JPH1145085A - ピアノ - Google Patents

ピアノ

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JPH1145085A
JPH1145085A JP9245867A JP24586797A JPH1145085A JP H1145085 A JPH1145085 A JP H1145085A JP 9245867 A JP9245867 A JP 9245867A JP 24586797 A JP24586797 A JP 24586797A JP H1145085 A JPH1145085 A JP H1145085A
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JP
Japan
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piano
keyboard
cover
lid
music stand
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Pending
Application number
JP9245867A
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English (en)
Inventor
Toshio Suzuki
利夫 鈴木
Takashi Kasamatsu
孝志 笠松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震によって前後に倒れやすいアップライト
型ピアノを、ピアノ本体の構造によって転倒を防止し、
鍵盤蓋と腕木部分で起きる手指の重大傷害要因をなく
し、ピアノ奏者が音を聞きとりやすい一体化した鍵盤蓋
を具備したピアノを提供する。 【構成】後ツマ土台(2)を後側に突き出して取付けた
ピアノを設置時に口棒(11)前面の垂直下より更に手
前まである幅広の親板(1)を床面に密着させてピアノ
本体両側面にビス固定する。鍵盤蓋(3)は蝶番(9)
部分より先を上に折り開いて蓋と上前板(10)に埋め
込んだマグネット(7,17)を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔産業上の利用分野〕この発明は、地震に
よって転倒しやすいアップライト型ピアノ本体を耐震構
造にすることにより手前に転倒することはもとより、後
への転倒を減少させることができ、地震による手前への
転倒によって重大事故となることを未然に防止し、鍵盤
蓋(3)と腕木(4)部分での傷害事故減少と音響効果
並に楽譜使用の利便性向上のために一体化したピアノに
関するものである。
【0002】〔従来の技術〕従来のアップライト型ピア
ノは前後のキャスター間隔が狭いため、前後の揺れには
極めて弱いものであり、構造上ピアノの重心は親板の1
/3後側にあって、従って後側に転倒しやすいものであ
るが、ピアノ本体そのものの改良はなく、耐震性や安全
性に乏しい。
【0023】〔発明が解決しようとしている課題〕前後
に転倒しやすいアップライト型ピアノを、耐震用付属品
の力に頼らずにピアノ本体そのものを耐震構造として転
倒を未然に防止し、指づめ防止や音響効果並にピアノ使
用の利便性向上を目的としている。
【0004】〔問題を解決するための手段〕上記目的を
達成するため、従来のピアノにはない後ツマ土台(2)
をつけて後キャスター(15)位置を後に取付け、ピア
ノ重心点を中央部に近づけ、親板(1)を前キャスター
(13)の位置より更に手前の口棒(11)垂直下より
も手前となる位置にくる幅の親指(1)をピアノ設置時
に床面に密着させて取付固定することにより、親板
(1)そのものが支えとなりピアノ転倒防止の役目を果
す。このためアップライト型ピアノの弱点である前後の
揺れに対して、接地面の奥行きが増すので安定性が向上
し、これに加えてピアノ後面上部のクッション(14)
が、地震によって壁にあたる力を吸収することによって
ピアノが手前にはね返る力は減衰するので、ピアノの手
前への転倒危険率は更に減少する。又、鍵盤蓋(3)は
安全性の面から、従来のピアノ構造である腕木(4)と
蓋の両端との交差部分をなくして当該部分によって起る
重大事故を解消し、鍵盤蓋(3)を開いただけで奏者が
音を聞きやすくする網目(12)がセットされており、
且つ、固定譜面台(6)であるから譜面台の開閉操作も
必要なく、更に鍵盤蓋(3)の蝶番(9)から上を折り
曲げて鍵盤蓋先端部に埋め込んだマグネット(7)と上
前板(10)上部に埋め込んだマグネット(17)を接
合することによって譜面台の上は平面になるので楽譜は
安定して使用できる。
【0005】〔作用〕図3のピアノ本体親板貼付部に親
板(1)の下部面を床面に密着する高さでビス固定す
る。鍵盤蓋(3)を開き蝶番(9)部分を上に折り開い
て上前板(10)上部に埋め込んだマグネット(17)
と蓋先端部に埋め込んだマグネット(7)を合わせてと
める。
【0006】〔実施例〕従来のピアノと当発明のピアノ
を図面を参照して以下のように比較説明する。
【0007】アップライト型ピアノの重心は図10,1
1の如く後側にあって前後に揺れた場合後側に転倒す
る。アップライト型ピアノの所有者の大多数は一般家庭
であり、ピアノ後面を、湿気防止と音響効果の観点から
壁と5cm〜7cm程度の間隔をあけて設置するが、地
震による前後の揺れでは重心割合いの大きい後側に傾く
ので壁とピアノ後面上部が衝突し、この反動で手前に倒
れてくるものである。従って当発明は、後側にツマ土台
を突き出し支点幅を広げた結果、重心点より後側支点角
度が5°増加し、前側支点角度は3°〜5°増加するた
め前後の揺れに対する転倒危険率は大幅に減少する。
(図12)
【0008】従来のピアノ鍵盤蓋は図16の如く左右の
腕木(4)の内側にあるため蓋の開閉時には蓋の両端と
腕木の内側が、はさみの原理と同様の状態で開閉され、
この部位で指を挟んだ場合は切断の危険が極めて高く実
施例も生じている。これを解消するため腕木(4)の上
全面に鍵盤蓋(3)が閉じられることのできる幅広の鍵
盤蓋とするため、はさみの状態は生ぜず重大事故は起き
ない。更に親板(1)は、蓋開閉時の蓋両端部の半円軌
道部分を覆うのでピアノの横から手指が入る余地はない
ので重大事故発生要因はなく安全である。
【0009】ピアノ奏者が、自身で弾いた音を聞きやす
いのは、演奏姿勢の状態で耳の高さからの音であるが、
図10の如く従来のピアノは網目(12)が譜面台の陰
にあるものや、図11の如く膝頭部位にあるので十分と
は言えない。当発明は、鍵盤蓋(3)を聞くだけで鍵盤
奥に下げた網目(12)を通して全音域が均等に耳の高
さに近い部位からピアノ音を聞くことができるので、音
への感性の向上と、弾きやすさ、楽しさが倍増する。
【0010】従来のピアノ譜面台は図17の如く蓋の先
端が曲がっているものや、図18の如く蝶番から先を折
り下げて使用するものが大半を占めているが、いづれも
譜面台に乗せた楽譜の背上部が突起状態となった蓋先端
に接するため、楽譜の上下の中心部分は空いた状態とな
り、新しい楽譜や厚い楽譜を聞いた頁が戻らないように
手で強く押しつけることが非常にやりずらい。図17,
18の蝶番を折りたたむ方式の譜面台は楽譜を強く押し
開く力で取付ネジが甘くなり鍵盤蓋を閉じる際に自然に
開いて黒鍵にぶつかり蓋の閉め直しを繰返す事例が多発
している。当発明は図8,図9の如く鍵盤蓋内側に譜面
台を固着するので、蓋と一体となって開閉され、蓋を開
いたときは即、譜面台が使用でき、蓋を閉じたときは鍵
盤上の空間に収納されるので利便性が向上した。
【0011】鍵盤蓋(3)を開き、蝶番(9)から上を
折り開いて先端部のマグネット(7)と上前板(10)
のマグネット(17)を接合してとめると、譜面台から
上に突起物はなく楽譜の背と平行になるため手で楽譜を
強く押し開くことが容易にでき使いやすくなった。
【0012】アップライト型ピアノが壁に向って設置さ
れているときに起きた地震の前後の揺れは〔0007〕
に記述したように、ピアノ後面の上部が壁にあたり、そ
の反動で前側に転倒するが、壁との衝撃力を吸収するた
めの復元力のあるクッション(14)を図13の如く取
付けることにより、壁とピアノ後面上部の衝突があった
ときクッション内部の圧縮された空気が吸排気孔(1
6)から吸排気道を経て外に排出されるが、空気が圧縮
される段階で衝撃が吸収され、壁とピアノが離れたとき
にジャバラの復元力によって元の態勢に戻るので、ピア
ノが衝撃の反動ではね返ってくる力を緩和することがで
きた。
【0013】〔発明の効果〕本発明は以上説明したよう
に構成されているので以下に記載されるような効果を奏
する。アップライト型ピアノを設置するとき、湿気防止
と音響効果を高める意味でピアノ後面と壁の間を5cm
〜7cm間隔を空けて設置するが、この間隔を利用して
後ツマ台(2)を伸ばすことによって、後側への支点が
広がり、更に口棒(11)前面の垂直下より手前にくる
副の親板(1)をピアノ本体親板取付部に親板下部面を
床面に密着した高さで取付固定するため、後ツマ土台下
の後キャスター(15)から親板(1)の最前部までの
奥行きが従来のピアノより大きく広がり、ピアノ重心点
より後支点部と前支点部が各々広がり、前後の揺れに対
するアップライト型ピアノの転倒危険を大副に改善する
ことができ、万一の地震に対して冷静に対処できる。
又、親板(1)は鍵盤蓋(3)両端との隙間もなくすの
で蓋の両脇に手指を入れる余地はないので安全であり、
デザインや色の違う親板に付け替えることが容易でイン
テリア面の効果も向上する。鍵盤蓋(3)は、ピアノ使
用時に最も危険な腕木と蓋の端との交差部分で起きる指
の傷害事故惹起要因がなくなり、蓋回転軸(8)の下部
に下げた網目(12)によってピアノ奏者が音を聞きと
りやすくなり、固定譜面台にすることによって譜面台開
閉の煩わしさや故障発生がなく、更に鍵盤蓋の蝶番
(9)より先を上に折り開いて上前板にマグネット同志
で接合することによって平面となり、楽譜の背は全面が
均等に平行にセットできる利便性の高い複数機能が一体
化した鍵盤蓋(3)となった。又、ピアノ後面上部に取
付けたクッションによってピアノ後面上部と壁との衝撃
力を吸収緩和しピアノの前倒しようとする力を減衰し、
ピアノの手前への転倒を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開蓋したピアノの斜視図
【図2】開蓋したピアノの正面図
【図3】親板取付前のピアノ本体の斜視図
【図4】ピアノの背面図
【図5】親板取付前の閉蓋時の左側面図
【図6】親板取付前の開蓋時の左側面図
【図7】親板取付後のピアノの左側面図
【図8】閉蓋時の鍵盤蓋断面図
【図9】開蓋時の鍵盤蓋断面図
【図10】従来のピアノ支点及び支点角度を示す左側面
図A
【図11】従来のピアノ支点及び支点角度を示す左側面
図B
【図12】親板取付後のピアノの支点及び支点角度を示
す左側面図
【図13】クッションを取付けた左側面上部を示す図
【図14】クッションの底面図
【図15】クッション底面からの斜視図
【図16】従来のピアノ閉蓋時の正面図
【図17】従来のピアノ開蓋を示す左側面図A
【図18】従来のピアノ開蓋を示す左側面図B
【符号の説明】
1 親板 2 後ツマ土台 3 鍵盤蓋 4 腕木 5 拍子木 6 固定譜面台 7,17 マグネット 8 蓋回転軸 9 鍵盤蓋蝶番 10 上前板 11 口棒 12 網目 13 前キャスター 14 クッション 15 後キャスター 16 吸排気孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップライト型ピアノが地震の揺れによ
    って前や後に転倒することを防ぐため、後ツマ土台
    (2)をつけて後キャスター(15)を取付け、口棒
    (11)前面の垂直下より更に手前まである幅広の親板
    (1)を、ピアノ設置時に親板(1)の下部面を床面に
    密着させて取付けてピアノ前後の支点を広げ前後への転
    倒を防ぐ構造としたピアノ。
  2. 【請求項2】 鍵盤蓋(3)が閉じられるとき、鍵盤蓋
    (3)の両端部と腕木内側との交差部位によって起る指
    切断などの重大事故をなくすため腕木(4)の上面に閉
    じられる幅広構造の鍵盤蓋(3)。
  3. 【請求項3】 ピアノ奏者が音を聞きとりやすくするた
    め蓋回転軸(8)の下部から鍵盤の上面まで網目を下げ
    る。
  4. 【請求項4】 鍵盤蓋(3)の内側に譜面台(6)を固
    着し、従って譜面台の開閉の必要はなく、鍵盤蓋(3)
    の開閉のみで使用できる固定譜面台(6)。
  5. 【請求項5】 ピアノ奏者が楽譜を使用しやすくするた
    め、鍵盤蓋(3)先端外側部と上前板(10)の上部に
    各々マグネット(7,17)を埋め込み、蓋を開いて蝶
    番(9)から先を上に折り開いてマグネット台同志で鍵
    盤蓋(3)と上前板(10)を固定することにより固定
    譜面台(6)の上部は突起物がなく平面となるため楽譜
    が安定して使える構造の鍵盤蓋(3)。
  6. 【請求項6】 壁に向って設置されたアップライト型ピ
    アノが、地震によってピアノ後面上部が壁にあたったと
    き、その反動で手前側に転倒するのを、ピアノ後面上部
    に複数のクッション(14)を取りつけて衝撃を吸収さ
    せ、手前に転倒しようとする力を減少させるための装
    置。
JP9245867A 1997-07-24 1997-07-24 ピアノ Pending JPH1145085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7861058B2 (en) 2004-08-24 2010-12-28 Sandisk 3D Llc Method and apparatus for using a one-time or few-time programmable memory with a host device designed for erasable/rewriteable memory

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US7861058B2 (en) 2004-08-24 2010-12-28 Sandisk 3D Llc Method and apparatus for using a one-time or few-time programmable memory with a host device designed for erasable/rewriteable memory

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