JPH1143925A - オイルフェンス - Google Patents
オイルフェンスInfo
- Publication number
- JPH1143925A JPH1143925A JP9215451A JP21545197A JPH1143925A JP H1143925 A JPH1143925 A JP H1143925A JP 9215451 A JP9215451 A JP 9215451A JP 21545197 A JP21545197 A JP 21545197A JP H1143925 A JPH1143925 A JP H1143925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- float
- oil
- fence
- oil fence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/20—Controlling water pollution; Waste water treatment
- Y02A20/204—Keeping clear the surface of open water from oil spills
Landscapes
- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のオイルフェンスでは、耐波浪性が悪
く、破損し易い欠点があった。 【解決手段】 本発明においては、フロートから網シー
トを垂下せしめてオイルフェンスを構成せしめる。上記
シートには必要に応じて補強ロープや重錘を取り付け
る。また、上記オイルフェンスは必要に応じて二重に設
ける。
く、破損し易い欠点があった。 【解決手段】 本発明においては、フロートから網シー
トを垂下せしめてオイルフェンスを構成せしめる。上記
シートには必要に応じて補強ロープや重錘を取り付け
る。また、上記オイルフェンスは必要に応じて二重に設
ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はオイルフェンス、特
に、海上において油流出事故が生じた場合、原子力発電
所取水口等へ油塊が流入するのを防止するために用いる
オイルフェンスに関するものである。
に、海上において油流出事故が生じた場合、原子力発電
所取水口等へ油塊が流入するのを防止するために用いる
オイルフェンスに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、海上における油の拡散を防ぐため
のオイルフェンスとしては、例えば、実開昭６２−８１
６２３号公報に示されたものがある。
のオイルフェンスとしては、例えば、実開昭６２−８１
６２３号公報に示されたものがある。
【０００３】このようなオイルフェンスにおいては、上
部フロートからシートを垂らし、シートの下部に重りを
付している。
部フロートからシートを垂らし、シートの下部に重りを
付している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
のオイルフェンスでは、何れもシートとして可撓性はあ
るが、非通水性のものを用いており、静水域での使用は
問題はないが、外海に面した領域では波が高い場合破損
したり、大きく揺れて越波による油塊の流入を生ずる等
の欠点があった。
のオイルフェンスでは、何れもシートとして可撓性はあ
るが、非通水性のものを用いており、静水域での使用は
問題はないが、外海に面した領域では波が高い場合破損
したり、大きく揺れて越波による油塊の流入を生ずる等
の欠点があった。
【０００５】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【０００６】本発明者は種々実験、研究の結果、海中に
流出した油は海水の作用によって短期間で油塊となり、
これらは網によってすくい上げることができる程度の大
きさになることを確認した。
流出した油は海水の作用によって短期間で油塊となり、
これらは網によってすくい上げることができる程度の大
きさになることを確認した。
【０００７】本発明はかかる知見に基づいて成されたも
のである。
のである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のオイルフェンス
は、フロートと、このフロートから垂下せしめた網シー
トとより成ることを特徴とする。
は、フロートと、このフロートから垂下せしめた網シー
トとより成ることを特徴とする。
【０００９】また、本発明のオイルフェンスは、フロー
トと、このフロートから垂下せしめた網シートとより成
る第１のフェンスと、フロートと、このフロートから垂
下せしめた、上記第１のフェンスの網シートより目が細
かく、細い糸より成る網シートとより成る第２のフェン
スとを所望間隔で配置して成ることを特徴とする。
トと、このフロートから垂下せしめた網シートとより成
る第１のフェンスと、フロートと、このフロートから垂
下せしめた、上記第１のフェンスの網シートより目が細
かく、細い糸より成る網シートとより成る第２のフェン
スとを所望間隔で配置して成ることを特徴とする。
【００１０】上記網シートはロープによって補強され、
その下部には重錘が取り付けられている。
その下部には重錘が取り付けられている。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【００１２】図１及び図２は本発明のオイルフェンスを
示し、１は例えば、内径６００ｍｍの筒状のフロートカ
バー、２はこのカバー１内に挿入された、例えば長さ１
ｍの複数の筒状フロート、３は上記フロートカバー１の
下部にその上辺を連結具４によって連結した例えば、長
さ１．５ｍの網シート、５はこのシート３の下辺に連結
具６によって連結したチェーン等の例えば、１０Ｋｇ／
ｍの重錘、７及び８は上記シート３の上辺及び下辺に沿
って夫々延び、上記連結具４及び６に夫々取り付けられ
たシート補強ロープ、９は上記シート補強ロープ７及び
８に夫々その上、下端を連結した、互いに横方向に離間
して上下に延びる直径約８ｍｍのシート補強ロープであ
る。
示し、１は例えば、内径６００ｍｍの筒状のフロートカ
バー、２はこのカバー１内に挿入された、例えば長さ１
ｍの複数の筒状フロート、３は上記フロートカバー１の
下部にその上辺を連結具４によって連結した例えば、長
さ１．５ｍの網シート、５はこのシート３の下辺に連結
具６によって連結したチェーン等の例えば、１０Ｋｇ／
ｍの重錘、７及び８は上記シート３の上辺及び下辺に沿
って夫々延び、上記連結具４及び６に夫々取り付けられ
たシート補強ロープ、９は上記シート補強ロープ７及び
８に夫々その上、下端を連結した、互いに横方向に離間
して上下に延びる直径約８ｍｍのシート補強ロープであ
る。
【００１３】本発明の他の実施例においては、上記シー
ト３として例えば、１辺が４５ｍｍの菱目（菱目目合い
９０ｍｍ）をなす、テトロン２１０デニールの糸を１８
０本（約４ｍｍ相当）ラッセル網（鎖状網）したものを
用いて成る第１のオイルフェンスを外側とし、１辺が１
５ｍｍの菱目（菱目目合３０ｍｍ）をなし、テトロン２
１０デニールの糸を６０本（約２ｍｍ相当）ラッセル網
したものを用いて成る第２のオイルフェンスを内側とし
た２重のオイルフェンスを用いる。
ト３として例えば、１辺が４５ｍｍの菱目（菱目目合い
９０ｍｍ）をなす、テトロン２１０デニールの糸を１８
０本（約４ｍｍ相当）ラッセル網（鎖状網）したものを
用いて成る第１のオイルフェンスを外側とし、１辺が１
５ｍｍの菱目（菱目目合３０ｍｍ）をなし、テトロン２
１０デニールの糸を６０本（約２ｍｍ相当）ラッセル網
したものを用いて成る第２のオイルフェンスを内側とし
た２重のオイルフェンスを用いる。
【００１４】図３は本発明のオイルフェンスの係留状態
を示し、１０は補助ブイ、１１はこの補助ブイ１１とカ
バー１間を連結するワイヤーロープ、１２はアンカーブ
ロック、１３はその位置確認用玉ブイ、１４及び１５は
夫々上記アンカーブロック１２と玉ブイ１３及び補助ブ
イ１０間を連結するアンカーワイヤーである。
を示し、１０は補助ブイ、１１はこの補助ブイ１１とカ
バー１間を連結するワイヤーロープ、１２はアンカーブ
ロック、１３はその位置確認用玉ブイ、１４及び１５は
夫々上記アンカーブロック１２と玉ブイ１３及び補助ブ
イ１０間を連結するアンカーワイヤーである。
【００１５】
【発明の効果】本発明のオイルフェンスは上記のような
構成であるから、油塊以外の海水はシート３を通して流
れることができ、シートの揺れが少なくまた、耐波浪性
が良好となる。従って、シート３を外海に面した領域で
使用しても破損することがなく、また、フェンスを２重
に用いたものでは、取水口等への油塊の流入を完全且つ
確実に防止することができる等大きな利益がある。
構成であるから、油塊以外の海水はシート３を通して流
れることができ、シートの揺れが少なくまた、耐波浪性
が良好となる。従って、シート３を外海に面した領域で
使用しても破損することがなく、また、フェンスを２重
に用いたものでは、取水口等への油塊の流入を完全且つ
確実に防止することができる等大きな利益がある。
【図１】本発明のオイルフェンスの正面図である。
【図２】本発明のオイルフェンスの縦断側面図である。
【図３】本発明のオイルフェンスの係留状態説明図であ
る。
る。
１ フロートカバー ２ 筒状フロート ３ シート ４ 連結具 ５ 重錘 ６ 連結具 ７ 補強ロープ ８ 補強ロープ ９ シート補強ロープ １０ 補助ブイ １１ ワイヤーロープ １２ アンカーブロック １３ 位置確認用玉ブイ １４ アンカーワイヤー １５ アンカーワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 利之 富山県富山市牛島町15−１ 北陸電力株式 会社内 (72)発明者 前 三次 富山県富山市牛島町15−１ 北陸電力株式 会社内 (72)発明者 神崎 稔 新潟県新潟市東大通２丁目５−１ 五洋建 設株式会社北陸支店内 (72)発明者 高崎 守 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町１番地 株式 会社ブリヂストン内
Claims (4)
- 【請求項１】 フロートと、このフロートから垂下せし
めた網シートとより成ることを特徴とするオイルフェン
ス。 - 【請求項２】 フロートと、このフロートから垂下せし
めた網シートとより成る第１のフェンスと、 フロートと、このフロートから垂下せしめた、上記第１
のフェンスの網シートより目が細かく、細い糸より成る
網シートとより成る第２のフェンスとを所望間隔で配置
して成ることを特徴とするオイルフェンス。 - 【請求項３】 上記網シートが、補強部材によって補強
されていることを特徴とする請求項１または２記載のオ
イルフェンス。 - 【請求項４】 上記網シートの下部に重錘が取り付けら
れていることを特徴とする請求項１、２または３記載の
オイルフェンス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9215451A JPH1143925A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | オイルフェンス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9215451A JPH1143925A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | オイルフェンス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143925A true JPH1143925A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16672593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9215451A Pending JPH1143925A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | オイルフェンス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143925A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030062523A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 주식회사 흥일산업 | 오탁방지막과 부유체의 결합구조 |
| US6854927B2 (en) | 2002-12-20 | 2005-02-15 | Kunio Miyazaki | Containment boom |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP9215451A patent/JPH1143925A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030062523A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 주식회사 흥일산업 | 오탁방지막과 부유체의 결합구조 |
| US6854927B2 (en) | 2002-12-20 | 2005-02-15 | Kunio Miyazaki | Containment boom |
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