上がらせつつ、スイッチノブ11周
辺をぼんやり発光させるので、幻想的な雰囲気を醸し出
すことができ、ファッション性に富み、興趣に富んだ電
気かみそりを提供することができる。また、レンズ体7
1は、下方から上方に向かって末広がり状に幅を広くし
ており、発光源から近いところでは光量を絞り、遠ざか
るにつれて開放しているので、上下方向にバランスのと
れた発光を行うことができる。
【0033】また、図1に示すように、スイッチノブ1
1を、発光部の幅寸法H内に配設したことにより、さら
に、スイッチノブ11の位置確認を容易に行うことがで
きる。つまり、細長く、しかし面状である大面積の発光
部としてのレンズ体71の中に、スイッチノブ11が位
置することになるので、例え使用時にスイッチノブ11
周辺から離れた部位を握り、機器を操作していたとして
も、明るいレンズ体71の内方でシルエット状にスイッ
チノブ11が浮かびあがることで、スイッチノブ11の
位置確認が容易となり、操作性が向上する。
【0034】スイッチノブ11を、発光部の一方側に寄
せた部位に配設したことにより、そのシルエット状のス
イッチノブ11と軸方向に長いレンズ体71によって、
暗がりにおける使用中の不用意な落下或いは使用状態で
の一時載置の後の再使用時、上下方向の認識、つまり機
能部の位置を即座に認識でき、使用間違いを確実に防止
できる。
【0035】発光部として、各ダイオード72,73か
ら照射される光を反射させるレンズ体71としたことに
より、少ないコストで、前述した効果を有する電気かみ
そりを構成することができる。また、レンズ体11によ
れば、発光していない状態のときでも、デザイン性に優
れ意匠的に有利である。特に本実施例によれば、レンズ
体11の裏側に反射シート83を配設しているので、発
光していない状態のときに、外光およびレンズ体11内
壁に形成されたローレット87によって、高級感のある
優れた意匠の電気かみそりとなる。
【0036】モータ7を内蔵する握り部兼用の本体1の
上部に設けられた、毛を導入可能な多数の開口を有する
外刃6と、外刃6に内接し上記外刃6と協働して毛をカ
ットする内刃3とにより機能部Aは構成される。
【0037】本実施例においては、機能部として、電気
かみそりを例に挙げて説明しているので、外刃6と内刃
3のカット部となっているが、その他の例として、本体
の上部にジュール熱を利用する温熱ヘッドを有する温熱
治療器ならば、機能部は温熱ヘッドであり、本体の上部
に往復動或いは回転するブラシ体を有する電動歯ブラシ
ならば、機能部はブラシ体であり、本体の上部に水を噴
射する噴出部を有する口腔洗浄器ならば、機能部は噴出
部である。その他バイブレーション式マッサージ器、遠
赤外線治療器等応用例は種々考えられる。例えば温熱治
療器のように音のでない小型電気機器において、本発明
を採用すれば、機器使用中の問題点を解消することがで
きる。すなわち、従来、本体部を把持する手によって、
動作表示用の発光部が隠れ、動作状態を認識できず動作
状態のまま、例えば床面などに置きっぱなしとし、無駄
に電力を消費することがあったが、それを可及的に防止
することができる。
【0038】次に本電気かみそりのその他の構成を説明
する。外刃ホルダー2は上下面が開口する中空枠状に形
成してあり、その内面上部に外刃6が装着してある。外
刃ホルダー2をヘッド部4に上方から外嵌装着すること
により、外刃6が内刃3の上周面に外接する。図3に示
すように外刃ホルダー2の背面に隣接する状態で清掃具
を配置し、さらにその下側にきわぞり刃ユニット14を
配置してある。きわぞり刃ユニット14は、切換ノブ1
5を上方をスライドすることのより、かみそり本体1に
沿う待機位置から、後ろ向きに突出する使用位置へ跳ね
上がり揺動できる。
【0039】図7において清掃具は、ロール状のブラシ
(清掃体)20と、ブラシ20を上下に揺動操作する支
持アーム21と、清掃時の毛屑等の飛散を防ぐカバー2
2および支持アーム21に固定した支軸23などで構成
する。支持アーム21を支軸23を中心にして上下揺動
することによって、ブラシ20は内刃3の回転中心軸と
平行な姿勢を維持した状態のままで、内刃3の周面に接
触する図の清掃位置(図7の状態)と、かみそり本体1
の外面に待機格納される待機位置(図4の状態)とに変
位できる。さらに、外刃ホルダー2を装着した状態にお
いて、カバー22が外刃6の外面に覆い被さる外刃保護
位置(図5の状態)とに変位できるようになっている。
【0040】図4においてブラシ20は、ねじり合わさ
れた複数の芯線25の間にブラシ毛に一群を挟持固定し
て円柱状に形成してある。支持アーム21は門形の枠体
からなり、一対の腕部の先端寄りにおいて、カバー22
を相対揺動自在に軸支している。カバー22は、断面半
円形の樋状の主壁26と、主壁26の両側に張り出した
側壁27とを一体に形成したプラスチック成形品からな
り、両側壁27の内面内方に設けた左右一対の軸受壁2
4で、ブラシ20を回転自在に軸支する。主壁26の周
面前後にはそれぞれ一群の通水口28が通設してある。
【0041】内刃3とヘッド4との間には、切断された
毛屑を収容する空所Sが設けられており、この空所Sに
臨むヘッド部4の上面に、空所Sの前面から流入する水
流を、内刃3とブラシ20とが接触する位置、即ち内刃
3の周面裏側へ向かって変向案内するガイド部を設け
る。
【0042】図4においてガイド部は、ヘッドケース1
0の上壁を利用して形成した前段がガイド体(ガイド
体)30と、前段ガイド体30に連続してヘッドケース
10の上面後部に突設した後段ガイド(ガイド体)31
とからなる。
【0043】水流変向時の抵抗を軽減するために、前段
ガイド体30は、後段ガイド体31に向かって上り傾斜
する逆へ字状の傾斜面壁で形成し、その上端に連続して
外刃ホルダー2の背壁を受け止め接当する水平の受面3
4を設ける。先に説明した支持アーム21の支軸23
は、軸受壁36に設けた断面C字形の軸受穴に背面側か
ら圧嵌係合される。この後段ガイド体31の背面下方の
格納部37に清掃具を待機格納する。
【0044】サイドの水ガイドとして、ヘッドケース1
0に嵌め込み固定される左右一対の内刃支持枠5が兼ね
ていて、その対向内面壁によって空所S内に流入した水
流を後段ガイド体31に向かって案内する。各内刃支持
枠5をヘッドケース10に組み付けた状態において、そ
れぞれの背面下部は図6に示すように後段ガイド体31
の両側前面と密着して互いに補強し合い、それぞれの構
造強度を高め合うようにしてある。
【0045】先に説明したように、ブラシ20およびカ
バー22は支持アーム21を上下に反転揺動させること
によって、待機位置と清掃位置、さらに外刃6の外面を
覆う外刃保護位置とに変位操作される。これらの各位置
において、ブラシ20およびカバー22を遊動不能に位
置保持するために、ヘッドケース10、軸受壁36、内
刃支持枠5の前面、および外刃ホルダー2の両側上面と
カバー22との間にロック構造を設けている。
【0046】図4において、格納姿勢を保持する第1の
ロック構造は、係止ロック39と、係合ロック40とか
らなる。係止ロック39は、軸受壁36の上端後縁に突
設した係止リブ41と、カバー22の内面上部に突出形
成した係止突起42とからなる。係合ロック40は、カ
バー22の外面下部に左右の凹み形成した係合凹部43
と、格納部37の底面に出没自在に組み付けられた係合
ピン44からなる。係合ピン44はばね45で、上方へ
突出する向きに進出付勢してある。格納時には、係止突
起42を係止リブ41に引っ掛け、その状態のままでカ
バー22を下方回動操作して、係合凹部43を係合ピン
44に係合させる。このとき係合凹部43は、その前面
と係止リブ41とを結ぶ線が、カバー22と支持アーム
21の連結中心を越えた後に係合ピン44と係合するの
で、待機格納したカバー22には、後段ガイド体31の
側へ引き寄せられる向きの力が作用し、その結果、カバ
ー22を安定した状態で格納姿勢に維持できる。
【0047】図7において、清掃姿勢を保持する第2の
ロック構造は、左右の内刃支持枠5の前面上部に設けた
突起46と、清掃姿勢に変位した状態において、カバー
22の前側内面の両側に設けられる浅い段部47とから
なり、段部47を突起46にパチンと嵌め込むことによ
り、カバー22を清掃位置に保持固定できる。清掃時に
は、内刃3を回転駆動してブラシ20を連れ回り回転さ
せながら水洗いする。このとき、支持アーム21には、
支軸23を中心にとし内刃3から遠ざかる向きのモーメ
ントが作用する。しかし、カバー22と内刃支持枠5と
の係合点が、ブラシ20と内刃3との中心を結ぶ線より
下方に位置しているので、先のモーメントが大きくなれ
ばなるほど、突起46と段部47とはより強固に係合し
合うので、清掃途中にカバー22が外れるのを確実に防
止できる。このとき、カバー22によって安全スイッチ
がオン操作されるが、そのことは後述する。
【0048】図3および図5において、外刃保護姿勢を
保持する第3ロック構造は、外刃6をアーチ形断面状に
保形保持する、左右一対の側枠6aの外面に凹み形成し
た凹部48と、カバー22の側壁27に設けた弾性変形
可能な係合腕49、および係合腕49の下端内面に設け
た突起50とで構成する。この突起50を先の凹部48
にパチンと嵌め込むことにより、カバー22を外刃保護
姿勢に保持して、外刃6が他物と直接衝突を阻止でき
る。
【0049】図6に示すように外刃ホルダー2は、前段
ガイド体30の前縁に連続する前段壁52と、ヘッドケ
ース10の左右側面53と後段ガイド31の前側面とに
被さって、後段ガイド体31より前方の空所Sと、内刃
3および内刃支持枠4の外面を覆い隠す。この装着状態
をより安定化して外刃ホルダー2をぐらつきなく支持す
るために、後段ガイド体31の後面両側端に、斜めに傾
斜するガイド壁54を形成し、このガイド壁54に対応
して、外刃ホルダー2の背面開口左右側縁に嵌合リブ5
5を設けている。嵌合リブ55をガイド壁54に沿って
スライド係合すると、外刃ホルダー2の全体がガイド壁
54でかみそり本体1の背面側へ引き寄せられるので、
外刃ホルダー2をヘッド部4に対してぐらつきなく装着
できる。この装着状態を維持するために、ヘッドケース
10の両側にロック片56を設け、このロック片56と
係合するロック解除ボタン57を外刃ホルダー2に設け
ている。ロック解除ボタン57を押し込み操作して、ロ
ック片56をばねに抗して退入操作すると、外刃ホルダ
ー2をヘッド部から取り外すことができる。
【0050】外刃ホルダー2をかみそり本体1から取り
外した状態でスイッチノブ11をオン操作すると、剥き
出しになった内刃3が回転駆動されて危険である。こう
した事態を避けるために、スイッチノブ11でオン・オ
フされる主スイッチとは別に、外刃ホルダー2の着脱に
連動してモータ7への給電路をオン・オフする安全スイ
ッチ59を設けておき、外刃ホルダー2を取り外した状
態では、安全スイッチ59がオフ状態に切り換わって、
内刃3の駆動を阻止できるようにしている。この安全機
構を利用して、カバー22が清掃位置に位置保持された
状態のおいてのみ、安全スイッチ59がオン状態に切り
換わるようにしている。
【0051】具体的には、図7に示すように外刃ホルダ
ー2用の受動片60と、カバー22用の受動片61を備
えている連動ピース62をヘッドケース10で上下スラ
イド自在に案内し、連動ピース62をばね63で上向き
に進出付勢する。連動ピース62の下面には、防水シー
ル64を介して安全スイッチ59をオン・オフ操作する
操作片65が設けてある。図6に示すように前者受動片
60は受面34の右側上面に突出していて、外刃ホルダ
ー2をヘッド部4に装着した状態において、ばね63に
抗して押し込み操作される。また、カバー22用の受動
片61は、ギヤ伝動機構9を収容する側の内刃支持枠5
の内側面に沿って設けられており、カバー22の段部4
7を突起46に完全に嵌め込んだ状態において、その上
端に突設した受腕61aがカバー22の前側下縁で下向
きに押し込み操作される。
【0052】本発明に係る他の実施例を以下に説明す
る。図11において、基本的構成は、第1実施例と同じ
なので、同じ部材に同じ符号を与えている。ここでは、
発光部として、第1実施例のレンズ体71に換えて、エ
レクトロルミネッセンス(EL)素子91を配設してい
る。EL素子91は厚さ1ミクロンm程度の薄い発光材
料(例えば青色に発光させるならばセリウムを添加した
ストロンチウムチオガレート)を絶縁膜でサンドイッチ
にしたもので、絶縁膜の両側に電圧を加えれば電子のエ
ネルギーを受けて発光材料が発光するものである。これ
により、色鮮やかな表示を実現できる上、薄型平面の発
光部とすることができ、機器本体の薄型化を実現でき
る。EL素子91は、絶縁膜の両側に透明電極を用いる
ことによって、透明な表面パネルとすることができ、
青、緑、赤色の各ELパネルを重ね合わせてフルカラー
ELパネルで構成することができる。この場合、例え
ば、電気かみそりの充電容量が減少した場合、EL素子
91全体の色を順次多彩に変化させることができ、使用
者に、美感を起こさせながら充電残量を確認、認識させ
ることができるので、商品価値の高い電気かみそりを提
供することができる。具体的には、第1実施例の制御回
路76に組み込まれた残存容量検出手段および表示パネ
ル駆動ドライバによって、充電容量が100%〜80%
のとき青色発光、80%〜60%のとき緑色発光、60
%〜40%のとき黄色発光、40%〜20%のとき赤色
発光を行い、20%以下になると充電催促の表示とし
て、例えば漫画チックに空腹の電気かみそりをイメージ
した動画や「EMPTY」等の動く文字をパネルに表示
するようにしている。電気かみそり使用中に動画を楽し
みたい場合は、それ専用の切替スイッチノブ92を本体
に設けているのでそれを切替え、電源スイッチノブ11
をON操作すれば、それに連動して、充電催促の動画と
は違う、例えば犬や猫が遊ぶような動画をパネルに表示
することができる。
【0053】さらに、本実施例(図11)の側面には、
本体側面と同一平面のプッシュ式のスイッチノブを設け
ている。このスイッチノブを1回押し込むことにより、
故障時のときのための修理先或いは製造メーカ先の電話
番号が制御回路76によってパネル表示されるようにな
っている。これと同時に電気かみそり本体の型番、外
刃,内刃の型番及び外刃、内刃の交換時期を表示するよ
うにしている。続けて2回、3回…と押し込むことによ
り、「電源アダプターは水洗いしない!」「外刃を強く
持たない!」「内刃は素手で触れない!」等の取り扱い説
明書と同じ警告・注意書きを表示するようにしている。
また、内刃が収納される毛屑収納室内に発光素子、受光
素子を上下に複数設け、毛屑の堆積量を表示パネル表示
させることも考えられる。この場合のパネル表示は、毛
屑ゼロの場合は、全面緑色に発光させておき、毛屑が増
えるにつれ段階的にパネルの下側から赤色発光を増やし
ていき、毛屑処理時期には全面赤色となるようにしてい
る。このように、その機器に関する情報データを即読み
出すことができるため使い勝手が格段に向上する。この
表示は最終操作から所定期間後に制御回路76によって
停止するようにしている。また、EL素子に換えて、カ
ラー液晶を採用することもできる。この場合の動作も、
上記EL素子の動作と同じとする。
【0054】図12において、本体1の前面には、第1
実施例と同じ構成の発光部が幅方向に並列に配設された
ものである。すなわち、青色発光ダイオード93が本体
1の軸に沿って長く形成されたレンズ体101に向けて
内蔵されており、それらが並列に並べられて設けられて
いる。一番右方のレンズ体105に対応する発光ダイオ
ードは赤色発光ダイオード97である。左方の四列の発
光部としてのレンズ体101は、電池容量が減少するに
つれて、左方側から消えていき、前実施例のように、残
り20%になると、一番右方のレンズ体105のみの発
光となり、充電催促の表示を行う。各レンズ体間は、隣
り合うレンズ体に光が漏れないように、反射シートが形
成されている。
【0055】図13において、本体1の前面に、多数の
青色発光ダイオード106を敷き詰めて面状に発光部を
構成したものである。
【0056】図14において、本体1の前面には軸に沿
って細長いレンズ体71が設けられている。また、スイ
ッチノブ11は、第1実施例と同じくレンズ体71の上
下寸法L内であって、レンズ体71の近傍に設けられ
る。ロック体78は、スイッチノブ11と、レンズ体7
1を中心軸に線対称の位置にあり、すなわち、スイッチ
ノブ11と同じ高さにあるので、それを使用者が認識さ
えすれば、スイッチノブ11とともにロック体78の位
置の確認も容易となる。ただしこの場合、第1実施例の
ように、スイッチノブ11は、レンズ体71の幅寸法H
内にはない。充電中表示用の赤色発光ダイオード73は
レンズ体71の下方部位で別途に発光可能に設けられ
る。また、レンズ体71が、本体1の軸に対して斜めに
傾斜した配置手法であったとしても、レンズ体71の上
下寸法L内にスイッチノブ71が収まっていれば、その
ような構成も本発明に属するものとする。
【0057】図15において、レンズ体71の形状をU
字状とし、スイッチノブ11をそのU字の中の上方に配
設したものである。この場合、スイッチノブ11の位置
は、レンズ体71の上下寸法L、幅寸法H内となる。な
お、青色発光ダイオード72は、2列のレンズ体71の
夫々に対応する下方部位に内蔵されている。これは光量
確保のため施されたものである。
【0058】前述したいずれの他の実施例も、前面パネ
ル以外は第1実施例と同じ構成を成すものとする。レン
ズ体71の構成は前述の実施例に限らず、縦長のA型、
L型、ロゴをかたどった形状、楕円形状など種々考えら
れる。
【0059】実施例では主に、機器の使用中表示、充電
催促表示、充電中表示の動作認識表示を示したが、その
他に、電気かみそりや毛玉取り器等の不要物が溜まる電
気機器特有の掃除催促表示など発光部を発光させる動作
認識表示は種々考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリー式電気かみそりの正面
図である。
【図2】外刃ホルダーを取り外した状態の正面図であ
る。
【図3】清掃具を待機格納した状態の側面図である。
【図4】清掃具を待機格納した状態の縦断側面図であ
る。
【図5】不使用状態における電気かみそりの側面図であ
る。
【図6】外刃ホルダーを取り外した状態の一部破断側面
図である。
【図7】安全スイッチの操作構造を示す縦断側面図であ
る。
【図8】ロータリー式電気かみそりの背面図である。
【図9】レンズ体を取り外した状態斜視図である。
【図10】本発明に係る電気かみそりを模式的に表した
図である。
【図11】本発明の他の実施例に係る電気かみそり正面
図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る電気かみそり正面
図である。
【図13】本発明の他の実施例に係る電気かみそり正面
図である。
【図14】本発明の他の実施例に係る電気かみそり正面
図である。
【図15】本発明の他の実施例に係る電気かみそり正面
図である。
【符号の説明】
A 機能部 H 幅寸法 L 上下寸法 1 かみそり本体 3 内刃 4 ヘッド部 6 外刃 11 スイッチノブ 71 発光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C056 JC01 MB01 3K014 AA01 PD00 5G052 AA23 BB10 JA07 JB05 JC06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部兼用の本体部1の上部に、物理的
    作用を与える機能部Aを備えた小型電気機器において、 上記本体部1の外面上に、上記機能部A駆動用のスイッ
    チノブ11と、当該スイッチノブ11の操作によって発
    光する発光部71とを備え、 上記スイッチノブ11を、上記本体部1の長手の軸に沿
    って長く形成された発光部71の上下寸法L内に配設し
    たことを特徴とする小型電気機器。
  2. 【請求項2】 蓄電池8を内蔵する握り部兼用の本体部
    1の上部に、物理的作用を与える機能部Aを備えた小型
    電気機器において、 上記本体部1の外面上に、上記機能部A駆動用のスイッ
    チノブ11と、上記蓄電池8への充電時に発光する発光
    部71とを備え、 上記スイッチノブ11を、上記本体部1の長手の軸に沿
    って長く形成された発光部71の上下寸法L内に配設し
    たことを特徴とする小型電気機器。
  3. 【請求項3】 上記スイッチノブ11を、上記発光部7
    1の幅寸法H内に配設したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の小型電気機器。
  4. 【請求項4】 上記スイッチノブ11を、上記発光部7
    1の一方側に寄せた部位に配設したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項3の何れかに記載の小型電気機器。
  5. 【請求項5】 上記発光部71を、発光源72,73か
    ら照射される光を反射させるレンズ体としたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の小型電気
    機器。
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