JPH1144333A - サスペンションシリンダの端部構造 - Google Patents
サスペンションシリンダの端部構造Info
- Publication number
- JPH1144333A JPH1144333A JP21568797A JP21568797A JPH1144333A JP H1144333 A JPH1144333 A JP H1144333A JP 21568797 A JP21568797 A JP 21568797A JP 21568797 A JP21568797 A JP 21568797A JP H1144333 A JPH1144333 A JP H1144333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- bracket
- welding
- pipe element
- end part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パイプ素体の端部を塑性変形させて半球状の
接合部及びスプリング係止用のフランジ部を形成するこ
とにより、部品点数を少なくするとともに、重量を軽減
する。 【解決手段】 パイプ素体（２０）の端部を半径方向内
方に絞って半球状の接合部（８）を形成し、該接合部
（８）の軸方向直内方に位置するパイプ素体（２０）の
周壁を半径方向外方に反転屈曲させて大径のフランジ部
（７）を形成し、前記接合部（８）の頂部にブラケット
（９）を溶接固定する。
接合部及びスプリング係止用のフランジ部を形成するこ
とにより、部品点数を少なくするとともに、重量を軽減
する。 【解決手段】 パイプ素体（２０）の端部を半径方向内
方に絞って半球状の接合部（８）を形成し、該接合部
（８）の軸方向直内方に位置するパイプ素体（２０）の
周壁を半径方向外方に反転屈曲させて大径のフランジ部
（７）を形成し、前記接合部（８）の頂部にブラケット
（９）を溶接固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイ、自動
車等のサスペンションに関し、特にそのシリンダの端部
構造に関するものである。
車等のサスペンションに関し、特にそのシリンダの端部
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として図３及び図４に示すも
のがあった。図３及び図４において、１はオートバイに
使用される金属製のサスペンションシリンダであり、所
定長さに切断したパイプ素体２の端部にキャップ３を溶
接固定し、上記キャップ３の頂部にブラケット４を溶接
固定してなる。
のがあった。図３及び図４において、１はオートバイに
使用される金属製のサスペンションシリンダであり、所
定長さに切断したパイプ素体２の端部にキャップ３を溶
接固定し、上記キャップ３の頂部にブラケット４を溶接
固定してなる。
【０００３】上記キャップ３は鍛造により形成されるも
ので、パイプ素体２よりも大径のフランジ部３ａと、該
フランジ部３ａの軸心部から軸方向外方（上方）に突出
する小径の接合部３ｂとを一体に有し、接合部３ｂの頂
部を球面状に形成してなり、上記フランジ部３ａをパイ
プ素体２の端面に同芯に配置して当接させ、プロジェク
ション溶接して両者を一体的に固着する。また、ブラケ
ット４は短尺な円筒状に形成され、これをパイプ素体２
に対して直交方向に配置してその外周下面を上記接合部
３ｂの頂部に当接させ、プロジェクション溶接して両者
を一体的に固着する。
ので、パイプ素体２よりも大径のフランジ部３ａと、該
フランジ部３ａの軸心部から軸方向外方（上方）に突出
する小径の接合部３ｂとを一体に有し、接合部３ｂの頂
部を球面状に形成してなり、上記フランジ部３ａをパイ
プ素体２の端面に同芯に配置して当接させ、プロジェク
ション溶接して両者を一体的に固着する。また、ブラケ
ット４は短尺な円筒状に形成され、これをパイプ素体２
に対して直交方向に配置してその外周下面を上記接合部
３ｂの頂部に当接させ、プロジェクション溶接して両者
を一体的に固着する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、パ
イプ素体２、キャップ３及びブラケット４をそれぞれ別
個に形成し、これらをそれぞれ溶接固定するようにして
いたので、部品点数が増大し生産性が低下することにな
る。また、キャップ３の肉厚が厚くなって重量が嵩む等
の欠点があった。本発明は上記欠点を解消したサスペン
ションシリンダの端部構造を得ることを目的とする。
イプ素体２、キャップ３及びブラケット４をそれぞれ別
個に形成し、これらをそれぞれ溶接固定するようにして
いたので、部品点数が増大し生産性が低下することにな
る。また、キャップ３の肉厚が厚くなって重量が嵩む等
の欠点があった。本発明は上記欠点を解消したサスペン
ションシリンダの端部構造を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、パ
イプ素体の端部を半径方向内方に絞って半球状の接合部
を形成し、該接合部の軸方向直内方に位置するパイプ素
体の周壁を半径方向外方に反転屈曲させて大径のフラン
ジ部を形成し、前記接合部の頂部にブラケットを溶接固
定する構成にしたものである。この場合、前記接合部の
頂部に平坦状の当接面を形成し、該当接面に環状に形成
したブラケットの外周面を当接させて両者を溶接固定す
るとよい。
成するために以下の如く構成したものである。即ち、パ
イプ素体の端部を半径方向内方に絞って半球状の接合部
を形成し、該接合部の軸方向直内方に位置するパイプ素
体の周壁を半径方向外方に反転屈曲させて大径のフラン
ジ部を形成し、前記接合部の頂部にブラケットを溶接固
定する構成にしたものである。この場合、前記接合部の
頂部に平坦状の当接面を形成し、該当接面に環状に形成
したブラケットの外周面を当接させて両者を溶接固定す
るとよい。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。図面において、図１は本発明の実施例
を示す側面断面図、図２は図１の正面断面図である。図
１及び図２において、５はオートバイに使用される金属
製のサスペンションシリンダであり、パイプ素体２０の
端部を所定形状に塑性加工してシリンダ本体６を形成
し、このシリンダ本体６の端部にブラケット９を溶接固
定してなる。
基いて説明する。図面において、図１は本発明の実施例
を示す側面断面図、図２は図１の正面断面図である。図
１及び図２において、５はオートバイに使用される金属
製のサスペンションシリンダであり、パイプ素体２０の
端部を所定形状に塑性加工してシリンダ本体６を形成
し、このシリンダ本体６の端部にブラケット９を溶接固
定してなる。
【０００７】上記シリンダ本体６は、所定長さに切断し
たパイプ素体２０の端部を半径方向内方に向けて絞り、
半球状の接合部８を形成し、この接合部８の直下部に位
置するパイプ素体２０の周壁を半径方向外方に向けて反
転屈曲させて大径のフランジ部７を形成する。また、上
記接合部８の頂部に平坦状の当接面８ａを形成する。こ
の当接面８ａはブラケット９との接触面積を増大させ、
溶接（プロジェクション溶接）による接合強度を高くす
るためのものである。また、上記フランジ部７はシリン
ダ本体６の外周部に嵌合する緩衝用のコイルスプリング
１０の端部を受けるためのものである。
たパイプ素体２０の端部を半径方向内方に向けて絞り、
半球状の接合部８を形成し、この接合部８の直下部に位
置するパイプ素体２０の周壁を半径方向外方に向けて反
転屈曲させて大径のフランジ部７を形成する。また、上
記接合部８の頂部に平坦状の当接面８ａを形成する。こ
の当接面８ａはブラケット９との接触面積を増大させ、
溶接（プロジェクション溶接）による接合強度を高くす
るためのものである。また、上記フランジ部７はシリン
ダ本体６の外周部に嵌合する緩衝用のコイルスプリング
１０の端部を受けるためのものである。
【０００８】上記ブラケット９は、シリンダ本体６の端
部を車体側に設けたピン（軸）に揺動可能に連結するも
ので、従来と同様に短尺な円筒状に形成し、これをシリ
ンダ本体６に対して直交方向に配置してその外周の下面
を上記接合部８の頂部に形成した当接面８ａに当接さ
せ、プロジェクション溶接により両者を一体的に固着す
る。
部を車体側に設けたピン（軸）に揺動可能に連結するも
ので、従来と同様に短尺な円筒状に形成し、これをシリ
ンダ本体６に対して直交方向に配置してその外周の下面
を上記接合部８の頂部に形成した当接面８ａに当接さ
せ、プロジェクション溶接により両者を一体的に固着す
る。
【０００９】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、パイプ素体の端部を塑性変形させて半球状の接合部
及びスプリング係止用のフランジ部を形成し、接合部に
ブラケットを溶接固定するようにしたので、部品点数が
少なくなり、生産性が高くなる。また、ブラケットが固
定される接合部が肉薄となり、重量が軽減する等の効果
を奏する。
は、パイプ素体の端部を塑性変形させて半球状の接合部
及びスプリング係止用のフランジ部を形成し、接合部に
ブラケットを溶接固定するようにしたので、部品点数が
少なくなり、生産性が高くなる。また、ブラケットが固
定される接合部が肉薄となり、重量が軽減する等の効果
を奏する。
【図１】本発明の実施例を示す側面断面図である。
【図２】図１の正面断面図である。
【図３】従来例を示す要部側面断面図である。
【図４】図３の要部正面断面図である。
５ サスペンションシリンダ ６ シリンダ本体 ７ フランジ部 ８ 接合部 ８ａ 当接面 ９ ブラケット １０ コイルスプリング
Claims (2)
- 【請求項１】パイプ素体（２０）の端部を半径方向内方
に絞って半球状の接合部（８）を形成し、該接合部
（８）の軸方向直内方に位置するパイプ素体（２０）の
周壁を半径方向外方に反転屈曲させて大径のフランジ部
（７）を形成し、前記接合部（８）の頂部にブラケット
（９）を溶接固定したことを特徴とするサスペンション
シリンダの端部構造。 - 【請求項２】前記接合部（８）の頂部に平坦状の当接面
（８ａ）を形成し、該当接面（８ａ）に環状に形成した
ブラケット（９）の外周面を当接させて両者を溶接固定
したことを特徴とする請求項１記載のサスペンションシ
リンダの端部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21568797A JPH1144333A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | サスペンションシリンダの端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21568797A JPH1144333A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | サスペンションシリンダの端部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1144333A true JPH1144333A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16676501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21568797A Pending JPH1144333A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | サスペンションシリンダの端部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1144333A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036272A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Hitachi Ltd | シリンダ装置およびその製造方法 |
| CN113138087A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-20 | 北京长征天民高科技有限公司 | 一种悬挂油缸径向加载试验装置以及试验方法 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP21568797A patent/JPH1144333A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036272A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Hitachi Ltd | シリンダ装置およびその製造方法 |
| CN113138087A (zh) * | 2021-03-31 | 2021-07-20 | 北京长征天民高科技有限公司 | 一种悬挂油缸径向加载试验装置以及试验方法 |
| CN113138087B (zh) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | 北京长征天民高科技有限公司 | 一种悬挂油缸径向加载试验装置以及试验方法 |
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