JPH1145584A - 強誘電体メモリ装置 - Google Patents

強誘電体メモリ装置

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JPH1145584A
JPH1145584A JP9204119A JP20411997A JPH1145584A JP H1145584 A JPH1145584 A JP H1145584A JP 9204119 A JP9204119 A JP 9204119A JP 20411997 A JP20411997 A JP 20411997A JP H1145584 A JPH1145584 A JP H1145584A
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Toshiyuki Honda
利行 本多
Koji Asari
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    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルの数を増大させることなくメモリ
容量を増やすことのできる強誘電体メモリ装置を提供す
ること。 【解決手段】 強誘電体キャパシタとトランジスタとに
よりメモリセルを構成する強誘電体メモリ装置におい
て、第一の書き込みは第一の方向に第一の電圧を印加す
る書き込み、第二の書き込みは第一の方向に第一の電圧
を印加した後に第一の方向とは反対の方向の第二の方向
に第一の電圧よりも小さな値の第二の電圧を印加する書
き込み、第三の書き込みは第二の方向に前記第一の電圧
を印加する書き込み、第四の書き込みは第二の方向に第
一の電圧を印加した後に第一の方向に第二の電圧を印加
する書き込み、以上の書き込みの内少なくとも三つ以上
の書き込みをするための書き込み用制御回路を備えるよ
うにする。またこれらの状態を読み出す読み出し用制御
回路を備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体材料を用
いた電気的に書換え可能な不揮発性メモリに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMと同様に高集積化が可能
で且つ不揮発性という特性を有するメモリである強誘電
体メモリが注目されてきている。強誘電体メモリセルの
読み出し動作又は書き込み動作は、強誘電体のヒステリ
シス特性を利用しているため、DRAM、SRAM又は
ROMにはない特殊な制御方法が用いられる。従来、こ
の強誘電体メモリは、USP5,430,671等に記載
されているように強誘電体材料のヒステリシス特性を利
用して、2値の情報を記憶するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、強誘電体メモリセル1つあたり2値の情報しか
書き込み及び読み出しをする事ができないので、メモリ
容量を増やすためにはメモリセルの数を増やさなければ
ならず、その結果チップ面積が増大して、コストが上が
るという課題を有していた。
【0004】本発明は、メモリセルの数を変えずにメモ
リ容量を増やすことのできる強誘電体メモリ装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、1個のメモリセルに代表的には4値少なく
とも3値以上の情報を記憶させるようにし、そのための
強誘電体メモリ装置には、少なくとも3値以上の情報の
書き込みおよび読み出し動作をする制御回路を備えたも
のにするという手段をとるものである。そして3値以上
の書き込み、読み出しを具体的に実現するために強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性がその分極の終状態だ
けではなく、終状態にいたるまでにたどったヒステリシ
ス曲線の経路に依存して変化するということに着目し、
これを利用した。以下に書き込みの原理の詳細を図7を
参照しながら説明する。図7において横軸は強誘電体キ
ャパシタに印加される電圧を縦軸との交点を基準に右を
正の方向に、左を負の方向にとっている。縦軸は強誘電
体キャパシタに蓄えられる電荷を表す。強誘電体キャパ
シタのヒステリシス特性は点A・B・C・D・E・F・
G・Aを通る経路によって表される。強誘電体キャパシ
タを構成する強誘電体薄膜内部は分極の方向が異なる複
数の領域(以下ドメインと記載)の集合によって構成さ
れ、ある一定の電圧をキャパシタに印加した時、分極電
荷の反転は強誘電体薄膜内部の全てのドメインで一斉に
起こるわけではなく、分極電荷の反転が起きる電圧(以
下分極電荷の反転が起きる電圧のことを反転電位と記
載)が低い強誘電体薄膜内部のドメインや、反転電位の
高い強誘電体薄膜内部のドメインなどが存在している。
そのために、点Aから点Bを通って点Cに到達する際に
分極電荷が負の方向から正の方向に反転していくのであ
る。点Aから点Bではまず反転電位の低いドメインのみ
が負の方向から正の方向に分極電荷の反転を起こし、点
Bから点Cにいたる際に反転電位の高いドメインが負の
方向から正の方向に分極電荷の反転を起こしている。そ
のため点Bの状態で正の方向の電圧印加をやめると点H
へと遷移するが、この経路を通って点Hに到達したとき
には反転電位の低いドメインはすでに正の方向に分極反
転した状態にあるが、反転電位の高いドメインの方は、
まだ負の方向に分極反転した状態のままである。この状
態から負の方向の電圧印加を行うと、反転電位の低いド
メインは正の方向に分極反転していたために負の方向に
反転し点Hから点Gへと変化する。反転電位の高いドメ
インは負の方向に分極反転したままの状態であったた
め、変化せず点Gから点Fへと変化する。逆に点Eの状
態から負の方向への電圧印加をやめてもHへと遷移する
が、この経路を通って点Hに到達したときには反転電位
の低いドメインが負の方向に分極反転しており、反転電
位の高いドメインが正の方向に分極したままであって、
点Bからの場合とは全く逆の状態である。この状態から
負の方向の電圧印加を行うと、反転電位の低いドメイン
はすでに負の方向に分極反転していたために変化せず点
Hから点Eへと変化する。反転電位の高いドメインはま
だ正の方向に分極したままであったために負の方向に反
転し点Eから点Fへと変化する。以上のように同じ状態
である点Hであっても、その状態にいたるまでの経路に
よってその後の特性が違う。
【0006】そこで本発明における強誘電体メモリ装置
の書き込み用制御回路は、ドメインの分極の方向をドメ
インの反転電位の大きさに応じて任意に制御して書き込
む。すなわち、第一の書き込みはドメインの反転電位の
小さなものから大きなものに至るまでほとんど全てのド
メインについて第一の方向に分極させた書き込み、第二
の書き込みはドメインの反転電位の大きなものは第一の
方向に分極させ、反転電位の小さなものは第二の方向に
分極させた書き込み、第三の書き込みはドメインを反転
電位の小さなものから大きなものまで第二の方向に分極
させた書き込み、第四の書き込みはドメインの反転電位
の大きなものは第二の方向に分極させ、反転電位の小さ
なものは第一の方向に分極させた書き込みである。第二
の書き込みと第四の書き込みは分極電荷の値が同一であ
っても、反転電位の大きなドメインと小さなドメインの
分極の方向が互いに異なった書き込み状態となっている
のである。以上のように本発明における強誘電体メモリ
装置は、ドメインの分極方向が異なる三つ以上の状態を
上記のように書き込むための書き込み用制御回路を備え
る様にしたものである。
【0007】そして本発明における強誘電体メモリ装置
の読み出し用制御回路は、記憶されたドメインの分極の
方向を、ドメインの反転電位の大きさに応じて任意に制
御して2段階で読み出す。すなわち第一段階の読み出し
は強誘電体キャパシタに反転電位の小さなドメインに対
応した第一の電界を印加して読み出す。次に第二段階の
読み出しは強誘電体キャパシタに反転電位の大きなドメ
インに対応した第一の電界よりも大きな第二の電界を印
加して読み出す。以上のように本発明の制御回路は二回
以上の読み出し段階を備えている。読み出し動作につい
ては以下の発明の実施の形態においてより詳細な内容を
明らかにする。
【0008】以上述べたように、本発明の強誘電体メモ
リ装置は、一つのメモリセルに3値以上の状態を記憶さ
せることができるので、メモリセルの数を変えなくて
も、メモリ容量を増やすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の実施形態に係わる強誘電体
メモリ装置の書き込み用の回路を示すものであり、図1
において101は書き込み時にビット線(BL)を駆動
するビット線駆動回路(BL駆動回路)、102は書き
込み時にセルプレート線(CP)を駆動するセルプレー
ト線駆動回路(CP駆動回路)、103は第一の電極を
CPに接続し第二の電極をアクセストランジスタ104
に接続した強誘電体キャパシタ、104はゲート電極を
ワード線(WL)に接続しソース電極をBLに接続しド
レイン電極を強誘電体キャパシタ103の第一の電極に
接続したアクセストランジスタ、105は強誘電体キャ
パシタ103とアクセストランジスタ104からなる強
誘電体メモリセルである。106はBL駆動回路101
とCP駆動回路102から構成される書き込み用制御回
路である。
【0011】図2は本発明の実施形態に係わる強誘電体
メモリセル105に書き込むときのヒステリシス特性を
示すものである。図1の強誘電体メモリ装置の動作を図
2のヒステリシス特性を用いて説明する。アクセストラ
ンジスタ104は書き込みが行われる期間はアクティブ
状態を保っている。
【0012】まず第一の状態を書き込む場合について説
明する。初期状態として強誘電体キャパシタ103の状
態が点Aの位置にあるとする。BL駆動回路101とC
P駆動回路102は接地電圧である0Vを出力してい
る。最初にBL駆動回路101の出力を電源電圧である
3Vにして、図2における電圧の正の方向(以下正の方
向と記載)に電圧を印加する。強誘電体キャパシタ10
3を構成する強誘電体薄膜の反転電位の小さなドメイン
も反転電位の大きなドメインも分極電荷が正の方向に反
転し、強誘電体キャパシタ103の状態が点Aから点B
を経由し点Cへと変化する。その後BL駆動回路101
の出力を接地電圧である0Vにして、正の方向の電圧の
印加を停止する。強誘電体キャパシタ103の状態は点
Dに変化し、第一の状態の書き込みは終了する。この時
強誘電体薄膜中の分極電荷の方向は、分極電位の小さな
ドメインで正、反転電位の大きなドメインで正の状態と
なっている。
【0013】次に第二の状態を書き込む場合について説
明する。初期状態として強誘電体キャパシタ103の状
態が点Aの位置にあるとする。BL駆動回路101とC
P駆動回路102は接地電圧である0Vを出力してい
る。最初にBL駆動回路101の出力を電源電圧である
3Vにして、正の方向に電圧を印加する。強誘電体キャ
パシタ103の反転電位の小さなドメインも反転電位の
大きなドメインも分極電荷が正の方向に反転し、強誘電
体キャパシタ103の状態は点Aから点Bを経由し点C
へと変化する。その後BL駆動回路101の出力を接地
電圧である0Vにして、正の方向の電圧の印加を停止す
る。強誘電体キャパシタ103の状態は点Dに変化す
る。次にCP駆動回路102の出力を電源電圧よりも小
さな1Vにして、図2における電圧の負の方向(以下負
の方向と記載)に電圧を印加する。強誘電体キャパシタ
103の反転電位の小さなドメインの分極電荷が負の方
向に反転する。この電圧の絶対値1Vは点Cへと変化さ
せるために印加した電圧の絶対値3Vよりも小さく、反
転電位の大きなドメインの分極電荷をほとんど反転しな
い。このとき強誘電体キャパシタ103の状態は点Eに
変化する。その後CP駆動回路102の出力を接地電圧
である0Vにして、負の方向の電圧の印加を停止する。
強誘電体キャパシタ103の状態は点Fに変化し、第二
の状態の書き込みを終了する。この時強誘電体薄膜中の
分極電荷の方向は、反転電位の小さなドメインで負、反
転電位の大きなドメインで正の状態となっている。
【0014】次に第三の状態を書き込む場合について説
明する。初期状態として強誘電体キャパシタ103の状
態が点Aの位置にあるとする。BL駆動回路101とC
P駆動回路102は接地電圧である0Vを出力してい
る。最初にCP駆動回路102の出力を電源電圧である
3Vにして、負の方向に電圧を印加する。強誘電体キャ
パシタ103の状態は点Aから点Hを経由し点Gへと変
化する。その後CP駆動回路102の出力を接地電圧で
ある0Vにして、負の方向の電圧の印加を停止する。強
誘電体キャパシタ103の状態は点Aに変化し、第三の
状態の書き込みは終了する。この時強誘電体薄膜中の分
極電荷の方向は、反転電位の小さなドメインで負、反転
電位の大きなドメインで負の状態となっている。
【0015】最後に第四の状態を書き込む場合について
説明する。初期状態として強誘電体キャパシタ103の
状態が点Aの位置にあるとする。BL駆動回路101と
CP駆動回路102は接地電圧である0Vを出力してい
る。最初にCP駆動回路102の出力を電源電圧である
3Vにして、負の方向に電圧を印加する。強誘電体キャ
パシタ103の状態は点Aから点Hを経由し点Gへと変
化する。その後CP駆動回路102の出力を接地電圧で
ある0Vにして、負の方向の電圧の印加を停止する。強
誘電体キャパシタ103の状態は点Aに変化する。次に
BL駆動回路101の出力を電源電圧よりも小さな1V
にして、正の方向に電圧を印加する。強誘電体キャパシ
タ103の反転電荷の小さなドメインの分極電荷が正の
方向に反転する。この電圧の絶対値は点Gへと変化させ
るために印加した電圧の絶対値よりも小さく、反転電位
の大きなドメインの分極電荷を反転しない。このとき強
誘電体キャパシタ103の状態は点Bに変化する。その
後BL駆動回路101の出力を接地電圧である0Vにし
て、正の方向の電圧の印加を停止する。強誘電体キャパ
シタ103の状態は点Iに変化し、第四の状態の書き込
みは終了する。この時強誘電体薄膜中の分極電荷の方向
は、反転電位の小さなドメインで正、反転電位の大きな
ドメインで負の状態となっている。
【0016】以上のように本実施の形態によれば書き込
み用制御回路106を設けることにより、3値以上の状
態を強誘電体キャパシタ103に書き込むことができ
る。
【0017】なおこのときの強誘電体キャパシタ103
の分極の状態は反転電位の小さなドメインと大きなドメ
インの分極方向の組み合わせだけが問題であって、例え
ば図2における分極電荷軸上の点Fと点Iとの相対的な
位置関係には限定されず、点Fの正の方向の分極電荷が
点Iより大きくても、点Iの正の方向の分極電荷が点F
より大きくても構わない。また初期状態で強誘電体キャ
パシタ103の状態が点Aの位置にあるときについて説
明したが、点D・点F・点I等どの位置にあっても同様
の方法で書き込みができる。また本実施の形態では1つ
のアクセストランジスタと1つの強誘電体キャパシタか
ら構成されるメモリセルを想定したが、2つのアクセス
トランジスタと2つの強誘電体キャパシタから構成され
るメモリセルとしてもよい。また書き込みは本実施の形
態のようにCPやBLの電圧を変化させる方法だけでな
く、書き込みの電圧を一定としておいてパルスの長さを
調節するという方法を用いても実現できる。
【0018】図3は本発明の実施の形態に係わる強誘電
体メモリ装置の読み出し用の回路を示すものであり、図
3において301は読み出し時にBLの電位を増幅する
センスアンプ回路、302は読み出し時にCPを駆動す
るCP駆動回路で図1のCP駆動回路102と同じもの
である。303・304・305は図1の強誘電体キャ
パシタ103・アクセストランジスタ104・強誘電体
メモリセル105と同じである。306はセンスアンプ
回路301とCP駆動回路302から構成される読み出
し用制御回路である。
【0019】図4は本発明の実施形態に係わる強誘電体
メモリセル305に書き込まれた情報を読み出すときの
強誘電体キャパシタ303の特性を示すものである。点
D・点E・点Gを遷移する線は、図2の第一の書き込み
後の状態点Dを初期状態として読み出すときの強誘電体
キャパシタ303の特性を示す線である。点F・点E・
点Gを遷移する線は、図2の第二の書き込み後の状態点
Fを初期状態として読み出すときの強誘電体キャパシタ
303の特性を示す線である。点A・点H・点Gを遷移
する線は、図2の第三の書き込み後の状態点Aを初期状
態として読み出すときの強誘電体キャパシタ303の特
性を示す線である。点I・点H・点Gを遷移する線は、
図2の第四の書き込み後の状態点Iを初期状態として読
み出すときの強誘電体キャパシタ303の特性を示す線
である。
【0020】図5は図4に示された前半の読み出しの領
域について初期の電荷を0として書き直したものであ
る。曲線Dは図4の点D・点E・点Gを遷移する線で、
第一の状態を読み出すときの強誘電体キャパシタ303
の特性を示し、点Dでの電荷の値を0に標準化してい
る。曲線Fは図4の点F・点E・点Gを遷移する線で、
第二の状態を読み出すときの強誘電体キャパシタ303
の特性を示し、点Fでの電荷の値を0に標準化してい
る。曲線Aは図4の点A・点H・点Gを遷移する線で、
第三の状態を読み出すときの強誘電体キャパシタ303
の特性を示し、点Aでの電荷の値を0に標準化してい
る。曲線Iは図4の点I・点H・点Gを遷移する線で、
第四の状態を読み出すときの強誘電体キャパシタ303
の特性を示し、点Iでの電荷の値を0に標準化してい
る。
【0021】前半の読み出しについて図5を参照して説
明する。初期状態としてセンスアンプ回路301により
BLを接地電圧の0Vにした後、BLをハイインピーダ
ンス状態にしておく。それからWLを駆動してアクセス
トランジスタ304をアクティブ状態にして、CP駆動
回路302でCPの電圧を1Vに上げることによりBL
には強誘電体キャパシタ303の状態に応じた電圧値が
出力される。この時の電位はビット線容量負荷の線と強
誘電体キャパシタ303の特性を示す線との交点により
得られる。図5に示すように第二の状態を読み出したと
きの電位VFと第三の状態を読み出したときの電位VA
は第一の状態を読み出したときの電位VDと第四の状態
を読み出したときの電位VIに比べて低い電位が出力さ
れる。この段階でセンスアンプ回路301を用いて第二
の状態・第三の状態を”0”、第一の状態・第四の状態
を”1”と判定する。
【0022】図6は図4に示された後半の読み出しの領
域について前半の読み出し直後の電荷を0として書き直
したものである。曲線Eは図4の点E・点Gを遷移する
線で、第一の状態を読み出すときの点D・点E・点Gを
遷移する線の後半部分でもあり、第二の状態を読み出す
ときの点F・点E・点Gを遷移する線の後半部分でもあ
る。曲線Hは図4の点H・点Gを遷移する線で、第三の
状態を読み出すときの点A・点H・点Gを遷移する線の
後半部分でもあり、第四の状態を読み出すときの点I・
点H・点Gを遷移する線の後半部分でもある。
【0023】後半の読み出しについて図6を参照して説
明する。前半の読み出しに続けてCP駆動回路302に
よりCPの電圧を1Vに保ったままセンスアンプ回路3
01でBLの電圧を接地電圧の0Vにした後、BLをハ
イインピーダンス状態にしておく。それから更にCP駆
動回路302でCPの電圧を電源電圧の3Vに上げるこ
とによりBLにはビット線容量と強誘電体キャパシタ3
03の容量によって分配された電圧値が出力される。こ
の時の電位はビット線容量に基づく電圧−電荷特性の線
と強誘電体キャパシタ303の電圧−電荷特性曲線との
交点により得られる。図6に示すように第一の状態ある
いは第二の状態を読み出したときの電位VEは第三の状
態・第四の状態を読み出したときの電位VHに比べて高
い電位が出力される。この段階でセンスアンプ回路30
1を用いて第一の状態・第二の状態を”1”、第三の状
態・第四の状態を”0”と判定する。
【0024】このようにして前半の読み出しと後半の読
み出しでセンスアンプ回路301から得られた情報を組
み合わせることにより、第一の状態は”11”(前半の
読み出しで得た情報が1、および後半の読み出しで得た
情報が1の組み合わせ)、第二の状態は”01”、第三
の状態は”00”、第四の状態は”10”と書き込まれ
た4種類の情報を区別して読み出すことができるのであ
る。
【0025】なお前半の読み出しと後半の読み出しは図
4に示す前半の読み出しの電圧領域と後半の読み出しの
電圧領域で行えばよく、本実施の形態のようにCPの電
位を変化させる方法だけではなく、読み出しの電圧を一
定としておいてBLの負荷容量を小さな値から大きな値
に変化させる方法や、読み出しの電圧を一定としておい
て読み出しの時間のタイミングを調節するという方法を
用いても実現できる。
【0026】以上のように書き込み用制御回路106と
読み出し用制御回路306を設けることにより、3値以
上の状態を強誘電体キャパシタ303に書き込み、その
情報を強誘電体キャパシタ303から読み出すことがで
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のように動作する書き込み
用制御回路と読み出し用制御回路を設けることにより一
個のメモリセルで3値以上の情報を書き込み、読み出し
することができるので、メモリセルの数を変えずに実質
的にメモリ容量を増やすことができるという優れた効果
を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における強誘電体メモリ装置
の書き込み用ブロック図
【図2】本発明の実施形態における強誘電体キャパシタ
の書き込み時の特性図
【図3】本発明の実施形態における強誘電体メモリ装置
の読み出し用ブロック図
【図4】本発明の実施形態における強誘電体キャパシタ
の読み出し時の特性図
【図5】本発明の実施形態における強誘電体キャパシタ
の前半の読み出し時の特性図
【図6】本発明の実施形態における強誘電体キャパシタ
の後半の読み出し時の特性図
【図7】本発明の課題を解決する手段を説明する強誘電
体キャパシタの特性図
【符号の説明】
101 BL駆動回路 102 CP駆動回路 103 強誘電体キャパシタ 104 アクセストランジスタ 105 強誘電体メモリセル 106 書き込み用制御回路 301 センスアンプ回路 302 CP駆動回路 303 強誘電体キャパシタ 304 アクセストランジスタ 305 強誘電体メモリセル 306 読み出し用制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタとトランジスタとに
    よりメモリセルを構成する強誘電体メモリ装置におい
    て、第一の書き込みは前記メモリセルに対して第一の方
    向に第一の電圧を印加する書き込み、第二の書き込みは
    前記メモリセルに対して前記第一の方向に前記第一の電
    圧を印加した後に前記第一の方向とは反対の方向の第二
    の方向に前記第一の電圧よりも小さな値の第二の電圧を
    印加する書き込み、第三の書き込みは前記メモリセルに
    対して前記第二の方向に前記第一の電圧を印加する書き
    込み、第四の書き込みは前記メモリセルに対して前記第
    二の方向に前記第一の電圧を印加した後に前記第一の方
    向に前記第二の電圧を印加する書き込み、以上の書き込
    みの内少なくとも三つ以上の書き込みをするための書き
    込み用制御回路を備えた強誘電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 強誘電体キャパシタとトランジスタとに
    よりメモリセルを構成する強誘電体メモリ装置におい
    て、前記強誘電体キャパシタに第一の電界を印加して読
    み出す第一の読み出しと、前記強誘電体キャパシタに前
    記第一の電界よりも大きな第二の電界を印加して読み出
    す第二の読み出しをするための読み出し用制御回路を備
    えた強誘電体メモリ装置。
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US6856534B2 (en) * 2002-09-30 2005-02-15 Texas Instruments Incorporated Ferroelectric memory with wide operating voltage and multi-bit storage per cell
US7436691B2 (en) 2004-12-01 2008-10-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor storage device, operation method of the same and test method of the same

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