JPH0953222A - 汚濁防止装置 - Google Patents

汚濁防止装置

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JPH0953222A
JPH0953222A JP20488095A JP20488095A JPH0953222A JP H0953222 A JPH0953222 A JP H0953222A JP 20488095 A JP20488095 A JP 20488095A JP 20488095 A JP20488095 A JP 20488095A JP H0953222 A JPH0953222 A JP H0953222A
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JP
Japan
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pollution
pollution prevention
float
prevention film
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP20488095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Nagaya
和則 長屋
Hirobumi Kawamoto
博文 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGAO TEC KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
Original Assignee
NAGAO TEC KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Publication date
Application filed by NAGAO TEC KK, Taiyo Kogyo Co Ltd, Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp filed Critical NAGAO TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潮流が速い海域においても汚濁防止膜による
汚濁低減効果が充分に期待できるようにする。 【解決手段】 水面に浮上するフロート10にテンショ
ンベルト14を介して単体としての各汚濁防止膜体1
1,11…を連結し、そして、上下左右の隣接の各汚濁
防止膜体11,11…を補強ベルト15,15…にて連
結して汚濁防止膜Mを構成する。又、該汚濁防止膜Mの
中間部には中間フロート16が取付けられ、下端部には
チェーン17が取付けられている。更に又、前記汚濁防
止膜体11,11…は通水性フィルター12,12…を
袋状のネット13,13…に夫々収納されて構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚濁防止装置に
関するものであり、特に、干満差が大きく、潮流が速い
海域において施工される埋立・浚渫工事現場等に設置せ
られる汚濁防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種汚濁防止装置を図4及び図5
に従って説明する。図に於て、1はフロートであり、該
フロート1にポリエステル織布から成るカーテン2を吊
架し、その下端部にチェーン3を取付け、更に、該カー
テン2の略中心部に中間フロート4を取付けて成るもの
である。
【0003】而して、該中間フロート4は干潮時に水位
が下降したとき、低水位の水面上に浮上する該中間フロ
ート4と下部のチェーン3間のカーテン2を可及的に垂
直状に維持せしめて、該カーテン2の下部が海底地盤と
摺擦しないように取付けられたものであり、更に、チェ
ーン3はカーテン2が潮流によってふかれることを軽減
するために取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、干満差
が大きく、潮流が速い海域に設置した場合は、ポリエス
テル織布から成るカーテンの通水性の限界等によって使
用限界流速0.5m/s程度であるのに対して、前記海
域は、この使用限界流速より遙かに大きい流速となるた
め、従来例の汚濁防止装置はこのように大なる流速の海
域においては殆ど汚濁低減効果は期待できなくなる。
【0005】そこで、潮流が速い海域においても汚濁低
減効果が期待できる汚濁防止装置を得るために解決せら
るべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課
題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案せられたものであり、水面に浮上す
るフロートに汚濁防止膜が吊設され、且つ、該汚濁防止
膜の下端部には重錘が取付けられ、中間部には小形の中
間フロートが取付けられて成る汚濁防止装置に於て、上
記汚濁防止膜は、所定サイズの合成樹脂製の通水性フィ
ルターを袋状に形成された合成樹脂製ネットに収容して
汚濁防止膜体を形成し、更に、最上段の該汚濁防止膜体
は前記フロートに合成樹脂から成るテンションベルトに
て連結すると共に、隣接の各汚濁防止膜体は合成樹脂か
ら成る補強ベルトにて連結して成る汚濁防止装置を提供
するものである。
【0007】
【作用】この発明は干満差が大であって潮流が速い海域
に設置されても、単体としての各汚濁防止膜体は必要量
の通水性を有するため潮流の一部は該汚濁防止膜体を通
過する。従って、該汚濁防止膜体は潮流の流速による負
荷が低減され、且つ、下部の重錘との相乗作用によって
汚濁防止膜のふかれを防止し、汚濁粒子の早期沈降を促
進させて汚濁の低減を図っている。
【0008】又、汚濁防止膜を構成する各単体としての
汚濁防止膜体は補強ベルトにて連結しているため、該補
強ベルトの部分が潮流に順応して任意に折曲し、依っ
て、該汚濁防止膜は水位変動に追随し易くなり、更に、
潮流の流速の負荷はテンションベルト及び補強ベルトに
て吸収して通水性フィルターには該負荷は直接には及ば
ない。又、干潮時に低水位となっても、中間フロートが
上部フロートと共に、該低水位の水面上に浮上し、該中
間フロートと下部の重錘間の汚濁防止膜体は略垂直状に
維持され、且つ、汚濁防止膜体の下方部が海底地盤と摺
擦することが抑制されるので、底泥のまき上げや、該汚
濁防止膜体の破損が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図1乃至図3に従って詳述する。図に於て、10はフロ
ートである。該フロートは発泡スチロール等から成る浮
体をポリエステル織布ターボリン等から成る外被にて被
覆して構成される。而して、該フロート10は略600
mmφのものが用いられ、干満差の激しい高水位H及び低
水位Lの何れの水面にても浮上するものとする。
【0010】又、11は汚濁防止膜体である。該汚濁防
止膜体11は、ポリオレフィン系の合成樹脂から成る通
水性フィルター12を袋状のネット13内に組み入れて
成る。而して、該ネット13は合成樹脂製であって目合
が40〜50mmのものが用いられる。更に、前記フロー
ト10に連結せらる最上段の汚濁防止膜体11,11…
はテンションベルト14によって連結され、そして、上
下左右の隣接の各汚濁防止膜体11,11…は夫々補強
ベルト15,15…にて連結されている。而して、該テ
ンションベルト14及び補強ベルト15はポリエステル
等から形成される。更に、該汚濁防止膜体11の深さ方
向の長さは略1mに形成されており、従って、前記横方
向の補強ベルト15,15…も1m深さ毎に取付けられ
て上下の各汚濁防止膜体11,11…を仕切って汚濁防
止膜Mが構成される。斯くして、干満によって水位変動
が行われるとき、流速の大なる潮流による負荷を該補強
ベルト15,15…が前記テンションベルト14と共に
随時吸収し、且つ、任意に折曲できるので、該汚濁防止
膜Mが前記水位変動に追随し易くなる。
【0011】又、干潮時における汚濁防止膜体11,1
1…と海底の地盤Gとの摺擦による底泥のまき上げや、
該汚濁防止膜体11,11…の破損を可及的に防止する
ために従来例と同様に中間フロート16が取付けられて
いる。而して、該中間フロート16は略100mmφが適
当である。
【0012】又、最下段の汚濁防止膜体11,11…の
下端部には汚濁防止膜体11,11…のふかれ防止用の
チェーン17が取付けられている。而して、該チェーン
17の重量は、該汚濁防止膜Mの通水性を考慮して従来
例のものより軽く形成され、略20kg/mとするを可と
する。然るときは、図2に示す如く、上部のフロート1
0が高水位Hに浮上して該汚濁防止膜Mが下部のチェー
ン17の重量によって略垂直状態に垂設されるとき、該
中間フロート16の浮力によって該垂直状態の維持が阻
害されることはない。更に、図3に示す如く、干潮時に
於て水面が低水位Lに変位したとき、該汚濁防止膜Mは
深さ方向の補強ベルト15,15…の部位から任意に折
れて上部のフロート10と共に中間フロート16も低水
位Lの水面に浮上することになり、依って、該中間フロ
ート16と下部のチェーン17との間の汚濁防止膜体1
1,11…が垂直状態を維持して、下方部に位置する該
汚濁防止膜体11,11…が海底の地盤Gと摺擦するよ
うな現象が少なくなり、依って、底泥のまき上げや、該
汚濁防止膜体11,11…の破損が防止できる。
【0013】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該
改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態にて詳述せる
如き装置に係るから、本発明の装置を干満差が大であっ
て潮流が速い海域にて施工される埋立・浚渫工事現場等
に設置しても、従来のポリエステル織布から成るカーテ
ンに比し、通水性が遙かに大であるため、該潮流の一部
は適正に汚濁防止膜を通過するので、該汚濁防止膜は該
潮流の流速による負荷が低減され、且つ、下部の重錘と
の相乗作用によって汚濁防止膜のふかれを防止し、汚濁
粒子の早期沈降を促進して汚濁の低減を図っている。
又、汚濁防止膜は単体としての汚濁防止膜体を補強ベル
トによって連結しているため、干潮時に低水位となった
とき、中間フロートが上部のフロートと共に該低水位の
水面上に浮上し、該中間フロートと下部の重錘間の汚濁
防止膜体が略垂直状に維持されて、下方部の汚濁防止膜
体の海底地盤との摺擦現象が抑制され、依って、底泥の
まき上げや、該汚濁防止膜体の破損が可及的に防止され
ることは当然であるが、このとき、該低水位に浮上して
いる双方のフロート間の汚濁防止膜体は前記上下の連結
部の補強ベルトが任意に折曲するので、干満による水位
変動に追随し易くなり、該汚濁防止膜体の設置により汚
濁の低減が最も効果的に発揮せられることになる。
【0015】更に又、汚濁防止膜を構成する単体として
の汚濁防止膜体は通水性フィルターが袋状のネットにて
収納されているので、該通水性フィルターは該ネットに
よって保護され、且つ、該汚濁防止膜体の製作も極めて
容易である。
【0016】又、上部のフロートとの連結部であるテン
ションベルト及び汚濁防止膜体相互の連結部である補強
ベルトは該汚濁防止膜に負荷される外力を吸収して、該
通水性フィルターには該負荷が直接的及ばないようにし
たため、通水性フィルターの寿命が一層向上して長期に
亘って汚濁防止効果を発揮することができるようになる
等、正に、諸種の著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、汚濁防止膜の一
部切欠正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】潮位が低水位になったときの汚濁防止膜の張設
状態を示す解説側面図。
【図4】従来例の解説側面図。
【図5】潮位が低水位になったときの従来例の張設状態
を示す解説側面図。
【符号の説明】
10 フロート 11 汚濁防止膜体 12 通水性フィルター 13 ネット 14 テンションベルト 15 補強ベルト 16 中間フロート 17 チェーン M 汚濁防止膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 博文 東京都目黒区東山3丁目22番1号 太陽工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面に浮上するフロートに汚濁防止膜が
    吊設され、且つ、該汚濁防止膜の下端部には重錘が取付
    けられ、中間部には小形の中間フロートが取付けられて
    成る汚濁防止装置に於て、上記汚濁防止膜は、所定サイ
    ズの合成樹脂製の通水性フィルターを袋状に形成された
    合成樹脂製ネットに収容して汚濁防止膜体を形成し、更
    に、最上段の該汚濁防止膜体は前記フロートに合成樹脂
    から成るテンションベルトにて連結すると共に、隣接の
    各汚濁防止膜体は合成樹脂から成る補強ベルトにて連結
    して成ることを特徴とする汚濁防止装置。
JP20488095A 1995-08-10 1995-08-10 汚濁防止装置 Pending JPH0953222A (ja)

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JP20488095A JPH0953222A (ja) 1995-08-10 1995-08-10 汚濁防止装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005351073A (ja) * 2005-05-26 2005-12-22 Toyo Constr Co Ltd 汚濁防止膜装置
JP2010001724A (ja) * 2008-05-19 2010-01-07 Kajima Corp 汚濁拡散防止装置
KR101309589B1 (ko) * 2013-05-06 2013-09-17 (주)에코원 식물식재가 가능한 일체형 오탁 및 녹조방지 장치
CN104652381A (zh) * 2014-10-27 2015-05-27 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 一种在静水中实施消浪拦污过滤的方法
CN105369788A (zh) * 2015-11-17 2016-03-02 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 一种漂浮式双层柔性网状拦污消浪生态栅装置
KR101648476B1 (ko) * 2016-03-28 2016-08-16 박병대 조류수거펜스

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CN105369788B (zh) * 2015-11-17 2017-11-07 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 一种漂浮式双层柔性网状拦污消浪生态栅装置
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